270 食人村忌譚
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墓
少
霊
全
イルマに1人が投票した。
ススムに3人が投票した。
錠に1人が投票した。
イスルギに2人が投票した。
志乃に2人が投票した。
ススムは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
イルマが無残な姿で発見された。
現在の生存者は、ミナカタ、錠、イスルギ、志乃、リツ、鬼丞、源蔵の7名。
発明家 源蔵は、メモを貼った。
2017/12/01(Fri) 01時頃
―神社―
[其処に会話は無かった。
視線は冷たく、容を見据えていて
振り下ろした斧は、間違いなく彼女の頭を割っていた。
ただ、ひとつ
ススムが犯した絶対的な失敗があった。
短刀を避けなかったこと
足先掠める程度、どうという事は無いと
遠慮なしに近づいた、其の代償は
思った以上の返り討ちを受ける事になった]
|
…………。
[>>4:199「罪を増やすのを望むのか」と問われ、暫し逡巡し、頷いた。]
そう、だね。 もしも兄さんが、無辜の者だったとしたら、僕はこんなことは言わなかった。 けれど、既に罪を犯しているのだというのなら……いずれにせよ、殺されるというのなら。
やっぱり僕は、兄さんに殺されて、食べられたいよ。
(0) 2017/12/01(Fri) 01時頃
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――――え…
[右の足先を狙って振り下ろされた短刀は
ススムの脚を、鼠径部から膝を通り、足先まで
ずぶりと深くめり込んで、彼女の体重をもって下へと振り下ろされてしまった。
熱が襲い、ぱっくりと割れた肉の間からどくどくと血が流れだすのを見て、痛みが襲い掛かってくる]
あ、いっ……、ぇ……?
[痛いと悲鳴を上げるよりも
ぐらりと視界が揺れる方が早かった。
何故自分は倒れようとしているのだろう]
[どさり、と身体が横なぎに倒れた。
受け身もとれず、全身がしびれたように動けない。
止血しなくては。
流れる血を、止めなくては
割れた肉を繋ぎ合わせて――]
う……そ ぁ まだ……
[脚が尋常でない熱を帯びている。
血の気が引いてゆく。
刃に何かが仕込まれていたのでは、と
そう気づく事が出来たのは
意識が途絶えるその間際の事だった**]
|
− 昨日・集会所で −
[丞よりも若いが、確かに連日の肉料理は 胃がもたれる>>190 だからゆっくりと噛み締めているのではない。
新しく生まれた巫女の元へ向かった彼の 邪魔をしないよう、時間を掛けるふりをして 繋ぎ止める。
それこそリツと志乃が戻って来れば>>4:172>>4:194 寒かっただろ、と囲炉裏の前に 紫蘇に巻いた肉を載せた皿を用意する。 望みの部位を削いでいくのは丞が>>4:200
そして俺からは何も聞かず、 難儀しながら江津子の肉を咀嚼していった**]
(1) 2017/12/01(Fri) 01時頃
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罪を犯す”前”ならば、もっとちゃんと、君の言葉に耳を傾けられたと思うんだけど。 もう、遅かったみたいだよ。
[>>4:201落とさず向けられた視線に返すのは、謝絶。]
すまないね、源蔵。
兄さんも、さ……。 甘えて、わがままばかり言って、ごめんね。
[己には、これしかできないのだと。 ただ強く、兄の着物を握るばかり**]
(2) 2017/12/01(Fri) 01時頃
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抜荷 錠は、メモを貼った。
2017/12/01(Fri) 01時半頃
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[進になら任せて大丈夫だと安心していた。 容相手に負けるはずなど無いと信じていた。
容は俺の血を受けているかもしれないが、家畜のままなら 俺の娘ではない。
しかし窮鼠猫を噛むではないが、容が短刀に 何かを仕込んでいる可能性まで考えが及ばなかったのは 人間故の慢心であった**]
(3) 2017/12/01(Fri) 01時半頃
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[変える言葉に、少しく黙り おもむろに小さな箪笥へと足を運んだ。 勝手知ったるように文具を取り出す。 おもい鉄鋏。 刃の部分の少しく錆びたそれを錠へ、持ち手差し出し]
片方でいい、 足の腱を断て
[誰の、 などと言うまでもない。 弟を殺してからの死を石動が望むなら、それが目の届く範囲で行われるべくは、きっとないのだろう。 異端と知りてなお時間を置く、その譲歩を鉄鋏に乗せて、それを行うは錠に任せんと。 あにおとうとの捻れ絡み、拗れた因果の果てを見るのは能わねど、それだけは**]
(4) 2017/12/01(Fri) 08時頃
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発明家 源蔵は、メモを貼った。
2017/12/01(Fri) 08時頃
抜荷 錠は、メモを貼った。
2017/12/01(Fri) 21時頃
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[弟へと渡される鉄鋏。 そして続けられた言葉。 その意味を理解出来ない程に馬鹿ではないし、弟もそうだろう。]
錠、行こうか。 腱を切るも切らぬも錠の意思次第だ。
源蔵、君もまた容疑者の一人という事を忘れないでくれ。 だけど逃げないとは言っておこう。
[錠が鉄鋏を受け取ったならその場から離れる。 こんな集会所でどうこうする気もされる気もない。 弟と二人向き合うのなら矢張り自宅だろう*]
(5) 2017/12/01(Fri) 21時頃
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[>>4源蔵に差し出された鋏を、暫しじっと見つめていた。 いくら脚が不自由だといっても、この距離なら、受け取った矢先に突き出せば、目玉のひとつくらい潰すのは容易いだろう。 源蔵は、それをしないと思ったのだろうか?]
殺めるつもりだった咎人と その弟だって分かっていて、こんな鋏を渡すなんてさ。
僕が、君に斬りつけないっていう保証は、どこにもないよ。
[静かに、口端を持ち上げて。 鋏を受け取る。 言葉だけだ、実際に切りかかるようなことは、しない。]
(6) 2017/12/01(Fri) 21時半頃
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[手の中のそれは少し重く、動かすと、刃の錆がきしきしと音を立てた。 膝の上に置き、振り返ろうとすれば、兄から声がかかった。>>5]
そうだね、帰ろうか。
大丈夫だよ、源蔵。 逃げたり、逃がしたりなんて、しない。 それは分かってくれるよね。
[兄に殺され、食べられるのであれば。 最期に口にする食べ物も、兄がいい。 ならば、腱をもらうのも、悪くないのではなかろうか。 嗚呼でも、そのままでは硬いかもしれない。 そうだ、鋏で呑み込める大きさに切ればいい。
考えると、自然と薄く笑みが浮かんだ。]
(7) 2017/12/01(Fri) 22時頃
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じゃあね、源蔵。 また………。
[次の世で。 その時は、互いに五体満足でと。*]
(8) 2017/12/01(Fri) 22時頃
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真剣師 鬼丞は、メモを貼った。
2017/12/01(Fri) 22時半頃
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― 集会所、弔いの場で ―
[巫女の肉とはいっても、ゆりの味は特別なものではなかった。多少乾いた食感も、毒を抜くためのものだろう。ほんの一口ほどで終わってしまうそれを、ゆっくりと口を動かすことで味わう。
特別でなくとも、これはただ一人の肉だ。 味が変わらなくとも、愛理も櫻子も、ゆりも江津子も。それぞれ無二の存在だった。それは、過去の生まれ変わりだったとしても変わらない]
未練、ってやつか
[ミナカタのいう出来なかった約束>>4:203を未練とするのはよくないだろう。諦めきれないものではなく、諦めなければならないのだから]
(9) 2017/12/01(Fri) 22時半頃
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― 自宅 ―
[弟を連れて自宅へと戻って来た。 その頃神社では何が行われ、どうなったのか知らないままに。]
さて、どうする? あまり時間をかけては源蔵が来てしまう。 やるにしろやらないにしろ決断は早い方がいい。
[恐怖はなかった。 腱を切られたらさぞかし痛かろう、などとどこか他人事のような気分でもあった。
元よりこの村が滅びればいいと思ったのは誰にも喰われず、弟にだけ喰われ。 そして弟を喰いながら死にたいとそう願ったからだ。
この村から逃げたいわけではない。
その願いを叶える為に教え子に手を貸そうとした。 その為に教え子を守らねばならなかった。 だが、こうまで疑われてはそれももう難しい。]
(10) 2017/12/01(Fri) 22時半頃
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[するりと腕を伸ばし、錠の首へと指を絡める。 無骨な指が肌に食い込んで、しかし呼吸を止める程ではなく。]
早くしないと私はお前を殺してしまう。 他の誰かに殺される前に、お前を殺して。
[転生など出来ぬよう、腹の中に閉じ込めてしまう。]
源蔵やミナカタは私はお前に恋をしているようなどと言っていたが。 矢張りこれは恋などではない。
私はお前を愛しているよ錠。 お前は私を殺してくれるだろう?
私もお前を殺してやろう。 約束通り、一緒に連れて逝ってやる。
[だから早くやりなさい、と微笑みを浮かべて促した*]
(11) 2017/12/01(Fri) 22時半頃
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[ミナカタが痛みを表す声は、聞き返すには些細なものだった。骨を残したか、あるいは怪我でも、と思っても、人と豚、たっぷりの肉を捌いた身で、血臭をかぎ分けるなど出来るはずもない]
江津子さんの肉なら、食べるだろう
[震えた様子の志乃>>4:175にも、巫女のそれではないと言ったうえで、焼いた肉を米の上に盛り付けて差し出したりなどした]
(12) 2017/12/01(Fri) 22時半頃
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[さて、丞は次の儀式に選ばれるは、志乃だろうと考えていた。同時に、少なくとも過半数の容疑者がいなければ儀式など勝手な私刑と変わりないとも思っていた。 今、弔いの場に参加するは何人だ。 ある意味では教え子でもある、先代の巫女の血を引く容も見えず、片手で足りるほどの人影しかない。
腹を満たし、刃物についた血を流し乾かせば、]
さて、 ……今夜はどうしたもんかね
[思い出す。 かつて、儀式に用いるために、と刃研ぎを頼まれたことがあった。 儀式自体、そう頻繁に行われるものでなければ、その頻度も少なく、―――あるいは、容はそれを取りに神社に向かったのではないか、と]
(13) 2017/12/01(Fri) 23時頃
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―昨日―
[共に集会場に入っていけばリツの近くに座り、人の一挙一動を気にしながら渡される弔いの肉に少しだけ逡巡 大丈夫だろうかとリツの顔を不安そうにみていただろう。]
私が食べて…‥いいのかな……?
[食べて弔ってあげたいとは思っても志乃は咎人、そんな自分が参加して食べてもいいものなのかとやはり躊躇う。 しかししばらくすれば空腹に耐えられず、江津子の肉を少しずつくらっていく]
……待てばいいのかな……?
[お探しの人はいないみたい。裁かれる立場として居心地悪そうにちらちらとリツの顔を覗いた*]
(14) 2017/12/01(Fri) 23時頃
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―集会場―
ありがとう。丞さん
ゆり様、江津子さん。また何時か会おう
[丞さんから江津子さんの右腕とゆり様の肉を受け取ると 弔いの言葉を唱えて、食べ始める]
今夜……そういえば、容様は何処へ?姿が見えないが
[神社で起きた惨劇など知る由もなく、丞さんの言葉が聞こえると 改めて集会場を見回しながら聞いた]
(15) 2017/12/01(Fri) 23時頃
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− 集会所でゆりと江津子の弔いを −
[ゆりの肉は一口で終わる程度のもの。 それ以上は仕方ない。 毒で死んだら食えるように手を入れるのが一苦労だからだ。
俺の目に映るのは二本足で歩き、言葉が通じる家畜。
もし一致する意見があるとすれば、 わざわざ肉を食べられないようにするのは勿体ない。
そこ位だろう]
未練? そうだな、未練と言えばそうなるのか?
言って欲しかったなぁとかその程度だけど。
[子供の温い感傷のようなものだと返し>>9 愛理や櫻子よりも丁寧に噛み締める]
(16) 2017/12/01(Fri) 23時頃
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― 自宅 ―
[自宅へつけば、いつものように兄に腕を伸ばして絡め、車椅子から降ろしてもらう。 ただ今日は、いつもより少しだけ、甘えるように。]
どうするって、なにを? 決断なんてそんな、今更なことだと思うけど。
[兄と向かい合わせに座り、首を傾げ、笑う。 これからの行為は、とても、当たり前のことなのだと。
村の掟に背くつもりなどなかった。 下手人が裁かれて、またいつもの生活が戻ればいい、そう思っていた。 儀式だって弔いだって、そうだ。 それは己の身だとしても、兄だとしても、変わらないことだと思っていた。 事実、進に、己の脳を半分あげようかなんて、話していた。]
(17) 2017/12/01(Fri) 23時頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2017/12/01(Fri) 23時頃
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[落ち着きを取り戻した志乃の様子>>14に、 また道を誤ったのかと、残念だとは思うが 進の様な人物が早々生まれるとは思えない。
鳶が鷹を生む、って言う奴かと 今宵儀式の対象になるのは志乃だと 確信しているせいで気もそぞろのまま]
食べる為に用意してあるんだ。 食えるなら食え。
その後お前もちゃんと食べてやるから一緒だろ。
[何が一緒か。何がこの後起きるのか。 承知の上でのんびりした物言いはどう聞こえたか]
(18) 2017/12/01(Fri) 23時頃
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ああ、もちろんだ。弔いなんだから、村の皆で食べなきゃ
[不安そうなシノにそう頷いてみせる]
そうだな。待ってもいいけど、もう日も落ちたし、そろそろ探しに出た方がいいかもしれないな
[窓の外既に暗くなった景色を眺め探しに行くべきかと悩む]
(19) 2017/12/01(Fri) 23時頃
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死人は何も言わないから、俺が勝手にどうこう言っても仕方ねぇけどな
[食べていいのか、と戸惑う志乃には、あえて志乃が人を殺した事実ではなく、食べられる江津子に関してのことのみ返すこととする]
江津子さんは、 まぁ 大丈夫だろうよ あんたに弔う気持ちがあれば、な
[志乃を哀れに思う気持ちはなんだろう。 巫女を殺した、その現場にいなかったからだろうか。 それとも、櫻子を下手人とみなしての儀式に、ひっかかるものを覚えていたからだろうか。
あるいは―――この場にいる彼女が、己の死を受け入れているように見えたから。 現世の罪は、命でもって贖い、そして食べられることによって赦される。 ―――否。 死ねば終わり。終わるならば、最後くらい穏やかでいてほしい。ただ、それだけかもしれない]
(20) 2017/12/01(Fri) 23時頃
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[けれど────────。
事態に直面すると、そんなものは、建前でしかないと気付かされた。 脚が悪いという負い目がある。 兄にばかり苦労を掛けているのではという不安もある。 だからこれ以上、わがままは言えない。 そう思い込み、ずっと本音を押し殺し、消そうとしていた。]
兄さん、僕、は……、……
…………ア”……ぅ………!
[>>11兄の腕が伸び、頸に指が食い込んでくる。 息苦しさと、血量低下の眩暈のなか、じわりと熱をもった瞳を、兄へ向けた。]
に ぃ、さ……、………… …………
[逃げることはしない。 凭れるように身を寄せて、兄の脚を……膝裏から脹脛、そして腱の形を確かめるように擦る。]
(21) 2017/12/01(Fri) 23時頃
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……? そう言えば容、様か。 彼女にも弔いの肉は食べて貰わないとな。
[姉妹の肉、そして母の肉。 どちらも容にとっては特別の味だろう。
血の繋がった娘なら、家畜と言えど、味は違うのだろうか。 少しだけそれが気になった。 彼女が身内の味を知る事が出来ないのは知っていたから。 かわりに俺が。
そこにリツの疑問>>]15がちょうどよく聞こえて]
(22) 2017/12/01(Fri) 23時頃
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[どうしたもんか、というのに答えたリツ>>19に頷き、よっこいせ、と丞は腰をあげた]
さて、俺は大八車を戻しがてら、 ちっと神社を見てくるよ
[豚の血を何度も吸って黒く汚れた大八車は、夜に溶けて見えづらくなっている。それでも、その上に投げ出された自前の鉈は、江津子に研いだのとは比べるほどではないが、それでも鈍く光っているように見えた]
(23) 2017/12/01(Fri) 23時頃
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呼びに行くか?
[立ち上がり、歩き出す。 既に新しい巫女は1日経たずに運命を終え、 導き手などいなくなる。 進がそれをやってくれたと信じている足取りに迷いはない]
誰か一緒に行くか?
[1人で動けば疑われる可能性もあるだろう。 だから声を掛けたが、誰かが共に来るだろうか*]
(24) 2017/12/01(Fri) 23時頃
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…………ぃ、さ ン ………、も……
[僕も、愛してるよ。 喉を鳴らすが、声にはならない。 それでも、幾度も、「アイシテル」と喉を鳴らしながら
────────ぶつり。
鋏に力を籠め、兄の、左脚の腱を断つ。 硬い、手が痛い。 血が溢れて刃が滑る。 それでも、力の限り深く、腱を抉り取るように、強引に鋏を進める。]
……ァ、は……、……
[酸素不足を起こした脳が、揺らぐ。 揺らいで、それでも唯求めるものは、すぐ目の前だから。 一緒に、逝けるのだと。 嬉しそうに笑いながら、噛みつくように唇を寄せた。*]
(25) 2017/12/01(Fri) 23時半頃
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じゃあ、俺は残るよ。皆で行って入れ違いになっても困るしな もし、先に容様が帰ってきた時はすぐ呼びに行くから
[丞さんと医者先生がほぼ同時に立ち上がるのをみると 自分は残ると告げて]
それに、今日は見回りのために少し休んでおきたいんだ
[昨日見回りをしていれば、江津子さんを助けられたのではないか 胸に残る後悔もあり、今日は一人でも見回りをするつもりで]
(26) 2017/12/01(Fri) 23時半頃
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おう、やっぱ気になるかい
俺ぁ、途中寄り道すっけど、すぐ追いつくから
[立ち上がるはミナカタとそう違わない瞬間。 食べ始めるのが一緒なら食べる時間も同じだったか。 寄り道と言っても、方向は同じ。連れ立ってゆくならそれでも良しとも思う。残るというリツにも頷き、とりあえずは足を進めようか]
(27) 2017/12/01(Fri) 23時半頃
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[丞が神社へ向かうと言う>>23 リツは残って番をしてくれると言うなら>>26頷いて]
毎晩夜回りさせて悪いな。
[自分が一緒に回ろうと言う考えは出てこない。 自分が殺されることが無いから。 見回りの最中なら彼が証人になってくれるだろうが それでは間引く暇がない]
じゃあ丞さん、俺は少し先に神社へ行くから。
[大八車を戻すと言う丞に声を掛けて 先に神社へ向かおうか。
容の肉があるなら、今度は先に 乳房でも貰おうか、なんて考えはのんびりとしたまま*]
(28) 2017/12/01(Fri) 23時半頃
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[脚を擦る手に体温を感じる。 その手が今から腱を切って、そして。]
ぅ、あ……っ、
[鋏が左脚の腱をぶつりと断った。 走る激痛に喉から悲鳴が迸りそうになるのをぐっと堪えれば、息が止まる。 目の前が真っ赤に染まり知らず弟に縋りつくように抱き着いた。]
錠…じょう、わた…しは、今とても。 とても…しあわせ、だと。
[呼吸が乱れて上手く言葉も出せない。 抉るような鋏の動きが痛みを加速させ身体が震える。]
(29) 2017/12/01(Fri) 23時半頃
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[合わさる唇に身体を抱き寄せてより深く求め。 そして舌に噛み付いた。
口内に溢れる血が甘くてまるで酩酊したかのよう。 唾液混じりの血を啜りその甘美さに酔いしれる。
唇を重ねたまま錠の手にあった鋏を取り上げ。 それを背中から心臓の位置に押し当て。
ぐぐ、と皮を裂き肉へと食い込んでいく。 それと同時に灯りとしていた蝋燭が灯る燭台を右足で蹴る。 やがて火が回りだしこの家は燃えるだろう。 今は小さな火種が畳を焦がし一筋の煙が立つのみ*]
(30) 2017/12/01(Fri) 23時半頃
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抜荷 錠は、メモを貼った。
2017/12/01(Fri) 23時半頃
|
− そして神社へ −
[丞への返事>>27は簡素なものだった]
リツ、志乃。 後は任せた。 他にも誰かいるようだったら声かけてやってくれ。
[源蔵は石動を殺しに行った。 さて、どっちの肉を食う事になるのか。
抵抗するなら源蔵が肉になるだろう。 だが錠と死ねるのならと条件が付けば、 案外彼は喜んでそちらを取るだろう。
そんな事をぼんやり考えながら、 千々に吹きすさぶ風に身を縮めて神社へ向かう]
(31) 2017/12/02(Sat) 00時頃
|
|
すす、容様、弔いの用意出来ましたよ?
志乃も戻って来ました。
[思わず進の名を呼び掛けて、慌てて容の名前を呼び戻す。 いつの間にか敬称が殆ど抜け落ちているのが 変化ではなく本性が出て来た証でもあるだろう。 俺自身、気付いてなどいない]
……おいでになりませんか?
[思わず口元が歪む。 愉しそうに、それはそれは歪んだ愉悦を 隠し切れないと言った風に。 堪え切れず、足早に進む。 血の匂いに導かれるように>>4:197>>4:200]
(32) 2017/12/02(Sat) 00時頃
|
|
は?
[血は部屋の外にまで流れていた。 随分血が流れている。
これでは進も返り血を浴びているのではと 初めて不安になり、覗いた室内の光景は 半分想像通りで、半分、想定外だった]
(33) 2017/12/02(Sat) 00時頃
|
[意識の途切れる直前だった。
>>*3己を褒める声を聞いた、気がした。
最早焦点の合わぬ眼は
彼を見つめない。
僅かに首を傾け
何故こんなことに、と問う
声もなく、応えを聞く前に絶命したのだけれども*]
|
[容が死んでいる。 いや殺されている。 それは想像していたが、 何故進まで転がっているのか。
流れた血はどちらのものか判らぬ程、 2人とも血に塗れていた。
進は鼠径部から足先までぱっくりと傷が開いていた。 血の量からも、見た目からも生きていないのは確実。 容の刃にも毒が使われていたかも知れないが、 今の俺にそれを検討する余裕はなくなっていた]
(34) 2017/12/02(Sat) 00時頃
|
|
おい、進? ちょっと待て。何でこんなことになってる?
[動揺したのは娘の死ではなく、仲間の死]
(35) 2017/12/02(Sat) 00時頃
|
[娘は眠る。生の瞼を閉じ、死の安寧へ沈む。しかれども。常世への行く道、その狭間にて。永き眠りの前途、微睡みにて、
娘は、 目を覚ます]
――……
…… ?
[声が、聞こえた気がした]
…… かかさま、
[優しい呼ばわりが、
聞こえたような気がした。
ぼんやりと開いた瞳は、靄めく視界を捉え]
|
窮鼠猫を噛むって言うからな。 獣の本気の抵抗じゃ無理ないか。
[だが動揺も束の間。 仕方ない、経験がまだ足りなかったかと 惜しむ気持ちが湧き出した]
(36) 2017/12/02(Sat) 00時頃
|
|
[寄り道をすると言った丞はどれ位で追い付いただろうか。
狂った男の声を、表情を覗き見る暇はあったかもしれない。 少なくとも、俺が2人の身体や、 何かを隠蔽したり工作する暇は無かった*]
(37) 2017/12/02(Sat) 00時頃
|
|
[>>29兄の声が詰まるのが聞こえる。 身が強張るのを感じる。 それでもなお、深く鋏を進ませて、ついには踵までの肉の一部を削ぎ取ってしまう。]
か、 ハ、……ァ"…… ……、……ン"ん"……、ッ……!
[>>30唇が深く重なる。 門歯が舌に喰らいついてきた一瞬、びくっと筋肉が硬直したが、すぐに、兄にすべてを委ねるように、弛緩した。 痛みに顔を歪めながらも、離れようとはせず。 溢れかえる血を啜りながら、自らも兄の唇を食もうとし────]
……ッ、ん……、?
[血に塗れた鋏が、取り上げられた。 疑問浮かぶのは、ほんの一瞬。 背中越しの感触に、心臓が大きく音を立てた。]
(38) 2017/12/02(Sat) 00時頃
|
|
[兄さん、僕を殺してよ。 そして、食べてよ。
もう、声にはならない。 けれどきっと、言葉にする必要なんてない。]
ゥ"……ん、……ッう"……
[錆びた鋏が、背の皮膚を裂き、肉へ食い込んでくる。 血泡が零れる口端は、痛みに歪むが、兄に命を握られているのだと思うと、それすらも嬉しかった。]
(39) 2017/12/02(Sat) 00時頃
|
|
[血のまわった鼻腔に届く、かすかな、煙のにおい。 やがてそれは、ぱちぱちと火の粉を舞わせはじめるのだろうか。
兄と過ごしたこの家で。 ふたりきりで。
その前に、けれど一口だけでも……と。 震える指で、切り落とした兄の肉を拾い上げ、血にまみれた口元へ寄せようとした。*]
(40) 2017/12/02(Sat) 00時頃
|
発明家 源蔵は、メモを貼った。
2017/12/02(Sat) 00時半頃
|
[大八車を豚小屋の傍に戻す。 この星明りの下では、血を吸い込んだ地面の黒さなどわからない。 ここはもう、掃除をする必要はないかもしれない。人を食べた豚小屋を、利用したいと思う者がいるかどうか。それに、人が少なくなればいくら狭い山間の村でも、土地は有り余るようになるだろう。
鉈は戻さなかった。 軽く研いだおかげで、先ほどの解体前よりもむしろ鋭くなったそれを手に、神社に向かう足は知らず、はやまった]
(41) 2017/12/02(Sat) 00時半頃
|
|
― 神社 ―
[拭いきることのできない血臭は、普段は静謐ささえ感じる神社の広くはない境内に入れば、何故だか濃くなり、丞は鼻を鳴らした。 見えずとも、異様な気配は空気の重さを変質させる。 不思議と虫の声も木々のそよぎも消え去った空間に、ミナカタのものであろう声が響いた。何を言っているかまではわからなかったが、その声音が、]
…… ふん、
[嫌な予感がした。 息をつめる。声のするほうへ足を進めれば、妙な明るさを持った声>>36が今度はその内容まではっきりと聞こえた。 誰かと、会話をしているわけではないらしい。 爪先が、部屋の外にまで流れていた血を踏みつける。>>33]
(42) 2017/12/02(Sat) 00時半頃
|
真剣師 鬼丞は、メモを貼った。
2017/12/02(Sat) 00時半頃
|
[弟の震える指が脚の破片を拾うのを目の端で見えた。 それを飲み込んだのを見てから空いた手の指を口の中に突っ込む。]
食べ…なさい、私をた…てい、のは錠だけ。
[脚から出血が止まらない。 気持ちが高揚しているから痛みはあれども動けているけど。
指を錠に食い千切られても背中を抉る鋏の動きは止まらない。 ぐ、ぐ、と鈍く肉を裂きながら深く差し込まれ。 やがてそれは心臓へと到達する。
それを確認すれば渾身の力を籠めて一気に心臓を貫いた。]
(43) 2017/12/02(Sat) 00時半頃
|
|
[ぱちぱちと火が爆ぜる音がする。 このまま火に巻かれて死ぬつもりだ。 弟を置いて逝くつもりも、置いて逝かれるつもりもない。
心臓を貫いた鋏を抜き取れば血がどくどくと流れ畳を赤く染めていく。 その流れる血が勿体ない。 錠の全ては己のものなのに、残念でならない。
震える手で錠を寝かせ、胸部を挟みで切り開こうと試みる。 中々上手くいかず、その間にも火は回って熱気に肺が焼けそうな程。
心臓を喰ってやりたかった。 だが道具もないこの状況では心臓を刳りだしてやる事すら出来ない。
だからせめて心臓に近い肉を食べよう。 胸部の肉を鋏で切り取り口の中に放り込み咀嚼する。]
(44) 2017/12/02(Sat) 00時半頃
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[開いたままの扉に触れる。 息を吸い込む音が鋭く耳に突き刺さるようだった。 血に塗れた二人が見えた。殺し合ったことは明らかで、何故、の前に浮かんだのは後悔の念だった]
おい、 ……なんだい、こりゃあ
[鍬を握る手に力がこもる。 豚小屋の前、暗がりの中で巻きなおした麻紐が床に解けていく]
あんた、 ……今、 なんて言った?
[獣、と。 どちらをさしていったかは、わからなかった。 けれどその言葉は、その声音は、とてもこの場にそぐうものではなかった*]
(45) 2017/12/02(Sat) 00時半頃
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[それから私は鋏を己の喉に突き立てる。 ゆっくりと鋏を抜き取れば血が噴き出して。 そして。]
ぁ……、
[言葉の変わりにごぽり、と血を吐いて。 ゆっくりと身体が傾いで、そこで意識が途切れた**]
(46) 2017/12/02(Sat) 00時半頃
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抜荷 錠は、メモを貼った。
2017/12/02(Sat) 00時半頃
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[毒が使われたかどうかは知らない。 だが俺の見た目からは綺麗な遺体と死体。
まだ死後硬直さえ始まっていないように思える 肉の塊を前に、俺が動いたのは進の方。
殺したての容の肉も興味はある。 まだ江津子も食べたばかり。 俺の腹の中で、正しく親子1つになるだろう。
それも後から食べる気だったが。
まず家畜ではない、人間である進の肉を食べてみたかった。 ぱっくり開いた鼠径部に指をねじ込み、 適当に引き千切れる柔らかな部位があれば 力任せに引き抜いて、彼の死を悼みながら 彼の経験値の低さを補ってやれなかったことを 悔みながら口にする]
(47) 2017/12/02(Sat) 01時頃
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……あ、丞さん? ……容、進の事疑ってたんだなぁ。
[声を掛けられるまで気付かなかった>>45 振り向いた俺の目に、鈍い光が見える。 その光を眩しそうに見つめる俺の顔、 特に口元は赤黒い体液を滴らせ、 べろりと舐める舌が、色を更に拡げていた。
そして返す言葉は何処までも暢気]
(48) 2017/12/02(Sat) 01時頃
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―集会場― さて、待ってるとは言ったものの いざ待っているだけとなると、いささか手持ち無沙汰だな
[弔いを終えると、やれることが無くなってしまい 窓の外の闇を眺めながら呟く]
シノ。お前の家はちゃんと俺が直しておいてやる 雨漏りだけじゃなく、ちゃんと暮らせるように直してやる
だから、早くこの村に還ってこい また母ちゃんと弟と、三人仲良く
[それはただの独り言 外で起きてる出来事を未だ知らぬ男の シノを送り弔う覚悟
男は相変わらず外の闇を眺めたまま外から帰る人を待つ**]
(49) 2017/12/02(Sat) 01時頃
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ぅあ、……ぐ……、ッ!
[>>43肉を食もうとする口元に、兄の指が割り込んでくる。 薄らぎはじめた意識のまま、それに、強く噛みつけば、筋と骨とが軋むような音が、頭の奥へ響いてきた。 脳を食べてもらうことは叶わなかったけれど、こうして、兄を食べる音を、感触を、味を、己の脳はきっと覚えている。
次第に濃くなる煙のにおい。 不思議と、熱いと感じないのは、もうだいぶ身体が死に近づいてきているせいだろうか。]
(50) 2017/12/02(Sat) 01時頃
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………ゥ、ぐ……っ
[>>44それよりも、鋏を抜かれた背中が熱い。 心臓が脈動するたび、血液が溢れ出てゆくのを感じながら、うつろな瞳で、兄を見上げた。
鋏が胸元におりてくる。 食い込み、切られ、痛いはずなのに。 己の肉を食む兄の姿に、嬉しくて、涙が零れた。]
……、兄……さ、ん
…………、にい、ちゃ………
[幼子のように、笑い。 さいごの力で、兄の頬に触れて、その眼鏡を奪おうとする。 硝子越しでない兄の瞳に、見つめられ、逝きたいと。]
(51) 2017/12/02(Sat) 01時頃
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………………、……
[最期に見たのは、鋏を首に突き立てて、赤く染まる兄の姿。 最期に聞いたのは、兄の低い呻き。
最期に感じたのは 兄の重みとぬくもり。
それらはすべて、炎と煙の中に、消えてゆく**]
(52) 2017/12/02(Sat) 01時頃
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……。
[リツ兄が残ると言うなら志乃も待とう。 どうせ逃げられやしない。
ミナカタと丞が去れば集会所は一気に静かになる。 死体ばかりのせいか、妙に寂しく感じたその集会場で、ゆっくりと肉を置くとリツ兄に向かって静かに口は開く。]
リツ兄、そういえば理由聞いてたね……
[取り乱して結局話していなかったけれど、優しくしてくれたリツ兄にせめて理由だけでもとリツは話す。 大まかには>>3:178>>3:179をそのまま伝えてユリが偽者だと思ったこと。櫻子は嫉妬で選ばれたことを話しただろう。]
…リツ兄、私は間違ってる。 だから。もしこのまま殺されるなら、 トドメは……リツ兄にころされたいな……
[死にたいと思っていたあの頃、死んでいたならこんな辛い思いもしなくて済んだと心は囁く。怖いから、せめて最後くらいは自分の好きなようにしにたいって、小さな我儘を彼に託せればと*]
(53) 2017/12/02(Sat) 01時頃
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折角大八車戻してもらったけど。 また集会所に持っていくのに、運ばなきゃな。
[何と言った?その問いにも。 何を言っているのだと首を傾げながら、 転がっている鍬を肩に担ぐ]
今度は俺が大八車持ってくるわ。
[そう言って唇を赤く染めたまま 彼が来た道を戻ろうとする]
(54) 2017/12/02(Sat) 01時頃
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なにか、聞こえましたか?
[ただ。 通り過ぎる瞬間、それだけ彼の耳へ囁いた。 何かしてくると言うならいつでも動けるように。 短く持った鍬を握る手に力を込めたまま**]
(55) 2017/12/02(Sat) 01時頃
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抜荷 錠は、メモを貼った。
2017/12/02(Sat) 01時頃
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