24 明日の夜明け
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[ドアの向こうにサイモンはいた。安堵の息とともに、 まだ何かが飛んでこないのを確認し、モップを降ろして。 そうして初めて彼の顔を見て、目を見開いただろう]
……無事、だけど。
[色を失った瞳。視線を逸らせない。手に持つそれにも気付かずに]
(251) 2010/08/09(Mon) 15時半頃
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―― 校舎1F ――
[階段を駆け下りた。 後ろから、時折シャープペンや消しゴムが飛来して。 後頭部めがけてくるそれらが作った傷に、歯噛みする]
……ぅおほっ
[階段を駆け下りた勢いのまま、廊下に飛び出ようとして急ブレーキ。手を引いているメアリーは大丈夫だったろうか]
[ぱさりと前髪が落ちた。ぎりぎり停止が間に合った。 すぐ横の壁に、突き立つ包丁。勢いを示すかのように、びぃいんびぃいいんと揺れている。いつのまにか調理室や技術室の扉が開いていて、1Fは銃弾飛び交う戦場みたいだった]
……、っざ、けっ
[息を呑んで、慌てて目の前の廊下に繋がる防火扉を閉めた]
……どーしろと
[がんごん向こうから叩かれている重い扉を椅子で抑え、呆然と呟いた]
(252) 2010/08/09(Mon) 15時半頃
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[そしてようやく、気付く。赤い月光に煌めくナイフ]
っ、……ほら、行こう。
[じり、と一歩後退する。 必死で刃から意識を逸らすように彼の目だけを見つめて、 何も持っていないだろう片手を掴もうと、手を伸ばした]
(253) 2010/08/09(Mon) 16時頃
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そうですね。
[>>253ホリー先輩が下がる。瞳を見られたからだろうか。
内心、鍵掛けとけよポルターガイストめと悪態をついた。]
先輩、逝きましょうか。
[ナイフを突き立てに早足で近づいた。抵抗しないなら、刺さるだろう。]
(254) 2010/08/09(Mon) 17時半頃
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[松葉杖が扉にヒット。 ガチャ------ン大きな金属音がプールに響いた。 とたん、扉が自由に動くようになり、宙を飛び回っていた道具類は突然動きをとめてその場に落下するだろう]
な…なに? わからないけど、とにかくラッキー! テッド、ズリエル 今の内、早く此処をでよう!
[階段をあがると渡り廊下にでるだろうか、先にあがっていく二人を足を引き摺りながらも追いかけるだろう。]
(255) 2010/08/09(Mon) 19時頃
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小僧 カルヴィンは、[05]の手ごたえを感じていた**
2010/08/09(Mon) 19時頃
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ぐぬぬぬぬ……チクショウ、どんどん重くなっていきやがるッ
[ただでさえ重い扉は、途中からまるでもう一人押す人が増えたかのように圧力を増してきた]
急げカルヴィナ、こりゃあんまりもたねえ……って、おいおい……
[抑えようと全力を込めている、その反対側。まさにカルヴィナがくぐり抜けようというその瞬間に、 向こうから体当たりでもしようと言わんばかりの勢いで駆けてくる少女の姿が、見えた] ソフィア、おま、よせッ馬鹿マジでやめろそれは洒落にならねーからッ!?
[その声を聞いて、他の面々はどう思っただろうか。そして、>>248]
(256) 2010/08/09(Mon) 19時頃
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−理科室→2F廊下−
ホリー先輩!
[理科室を出た2Fの廊下で、椅子に襲われている先輩が目に入って。 フィルと声が重なる形>>237で、その名を呼ぶ。そして]
ひゃっ!
[こちらへ飛んできた椅子に、身を竦めて。 間一髪、隣でフィルがキャッチする]
あ、ありがとう。
[そうして、駆け寄ってきた先輩。触れられた手。>>241 努力して作られた笑みには、満面の笑みで返して]
(257) 2010/08/09(Mon) 19時頃
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勿論です。先輩も絶対逃げ切って下さい。約束。 ……でも、タキシードは先輩が着て下さい。 二人の仮装ツーショットを見て、もう一度笑いますから。
[くすりと笑って、そう言って。 『でも、そうですね。その時はうさ耳の会長も。 ううん。みんな一緒ならもっと楽しいかも』なんて付け加えて。 振られた手>>242に、ぎゅっと抱きしめて別れただろう]
(258) 2010/08/09(Mon) 19時頃
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……っ、あ……!!
[反応する間もなかった。 早足で近付くサイモンにも、鈍く光るナイフにも。 ただ重なる記憶に、掠れた悲鳴が出るだけで]
[だれか たすけて]
[しかしそれは声にさえならず。 ナイフは制服を切り裂き、12腕 34脇腹 56脚 {6}に灼熱が走る]
(259) 2010/08/09(Mon) 19時頃
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−校舎1F−
[階段を駆け下りる。 シャーペンが頬を掠め、消しゴムがぺちりと当たって地味に痛かった。 そして、階段での突然の急ブレーキには]
ひゃぁっ!
[べちゃ]
[勿論転びました]
いった……。
[けれど起き上がって目に入った、壁に突き立つ包丁に青ざめて。そして]
(260) 2010/08/09(Mon) 19時半頃
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[パサリ]
[転んでバランスを崩した事で、頭を逸れた包丁は、揺れた髪を捕らえていて。 2つに結わかれた髪は、{4}:12ショートボブ、34ボブ、56肩の長さに]
……あ。
[伸ばしてたのに。包丁のバカ!……と言う余裕は、無い。 1Fの酷い惨状に。 慌てて防火扉や椅子での補強を手伝えば]
……。 ……2Fの窓から飛び降りる、か。 屋上?
(261) 2010/08/09(Mon) 19時半頃
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……や、…なん、で……?
[右の太腿は、赤で染まっていくだろうか。 背後のドア伝いに崩れるように座り込み、色のない瞳を見上げる]
(262) 2010/08/09(Mon) 20時頃
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[ぽ〜ん]
[ぽーん]
[グラウンドの片隅で、ソフトボールやテニスボールが跳ねる]
[楽しそうに。はずむみたいに]
[小さなボールは、行きかって、伝説の樹へとぽんぽん転がっていこうとしている]
(#11) 2010/08/09(Mon) 20時頃
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カルヴィナ、もっと急げねェのか?
[何とか扉をすり抜けて、階段へ。松葉杖のカルヴィナが遅れるようなら]
あー、しばらく我慢しろよッ――
[彼女を担ぐようにして、階段を駆け上がるかもしれない。カルヴィナが抵抗するようなら諦めて先に行くだろうが]
(263) 2010/08/09(Mon) 20時頃
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―― 1F防火扉 ――
……メアリー!!
[ぞっとしたような大声を上げた。 メアリーの髪が、落ちた。 そのことよりも、あと数センチずれていたらとの思いが声にこもる]
…………っ
[とりあえず押さえ込めば、爪を噛む。 メアリーの手をとって、どうすべきか少し考えた]
(264) 2010/08/09(Mon) 20時頃
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―― 1F 防火扉 ――
屋上は、逃げ場がない。最後の手段だ。 いざとなったら、3Fの緊急避難袋使おう。
[理科室の人体模型、有毒な気体。 この情況で、緊急具がどこまで信用できるか分からない。 苛立つ]
ハンカチ、出して
[意味はないと思いながら、やらないよりはマシだと自分もポケットから引っ張り出して口を覆う]
……フォークナーに一声かけていかないと。 一気に行こう。
(265) 2010/08/09(Mon) 20時頃
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─プールサイド─
[背後の気配に対処が遅れたのは、もしかしたら草食系云々の話>>207に気を取られていたからかも──というのは、今更なのでさておいて]
そっすね、さすがにこれ以上の水攻めは勘弁して欲しいっす……。
[移動の提案に逆らう理由はなく、頭を振って水を振り落としつつ、扉の方を見る。 邪魔するように飛び交うビート板や浮き具を叩き落としつつ、先陣を切るように走って]
って、閉じ込める気かよっ!
[閉まりかける扉。 支えるのを手助けしようにも、上手く力の入らない左腕では思うように行かず。 妨害しようと飛び交う道具を叩き落す方に専念していたのだが]
(266) 2010/08/09(Mon) 20時頃
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……やっば!
[カルヴィナが挟まれかけた時は、さすがに加勢に、と思うものの。 それよりも先に聞こえた声>>256に、きょとり、とし。 続いた金属音>>248と、その後の静寂に>>255]
……鎮まった?
[惚けきった声を上げるものの、今は]
とにかく、外へ! 建物ん中は、見通しも悪いし、何が凶器になっか、わっかんねぇから!
[言いつつ、外へ向けて、階段を駆け上がった**]
(267) 2010/08/09(Mon) 20時頃
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若者 テッドは、こんなモンに殺されてたまるかよ、と決意しつつ、走る{4}
2010/08/09(Mon) 20時頃
若者 テッドは、メモを貼った。
2010/08/09(Mon) 20時半頃
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っつぅ。
[木っ端を振り払うように走って、とうとう倉庫の前まで来てしまった。倉庫の角をかすめるよう、正門に向かうように、突如方向を変える。{4}奇数なら、壁にぶつかり、木っ端は落ちる。]
(268) 2010/08/09(Mon) 20時半頃
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[木っ端は倉庫を避けるように周り、ついてくる。こちらは、そのまま壁を90度に回って、ダッシュ。グラウンドを斜めにつっきていく。
ボールがぽんぽん弾んでいる。向かってくるわけでもなく、構うことなく、走る。]
っつ。
[小さなボール>>#11が進行路に転がってくる。{5} 1.2蹴り上げる 3.4ジャンプしてかわす 5.6足を取られる]
(269) 2010/08/09(Mon) 20時半頃
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[>>262降り下ろしたナイフは足を切り裂いて。 肉を裂く言葉のでない感触に、顔をしかめた。]
避けないでください先輩。
急所を外せば貴方も僕も苦しみます。
[抑揚の無い機械のような、自分勝手な言霊を送る。]
ああ、後、ごめんなさい。
(270) 2010/08/09(Mon) 20時半頃
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ぶはっぁ。
[伝説の木近く。行き交っていた小さなボールの一つに足を取られ、転んだ。木っ端は{3} 1.2.3容赦なく襲い掛かる 4.5.6その上を過ぎ去って、どこへ。 また、踏みつけたボールは{4} 1.2伝説の木のほうへ飛んでいく 3.4踏み潰される 5.6伝説の木からは離れた方へ飛んでいく。]
(271) 2010/08/09(Mon) 20時半頃
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―― 2階廊下 ――
フォークナー!
[階段を駆け上がりながら、名前を呼ぶ。 2階に入る前に深呼吸した]
[真っ先に理科室の、今にもはじけそうに揺れる扉を見て。 刺激臭は、まだ、かろうじて平気そうだ]
[そして、奥に行こうとして]
フォークナー、ロッセリーニ! 下はダメだ。窓から飛び降り……
[早口で下の情況を伝えようとして、細めていた眼を見開いた。 崩れているホリー。血に染まるナイフを持ったサイモン]
……どうした? 大丈夫か!?
(272) 2010/08/09(Mon) 20時半頃
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ぎゃあぁぁぁ。
[容赦なく木っ端が体を傷つける。頭を抱えながらごろごろと、地面を転がりながら、足で、木っ端を追い払う。14撃ほどで、なんとか木っ端はその場へと落ちた。]
(273) 2010/08/09(Mon) 20時半頃
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[飛んできたナイフを、引き抜いてあげたのだと、思った。 嫌な予感を無視して。 2人に近づいていこうとする]
(274) 2010/08/09(Mon) 20時半頃
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[後退さろうと本能的にもがくが、ドアに遮られる。 見上げる瞳には、ただ、恐怖が浮かんでいるだろうか。 しかしそれは、謝罪の言葉に一瞬揺らいで]
……あやつられて、るの……?
[傷口が熱い。それなのに凍るような寒さを感じる。 紙のような顔色で、震える唇で、縋るようにそう問いかける]
(275) 2010/08/09(Mon) 20時半頃
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―先輩じゃなきゃよかった。これは本気で思います。
[険しい表情で、へたりこむホリー先輩を見下ろした。反応はどうだったろう。]
あ。でも今が一番上手くいきそうだからやっぱり逝ってください。
(276) 2010/08/09(Mon) 20時半頃
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双生児 ホリーは、そうして初めて、背後の気配に気付く。
2010/08/09(Mon) 20時半頃
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っぶはぁぁぁ。
[ぜえぜえと息をつきながら、そのまま地面に転がる。なんとか追い払った物の、背広は大きくあちこちを切り裂かれ、腕と背中、そして足に、それぞれ、傷口が出来ていた。
それからしばらく、うずくまっていると、辺りをボールが弾みながら、どこかへ向かっている。]
っ。
[がば、と立ち上がった。よろめくが、しっかりとその目は、ボールが伝説の木へと向かっている事を捉える。駆け出すが、体は重い。]
(277) 2010/08/09(Mon) 20時半頃
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――来ちゃダメッ!!!
[振り向いた先には、フィリップとメアリー>>274。 今のサイモンは危険だ。ふたりに近付かせてはならない。 咄嗟に叫ぶが、サイモンの様子はどうだっただろう]
わたしは大丈夫だから、ダメ、来ないで……!
[左足に全体重をかけ、壁に手をつき、立ち上がろうとする。 自分じゃなきゃよかったと、彼は言った>>276。 きっとまだ完全に操られてはいないはずだと、ただ目を逸らさずに]
ふたりを傷付けたら、許さないから。
(278) 2010/08/09(Mon) 20時半頃
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良家の息子 ルーカスは、ボールが伝説の木へと向かうのに {6} 奇数 間に合う 偶数 間に合わない
2010/08/09(Mon) 20時半頃
良家の息子 ルーカスは、体が重い。そして、足取りも重い。伝説の木へと向かうが、途中で膝を突く。
2010/08/09(Mon) 21時頃
[ぽ〜ん]
[ぽ〜ん]
[ボールは樹の幹に当たって跳ね返る*小吉*]
(#12) 2010/08/09(Mon) 21時頃
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