54 CERが降り続く戦場
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―――"そもそも。
アナタ達が妾(ボク)にくれる救いって
なあに?"
[問いながら、女神《ネルギウス》は確かに哂う。]
(202) 2011/06/16(Thu) 02時半頃
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がぁっっ――!!
[身体の骨を軋ませる様に槍真を掴む鉤爪から解き放たれる。 勢い良く、余りにも勢い良く投げつけられた身体は冥府が宮殿の漆黒の大理石を深く打ち砕く]
………く…ぅっ…………
[其の場所は魔界の最深奥にして冥神の住まう宮殿。 今の槍真には、熾気の熾す≪光≫の護りなど初めから掻き消え、まるでその存在すら無かった様に力を放たない。
付近に降り注ぐ隕石の余波に吹き飛ばされる様にして、辛うじてながらも必死に回避に努めようとするか]
(203) 2011/06/16(Thu) 02時半頃
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―――――今のところ、どちらとも言えんな…『レクティオ』。
[それは獣だけに聞こえる声。 先ごろ消え去ったはずの、『夢』の声…。 夢の欠片が世界に残ったこと…そして、片割れがこの世界に残ったこと…それらのせいかは定かではないが、最後に強大な『夢の力』の影響を受けた『友』にだけ見える『夢』の姿。 『彼』の存在を知ることが出来るのは『獣』のみ。 彼の笛を吹く片割れでさえ、その存在を感じ取ることは出来ない]
(204) 2011/06/16(Thu) 02時半頃
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っ!!
[《秩序》を願うそれぞれが決死の思いで力を振るうこの戦場に、更に現れた来訪者>>182>>191 魔力の網は、質量を持たない《腐気》や《死気》をも捕らえ、僅かな波を術者へと伝える]
ああっ、《視》る方はバッチリだ! そんかわし魔法はからっきしだからな、頼むぜHERO!
[すぐ傍へ来たスターイーグルに確りと返事をつつ、獣《ベースティア》に注意を向けた矢先―――槍真の身体が、大理石へと叩きつけられる!]
ソーマ!!
(205) 2011/06/16(Thu) 02時半頃
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な…アイツ私の「音」が聞こえているのか?いくつだ!?
[そう言って、ゴーグルを上げる。 そこには、知っている者は知っている。 《Front》では有名な人物の目があっただろう。]
ネル……くんか?私のファン―いや、それも方便か。
[ギリ、と歯軋り。それを笛の音が聞こえたのは同時だったか。 さらに、忌々しい土を付けてくれた《獣》とソーマの姿が見えたのはその後か。]
(206) 2011/06/16(Thu) 02時半頃
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[居場所を告げる修道女の声>>192がする。 翼のみだけで十分と回避の為に動く気はない。]
―――"妾(わたし)が与えた力で妾が傷つくとでも?
大体、神さえ屠る力を 代償なしにキレイな手で扱えると思っているなら 甘いとしか言いようが無い。
そんなに言うなら今すぐ払って見せて。"
[懇願するロビー>>196に小さく嘆息する。]
(207) 2011/06/16(Thu) 02時半頃
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アルフレッドは、ネルに対する「いくつだ!?」の質問の声が微妙に緊迫感を殺いでいることに気付いていない。
2011/06/16(Thu) 02時半頃
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―――"さあ。忘れた。 冥天邪神(わたし)としてなら1歳にも満たないけれど。"
[いくつだ、という問い>>206に律儀に答え。]
Zero Shift ― 終焉ノ神槍 ―
[キィィイイイイインッ その手に冥冠《サークレット》を輝かせる月光を集め、巨大な槍の形を為させる。]
(208) 2011/06/16(Thu) 02時半頃
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―――"見ればわかるでしょう。"
[死を司る月の力集めた神槍を片手にした冥天邪神は、鳴り出した唄と、現れた獣《ベースティア》に酷く不快な顔をして*告げた。*]
(209) 2011/06/16(Thu) 02時半頃
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童話作家 ネルは、メモを貼った。
2011/06/16(Thu) 02時半頃
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っ……はぁっ………っく……!
[今頃に成って身体が激痛に軋む。 何本か大切な骨がやられて居ても可笑しくない痛みだ。 やっと起き上がる事が出来る様になった時視線の先には]
……ネル……フェリウス……
[輝ける月光をその冥冠《サークレット》に集わせ。 死を司る月の力にて成る神槍を片手にした、冥天邪神の嘗ての名が、小さく槍真の口から漏れる]
(210) 2011/06/16(Thu) 03時頃
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/* 健康するね!お休みなさい!
もう何故か全員集合でぐちゃぐちゃしててなにがなにやら。 誰が落ちればいいんだw ボクは説得されていいのかwww
(*94) 2011/06/16(Thu) 03時頃
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いいよ、はらおうかな。 君を望むものがいることを証明する事で代償とするよ。
ほら、受け取ってこの思いを!!
[紫の水晶に力を注ぎ、その思いをネルへと送った]
(211) 2011/06/16(Thu) 03時頃
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……お前さんも消えてないか…。
[真名を呼ばれ>>204、僅かに声に苛立ちが混じる。
その名を呼ばれた時、確かに一瞬だけ感じたのは絡みつく見えない鎖。 重力も魔力も何の力も感じない。 だがそれは確かに《言霊》として縛る。 それは…獣が確かに《再生》を司る存在である事の証だが、獣には気付かない。 ただの夢見人の残り香の力だと思っていた]
どっちも傾いてないなら…近い場所で見物でもするか…。
[誰も認知する事の出来ない友に、そう答えるのと、ネルギウスの不快に満ちた声>>209が届いたのは同時]
はいはい。 すごいすごい。
[幾万幾億の悪魔がひれ伏す絶対の神威《カリスマ》なぞついぞ感じる素振りもみせず舌を出して、本当に見物に回る**]
(212) 2011/06/16(Thu) 03時頃
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…………っ……
[だが今の槍真は近付く事さえ赦されない。 そう、赦されないのだ。 この様な満身創痍で、余りにもあっさりと決して軽くない疵を負わされる様な者が、今や冥府に君臨する夜の女神の前に立ちはだかる事など]
…………ツェツィ……そっちは、平気……?
[逃げる様にして修道女の傍へ跳び退る。 恐らく今、この中で尤も疵が深いのは槍真だったろう]
(213) 2011/06/16(Thu) 03時頃
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/* 混沌こそ赤の願い(こんな事は願っていない)
おやすみ!! 今度こそパパも寝るんだ。 オスカーとヤニクとアーディアス抱いて(号泣) どうしてこうなった…。
(*95) 2011/06/16(Thu) 03時頃
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―――"その名はキライ。"
[開いた天井の遥か上より堕ちてきた槍真《オスカー》のその姿。 嘗ての名《ネルフェリウス》に対する反応は『ねるるん』と呼ばれた時と違う明確な、拒絶。
殺気に満ちた禍々しい神気はそれだけで傷ついた槍真の身体を苛んだかも知れない。]
(214) 2011/06/16(Thu) 03時頃
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―――"代償は。 自らの犠牲によるものでなくてはならない。 それは―――。"
[ぎょろりと額の瞳と共にロビー>>211を睨む。]
(215) 2011/06/16(Thu) 03時頃
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宝石(それ)はお前のものじゃないだろうっ!
[死の神槍を振るう感情《ココロ》は―――*憎悪。*]
(216) 2011/06/16(Thu) 03時頃
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童話作家 ネルは、メモを貼った。
2011/06/16(Thu) 03時頃
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ひでー傷……あたしゃ大丈夫だよ、傷は受けたがまだ大したこたぁねー。 それよかお前が…!
[傍へとやってきた槍真の傷があまりに酷く、息を詰まらせる。 しかも、今の彼は《光》の力よりも《闇》の方が勝っている状態。果たして己の業でどれほど癒せるものか―――]
Credo in sancta diva,aqueus anima―――!
[それでも、やらないよりきっと良い。 青の光を灯し槍真の傷を少しでも癒さんとする。 しかし、魔力の網を保ったままでの詠唱では、業が終わる頃には精神力をかなり削られているだろう**]
(217) 2011/06/16(Thu) 03時頃
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………ぁ…ぐっ……… ……あはは………我ながら……無様、だな……
[禍々しい、それだけで数多の人間に嘆き《死》を手向ける様な凄絶な神気の神威《カリスマ》が槍真を苛む。 苦痛に苛まれながら、≪光≫の力を封じられ、半ば足手纏いにまで落ち込んでいる自分の無様な様子に自嘲して]
――――っ……!
[その身から堕気が消え去れども、手放せない闇《つみ》があれば癒しの青を拒みかねない。 もしこの場で反光紋《アンティクレスト》が彼女の手を灼けば、後は文字通りに洒落に成らない事態にしか成りえない。
だから、例え一時的に只人と同然な状態になろうとも。 ≪闇≫を、極力まで、極限まで、限界まで、抑え込む
辛うじて槍真がその疵の半分程を癒し、業が終わる頃、槍真の疵と引き換えに、修道女はその精神力の大半を削られてしまっただろう**]
(218) 2011/06/16(Thu) 03時頃
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ホリー! 起きてッ!
[>>194>>197笛の音に乗せて、天狼――、いや、ホリーに語りかける!]
護れなくて、後悔してたじゃない… お兄さんの時もそう 一つ目の世界の時だってそう!
そんな貴女が、また世界を壊そうというの!?
(219) 2011/06/16(Thu) 07時半頃
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今度こそ 一緒に 護ろうよ!!
[涙声になったかもしれない、その声は彼女に届いただろうか? 世界を護る。 初代の天狼と虹羊も、力を合わせて行った事。
*私はまだ、諦めてなんかない!*]
(220) 2011/06/16(Thu) 07時半頃
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柊先輩ッ!!
[隕石を受けきれずに、先輩が傷つく、他にも、他にも。 ツェツィが彼を癒すのに、安心と心配。
もっともっとだ、 防御壁を―― 強く 強く…
*せめて彼女が目覚めるまでは*]
(221) 2011/06/16(Thu) 07時半頃
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アリスは、声と笛の唄に合わせ、辺りに虹色が溢れてゆく……**
2011/06/16(Thu) 07時半頃
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[>>174ヒーローの放つオーロラキャノンはただ見ているだけで、受けようとしていた。 しかし、ネルギウスの手によって防がれるのを見て、楽しそうに笑う。>>201]
ありがと。でも、私の命はこの世界に存在した嘆きの数だけ。 一度や二度殺したとしても、私の命は消えることが無いの。 足りない、全然足りないわ。
[そうして周りの混乱を見ているとやってくる獣達。>>199]
まったく、空気を読みなさいよ。 こんな乱戦にして、私しらけちゃうじゃない。
[そんな軽口を叩いていると聞こえてくる、笛の音色。 ただし、それは彼女の魂には届かない。 それどころか、天の女神は楽しそうに笑うだけで。]
クスクス…それがどうかしたの? それの本当の役割、本当の力を知らないあなたに、ソレを扱えるわけ無いでしょう? なにより……。
(222) 2011/06/16(Thu) 13時半頃
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[今は嘆きを癒す力は封じているもの…と笑みを浮かべて 必死に声を上げるアリスを見て]
バカね、全部あの子の演技に決まっているでしょう? 世界を壊せなくて、残念に思っていた。それがあの子。 別に私はあの子にこの身体を返していいと思っているのよ? あなた…本当にあの子を殺す《助ける》事が出来るの?
[希望しか携えていない彼女に、静かに問いかけた。]
(223) 2011/06/16(Thu) 13時半頃
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私が創世《ハジマリ》の天狼なら、あの子は終焉《サイゴ》の天狼。
[浮かべる笑みはただただ、いつものソレと同じ、慈悲深い笑み。]
世界を破壊する、壊す、誰かを傷つけ、殺す。 これに関しては、むしろあの子のほうが得意。 今、本当に後悔して、世界を護りたい、救いたい、そう思っていても、世界が示す方向性は、きっとあなた達に苦難の選択を選ばせるわ。
[ただ、それでも、彼女達がソレを望むのならば、教えるつもりではある。 より、深い絶望の海へ、絶望を与えるであろう終焉《サイゴ》の天狼へと…。]
(224) 2011/06/16(Thu) 13時半頃
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……………お前の……
[創世《ハジマリ》の天狼の絶望へ誘うその言葉に。 ふらつく身体を支えながら、その言葉を否定する様に睨み据える]
………お前の独り善がりな釈義で……
本当に自分が護るべき物を勝手に捨てて。 世界を諦めて背中を向けた様なお前が……
(225) 2011/06/16(Thu) 17時頃
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知った様な口で ホリーを語るな!!
終焉《サイゴ》の天狼? 心から世界を壊したがっていた?
[そんな絶望を与える為の虚言。 ホリーの持つ『力』を以て彼女の本質を。 その『心』までも決めつける、そんな言葉は絶対に信じない!]
馬鹿馬鹿しいねっ。
本質は『力』で決まる物じゃない! 『心』で決まる物だ!
(226) 2011/06/16(Thu) 17時頃
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だから 今手を取れ! ホリー!
お前は こんな所で 終わらない!!
[大きく踏み出し、"ホリー"へ向けて手を伸ばす。 その腕は、"ホリー"が手を伸ばせば、直ぐに『みんな』で受け止める場所にまで引き寄せる為の物。 この世界を、あの平和を、あの秩序《ルール》を護ろうと願っていた。 『あの子』を受け止める為の物。
諦めるには まだ早すぎる**]
(227) 2011/06/16(Thu) 17時頃
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[―――ザンッ
憎しみ任せ振るった神槍>>216は、総てへの安息《死》与える月の力を発揮しない。 ロビー>>211のその手の中の紫《シノイロ》の宝石を弾き奪う。]
―――"何度言えば理解できる? 『結論』は、もうとっくに出ている。
手遅れだ、って。"
[宝石《シノイロ》を愛しげな仕草で胸に抱く。]
(228) 2011/06/16(Thu) 18時頃
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―――"もう一度だけ聞いてあげる。 アナタ達がくれる救いってなあに?"
[『夜』を押し返すかのごとく、響き渡る唄と溢れ返る虹。 天の女神《ホリー》へと手を差し伸べる様>>220>>227を一瞥して。]
―――"その『救い』は誰の為の救い? どうやって絶対《運命》の嘆きから救う気? "嘆き"の何を知るっていうの?
妾(わたし)は、自分で 総べて《嘆き》の絶対《運命》を終焉(おわ)らせるの。"
[夜の翼を小さく羽ばたくと冥天邪神《ネルギウス》の姿は消え、本来の位置――玉座へと転移する。]
(229) 2011/06/16(Thu) 18時頃
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