204 Rosey Snow-蟹薔薇村
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人
狼
墓
少
霊
全
ベネットは許婚 ニコラスに投票した。
トレイルは許婚 ニコラスに投票した。
ニコラスは営利政府 トレイルに投票した。
フィリップは許婚 ニコラスに投票した。
ドナルドは許婚 ニコラスに投票した。
バーナバスは許婚 ニコラスに投票した。
プリシラは許婚 ニコラスに投票した。
ノックスは許婚 ニコラスに投票した。
ニコラスは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
トレイルが無残な姿で発見された。
現在の生存者は、ベネット、フィリップ、ドナルド、バーナバス、プリシラ、ノックスの6名。
[嘆きと復讐とおめでたい戯言に混じる、昔の話
人参が、甘いものだと
知ったときの。
初めて彼の目の前で、平らげたときの
あの喜びようときたら]
大袈裟だったなぁ
[くす、と
懐かしみの混じる小さな笑みをこぼしたのは
少女のような声。
甘さと透明さを兼ね備え
そして、少女には出せない低音までも紡ぐことのできる声
トレイルの姿は、ここには無い]
|
―居間/廊下― [>>5:551 バーナバスの言葉は同感だ。答える余裕はなかったが。 ドナルドを、フィリップを 居間の外へ、廊下のほうへ、押しやろうとするが フィリップは其れをすり抜けていってしまった>>5:545]
……っ、ドナルド
[>>5:546ドナルドが両の手を伸ばす。 フランシスはそのまま、胸に飛び込むような形になった。 緑の眼は不安定に揺れる。]
ニコラ……ニコラが自分で目を、…――止める間も、なくて……
[壊れたオルゴールのような笑いが耳の奥で繰り返されるようだ。にぎしりめる掌に、嫌な汗をかいている。笑い声を消すように――響くバリトンの、声を もっと聞かせて欲しい。そう思いながら]
1階も……? トレイルが?……―― あ、ぁ
[何が起きたか、ドナルドとフィリップが人がこうして同時に戻ってきたのはなぜか、其処にまで考えが及ばない。]
(0) 2014/11/24(Mon) 08時半頃
|
[ニコラの問いに、残酷な真実が返される。
昔馴染みであったベネットに苛立つような心地を覚えるのは一瞬で、その真実を作ったのは他でも無い自分であることに即座に思い至り、ディーンは重苦しい息を吐く。
このままでは苦しみは増していくばかりだろう。
誰かが終わらせなければならない。
しかし、この場にいる誰がそれを成せるというのだろう?
――そこに響く声]
――――………… ニコラ。
[それは紛れもなく、ディーンの願ったことだった。
彼を生者の世界から引き離したい。彼に会いたい。彼に触れて貰いたい。願いを叶えてくれるのは、やはりニコラの他にいないのだ。
ふ、と小さく吐息を吐いて、ディーンは笑った。]
[後方に傾ぐ身体を受け止めようと、ディーンはニコラの背後に回る。
しかし彼の身体は伸ばした腕をすり抜けて、床に伏した。
ディーンは彼の頭部のある辺りに腰を下ろし、太腿を枕にするような形でニコラの傷ついた顔を胸元に抱き寄せた。
溢れる血の匂いが、とても甘い。
口移しで受け渡されたものと比べ物にならないほど甘く、食欲をそそる芳香のように感じるのは量のせいだろうか、それとも本能のせいだろうか。
命があれば、迷わず彼の身体に牙を立てていた。
しかし、それは叶わない。]
――――……。
[ディーンは、ニコラの傷ついた眼球に唇を寄せる。
血に触れ、傷ついた網膜に触れた。ゼリー状の水晶体を舌で舐めた。しかしそのどれも、形として残らない。
ディーンの唇は汚れず、舌に触れた水晶体の味は霧散していく。
それでもいい。他の誰も触れなければ、それで。]
――……ニコラ。僕の、ニコラ。
愛している。君以外は、何もいらない。
[物語の中でしか紡ぐことの出来なかった言葉が、彼にならばいくらでも囁ける。
ディーンは何度も繰り返して愛しい名前を呼んだ。
血まみれの頭を抱きかかえて、幸せそうに、何度も何度も。**]
|
[俯き、ドナルドの服を掴んでいたフランシスだったが >>5:552 フィリップの問いかける声に、 顔を上げた。]
……っ おれは、……だいじょうぶ 運ぶなら、……手伝う から
[そう、傷つけられたわけでも、襲われたわけでもない。 血の匂いに眩暈と――壊れたような笑いと声が、頭の中を揺さぶった だけ――]
……3階に、……いこう。
[>>5:551 バーナバスが彼の同行者を抱え上げ、連れて行く様をすれ違うとき、見遣り。何故だか――否、自身に覚えがあるからこそ、「同行者」以上のものを、感じもして]
(1) 2014/11/24(Mon) 09時頃
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― /居間―
[ノックスの一日は、絶望から始まった。]
………
[両腕の重みはいつにも増して。
栗色と金色を優しく撫でて、おはようと頬にキスをした。
いつも通りの朝になるはずだった。――けれど、寝坊の愛し子達は瞼を閉じたまま。
トレイルの口許の赤。 ニコラの片頬の赤。
いつまでも、眸を閉ざしたまま。**]
(2) 2014/11/24(Mon) 09時頃
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[ニコラは 自殺、した。 獣の本能を語りながら最も獣から遠いようにも思える 死に方を、我侭なこどもは――ニコラは選んだ。 微笑みながら、さようならを謳った。 ノックスは、かなしむだろう。
フランシスの胸の中――自身が手を下したわけではないが 因果応報だ、と ノックス思う気持ちは、間違いなくある。
――ニコラに、自らも抱く感情を揺さぶられ、獣の本能と人の本能が交わる見えない傷を広げられた感覚がのこる。 好きな人を。好きな人に。深いところの。欲望を。]
は、ぁ……
[ラルフを運んだ後 腰を落ち着けた 使用している個室で――小さく息を吐く。震えていた。動揺と共に別に、血のにおいの只中に居たせいも、ある。]
(3) 2014/11/24(Mon) 09時頃
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[トレイルの1日は、歓喜の歌で始まった
声高らかにうたを歌える幸せは
何ものにも変えがたい
Ja, wer auch nur eine Seele
Sein nennt auf dem Erdenrund!
他国の言葉の発音も流暢に
この喜びを、伝えるのだ。
姿は、無くとも]
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[ニコラのことについて そして―――ディーンのことについても 聞かれれば、言葉を選びながら可能な限り答えねばならない。 それが、責任だと――考えている。]
……ドナルド、……サラシ、どうしたのさ……? 巻き なおす…?
[どこかで解けたのだろうか、ふと、気づいて尋ねた。 ――慣れているから、自分ひとりでも、できるのだろうが 必要なら、手を貸すつもりで。]
……ちゃんと 戻ってきてくれて、よかったよ……
[巻きなおす際か、言葉交わす際か。 小さく囁くと背に額を寄せる**]
(4) 2014/11/24(Mon) 09時半頃
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見えないーーーー
[どう見ても 大丈夫じゃ ない] [ラルフを抱えながら しゃくりあげつつ 眉を下げる 甘い かぐわしい香り抱えながら ……今 手伝わせては いけない と 思えば ラルフを運ぶを 手伝ってもらうのは 自然ドナルドに]
あの……後で ラルフが好きだった 子守唄 うたって…………
[ドナルドから‘教えてもらった‘こと 二つの意味合い込めて 口にするのは 三階に向かいながら]
(5) 2014/11/24(Mon) 09時半頃
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ー 三階個室 ー [ラルフを運び込みつ 個室に辿り着けば 彼は二人からは離れ ラルフを寝かせた 寝台に座り込んで 眠るラルフを見つめてる のばした手は 頭を撫でる]
………………
[くぅ とお腹がなった 食べたい でも ちらと ドナルドとフランシスを見る 先ほど ラルフを食べた時の 二人の様子を見る 頭を横に振って ただ 人間らしく ラルフの頭を*撫で続けていた*]
(6) 2014/11/24(Mon) 09時半頃
|
フィリップは、ルーツも轡をつけたままラルフを覗き込んで*いる*
2014/11/24(Mon) 09時半頃
[フィリップとノックスのやり取りを悲しげに見ていた。
トレイルが暴れる様子も。
声は届かず、止める手も触れないから、ただ見ているだけで。
フィリップが復讐にはしるのも。
トレイルがそれに巻き込まれるのも。
ノックスの悲しみも、ただ、みていた]
ドナルドまで……
[そんなことしなくていいのに、とつぶやく。
ノックスが見たのとは違う、いまの、成長した姿で。
悲しげに、廊下で起こる出来事を見ている]
[トレイルが階段から落ちたのには、驚いて瞳を瞬かせる。
フィリップが射た足から、肩の傷から。
転げ落ちた故の怪我で、どうやら、助かるつもりはないらしいトレイルが見える。
ノックスが駆け寄るのを見て、視線をそらした。
フィリップたちが、手を汚さずにすんでよかったと思う]
[トレイルの最後を見届けることなく。
フィリップたちと共に居間に戻り。
ニコラの死を見取っているディーンを見た。
それに声をかけることなく、死体を抱えて歩くフィリップとドナルドの後ろにつく]
……もう、そんなの、おいといていいのにね。
[食べたかったら食べればいいとも思う。
三階で、フィリップの傍。
頭を撫でられるのと同じようにフィリップの頭を撫でて、すこしは休むことができればいいと、願った*]
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/24(Mon) 10時頃
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―居間― [階段の横で立ち止まり、もう倒れたニコラを一瞥する。
人には人の秩序があり、獣には獣の秩序がある。 幾度も乱れながら同族達が必死に繕い続けたそれを、守れない子どもは大人の狼にはなれない。
失くしても、耐え続けても、きっとどちらも苦しいことばかりは変わりないのだけれど。 抱き上げたプリシラの体が冷え切って動かなくなることを想像するう。 獣の嘆きと人の悲しみが衝動を上回ることに安堵した。]
(7) 2014/11/24(Mon) 10時半頃
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―3F個室― [部屋に入り、寝台にプリシラをおろしてやる。]
気分は?血に酔ったりしてねえか。
[あっという間に居間を満たした血の匂いが、プリシラの獣の本性を刺激していないか。 探るようにその表情を覗き込む。
幼いこどもそのままの言い分はたしかにある一面で正しいのだろう。>>5:455 けれど、その正しさを選びたくはなかった。 そんな正しさならば欲しくなかった。]
(8) 2014/11/24(Mon) 10時半頃
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[喰らい尽くしたい。 けれど。
はっきりと自覚したそれをぶつけてしまえば、永遠に失くす。
それが一番の恐怖だった。**]
(9) 2014/11/24(Mon) 11時頃
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― 三階個室 ― [寝台に下ろされる時>>8、少しだけ抵抗するようにしがみつき、しかし素直に下ろされた。]
……平気。
[覗き込んでくるバーナバスと目を合わせずに首を振る。
血に酔って煽られて刺激されて。 食べたい。食べられたい。 衝動を感じている。]
(10) 2014/11/24(Mon) 13時半頃
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[だけど、まだ平気だ。 気を紛らわせる方法を教わったから。]
……大丈夫だからさ。
[口付けを強請る。 触って欲しいと指を絡ませる。
この行為は気を紛らわせる以外の意味はない。 意味を考えてはいけない。 そう自分に言い聞かせていた。**]
(11) 2014/11/24(Mon) 13時半頃
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博徒 プリシラは、メモを貼った。
2014/11/24(Mon) 13時半頃
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[飛び込む形となれば腕を支え 揺れるフランシスの双眸>>0を覗く。 彼から紡がれた言葉にははたと瞬いて血の漂うもとを辿る。]
――…自分で。 そうか、目を、な……。
[ふと自らの過去が重なる。 衝動を抑える為に目を傷つけた己と 二コラの行動も動機も違うとわかっていても気が沈む。 またフランシスがきつく拳握るに気付く。]
フランシス。 こんなことになるなら、 一緒に、居間を出れば良かったな。
[せめて部屋で休むよう言っていれば、と後悔する。]
(12) 2014/11/24(Mon) 14時頃
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[答えるフランシス>>1にフィリップの声>>5が返る。]
確かに大丈夫そうには見えねぇな。 手は足りる、大丈夫だ。
[顔色がよくないようにみえて案じるまなざしをフランシスに。]
(13) 2014/11/24(Mon) 14時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/24(Mon) 14時半頃
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ー 三階個室 ー [大丈夫そうに見えないが二人 大丈夫が一人 多数決でフランシスは大丈夫に見えない
だから 個室までラルフを運んでくれた ドナルドと 見届けたであろうフランシスをちらとみた後 ひらひらと手を振った 昨日いた部屋に戻って というように
ここにも血の匂い ラルフの血の匂いとは また別の ルーツを頭に乗せながら ふと ディーンのことを思い出す]
(14) 2014/11/24(Mon) 15時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/24(Mon) 15時頃
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[平気だと答えるプリシラは>>10全くもって平気には見えず。 首を横に振る仕草に微かな苛立ちが募る。]
誰かを食いたいとか、…思ったか?
[強請られるままに触れる唇。教えたのは男自身のはずなのに。 プリシラが隠しているものが何なのか暴かずにはいられなくて、口調は僅かに強いものになる。]
(15) 2014/11/24(Mon) 15時半頃
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[逃がさないとばかりに絡めた指へ込められる力と、強引に深くなる口づけは止まらない。
――柔らかな喉を食い破って、血管から直に血を飲み干してしまえたら。 唆す牙の疼きを誤魔化すように、プリシラの体を寝台へと縫いとめた。
――踏み込もうとしている行為とて、禁忌であると知りながら。]
(16) 2014/11/24(Mon) 15時半頃
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[何故、少数の同性と旅をするか。
必要以上に愛さないため、恋しないため。
そんな理由さえ、意味を成さなくなってしまったこの感情と衝動。 いったい、どちらがより罪深いのか。]
(17) 2014/11/24(Mon) 15時半頃
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―惨劇の後に>>12>>13―
[覗き込むはドナルドの隻眼。 ドナルドがかつて眼を抉った時のことが鮮やかに蘇って一瞬焦点がぶれる。首を横に振って]
あんまり みない 方がいい……
[息を吸って、深く吐いて、]
…… 何が起こるかなんて わからなかったんだ
……しかた、ない。
[気にしなくていい、と そう、伝えた、つもりだ。]
ドナルドは、……平気だった、か……?
(18) 2014/11/24(Mon) 17時頃
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……大丈夫って、謂っているのに
[困ったように呟いて、>>13 しかし案じるようなまなざしを向けられれば むりに運ぶのを手伝おうとは、しないことにした。]
(19) 2014/11/24(Mon) 17時頃
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[フィリップを手伝いラルフを三階へと運ぶ。 子守唄をとフィリップがフランシスに願う>>5のは ラルフが聞き慣れた歌声をフィリップに知って欲しいと思ったから。 透明な歌声で奏でられる子守唄は酷く優しく、 ドナルドのバリトンではそれらしくは出来ないように思う。 歌うよりも聴く側で、歌うよりも演奏する側。]
(20) 2014/11/24(Mon) 17時半頃
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[ラルフを運び込んだ部屋の出来る限り温まらぬ場所、 窓際に面した寝台に彼を寝かせ、窓を少し開けた。 吹き込む風は防寒具が無ければ長居するには厳しい温度。 けれどこれでラルフの遺体が損なわれるのを遅らせる事が出来るか。 ひら、と手を振るフィリップ>>14に怪訝な顔をする。]
――…此処じゃ身体が冷える。 ラルフの傍に居たいのも分かるが お前さんが風邪でも引いたら 山下りるのも大変だろ。 ラルフを故郷まで運ぶ体力くらいは温存しとけよ。
――…無論、手伝ってくれるンだろ?
[一緒に旅をしてきたラルフが帰るはずだった故郷。 うまれ育った場所をフィリップにもみせてやれたら、と思い]
(21) 2014/11/24(Mon) 17時半頃
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[みない方がいいとフランシスは言ったけれど>>18 二コラの姿を隻眼に映し込んだ。
復讐の為に、二コラを手に掛けようと思っていた。 けれど、彼は自ら選んだ。 トレイルに関しても階段から落ち 直接手を下すことがないままな状況。 復讐をした、という実感はわかない。 仇を討ったのだという気がしないのは ドナルドが思っていたカタチとは違ったからだろう。
仕方ない、とフランシスは言ってくれたけれど 彼に負担を掛けてばかりだという意識はあり頷く事も出来ず、 平気だったか、という問い掛けに漸く「平気だよ」と声返し 少しだけぎこちない笑みを浮かべた。]
(22) 2014/11/24(Mon) 17時半頃
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[愛されてる人、バツ。
愛されて当然みたいな人、バツ。
名前を呼ばない人、バツ。
取っていく人、バツ。
置いてった人、バツ、バツ。大バツ。
みんなキライ]
[僕は僕のすべきことを正しく行った。
本当はずっと前から、こうするべきだったんだ。
僕のことを見てくれない兄弟へのあてつけ。
取り繕った狼たちへのあてつけ。
僕を置いてったディーンへの、あてつけ。
目の奥に詰まった感情を抉り出して。
赤い命と共に散ったそれは、きらきらと花弁を振り撒いた。
しゃらん、しゃらら。
砕けて失うごと、体は軽くなっていく。
とても気持ちよくて、あっけなくて。
まるで息をするように自然に
終わる世界にさようなら]
[声が聴こえて]
――あ、
[咄嗟に、手を伸ばした。
残り少ない破片をかき集めて。
希薄な赤を押し留めて。
転がり落ちた、残った欠片。
冬の空と夜の海の眼を持った獣が、まずしたことは。
愛しい彼の背中を、蹴っ飛ばすことだった]
[色の違う双眼で、自分の手をまじまじと見つめる。
煙のように揺らぎ、消えかけた手。
しばらく集中していると、ゆらり、大きく揺らいだ後、手の形になった。
5本揃った指、握って、開いて。
そうすると今度は指が体が幼くなり、少しすると元の歳に戻る。
安定しない。
ため息を吐いて、首を傾げる。
多分、修行が足りない]
|
[>>5 フィリップが子守唄を願うのを フランシスは聞き取れたか。 ドナルドの子守唄はどのようであろうか、 少しばかり定まらぬ思考でフランシスは夢想した。
ドナルドが声をかけるのを>>21 その内容を聞いて、フランシスは静かに 何処か寂しげに眼を細めた。
――ラルフは、共に、帰れなかった だから、せめて]
(23) 2014/11/24(Mon) 18時頃
|
[ディーンの想像が正しければ、彼は自分と同じような形になるはずだ。
これまで、この場で死んだ皆と顔を合わせた。
ならば、彼だけが例外だということはないだろう。
彼がこの姿を見つければきっと、声を掛けてくれる。
一人にしたことを詰って、そうして許してくれる。
そんな夢想を途切れさせたのは、何かが背中を蹴る感触だった。
身体が前に傾いで、抱き寄せていたニコラの身体がすり抜ける。
驚いて振り向くと、安定しない身体の線が見えた。
それから、色の違う左右の眼球。]
…………ニコラ?
[異変に関して問うのと、自分の声が聞こえるかを確かめるのと、眼球の色についての驚きとを示して、語尾に疑問符が添えられた。]
|
……、
[ぎこちない笑みを見て>>22 そう、っと頬に手を触れて気遣わしげに見たのだった。]
(24) 2014/11/24(Mon) 18時半頃
|
|
[先ほど開いた部屋の窓から吹き込む吹雪は まだ止む気配がないように思えた。>>21]
……はやく、……止めば いい……
[祈りに似て、胸の前で手を握る。]
(25) 2014/11/24(Mon) 19時頃
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|
え……
[吹き込む風 ラルフが遊んでくれないとルーツ 判断して 彼の 服 胸元潜り込む そんな時だった ドナルドの声]
………ーーー
[防寒着きてるし ルーツいるし ラルフの傍にいたいし 他 いろいろ考える ただ 思考を交わすうち ドナルドが ラルフ同様 これと決めると どう言っても変えないのも 短い時間 判断付き始めてもいて それにーーーー]
(26) 2014/11/24(Mon) 19時頃
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[すり と猫のように ラルフの額に額あわせ ……寒かったからか 冷たいと 思わずに済んで そっと立ち上がる]
ーーーーーまたね
[しばらく 眠り続けるラルフを じっと見下ろした後 くるりと踵を返す そうして 怪訝な顔みせた ドナルドの方へ
扉が閉まるまで ずっと ラルフをみていた 細く開いた窓から 雪が細く吹き込み うっすらと白い様子が綺麗とも思いながら]
(27) 2014/11/24(Mon) 19時頃
|
|
[個室までなんとはなしについては来たが ラルフと使った寝台に腰掛けて 一度ドナルドとフランシス 二人を眺めた後 ルーツに 静かにね と 言うことを聞かない鳥なのは わかっているけど フランシスにうるさいと 思わせないよう 言い聞かせる努力はした]
[狩るため 荷物は最小限しかない 道具の手入れも出来ない 矢筒の中身は 一本減っていて けれど それを回収するのは嫌だと思う ーーノックスは 今頃悲しんでるか トレイルの足を撃ち抜き 逃げるため 階段から落下した 姿を思い出す ーー…… ぽっかりと 空洞を感じる ニコラもどうやら自殺し 復讐は ドナルドの手を汚させないうちに 無事やり遂げたことになるのだけれど ーーー………………短い息を吐いた]
(28) 2014/11/24(Mon) 19時頃
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|
[歌を その願いはどうやら届かなかったらしい 居心地が悪い 落ち着かない]
ーーー下 荷物片付けてくる
[片付ける ならば ドナルドも引き止める 言を持たないだろうと ふらと 言い置いて 二人を残して 個室を後にする]
(29) 2014/11/24(Mon) 19時頃
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|
[一階まで降りるのに使うのは トレイルの腐ったような匂いする 血を避けて 別の階段で 外気と近い温度 防寒着をきていても寒く 胸元に潜り込んだルーツが もどれと抗議するように 一声 鳴いて 彼の首を突きはしたが]
(30) 2014/11/24(Mon) 19時半頃
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[噛み砕きたい吐き出したい思いは、足裏に込めた。
口を開いて、声が出なくて。
もどかしかったからもう一度蹴っておいた]
んにゃ……。
[こぽり、と喉から音が出て。
少ししてから、声が戻る。
それから、彼の目がこちらの色の違う目に向いてるのを見ると、死骸を指差して]
こぼれたから、埋めたの。
[死骸の握る、卵形の宝石箱を指す。
その指がまた、ゆら、と揺らいで戻った。
脚を背中に乗せたまんま、顔をしかめて]
……再会のキスでもする?
[踵を、ぐりと動かした]
考えたんだけども。
やっぱりさ。
死んだら忘れちゃうんだなって。
思って。
ディーンと話せなくて触れなくて、独りでディーンのことを考えてもどんどん世界って動いてて。
で、もしディーンがそばにいたらどれだけディーンが好きかを犯すなり食べるなりで簡単に伝えられるのにって考えてでもいないからなんで置いてったの止めてくれなかったのって思ったらすごく腹立つし殴りたくてでもいないから悲しくて――
……って、そんな話じゃ、なくて、ね。
……つまり。
……好きだよ、ディーン。
だから置いてかないで、独りにしないでよ……。
[って。
言いたくて。
来たの。
そう、呟いてから、脚を下ろした]
|
[ふと 藁の山の合間 寝かせられた シメオンを 確認しに行く 一階の冷たい温度は シメオンの死体に 大きな変化を寄せ付けず 彼は暫く見続けて]
……シメオン ディーンもそっちにいるの? ラルフ いる?トレイル 怖がってない? ーーー俺 それが心配
[と 自分が食い荒らした シメオンに 眉を下げて呟いた] [シメオンには 罪悪感を感じる そのことに 何処か安堵したのは トレイルにはそれを感じないから]
(31) 2014/11/24(Mon) 19時半頃
|
|
ーーーーラルフ 会いたいよ…… 全然 ラルフ 起きないんだもん……
[ぽつ と呟いて しゃがみ込み 藁の山に寄っかかった 目を閉じて 耳を澄ます 聞こえるのは 吹雪く音ばかりだった*]
(32) 2014/11/24(Mon) 19時半頃
|
――暖かいところで、休んでてほしいのになあ。
[三階にいったあと、ドナルドが誘ったことにほっとしたのに。
いままた一階で、寒いところでしゃがみこむフィリップの傍にいる。
シメオンがまだ、自分の身体の傍にいたのなら、瞳をあわせて]
俺も、死んじゃったからね。
[軽く肩をすくめる。
トレイルの姿は見えない。
聞き覚えのない声が、聞こえた気はするけれど。
それがトレイルかどうかはわからない]
……フィリップ。
[会いたいという彼の頭を撫でてみる。
会いたいのは同じだけれど――]
生きてて欲しいよ。俺は。
[だから、まだ会いにこないでいい、と思う**]
|
[頬に触れるフランシスの手>>24に僅か目を伏せる。 気遣われていると知れるから その心遣いに甘えるように彼の手に、己の手を重ねた。
吹雪は未だ止む気配がない。 けれどいずれ通り過ぎる。 そう信じて、祈るようなフランシスの仕草と声>>25に 「そうだな」と同意の頷きを向けた。]
(33) 2014/11/24(Mon) 20時半頃
|
|
―― 三階/個室 ――
[窓は閉められ外の冷たさはガラスとカーテンにより防がれる。 荷物置くままの寝泊りするために借りた部屋は ラルフを寝かせる部屋よりはだいぶ過ごしやすくある。 フィリップが荷物の事を言えば>>29 引き留める理由もなく]
分かった。 けど、荷物片したらすぐ戻ってこいよ。 ちっとばかし話したいこともあるし。
[と、言葉掛けるのみにとどめる。]
(34) 2014/11/24(Mon) 20時半頃
|
|
[フランシスからの問いかけ>>4にはたとする。 サラシはノックスの行動縛る為に使った。 理由を言えば心配かけるか、とも思うけれど]
――…理由、言った方がいい?
[言わないでおきたい、と滲ませる言葉もまた 聞き難くするずるいものではある。]
そうだな。 気になるから巻きなおす。
[上着を無造作に脱ぎそれを寝台へと落とし、 ポケットに突っこんでいたサラシの半分を取り出して 両手と顎を使いながら慣れた様子でそれを巻き直す。 フランシスの囁きが聞こえた。]
――…心配性だな。
[背に触れる温度に意識向けながらぽつと紡ぐ。]
(35) 2014/11/24(Mon) 20時半頃
|
|
…………
[話したいこと] [出際言われたことに 藁山 寄っ掛かりつつ 思い出す あの時も 頷き見せず 階下に向かったのだが]
ーーー早く 雪 止まないかな……
[似たことを フランシスも祈っていた そのことを知らないまま 一つ 向き合っていないもの 向き合う勇気がなく 寒風が吹き込む 温泉の入り口をみた]
(36) 2014/11/24(Mon) 21時頃
|
|
[プリシラへ幾度も口づけながら、ふと思う。 いとし子二人を失ったノックスの悲嘆を。 ラルフの命を奪い、フランシス、ドナルド、フィリップを嘆かせたノックスを。
どんな気持ちで、どんな寒々しさを抱えることになるのだろう、と。
甘ったれでよく泣いてすぐに笑う。 そんな少年の面影が脳裏に過って。
そんな彼が、一人取り残されるくらいならば連れていって欲しいと願うだろうかと考えた。]
(37) 2014/11/24(Mon) 21時頃
|
|
[口づけるたび、体温を感じるたび。 男がもしも置いていかれたならば、と考える。
それは寂しくて寂しくて、きっとこの世の全てを恨むだろう。 何よりも不甲斐ない男自身を呪うだろう。
それくらいならば、いっそ共に連れていって欲しいとさえ願う。]
(38) 2014/11/24(Mon) 21時頃
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[だから――。 本能の赴くまま、ディーンの命を奪ったであろうニコラへの同情は薄く。 ラルフを殺めたノックスへの労りは困惑混じり。
シメオンをフィリップが食ったことを知っていれば、また違ったことを思うのやもしれないが。
何もかも、己が失うことの怖さに比べれば霞んでしまうものばかり。]
(39) 2014/11/24(Mon) 21時頃
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[歓喜の歌は、止み
少しして
鐘の歌
超絶技巧を巧みに操り、想いをのせて
音は流れてゆく]
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[ルーツを 藁山の空間に離す ……屋外の気温から逃れるように ルーツは羽ばたき藁山の合間 見える柵に止まる
そうしてから 防寒着で 口元まで隠し フードをかぶり 寒風吹き込む 温泉へと足を進める 近づくだけで 独特な匂い 血の匂いさえ吹き消した
吹き込んだ雪と 地熱が鬩ぎ合う そんな場所に まだ寝かせてあったけど]
ーーー…………?
[腕と 服がなかった]
(40) 2014/11/24(Mon) 21時頃
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[保護者だったホレーショーのそばにしゃがみ込み 腕があった箇所 獣の食いあととも違う 解体慣れたそれとも違う 切り口を指で辿る]
……ホレーショーは どっちがいい……? 自然に帰るのと 集落に帰るの…………
[このまま 屋外に運んで 山や森へ ホレーショーを返すべきか……それとも]
(41) 2014/11/24(Mon) 21時半頃
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[暫く 頭に 肩に雪が積もるほどの間…… 彼は考えた後 ナイフを取り出して そっと髪に当てがった ざくりと 一束 髪を切り取れば 風に 一部が舞って それを 丁寧に胸元にしまうと 片方だけになった腕 つかんで 自分より ずっと大きな身体 一生懸命引きずって 外へと運んだ
このまま腐ってしまうより山へ帰れたほうが ……きっと 保護者だったホレーショーのことだから それをよしとしてくれそうで ……いつか この山にまた来よう そうすれば 山に帰った保護者だった ホレーショーに 間接的だけど 会えることになるだろうか?]
(42) 2014/11/24(Mon) 21時半頃
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[微かに苛立っているような強い口調>>15で問われ、怯えたように首を振った。
食いたい。 食われたい。
今既に思っている。 目の前にいるバーナバスにと。]
(43) 2014/11/24(Mon) 21時半頃
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[いつの間にか、自分にとって保護者ではなくなっていた。 保護者以上に思っていた。 でもそう思っていることを知られたら、一緒にいられなくなる。 置いていかれてしまう。]
……おっさんには、関係ない。
[衝動を感じているのを知られたくないからこそ、そんな言い方をする。]
(44) 2014/11/24(Mon) 21時半頃
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[寝台の上、受ける口づけに応えようと必死に舌を絡める。 深くなるそれに、息が苦しくなる。 それと同時に、体の中心に熱が集まるのを感じて、身を捩らせた。 体が熱くなる。]
(45) 2014/11/24(Mon) 21時半頃
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博徒 プリシラは、メモを貼った。
2014/11/24(Mon) 21時半頃
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―3F個室―
[>>33――重ねられた手の温度、 じわりと沁みるよう。
>>29フィリップが居心地悪そうにしているのが 気になっていた、が。 荷物を片付けてくると謂われれば>>34ドナルドと同じく見送った。
思うところもあるのだろう、と 真の理由には上手く思い至らない。 ドナルドが話したいこと、というのは なんだろう、というのも。]
(46) 2014/11/24(Mon) 21時半頃
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[関係ない、と。>>44 言われたことに、瞬間頭に血がのぼりかけて。 口づけ、絡める舌に歯を立てる。
噛みきりこそしないものの、血は滲んだろう。]
関係ないわけねえっての。 衝動の有無をほったらかしにしたまんまじゃ、…あいつらの二の舞だ。
[他者の保護者を喰らった挙句に自ら刃を突き立てたニコラと、ノックスが襲ってきたのだと主張するラルフ。
その結末など、プリシラも知っているだろうに。]
言えよ。
[すでに見下ろす瞳の色は情欲に塗れていたかもしれない。 これが衝動を紛らわす手段だからと言い訳して、どうにか正当化しようとしている滑稽さを己で笑う。]
(47) 2014/11/24(Mon) 21時半頃
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……、
[>>35ドナルドは問いに問いで返す。 少し困ったように、言葉を捜す。]
……話したくないこと? ――……むりに、とは……謂わないけれど
[それは、聞きにくくしたいという 思惑通りであったか。
上着を脱ぐ様には、強く意識しているせいかどきりとしてしまうを、隠すように一度目を伏せて。]
……なんとでも謂っていい…… ――不吉なこと、考えてしまって、……心配なんだ
[額を摺り寄せ、そして頬を背にくっつける。 感じるのは、体温。伏せた緑の眼が、少し、翳る]
(48) 2014/11/24(Mon) 21時半頃
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[むりにとは、という前置きは気になると言う事だろうか。 フランシスの応え>>48に僅か考える間があく。]
――…ン。
[不吉な事、は考えずとも何となく知れる。 少しだけ困ったように眉が下がる。]
サラシはノックスの動き封じる為に、使った。 フィリップと対峙してたから、あいつを助ける為に。 ――…ラルフを殺したノックスに復讐する気で ノックスの大事な者を奪おうと、思ってた。 けど、トレイルは、階段から落ちて――… 二コラも、いつの間にか自害してて、 結局、仇討ちらしいこと、全然出来なくて。
[悪いことをしようとした自覚はある。 罪悪感とフランシスを心配させたくないという気持ちが口を重くした。 けれどドナルドに見えたものを言葉としてフランシスへと伝える。]
(49) 2014/11/24(Mon) 22時頃
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ベネットは、ドナルドが、此処に居るのを確かめるように。確かに、思ったより「大丈夫」ではないかもしれない。
2014/11/24(Mon) 22時頃
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ーーーさよなら ホレーショー
[頬が 凍った その凍った頬のまま ぽつ と つぶやいて 温泉の外風呂へ続く扉 力を込めて閉じた]
(50) 2014/11/24(Mon) 22時頃
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ベネットは、フィリップと、ドナルドがしようとしていたことを聞いて眼を瞠り、それから思わしげに眉を寄せる。
2014/11/24(Mon) 22時頃
ドナルドは、ベネットの表情には気付けぬまま、ぬくもりだけが背に伝い。
2014/11/24(Mon) 22時頃
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言ってくれ、プリシラ……ノヴァ。
[他者へ衝動を覚えたわけではないのだと。 何か理由があるのだと。]
そうでないと…困る。 教えてくれ。 俺がお前を食い殺しちまわないように。
[吐き出してしまった本音は、紛うことなくプリシラへ向けられる衝動。
牙を押し殺し、鎖骨に噛み痕を残した。]
(51) 2014/11/24(Mon) 22時頃
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―3F個室―
――……、 ……そう
[>>49 静かに、眉を寄せながらも聞き終えて ひとつ、息を詰めて、とん、と拳で背をたたく。]
……ムチャを、して。
――怪我したり、……あまつさえ反撃されて 取り返しのつかないことになったら、 どうするつもりだったのさ……!!
[そのまま腕を引いて、ドナルドの顔を覗き込む。 睨むような、悲しそうな、苦しげな顔を、して。]
(52) 2014/11/24(Mon) 22時頃
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[背中に当たる拳の軽い感触に振り返ろうとすれば フランシスに腕引かれ、覗き込む緑の双眸に息を飲む。]
――…ごめん。 でも、我慢出来なかった。 ラルフがあんな風にやられて――… どうしても我慢出来なかったんだ。
ちゃんと帰ってくるつもりだった。 悲しませる気、なかった、けど。
[ごめん、ともう一度謝罪の言葉漏らして眉を下げる。]
(53) 2014/11/24(Mon) 22時半頃
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[二度目の衝撃。
ディーンは何処か泣き出しそうな心地で、それを受け止めた。
目の色の違う理由、そこから続く言葉に、肩越しに振り返ったままニコラを見つめる姿勢で、静かに耳を傾けていた。
向けられる想いの全てを飲み込んで、理解しようと試みる。
その為に、長い沈黙の間が出来た。
足裏が離れる感触を追うように今度は身体ごと振り向いて、ディーンは身を低く屈める。
ニコラの足の甲に、そろりと、唇を落とした。]
…………すまなかった。
もう、君を置いていかない。
キスでも、殴るのでも、食べるのでも、その……犯すのでも、
君の好きにして、構わない。
僕も、君の願いを叶えてあげたい。
君が、僕にしてくれたみたいに。
|
[戸を閉じれば 湯気が篭り 暖かくなっていく お湯で顔を洗い 温泉から出る]
ルーツ
[一階で声を出せば 掲げた腕に ルーツが舞い降りる 嘘にはならないよう 片付けはしなければ 外にでて 吹雪の様子をみた限り もう 少し そんな気配がして]
(54) 2014/11/24(Mon) 22時半頃
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……………ニコラ。君が、好きだ。
君が、僕の唯一、だから。
[ディーンの言葉は途切れ途切れに、表現を考える間が空いた。
どれだけ伝わったかが分からないもどかしさに、眉間の皺を僅かに深くしながら、どうにか寄せ集めた言葉を吐き出して、ニコラをじっと見つめる。]
|
[>>53 隻眼を覗き込む緑は 様々な感情を内包して、危うく雫が毀れそうだ。]
……、がまんができなかったのも、……分かる。 分かるよ、……おれだって、 ――おれだって、許せない、許せるわけない。
でも。…… おれは 、おれには、まだ、 守りたい人、が いるから、そう思って、
[――あいつ、泣くんだろうな、と。 小さく呟いたバーナバスの声が蘇る。守りたいものを守れない苦しさを味わいたくない。味わわせたくない。ぎりぎりの理性で食い止めて。 ドナルドが、――大切で、大切で、嗚呼]
――ばかドナルド。
[いつかのお返しのように、軽く眉間を突いた]
(55) 2014/11/24(Mon) 22時半頃
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[舌に歯を立てられ>>47、反射的に逃げる。 逃げてしまった。 そのまま噛み切られて、食べられたら良かったのに。
口の中に滲んだ血の味が、まずい。]
……あ。
[それでも言えなくて、バーナバスのことを見ることが出来ない。]
(56) 2014/11/24(Mon) 22時半頃
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[けれど、名を呼ばれてしまった>>51。 泣きそうな顔で、涙が零れそうな顔で見つめる。]
ごめん、なさい。 俺……思っちゃった。 食いたいって。食われたいって。
[誰に、とは言わないまま、鎖骨を噛まれた弾みで、堪えていた涙が零れる。]
(57) 2014/11/24(Mon) 22時半頃
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[分かる、と言ってくれた事がうれしい。 フランシスの言葉に申し訳ない気持ちもあったけれど それでも同じ気持ちだったと思えば安堵できた。]
――…うん、ごめん。
[守りたい人は、己を指すのだろうと思う。 それは大事にされているのを十二分に感じるから。 守りたい人がいるから抑えたフランシス。 守りたい人がいるから動いたドナルド。]
でも、また同じ事が繰り返されたらと思うと……
[突く指先に、続きは消えて。]
……う。
[僅か眉根を寄せる。]
(58) 2014/11/24(Mon) 23時頃
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[自分だったものに語りかける姿。
いくつも口にされた名前の、どれが自分のだか判然としない]
……心配?
[いろんな人の声が聞こえた、気がした。
心配してくれたのは――誰だったっけ。
もう、いないのだろう。
だって、誰もいなくて……]
心配、されてるの
[目があった。親しみやすい、表情。
死んだことを、あっけらかんと告げる声]
心配してるんだ
[生きてて欲しい、という言葉は、とても綺麗に聞こえた]
|
[突かれた個所を気にするように 眉間を中指の腹で軽く撫でる。]
フランシス。 フィリップが戻ったら、さ。 俺やラルフに聴かせてくれた子守唄、歌ってくれる?
ラルフが好きだった歌を、あいつ、聴きたいンだって。
[ぽつ、と思い出したように フランシスへとその話題を振り]
(59) 2014/11/24(Mon) 23時頃
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[歌が聞こえた。
声が、聞こえた。
顔をあげ、立ち上がる。
自分を前に、ずっとしゃがんでいた足は軋みもしないし、痛みもない。
どこからだろう。
聞こえる声、歌、旋律、なんと言葉にすればいいのか、いや、できないのか。ただ誘われるまま――ずっと目指していた場所。
外へ、
雪の中へ、
玄関の扉に、手をかけた]
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[食いたい、食われたい。 その衝動を、養い子は知ってしまった。>>57
いったい誰に?
怒りと妬心で頭が煮えたぎりそうになる。]
…そうか。
けど、お前は…俺みたいになるな。 惚れた相手に噛みついて、永遠に失うような真似はすんな。
[ぎりぎりの境界で押し留まったのは獣の理性。 淵から溢れて零れてしまったのは人の欲望。
衣服を肌蹴させ、直に肌に触れる。 眦から流れる涙を、血に汚れた唇で拭った。]
(60) 2014/11/24(Mon) 23時頃
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ドナルドは、バーナバスに話の続きを促した。
2014/11/24(Mon) 23時頃
[噛み砕きたい吐き出したい噛み砕きたい吐き出したい想いを。
粘土の味の飴玉みたいに、口の中で転がして。
足へ口付けるディーンを、じっと見下ろしていた。
足を動かして。
足の指を、彼の唇に触れさせて、口内へぶちこむ。
押し込んで、奥まで犯して、蹂躙して]
ディーンは、僕とキス、したい?
[ちゅぽん、と引き抜いた]
……可愛くおねだりして?
[しゃがんで、頬に触れる。
噛み砕きたい吐き出したい噛み砕きたい吐き出したい想いが、口からこぼれそう。
呑み込むのも口から出すのも出来なかった秘密の言葉。
舌に残る味は苦くて苦くて]
……願い事。
[噛み砕きたい吐き出したい噛み砕きたい吐き出したい]
叶えて。
僕のたったひとつの願い事。
[お兄ちゃんだから、子供だから、弟だから、大人だから
吐き出せない呑み込めない願い事]
ずっと、僕だけ愛して。
唯一だって、一番だって……言うなら。
……おねがい。
[扉は不思議と手ごたえがあった。
開くかはわからない。
開かないかもしれない。そう思って力を込めることが出来ないでいる。
振り返るのは、駄目だ。
さっき声をかけてくれた、生きている――フィリップ、だ。
名を覚えている。
ごめんね、と口にしたことも覚えている。
振り返らなければ、あのまま外に出ていたら
一人で静かに、終えられたのに]
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恨んでいいから、終わった後、逃げちまっていいから。
そんでも、今だけ――
[衝動を、別のもので発散させる。
口づけて、肌に触れて。 熱を煽って溺れさせる。
衣服の下に滑り込んだ手は、プリシラの高まる熱にすぐに気がついた。]
(61) 2014/11/24(Mon) 23時頃
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フィリップは、ルーツは彼が湯気でぬくくなってるので すりすり
2014/11/24(Mon) 23時頃
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…… ほんとに、……もう
[>>58 謝る声、ドナルドに甘い自分を自覚する。 ――本当に、今更だけれども。 大切であると伝わっていると、佳い。]
…… め。
[と、小さく叱るように。]
そんなに痛く、してないだろ。
[眉寄せる様子に、小さく苦笑した。 香油をつけていないのか、さらりと落ちる赤い髪を指ですくって口付けた。]
(62) 2014/11/24(Mon) 23時半頃
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[呆れられたと思った。 もしかしたら、気付かれてしまったかもしれない。
食い殺してしまわないように、と言われたのを残念だと思ったことを。 食い殺して欲しいと思ったことを。 そういう感情を、衝動をバーナバス抱いていることすら。
バーナバスが言ったその言葉がどういう意味を持つか。 その本音に気付いていない。]
(63) 2014/11/24(Mon) 23時半頃
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[衝動に身を任せたら、一緒にいられない。 永遠に失ってしまう>>60。 それは、嫌で。 ずっと一緒にいたい。]
食って欲しい。 けど、置いてかないで欲しい。
……だから俺も食いたい。
[そんな思いを零す。
バーナバスが直接触れるところが、熱く感じる。 唇が寄せられ、自分が泣いていたことに気付く。]
(64) 2014/11/24(Mon) 23時半頃
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……ん、 子守唄?
[>>59 小首を傾げ、それから頷く]
もちろん、……構わないよ。 ――フィリップくんも、 好きになってくれると いいけど。
[ラルフの好きだった歌、――眼を伏せて、寂しげに微笑む]
(65) 2014/11/24(Mon) 23時半頃
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[バーナバスの言葉>>61を嫌がるように、縋りついた。 恨むはずがない。 逃げるわけがない。
経験なんてない。 熱を煽るその動きに抵抗できるはずがなかった。
直接そこに触れられるのは、恥ずかしいし少し怖い。 けれど、それ以上に嬉しい。
相変わらず、それを素直に伝えることは出来ないけれど。]
(66) 2014/11/24(Mon) 23時半頃
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――…………ッ!!
[唇に、丸みを帯びた親指の先が触れた。
小さく息を吐く代わりにそれが口の中に押し込まれる。
指先から更に奥、口内に収めるには容量の大きいそれに呼吸も奪われる心地がして、ディーンの眉が苦しげに寄る。
それでも潤む双眸はそのまま、ニコラから逸らされることはない。
彼から齎される全ては受け入れなければならない。
与えられるものがあるだけで心が歓喜に震えるようだった。
ディーンの口から引き抜かれるニコラの足には、ディーンの興奮を示すかのように唾液の糸が引いた。]
――…………キス、したい。
お願いだから、もっと 僕に、触れてくれ
[自らの哀願の声は、何とも惨めに聞こえた。
可愛く出来ているかなんて、判断出来ようはずもない。
ただ頬に触れる手に、もっととせがむように自らも頬を寄せて、強請る。]
……君だけを、愛している。
今までも、これからも。
だから、僕を 君だけのものにしてくれ
[胸に刺さる棘の痛みが、彼に触れている間だけ和らぐ。
彼の傍にいる時だけ、全ての罪が許される心地がする。
ディーンは右手を伸ばし、ニコラの柔らかな金色の髪に触れる。
見える場所にいる。触れられる場所にいる。
その事実に胸が詰まるようで、また小さく、息を吐いた。]
|
[幼子を叱るようなフランシスの声>>62に瞬く。 照れくさそうに視線彷徨わせてから 再びフランシスの緑へと重ねて]
――…その叱り方、懐かしいな。
[ぽつ、と、言葉通り懐かしむ響き。 彼の優しさも甘さも痛いほどに伝わっていた。 良識備え、甘え方も教えてくれた保護者がいたからこそ ドナルドの今もあるのだと思う。]
痛くねぇけど、なんか、くすぐったい。
[そんな言葉を綴っていれば髪へと落ちる口付け。 くすぐったさよりも照れくささが勝り 目許が仄かに羞恥の色に染まる。]
(67) 2014/11/24(Mon) 23時半頃
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[フランシスの頷きにふっと笑みが浮かぶ。]
良かった。
[寂しげな笑みと伏せられる其れを認め 一度目を伏せるはラルフを思うから]
――…好きになるよ。 フランシスの歌は優しい。 きれいな歌声、で、俺も、好き、だから。
(68) 2014/11/24(Mon) 23時半頃
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[衝動を向けられる誰かに嫉妬を抱いたまま>>64 肌を暴く。
慣れぬ体がしがみ付くのに>>66、暗い愉悦を覚え。それでも心は晴れぬまま。
探り当てた昂ぶりを煽り、その奥の誰も知らないはずの窄まりへ指を滑らせる。]
な、忘れんなよ。 誰かを大事にするって。
[そして忘れてしまえ、こんな大人のことなんて。 忘れないでくれ、 しているから。]
(69) 2014/11/24(Mon) 23時半頃
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[ぎゅっと 麻の袋に 所々皮で補強した 荷物入れに 諸々を放り込む 割れたマグカップも そのまま入れて
そんな時 ”聞こえた”ことに ふはっと苦笑して 肩で好きに遊んでるルーツをぎゅっとする]
ーーーいいのかな
[ぽつ とこぼしながら天井を見る]
(70) 2014/11/24(Mon) 23時半頃
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[相反する願いを抱えたままで、プリシラの抵抗も押さえつけ、強引にその体を拓かせる。 少しずつ奥へと踏み込む欲望を締め付ける内壁に、密やかな満足を抱いて。
同時に憐れむ気持ちを抱えて。]
(71) 2014/11/25(Tue) 00時頃
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――あい、してる。
[ふとこぼれたその言葉を免罪符だと思ったことはない。 けれど、それがわずかにプリシラに残ればいいと願う身勝手さを、許されたかった。]
(72) 2014/11/25(Tue) 00時頃
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……だろ、
[照れくさそうな様子を見て、>>67 ふふ、と笑った。フランシスが年を重ねてもあまり見た目が変らないせいで、余計懐かしく思えるのかもしれない。]
くすぐったい……、そっか。
[髪の手触りを指に絡めて 仄かに羞恥に染まる目元に、胸がつきりとしめつけられる。]
きれいな色。……好きだよ。
[ちいさく、囁く]
(73) 2014/11/25(Tue) 00時頃
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[斜めにかけた 荷物入れ ふと 柵に タオルをかけっぱなしだったことに 気がついた
ーーーニコラのタオル
少しだけ迷って それも手にとって インクで汚れた藁には見向きしないけど そうして 先と同じ階段を使って 上へ]
(74) 2014/11/25(Tue) 00時頃
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|
[変わらないようにみえるフランシス。 変わってゆくのはドナルドの方か。 背丈もあの頃とは違う。 今は、先祖返りと称されるそれと同じ力がある。]
――…俺は、フランシスの色のが、好きだ。
[照れ臭さに視線は外したまま。 けれど髪に絡む指先が気になってそちらを時折ちらとみる。]
たぶん。 そろそろフィリップ、戻ってくる、から。
――…俺も、遠くにいても、聞こえるように、なってて。 フィリップや、ラルフと、同じ、だったみたいなんだ。
[いずれ伝えようと思っていたこと。 隠し通す心算もなく、それを伝える。]
(75) 2014/11/25(Tue) 00時頃
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|
……だといいな。
[>>68 歌のこと。咎められたこと。 自身の歌を壊れた楽器と評されたときから 同行者たるドナルドとラルフ以外には、殆ど聞かせてこなかったのだ。]
……っ、―― ぁ、…あり、がとう
[不意打ちだったらしく。頬が少し紅くなった。 うた、そう、うたのこと。]
(76) 2014/11/25(Tue) 00時頃
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……大丈夫だって。
[安心させるようにフランシスに言葉を向ける。 礼の言葉には笑みを浮かべてみせるけれど 染まる頬にはたと瞬く。 褒められて照れたのか、とそんな風に思い。]
(77) 2014/11/25(Tue) 00時頃
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フィリップは、とん とかいだんをゆっくりのぼる
2014/11/25(Tue) 00時頃
うん、……うん。
[望んだ言葉は。
彼の口から、望む通りに与えられて。
小さく頷き、息を吐く。
吐き出せない呑み込めない想いの味が残った舌で、彼の唾液に濡れた唇を獣らしく舐めて。
触れるだけのキスをして、離れた。
甘い唾液の味で、舌の味が消えていく]
僕も、好き。
愛してる。
[もう一度、唇を重ねて]
……誰にもあげない。
[吐息に紛れて、囁いた]
[むぎゅ、とディーンの体を抱き締める。
しばらくそのまんま固まっていたが、段々小さく肩が震えてきて。
と、同時に煙のようにゆうらり、体が一瞬希薄になる。
形を取り戻したときには、なぜだか体は頭に合わせるみたいに幼くなっていて]
う、
[ひっく、としゃくりあげた]
うわああああ……ディーンのばかぁーー……。
さびしかったぁーー……。ばかぁーー……!
[べそ、と。
久しぶりに、声をあげて泣く。
困るかな。困るだろうな。
いいや、困ってしまえ。
そんな気持ちで、ぎゅっと抱きつく手に力を込めて。
ついでに、逃げないようにきちきち爪を立てておいた]
[歌は、一度止んで
少し間をおいて、あいのうたを、歌う。
正確に、忠実に
ただ、そこに表現される感情は
先の二つの歌ほど、流暢ではない]
|
[自分ですら触ったことのない場所に触れられ、身体を硬くする>>69。 同性同士は勿論、女相手すら経験がない。 何をするのかなど考える余裕もなく、しがみついて肩に歯を立てる。]
んっ……ぅ。
[口からは言葉にならない息のみが漏れる。 忘れないというように、何度も頷いた。
バーナバスが自分を大事に思ってくれていること。 同じくらい、それ以上に大事にしたい。]
(78) 2014/11/25(Tue) 00時頃
|
|
[強引に押し入られ、息が出来ない。 苦しくて痛くて、抵抗してもそれは叶わなかった。 生理的な涙がぼろぼろと溢れる。]
あぁ……ふ……んっ。
[細かく息を吐き、口付けを強請る。 そうでなければ、気持ちが口から漏れてしまいそうだったから。]
(79) 2014/11/25(Tue) 00時半頃
|
|
[それなのに。 その零れた言葉>>72を、耳が拾った。]
俺、も……俺も……。
[その言葉が、嘘でもなんでも嬉しくて。 今度は生理的でない涙が零れ、バーナバスを締め付ける。]
(80) 2014/11/25(Tue) 00時半頃
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|
……、――そ う……、?
[色、どの色だろうかと、 自身の少々跳ねがちな髪をつまむがすぐに離して。 視線を外されたままなので、 そろ、と控えめに追いかけるように顔を傾けた。 ちらと視線が来て――フィリップが来るという言葉に、2度瞬いた]
あ、ぁ…?え?……どうして分かる?
[当然の疑問に、予想外の答えが与えられた。]
……ぇ?――え? ……うそ、……ほんとう に?
[瞬きを忘れたように、ドナルドを見つめ――]
(81) 2014/11/25(Tue) 00時半頃
|
|
[髪を気にする風なのを認めれば小さく笑う。 追いかける視線にそれが重なり、驚いたように瞬きして]
――……。
[全部、と付け足す言葉は先程より幾分小さな響き。 どうして、と問うフランシスから さらに尋ねるような響きがあればゆると頷く。]
本当。
[隻眼はまっすぐ緑の双眸を見詰め返す。]
(82) 2014/11/25(Tue) 00時半頃
|
[甘い言葉を交わし合うなど、初めてのことだ。
勿論、優しげに触れるキスも経験をしたことはない。
命があった時の欲は全て、本能に直結していた。
それが少しずつ変容していくのは、魂が因果を逃れたということだろうか。
触れた唇に食まれたいと望むより、むず痒いような気恥ずかしさの方が勝る。
もう一度唇が触れた時には、頭の奥が痺れるような心地がした。]
――…………ニコラ。
[いつもにも増して、言葉を探す回路が上手く働かない。
むき出しにされる独占欲と抱き締める腕とを受け入れて、言葉の代わりに両手をニコラの背中に回した。
その時、彼の身体の線がまた揺らぐ。]
|
[ルーツにまた 静かにしてね と 聞かないだろう 注意一つ 中で 声のつながるを 知らされ フランシスが 驚いているとも知らず
緊張した面持ち そっと二回 個室の扉をノックする]
(83) 2014/11/25(Tue) 00時半頃
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[背中に触れていたはずの手が、触れていない。
驚くより早くしゃくりあげる音と振動が、触れていた箇所から伝わった。]
――…………ば、
[ばか、とは初めて言われた言葉だ。
泣き出すさまと爪を立てる動作のギャップに、ディーンはゆっくりと藍鉄色の双眸を瞬かせる。
今度は片手でニコラの背中を抱き、もう片方の手で頭を撫でた。
子供をあやしたことなどないから、動作はひどくぎこちない。]
――……ニコラ。僕は、ここにいる。
[泣かないで、というのは違う気がした。すまない、と謝るのも。
結局いつもの通りに名を呼んで、ただ事実を告げて。
胸元に顔を埋めさせるように、ニコラの頭を抱き寄せる。
甘えて良い、と言葉にする代わりの動作だ。]
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……な、なんでもない よ
[>>77 頬が熱くなったのは自覚している。 誤魔化すように付け足した。 >>82驚かれても、じい、とドナルドを見ていたが “全部”と 小さく謂われ、]
……――― っ [本当に、眼に見えて紅くなった。 ――なんて殺し文句 だ、などと よぎる。]
(84) 2014/11/25(Tue) 00時半頃
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[フランシスの様子>>84は なんでもないようには見えなかった。 けれど誤魔化されておこうと思い]
そうだな。
[と、短く紡ぐけれど。 さらに頬染める色が鮮やかになれば視線が泳ぐ。]
……、
[言葉を探そうとして、扉叩かれる音>>83が聞こえる。]
フィリップか? 開いてるぞ。
[扉の向こうへと声かける。]
(85) 2014/11/25(Tue) 00時半頃
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衝動は?……苦しくない?いつ?…… ずっと、そうだったのか?……身体のほうは?
[前のめり、立て続けに質問、した後で]
遠吠え――居間から、出て行くとき…… フィリップと、話してた……?
[ああ、――と、納得、する。]
ドナルドの声が、……離れてても、聞こえるのか
……ずるい
[ああ、そんな場合では、ないだろうに ごく小さく呟いた後、ノックの音が聞こえて、はっと 顔を上げる>>83]
(86) 2014/11/25(Tue) 00時半頃
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[あいのうた
最後の一小節を歌い上げて
全てを嘲り笑うように
くすくすと、声を漏らす。
少女のような少年の声を知る者
ひとりは、目の前の相手以外見えておらず
ひとりは、消失に耐えられたかわからない
故に
姿のない声の主を、知る者はいない]
|
[ずるい と言われたことは知らない ドナルドの返る声に そっと扉を開いて 静かに顔を覗かせる 覗いた先 赤い髪のドナルドと……]
…………フランシス 風邪 ひいた?
[ゆるく首 戸口で傾げて ルーツも同じように 彼の腕につかまったまま ゆるく首を傾げた]
(87) 2014/11/25(Tue) 00時半頃
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[そして、嘲笑が途切れ
再び流れ出す歌
ファウストの一幕
私の安らぎは去った
心も重い
二度と安らぎを見いだせない
もう二度と――――
先刻の歌とはうってかわった
嘆きのうた。
心を彷徨わせる者へ
哀愁を抱える者へ
淋しさと喪失感を胸に秘めた者へ
歌は響く**]
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ひ ひいてない。……健康です
[首を横に振る。 ルーツの方を見るとやや警戒気味になった。 主が居るから、大丈夫だろう、が。たぶん。]
(88) 2014/11/25(Tue) 01時頃
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……満たされ過ぎて消えちゃいそう……。
[ぐすぐすと鼻を鳴らしながら、呟きすりより。
ちゅ、ちゅと小さな音を立てて、彼の頬へ耳へ首へキスの雨を降らす。
撫でられるのが気持ちよくて、目を細めてもっととねだり。
ぎこちない動きに、ヘタクソ、とちょっと笑った]
ずっと、いてね。そばにいてね。
[命令、と。
彼の口元で囁いて、また幼い口付けを贈る。
触れるだけの、甘い、ぎこちないキス。
抱き寄せられて、素直に甘えて。
生きてたらアザと引っ掻き傷でひどいことになってそうな背中を、そっと撫でた]
……離れたら、ひどいことするから。
[それとも、ディーンはひどいことされるのが好きかな?]
|
[立て続けの質問にはたと瞬き 尋ねが一通り終わるを待ち]
衝動は、まあ、血のにおい嗅いだらざわつくけど まだ、我慢できないほどじゃねぇかな。 ――…いつかってのは、うーん、 よくわかんねぇけど、ラルフのこと一緒に探したあたり、かな。 ずっとじゃねぇよ、自分が先祖返りなんて思っても無かった。
[思い出しつつ答える。]
ああ、あの時も、聞こえてた。話してた。
[さらとそれを認めるけれど、 続く言葉には瞬いた後、クツクツと喉鳴らして笑う。]
なんか、色々だだ漏れになるっぽいけど それでも、いいの?
[ずるい、というフランシス>>86に首傾げて問うて]
(89) 2014/11/25(Tue) 01時頃
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中入ってこいよ。 そこ、寒いだろ。
[戸口にいるフィリップを手招く。 フィリップとフランシスの遣り取りには笑み漏らし]
(90) 2014/11/25(Tue) 01時頃
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でもーーー顔 赤い
[フランシスの警戒の視線に くけっ と ルーツが小さく鳴いて羽を揺らす ルーツにとって 面白い対象のフランシスに向かいそうな姿勢 ……彼は それに気づいて ルーツの背中 手で押さえつ 大丈夫かなとフランシスとドナルド二人をみて ドナルドは何か愉快そうだった]
えっとーーーーその ……歌 聞いてもいいって…………
[何か 自分の要望を 強請るのは不得手で もう片手は 斜めにかかる荷入れの紐を掴みつつ 戸口に入ったところで しどろもどろ]
(91) 2014/11/25(Tue) 01時頃
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フィリップは、ドナルドの言葉にこくりと頷き部屋の中には入った
2014/11/25(Tue) 01時頃
――……それは、困る……。
[言葉の示す通りの不安の現れに、ディーンはニコラの背中に回していた片手の力を強くする。
息を詰めるように言葉を途切れさせたのは、降ってくる唇がくすぐったかったからだ。
命令、と添えられるだけで、ここにいる大義名分が出来る。
縛りつけられることが何よりも心地良い、と口にすることは躊躇われた。
甘いキスも心地良い、けれど、それだけでは物足りなく感じるのも事実だ。かといって身体を繋げることも、望まれなければ難しい。]
――……ひどい、こと でも、君がくれるなら
[欲しい、と強請れば与えられるのだろうか。
ディーンはニコラの首筋に唇を寄せて、少し強めに噛みついた。
――飼い犬は、飼い主に反抗すれば叱られるものだ。
ニコラの反応を伺う双眸には、自然と期待するような色が乗った。**]
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[>>89立て続けに質問した後、 返ってくる言葉にはゆっくりと、頷いて、咀嚼しようとする模様]
…… 先祖がえりって、…… 生まれつきだけじゃ、ないんだ……
……――そう か…… そんなに、苦しくないなら、いいんだけれど ラルフが――衝動を感じやすくなってる、みたいなこと、謂ってたから……
[あのときも、そうだったのか――と、一度目を閉じる。 フィリップにも、少し小言が必要かもしれないなどと思う。 咽喉鳴らして笑われ、怪訝そうな表情を浮かべるが]
……え、……駄々漏れ?
[――それは まずい気がする。口元を覆って首を横に振った。]
(92) 2014/11/25(Tue) 01時半頃
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[>>91こほん、と一つ咳払い]
うた、…… ええと、ラルフが好きだった、うた。 ドナルドとラルフ以外に聞かせたこと あんまりないからな……
[実に久しぶりで、やや緊張気味だった。 ドナルドに倣うように手招きして]
(93) 2014/11/25(Tue) 01時半頃
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[小言対象に含まれかけているのも 彼自身は気がつかないまま 手招きされるままに ふたりに近づいた
こくんと フランシスの言葉に頷く 自分の知っている情報と 相手がわかる情報の切り分けは できていないので 唐突な彼の言葉に フランシスが ついて行けている そのことには気づいていないまま]
ーーー楽しみ
[ラルフはどんな歌を好んでいたのだろう もう ラルフからは聞けない それを 知る機会ができて 緊張した面持ちの フランシスに はにかんで]
(94) 2014/11/25(Tue) 01時半頃
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だぁって、未練なくなっちゃったもん。
[強くなる片手の力に、またぼやけていた体が元に戻る。
不安そうな声に、楽しくなっちゃってくすくす笑い。
未練なんてもうないし、この胸の中で消えられたら綺麗な最後だと思う。
セックスは今まで触れてこなかったから未知すぎて分からないし、キスはもうしたし。
強いていうならもう一度食べたいけども、それを叶えたら本当に消えそうだ。
涙のあとを残す顔で、彼の胸から顔を上げて]
だからさ、もっと一緒にいたいって。
ちゃんと思わせて。
[いま、残ってる欠片は、それしかない。
だから、と。
脅しにしては奇妙なセリフを、笑いに混じらせて口にした]
[脅しの笑みはくすぐったさに歪む。
次いで、首に走る歯形の痛み。
く、と喉の奥で嗤った]
痛いよ。
[彼の前髪をつかんで首から離し、優しく注意する。
それから、髪は離さないまんま喉仏に唇を寄せて。
唾液の甘さが残る舌で形を確かめて、ごり、と噛みついた。
歯が、ぬぷりと皮膚に食い込む]
……そんなにひどいことが好き?
[期待の宿る目に、呆れたふりをして笑って。
あんまりにも可愛いから、剥き出しにされた額にキスを贈った**]
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……たぶん。
[ラルフの遠吠えは聞こえなかった。 浮かぶ言葉を音にするのは寂しいと思い一言のみ綴る。 フランシスの言葉>>92に耳傾け、相槌をうち]
苦しくはないから大丈夫。
[そう言いながらも、 怒りのまま憎しみのまま喰い殺してしまいたい、と そんな風に思いもしていたのだが 今は問題ないだろうと考え、大丈夫と告げた。]
なんか考えてることだだ漏れに伝わる感じ?
[首を振るのを見ればカラと笑って]
伝わっちゃまずいことでもあるンだ?
[と口許覆うフランシスに首を傾げてみせた。]
(95) 2014/11/25(Tue) 01時半頃
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……Guten Abend, gute Nacht,
mit Rosen bedacht,
mit Naglein besteckt,
schlupf' unter die Deck――
[ゆったりとした、優しい旋律、 透明感のある声で、ゆっくり、しずかに、うたいだす。]
(96) 2014/11/25(Tue) 02時頃
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[ぱちっと 目を瞬かせる 歌声に釣られたルーツの 嘴が開きかけて それを はしっと 手で掴み抑えながら
やさしい 明るく穏やかなーーーああ ラルフを思い出す ラルフが好きだった歌 ラルフが聴いていた歌 悲しいだけではないのに 視界が滲んで もう片手は 嗚咽 零れないように 自分の口を押さえて 最後まで 静かにフランシスの歌を聴いた]
(97) 2014/11/25(Tue) 02時頃
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[フランシスが緊張する気配>>93に微か笑み向けて 緊張ほぐそうと「いつも通り歌えばいい」と声掛ける。 フィリップが戸口から此方へと寄れば>>94軽く頷いた。
聞こえくる優しい旋律>>96にドナルドの表情が緩む。 僅か目を伏せ聴き入るは好んだフランシスの歌声。]
(98) 2014/11/25(Tue) 02時頃
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[おやすみ、おねむりなさい
ばらとなでしこに囲まれて
ふとんのなかに、おはいりなさい。
そんな、安らかな眠りを祈る子守唄。 「安らかに眠れ 夢の楽園の中で」
――やわらかな声で そう、締めくくられる子守唄。]
(99) 2014/11/25(Tue) 02時頃
|
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[もし 彼が楽曲の歌詞を知っていたならば 一番の歌詞を願いつつ 二番の歌詞に 寂しげに微笑んだのだけれど]
[外の雪が吸い取るように 静かになった室内 どこか 明るくなったような ひどく清浄なものにふれたような ……トレイルを死に至らしめたばかりの 自身が 聴くのはひどく申し訳ない 気持ちもあれど]
……ありがとう ございます ラルフがーーー好きだった 気持ち わかる
凄く 綺麗な歌でした
[音程に詳しくもない それどころか音楽に疎いけれど 歌い手の心の反映された 透き通る音楽に そう言って 泣きながらも*笑った*]
(100) 2014/11/25(Tue) 02時頃
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[>>95 歌いだすより少し前。 たぶんという一言に、それ以上重ねることはせず。 思い出すのはラルフの顔だ。 苦しくはない――とは、謂うけれど。心配そうに見るのは、致し方ないことだろう]
……それ、便利なのか不便なのか分からないな……
[ひとりごとも筒抜けなのだろうか。 遠吠えの全貌を捉えきれない。]
ま、まずいことって謂うか……! いや、……その、ひ、みつってあるだろう…?
[口元を押さえた手を少しずらして、 伝わってはいけないと思う心当たりの大きな要因たる同行者を、見遣ったのである。
――心配事や、不安が伝わるのも、よくないとは思っていたけれど。]
(101) 2014/11/25(Tue) 02時半頃
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[>>96ドナルドのアドバイスに頷いて、 ありがとう、と深呼吸を一つ。 >>97 フィリップがルーツを抑えるのに 眼を細めて笑みを浮かべながら――ここにラルフがいないことが、とても、悔しく、痛む。 彼の魂のある場所に届けばいいと、願いながら
うたを、終える。]
(102) 2014/11/25(Tue) 02時半頃
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[歌は終わらない。
こんこんと湧き出る泉のように
愛を、哀を、夢を、絶望を
勝利を、希望を、喜びを、悲しみを
正しい旋律に、溢れんばかりの情を乗せて
うたはおわらない。
永遠に]
|
[透明な歌声が止めばゆると隻眼をフランシスに向ける。 ぱちぱちと拍手するものの フィリップが泣き笑うを見れば少しだけ困ったように フランシスへと眼差しを戻した。]
――…ありがと。
[我儘をきいてくれた彼に感謝の言葉向けて]
なぁ、フランシス。 フィリップに、さ、ひとの生き方、教えてやって欲しいんだ。 俺やラルフに教えてくれたみたいに――。
[フィリップを導いて欲しい、とそう願う。]
(103) 2014/11/25(Tue) 03時頃
|
|
[便利なのか不便なのかわからない、と 遠吠えについてフランシスが言うのを聞いて>>101 ドナルドはからりと笑って「今の所不便さはないかな」と 相変わらずの調子で紡ぐ。
ひみつに関しては僅か首を傾げて 何かあったか、と考える程度には ひみつを意識してはいないけれど よくよく考えてみれば言っていないこともあるように思う。]
(104) 2014/11/25(Tue) 03時頃
|
|
……、
―――……
[>>100 泣きながら、笑う少年を前に。 瞬き、それから飾らない真っ直ぐな言葉に、 ――この歌が好きだったラルフを思い、 緩やかに眼を細めた。]
……そう、……よかった。 こちらこそ、ありがとう。
(105) 2014/11/25(Tue) 03時頃
|
|
……どういたしまして。
[>>103 ドナルドからの感謝と、 フィリップの涙と、とてもくすぐったい、 切ない気持ちになる。
わがままを謂われただなんて、 これっぽっちも想っていないフランシスだったが]
……、あぁ…… うん そうだね …… フィリップくんさえ、よければ。 ……ラルフも、……喜ぶんじゃないかな、なんて。
そう、思うんだ
[そう、静かな声で、つぶやいた。]
(106) 2014/11/25(Tue) 03時頃
|
|
――…ン。 フランシスならそう言ってくれると思ってた。 ありがと。
[フランシスの応え>>106にそう言葉を紡ぐ。 安堵の息が漏れるは思うよりも好意的なものだったから。]
…………。
[ラルフも一緒ならどれほど良かっただろう。 そう思えば様々な感情が過り眉間には薄く皺が刻まれた。 ふる、と首を振りフィリップへと視線向けるが フィリップと目が合う前にルーツと目が合う。 フィリップの頭撫でる為に手を伸ばせば突かれるのだろうか。 そんな事を思えば半ばまで上がった手の動きが止まった。]
(107) 2014/11/25(Tue) 03時半頃
|
|
そんなわけで。 フィリップもいいよな。
[同意求めるようにフィリップに声を向ける。]
(108) 2014/11/25(Tue) 03時半頃
|
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[不便さがない――>>104 と、そういうドナルドは隠し立てすることなど何もない、と謂うことだろう。確かに割りと考えなしにぽんと発言してくるところがある。
ひみつについて首を傾げられたが 「大人には色々在るんだ」、と そんなぼんやりとした言い訳をしたのだった。
――いろいろ、そう。いろいろだ。]
(109) 2014/11/25(Tue) 03時半頃
|
ドナルドは、ベネットに甘えてばかりと思うけれど他に甘えられる相手は浮かばず。
2014/11/25(Tue) 03時半頃
|
[バーナバスから与えられる、初めての快楽に酔う。]
ごめ、ん。
[バーナバスの耳元で囁き、肩に歯を立てる。
このまま噛み切ってしまいたい。 食い千切って、その肉を租借して、溢れる血を舐め取って。
それはダメだと何度も首を振って、バーナバスを抱き締める。 暖かいぬくもりと、感じる鼓動と。匂い。 もっと触って欲しい。 もっと。 何も考えないくらいに。]
(110) 2014/11/25(Tue) 03時半頃
|
|
[食べたい食べたいたべたい。 食べて食べてたべてたべて。]
……抑えるから。 ちゃんと、覚えるから……。
[だから。]
置いてかないで。
[きちんと衝動を抑えることが出来るのなら、一緒にいることを許して欲しい。 守られる子どもではなく、共に居たい。
――ああでも、お守りは黒ずんだままだ。**]
(111) 2014/11/25(Tue) 03時半頃
|
博徒 プリシラは、メモを貼った。
2014/11/25(Tue) 03時半頃
|
[喰らいたい。 喰らえば失う。
幾度も揺れて言い聞かせて。
衝動とすり替えるようにプリシラの最奥を穿つ。 どろり、とその内側を汚して。 置いていかないで、と>>111願う声に誘われるように何度も口づけを繰り返した。]
(112) 2014/11/25(Tue) 03時半頃
|
|
[肉を喰らわずとも、見境を無くしている。
そんな男を、脳裏で誰かが笑った。**]
(113) 2014/11/25(Tue) 04時頃
|
|
[愛する者を喰らいたい衝動。 けれど遠吠え出来るようになって 愛する者でなくても喰らえば美味いだろうとも思うようになった。 は、と息が漏れる。 牙が疼くような気がして片方だけ晒す眸が揺れた。]
――…雪、はやく止むといいな。
[ちらと窓に目を向け呟く。 雪景色をみれど心落ち着く気配なく]
そういえば腹減ったな。 なんか食うもの探してくっか。
[貯蔵庫にあるもので紛らわせればと思い扉の方へ顔を向けた。**]
(114) 2014/11/25(Tue) 04時頃
|
|
[ラルフと一緒に聞きたかった] [この綺麗な音色を聞いた時 ラルフはどんな表情をするのだろうか? ラルフは どんなところが好きなのだろうか?
俺はーーーー]
[フランシスからの ありがとう に きょとんと 首を傾げるころには 口を覆っていた手で 目元をこする
ドナルドが ”遠吠え”で考えていたことを 口にし 身を竦めた いろいろ問題がある獣なのは自覚している でも このタイミングで首を横に振られるのは ーーーーーーとても辛い 気がして
恐る恐る フランシスを見る]
(115) 2014/11/25(Tue) 08時半頃
|
|
ーーーラルフも……喜んでくれる……?
[一緒に 五人で 旅ができたら そんなこと思いを 交わしあっていた
叶わない 叶ったーーー嗚呼] [フランシスの 静かな声と ドナルドの促しに ごしごしと 目元を擦りながら 何度も何度も頷いた
今はまだ ラルフのことを話すと泣いてしまうけど いつか ドナルドとフランシスと 一緒に 泣かないでラルフの話が出来るだろうか? ラルフが聞いた話 見た風景 教わったものを 聞いて 見て 教わりながら]
(116) 2014/11/25(Tue) 08時半頃
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|
湯がある方の 階段綺麗
[しゃくりあげながら 部屋を出るドナルドに そう言って見送る 外は雪 けれど 雲の厚さ 風の強さは 少しずつ 収まる方向に見えて]
ーーーーあと少し……きっと すぐ止む
[と 喉 声詰まらせながら 笑う]
[ルーツのくちばしから 手を離し 聞いたばかりの音を 小さく口ずさむ (最初からずれた音だったが) ルーツが首を傾げて あ” あーと 真似に満たない声を出す
やっぱり 全然ダメだと ルーツの羽に顔を埋めた*]
(117) 2014/11/25(Tue) 09時頃
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お兄さんだなぁ……
……ん。 ――……いろいろ課題はあるけども なんとか、して行きたいと思う、よ
[ 衝動について、飼いならし方について、 人の世の渡り方について。 危険と隣り合わせに過ぎるとしても、 かれを このままに、置いて行くつもりはなかったのだ。
――問題は食糧事情。 ドナルドがラルフにしたように、 ――自分の血でなんとか和らげられないかという考えにおよんだとき、はたと擡げたのは想うものに喰われたらどんなに甘美かという、ことで。――フィリップに確認をとる隻眼の横顔をちらと見、首を慌てて横に振った。]
(118) 2014/11/25(Tue) 09時半頃
|
|
[>>107 深く眉間に皺を刻むドナルドを気遣わしげに見やる。 手を伸ばしかけて、やめて、 そんな様子も視界にとらえながら]
……その子も躾なくちゃなぁ……
[と、ルーツを見ながら謂うのであった。
フランシス自身は先ほどの子守唄を歌ったのもあって 衝動はなりを潜めている。衝動とは別の、ひととしての感情は聊か漏れ出がちなのが困りものだったが。こればかりは年を重ねてもかえられなかった。
ドナルドもフィリップも 自分だけの方法で徐々に飼いならせていけばいい、はずだ]
(119) 2014/11/25(Tue) 10時頃
|
|
[しゃくりあげるフィリップの頭を 今度こそドナルドは撫でられたか、 フランシスもまた背を撫でるか、そんな風な触れ合いで。 ]
……泣いていいんだよ
[ 大人になると、それは難しくなる。 泣ける場所は、ひとりの部屋の中――なんて。 よくある話だから。今のうちに、たくさん。]
ドナルド、も。
[ そ、と背中を撫でたのは 大丈夫だと言っているのに――と、泣きそうに見える顔で言っていたのを、思うから。 ]
(120) 2014/11/25(Tue) 10時半頃
|
|
……出られそうになったら、 すぐにでも、出よう
[ 雪がやめば、はやく。はやく―― 呪われたような、この場所から。 ノックスが怒りや絶望に駆られて 彼らを襲ったりはしないだろうか。 ――或いは、ニコラのように命を絶ったのを見てしまうことになりはしないだろうか、と。 そんな心配も、あったのだ ]
……取りにいく?手伝おう、か。
[ 声を掛けて腰を浮かして** ]
(121) 2014/11/25(Tue) 11時頃
|
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/25(Tue) 11時半頃
|
[フィリップの言葉>>116にふっと笑み漏らし]
喜ばねぇと思うか?
[と首を傾げてみせた。 ラルフを思う。 フランシスの言うように>>106喜んでくれるだろうと信じて。]
(122) 2014/11/25(Tue) 12時半頃
|
|
[食糧調達に行く心算を漏らせば フィリップからの助言>>117があり]
そっか。 じゃ、そっちの階段使うかな。
[と軽く頷きまだ足踏み入れた事ない場所を思う。]
……だな。
[きっとすぐ止む、とその言葉に頷いた。 ルーツに歌を伝えようとする様に目を細める。 フィリップの小さな歌声を補うようにバリトンを重ねて まだつたない歌を発するルーツを眺める。]
(123) 2014/11/25(Tue) 12時半頃
|
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[お兄さん、なんて言葉がフランシスの口から漏れれば>>118 はたりと瞬いてフランシスへと顔を向ける。]
――…年上だし。 それに、旅する者同士助け合うのが当然だろう? フランシスが教えてくれたことだ。
[言葉にしたかどうかは忘れたが フランシスは行動で示してきたとドナルドは認識している。 助けられてばかりではあったけれど こどものうちに甘えることも教えて貰った。 課題を考える風な素振りみえれば「一緒に考える」と 課題抱える側であるのにそんな言葉を漏らした。 首振るのには理由が知れず不思議そうに首を捻ったのだけれど。]
(124) 2014/11/25(Tue) 12時半頃
|
|
[気遣わしげな眼差し>>119に 大丈夫という代わり微かな笑みをフランシスに向ける。]
まずは襲い掛かってこないように、か。
[躾の話には思わずルーツをちらり見た。 その鮮やかな色の羽に顔を埋めるフィリップ>>117の 頭撫でようとそっと伸ばす手。 フランシスが彼の背を撫で声掛けるを聞いて緩く目を伏せた。 そうするうち、己の背にも感じるぬくもりと声>>120]
――――……ン。
[今度は、大丈夫、とは言わなかった。 けれど泣くでなく目を伏せたまま、 込みあげる感情を吐き出すように深く息を吐く。]
(125) 2014/11/25(Tue) 12時半頃
|
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[はやくこの山小屋を離れたい。 そう思うのは血のにおいが立ち込めるから。 それから大事な同行者であるラルフを奪われた場所だから。 心が軋み痛みを覚え憤りにどす黒い感情を懐いて、 それがうちに飼う獣を駆り立てるのがイヤで離れたかった。 フランシスから掛かる声>>121に顔を上げる。]
あァ、ひとりで大丈夫。 けど……、山下りるまでの食糧も見繕うなら 三人一緒のがいいかもしんねぇな。 あんま贅沢はいえねぇだろうけど好みもあるだろうし。
[ドナルドの目当ては干し肉とチーズあたり。 フランシスやフィリップは如何だろうと考えながら ふたりを交互に見遣る。**]
(126) 2014/11/25(Tue) 13時頃
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[涙の跡が見えるのを舌先で拭いたくなるのを堪えて、ディーンはニコラを見ていた。
未練。残る未練。それを思うと、胸に刺さる棘が痛くなる心地がする。
それを上書きするのは、喉に食い込むニコラの歯の感触だ。
食いつかれる感触に息を詰めて、ディーンは眉を寄せる。
思い出すのは、彼が腹の肉を噛んだときの熱と、ぎざぎざの傷に触れたニコラの手の感触。]
――…………。
[あさましく、腹の中をぶちまけたい。
臓物だけでなく、その更に奥にあるものも、全て。
しかしそれでもし彼が満足してしまったら?
残るかけら一つなく、この手の中から消え失せてしまったら?
薄く開いた唇は物言わぬまま閉じ、ディーンは言葉の代わりに、息を吐く。視線だけは、ニコラから逸らさぬまま。]
うん、心配だね……
[ゆっくりと頷く]
シメオンは……ディーンには会わないの?
[姿は見える。
話もできるけれど、伝わってない気がしてゆるりと首をかしげ。
立ち上がり、どこかへと向かう姿を見送った]
[どこからか歌が聞こえるけれど、それよりは。
聞きなれたフランシスの子守唄が聞きたくて。
フランシスたちの傍に戻ったときには、フィリップも弔いを済ませていたようだ。
フランシスがフィリップへと歌うのを聞きながら、
安らいだ表情で、瞳を閉じる**]
|
[突き上げられる度声を漏らし、食べたいという衝動を押さえ込む。 食べられたいという願いが口から漏れないように堪え、熱を吐き出した。
繰り返される口づけに、もっとと強請る>>112。 そのまま、眠りに落ちるまで。**]
(127) 2014/11/25(Tue) 13時半頃
|
|
―ミッドナイトブルー/あれからのこと―
[もうひとつ。神様が戻してくれるのなら、彼が欠陥だと思っていたものも。 人体の声帯を意識して食べたことも、死後の性器を食べたことも初めて。キタナイと、言われるのだろうかとふと思った。予想以上に軟らかで、舌とも違う味わいだった。]
………。
[長居は出来ないと、両腕に抱えあげて居間に急ぐ。直接手を下して居ないからと、フィリップの矢がニコラにむかないとは限らない。ドナルドが既にニコラに怪我を、或いはそれ以上を負わせていないとは限らない。
彼等は、何か見えない糸で繋がっているようにもみえた。]
(128) 2014/11/25(Tue) 13時半頃
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[眠るプリシラに掛布を被せ、起きた時に不安を感じないよう、その上から男の外套で包み込んだ。]
すぐ戻るから、ちょっと待ってろな。
[髪をなで、部屋を後にする。]
(129) 2014/11/25(Tue) 13時半頃
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[ >>122 ドナルドはずるい と 思考交わす中でも 思い伝えた ……そう笑って言われたら もう 否と言うのは難しくて ラルフの少し控えめな 様子は きっと ちょっと強引なドナルドと 相性もよく 噛み合っていたのだろうなと]
[ルーツと一人と一匹 課題がどうの 話すフランシスと ドナルドを見る ……難しくないといいのだけれどと 課される側の彼は 少し眉を下げた]
(130) 2014/11/25(Tue) 13時半頃
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[まだ低くなり切らない 掠れた声が 低音に支えられて ふらとふらつきながらも よく楽曲を知る人が知れば かろうじて そうと聞こえる範囲まで 一度 声を止めて また 歌う ーーー歌いやすい 不思議だと思う]
[フランシスとドナルドの考え知らずか ルーツは あ” あーと 歌とは言えない 鳴き声またこぼして]
(131) 2014/11/25(Tue) 13時半頃
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……そういう やり方知らない……
[一度戸惑った手はどうだったか 保護者だったホレーショーより 小さな手が撫でるのは まだ戸惑う それも 頭に 背に二つ より ルーツの背に顔を埋めながら
ラルフもこの二つの手に甘えたのだろうか? かなり早い段階で 森で山で 泣くことさえ 堪えていた彼は どうすればいいか ルーツの羽に 顔上半分をあげて フランシスをじっとみた後 フランシスの言葉につられ ドナルドをみ また ルーツの羽に顔を埋めた
羽が湿ってきて ルーツが暴れ出したけれど]
(132) 2014/11/25(Tue) 13時半頃
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[この両手はいつだって、2人の為にある――…のに。]
――――――!!
[ニコラはソファに居た。 仰ぐ顔に突き立てられたもの。
腕から、脚から力が抜けるよう。
ニコラ、ニコラ!
幾ら叫んでも、喉から声は出なかった。ただ、ひゅうひゅうと通り過ぎる音だけ。]
(133) 2014/11/25(Tue) 14時頃
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[フランシスたちがいるであろう部屋の戸を叩き、声をかけた。]
ノックスの様子見てくる。
[反応は芳しいものでは当然ないはずだ。 それを当然のことと受け止め、肩をすくめた。]
お前らからしてみりゃ憎い仇だろうよ。 でもな…あんなでも幼馴染みなんだ。
[彼らが時をともにしたように。 ノックスと男にも共有した時間や思いはあるのだと告げる。]
俺だってあいつが何にも悪かない、なんて思っちゃいねえよ。 だけど…心配くらいはさせてくれ。
ヤケクソになって妙なことしねえか、ってのもあるしな。
[声に滲むのは苦い思い。 心配は出来ても、もうそれだけしか出来ない。]
(134) 2014/11/25(Tue) 14時頃
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[お前らもくるか、と問えば彼らはどう返事をしたのか**]
(135) 2014/11/25(Tue) 14時頃
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[フランシスが手伝いに行こうとするのを 一人で と言うドナルドを一度みて]
…………今の季節なら 兎くらいなら 吹雪の直後は お腹すかして出てくるから…… 取れると思う……味付けとか 欲しいなら あると食べやすい……かな
[山を降りる際の食料に いつも そうしていることを口にする 自分はなれた味なのでいいが フランシスとドナルドは とったばかりの 兎肉ってどうなのだろうと 暴れるルーツから顔をあげつつ
ラルフに報告に行こうかな どうしようかなと 迷いながら彼はまだそこにいた*]
(136) 2014/11/25(Tue) 14時頃
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[開かれたままの灰色には、ノックスが渡したナイフ。柄を握っているのはニコラの手。もう片方は固く握られ、何を掴んでいるのか開かずとも形から見て取れた。]
………。
[どう見ても、何度見返しても。
ニコラ自身の選択にしか、見えなかった。]
(137) 2014/11/25(Tue) 14時頃
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―3F 個室でのこと― [ひとつ、瞬いてからやわらかく眼を細める]
……よいこと。立派になったな。 おれは……誇りに思う。
[>>124 しみじみと、感慨深そうに謂う。 こどもの彼らに教えられることも多かったゆえ、 不完全な自身でも、やってこられたのだよと――本当に、独り立ちするときには伝えなければと思う。 同時に抱いている感情については、 ――道ならぬといっていいものだが、それは。]
……いっしょに。そうだね 考えてくれると、……いい、かな……
[しかしそれでも悩み深そうに 眉間に皺は寄ったままであった。]
(138) 2014/11/25(Tue) 14時半頃
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[>>125笑みが返れば少しは、安心する。 どうにも、ドナルドも――ラルフも、我慢強くて何か無理していないか気を揉んできた]
でないとそのうちおれが そいつに狩られてしまうかもしれない。
[真顔。否、冗談のつもりだが >>125 とり――ルーツを一応、警戒している。 元の性質に加え衝動を抑えることを長年かけて身につけてきた保護者役は、野生の獰猛さを失い気味だ。]
――――、…
[(20歳だものな、泣いていいと謂われて泣かない、か) 背を撫でながらそれでも だいじょうぶ、ではなく感情を吐き出す様な息の音が聞こえ。きっと、少しはつらさを外に出す助けになっていたと、思いたかった。]
(139) 2014/11/25(Tue) 14時半頃
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ドナルド 上手 君の歌、好きだよ
……フィリップも…すぐ上手になるさ 声変わりがすんだら、安定もするだろう。……楽しみ。
[>>131バリトンと、低くなり切らない声と、 つたなく重なるを聞いた時、フランシスは笑みの形に緩やかに眼を細めたのであった]
(140) 2014/11/25(Tue) 14時半頃
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実は、おれも知らない。 一緒に勉強しなくちゃなあ……。
[鳥の躾なら大道芸が得意な一族に師事を仰ぎたいところ。 >>132フィリップに謂って、苦笑する。 ルーツの鳴き声にはあさっての方向へ視線を向けた。
本当に、迷子の子供が戸惑うような様子のフィリップには、見守るような笑みを浮かべたのだった。 ややあって、ドナルドにフランシスは手伝う気で答えた>>126]
干し肉に……乾パンがあればいいかな ジャムを塗れば美味しく食べられるだろう?
[甘味は元気になるものだと そうフランシスは思っている。]
(141) 2014/11/25(Tue) 15時頃
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[>>134 ノックがあったのは、 部屋を出るか出ないかのところだった。]
バーナバス……?
[少しばかり開いた扉の向こうに「保護者」のひとり。 彼はプリシラとどういう関係なのか、危うさを感じながら、フランシスがどうこう謂えることは、ない。問題は、彼がいま口にした名前だ。]
――どうして、……そんなこと、おれたちに謂うんだ。
[声に棘、バーナバスは肩をすくめる。 幼馴染だと謂われ、緑の眼は僅かに伏せられた]
……―――そう
[ドアノブを握る手に知らず力を込め、眼を伏せたまま唇を噛む。 言葉を、探して。]
……いいさ、それは貴方の自由だよ。 おれが、とやかく謂うようなことじゃない……
(142) 2014/11/25(Tue) 15時頃
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―――……
[やけくそになっての、先。 自身も気にしていたことだ。でも。]
行って……なにをしたら、いい。 あいつはラルフの、仇なんだ
[首を横に振って、揺れる眼を背後のドナルドやフィリップに気づかれないようにするためかきつく眼を閉じて]
……おかしなことになったら 取り押さえるくらいは 手伝ってもいい
……それくらいしか、出来ないよ**
(143) 2014/11/25(Tue) 15時頃
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―――心配で 、――なら ……た、 ほうが、……いい
[俯いたまま呟く小さな声は、 近くに居るバーナバス以外には 途切れ途切れにしか聞こえない**]
(144) 2014/11/25(Tue) 15時半頃
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[ふざけるなと、腕を振り上げそうになった。2人とも逝ってしまった。悲しみ、苦しみ、怒り、嘆き、寂しさ。……募る、愛しさ。
わぁと押し寄せる感情の波に抵抗するのは止めた。だからだろう。涙は出なかった。
特別だと、君だけが一番だ――と。
2人とも、選んで欲しいと望んでいた。叶えてあげられなかったのは――…ノックス。]
(145) 2014/11/25(Tue) 15時半頃
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[―――2つの星は、墜ちた。
世界は、また、深い闇夜に戻った。]
(146) 2014/11/25(Tue) 15時半頃
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[トレイルの身をニコラの横に座らせ、ノックスはニコラの手を掴んでナイフを引き抜いた。灰色と、刃の先には眼窟の奥にあるもの。 刃を舐めて、喉奥に送る。
ニコラの表情は微笑み浮かべた安らかなもの。 ふらり遊びに行くように。きっと、行ってしまったのだろう。
彼の両頬を包む。逃げていく温度を留めておきたくて。そうして、いってらっしゃいのキスを頬に贈った。
ナイフの柄から、ニコラの指を1本ずつ外してやる。もう一方の手はそのままに。]
(147) 2014/11/25(Tue) 16時頃
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………。
[トレイルとニコラと。 事切れた2人を両腕に抱き締める。いつものように、変わりなく。
亡骸だからこそ、どちらを選ぶでもなく。
永遠に失ってしまった、幸福だった日常のように。**]
(148) 2014/11/25(Tue) 16時頃
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[歌は、かわらない。
まるで天上の調べ
透き通るように
それでいて柔らかに
深みと奥行きのある声音は
トレイルだけが奏でる事の出来るもの
地を這う有象無象のたてる騒音も
ここには無い
次元の違う世界に、トレイルは存在する。
故に、姿を見る事が出来るのは
同じ世界を知るものだけ。
声は響く。
全てに平等にまたたく
天上の星の輝きのように]
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―ムーンライト/愛し子達との過去―
むかしむかし、あるところに――…。
[愛し子達にせがまれて、膝と背中が重くなる。昨日はトレイルだったから、今日はニコラの番ね、と差し出された本を開く。
金の竪琴を持つ男は、歌い手だった。蛇に噛まれて死んだ最愛の妻のために、毎昼毎夜、歌を捧げていた。
不憫に思った神様が、死後の世界の存在を彼に教えた。条件はひとつ。 今持っている中で、大事なものを差し出すこと。]
……彼は何を渡したんだろうね。 2人は何だと、思う?
[柔らかな癖のあるマロンと、さらりと指通りの良いプラチナブロンドを撫でて答えを待つ。]
(149) 2014/11/25(Tue) 16時半頃
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[『決して振り返ってはいけません』。その約束を守れなかった男は、再び妻を失った。
最後のページには、まぁるい月の下で、歌を歌う男の姿が描かれていた。**]
(150) 2014/11/25(Tue) 16時半頃
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―グリーンフォッグ/居間―
……。
[目を醒ましたノックスは、天井を見上げた。耳を澄ませても、聴こえてこない音に安堵した。
それは眠りの最中のこと。 ふと、意識が浮上した時、漏れ聞こえた音があった。>>96
天井の向こうから、フランシスの歌声。意識を逸らせば聴こえなくなるかも知れない。けれど。]
……トレイル。
[彼の両耳を塞ぎ、頭を抱きかかえた。聴こえない。もう聴こえない。 大丈夫。大丈夫だから。]
(151) 2014/11/25(Tue) 17時頃
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[歌うなと言ったのに。 トレイルが死んだから、もう良いと思ったのか!
呆れた笑いが口から零れる。
つまりそれは、ドナルドのした事をフランシスが認めたという事だ。
トレイルを殺そうとしたフィリップを、手伝ったドナルドを。
直接手を汚さずとも、3人がトレイルを殺したも同然だった。]
(152) 2014/11/25(Tue) 17時半頃
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[フィリップ。僕と同じになるなら、同じ悲しみをというなら――…。 大事なものは、すべて渡さなければならない。そうだろう? ホレーショーとラルフの2人。同じだとでも?
ドナルドには躾が必要だ。 保護者が出来ないなら、他の大人がすべきだろう?
ペチカに火を入れずに眠るには、愛し子達は冷たかった。**]
(153) 2014/11/25(Tue) 17時半頃
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―― 三階/個室 ――
[立派になったとほめてくれる保護者>>138に ドナルドは少しばかり照れくさそうに笑った。 フランシスの悩み深きが感じられるはその眉間。 影が出来るをみて「悩みがあるならいつでも聞く」と そんな言葉を彼へと向ける。
ルーツに関しての言>>139にはきょととする。 真顔で紡がれるそれに一瞬本気で狩られる事を危惧するのかもと思った。 とは言えどルーツがそこまで強いとは思わぬから 髪が、とかそんな心配をするものの それなら前のようにフランシスの盾となればよいだけのこと。 「じゃあ狩られないように守ろうか」と 冗談とも本気とも知れぬ響きのまま綴る。]
(154) 2014/11/25(Tue) 18時頃
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[止めてまた歌うその旋律>>131にあわせるように声帯を震わす。 声が重なるは心地よい感覚なのだと認識する。 歌をうたうことを好むのは自分ではなく保護者のほうで 人前で歌うことも殆どなかった。 ただ、調律を手伝う際、倣うように自らの声でも音程を確認することもあり まったく歌えない、ということもなく――。 フィリップの声が止めば、ドナルドもまた口を閉じる。 聞こえくるフランシスの言葉>>140にはたと瞬き 「嬉しいけど照れくさい」と微か染まる目許を隠すようにやや俯いた。]
(155) 2014/11/25(Tue) 18時頃
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[知らないというフィリップ>>132に過ぎる途惑いを仄か感じる。 フランシスの応え>>141聞いてひとつ頷いた。]
知らないなら知っていけばいい。
[それはこれまでの彼の世界になかった全ての事象にかかる言葉。 兎の話をするフィリップ>>136にはきょとと瞬いて]
それなら香辛料の類もさがしてみるか。
[乾燥させた香草の類もあればうまいものが出来そうだと思う。 フランシスが乾パンと言うを聞きなるほどと思う。]
乾パンにジャムもみてみるかな。
[こくと頷き動こうとする。]
(156) 2014/11/25(Tue) 18時頃
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[部屋の戸をたたく音>>134がした。 扉の間から見える来訪者の名をフランシスが綴る>>142。 バーナバスの言葉を聞いて息を吐いた。]
――…ラルフがノックスを襲った、って ノックスの言葉を信じてるの? それとも幼馴染だから目を瞑るの?
[知りたいと思うバーナバスの天秤。 反応芳しいかそうでないかはさておき見極めようと視線向けた。**]
(157) 2014/11/25(Tue) 18時頃
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[フランシスの反応もドナルドの探るような視線も当然。]
ラルフがノックスを襲った…ね。 悪いが信じられねえ。 目の前で自分の連れが本能に負けたのを見てすぐだ。 …それで何の警戒も考えもなしに他の群れのやつに近づくのは、ただの阿呆だろうよ。
[渋面を隠さない。]
(158) 2014/11/25(Tue) 18時半頃
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…それでも、情が枯れきっちまったわけじゃねえから……。
お前らからすりゃ、世迷言なんだろうが、本当に悔いてんなら、って思っちまう。
[ぼそりと紡がれるフランシスの言葉に、傷を開かせたことを知っても、男の言葉は続けられる。]
(159) 2014/11/25(Tue) 18時半頃
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―ローズタンドル/居間/現在―
[剥いだ背中の皮をテーブルの下に広げた。テーブルクロスで見えないから、捲られなければ大丈夫だろう。
動く必要のなくなった心臓の壁。一口大に刻んだ薔薇色を幾つか、指先で摘まんで口の中に運んだ。
2人分の遺体を抱えて山を降りるのは難しい。ならば形を変えてやれば良いだけのこと。灰にでもすれば、もっと軽くなるかもしれない。
彼等が腐ってしまう前に。 色を失ってしまう前に。
記憶が鮮明なうちに、シノワズリと灰色を再現しておきたかった。]
………?
[居間の扉を叩く音がした。 2人に毛布をかけた手を止めて、振り返る。
微笑む準備をして、手を放した。*]
(160) 2014/11/25(Tue) 18時半頃
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ただ…
[数瞬、言葉を探して躊躇う。 口にするのが恐ろしくもあった。
疑いや責める気持ちを抱きながらも、どうかそんなことがないように、と。
その願いを自ら打ち切ってしまう言葉を男は口にする。]
心配してんのは、ノックスだけじゃねえ。
(161) 2014/11/25(Tue) 18時半頃
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[ノックスの連れには心根が幼い、なんてだけじゃ言えないおかしさがあった。 ニコラも、トレイルも、二人ともが、だ。
もしも、彼らの狂疾が三人の群れの中で芽吹き、育まれたものだとしたら――]
あいつが自暴自棄で、手当たり次第に何かやらかすんじゃねえかって心配だ。
[ノックスが狂気に染まっていないと、 断言できる術はない。]
(162) 2014/11/25(Tue) 19時頃
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[花弁がきらきら砕けて。
そのまんま全部砕けちゃってもいいってくらいの自暴自棄。
きっと来世はもっといい子に生まれ変わって幸せな月の国で愛されて暮らすんだって。
だから君らもさっさと殺して殺されてしまえって
嗤って、あてつけまじりに抉った目玉。
それでもそのあてつけよりも
ただ会いたいって思いが上回ったから。
幸せだって思いたい君に愛されたいって
粘土味の欠片をかき集めて
こぼれるものをせき止めて。
固めた欠片で君に会いに来た。ただそれだけ]
怖い顔。
[ざり、と。
ざらつく舌でディーンの額を舐めて、眉間に寄った皺をなぞる。
見つめてくる両目は、卵に閉じ込めたものよりもずっとずっと綺麗。
奥でくすぶる強請る色、それに目を細めて。
あんまりにも幸せだから、このまんま残った欠片も全部全部あっちに返そうかと思うし
きっとそうできたら、とびっきり幸せなまんま消えられるのに]
……捨てイヌみたい。
[可愛い、可哀そうな目をしてみる彼へ、ちょっと困って笑った]
[歯に残る、噛みついた感触。
口にするとそのまんま夢の世界に飛び込んでいきそうな、快感に近いおいしさ。
クリームを食べているような柔らかな肉の記憶を思い、唇を舐める。
それでも、彼が置いて行かれる子供みたいな顔をするから。
彼を残していけないと、そう思ってしまう。
彼の口をなぞって、笑いながら舌を人差し指と親指で摘まんだ]
自分は置いてったくせに。ずるいなあ。
[彼の返事を邪魔しながら、彼を批判して。
指を離すと、よしよしと頭を撫でてあげた]
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[男は目を閉じ、深く息を吐く。]
杞憂なら、それでいい。 だが、万が一あいつの牙や爪がプリシラに向けられたら…。
絶対に許さない。
[肌の熱を分かち合った相手を思う。
同族の幼馴染みの嘆きよりも、庇護すべき相手を恋う罪を選んだ。]
(163) 2014/11/25(Tue) 19時頃
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…ま、ただの気の回し過ぎかもな。
[ふと張りつめていた表情を和らげる。]
長く生きてりゃ、どうしてもいらんことまで考え過ぎちまう。
(164) 2014/11/25(Tue) 19時半頃
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ノックスとお前さんたちとが顔を合わせて、お互いにまたやり合えば…。 今度こそ最後まで止まらねえだろうからな。
俺が一人で行った方がいいのは確かだ。
[雪があがるまで互いに最良の選択は、これ以上関わらずに時をやりすごすことだろう。]
(165) 2014/11/25(Tue) 19時半頃
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[バーナバスの言葉>>158>>159を静か聞く。]
――…そ、か。情があるなら、仕方ねぇか。
[示すは理解。 けれど理解出来ても納得できぬ事はある。 は、と、物憂げな吐息を零して視線を落とす。]
本当に悔いているなら――… ラルフに、謝って欲しかった。 衝動を熱に変えて発散させたばかりで酷い怪我してたラルフが あんなこと、した、なんて、考えられないのに 酷い、嘘、吐いて、……貶めたままに、して ラルフを手に掛けた事を俺らには謝ってたけど ノックスは、ラルフに、謝ってくれなかった。
なァ、あんた、自分の同行者がそんな風に貶められて そんで知らないところで殺されてたら、如何思う?
俺は――、あんなの、ゆるせねぇ、と、思う。
(166) 2014/11/25(Tue) 19時半頃
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邪魔したな。
[男の警戒を彼らがどう受け止めたのかまでは聞かず。
居間へと階段を降りていく*]
(167) 2014/11/25(Tue) 19時半頃
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[誰もいらない
何もいらない
種を繋ぐ手段も
曇りつつあるシノワズリも
この声さえあれば。
それでいて、悲しみの響きにのせる
本物のように、郷愁混じった色は]
[誰彼問わず涙を誘う
万一
その歌を
聞くものが居ればの話]
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[バーナバスが心配する者はプリシラだろうと思う。 居間での睦まじさをみていたからというのもあるが 幼馴染以外で心砕くは養い子という先入観もあった。
バーナバスの心配が紡がれる>>162>>163。 プリシラにと彼が言えばやはりと思いながら]
――…そ、か。 それなら、気をつけて。
[一人で、と言い立ち去ろうとする彼にそんな言葉を向けた。]
(168) 2014/11/25(Tue) 19時半頃
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……捨てイヌ、じゃない。僕は、
[捨てイヌなら、拾うのは誰でも良い。
幸せにしてくれるなら、誰にでも尾を振ってついていくことが出来る。
それとは違う、とディーンは緩く首を横に振った。
それから、そのまま続けそうになった言葉に羞恥を覚えて、先を飲み込んだ。
どうせ消えてしまうならばもう一度、肉を食い破られたい。
ちりちりと身を炙るような願いのまま、離れていくニコラの唇を見つめる。しかし、もう食べられてしまって、彼を一人にするわけにはいかない。
置いていかない、と、約束したのだ。]
…………ごめん、なさい。
[舌を抓む指が離れてぽろりと口にしたのは、普段の堅苦しい口調よりも幾らか砕けたそれだった。
胸の棘を深く抉るような、寂しげな歌声が聞こえる。
舌の上に、まだニコラの皮膚の感触が残っている。
ディーンはごくりと唾を飲み込んで、頭を撫でる手を掴む。
離れたばかりの人差し指の先を咥え、指の腹を舌で舐めて、ほんの僅かに噛みつく。
目頭が熱い。
残るひとかけらさえ消えてしまって、それでも彼と共にいられるのだろうか。ずっと前に聞いたことのある歌声が、不安を煽り立てる。]
――…………。
[ニコラの人差し指を離して、ディーンはニコラの両肩を掴む。
ぐっと後ろに押し倒すようにして、自分より大きな身体の上に馬乗りになった。
貧弱な身体は、跳ねのけようと思えば容易に出来るだろう。
ディーンはニコラの顔をじっと見下ろす。
それから、自分がされたように、しかし傷つけないように加減をして、ニコラの喉に噛みつく。
柔く噛んで、離して、再びニコラの顔を見下ろした時。
ディーンの頬に、目から溢れた透明な雫が伝い落ちた。
戸惑いがちに、大きく息を吐く。
苦しい。]
|
……あなたがたに…… 手は出さないのではないかな……
それは、彼には、まったく意味が――ないもの
[見解を静かに述べて ポケットの硬さを想う。 ラルフに突き刺さっていたナイフが一振り。
気を付けてとドナルドが声かけるのを聞きながら、可能性について、考えて、いた。]
(169) 2014/11/25(Tue) 21時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/25(Tue) 21時頃
[バーナバスが、ノックスの名前を出す。
それに対するフランシスたちの反応にゆるりと瞬き]
……フランシスたちに危険がなければいいけど。
[ニコラやトレイルを失ったノックスがどう動くのかなんてわからず。
喪失の痛みを抱えているであろうノックスを思う。
けれど、嘆いている彼はみたくはないから、居間に向かうことはせず。
彼もまた、どこかで幸せになれればいいのに、と思う]
|
―立ち去る前― [ドナルドの憤りや蟠り。>>166 それはノックスが悔いなかったもの。
殺されただけでなく、尊厳を貶められたことを悔しがっている姿に、どこかほっとした。 数日という短い時間に、異常な同族の姿を見続けたからかもしれない。]
お前らも、気をつけてな。
[指摘のとおり>>169、男とその連れよりも牙が向けられる可能性が高いのは――。]
(170) 2014/11/25(Tue) 21時半頃
|
|
[過ぎた感情が、歯止めや抑制をものともせずに暴れまわる惨劇は、浸り続けていたいものではない。
どうか、このまま雪が止むまでの平穏を、と願う。
真白の雪で隠せない、赤の世界の終りを。*]
(171) 2014/11/25(Tue) 21時半頃
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[眠っていたのはどれくらいか。 目を開け、真っ先にバーナバスの姿を探す。
長くはなかったはずなのに、探す姿はそこにはない。 直ぐに戻ると言った声は眠りの世界には届いてなく、不安に包まれる。
置いていかないでと。]
……言ったのに。
[呟いて、掛布の上に置かれた外套>>129を掴んだ。]
(172) 2014/11/25(Tue) 21時半頃
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博徒 プリシラは、メモを貼った。
2014/11/25(Tue) 21時半頃
[醜いものは捨て去った
汚いものは、置いてきた
美しいものだけに囲まれて
光の中で、美麗な音を奏でる]
|
[フランシスの見解>>169が聞こえる。 確かに、と思いながら微か目を伏せる。
バーナバスが去り際に返してくれた声>>170が聞こえ 顔を上げてから、ゆる、とひとつ頷いた。]
(173) 2014/11/25(Tue) 22時頃
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―居間― [扉を叩く。>>160 血の匂いが薄くなった中からの返事を待って、扉を開けた。]
…よぉ。片付けたのか。
[ソファに腰かける幼馴染の姿。 その傍らには毛布に包まれた誰か。 問うまでもないそれには触れず、ニコラが自らを貫いた血の痕跡が拭き取られていることに僅かに緊張がゆるめられた。
さすがに血だまりがそのままであれば、平静ではいられなかったろう。]
(174) 2014/11/25(Tue) 22時頃
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[音はいつしか、Requiemに変わっていた**]
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[馬鹿が、とか。 もっと連れの手綱を握っておけ、だとか。
思うことは山のようにあったはずなのに、いざ顔を合わせるとノックスの喪失の痛みに何を言えばいいのかが分からない。
ニコラが最後に詠った声を教えても>>5:505>>5:506、やはり傷つくのではないかと思えて。 メモリアルジュエリーを手掛けたことはあっても、悲しみを形に残しておけだなんて言えるはずもないまま。
湯を沸かして、茶を淹れる。
四人分。 男と、ノックスと。寝ている彼の愛し子の分。]
(175) 2014/11/25(Tue) 22時頃
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[ルーツが狩るだ 守るだ聞こえれば ちょっと ルーツの足の爪を見る 嘴をみる
……流石に無理じゃないかと 真剣に ルーツの足を捕まえ 指でもんでみた 嘴でつつかれた]
……ドナルドも フランシスも 素敵な歌
[上手いのだろう けれど良し悪しは 彼には図りかねるのでそうとだけこぼす ドナルドが照れ臭そうにするのは目を細めて
自分の声に関しては むしろ拙すぎるを 聞かれたのだと 今更自覚し フランシスの笑み ちらとみた後 またにルーツの羽に顔を埋め 蚊の鳴くような声が「ありがとう」と告げた]
(176) 2014/11/25(Tue) 22時頃
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―― 三階/個室 ――
[ドナルドの憤りは当初当然のようにノックスへと向いていた。 牙が疼き、喰い殺してやりたい、とそんな風にも思っていた。 けれど、それを嫌がる者がいると知れば その時は、抑える以外の道は考えられなかった。]
――…フランシス、フィリップ。 俺、さ、……ノックスが、二人に殺意向けたら この手で殺してしまうと思う。
[フランシスの見解を聞いてから考えていたことをぽつと呟く。 殺意向けれど彼に牙を向ける気はなく牙の行方はまだ知れず。]
(177) 2014/11/25(Tue) 22時頃
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山を下りるんだったら、きちんと食って寝とけ。
[湯気の合間に、そんな他愛のないことを。
ニコラにずるいと言われたことも、 こんな事態にならなければフランシスがラルフの大事な思い出としてノックスを扱ったことも。 何も言う気にはなれなかった。]
(178) 2014/11/25(Tue) 22時頃
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ホレーショーだったら 伝手 あったかな……
[さよならをした ホレーショーをおもいだし 寂しげに笑みながら目を伏せて ……見世物商売の最中 動物使いに 出くわしていてもおかしくないだろうと 思う けれど それを彼は学ぼうとしなくって …………今更の後悔 一つ 羽に重さ続きで暴れるルーツを両腕で抱えつ思う]
ーー…………うん
[フランシスの笑顔に見守られ ドナルドの言葉 >>156に まだ涙は残るまま こくりと頷いた 生きているのだから まだ 人であることにしたのだから]
(179) 2014/11/25(Tue) 22時頃
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[フランシスからジャムの音が聞こえれば そわと 夏から秋の果物の季節を過ぎれば なかなか食べられぬ甘いものに 軽く浮き足立って
ただ 場所が 場所なので近づきたくないので 貯蔵庫に行くのは任せる所存 香辛料にもこくりと頷いた]
(180) 2014/11/25(Tue) 22時頃
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[舌を出してこちらを見上げる彼は、どう見ても捨てイヌなのに捨てイヌじゃないらしい。
零れた唾液を指と舌の隙間に絡ませながら、ふうん?と首を傾ぐ。
赤い舌を、離して。
銀の糸の切れたとき、聴こえたのは子供みたいな謝罪の言葉だった。]
……怒ってるわけじゃないよ。
[嘘です。
でも本当です。
けど、言いたいのは。
僕が置いていったらそんな顔するくせに、自分は置いてったのは、ずるいなあ。
って、それだけ]
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[ーーーーけれど穏やかな時間はそこまで ノックとともに現れた姿 ……その言葉 >>134に警戒心露わになる
ナイフをいつでも出せるよう 下がるてと 姿勢と 復讐を遂げたのに どろりとした感情が渦巻く じっと 涙が残る孔雀石が 帽子姿に怒りを向け続けた
が >>162の言葉には ふっと背筋が凍った 始めてノックスをみた時の 十分育ったトレイルを幼子同然に扱う あの異常なまでの過保護にはじまり 様々を思い出せば ぐと 口元を引き締める]
(181) 2014/11/25(Tue) 22時頃
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―ローズタンドル/居間―
[扉が開いた。
プリシラが来たら、水なりなんなり用件を叶えてやって、早くバーニィの所にお戻りと追い払うつもりだった。
あの3人が来たら、何事もなかったかのように笑ってやろうと思っていた。悲しませるのが目的なら、報復のつもりなら、そんなものに意味はなかったと。無駄にトレイルの命を奪ったのだと突き付けようとした。
けれど。]
………っ
[バーニィ。くしゃと顔が歪んで、込み上げるものがあったから。顔を両手で塞いで背を丸めた。]
(182) 2014/11/25(Tue) 22時頃
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[手が取られて。
瞬きを、ひとつ、ふたつする間に感じたのは、口内の空気と舌の柔らかさ。
後、固いエナメル質に挟まれる感触]
わ、わ……っ
[キョトンとしていれば後ろに押し倒されて上に乗られて。
押し退けるまでもなく、煙のように抜け出すこともできたのだけども。
彼の見下ろす目が、あんまり苦しそうだったからやめておいた]
ん……
[首に当たる、犬歯。
歯形も残さない捕食は、一度、食らいついただけ。
ゆる、と離れる体の代わりに、ぽたりと雨垂れが落ちてきた]
なんで泣くの?
[手を伸ばして、濡れた頬を親指で擦って。小首を傾ぎ、問いかける]
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―3F― 平穏無事に、……っていうのは 願わくば――だけれど……
[口元、手で覆って考える仕草。伏せた眼に影が生まれる。 “――もう手遅れだ。” フランシスは、ノックスとの関係性を、そう断じた。]
……――ドナルド。
[>>177 思案に暮れる視線を、ドナルドの横顔へと注ぐ]
……そう。守ってくれようと、するんだね。……ありがとう。 ――でも、それは、おれも……同じだから
[密やかにポケットに手を触れる。ラルフの命を絶つのに使われたナイフ。 ぬき去ってから、持ってきてしまっていた。 血に酔いにくい大人だからこそ、敵意を向けてくるならばかのひとの命を絶つことを、考えて、今。]
(183) 2014/11/25(Tue) 22時半頃
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[――ああ、ずいぶんな 人でなしであることだ と、
胸の内を引っ掻く獣が、 わらうのだ。]
(184) 2014/11/25(Tue) 22時半頃
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[ややあって、顔をあげる。]
――トン
[返事の代わりに、テーブルを1度、叩いた。>>174
炊事場に向かうバーニィの姿を視線で追う。 ラルフと同じ場所に立つものだから、視線を落としてしまう。
彼の居た証に、確かな好意があった証に。 何か造りたいとは思ったが、きっと彼等は爪のひとつだって、髪の毛1本だって許してくれないのだろうと思うと溜息が出そうだ。]
…… …………。
[数が、多いと始めは思った。4つ。 あの時も、よそったスープは4つだった。]
(185) 2014/11/25(Tue) 22時半頃
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それは……俺も同じだよ…………
むしろ あんな奴のせいで 二人の手が 汚れるのもーーーいや
[帽子姿が立ち去る 息を吐いて 警戒姿勢を解くと 泣いてばかりの場合じゃない と 拳で自分の目元を拭う
険しい表情は ドナルドの声 >>177に さらに深まり ……いまは荷物にほおりこんだ弓 準備しておくべきか迷う
トレイルに手をかけた そのことに悔いる気持ちはなく きっとそれは ノックスに刃を向けても同様だろうと
トレイルの血の臭いで 憎悪対象の血は 悪臭だと知っているのもあり ノックスに向けるのは 獣の衝動ではなく 人間としての憎悪]
(186) 2014/11/25(Tue) 22時半頃
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[手伝うつもりで立ち上がり、彼から良く見える位置に立つ。]
『ありがと。バーニィ。』
[唇だけを動かし、言葉を伝える。 喉を抑えて、あー、あー、と。
声が出ないんだよと、仕草で伝える。]
(187) 2014/11/25(Tue) 22時半頃
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―3F―
……止すんだよ、 ドナルドも、フィリップも……血に酔い易いのだから、
[静かに諌めながら、長らく使っていない 獣の勘は、どうだったかと手を握りこんでは開いた。
あの時ノックスにゆるさない、と言ったのに 彼に手をかけなかったのは、 血で血を洗うような事態を、招きたくはなかったから。 殺せば殺し、殺せば殺される。 ぎりぎりで耐えて、でも。
――でももう、手遅れだ。
それならあとは、己が守りたいと想う者を守るに徹するのみ。]
(188) 2014/11/25(Tue) 22時半頃
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…… …
[また、トンと音を返した。>>178
あまりよく眠れないけれど。頷いておいた。]
(189) 2014/11/25(Tue) 22時半頃
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[仕草で声が出ないのだと訴えるノックスに軽い舌打ち。>>187]
早く休めっての。 ほら、これ飲んだらとっとと寝ろ。
[疑っていても、警戒心を抱いていても。 その何もかもが嫌悪に染まりきるほどにはなれず。 黙って茶を飲み干す間、その場にいた。]
(190) 2014/11/25(Tue) 22時半頃
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……僕たちは、死んで、もうすぐこの姿も無くなって、
――……そうしたら、君を見失う気がして 怖くなった。
[庇護すべき者の手を一方的に離して、庇護されるべき子供を愛して、罪を犯させたにも関わらず、失うことを恐れてしまう。
手の中に何一つ残らずともおかしくはないはずなのに、それを思うだけで消えてしまいたくなる。
言葉にし難い、形のない不安を煽る歌声はテンポと曲調を変えて、今もなお続いている。]
僕は、全部取り上げられても、 おかしくない
そのぐらいのことを したんだ。
――……なのに、僕は今、幸せだ。
[望むものを与えられていることが、怖い。
許されていることが怖い。
瞬きの度にこぼれそうになるものを押し留めて、目の端を手の甲で擦る。]
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[フランシスやドナルド、フィリップに告げたのは本心。 もしもノックスが血迷ってプリシラを手にかけるようなことがあれば、きっと許さない。
ノックスよりも、自分自身を。 爪と牙持つ者が在るのを知って、用心を怠った己を。 守るべき者を守れなかった未熟を。
けっして許しはしない。
そして、己への怒りと憎悪は、八つ当たりめいた勢いで加害者へと牙を剥くのだろう。]
(191) 2014/11/25(Tue) 22時半頃
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[ノックスを恨む心も容易く想像でき、 同行者を失ったノックスを憐れむ気持ちもある。
男とて、危ういバランスでいつどちら側へ落ちるのかしれたものではないのだから。]
(192) 2014/11/25(Tue) 22時半頃
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[フランシス>>183から名を呼ばれる。 隻眼を彼へと向けて続く言葉に耳を傾けた。]
――…当然だろ。 って、まァ、そうだな…… そう言うだろうなぁとは思ってた、けど
[困ったように視線をやや上へと向けていれば フィリップの言葉>>186が続き彼へと目を向け小さく笑う。]
三人が三人、それぞれ同じ気持ちみたいだな。
(193) 2014/11/25(Tue) 22時半頃
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でも…………
[フランシスに諌められる] [悪臭だったのだけれど と 説明しようにも 理解が得られるか?
ただ 透明な歌声が 曇りかねないのでは そんなことは避けたい >>183 ラルフの好きな歌は 憶えるにはもっと 歌えるようになるのはさらにたくさん 聞かなければいけないのだから]
[論する言葉の拙い彼は ルーツを肩に乗せつ ドナルドと目が合うと苦笑を返した]
ーーー早く 雪がやむといいのに……
[きっと それが一番の解決策だ]
(194) 2014/11/25(Tue) 22時半頃
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[服を着て、その上から残されていた外套を着る。 少し大きいそれは、バーナバスの匂いがした。
バーナバスとの行為の影響で、動きは鈍い。 部屋の扉を開け、壁伝いに廊下を歩く。]
(195) 2014/11/25(Tue) 22時半頃
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[何が間違っていた、とか。
そんなものを教えられるような立場ではない。]
(196) 2014/11/25(Tue) 23時頃
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[過度な悲しみに、声を失うこともある。 きっとこれは、そういう類なのだ。
バーニィの促しに昔を懐かしむ。>>190]
『はぁい』
[間延びした声を出し、器を手にした。]
『……プリシラは? ひとり?
なら、早く戻ってあげないといけない、ね……。 ねぇ、ならさ。
早く寝られるおまじない、久し振りにしてほしい、な。』
[だめかな、と。少々上目遣いで訊ねる。駄目元だ。]
(197) 2014/11/25(Tue) 23時頃
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いい年して図々しい。
[呆れた願い出に>>197額を指で弾いた。 ついで、触れるか触れないかの口づけがノックスの髪に触れる。
昔はこれが頬や額だったのだが。]
言われなくても戻るっての。 あいつを一人にしとく気はないからな。
[その声にわずかに滲んだのは今までとは明らかに違う色。]
(198) 2014/11/25(Tue) 23時頃
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―3F―
当然、だよ?
[片手を自分の腰に当てて、小さく微笑む。 >>193口真似めいていた。 ずっと、旅をしている間も、ドナルドとラルフの為には 手を汚すことだって厭わなかったのだ。
>>194 でも、と口ごもるフィリップに、 少し困ったような表情を浮かべた]
……ごめんよ、―――心配で、つい。 ……そうだね
はやく やむと いいな。
(199) 2014/11/25(Tue) 23時頃
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っ
[バーナバスの存在は、ノックスにとって明かりだった。 今でもほんのりと灯る、明かり。
弾かれた額を抑えた。油断していたものだから、余計に痛く思える。 髪に僅かな感触。
目を閉じ、ゆっくりと深呼吸して。 目をあける。フロスティブルーにバーナバスを映し。
微笑んだ。ようやく、笑えたような気がした。]
………?
[だからだろう。ぽろと、涙が浮かんで流れ落ちた。]
(200) 2014/11/25(Tue) 23時頃
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[慌てて袖で目元を拭う。
バーナバスの言葉から、何か…… 以前とは違う様子を感じ、彼に手を伸ばした。
つい、と服を引く。]
(201) 2014/11/25(Tue) 23時頃
|
[ノックスの、ことは。
一目見たときからキライでした。
嘘。とても好きでした。
トレイルのことは。
一目見たときからバカにしてました。これは本当です。
でも好きでした。
いっそキライになれたら、苦しいこともなかったのに。
だから、こんなに好きだと。
苦しくなるのは、なんとなく分かります。
幸せって、辛さが増えること。
失うのはなによりも怖い]
ねえディーン。聴いて。信じてね。
[ほろほろ涙を流す彼の髪を、ゆるく握って、指に絡ませて。
ほろほろ崩れて煙に還りそうな指を、もう少し、と留める]
この姿がなくなっても、僕はディーンのそばにいるよ。
ほどけて、なくなってもさ、また産まれてきて……。
それで、またディーンと会って。
今度は食べたり食べられたりしなくても、ちゃんと愛しあえて。
僕もちょっとはいい子になってさ。
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[フランシスの仕草と口真似>>199に クツと喉を鳴らして笑った。]
過保護だよなぁ。
[その過保護をフィリップに向けてくれる事もまた嬉しく フィリップもフランシスのもとでなら ひとらしい営みを享受できるだろうと思った。]
(202) 2014/11/25(Tue) 23時頃
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だからずっと、幸せでいられるよ。
大丈夫。
[怖い夢を見て泣いていたときに、ノックスがしてくれたみたいに。
優しく微笑んで、優しく囁く。
これしか、慰める方法は知らないの。
握っていた髪を引いて、涙に舌を這わせて。
宥める耳には、天上の音楽は微かにしか聴こえない。
てんしさまが歌ってるのかなあ、って。
ぼんやり思うくらいの、透き通った音色なのに]
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[バーナバスはきっと三階ではなく、下に行ったのだろう。 目覚めて傍にいなかった不安と、置いていかれたという事実。 親指の付け根を噛み、階段を下りる。]
(203) 2014/11/25(Tue) 23時頃
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[殺伐とした話題の中で フランシスが 腰に手を当てて ドナルドも笑みをこぼしてる 空気が和む ふっと 彼の肩から力が抜ける
ーーこう言う空気が ラルフを育んだのだと
謝られてしまって 慌てて首を振る 面と向かって 心配と言われ ルーツを肩にのせたのは 失敗だったと 彼は思う どんな表情をしていいかわからないし それを ルーツで隠せないから]
えっと……大丈夫 弓も ナイフも 使えるから
[ドナルドの過保護にこくと 頷きながら] 視線は 窓の外へと向けた
(204) 2014/11/25(Tue) 23時半頃
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[これ以上ノックスを落ち込ませるような話題に進むことは避けたく。 空になったカップを下げようとすれば、服を引っ張られた>>201]
遊んでねえでとっとと休めって言ってるだろ。
[呆れた声音で促す。]
(205) 2014/11/25(Tue) 23時半頃
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[テーブルの上で、ノックスは文字を綴った。 血ではなく、水で濡らした指先で。
ゆっくりとした指の動き。 思い出して、怒りに任せた動き。
後で拭かないといけないな、と……ぼんやり思う。]
(206) 2014/11/25(Tue) 23時半頃
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[言い聞かせるようなニコラの声が、胸の奥に沈んでいく。
どちらが大人で、どちらが子供なのか分からない有様だ。
それでも彼の前で、良識ある大人の仮面を被るなど、もう出来ないだろう。
美しい声のレクイエムは、全てを終わりへと運んでいく。
恋であれ、物語であれ、命であれ、始まるものは全て終わりを内包している。
そして、全ての終わりは新しい始まりを生み出す。
ディーンは、しゃくりあげるように一度、肩を震わせた。]
――……君の言うことは、全て信じる。
君は僕の唯一の太陽で、 僕の、神様だから。
……でも、一つだけ、お願いがある。
この時間が終わって、君も、僕も消えて……
それでも、いつかまた、君をちゃんと見つけられるように、
目印を……僕に、くれないか。
どれだけ時間が経っても、君が僕のもので、僕が君のものだと
……分かるような、証が欲しい。
[ディーンはさっきニコラがしたように、指に自分のそれよりも淡い色をした金の髪を絡める。
ニコラの唇に自分の唇を近づけて触れるだけのキスをしてから、その柔らかい箇所にゆっくりと歯を立てた。犬歯が、ぷつりとニコラの唇の皮を貫く。滲む血を、舌先で舐め取った。]
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―3F―
過保護かな。……そうかも、……そうだね
[>>202 ドナルドの物言いに苦笑して。]
……弓と、ナイフか。 また、見せてもらえると嬉しいよ。
[フィリップにラルフが弓を乞いに 行ったことは、知らないまま。 努めて明るい声を出すようにしながら、窓の外を、見て。]
(207) 2014/11/26(Wed) 00時頃
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[感情に任せた動きや、思いを吐き出すような動き。 指がもたらす小さな感情の機微は時に表情以上に豊かだ。>>206
こんな風に苦しむくらいなら、何故、と思う。
何故、もっと二人が人の世でも生きていけるように教育しなかったのか。 あの時、ディーンからニコラを引き剥がしていれば、他の群れの一員であるラルフに迂闊に近寄らなければ、人前で感情や行動が制御できるようトレイルを躾けていれば―――
幾度も繰り返すもしも、は。
そうすれば、こんな風にノックスが傷つくことはなかったかもしれないのに。 そんな思い。]
(208) 2014/11/26(Wed) 00時頃
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[じぃぃと茶褐色を見上げ。>>205]
『プリシラと、何かあった?』
[問いは短い。答えるまで離さない構え。]
(209) 2014/11/26(Wed) 00時頃
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[不意に、寝台に寝かせたプリシラを思い出す。 置いて行かないでくれと、泣いた体を抱きしめていた感触は、まだ生々しくよみがえる。
衝動はおかげで落ち着いてはいるものの、一度気になれば頭から離れない。]
(210) 2014/11/26(Wed) 00時頃
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[階段を下り、居間から人の気配を感じる。 血の匂いも微かにしていたかもしれないが、もう、麻痺してしまった。 麻痺してしまったけれど、衝動を紛らわす為に自分の手を噛んだまま。
そっと中を覗く。]
(211) 2014/11/26(Wed) 00時頃
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[問いにぎくりと肩が揺れた。>>209]
あいつ…衝動が出た。 だからあんまり長い間放っておけない。 そろそろ、戻らねえと、な。
[短い沈黙の後。 さすがに抱いたことまでは告げる気になれず、嘘ではない事実を告げる。]
(212) 2014/11/26(Wed) 00時頃
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[フランシスの声に 視線を一度転じて また 窓の外を見る]
下山までの食料調達で
[人殺しのためにふるうよりも 役に立つ時に ふるえるに越したことはない]
食料とりにいかなくてだいじょうぶ?
[明るい声に 先ほど宙ぶらりんとなった 話題一つこぼす 警戒して 雪がやむまで 閉じこもるにも 食料がないのは 無理があって]
(213) 2014/11/26(Wed) 00時頃
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[過保護といえば苦く笑うが見える。 少し考えるような間の後、 フランシスの顔>>207をじっとみて]
――…その過保護に何度も救われた。 フランシスが大事に慈しんでくれたから 今の俺があるンだと思う。
ありがとう。
[改めて紡ぐは感謝の言葉。]
(214) 2014/11/26(Wed) 00時頃
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[放っておけば、また迷子になったような泣きそうな顔をしている気がして。]
大事なんだよ。
[案じているだけではなく。 もっと大切にしたいと。]
(215) 2014/11/26(Wed) 00時頃
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[予想外の言葉にぱちと瞬いた。>>212 衝動? 誰に?
自分ではないという絶対の自身があるから、あの時、居間に居た全員を思い返し。部屋の隅で蹲っていた彼が衝動を覚える相手だなんて。
一人しか、居ない。]
……。
[視界の端に、赤毛が見えても、バーナバスを離さなかった。>>211]
『……むしろ、傍に居ない方が彼の為じゃない?』
(216) 2014/11/26(Wed) 00時頃
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――あ! そうだった。 干し肉に乾パン、あと香辛料だっけか。
[フィリップの言葉に思い出したようにして言い遣り。 けれど、ふと、また考えるような間が出来た。 それが後回しになった理由、来訪者の事が過る。]
――…バーナバスは、 俺らにも気をつけてって言ってくれたけど、さ やっぱノックスの肩、もつのかな。 幼馴染だって、言ってた、し。
[ふと先程訪れた彼の天秤を思う。 これから先の、ことを思う。]
(217) 2014/11/26(Wed) 00時頃
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『大事だからこそ。
―――遠くで。
僕は、プリシラをニコラと同じようにしたくない。 ラルフのように、止めたくない。]
(218) 2014/11/26(Wed) 00時頃
|
|
それでも、置いてかないって決めたからな。
[傍に居ない方がいいのかもしれない。 そんな逡巡は、禁忌を踏み越える時に全て振り払ってしまった。>>216
プリシラが起き出しているとは知らず、そんなことを。]
(219) 2014/11/26(Wed) 00時頃
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|
[不思議と。 こうしてバーナバスと接していると、‘良い保護者’で居られた。
気付いてる? 悲劇は、すぐ傍にあるのに。]
『……僕はまた、この手を離してしまうの、かな。』
[ニコラの時のように。]
(220) 2014/11/26(Wed) 00時頃
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―3F―
……――ぇ、どうした のさ?
[>>214 じ、と見られて瞬く。 そのまま、感謝の言葉を向けられて――2度、瞬く。]
―――い、いや よ、よしてよ、……照れる、から
[言葉通り照れくさそうに頬を少し紅くして、眼を逸らす。 くすぐったくて、たまらない。]
(221) 2014/11/26(Wed) 00時半頃
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………………ジャム
[甘いものを忘れないで欲しかった] [忘れていたらしきに けれど それもせんなしか 来訪者の話に移ればーー息を吐く]
…………ノックスの 味方するなら 容赦はしない……
[味方をして こちらを害すなら あの人のことは全く知らない だからなんとも判断出来ず]
(222) 2014/11/26(Wed) 00時半頃
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[――もう「ばいばい」は終わったから。
そう、答えた。"自分"の前で。
消える瞬間、鮮やかに蘇る記憶。
簡単に開いた扉の前、白い空気に、熱を持たぬ息をほう、と吐く。
もう赤くならない指先は、
今だけは静かに降る雪が、透けて見えた]
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―3F― [フィリップの狩り―― 食料調達のときは、楽しみにしていようと思いつつ。]
そ、……そうだった、そう。 食料、取りに行こうか。 そう、ジャムだよ、ジャムも。ついていくからな。
[ドナルドの袖を軽く引っ張りつつ]
……どうかな、バーナバスは…… ……一番優先するのは、プリシラだと、思うけど。 ――……場合によっては、……ノックスの肩、持つ、かもな。
[抱き寄せて、唇を寄せているのを見ているから。 別の危うさを感じは、する。]
(223) 2014/11/26(Wed) 00時半頃
|
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まだ大人にはなりきれてねぇけど、さ。 でも、こどもってわけでもなくなって、 ――…それでもフランシスが甘えさせてくれたから こどもでいれて沢山情も注いでもらった。
確りとした大人になりたい、って思うから こどもでいれた時の分の感謝を フランシスに伝えたいと思った。
[瞬き照れをみせるフランシスに 思う事をそのまま言葉として伝える。]
(224) 2014/11/26(Wed) 00時半頃
|
|
[手を伸ばしても掴めなかった、トレイルの時のように。
強く、強く服を握ってから、力を弛めた。 何時でも抜けていける程度の力加減。]
『……まだプリシラは生きてるし、バーニィなら……きっと彼の衝動を何とかしてやれる、ね。』
[ノックスとは違って。バーナバスなら。]
(225) 2014/11/26(Wed) 00時半頃
|
[それが最後の意識。
踏み出した足は、雪を踏まずに
開いてなどいなかった扉は、固く閉ざされたまま。
春を待たずに溶けた命。
何も残らず、何も遺さず
かつて流した涙のように、ただ、自分だけのために。
短い死を、終えたのだった**]
|
ほら、もう離せって。
[部屋へ戻る、と告げて。ノックスから服の裾を取り返す。>>225 思ったよりも容易にそれはするりとノックスの手を抜けて。
顔をあげて、その時見覚えのある赤が扉にあるのを見つけたか。>>211]
(226) 2014/11/26(Wed) 00時半頃
|
[歌は。
聴こえる天上の音楽は、遠い。
愛しい人のためだけにかき集めた破片。
ディーン以外のものを感じることが、少し難しい。
その代わり、ディーンの感触はクリアだ。
髪に触れられ、心地よさに目を細める。
目印、なんてなくたってちゃんと見付けてあげるのに、とは思ったけども。
不安そうな彼がとても可愛かったから、願いを叶えてあげたくなる]
んに……
[何度目か数えるのも億劫なほどの、何度目かのキス。
ちり、と唇に熱が走って、鼓動のない血が流れた。
唾液で薄くなった血を乗せた舌を、追いかけて舌をあむりと食んで。
口を離すと、彼の左手を今度はこちらが引き寄せる]
[口を開いたら、獣らしい牙が光った。
彼の左手、その薬指を根元まで咥えて。
がり、がり、と。何度も噛み付く。
食いちぎるまではいかないが、それに近い顎の力。
何度も何度も、少しずつ角度を変えて噛み付いて。
やがて、唾液と血で濡れた指を口から出せば。
薬指の根元は、骨が露出するほど肉が削がれていた。
その骨も、歯で削られてところどころひび割れている。
生きていれば、一生の傷になるほどに、深く]
……目印になってくれるかな?
[ちゅ、と指先にキスして]
死が二人を別とうとも……なんてね。
[それとも首輪の方がよかった?なんて、イタズラっぽく上目遣いで笑った]
|
ーーー危ないこと あったらよんで
[フランシスががっつり ジャムを連呼する様子に これならジャム安泰と 安堵の息を吐く 危険の可能性を考えれば 3人で動くべきだが 貯蔵庫のそばは どうしても気が進まず 二人がでたら ラルフのところ行こうかな と ノックスの姿をみていないのもあり 警戒感何処か薄く
フランシスの語る 来訪者の話には 軽く眉を潜めた ーーーー安心は出来ない人 と 認識を決め打ちつつ] [仲睦まじいドナルドとフランシスには目を細めて]
(227) 2014/11/26(Wed) 00時半頃
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[覗いて、聞こえてきた言葉>>215。 誰に対して言っているのだろう。 バーナバスの視線の先にいるのはノックス。
どういうことだろう。
ノックスの話している声は聞こえない>>216。 聞こえないからこそ、バーナバスの言葉はノックスに向けられているように思え。
逃げる。 バーナバスがこちらを見た>>226とは気付かなかった。]
(228) 2014/11/26(Wed) 00時半頃
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……ジャムも探す。 フィリップ、甘いの好きなのか?
[取りこぼしたそれを告げるフィリップに首を傾げた。 バーナバスへの反応>>222にはゆると頷く。]
あァ、そうだな。 けど、邪魔しねぇなら――… ちぃとばかし足止めするだけでもいいかと思う。
[ぽつ、と考えを零す。 これまでの事と関係性を考えれば警戒を解ききれぬ風。]
(229) 2014/11/26(Wed) 00時半頃
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『……離した、よ』
[ほぅら。と、手をひらり。>>226 「あ」の形に口を開け、何故か逃げ去る赤毛。]
……
『嫌われたかなぁ。とうとうプリシラにまで。』
[膝を抱えて、うずくまってしまいたい。]
(230) 2014/11/26(Wed) 00時半頃
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プリシラ?
[身を翻すように駆けていくその背中を追う。
置いていかないでと縋った声が、この手からすり抜けていくのを想像して血の気が引いた。
動きの鈍い体に、追いつくまでの時間は如何ほどのものだったか。]
(231) 2014/11/26(Wed) 00時半頃
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ーー……冬は 甘いの貴重
[夏ならば果物で食べられるから ここまで執着しなかったが いまは冬 それも吹雪の中]
…………脚 射抜く?
[後ろ斜めに背負った荷入れ そこに入れてある 弓を出すべきかと 背に手を回しながら
発想が物騒だった]
(232) 2014/11/26(Wed) 00時半頃
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[フランシスがついてくと言えば>>223小さく頷く。 袖を引かれてゆると首を傾けた。]
……プリシラ、か。 うん、それは、分かる気がする。 場合によっては、――…、そう、だな。
[思案げに眉を寄せる。 フランシスの感じる危うさはその時ばかりは抜け落ちて。]
(233) 2014/11/26(Wed) 00時半頃
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…………
『また、明日。』
[昔は、トレイルもあんな風にちらっと見ては駆け出していったなぁと思い出しながら、バーナバスの居た空間に言葉を送った。>>231]
(234) 2014/11/26(Wed) 00時半頃
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[僅かな血の味に、舌を食まれてニコラの唾液の味が混ざり込む。
それが感じられなくなる前に、口の中に収めて、嚥下した。
ニコラの手が、左手を浚っていく。
ニコラはいつでも、望むものを与えてくれる。
彼の開いた唇の奥に光る牙を見、それが待ち構える空洞に薬指が飲み込まれていく様子に、ディーンはぞくぞくと背中を震わせた。]
……っあ、 ぅ、
[肉の少ない、硬い部分に歯を立てられるのは、腹の肉を破かれるのとも眼球の抉られるのとも、痛みの質が異なっている。
骨を揺らし、神経が削られるような感覚にディーンは熱のこもった吐息を漏らした。
痛みと熱は、一度きりの食まれる喜びを思い出させる。
消えて、生まれ変わって、また彼と出会うとして、この性分は変わらないままなのだろうか。
ふと、そんなことを思った。]
――…………は、ぁ
[ぬるついた感触と共に解放された指からは、薄い肉がすっかり削がれていた。
唾液で薄まり、淡いピンク色にも見える血液が滴り落ちていく。
自分の右手が汚れるのも構わず、ディーンは遺された証を掌で包み込む。
それから、ふ、と小さく笑うかのような息を吐いて。]
……ニコラ、君は案外、ロマンチストなんだな。
[ゆっくりと口角を持ち上げて、淡く、微笑んだ。**]
|
―3F―
……――ぁ、改まって謂われると、 なんだか、恥ずかしいな……
[>>224 視線を逸らした後、ちゃんと見なくてはと戻して。]
あり、がとう。 ……ドナルドならしっかりとした、 立派な大人に……なれるさ。
[頭を撫でるよりも控えめに、軽く髪に触れてから離した]
(235) 2014/11/26(Wed) 01時頃
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|
ああ。 フィリップも、何かあったらすぐ呼べよ。
[フィリップに似た言葉>>227を向ける。 冬は、との前置き>>232にきょととする。 野性味あふれる生活をしてきた彼の思考がなかなかピンとこない。]
そういうもんか? 甘いの、なら、砂糖とか蜂蜜とか。 山下りたら、菓子なんかもあるだろうし。
[物騒な言が聞こえ悩ましげに眉を寄せる。]
ああ、具体的には考えてなかった、けど 噛み千切るよりはまだ治りがいいか。
[空腹を覚える現状、つい更に物騒な言が漏れる。]
(236) 2014/11/26(Wed) 01時頃
|
|
―3F― フィリップくんは、こない?
[>>227 尋ねるものの、はたと思い当たり むりに引っ張ってくるようなことはしない。]
甘いものは、元気が出るからね。……あぁ、そうか、貴重なのもある。シロップ漬けなんかも、おいしいよ
[フィリップの隣、ラルフが居ればどんなにか ――とは、思うけれど。]
待った。射抜かないで。ストップ。
[慌てて止めた。]
(237) 2014/11/26(Wed) 01時頃
|
|
……ふたりとも、……お腹すいてるのかい……?
[倣う思考回路。 ――ひとのにくのほうがいいんだろうか。]
(238) 2014/11/26(Wed) 01時頃
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|
[視線それるは照れ隠しと思うから こちらから見詰めるのみでいたけれど フランシスの視線>>235が戻り ドナルドの表情がふっと緩む。]
ありがとうはこっちの台詞だって。 でも、――ああ、受け取ってもらえたなら嬉しい。 立派な、なんて、難しそうだけど。 ン、フランシスに並べるような大人に、なるよ。
[なりたい、と思うから願いを込めて綴る。]
(239) 2014/11/26(Wed) 01時頃
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―リラ/居間―
[恋しさが募った。 だから、トレイルの唇にそっとキスをして、足許に屈む。足の指を口に含め、爪と肉の間に舌先を入る。擽ったくなる場所だけれど、反応は当然のようにない。
爪を噛んで上に向けて爪を剥がす。どろりと血が溢れ。10本の指を同様に、骨までしゃぶりついた。]
……
[ニコラはといえば。眼窟に匙を入れて脳を掬いだし、スープのように啜る。彼の頭のなかを見てみたいと、言動に翻弄されることがあったが、今はどうだ。結局分からない。分かるのは美味いという感覚だけ。
バーナバスのおまじないもある。 なにも考えず、早く寝てしまおうと。愛し子たちの間で目を瞑った。**]
(240) 2014/11/26(Wed) 01時頃
|
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えっとーーー今 あの周囲にある匂い ちょっと俺 無理ーーー
[こく とドナルドの呼べに頷き フランシスの問いには 申し訳なさそうに それでも やはりあの吐き気がする臭いは嫌で]
[野性味溢れる生活は 蜂蜜は命がけの産物 砂糖や菓子も縁がなく]
…………どれも 作れない ーーーシロップ漬け
[あげられる甘そうで美味しそうなは ちょっと現実味遠いほどの 貴重に同意する フランシスに頷き返し シロップ漬けに至っては それもあるのか と貯蔵庫を漁らなかったことを後悔し始める でも それでも 貯蔵庫のあたりは行きたくなかった]
(241) 2014/11/26(Wed) 01時頃
|
|
[さらに物騒と言うか 獣になりそうな ドナルドの言葉と まだ その方がいいという 旨の発言と フランシスのストップ 全く違う意見に 背中に回した手は 弓を掴みながら 引っ張りさせないまま]
えっとーーー殺さない よ?
(242) 2014/11/26(Wed) 01時頃
|
|
――…え。 だってさ、ポトフ食べたきりだし。 フランシスも腹減るだろ?
[尋ね>>238に首を傾げる。 確かに空腹につられて物騒な思考になってはいるが 今はチーズが食べたい、なんて思っていた。]
(243) 2014/11/26(Wed) 01時頃
|
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……………… …………ーーーー
甘いものは食べたい
[フランシスの問いに 背中に手を回したまま しばらく考えて ルーツを一度みて ぽつと そうこぼす]
(244) 2014/11/26(Wed) 01時頃
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[名を呼ぶ声が聞こえたが>>231、立ち止まることなく逃げる。 どこに逃げれば良いのだろう。
迷っている内に追いつかれてしまった。]
(245) 2014/11/26(Wed) 01時頃
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[>>239 緩む表情に、あぁ、 こういうところもずるいかもしれない、と思う。 ]
受け取るよ、もちろん。 ……たのしみに してるからな。
[そう、祈るように。]
(246) 2014/11/26(Wed) 01時半頃
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フィリップは、二人の仲睦まじい様子をみながら部屋を出る
2014/11/26(Wed) 01時半頃
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[買うものというイメージ懐く蜂蜜を よもや命がけでとるものとは思わず。 そんな違いも話すうちに知っていくのだろう。]
――…ジャムと、 蜂蜜あたりもさがしてみる。
[フィリップが部屋出る前にそれだけ言って、 それからフランシスを見遣り「行こうか」と促して]
(247) 2014/11/26(Wed) 01時半頃
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ーーー…………?
[そのまま すぐ近くの ラルフがねている部屋に 行くつもりだった
が 何かが動き回る音ーーー走っている?気配に ゆるく首を傾げる 一体なんだろうと
弓まで出すほどではないだろうと思い ふらりと 足音の方へ]
(248) 2014/11/26(Wed) 01時半頃
|
|
……匂いがむりなら、しょうがない。 鼻がいいんだな……。
[勘違いをしたまま、分かったと了承する。]
――んん、貯蔵庫に在るかどうかまではわからないけどね。 なかったなら、雪がやんでから街で探そう。
[フィリップの生活環境を思えば 街に出たら驚いて隠れてしまうのではと思う。 >>242さて、弓を構えたことについては]
足、怪我したら動けないし、たいへんだろう?
[まだ何もおきてない、なにも。]
(249) 2014/11/26(Wed) 01時半頃
|
|
[どうにか追いついたプリシラを腕の中に閉じ込め、深く息を吐く。]
お前、まともに歩けてないだろ。
[そんな状態で何故逃げたのかと問うよりも先、眠っている間に男が部屋を抜け出していたのが原因かと予想できた。]
起きて俺がいなかったから、探してたのか?
[答えを待つよりも、服の上から着こんだ外套が何よりも雄弁な答えの気がした。]
悪かった。お前が起きる前に戻るつもりだったんだよ。
[宥めすかしながら、行為の影響で上手く動かない体を抱きしめた。]
(250) 2014/11/26(Wed) 01時半頃
|
|
……まあ、 ……謂われてみれば すいてる
[>>243 指摘されて自分の腹の辺りに手を当てた。 先ほど袖を引いて首を傾げられたので >>247 声をかけられたときは、そのままついていった。]
(251) 2014/11/26(Wed) 01時半頃
|
|
[ 「……ジャムも蜂蜜もーーー楽しみ」 と ドナルドに告げつつ
フランシスの誤解に 説明も難しく 頷いたけれど……続いた言葉 街ーーーにうっ と怯む 甘いものは気になる けれど街 葛藤は表情にもありありと]
味方されたら厄介だと思って
[彼自身 トレイルを殺しただけに 思考は自然物騒な方に流れつつ フラフラっと歩きだす]
(252) 2014/11/26(Wed) 01時半頃
|
|
あまいもの、探してくるからね。
[小さく手を振って、階下へと向かう。]
(253) 2014/11/26(Wed) 01時半頃
|
|
[近づけば話し声聞こえる ーーー先ほどの来訪者……バーナバス の声 表情が硬くなり 肩のルーツを防寒着の胸元に入れる 何時もの狩のスタイルーーーー
先ほど フランシスには止められた ドナルドには噛み付くよりましと 言われた 弓をそっと荷から引き摺り出して 矢も一本引っ張り出し 静かに死角を探し移動する]
(254) 2014/11/26(Wed) 01時半頃
|
フィリップは、ベネットことフランシスに来たい込めて頷き手を振った表情とは全く別の
2014/11/26(Wed) 01時半頃
ベネットは、ドナルドの後ろ、ついて行きながら。
2014/11/26(Wed) 02時頃
ベネットは、フィリップが別の足音の傍に向かっているとは気づきもしないで。
2014/11/26(Wed) 02時頃
|
[たのしみにしていると言われれば>>246 フランシスに「ああ」と大きく頷いてみせた。 街で探そうという言葉>>249には思い出したように]
フランシス、 街に出たら、さ、フィリップの服も。 足りなくなったらしいから。
[フィリップは自分で賄う心算のようだったが ひそりとフランシスに其れを告げて願う。 平らな腹を擦る様子>>251みれば小さく笑い]
――…だろ?
(255) 2014/11/26(Wed) 02時頃
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|
[落ち着かないプリシラを抱きしめ、抱えた誤解が分かれば何度も言い聞かせて宥める。
大事にしたいのも、大切にしたいのも、一人だけ。
一番懸念していたノックスの様子に荒れ果てたものが見いだせなかったから。 他への警戒は薄い。
意識のほぼ全て、腕の中の養い子にだけ向けられている。**]
(256) 2014/11/26(Wed) 02時頃
|
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[袖を引き首傾げるはその理由に気付かなかったから。 階段をおりる前に徐に手を差し伸べ]
転ぶと大変だから。
[なんて言い訳をして貯蔵庫までの少しの道のりを 手を繋ぎ向かおうとした。**]
(257) 2014/11/26(Wed) 02時頃
|
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……別に。平気。
[腕の中に閉じ込められ、僅かに抵抗する>>250。]
探してなんか……俺のことなんかほっといて良いし。 俺より……ノックスが大事なんだろ。 だから、別に良い。
[宥めるような言葉にも、抱き締めてくる腕にも首を振った。
ノックスのことが心配で、だから自分を置いていってしまったと。]
(258) 2014/11/26(Wed) 02時頃
|
|
[じっと死角で息を殺す その時聞こえたのは >>258の声 たしか ラルフと一緒にいて 先に上へ行った 赤毛の…………
保護者と被保護者の関係らしき だけれど 赤毛曰く ノックスの方が 大事なーーーー弓を引き絞って]
ーーーー貴方も ノックス同様 悪い保護者なの…………?
[そういいながら 姿を現した ……赤毛のが 悪い保護者に 憤ってる? そう 彼は誤解して]
(259) 2014/11/26(Wed) 02時頃
|
|
[>>255 大人になるのが、楽しみでもあり、一抹の寂しさもあり。 ドナルドの話しかけに、ん?と小さく首を傾ぐ そんな話をしてただろうか――と疑問に思ってすぐ「遠吠え」か、と納得した。]
――あぁ、うん。勿論良いよ。 仕立て屋にお願いしよう。
[街に関わることが多くなるなら 彼には堅い服も着てもらうことになるかもしれないな、と思いを馳せる。
腹を擦るを笑われたか、小さく苦笑して。]
(260) 2014/11/26(Wed) 02時半頃
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|
[抵抗しても動きは鈍く、簡単に押さえ込まれてしまう力の差。 聞きたくないというように首を振っていたけれど、それでも何度も言われ>>256、抵抗を止めた。 その目をじっと見つめる。]
……じゃあさ。
[言いかけた時、背後から声が掛けられた>>259。 正確には自分へではなく、バーナバスへとだったが。
その問いの意味は分からないが、向けられた弓に思わずバーナバスを庇うように抱きついた。
弓を向けられる理由も分からない。 ただ。 他の誰かにバーナバスを奪われたくはなかった。**]
(261) 2014/11/26(Wed) 02時半頃
|
|
[思ったままを口にするから 言葉足らず説明足らずになるのもままあることで フランシスが首傾げる様に同じように首を傾け考える風。 あ、と思い至ったような顔をするが フランシスが察する方が少しはやかった。]
よかった。ありがと。 仕立て屋行くならフランシスも新しい服仕立てればいい。 いつも俺らの優先して後回しにするだろ。
[漏れる小さな苦笑にははたと瞬き]
また自分のこと忘れてたンだな、って。 フランシスらしいな、って思った。
[足らぬ所を付け足して]
(262) 2014/11/26(Wed) 02時半頃
|
|
……、 え。
ぁ。
[差し出された手と>>257 ドナルドの顔を交互に、見て。 気恥ずかしそうに、そろりと手を重ねた]
……あ、あり がとう
[なんだかエスコートされてる気分だ、と 面映げな笑みを、浮かべて**]
(263) 2014/11/26(Wed) 02時半頃
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博徒 プリシラは、メモを貼った。
2014/11/26(Wed) 02時半頃
|
―ヴァニラ/過去―
[昔の昔。 ノックスの世界には2つの灯りがあった。温かく足元を照らす光。 職人の師匠と、幼馴染みのバーナバス。
生きる術と生きる心を得た。
幼馴染みが旅に出たとき。 記念の匙を贈った。
一時の別れと言い聞かせた。]
バーニィにはバーニィの、人生があるもの。
バーニィは、……僕が居なくても平気だもの。少しぐらい寂しくても、平気。
[ぽつり。 道を照らす明かりはひとつになった。]
(264) 2014/11/26(Wed) 02時半頃
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|
『愛してるよ、ノックス……。』
[粘り気のある声、耳許の囁き。 愛しい人が、自分の腕の中に在る幸福。自分の裡に在る悦楽。自分の指先ひとつで、喜んでくれる充実。
少しずつ喰らいあい、少しずつ狂っていく。
他の男に犯されている間、あの人は上擦る声でノックスの名を呼び、自らを慰めていたから赦してあげた。
他の人間を喰らう様を見た時、衝動に駆られて抑えきれないのだなと憐れみ赦してあげた。
ノックスには、愛を捧げるその人しか居なかったから。
ぽつん。 道を照らす明かりはひとつだけ。]
(265) 2014/11/26(Wed) 02時半頃
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やめてっ! 殺さないで!!
『あれは、本能を制御しきれなくなった魔獣だ。せめて、‘保護者’だった自分が引導を渡すのが務めだ。』
銃声による耳鳴りと火薬の臭いが一晩経っても拭えなかった。 ――あの人は殺された。>>3:417
その意味を知ったのは、大人になってから。‘良い保護者’は仔狼をよく躾、よく諭し、時には自らの手で厳罰を与えなければならないと知った。
――。 道を照らす明かりは、消えてしまった。]
(266) 2014/11/26(Wed) 02時半頃
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[その人は、蛍のような人だった。 閑古鳥の鳴く露天業。始めてノックスの作品を好きだと言ってくれた。]
『私ね。ノックスさんの本棚がとても気に入ったの。 他にはどんな家具を造るのかしら?
ねぇ。いつか、私の為に……私だけの為に、何か造ってくれません、か?』
[互いに気遣い、高めあう。そんな愛し方は初めてだった。体を重ねて得た熱と、快楽と、美酒に酔い――…衝動に負けて、獣に成り果てた。
その人は、蛍のような人だった。 仄かに静かに夜に光り、鳴かぬまま身を焦がして――…消えた。**]
(267) 2014/11/26(Wed) 02時半頃
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[フランシスとドナルドが 仕立て屋のこと ……フランシスの内心では硬い服装についてまで 思いが伸びている時 当の彼は 他者に対して 矢を向けていた
人を食らう獣は 人の命に対し 鈍感で 扱いがーー軽い……いや ここ数日で軽くなったのか?
彼自身がホレーショーに恋慕系の感情は抱かないから 恋慕の理解ができていない彼にはフランシスとドナルドも 仲がいい よう保護者と被保護者にしか見えず ディーンも知っている姿は マグカップに温かいものを 入れてくれた姿は いい保護者にしか思えず
ーーー被保護対象を煽り 性的に接触した”悪い保護者” それはノックスに集約され また 目の前のバーナバス近すぎる距離に そう錯覚した]
(268) 2014/11/26(Wed) 03時頃
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[だから その”悪い保護者”を 被保護者が庇ったことに 彼は驚いたーーー例えばトレイルは ノックスを庇ったことはあっただろうか? ノックスから逃げ出し 自分からも逃げ出し……
指先が滑る 狙いをしっかりとっていなかった矢は 当初の予定では バーナバスの脚を 狙っていたのだがーーーーーーー**]
(269) 2014/11/26(Wed) 03時頃
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[隻眼は緑の双眸に重ねるまま 重なるフランシスの手>>263を軽く握る。 必要以上に触れぬようにしていた保護者の温度に ドナルドの表情は嬉しそうに綻ぶ。]
――ン。
[バリトンも幾分機嫌よく。 手繋ぐまま温泉側にある階段を使い貯蔵庫へと向かう。 辿りつけば必要なものを袋に詰めて。 その中にはジャムがしっかり含まれていた。**]
(270) 2014/11/26(Wed) 03時頃
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