126 生贄と救済の果てに〜雨尽きぬ廃村・ノア〜
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[ヤニクの胸に、腹に、手足に。無数に存在する傷跡。 その全てを治療することは難しいため、太い血管の傍の傷を選んでは、魔法のヴェールを巻いていく。 右の手首は特に酷いように見えたので、そこは特に丁寧に。
外とはいえ雨の降る世界は薄暗い。 魔法の放つ仄かな青は目立つだろうか。 早く。早く終わらせなければ…]
(52) 2013/06/15(Sat) 22時頃
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[ヤニクの意識がはっきりしていたなら、何か言葉を交わしただろうか。 そうこうしているうちに、コリーンが駆け寄ってくる足音が聞こえ>>46、 一瞬魔物の追撃かと身構えたが、その姿を認めればほっと息をついた。]
よかった、コリーンさん… ご無事だったのですね…!
[魔物の群れに飛び込んでいったコリーンに再び出会えたことに安堵したものの。 こうなると心配なのは、一人になったツェツィーリヤの身]**
(53) 2013/06/15(Sat) 22時頃
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風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2013/06/15(Sat) 22時頃
店番 ソフィアは、メモを貼った。
2013/06/15(Sat) 22時頃
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―廃村の入口で―
[もぞもぞと動く猫を収めた革袋>>41を胸に抱き、知らず知らずの内に、もう片手は焦げ付いた白狼の毛皮へと動いて行く。 ヴェスパタインからの通信は、無言>>28。 こんなことは、これまでなかった。
何かが起こったのだろう。感じるは強い胸騒ぎ。 ヴェスパタインの身に何かがあったのだとすれば、彼のもとへと向かったイアンも同様に……。
少なくとも魔力は回復できた。 ならばためらわず使うべきかと、毛皮に触れた手に力を込めた]
(54) 2013/06/15(Sat) 22時半頃
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[青い光。煙る雨の向こう。 やがてはっきりとしてきた二人の姿>>53に。]
ソフィアさんと、ヤニクか。 ツェリさ……。や、ツェツィーリヤさんは? 二人だけ?
[そう言いながら辺りを見回すけれど、その姿はなく。 安堵の息と共に紡がれた言葉に、少し目を丸くして。]
……ご無事、って。
[小さく苦笑をする。 自分が『対象』だったら、大変危険な状況だけと思うけど、とは内心で。*]
(55) 2013/06/15(Sat) 22時半頃
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ヴェラは、しかし、未だ毛皮を振りほどくには躊躇いが残っていることだろう。
2013/06/15(Sat) 22時半頃
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[焔に慌てたヴェラ>>18が人型に戻り、 消火に当たっているのを横目で見ながら]
あ、悪い。 避けれると思ってた。
[短い謝罪を加えてもう一度焔樹の根を放つ。 焼け落ちていく魔物達を冷静に見ながら、 ヴェラの言い分>>21には目を瞬かせるだけだった]
大勢いるし大丈夫じゃね?
[廃屋に残った者達の安否を尋ねられても 心配する様子は見せずに淡々と返すだけだった]
(56) 2013/06/15(Sat) 23時頃
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[彼女がその小屋へと向かったのは、偶然か必然か。
何者かの手引きによって集められたと知れば その可能性を考えたかもしれないが。 少なくとも私には 魔物の動きに不自然と感じることはなかった。 だからこそ、彼女も其方へと向かったのだろう。
彼女は目を閉じている為に、声を伝えることなく 消えたそれ>>28に気付くことはない。]
(57) 2013/06/15(Sat) 23時頃
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[彼女が今、集中しているのは魔物の音だ。 対して、人――魔法使いの出す物音は 常人と変わらない範囲でしか聞こえていない。
彼女の耳に、崩れた小屋の中の、魔物の音が届く。 音の聞こえる状況から、それが建物の中に居ると知れば 彼女は自然と其方へと向かった。
物陰に隠れ、様子を伺っているイアン>>50には まだ気付いていない。]
(58) 2013/06/15(Sat) 23時頃
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[ある程度片付き始めると、俺も回復の為に魔物達を 右手に取り込み始める。 少しずつ積み重ねた黒の色は今更変わり様もない程だった]
そうだな。 俺もこんなに色んな魔物を一度に見たのは初めてだな。
[呼び寄せたのも初めてだが、とは口にするつもりも無いが。 シニタクナイ、イキタイと言う本能を利用して 呼び寄せたのだからこれだけ集まれば上等だ]
餌、でもあったのかもな。 美味そうな餌。 俺達の事かもな。
[死に掛けの魔物を袋に詰める様子を横目に見ながら 答えとしては簡潔だがある意味事実を混ぜて答える]
(59) 2013/06/15(Sat) 23時頃
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…ヴェスパタイン…?
[無言の灯>>28は僅かに揺れて消え果てる。 ああ、終わったのかと一瞬目を閉じた]
(60) 2013/06/15(Sat) 23時頃
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ちゃんと喰えたようだな。
[途切れた灯が瞼の裏に揺れた。 何かの生きる全てになったのなら、良かった。
それが魔物に堕ちた者の命を永らえさせる事になっても。
何も残せず消えてしまうよりマシだと。 雨の中、潰えた魔物を取り込みながら呟いた]
(*5) 2013/06/15(Sat) 23時頃
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―…。
[物陰でじっと息を詰める。 >>58ツェツィーリヤは自分には気付いていなさそうで、建物の方に向かって行く。
屋内の木の魔物はまだ生きているが、それは毒餅ではあるものの、本能によって動く低級の弱いもの。 すぐにヴェスパタインを襲ったのはこの魔物でないと知れるだろうが。]
(61) 2013/06/15(Sat) 23時頃
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うん、まぁ。 なんだけど、ツェツィーリヤさんが一人で小屋に来てる。 俺は外の物陰にいるけど、どうしようかな。
[聞こえてきた声には応答を。 自分の右手を宥めるように撫でながら、手短に今置かれている状況を伝えた。]
一人でいる内に何とかしておいた方が良いよな、やっぱり。
あ、ホレーショーさんはそっち平気?
(*6) 2013/06/15(Sat) 23時頃
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―廃村の入口で―
[廃屋の者達への懸念は、ホレーショーの言葉>>56により払拭されていた。 確かに。あれだけの人数が揃っていれば問題なかろうと言葉のままに受け止めて。 たとえ庇護すべき相手がいたとしても、カバーをすることはできるだろう、と。 思えばホレーショーが群から離れ、ここに来た理由も、そうであるとすれば納得できる。 もっとも、「避けはしたが、燃えもしたぞ」とぶーたれるくらいはしただろうが。 『謎の魔物』の懸念はあれど、今は目の前の大群に気を取られたまま]
餌……か。なるほど。ある意味私たちと変わらんな。 要請のためとはいえ、結果的にはそれを『喰う』ためにここにいる。
[問いかけに対する疑問は解消されなかったが、ホレーショーの答え>>59に皮肉なことだと口端を緩めた。 彼も感じたことだろう。ヴェスパタインからの無言の通信を受け>>41>>60、毛皮に触れた手に力を込めた>>54]
(62) 2013/06/15(Sat) 23時頃
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感じたか? あいつ(ヴェスパタイン)からの通信。
[彼の瞑目には気づかない。ただ、ヴェスパタインの身に何かが起こった、その胸騒ぎがヴェラを動かす]
あいつとは長い付き合いだが、無言の託とは初めてだ。 今日はなにかと、初めて続きだが。 ……何か、あったのかもしれん。私はヤツの様子を探ってこようと思うが。 お前も、一緒に来るか?
[「私は何かと鼻が効く。多分、見つけることはできるだろう」と繋げて、ホレーショーにちらりと視線を投げる]
(63) 2013/06/15(Sat) 23時頃
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ツェツィーリヤか…あいつは耳が聡い。 加えて遠距離の供物持ちだ。
距離が離れれば結構危ないかもな。
他の魔物で消耗させて、回復する前に襲うのが一番的確だろうな。
[目を閉じ戦うツェツィーリヤの事を思い出す。 共に闘うならまぁ信頼していい腕だ。 その分敵にすると近寄れなくなる分面倒臭い]
疑われない自信があるなら好きにしろ。
俺はヴェラが一緒にヴェスパタインの元に行くかとか 言ってるから下手するとかち合うぞ。
(*7) 2013/06/15(Sat) 23時半頃
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[屋内に入り、彼女は何も言わずに その魔物化した魔物を、矢尻で射る。 それが毒を持っている>>61かどうかは、 目を閉じている彼女には分からない。
やがて、魔物が動かなくなり、彼女は目を開いた。]
……どなたでしょうか?
[倒れた人物に、彼女は感情のない言葉を落とす。 彼女の狭い視界では、それが誰なのか 直ぐには分からなかったが。
廃村――既に住人のいない村。 恐らく、要請された魔法使いの誰かだろうと 彼女はその顔を確認する為に近付く。]
(64) 2013/06/15(Sat) 23時半頃
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[腹に穴が空き、既に息絶えたヴェスパタインの様子。 その遺体の状況に彼女は表情も変えずに手を伸ばした。
ヴェスパタインの遺体は、引き裂かれている。 彼女が先程倒した魔物の攻撃とも思えない。]
他の方に、報告が必要でしょうか。 何か見た方がいらっしゃるかもしれませんが。
[近くに他の魔法使いがいないかと、耳を澄ませる。
常ならば、様子を伺う者がいても、その呼吸音ですら 彼女には聞こえるが。 雨音に紛れ、物音がしなければ分からないだろう。]
(65) 2013/06/15(Sat) 23時半頃
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一応、中に一匹いるけど。 それじゃ足りないか。
[毒持ちの木の魔物一匹では、彼女を疲弊させる事は出来ない。 それ程の腕のものなら、一人で出歩いたりはしないだろう。]
……。 ヴェラさんが?
[もう一人の片腕の名前を聞けば、僅かに惑いが生じた。 自分を信頼してくれる、彼の顔が脳裏に浮かぶ。 ヴェスパタインの身を案じての行動だろう。]
―そう。
[刹那、木の魔物の気配が絶える。]
あぁ、やられた。
(*8) 2013/06/15(Sat) 23時半頃
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燃えたけど消えたからいいんじゃねえか?
[ヴェラの愚痴>>62には結果論でさらりと流す。 魔物の襲来に付いては『このタイミング』なのかと言う 問い掛けが無かった為、敢えて口にはしなかった。 魔物の討伐に気が向いているうちに なし崩しにしてしまう気満々で、 少し呆れたような溜息を漏らすだけだったが]
……ああ。
[瞼の裏に陽炎の様に灯が浮かんで消えた。 まるで彼の運命を示す様に]
……何かの暗号つうか通信だろうな。 忙しくて休んでる暇無いんだけど。 ほんと働かせるな、あの隊長は。
[ヴェスパタインの身を案じるヴェラの言葉に 返すのは常と変わらぬ淡々としたもの]
(66) 2013/06/15(Sat) 23時半頃
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ああ、そうか。お前は少なからず縁があるんだったな。
[少なくとも俺よりは知っている男。 特にヴェラは何故か知らないが群れる事を好み、 一度でも共に行動した相手には 少なからず想い入れるように見えた]
変わった魔法使いだ。
[いつかの酒場でも同じ様な言葉を漏らした気がする。 それをもう一度呟いて、ヴェラの後を付いて行く]
(67) 2013/06/15(Sat) 23時半頃
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…一旦、逃げようかな。 まだ見つかってないみたいだし。
[ヴェラに知られるのは、やはり躊躇われる。 胸ポケットの死神の指先が収まった場所を撫でて。]
もし見つかったら―…戦うまでだけど。
[衝動を抑えるのは、そう易くはない。]
(*9) 2013/06/15(Sat) 23時半頃
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……どいつもこいつも…変わった連中だ。
[ヴェラの名に、僅かに答えが遅れた様な気がした。 それが何か躊躇いの様にも感じられるのは、 極力人を避け続けた経験から。
無神経に避けて来たわけではない。
相手が二度と組みたくないと思う様な行動を 同行者を観察しながら意図的にしてきた事の方が多い。
だからこそ、言葉選びや声色で何となく判る気がしていた]
逃げたいなら早く逃げろ。
[助ける事は出来ないから、と言い掛けて]
助けるつもりは無いからな。
[言い直した]
(*10) 2013/06/15(Sat) 23時半頃
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[>>64木の魔物の気配が絶える。 ―あぁ、やられた、と無感動に思うのみ。 あれ一匹で彼女をどうこう出来るとは思っていなかったが。 中に入ったツェツィーリヤは、ヴェスパタインの死に顔を見ただろうか。
仲間の声でどうやら一対一での状況にはならなさそうだと知れば。]
―…。
[ぱしゃり、水飛沫を立てて、戦場とは反対側…村の奥へ向かって走り出す。 それは撤退か、それとも一対一に持ち込もうとおびき寄せる為のものか。]
(68) 2013/06/15(Sat) 23時半頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2013/06/16(Sun) 00時頃
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同感だ。まぁ、普段と対して変わらんのだが。
[ヴェスパタインに対する評価>>66にはそう言ってさらりと流す。 「消えはしたが、熱くもあった」と愚痴の愚痴は返したが。 「縁がある」>>67との指摘には、やや、んー、とはなったが、頷いて。 変身を行おうとしたところで……掛けられた言葉に、「あぁ」と思いだす]
あの時と同じ言葉が出てくるなら、それは変わらぬ私のままだ。 おかげで、思い出したぞ。
[そう言って、死にかけの猫がもぞもぞしている革袋を突きつけた]
お前から教えてもらった酒が、この中に入っている。 女(コリーン)も来る予定だ。全てが終わったら、宴るぞ。 楽しむ心づもりでいるがいい。
[そして、毛皮を振りほどく直前に、ついでにとばかりに付け加える]
(69) 2013/06/16(Sun) 00時頃
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もっとも、お前が生きていて……。 まぁ、早々くたばりそうにないヤツだからな。 要するに、『対象』でなければ、の話だが。
[それ以上は語らずに、毛皮を解き放ち狼化して周囲の臭いを探りだす。 何分数が多い魔物に囲まれている中だ。 戦い、戦いの道のりになるとは思うが……少なくともヴェスパタインかイアンの臭いを目指して、四足の歩みを進めて行った]
(70) 2013/06/16(Sun) 00時頃
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そもそも、魔法使いに‘普通の’奴なんているの?
[何となく心中を悟られた気がして、わざと混ぜっ返す。 多分、それもばればれだろうとは思っているが。
ヴェスパタインに続いて、ヴェラとも敵対しなければならないとは分かっていても、その時を少しでも先延ばしにし たい。
せめて、後もう少しだけ、と。 もう戻れないと知りながら、そう願ってしまう。]
はいはーい、逃げますよっと。
[相手が何か言いかけて言い直した言葉には気付かない。]
(*11) 2013/06/16(Sun) 00時頃
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ヴェラは、革袋はちゃんと、狼の体内に収納した。
2013/06/16(Sun) 00時頃
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[水を蹴り、走る足音>>68が彼女に聞こえた。 ヴェスパタインの遺体から手を退け、立ち上がる。 触れていた彼女の手や、ローブの端に ヴェスパタインの血液が付着しているが、 彼女には見えていない。 尤も、黒いローブに付いたところで 傍目には分かり難いのだけれど。]
……おやすみなさいませ。
[魔物を『生贄』にする時と、同じ目で 彼女はその遺体を見下ろした。
瀕死ではなく、既に息絶えたヴェスパタイン。 彼が何者に殺害されたのかではなく 『生贄』になっているのかいないのか それが彼女にとって重要なのだ。]
(71) 2013/06/16(Sun) 00時頃
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―戦線離脱・コリーンとの再会―
[再び出会えたコリーンに声をかけると、瞠目と共に苦笑される>>55。 ソフィアは彼女の表情の真意を掴みかねて、首を傾げる。
…少女は、疑うことを知らなかった。 まさかコリーンが『魔物』かもしれないなどとは、欠片も思わず。 目の前の出来事に――大挙して押し寄せる魔物の群れと怪我人にばかり、気を取られていて。]
ごめんなさい。ツェツィーリヤさんは… 廃屋の傍に、小屋があったの、覚えてますか? あちらに向かっていて。私…その後のことは…
(72) 2013/06/16(Sun) 00時頃
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[少し言い淀んで。 ツェツィーリヤ自身がそちらへ向かっていたのではあるけれど、ソフィアが彼女を置いてここへ来たことは事実だから。 話題に上がった小屋にヴェスパタインがいたことは知らなかったため、一人にしたと思って。]
どうしましょう、少し疲れてたみたいだし、ちょっと心配です…
[たしかコリーンはホレーショーを探して魔物の群れに向かったのではなかったか。 見た所、同行はしていないようだったから、少女は悩む。 どちらを探しに行こう…?]
(73) 2013/06/16(Sun) 00時頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2013/06/16(Sun) 00時頃
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……そう。
[ツェーツィーリヤの事を聞けば>>72、頷く。 どうしよう、と逡巡するのを見れば>>73、小さく首を傾げて。]
どうしようって。 貴女は、どうしたいのよ?
(74) 2013/06/16(Sun) 00時頃
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