84 戀文村
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お? 悪いな、ブローリンじゃなくて。
[珍しいものを見る様な村人に混じって、犬の鳴き声が聞こえた。 いつもブローリンの足元で甘えていた犬。 ブローリンでは無い事に気付いて近寄らない犬に、 おいでおいでと声を掛けたが、犬は彼を探す様に走り去った]
嫌われたねぇ。 それとも血の臭いがしたのか。
[胸ポケットに入ったブローリンからの手紙を思い出し、 自分の手を見つめて苦笑する。 そしてそのまま静かに佇んで。 誰かに話しかけらればそのまま時間まで見張りを続けた**]
(24) 2012/03/30(Fri) 16時半頃
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[帰り道の先。無口な人が手を上げるのが見える。 ゆっくりと距離を詰める。 その僅かな時間で、心を落ち着かせるように。]
お見送りは、出来るの?
[差し出された手帳に連なる文字を見て、頷く。 軍人が行く時、秘密裡ならば、見送りが叶わないかもしれない。
約束を果たそうとするから、視線は今は伏せたまま尋ねた。]
(25) 2012/03/30(Fri) 16時半頃
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[彼女の問いに頷いた>>25。 日が落ちてすぐには出発する事になるだろう。 分隊長には言わなかった―彼も同じ疑念を抱くだろうから―が、 高官ほど徴収されていない。出立の振りをして、安全地域に送られると言う事もなかろう。 それならば、村人の見送りについては何も言うまい]
"日暮れには出る事になる"
(26) 2012/03/30(Fri) 16時半頃
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[伏せた視線の中、彼の服にできた影が頷きを知らせる。 また、手帳に書かれる文字。 そこでやっと、視線を上げた。 相変わらずの身長差に、首が後ろに傾ぐ。]
そう、なの。随分、早いのね……。 うん、でも、お見送りには、行けるのね。
[見送れること自体は良かった。 見送れなかった人もいるから。 見送る時が、ないことが一番いいけれど。
唇の端が僅かに笑って……。 その先の言葉を探すけれど、上手くいかない。 何か欲しいものはない?と、問おうか。 でも、邪魔になってしまうかもしれない。 そんな逡巡は、言葉より、困ったように下がる眉尻が物語る。]
(27) 2012/03/30(Fri) 16時半頃
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[何を言えばいいか悩んでいる様子に、自分よりずっと下にある頭を一つ、撫でる様に叩く。 ペンを走らせて]
"自分や君らが選んだのはその時が来るまで待つ事だ。 他の皆が選んだのは、その時が来る前に発つ事だ。
[一人…望んだか分からない人物が居るが。彼女にそれを告げる必要はない]
どちらも辛く、哀しい今、それを全うして欲しい。 自分は自分を裏切る事は出来ない"
[その紙を渡し、続ける]
"自分を信じてくれた人を裏切る事は出来ない。 自分を呪い死んでいった人を、そしてその遺族を裏切る事は出来ない。"
[そしてまた、手を伸ばし、宙で止める]
(28) 2012/03/30(Fri) 16時半頃
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[手袋を外し、直接、その頬に触れる。 数度撫でて、またペンを取った]
"君はそんな事をする必要はない。 だが、君の選んだ道も辛い。それをどうか全うして欲しい。
自分は結局、留まる事も、逃げる事もできなかったのだから。 だからせめて果たさねばならぬものを信じて、往ってくる"
(29) 2012/03/30(Fri) 16時半頃
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[頭に落ちる感覚。 その動作に傾いだ首が前へと。 その先で、再び走るペン。
ほら、こうやって、女の選択も、また辛いのだと 認めてくれるような言葉をくれる。 だから、泣かないと決めたのに、元から強くはない涙腺が緩む。 それを抑えるかのように、クラリッサは じっと渡された紙と、紡がれる言葉を見続ける。]
……私は、
[何かを紡ごうとして、途中止まる。 布越しではない、温もりを頬に感じたから。 それは束の間、離れた手は、また文字を連ねて……。]
(30) 2012/03/30(Fri) 17時頃
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約束通り、ブローリンさんを待っているわ。 みんなを、待っているわ。 お互いどんな形になったとしても。
貴方を、信じている、から。
[律儀な人の性格を逆手に取る。 軍人としての彼でなく、ブローリンという個人を信じている、と。]
……いってらっしゃい。 お見送りの時にも、いいそうだけど。
[信頼に涙はいらないだろう。 だから、精一杯、微笑んで見せた。]
(31) 2012/03/30(Fri) 17時頃
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[彼女の言葉に頷き、はっきりと微笑んだ。]
―ありがとう
[小さく動かした口の動きは、何を言ったかは分かるまい。 待つ事は辛い。戦場で、銃を構えたまま、ただじっと待つ。 味方が掃射になぎ倒されるのを見ても冷静に待つ。
待つ事は辛い。ましてや、彼女も自分が生きて帰ってくる事など万に一つだと知っていよう。 それなのに待つという彼女に、居たたまれず、愛おしく、そして悲しく、ただ微笑んだ。 手を肩に置いて、銃を担いでいない方、その身体を寄せようと]
(32) 2012/03/30(Fri) 17時頃
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[女は読唇術など心得ていない。 けれど、自分の言葉は、きっと間違っていなかったと 彼の笑みを見て思った。
遠い国で、戀という字は、糸し糸し(いとしいとし)と言う心 と覚えるのだという。 それを知って、じっとその字を見つめた時、 クラリッサは別の解釈をした。 きっと戀というものは、心にあるものを 糸を丁重にこよらないと言葉にできない感情なのだと。 糸を紡ぐのは、思うより繊細で難しい。
実際、今の裡を、女がきちんと言葉にするのは難しい。 だから、肩に置かれる手を感じれば、言葉にするよりは、 そっと身を預けるのが自然なことだった。]
(33) 2012/03/30(Fri) 17時半頃
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[けれど、言葉にしなければ、戀という形を自覚は出来ず。 だからこそ、ブローリンが、文字(形)としてくれた気持ちは、 愛しくて、愛しくて……。]
(34) 2012/03/30(Fri) 17時半頃
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[ほんの少しか、それとも長い間だろうか。 抱き合うとも、寄り添うとも言えない触れ方は、けれど十分に暖かい。 やがてその手を、また彼女の頬にやる。 ゆるりと撫でて、もう一度微笑んだ]
ーありがとう。 そして、すまない。
[口も動かさず、彼女に思う]
(35) 2012/03/30(Fri) 17時半頃
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[互いに温もりが感じられる距離。 それは、近くて遠くて。 その時間は、短くて長くて。
頬を撫でられる感触、受け入れる。 鏡写しのように、微笑んでみせる。 戀と自覚すれば、今は辛いだけならば、 言葉(自覚)はいらない。 後で、自覚を覚えた時、それでも幸せだったと、 思えるこの時を抱きしめる。
――……いつか、再び逢えた時。 そんな想い(幸せ)をくれたのは、 貴方でしたと、その時は言葉で*伝えられるように*]
(36) 2012/03/30(Fri) 18時頃
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[そうして、彼女と別れた後。村の入り口で、兵員輸送のトラックが来るのを待つ。 出て行く者のの見送りにはどれだけの数が来ていただろうか。 おそらくそのほとんどは軍人であったろう。 その中にまばらに見える村人の一人の前に歩み寄って、敬礼する。 普段、無口な自分自身への奇異の視線の中、その人に頷きを返した。 厚い幌のかかったトラックに乗り込み、エンジンが始動する。 その振動は、すぐにタイヤから伝わる地面のものに変わった。 見送りの軍人らが一斉に敬礼する中、一人だけを見て、微笑みを送る]
『この野郎、抜け駆けしやがって』 『口聞けないのにどうやって口説いたんです? 隅に置けないな』
[共に往く皆の囃し立てる言葉に、ほろ苦い笑みを浮かべて、目を閉じた。 今日あった事を、思い返すかのように**]
(37) 2012/03/30(Fri) 19時頃
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ブローリンは、ナタリアに預けた手紙を思い返す。彼女の分は、読んでもらえたろうか。
2012/03/30(Fri) 19時頃
ブローリンは、そして、預けた手紙が、届けられる日が来る事を切に祈る**
2012/03/30(Fri) 19時頃
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Dear Ma'am,
"この村に居た10ヶ月ほど、度々お騒がせして申し訳ない。 あなたは自分の心の拠り所でした。自分の母は病に倒れましたが、 おこがましくも、もしもこうして母に手紙を書くのであれば、 きっと今のような気分だったでしょう。
あなたのお孫が戦争に行ったきり帰って来ない事、 彼にまつわる手紙の、今もあなたに集う手紙の話を聞き、 こうして自分もあなたに手紙をお預けします。
あなたに対しての数々の非礼をお許しください。 あなたの為を思ってこそ、あなたのお孫が帰って来たかの様に 振舞っていた事を、どうかお許しください。 それがあなたを傷つけるだけだと知っての上での愚行を、 あなたは分かっていた上で、自分の我侭に付き合って頂けていたのではないかと、 今は思います。そのあなたの優しさこそが、あなたに母を重ねた理由だったのかもしれません。
最後まで甘える事になってしまいますが、あなたの'子'として、往きます。 どうかお元気で。
(38) 2012/03/30(Fri) 19時頃
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Yours,
Roy M. Brolin "
" P.S. 同封は戦場で撮られた写真です。もしもあなたが是とすれば、受け取って頂きたい。 そうでなければ、預けた手紙と共に保管願いたい。 最後の最後までご迷惑をおかけします。 いままで、ありがとうございました。 "
(39) 2012/03/30(Fri) 19時頃
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―朝―
[昨日はよく眠れなかった。いっそ駐屯地へ行って彼らを告発すべきなのかとも考えたが、やめた。どちらも、大して違いがあるとは思えない。いや、もともとの動機から言えば彼らをあながち責めてばかりも正しくはないのだろう]
・・・おはよう、母さん。
[見るからに憔悴しきった母親を前に、もう2日前のようにとりみだしたりはしなかった]
・・・あのね。わかってると思うけど・・・ エリアスは戦争に行ったの。 ・・・そうだね。私も戻ってくるって信じたいよ。
[薄々理解していたとはいえ、やはり最愛の息子を失った悲しみは耐え難かったろう。自分だって、あれだけ体の弱い弟が、無事に生きているとは思えなかった。この年まで生きてこられたのが、むしろ驚かれるほどだったのだから]
・・・ねえ、母さん。 母さんはさ。エリアスのところに行きたい?
[泣き腫らした目で自分を見つめる母の瞳に映る自分の目は、どんなだったろうか。ダーラやホレーショーと同じようなものだったかもしれない]
(40) 2012/03/30(Fri) 21時半頃
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・・・うそうそ。冗談だよ。 ねえ、母さん。だけど、もうじきこの戦争も終わるよ。 ・・・だけど、もう何人かきっと出て行くんだ。 わかるよ・・・私。
[母親を説き伏せて、ほとんど量のない食事を2人で摂り終わる。そのまま工房へと出た。昨日、自分が出て行ったあとの酒場で何が起こったかまでは、知るはずもなく]
(41) 2012/03/30(Fri) 21時半頃
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―工房―
[作業机の上にはいくつか物が置かれていた。指輪と、手紙と、それからある走り書き程度の紙切れ。]
・・・もしものために置いといたけど。これはもういらないね。
[手紙と指輪だけを残し、紙切れは破り捨てて火にくべてしまった。そうしておいて、少しの間全てを忘れるように、仕事に没頭する。扉がノックされたらきっと出て行って、それがあの無口な軍人だと知ると、一礼する]
(42) 2012/03/30(Fri) 21時半頃
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・・・昨日はすみません。あなたとはもっとゆっくりお話ししたかったのだけれど。 ・・・行くんですよね?行ってらっしゃい。
軍人のあなたは、やっぱりぴしっとした服の方が似合ってます。だけど、次に来る時は。もっと普通の服でいてください。あなたに一番似合う服は、それじゃないと思います。
・・・あの2人を見かけたら、一言伝えておいてくれませんか。 ・・ゆっくりとお話しすることができず、心苦しく思いますって。
[彼との話は短かったかもしれないが、努めて平静を崩さず。努めて。 ・・・再び工房から出てきたのは、もうかなりいい時間だった]
(43) 2012/03/30(Fri) 21時半頃
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[ちらっと酒場に立ち寄ってもみたが、開いているどころか、人の気配もないようだった。クラリッサはまだいただろうか。いたとしても、中にまでは踏み込まなかったのだけど]
・・・・・
[そうして次に辿りつく先は、結局いつものあの場所。
扉を叩き、主の在るやなしやをうかがう事になる]
(44) 2012/03/30(Fri) 21時半頃
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[夕方。村の入り口。見送りの中に女の姿があった。 見送られる中から、一人の軍人が女の前に立つ。 奇異の視線に晒されても、女もまた揺るがなかった。]
……いってらっしゃい。
[穏やかな顔で、約束の言葉を、もう一度。 頷きに、頷きを返す。 無口な人の背が、トラックへと向かう。 瞬きを忘れたかのように、 クラリッサは、ずっとその姿だけ追っていた。 その笑みを刻みつけるように。
やがて、エンジン音が響き、トラックは走り出す。 その姿が肉眼から消えて、その音も聞こえなくなっても 陽が暮れる中、その間何があっても、女はその場に立っていた。]
(45) 2012/03/30(Fri) 21時半頃
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[そして陽が暮れてから、女はやっと詰めていた息を吐く。 眼を瞑れば、瞼裏には、旅立ちの時の笑みが、 影送りのように鮮やかに映る。
涙を見せてはいけない人は旅立った。 今は闇が顔も隠してくれるだろう。
信じていても、信じているからこそ。 胸前で手を組み祈りを捧げながら、 声を殺して泣くのだ。
唇が動く―――…… 、と。
けれど、それはあの無口な人のように、音にはならず。]
(46) 2012/03/30(Fri) 21時半頃
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− 見送りの時 −
[乗り込む兵士達は皆凛として誇らしげに見えた。 それが本心なのか虚勢なのか自分の心根のせいなのか。 旅立つ者達に敬礼を送り、その顔を見つめる中、 ブローリンがほんの僅か、微笑んでいた様に見えた>>37 その笑みを贈られた人物を見つければ、 彼女にそっと近寄り声を掛ける]
(47) 2012/03/30(Fri) 22時頃
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クラリッサ…ブローリンの見送りに来てくれてありがとう。 ……ブローリンの笑顔を…ありがとう。
[ブローリンが愛したこの村で、 何より大切にしたいと思う者だろうと確信して感謝を示す。 余計なものを抱えさせてしまった彼を癒してくれた クラリッサに本心の感謝を述べて]
クラリッサ…あんたは…ここで待ち続けるのか?
[もう、還って来ない。 判っていると思ったが、その言葉だけは飲み込んだ]
(48) 2012/03/30(Fri) 22時頃
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―本屋―
[何時ものように店を開けて 来客があったことは、後ほど語ろう。 ただ、今は]
おや、開いていますよ?
[扉を叩く音に不思議そうにそう声をかけたのだった]
(49) 2012/03/30(Fri) 22時頃
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ああ・・・ごめんね。ここのところ毎日でさ。
[少しばかり申し訳なさそうに、扉をくぐり、いつもの位置に腰かけた]
・・・・・今日はブローリン・・・あの無口な軍人さんが出立するみたい。私もちょっと挨拶したきりだけどね・・・ 他にも随分多く、軍から出て行くらしいよ。
・・・と言っても、ここでいるベネットにはあんまり関係ない話かも。 ・・・・・何か待ってて離れられないみたい・・なんてね。
[ほとんど時の流れを感じさせない、その場所を見上げた]
・・・栞が売れちゃったみたいだし代金も貰いたいんだけどさ。 ・・・昨日飲みそびれちゃって。そっちの方もね。 気分が乗ってるなら一献お願いしたいんだけど。
(50) 2012/03/30(Fri) 22時頃
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[そんな女にかかる声がある。 すんっと鼻を鳴らして、その人を見た。 いつも陽気な軍人は、けれど、その時は真面目に見えて。 随分上の方にある顔を見上げて、問いかけに頷く。]
ええ、私にできることは、そのくらいだから。
[それは、ブローリンだけでなく]
約束したんです。 『おかえりなさい』って迎えること。 互いがどうなっていても、この村で。
[この先、自分が戦場に向かうことがあるかもしれない。 けれど、魂は此処に戻ってくるのだと、 確固たる意志を眸に宿して。]
(51) 2012/03/30(Fri) 22時頃
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いいえ、毎日ご無事が確認出来るのは嬉しいことですよ。
[何時もの椅子は、相変わらず其処に用意されている。 ブローリンの話には、頷きながら口を開いた。 朝方から、青年の一日は何時もと変わりない。 たとえ昔馴染みが静かに狂い旅立って行ったとて 知る術が此処には無いもので]
……ついに軍人が動きましたね。 此方へもブローリンさんが、いらっしゃったんですよ。 本を、引き取って欲しいと。 代金無しで良いのか問うたんですが、持ってゆけないのだと。
[ちら、と視線を向けた先 栞を並べていた机には、置き去りの本が幾冊か]
(52) 2012/03/30(Fri) 22時頃
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―昼間・工房にて [彼女の言葉に首を振って、そして頷く。 服のことを言われ、自らの胸元を見下ろす。 あいまいに頷いて、服の中から、カバーに包まれた本を取り出して差し出す。 一枚のメモと一緒に]
"この本をエリアスに貸してやりたい
[栞が二つ、違うページに挟まった詩集。 彼女が作ってくれたカバー。全て、預けておきたいと]
戦場には、連れて行きたくない"
[ミッシェルは受け取ってくれるだろうか]
(53) 2012/03/30(Fri) 22時頃
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