270 食人村忌譚
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この村にも恐るべき“人狼”の噂が流れてきた。ひそかに人間と入れ替わり、夜になると人間を襲うという魔物。不安に駆られた村人たちは、集会所へと集まるのだった……。
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どうせ、殺されるわみんな。…みんな
/* 死ねばいいのに */
(0) 2017/11/21(Tue) 00時頃
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とある山奥のとある村。そこにはけして多くない数の村人が暮らしている。
外から入ってくる者はほとんどいない。外に出ていく者は、いない。
その村には幾つかの因習があった。
一つ、村を出るのは特別の者が特別の時に特別の理由でしか許されない。
一つ、村には「結婚」も「夫婦」も存在しない。
一つ、死人が出た時には皆でその肉体を喰らう。
一つ、「儀式」の場合と罪人に対しての場合は殺人が許される。
ある日、村で殺人事件が起こる。獣にやられたのとは違う、無残な死体。
許される「理由」がない殺人はこの村で絶対的な禁忌とされていた。
掟に背いたのは誰か。村を壊そうとしているのは誰か。
犯人を捜すために、一部の村人が集会所に集められる。
そして、疑わしき者を殺す事が認められた。
殺し、殺され、喰らい、喰らわれ――
訪れる結果は因習の存続か、それとも村の崩壊か?
(#0) 2017/11/21(Tue) 00時頃
――食人村忌憚――
(#1) 2017/11/21(Tue) 00時頃
その村には、因習があった。
その村には、掟があった。
その村には、 常識 があった。
(#2) 2017/11/21(Tue) 00時頃
村人達は、当たり前に、村で生きている。
当たり前の生活を、送っている。
村人達は、今日も、当たり前に暮らしていた。
いつも出鱈目な歌を口ずさむ少女が、
今日も歌っている。
出鱈目な、何処か不穏な響きの言の葉を、
いつもの通りに。
(#3) 2017/11/21(Tue) 00時半頃
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―― 回想 / 儀式 ――
[いつも脳裏に焼き付いて離れないのは、 母の死に顔だ。 冷たく、青白くなった肌。 もう私の名を呼ぶことはない乾いた唇]
……さよなら、お母さま。 お願いいたします。
[私が頷くのを合図に、 村の衆たちによって母の死体は解体されていく。 家畜のように切り裂かれ、 ただの肉塊へとなり果てていく母。 私は黙って、その様子を見守っていた]
(1) 2017/11/21(Tue) 02時頃
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ちょっとお待ちになって。
[村の衆たちの手が止まる。 男たちが引きちぎろうとする母の内臓は、 綺麗な柘榴色をしていた]
女陰(ほと)と乳房は私に取っておいてくださいまし。 とても美味しそうだわ。
[にっこりと、私は笑うのだ。 今から母を食らうのだ。こんなに嬉しいことはない]
(2) 2017/11/21(Tue) 02時頃
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[新鮮な血肉を求め、村の者達が神社に集まっていた。 こんなに沢山の村の衆達が、母の肉を求めているのだ]
ここから私は生まれてきたのね。
[手渡された肉塊を、感慨深く見つめる。 あたりには解体し終えた後の母の骨が、 無造作に散らばっていた。 肉は綺麗に削ぎ落されている。
私は無心で女陰(ほと)にしゃぶりつく。血が滴る。
沢山の村の男たちの精を 搾り取ってきた、母の女陰(ほと)。 その役目は、今日から私に引き継がれることになる]
(3) 2017/11/21(Tue) 02時頃
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……やわらかい。 乳房の方は、どんな味がするのかしら。
[母の乳房にしゃぶりつくのなど、赤子の時以来だ]
ああ、これでお母さまと私はひとつになれたのね。 素晴らしいわ。とても美味しい。
[恍惚とした表情で、私は母の肉を貪る。 いつか自分が死して解体され、 人々に食べられる姿を想像すると、ひどく興奮した。 これ以上の幸せがあるだろうか*]
(4) 2017/11/21(Tue) 02時頃
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―― 現在 / 神社 ――
[平穏な日常、変わらぬ日々。 私は粛々と巫女としての日課をこなしてゆく。 箒を片手に、境内で落ち葉を掃く。
この神社の今の主は私だ。 先代の巫女である母が亡くなって、私が跡を継いだ。 村の神社は、代々女が継ぐしきたりになっている]
……ふふ、お母さま。 今日も良いお天気ですね。
[私は独り言を漏らす。 母の血肉を食らった私は、母とひとつになったのだ。 目に見えずとも、死者は私の身体に宿っている**]
(5) 2017/11/21(Tue) 02時頃
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巫女 ゆりは、メモを貼った。
2017/11/21(Tue) 02時頃
巫女 ゆりは、メモを貼った。
2017/11/21(Tue) 02時頃
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―牛舎―
社(やしろ)の梢が ざざめいて――――
彼方の門出を お見送り――――
[老いた牝牛の背を撫でながら、黒い女が唄を吟ずる あの、出鱈目な歌を歌う愛理>>0>>#3と同じように、黒い女も事をなす日は、決まって唄を口ずさむ 優しく触れる指先に、命の温もりが暖かい 指が辿るは、痩せた背中 子も産めず、乳も出ず、働くことさえままならなくなった、その肉体を]
どこから食おうか どうして食おうか――――
[背は片手で撫でたまま 残る一方で腰の鉈柄(なたづか)にそっと触れると、ゆっくりと鞘から抜き放った 大上段に掲げられる、冷たい刃 そして――――――――――――]
(6) 2017/11/21(Tue) 02時頃
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巡り巡りて 帰りゃんせ――――
[唄の余韻が途絶えた瞬間、手にした鉈を、力の限り振り下ろした 髄を断ち切る硬い手ごたえ 短い断末魔 命の灯が潰えたことは、それだけで察しができた しかし、屍を押し倒し鉈を引き抜くと、さらに執拗に刃を振るう
返り血を浴びながら、頭部を目掛けて、幾度も、幾度も その度に、硬い頭蓋の反発が、年季の入った腕を痺れさせる
やがて、腕が重くなり、足元が鮮血に浸されたころ ようやく振るう手を止めて、乱れた息で、頭蓋から鉈を引き抜いた]
我が身に……宿りて……帰りゃん……せ――――
(7) 2017/11/21(Tue) 02時頃
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[黒い女――江津子(エツコ)は、普段は村はずれで小さな田畑を耕して、山に潜っては恵みを享受する日々を過ごしている 一方で、十代の頃から、頼まれればこうして、家畜の屠殺などを請け負ってきた 少し前までは、畑を荒らす獣の駆除などもこなしてきていたものだ 若い時分に、鉈一本で熊を仕留めた逸話については、今でも時折、村の語り草となっている それももう、ずいぶんと昔の出来事ではあるけれど 愛用の鉈は、これまで多種・数多の魂を吸い…………]
…………
[牝牛の頭を金ダライに納め、喉を裂き、体の下に踏み台を滑り込ませ、血抜きの準備を整える 鉈を払い、手製の鞘に納め、ようやく整った呼気をついたところで 背後の人の気配に気がついた 頬の血を袖で拭い振り返ると、そこにいた人物に対し、柔らかな微笑を送る]
(8) 2017/11/21(Tue) 02時頃
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ちょうど、一通り終わったところですよ
[入口にいたのは、この牛舎の持ち主 江津子に屠畜を頼んだ村人だ 相手も笑顔でこちらを労い、礼の言葉を述べてくる ありがとう お疲れ様 捌いたら肉のいくばくかを、ぜひ礼に受け取ってほしい、と]
わぁ 嬉しい ありがとうございます おかげさまで、今夜はご馳走です
[両手をあわせ、笑顔のまま、深々と頭をさげると]
それでは、血抜きが終わったころに、また参りますね
[今一度礼をして、血濡れた牛舎を後にする 濡れてしまったせいもあるのだろう 肌寒さに感じながら、村の中を歩んでいった**]
(9) 2017/11/21(Tue) 02時頃
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―自宅―
[半分ほど開けた窓から吹く風は、 歌>>#3を運んでくる。 いつも通り。可愛らしい、出鱈目な歌。
笑みをこぼした私もいつもと同じように 台所に立っている。 香草や調味料でしっかりと下味をつけた肉に 衣をつけて、揚げて。 今は、それを炊きたての白米で包んでいるところ。
炊きたての米、揚げたての肉の香ばしさ。 食欲をそそる匂いは、歌と入れ替わりで 窓の外にも流れ出していくだろうか。]
(10) 2017/11/21(Tue) 03時半頃
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出来た、っと。
[暫しの後、完成した唐揚げおにぎりの姿に、 私はうんうんと満足気に頷いた。]
いってきまぁす。
[冷ます作業もそこそこに、 お弁当におにぎり達と野菜の煮物を詰めた私は 元気よく家を飛び出した。
美味しいものを作るのが好き。食べるのも好き。 でも、美味しいよ、って 料理を誰かに食べてもらうのは、もっと好き。
それだけの、単純な話。]
(11) 2017/11/21(Tue) 03時半頃
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―村中―
[暖かい風呂敷包みを抱えて、ぱたぱたと村を駆ける。 程なくして見えた黒衣の女性に ぶんぶん、手を振って私は駆け寄った。
彼女から漂った鉄錆のような香りは、 相手が仕事人である証だろう。 昔、熊を仕留めたという伝説を聞いて、 やり方を教わろうとした幼い私に、 はてさて、彼女はどう答えたんだったか。]
(12) 2017/11/21(Tue) 03時半頃
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江津子おばさん。 今日もお疲れ様です!
あとね、お弁当作ったの。力作。 良かったら食べて!
[ぺこ、と頭を下げたのち 風呂敷包みの中から小さなお弁当箱を取り出す。
先程の唐揚げおにぎりがふたつ、 それから畑で採れた野菜の煮物が 詰まったそれを、彼女に差し出すだろうか。]
(13) 2017/11/21(Tue) 03時半頃
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今度感想聞かせてね。 それじゃあ、失礼します!
[江津子おばさんは受け取ってくれただろうか。 どちらにせよ私は、ひらひらと手を振って、 再び、村を駆けて行くだろう。**]
(14) 2017/11/21(Tue) 03時半頃
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PPP イルマは、メモを貼った。
2017/11/21(Tue) 03時半頃
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『いやだよう わたし いやだよう わたし しんじゃうの わたし かかさま みたいに ちぃ だして しんじゃうんだあ』
(15) 2017/11/21(Tue) 05時頃
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[そう言ってその娘が泣き暴れたのは、十五の齢の時だった。淡い着物の下部をじわりと赤く染め、突き出た白い肢に赤を滴らせて、娘は泣いた。痛みと、不快と、烈しい恐怖に、動かされていた。 初めて迎えた、月の廻り。 その意味を、その実際を、娘は到底知らなかった。到底わかり得なかった。齢と比して極めて幼い、拙い、思考を、精神をばのみ持つ、 美しいその娘は、白痴だった。
娘の母は、その時より更に二年の前、 肺の病で寝たきりになっていたところを、 鼠に隠部を食い荒らされて、死んでいた]
(16) 2017/11/21(Tue) 06時頃
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[「女」となった、その後に。 十六になる頃、娘は初めての子を身罷った。しばしば、かわるがわる、夜這いした衆らのどれかの種によって。何もわからないままに男を受け入れ、何もわからないままに性交を知り、何もわからないままに身罷って、何もわからないままに、子を産み落とした。 白痴たる娘には、子を育てるなど土台無理な話である。娘の子は既に母なる他の女に預け渡された。 娘はそれから、二度、三度、子を孕み、産み落とし、 二度、三度、流れ溢しもしながら、 ――そうして今、また、身罷っている]
……おなか、すいた。なぁ。 ごはん、食べたいなあ。
[緩やかに膨れた三月目の腹を、それを慈しむでなく、ゆるりと撫でながら。娘は村の集会所の近く、長い石段の半ばに腰掛け、ぱたぱたと、両足を大きく交互に上下させて*いた*]
(17) 2017/11/21(Tue) 06時半頃
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看板娘 櫻子は、メモを貼った。
2017/11/21(Tue) 06時半頃
看板娘 櫻子は、メモを貼った。
2017/11/21(Tue) 06時半頃
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―― 回想 / 櫻子と ――
花を召しませ、らんらんらん。
[櫻子の頭に、そっとシロツメクサの花冠を載せる。 この白痴の女と遊んでやるのも巫女たる自分の務めだ。 私は村人全員の“よろこび”を 満たしてやらねばならない]
これは私からのお祝いの贈り物です。 聞きました。またお子を宿したと。 それはとてもめでたいことなのですよ。
[そっと櫻子の胎に手を伸ばす。 同じように性の捌け口にされ、同じように母を亡くし。 この娘に、自分を重ねていないと言えば嘘になる]
(18) 2017/11/21(Tue) 08時頃
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