224 Cнег дьявол〜凍ったケツ村〜
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─凍った時の中─
シメオン。
[さくり、雪を踏む音。 その足跡も、すぐに降り続く雪で見えなくなる。
彼のそばに歩み寄ると、両手に大切に大切に包み込んだ『それ』に、唇を着ける。 疑いと情の合間で見せたアランの涙。その意味はもう、分からない。 彼が粉々に引き裂いた1枚目の用紙には、誰の名前が書かれていたんだろう。
少しだけ歯を立て、味わう。 甘ったるいのに、微かな塩味。これはきっと、アランの涙の味だ。]
(*3) 2015/05/29(Fri) 16時半頃
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……食べて。 おなか、減ってたんでしょ?
[利き手で包んだままの餌を、彼の顔の前に差し出す。 たべて、と唇がもう一度囁いた。]
……わたしね、シメオン。
[彼は受け取ってくれただろうか。 視線を落とすのは、顔を見て話せなかった頃の名残かもしれない。]
(守られるだけのお姫さまなんかになりたいんじゃ、ないの。)
[続かない言葉の代わりに、俯いた頬に一筋だけ、人であった筈の少女の名残が伝って、落ちた。]**
(*4) 2015/05/29(Fri) 16時半頃
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─???・二人目─ [ 空気が凍る。
切り裂くような沈痛な空気が室内を満たした。
思わず周囲を窺った。 吐き捨てる息は凍えていない。 やけに生温く感じて、席を立つ彼女の場所へと足を踏み出した。]
(*5) 2015/05/29(Fri) 18時半頃
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[ アラン。
村の子供達の中でも最年長の彼。 自分を彼のことを兄だと呼んで慕っていたつもりだった。
彼女の指先が男の背中をなぞる。 きめ細かな肌が、繊細な動きで落ちていく。
何を、しているのか。 知らないふりは決してしない。]
ケイ、ト………。
[これ以上汚れ役をする必要などない。
せめて誰かを殺すならこの手で。 既に彼女の大切な叔父の命を奪ったのは他ならぬ自分なのだ。
だから、俺がやらなければ────なんて、そんな理由があれば良かったのに。]
(*6) 2015/05/29(Fri) 18時半頃
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[ アラン兄。
村でも一目置かれる、みんなから慕われるアラン兄。
逃げ帰って来た自分とは異なり、村の外で仕事を持って立派に勤めを果たす姿。
自分が狙われる可能性を顧みずに名乗り出た潔さ。 誰かの名前を綴る時に、涙を流す優しさも、全部。
全部、全部、全部、全部全部全部全部。]
(*7) 2015/05/29(Fri) 18時半頃
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────…嫌いだった。
[ 氷が突き刺さる音。 止めることも庇うこともしなかった。
向けられた視線に、何処か抜け落ちた瞳がそこにあっただろう。]*
(*8) 2015/05/29(Fri) 18時半頃
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─凍った時の中─
[ 名を呼ばれる。
一瞬、遅れて肩を揺らせば包まれた両手に視線を落とした。]
………、……。
[彼女が、唇で食むモノ。 白い歯を覗かせてしゃぶりつく姿に呼吸も浅くなった。
それが、先程から静かに訴えて来る空腹に寄るものなのか、それとも。
分からない。 ただ、引き寄せられるように伸びる手に腕を伸ばす。
そっと白い腕を捕まえれば、わななく唇を一度、引き結んだ。]
(*9) 2015/05/29(Fri) 18時半頃
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( 食べたくなんか、ない。 )
[一度目とは異なり、意識して差し出される魂を口にすることに、今更躊躇するなんて、どれほど馬鹿らしいことだろう。
それでも鼻腔を擽る薫香りに吐く息が湿っぽくなる。]
────、ッ
[耐え切れずに噛み締めた唇が微かに切れる。 そのまま鉄の錆びた味ごと口を開けてかぶりつく。
何滴か落ちる雫の味は酸味混じりのもの。 何処かしっかりとした食感はアランの責任感の強さだろうか。
確かに満たされていく空腹。 一度嬲れば止まらない欲求に確かに喉を鳴らして、鼻頭が痛む。
中途半端な言葉。 その続きを尋ねることはせず。]
(*10) 2015/05/29(Fri) 18時半頃
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[白く細い腕に落ちるのは一体、“何”だっただろう。]**
(*11) 2015/05/29(Fri) 18時半頃
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― 昨夜 -
[処刑が始まった。手をかけるのは別の人間だが、殺したのはわたしも当然だ。わたしが書いた一枚の紙がその人を処刑場へと上がらせた。 恐ろしくて、ガタガタと震えていた。見ていられなくて、ぎゅっと目を瞑った。]
アラン、おにいちゃん…! いや…っ!
[処刑が終わるのを待って恐る恐る目を開いて…、アランが殺されたのを目にした。]
(23) 2015/05/29(Fri) 19時半頃
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[わたしは悲鳴をあげた。兄の様に慕っていた、アラン。 遠く離れたモスクワへ行ってしまったが。帰ってきた彼は昔と変わらず優しくて安堵した。 その兄も…、雪鬼の犠牲となってしまったのだ。]
(24) 2015/05/29(Fri) 19時半頃
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― ??? ―
[普段は気の良い人だったが、叔父は酒を飲むと暴力を振るう人だった。 わたしは仰向けになって床に転がっていた。見えるのは、汚れた天井。部屋の中には酒の独特な匂いが漂っている。痣を作る程に(けれども、他の村人には分からない様に服で隠れる部位に巧妙に。)拳で殴られて力無く倒れていた。叔父は居ない、酒場へと出掛けたのだろう。 わたしはひとり、泣いていた。ぎこちなく、首を回せば。その際に視界に飛び込んできたのは、瓶のガラスに映ったわたしの姿。床に転がる多数の空き瓶にわたしが映っていたの。 瓶のラベルには、白い花。アニスの匂いが鼻孔を擦った。]
(25) 2015/05/29(Fri) 19時半頃
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[ひとりぼっちの淋しさに耐えかねてわたしは、硝子に映る自分の姿を、瓶の中にその子だということに想像して(あまつさえAという名前をつけて)、Aと呼び掛けた。弱々しい呼び掛けにガラスの向こうで子供は微笑んでくれた。 それから、わたしは。痛い、辛い時、Aを呼ぶ事にした。あの子はいつも傍に居てくれたの。]
(26) 2015/05/29(Fri) 19時半頃
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[わたしは、眠ってしまった。そっと、胸に両手を添えて囁きかける。]
大丈夫よ、あなた は、汚れてない… 。私が護ってみせるから。
[護身用に持ち歩いている、ナイフ。雪鬼だろうが、わたしに仇なすものは排除する。 けれど…。アランが殺されたとき、雪鬼の姿はなくって。見えない相手に ナイフは刺せない。例え、人の姿をして現れたとしても抵抗してみせたところで敵いはしないのだろう。わたしは―-…私は、何の力も持っていなかった 。]
(27) 2015/05/29(Fri) 19時半頃
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― 翌朝 -
[わたしは、目を醒さない。 私は起きて食堂へと向った。今日も誰を殺すのか話し合いが始まるのだろうから。
目の前で犯行現場をありありと見せつけられれば、 雪鬼の存在を認めるしかない。
静かに、皆が起き出すのを待っていた。**]
(28) 2015/05/29(Fri) 19時半頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2015/05/29(Fri) 19時半頃
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[投票が読み上げられていく。 雪鬼容疑ってなんだろう。 本気でヨアヒムが雪鬼だと思っているわけではない。 ただ、彼は知らない人だから。 だから殺しやすいだけ――――――。]
…あ、あぁ…僕は。
[肉の焼ける匂い。 耳を突く悲鳴。 こんなもの狂気の沙汰だ。 実際に手を下したのは自分ではないけど、黙って投票してそれを見ているのだから。]
(29) 2015/05/29(Fri) 20時半頃
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[僕も、雪鬼と同じだ。]
(30) 2015/05/29(Fri) 20時半頃
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[呆然と立ち尽くしケツを焼かれて死ぬ男を見つめる。 しかしそれも誰かの叫び声>>3に現実に引き戻された。]
アランさん!! あ…あ、ぼくが…まもらなかった、から。 わかってたのに、アランさんが襲われるかもってわかってたけど。
でも、僕は…ごめ…なさ…一人しか護れない。
[リーを護っていた。 アランが襲われる可能性は勿論考えていて、しかもしれが一番可能性が高い事も分かっていた。 それでもリーを護ったのは、どちらがより親しかったか。 それだけの違い。]
(31) 2015/05/29(Fri) 20時半頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2015/05/29(Fri) 21時半頃
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─昨夜・処刑執行─
[ヴェスパタインによって読み上げられる開票結果。>>0 緊張と恐怖に固く握った拳に汗が滲む。 音になる中にジリヤの名前が上がると、息を飲んで顔を上げた。
先ほどの遣り取りからして、票のひとつはメルヤという少女だろう。 しかし、もう一票は?ヨアヒムの筈がない、だとしたら、村の誰かが────]
「 ヨアヒムさんに5票。 よって、彼を雪鬼容疑にて処す。 」
[出された結果に、思考が分断された。 たった一枚の紙切れが集まって、今から1人の命が奪われる。 唇が切れるほどに噛み締めた。疑わしきは処す。その重みは、自分の手にも確かに掛かっている。]
どうか、してる…みんなも、…私も。
[そうして、己自身もその一端を担ったのだと。たった今から、人の意思が人を殺すのだと、響き渡る処刑者の悲鳴で思い知るのだ。]
(32) 2015/05/29(Fri) 22時半頃
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[だがしかし、続け様に聞こえる、今度の悲鳴はヴェスパタインのもので。>>2 確かにアランの名を呼んだその声に、席を立って数名の男たちが出て行ったドアまで走り寄る。 リーの絶叫が響き渡る。>>3 ドアから飛び出し、見張り役として近くに立つシメオン>>17と、雪の中に倒れ伏したアランを交互に見る。]
せんせい…!……アランさん!? シメオン、何があったの?!どうしてアランさんの…お尻が、凍ってるの……?!
[凍結されたアランのケツに息を飲む。 多数が見ている目の前で起こった事態に、吹雪の中その場にへたり込む。 室内から届く、オスカーの懺悔の言葉を耳が拾い上げるが、あまりの衝撃にケイトの頭は回転を止めてしまっていた。>>31]
(33) 2015/05/29(Fri) 22時半頃
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……どういう事……? どこかに雪鬼が隠れてたの?それともまさか──、
[その場に居たのは、たった今ケツを凍らされ魂を抜き取られたアランと、そのアランに人である事を証明されたリー。そして、自ら政治家を処したヴェスパタインだけだ。]
まさか……せんせいが、なにかした…?
[思わず溢れた疑惑の声に、はっとして口元を覆う。 それは扉の近くにいた者たちには、届いてしまっていたかもしれない。]*
(34) 2015/05/29(Fri) 22時半頃
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読書家 ケイトは、メモを貼った。
2015/05/29(Fri) 22時半頃
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は…せんせ…が?
[ケイトの疑惑の声はしっかりと耳に届いていた。 は、と目を見開いてヴェスパタインを見つめる。 処刑するように誘導したのは彼ではなかったか。 それに賛同したのはほかならぬ自分だけども、でも。]
いや、そんなはず…ない。
[もう誰を信じたらいいのか分からない。 リーは人間だとアランが断定していた、だから彼だけは信用出来る。 でもそれだけだ。]
…そういう疑惑振り撒くの、やめて。 じゃないと僕はケイトを疑ってしまいたくなる。
[誘導して処刑へと仕向けているんじゃないか、なんて。 そんな疑惑が胸の内で渦巻いている**]
(35) 2015/05/29(Fri) 23時頃
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─昨晩・処刑執行─
[どうしても尋ねられても、今目の前で広がる光景しか自分は答えられない。]
俺にも、分からない。 でも………確かに雪鬼はここに……ッ、でも、…そんな……。
[ヨアヒムを本気で雪鬼だと思った訳では無かった。 寧ろ彼の持ち得る狡猾さは人らしいといえば人らしかった。
なのに、彼を選んだ理由は、身内の中に雪鬼がいるかもしれない可能性を知らないふりしたのだ。]
(36) 2015/05/29(Fri) 23時頃
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[確かに潰えていく命達。 死体を運ぶ手伝いに名乗りでる前、都合よく広いあげたオスカーの言葉>>31に双眸を細めたが、沈黙を貫く。
代わりにバランスを崩したドロテアの方へと足を動かしただろう。]
………立てる? ドロテアさん。
[彼女へと腕を伸ばす。 沈痛な様子に今更ながらに人を殺してしまった事実を知る。
そうだ。 ヨアヒム亡き後にこうして、アランが死んだということは。]
(37) 2015/05/29(Fri) 23時頃
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………人が、人を殺した。
[そういうことなのだから。]
(38) 2015/05/29(Fri) 23時頃
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[ドロテアとヴェスパタイン、そしてケイト。 この三人が自分の素知らぬところで何を話したかは離れてしまった自分は知らない。
だが、何か気を病んでいる姿には胸が痛む。]
…ドロテアさん、無理はしないで。 今日はもう休みなよ。
[吹雪はまだ止みそうにない。 自然と扉の方へと視線を向ければ、ケイトとオスカーの姿が見えて]
……明日、改めて話し合おう。 このままアラン兄と…ヨアヒムさんを放っておいても可哀想だろう。
[そう区切れば誰に言われるでもなく、遺体を別の場所へと。]*
(39) 2015/05/29(Fri) 23時頃
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─翌朝・自室→酒場─
[ 昨晩は、あまり寝られなかった。
とりあえず一人で遺体を二人分運ぶのは無理があるから、村の男性陣の協力を要請して移動させたのだったか。
蘇るのは昨晩の光景。
目の前で硬度と共に零度を増していくケツのことを思い出す。]
………アラン、兄。
[村の兄貴分。 彼には憧れめいたものを持っていた。
誰にでも分け隔てなく優しくて思いやりがあって。 そんな彼が目の前であんな無残な姿になってしまうなんて。]
(40) 2015/05/29(Fri) 23時頃
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………っ、
[同い年のリーの手前、態度に出すことは憚れたけれど、握りしめる掌の力を強める。]
………ごめん。
[一言。
小さく呟けばシャツの襟を正して、酒場へと。 先客>>28を見つければ、気まずさに視線を逸らしかけたけれど、]
…おはよう。ジリヤ。
[無理くり口角を上げれば、手短な席に腰掛けて待つ。
雪鬼を見つけ出すために。]
(41) 2015/05/29(Fri) 23時頃
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──宿の一室──
[眠れぬ夜を過ごした。
あの後、どうやって部屋に戻ってきたかは覚えていない。 うとうとと微睡んだかと思えば、ヨアヒムの責めるような顔が浮かび、吐き気と一緒に目を覚ます。 すぐそばにいるのに手の届かないアランの悲鳴が聞こえた気がして、耳を塞いで顔を伏せる。
その、繰り返し。
朝は遠かった。]
(42) 2015/05/29(Fri) 23時頃
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──酒場──
[茶だけを用意し、カウンターそばの椅子に腰掛ける。 わかったことが一つあった。]
守り手は、……いない、のね。 いたなら、アランくんは……
[ああなるはずがない。 メルヤのことが誤解だったとわかったなら、名乗り出たのは彼ひとり。 それでも彼は、ケツを凍らされてしまった。
探すことも、守ることもできない。 ただ手遅れになってから事態を知るだけなど、なんの意味があるのか。
ため息の手の中で、少しずつ茶が温もりを失って行った。]
(43) 2015/05/29(Fri) 23時頃
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