84 戀文村
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視点:
人
狼
墓
少
霊
全
きみは自らの正体を知った。さあ、村人なら敵である人狼を退治しよう。人狼なら……狡猾に振る舞って人間たちを確実に仕留めていくのだ。
どうやらこの中には、村人が7人、占い師が1人、首無騎士が3人、片想いが1人いるようだ。
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逃げろ。逃げろ!おまえらだけでも逃げろ。
(0) 2012/03/24(Sat) 00時頃
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夜が明けたころ。
軍人の一人が赤い手紙を抱えて行く。
ノックするのは、サイモンの家の扉。
扉開けば、軍人は彼と視線を合わすことはなく。
そっと手紙を差し出し、敬礼を一つ送った。
――……サイモンが、村を出るまでの猶予は、僅か1日*
(#0) 2012/03/24(Sat) 00時頃
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―本屋―
[店を閉めて、奥の部屋に戻る。 酒が届けば晩酌も出来たのだけれども、さて
夜は更けて やがて朝が来る。
何時もどおりの日常を過ごせるのだと まだ、そう思っていた**]
(1) 2012/03/24(Sat) 00時頃
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[接客はダーラひとりでどうにかなりそうだったので。 店の片隅にあるアップライトピアノを蓋をあけ。 いつものように、思いつくまま演奏する。
フランツ・リストのメフィスト・ワルツ第一番 「村の居酒屋での踊り」
陽気であり妖気漂う和音が鳴り響く。 だけど、踊らずにはいられないそんなメロディ。]
(2) 2012/03/24(Sat) 00時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2012/03/24(Sat) 00時頃
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―自宅― [結局自宅に戻ってきた。何もする気になれず、 ベットに倒れこむ]
はぁ…――
[出てくるのは…溜息ばかりだった]
(3) 2012/03/24(Sat) 00時頃
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毎回お肉を出せたらいいんだけど。
[仕方なさそうに肩を竦める、事情は言わずもがな]
あら?知らなかったかしらぁ。 なんてね、通ってくれるだけでアタシは嬉しいから。
[子供のように振る舞うホレーショーに頭を撫でる仕草]
野菜はね、まだ。 そんなこと言って、村じゅう口説いてるんでしょ。 胃袋だけでも握りしめて置かないとだわ。
[軽い応酬は続く、最も気楽で、そして……
落ち込んでしまうヤニクにも笑顔を向けた こういうところがまだ可愛い、と思う]
(4) 2012/03/24(Sat) 00時頃
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[香り袋は、気分を落ち着ける効果もあるというから。 少しでも気分が晴れるといいと差し出した、それ。 思ったよりも、喜んでもらえて、ゆるく笑む。]
香りだけでも、春を先取り……なんて。
[枕元に置いて寝ると、髪に香りが絡むの、と。 こんなご時世だけれど、こんなご時世だからこそ、 女同士の話を楽しもうとする。]
ミッシェルさん 陽気な軍人さんのこと気になるの?
[そんな会話の中で、尋ねた問いかけは、 特に他意はないものだったのだけれど。]
(5) 2012/03/24(Sat) 00時半頃
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毎回肉食ってたら飽きちまうからな。 たまにがいいんだよ、たまにが。 有難みが増すってやつだ。
[申し訳なさそうなダーラに行儀悪くフォークを振る。 エリアスにした様に今度は自分が頭を撫でられる。 だが振り払う訳でも無く、むしろ撫でられて嬉しそうに]
スキンシップはダーラみたいに綺麗な姉ちゃんに限るね。 いやいや、口説いてなんかいないよ。 俺結構恥かしがり屋だから、ダーラだってこうやって 酒の力を借りないと口説けない位だぜ。
[カランと、空になったグラスに氷の音だけが響く。 お代りとダーラに差し出して、陽気な音を立てるピアノに 耳を傾けた]
……なぁヤニク、ピアノとか何処で覚えたんだ? 色んな国の曲とか知ってっか?
(6) 2012/03/24(Sat) 00時半頃
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[楽士からヴァイオリンを取り上げたメフィストのように。 白黒の鍵盤の上で指を踊らせ。 紡ぎ出すのは悪魔的な音楽。 しかし、それもまた。夜の酒場に相応しく。
自分は何かに取り憑かれているのだろう。 鍵盤を触っていると、ふと我を忘れそうなる。 最後の音を弾き終わるまで。 鍵盤以外目に入らず。ピアノの音以外耳に入らない。]
(7) 2012/03/24(Sat) 00時半頃
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女主人 ダーラは、メモを貼った。
2012/03/24(Sat) 00時半頃
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―回想・開店前―
ああ、そろそろかな。
[それはヤニクがまだ帰ってくる前だった いつもの本屋へそろそろ酒を届ける頃合いだろう
特別連絡を貰うわけでもない 適当な時期に顔を出すのはいつからだったか]
ベネット、居るかい?
[予告も無く本屋を訪ね、いくつか言葉を交わしたか たまには店にも来てよと少しだけ寂しそうな笑顔 気づかれる前に店へと足早に戻っていった]
(8) 2012/03/24(Sat) 00時半頃
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ブローリンは、グラスの中の液体をじっと見下ろす。
2012/03/24(Sat) 00時半頃
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なんだろ、これ・・・でも春の花の匂いだよ、間違いない。
[どこかで嗅いだ香りなのに、なんだったっけ・・と考えたが、頭にしっくりくる名前は浮かばなかった]
ま、いいや。枕元だね。うん、試してみるわ。ありがとね。
・・・んっ? って、やだ!何言ってるの? あの人だって、きっと故郷もあるし、戦争が終われば帰っていっちゃう人よ。確かにいい意味で軍人っぽくはないけどさ。
ほら、あの人ダン親方にちょっと似てる気がする。 だから、かな。それだけで、他意はないよ・・もう。
[ごまかすように、手を振ってクラリッサに柔らかく笑った。それに、こんな時に内容はどうあれ恋愛がどうとかいう話も、人が聞いたら不謹慎に感じるかも、とも思ったし]
(9) 2012/03/24(Sat) 00時半頃
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そういうクラリッサは・・・ 誰かいるの?
[ふと気になったのと、話題をそらそうとしたこともかねてそんな風に尋ねてもみた]
(10) 2012/03/24(Sat) 00時半頃
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[一曲弾き終わり、我に帰ると。 ホレーショーから声をかけられ。]
ちょっと昔、腕に覚えがあって。
[と、当たり障りなく答える。]
色んな国の曲ですか……こんなのどうでしょう?
[再び鍵盤に向かって一曲。 エリック・サティの「ジュ・トゥ・ヴュー」を。]
(11) 2012/03/24(Sat) 00時半頃
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そうねえ。 なら明日は魚にしようかしら?
[ともすれば大きな犬のようなその顔に釣られて笑みを浮かべる]
そーいって貰えるとここで待ってる甲斐があるわ。 ……ほんとに、ネ。
やだぁ、素面で口説いてよ。
[ヤニクの奏でる音をBGMに店内には自分の靴音が響く グラスを受け取るとお代りを作り ブローリンも飲むならそれも用意 ヤニクの分はソフトドリンクを作って 今夜は自分も飲んでしまおうか]
(12) 2012/03/24(Sat) 00時半頃
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―本屋に行く前 [>>0:147声をかけられて立ち止まる。小さく頭を下げ、会釈を返した。 エリアスの姉だった。彼女の話はエリアスから聞いているし、 彼女自身と直接話す事も稀ではない。けれどいつも、いつも堅いのは、 何よりも自分の職業のせいだろうから気にしてはいない。 エリアスと仲良くしないよう咎められればすんなり従うが、 幸いそこまで嫌われてはいないようだ]
[本屋の話が出て、特によるつもりのなかった本屋の主人を思う。 このご時世では仕方あるまい。本に限るまいが、 戦争に関係ないものの供給は止まる。帝政の言葉を受けて小さく頭を振る。上官の話には少し首をかしげたが、 安否を問われれば頷いた。元気だろう。あの分隊長殿なら。
もう一度頭を下げて、道行く彼女を見送った]
(13) 2012/03/24(Sat) 00時半頃
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―酒場に入ってから [分隊長と共に入った酒場。畏まって居るわけではないがそう見えるだろう。 ブローリンにとっては通常通りの振る舞いだった。 食事は、今日のお勧めが書かれたボードを指さして、それにした。 芋のサラダがあると聞くと、それを頼む。
上官の言う通り全ておごってもらうつもりはとりあえず無いので、 好きなものを頼むことにする。カウンターに並ぶ酒、無色透明のウォッカを差して指を立てる。
上官と乾杯した最初のグラスは、何も混ぜないストレート]
(14) 2012/03/24(Sat) 01時頃
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ブローリンは、ヤニクの働く様子と、店の女主人と上官の話を聞いている内に1杯目。
2012/03/24(Sat) 01時頃
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[「お前が欲しい」「あなたが好き」 そんな甘さの漂うスローなワルツで。
思い出すのは、あの面影。
音はこんなに雄弁で、思いの丈を訴えるのに。 面と向かっていうことは、やっぱりできず終い。
彼女に拒まれるのはやっぱりこわいし。 きっと自分も傷つくのだろうけど。 そのことが彼女の重荷なったり。 傷ついたりすりのもやっぱり嫌で。
男らしくないなと思いながら。 奏でる音楽に思いを込める以外になかった。]
(15) 2012/03/24(Sat) 01時頃
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腕に覚えか……俺もそう言った芸術面の腕が欲しいね。
[ヤニクの返事>>11にこちらも深い突っ込みはしない。 目を閉じて続く曲を堪能し掛けて]
ヤニク…それ女の子に弾いてやれよ。 それともヤニク、ダーラ宛て?
[聞き覚えのある曲に一瞬だけ眉を顰めたが、 すぐににやりとヤニクに笑い掛ける。 同僚がこの曲に歌詞を付けて唄っていたのを思い出す。 故郷に残した恋人にこの唄を唄って口説いたんだと熱弁していた。
その男はもうこの世にはいない。 軽快なメロディーに似合わぬ激しい歌詞を思い浮かべると、 ヤニクも案外中身は仔犬では無く狼の様なものかと苦笑してみる]
(16) 2012/03/24(Sat) 01時頃
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[ピアノを奏でる青年を見る。旅人だそうだが、自分がこの村に戻ってきた時には もう居ついていた。ここの居心地がいいのだろう。 誰か、村に想う人でもいるのかもしれない。 ピアノの音色からそう読んだわけではなく、単純に思いついただけの事だが]
[演奏が止まった折、空のグラスを少しだけ掲げた。 二杯目は湯で割り、鼻孔を焼ける香りで満たすように鼻先で止める。 戦地で、血と泥にまみれながら、生き残った友と消毒用のアルコールを飲んでいたのを思い出す。 彼はまだ生きているだろうか。自分の様に、一度復帰した後また戦火から離れるのも 珍しい事のように思う。]
[そこまで思い返して、ピアノの音に現実に戻った。 グラスに口をつけて、喉を灼く液体を嚥下する]
(17) 2012/03/24(Sat) 01時頃
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ジャスミンの花を乾燥させたものを入れてるの。
[花の香りの答えを紡いだ後。 誤魔化すようなミッシェルに、きょとんとした表情を見せる。]
あ、うん……。
[元々、彼女の親方に似ているという意味合いで 気になるの?と尋ねたつもりだったのだけれど……とは、口に出ない。 それは、彼女が誤魔化した、こんなご時世という理由もあったのだけど。]
え、私……?
[なのに、話題を自分に振られて、あわわっと慌てた。]
(18) 2012/03/24(Sat) 01時頃
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ダーラの料理なら何でも美味いだろうから明日も楽しみだな。
[見事に釣られて明日の約束もしてしまう。 本当に明日が来るかは神のみぞ知ると良く判っていたが、 口にして少しだけバツの悪そうな顔になる。 それを誤魔化す様に]
素面で口説いたら振られた時立ち直れないだろうが。 俺は憶病なんでね。
[逃げ道を用意するんです、とやはり口を尖らせた]
(19) 2012/03/24(Sat) 01時頃
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あ、…母さんに挨拶しそびれちゃった…
[病死した母の墓、また明日行こう、そう思いつつ 起きだした。 徴兵された父のコートとハンチング帽をかぶり外に出る。 辺りはすっかり暗くなっている。 そんな格好で向かうのは…――]
(20) 2012/03/24(Sat) 01時頃
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―酒場― [中に入り、帽子を脱ぐ]
こんばんは、ダーラさん
[コートは羽織ったまま、カウンターの隅に座り、皆の話に耳を傾ける。]
(21) 2012/03/24(Sat) 01時頃
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[ブローリンの飲みっぷりに少し驚いたようにグラスを覗きこむ]
お前結構いける口なんだな。
[飲み方も様になっていて、 これは侮れないと内心財布の心配をしていた。 だが驕ると言った以上顔には出さない]
……なぁブローリン。 この戦争負けると思うか?
[ダーラがお代りを作る為に席を外した一瞬、 呟く様にブローリンに視線だけを向けて問うた]
(22) 2012/03/24(Sat) 01時頃
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[寡黙なブローリンにも慣れたもので こういう楽しみ方もいいものだと思う 自分とホレーショーのやり取りが邪魔になってなければいいが]
ほんと、此処へ来る前は何をしていたのかしら。 うちで良かったわ、ヤニクを拾えて。
[まだ仔犬だと思っている―狼かもしれないが目をつぶる―彼の音 曲名については、何も言わないが過去はあるだろう]
うふふ、腕によりをかけるから。
[本当に来ても、来なくても いつもどおり店を開いて待っているだけ それだけしかできないのだから、追求はしない]
振られると思いながら口説くのかい? もっと堂々とおし、そのほうが格好いいよ。
(23) 2012/03/24(Sat) 01時頃
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[上官の野次>>16に、ピアノの奏者を見やる。 そういう曲なのだろうか。そういえば音楽鑑賞の趣味はないのだった。 聞く環境に居なかったからだろうか、良い物だとは思う物の、 レコードを集めて…とは行かない]
[こんな時だからこそ、思いは平常の内に打ち明けるべきだと思う。 いつか、いつかこの村からも軍へ出る者が出たその時に、思いを伝えていくには悲しいと思う。 遺される者も、逝かねばならぬ者も。
自分はこの村の者ではないし、いつ死ぬかもしれぬ身だ。 そうすまいとは思って居るものの……自室にある、出せぬ封筒を思った]
(24) 2012/03/24(Sat) 01時頃
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あー。ああ、ああ。そっか! 言われてみればジャスミンだ!
[掌で軽く転がしたりしていたが、口ごもる様子に不思議そうな表情を浮かべる。もちろん自分が聞かれたと思った内容が勘違いだとも知らないし]
うん、そう。クラリッサ。 ・・・ああ、でも無理にとは言わないよ。 ・・ね。
[もう村にいない人間の名前でも出たら非常に気まずいと、そう先にフォローしておいた]
(25) 2012/03/24(Sat) 01時頃
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あら、セレス。いらっしゃい、温かいのにする?
[一瞬別の常連に見えたか、コート姿に驚いて しかし直ぐ笑顔に戻る 同じように母を亡くした娘同士、よく墓場で出会ったりして ヤニクが弟ならセレストは妹というところか]
(26) 2012/03/24(Sat) 01時頃
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[グラスを、小さな音を立てて机に置いた。 払えなければ出すし、払えるようなら次は自分が奢ればいい。 そう思っている。次があるのならば、だが]
[つぶやきに対して、顔を少しだけ上官の方に向けた。 目を伏せ、また上官を見ると、ハッキリ頷いた。 人が人ならば懲罰の対象だろう。この分隊長を試すとか言ったつもりはないが、 言う相手は選んでいるつもりだ。]
[負けるだろう。生産より消費が多く、供給に需要が勝り、 過去の備蓄も食いつくして負けるのだろう。 全てを投げ打って負けるのだろう。 なら何のために戦うのか?何度自分にこの問いをしただろうか]
(27) 2012/03/24(Sat) 01時頃
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[ホレーショーの言葉に、瞬きをして。]
……店に連れて来ないと駄目みたいですね。 さすがにそれは……ダーラさんに悪いですよ。
[ちらっと女主人の様子を伺った。**]
(28) 2012/03/24(Sat) 01時頃
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楽しみにしてるぜ。
[ダーラに笑い掛けるが最後の台詞には]
あれ? もしかして脈あり? じゃあ本気出しちゃうよ?
[本気とも遊びとも取れる言葉遊び。 ダーラ位に空気を読める相手以外には仕掛けない。 軽い男だとブローリンに見られているかもしれないが それはそれ、とちらりと横目で反応を見ていたりした]
(29) 2012/03/24(Sat) 01時半頃
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えぇ、ダーラさんのお勧めで、お願いします。
[似た境遇のダーラを姉のように慕っている。 そして、ここにいると寂しい思いをすることもない。]
(30) 2012/03/24(Sat) 01時半頃
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[この戦争が終わった時に、一つでもこの国に多くのものを残したいと思う。 自分が守った街が、人が、戦後も残るのならば自分の戦う意味もあろう。 空から落ちてくる爆弾一つで吹き飛んでしまうそんなものも、 自分がどこかで撃った弾が防ぐ事もあるだろう。 家族もおらず、おそらくは変わり果ててしまった故郷も遠く、 自分が生き残って戦後どうするか、とは考えようにも考え付かない。 死に急いでいるわけではないが…天高く上った友たちを思えば、 その時に死んでいても良かったと思う事は、ある]
(31) 2012/03/24(Sat) 01時半頃
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[フォローの言葉をくれるミッシェルとの間に、 淡いジャスミンの香りが漂う。]
ん、私……は、
[その香りが少し気持ちを落ち着かせてくれたのだろう。 クラリッサは、微かに困ったように口を開く。]
こんなご時世ってこともあるけど 姉さんのことがあるから。 思えば、もうすぐ姉さんの歳を追い越しちゃうわ。
[姉が亡くなったのは、姉が20の時。生きていれば25。 春に21になる自分は、彼女の享年をもうすぐ追い越してしまう。 このまま、自分に赤い手紙が届かなければ……だけれど。 遠回しに、今は考えられないのだと、告げるのは、 けれど心の底に種はあるのかもしれず。 今度は、クラリッサが、誤魔化すように微笑む番だった。]
(32) 2012/03/24(Sat) 01時半頃
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[扉が開く音に顔を向けると書類の関係で良く見かける女性の姿>>21]
お、また美人が増えたね。 眼福眼福。
[セレストの姿にグラスを軽く持ち上げて乾杯の意を示す]
(33) 2012/03/24(Sat) 01時半頃
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ほおほお。つまりこの村に意中の人がいると言う訳ですね。 春が来る事祈ってるぜ。
[ピアノを弾き終ったヤニク>>28に拍手とからかいを贈り、 にやにやと若者の青春の行末を見守る事に]
(34) 2012/03/24(Sat) 01時半頃
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ブローリンは、もう一つ空けてしまうと、女主人の注意を引いて、棚のボトルを指さした。
2012/03/24(Sat) 01時半頃
ブローリンは、自分と、上官を交互に指差して、指を二本立てる。
2012/03/24(Sat) 01時半頃
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[ホレーショーの言葉に首を傾げる>>33]
ダーラさんのほかに美人なんていませんよ?
[クスッと笑ってダーラとホレーショーの顔を見比べた]
(35) 2012/03/24(Sat) 01時半頃
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[クラリッサの言葉を黙って静かに聞いていた。何をしゃべるでもなく、しかし話しが全て終わったのだと理解した後、ぽつぽつと話し始める]
・・・そっか。やっぱり、まだ・・・ そうだよね。姉妹だもん。簡単に忘れられるわけないよね。
[別に世間の雰囲気に従うわけでもないけれど、幸せな振る舞いというものが憚られるのもわかる。だからあまり何も言わなかった]
・・こんな話も気兼ねなく口に出せないのって、なんかいやだけど・・・仕方ないのかな。
[春が来たら、また何もかも好転するのか。それはさすがに楽天的すぎるだろうと思うけれど、そう思わずにもいられなかった]
(36) 2012/03/24(Sat) 01時半頃
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だよな。なのに……国はまだ…国民を犠牲にしようとしている…。
[ブローリンのはっきりとした意志表示>>27に苦笑を浮かべて、 そう続けた]
またこの村に…赤紙が来る。俺達じゃないんだと。
[宿舎に戻った時に知らされた報告。 女子供も関係ない総力戦になると伝えられた]
(37) 2012/03/24(Sat) 01時半頃
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[ヤニクをちらりと見て、でも何も言わず きっと余計なことまで口走りそうだ、視線を落とす]
ふふ、じゃあアタシも本気で返さないと。 ちょっと重い愛を注ぐわよ、覚悟なさい。
[少しだけ乗り出して、でも線は超えない 絶妙なやりとりをブローリンはセレストはどう見るか]
そうねえ、ホット・バタード・ラム・カウかしら。 アタシ今ラムがブームなのよ。
[暖かくてほっとする、せめて此処に居る間だけでも 独りじゃないと、互いに寄り添えたら良い]
(38) 2012/03/24(Sat) 01時半頃
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ダーラは、ブローリンの前と、ホレーショーにも新しいグラスを。
2012/03/24(Sat) 01時半頃
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[敵兵の遺体を見せしめに焼却する、 その命令を拒否したのが降格理由]
だってなぁ、何にも残らないだぜ。総力戦で根こそぎ奪ったら。 根こそぎ無くなる前に、敗戦で良いから…終わって欲しい。
[今度こそ降格処分では済まないだろう台詞を途切れ途切れに 呟く]
(39) 2012/03/24(Sat) 01時半頃
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[忘れられる訳がないと、言われてコクンと頷く。 5つ歳の離れた姉と、更に歳の離れた姉の婚約者。 戦争が起こる前、愛し合う2人の姿は、 まるで物語の中のように記憶されている。 それは、優しくて、残酷な記憶。]
凍らせた思いも、きっと春が来れば芽吹くわ。 それまでは、きっと耐えるべきなの。
[時期を間違えて芽吹いてしまえば、凍えて枯れ死んでしまう。 姉を亡くした娘は、己では現実を見ていると ミッシェルに相槌を打つけれど。 結局は、夢見る女の幼い言葉に変わりはなく]
ミッシェルさんに、その時が来たら 私、ドレスを縫うの手伝いたいわ。
[幸せな先を望んで、紡ぐ願い。]
(40) 2012/03/24(Sat) 01時半頃
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[上官の呟きに頷く。赤紙の噂は勿論知っていた。 それが現実になるとは思いたくもなかったが。 表情を陰らせ、上官をじっと見やる。]
[もう後に引けないのだろう。決定的な一撃でも受けない限り。 それにしても、自分達より先に素人を増やすとはどう言う事か。 訓練も無しに頭数だけそろえるとでも言うのか。 苦々しげな顔を見せる]
(41) 2012/03/24(Sat) 01時半頃
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[ホット・バタード・ラム・カウを出される。]
ありがとう…おいしい。
[一口飲めば、体の芯から温まる。心も温まるような気がした。]
(42) 2012/03/24(Sat) 01時半頃
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そう・・なのかな。
[冬を耐えて芽吹く芽のように、想いを殺して生きるべきなのか。ふと、あの老女に託すという手紙の話を思い出す。自分にそんな大事に想う人ができるのか、それ以前にそもそも自分に戦地へ赴かなければならないことなどあるのか。想像もつかないけれど]
そうなんだ、ありがと。きっとクラリッサの作るドレスならいいものができるよ。
それなら、私はクラリッサにその時が来たら。 うん、2人分の結婚指輪を作ってあげる。チョーカーでもいいけど・・ううん、やっぱり一生ものの指輪よ。
きっとね。
[目の前の、まだ少女と呼んで差し支えないようなクラリッサに、精一杯の朗らかさで笑った**]
(43) 2012/03/24(Sat) 02時頃
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なぁブローリン、お前にも残したいもんあるだろ?
[こんな危険な発言をブローリンにしたのは偶然では無く。 他の陰口を叩く部下よりも余程思慮深く真面目で、 そして優しい奴だと彼を慕う犬の姿からも勝手に思っていた。 そんな彼になら告発を受けても仕方ないと思い 胸の内を打ち明けたのだ]
(44) 2012/03/24(Sat) 02時頃
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この村の連中だって…残したい、残りたいに決まってる。 でもそれが出来ないなら……。
[ブローリンの方は見ずに、そこまで言い切ってから改めて 彼を見た]
(45) 2012/03/24(Sat) 02時頃
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[>>39の呟きに重々しく頷く。 ダーラに手を掲げて礼をし、同じ液体の入ったグラスを上官に掲げる。 乾杯して、一口飲んだ。]
[酒の席でもこういう時は、目の色が"戻る"ものだ。 自分も、この彼も、何人の死にかかわったか。 直接殺した人数は自分の方が多いかも知れない。 けれど、自分と、戦友たちと同じ目をしていると思う。 人を殺して、まだ殺さねばならない。何かが変わっていく。]
[この村の人々には、そうなってほしくはない。 この流れを止められぬ自分が歯がゆくもあるが… 一つ頭を振って、上官の肩に手を置いた。 多分、彼も似たような思いだろうから。 質問には、頷いて、もう一口、酒を飲んだ]
(46) 2012/03/24(Sat) 02時頃
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|
ええ、きっと、そうよ。
[そう思い込むことで、今を生きている。 相手の裡を知らず、再びコクリと頷いて。]
わぁ、ミッシェルさんの指輪……。 楽しみ。
[ミッシェルの笑みにつられて微笑む。 そうこうしているうちに、店の主も戻ってくるだろうか。 そうであれば、ミッシェルの要件は、彼女自身が伝えたかもしれず。
店番を終えたクラリッサは、家路へと*着くのだろう*]
(47) 2012/03/24(Sat) 02時頃
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|
残したい…残りたい…
[ホレーショーの言葉が耳に入り、思わず呟く。父からの手紙に常々『この村に骨を埋めたい』と生きて帰りたいと書いているのを思い出し、複雑な表情になる。]
(48) 2012/03/24(Sat) 02時頃
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|
せめてこの村で死なせてやりたいって思う俺は…軍人失格かな?
[小声だったが、ブローリンには唇の動きでも読み取れただろう。 一瞬だけ真面目な視線になったが、 ダーラの注意がセレストからこっちに戻る前に舌を出して またへらへらと笑う]
やべ、ブローリンの方が酒強いわ。 俺の財布がピンチですよ、ダーラさん。
[へらへらと笑いながら、ブローリンに唇だけで 「忘れてくれ」と形作った]
(49) 2012/03/24(Sat) 02時頃
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|
セレス、仕事しすぎじゃぁない? 無理したらだめよ?
[カウンター越しでなければそれこそむぎゅっと抱きしめていてた 妹が居たことはないが、きっとこんな感情なのだろう]
それに、寂しかったら泊まればいいんだから。 アタシが一緒に居て欲しいのよ。ネ。
[ウインクをぱちんとひとつ]
(50) 2012/03/24(Sat) 02時頃
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俺丈夫だからどんだけ重くても潰れないから任せなさい。
[ダーラの言葉遊び>>38に胸を叩いて、 セレストの言葉>>25にも合わせて、2人にウインクを送った]
じゃあセレストは可愛い子猫ちゃんでいいかな? 俺の膝の上で甘えてくれねえ?
[先程までの昏い光は何処にもなく甘えて見せた]
(51) 2012/03/24(Sat) 02時頃
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[上官の呟きは理解できる。自分も、この村の人々が戦場で蹂躙されるのは見たくはない。 辺鄙な所であるし、戦火にさらされることはあるまい。 戦後、他国からの悪意が向く事も、願わくばあるまい。]
[それでも自分なら、上官とは違う道を選ぶと思う。 戦場で殺される事と、この村で殺される事と、自分にとっては同じだから。 きっと、誰かを連れて逃げると思う。 それでも、命令が出れば戦地に往く。それが、たとえたった一日でも、 誰かが銃を取る日が遅らせる事が出来るのなら。]
[上官の希望通り忘れる、と言わんばかりに小さく頷いた]
(52) 2012/03/24(Sat) 02時頃
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ブローリンは、喧騒とも言えぬ賑やかさを、無表情ながら、どこか微笑んでも見える顔で眺める。
2012/03/24(Sat) 02時頃
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………………。
[酔っぱらいの振りなのか、ほんとうに酔ったのか セレストだけでなく注意はホレーショーにも もちろんブローリンにも向けられていたから]
[ここから出てゆくなんて、だめよ。]
ブローリンは本当に強いわよね、いつも。 もう負けちゃった?
[情けない声を出すホレーショーへやれやれと 別のグラスを差し出した]
あーら頼もしい言葉。 そうね、アタシの愛を目一杯受け取ってもらおうかしら。
(53) 2012/03/24(Sat) 02時頃
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[女主人とやり取りをするこんな分隊長でさえ、先のような事を言うのだ。 この村にも、恐らくは似たような考えを持ったものが居るだろう。 自分達は良い。人殺しだ。この村の者ではないのだ。 地獄の切符がまた一枚増えるだけの事だ。 だが村の者にそんな事をさせたくはなかった。 殺して、遺って、どうするのか。後を追うのか。
もしも村人の中にそんな思いを抱くものが居たら… 止めてやりたいと思うのだった]
(54) 2012/03/24(Sat) 02時頃
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え…?あ…はい。 大丈夫ですよ。こうして優しくしてくれる人に囲まれているんですから。
[ウインクされると、一瞬キョトンとするが]
じゃ、歩けなくなったらお言葉に甘えます。
[ニッコリ微笑んで答えた。]
(55) 2012/03/24(Sat) 02時頃
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わりぃな。めんどくさい上司で。
[肩に置かれた手は直接肌の上では無いのに温かみを覚えた。 小さく頷くブローリンの姿にバツが悪そうに苦笑して、 改めてグラスを掲げ、その後はダーラやセレスト、ヤニクにも ちょっかいを掛けていただろうか]
あ、ダーラ、金払うからベッド貸して。
[暫く飲んだ後、真っ赤な顔でダーラに 上の階のベッドを要求しただろう**]
(56) 2012/03/24(Sat) 02時頃
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ブローリンは、ダーラに頷きとも思えない会釈を。
2012/03/24(Sat) 02時頃
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[彼女もまた、辛い立場なのだろう 詳しいことはよくわからないが辛くない人など居ない]
ええ、セレスなら住んでくれてもいいのよ。 なんてね。
[笑顔にほっとした、あまり重いものを抱えてないと良い 自分はいいから、セレストには、幸せに]
……はぁい、仕方ないわねぇ。 ヤニク、空いてる部屋に案内してあげて。
[本当に酔っ払ってしまった様子のホレーショーに 手をひらひらと振って見送った]
(57) 2012/03/24(Sat) 02時半頃
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[ホレーショーの言葉には笑って>>51]
私は子猫じゃありませんよ〜。 それに、重いですから。
[膝の上で云々を間に受けた振りをして軽く流した。]
(58) 2012/03/24(Sat) 02時半頃
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ブローリンは、ホレーショーが潰れる前に、ヤニクを手伝って上に。すぐに降りてきたが。
2012/03/24(Sat) 02時半頃
ホレーショーは、えー、ダーラのベッドがいい、とむにゃむにゃ言いつつ二階へと連れて行かれた。
2012/03/24(Sat) 02時半頃
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[住んでもいいというダーラに>>57]
ダメですよぉ、そんなことしたら、 私、もっと甘えてダメ人間になっちゃいますぅ
[酔いが回っているのか、少し舌足らずの口調に。 これは、本当に泊めてもらうことになりそうである。]
(59) 2012/03/24(Sat) 02時半頃
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[>>56、無表情のまま首を振ると、もう一度肩に手を置いた。 彼なら、痛みなく人を殺す事も出来よう。 …できれば、そんな事はしてほしくない。 酒の迷いにしては重すぎる話題を切って、寝に行った彼を送り、 また席に戻った。酒を大事そうに薄めて、一口あおる。]
(60) 2012/03/24(Sat) 02時半頃
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ダーラは、ホレーショーはなんとなくひっぱたかれればいいと思った。
2012/03/24(Sat) 02時半頃
ブローリンは、酔っぱらったほかの客を見て、少し羨ましいとも思うのだった。
2012/03/24(Sat) 02時半頃
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アタシが一人なのを寂しいのよ。 なんてねー。ふふ。優しいこ。
[仕事中故少々飲んでもそう酔うことは無いからか 酔って口調が幼くなる様子に頬を綻ばせ 泊まるならホレーショーのところから一番遠く 自室になるかな、なんて笑顔**]
(61) 2012/03/24(Sat) 02時半頃
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女主人 ダーラは、メモを貼った。
2012/03/24(Sat) 02時半頃
ブローリンは、店にまだ残って居るものに目を配る。
2012/03/24(Sat) 02時半頃
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[ホレーショーが上に行くのを見て]
私もお泊りさせてもらいますぅ。
[まだ歩けるが、家に帰るにはおぼつかない状態になりつつあったので、やはり泊まることにした**]
(62) 2012/03/24(Sat) 03時頃
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|
[他に客が居なくなれば、その時のグラスを空けて、代金を払う。 ダーラと少し話を―彼は頷くだけだが―して、店を後にした]
………
[寝静まった村を眺め、店を振り返る。きっと、今日にも手紙が届きだすのだろう。 誰が往かねばならないのだろうか。 自分が往けど往かねど、誰かが呼ばれるのは変わりはない。 だが、送らねばならないのは、歯がゆい事だった。]
[寒い夜の中、もう使われていない井戸に腰かけた。 月の灯で影が出るほどには明るい。酔ってはいないが、 酒精が抜けるまでこうしていても良いだろう。 暫く、分隊長がこぼした言葉を心の中で反芻していた]
(63) 2012/03/24(Sat) 03時半頃
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ブローリンは、兵舎に戻り銃の手入れをして、仮眠をとる。また、見張りに立つ為に**
2012/03/24(Sat) 03時半頃
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― 自宅 ―
[散歩から帰り、母親に散歩中にあったことをかいつまんで告げたりしながら、居間に座っている。 姉が帰ってきたらともに夕食を食べて。
姉にブローリンと親しいことが雑貨屋で留守番をしていたクラリッサと話題>>0:184になったと聞けば首をかしげて]
あれ、知らなかったっけ? 本の貸し借りをするぐらい、だけど。 ブローリンはいい人だよ、うん。
[赤い手紙に呼ばれていった村の男たちには、子供の頃に幼さゆえの残酷さで体が弱いことをからかわれていたから、男友達というのはすくない。 村にやってきた軍人が友人になるというのも、皮肉なものではあるが、それでも友人だと思える相手が居るのは楽しくて、笑みを浮かべていた。 そうやって穏やかな夕食をすまし。 疲れからか、少し熱をだしたせいで心配した母親にそうそうにベッドへと押し込められた**]
(64) 2012/03/24(Sat) 06時頃
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ブローリンは、昨日飲んでいたとも知れぬ顔で、また集会所前に立つ**
2012/03/24(Sat) 10時半頃
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―本屋― [浅い眠りの中、今日を繰り返す夢 酒を届けに来たダーラと交わした他愛もない話で場面が止まる >>8酒場に誘う彼女へ 晩酌のお供なら此処でと甘えて見せる 店を閉めてまで付き合ってくれる筈もないから わかっていて交わす冗談のようなもの。
酒場に行くと、刺さる好奇の視線 何故お前は此処にいるのかと 戦地に向かわなかった青年を責める者も其処には集うから
人の集まる場所には出ない。 臆病だと言われれば、素直に認めよう 何時もの薄笑いで。
この村から離れたくない。 帰ってくるかもしれない父と親友を待ち 戻らない祖父の墓を守り続ける為に それから――――]
(65) 2012/03/24(Sat) 10時半頃
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[朝早く 青年は起き出し、身支度整えながら窓の外を見る。
空模様は如何程か**]
(66) 2012/03/24(Sat) 10時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2012/03/24(Sat) 10時半頃
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−路地− [軍手は既に白さを持たない。 メッセンジャーバッグを新調するだけの資材もなくて 水に弱い鞄を懐に抱えながらの作業だからどうも苦しかった。 仕立て屋の女将が軍需衣料生産の人手として この村を離れてから大分経つ。 少しの解れぐらいなら自分でなおしたが、それ以外のことは難しい。 自分がいるうちに彼女が帰ってきたら、新しい鞄を頼もうと そんな夢のような考えを打ち破ったのは近づく足音]
なあに、いつものことさ。こいつも随分長いからねえ。 …本当は歯車のひとつでも直してやりたいけれど、今のご時世、なかなか。
[軽く肩を竦めながら手袋を外した。 すっかり慣れてしまった修理はそれほど時間を要しない]
また今度外れたら、お前さんのところに頼みに行こう。
[そんな言葉を残して、分隊長殿とは別れた。 それから、配達を済ませ、家に戻ったのはちょうど日が暮れるころだった]
(67) 2012/03/24(Sat) 11時半頃
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[翌日、郵便屋の朝は早い。 パン屋より少し早く起きだして、検閲を受けた郵便を受け取る。 封があいた手紙だけの日は、まだ少し気分が楽だった]
…また、来たか。
[郵便物を分けている途中、憂鬱そうに男は呟く。 軍本部からの、封のあいていない手紙。 恐らく、中には赤い色が詰まっているのだろう。 ただ少しだけ気が楽なのは、本人に直接渡さずにすむことだろう。 暫くみなかったが、これが来たということは恐らく戦局は更に悪いのだ]
これは、あっち行き。
[軍施設へと届ける郵便を、鞄の別のポケットに丁寧に入れる。 本当は、乱雑に雪の中へでも放り投げてやりたかった。 準備が出来れば、男は今日も自転車に乗って郵便配達に出る**]
(68) 2012/03/24(Sat) 11時半頃
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[雨でも雪でも、槍が降ろうとも責務なら立ち続ける。 退屈でないといえば嘘になるが、戦場で人を殺すよりマシだ。 獣が罠にかかるのをじっと待つのに比べれば、報酬が無いだけ退屈さも増すというもの。 この村に突然敵兵が攻めてくるなどと言う事は無いのだから、立っている意味は薄い。 けれど、事件があれば動くし、本来は街の便利屋でもいいのだ。 村人に高圧的な軍人もいるようだが、ブローリンに取っては、威張るほどの職業とも思えない。]
……
[むしろろくでもない職業だろう。日々の糧を、人殺しで得るのだから。 何も産まない。獣を執った時は、肉のみでなく、骨から皮まで使う。 その命自体が糧だから。人を殺す事に慣れてしまった自分に、 また猟師が出来るかは全くわからないが、そもそも戦争が終わった時に生きているかどうか。]
………
[空を見上げたい気にかられて、目線を平行に動かして広場を切る。 郵便屋の自転車が通り過ぎた]
(69) 2012/03/24(Sat) 13時半頃
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[問題は、彼に話しかける者は居ても頼る者がそういない事か。 村に長い自分への忌避の目を感じる事は少なくなったものの、 軍人自体への視線だろう。 どの道、この村に似つかわしくないのは確かなのだ。 触れられない方が良い。だから、この村には何も残さないほうが良い]
[その思いと、コートの下の開いたままの封筒は矛盾する。 いつかこの村を出る事になる時までに、と思う願いと、 部外者のまま消えた方が良いと思う気持ちが交錯している。
確かな事は、彼はこの村が好きだと言う事だ。 守る立場で良かった。この村を焼き払い、奪い、殺し、踏みにじる立場でなくて良かった。
だからこそ、今あるものを壊すような真似は――……]
(70) 2012/03/24(Sat) 13時半頃
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─夜─
[ブローリンは強いのを知っているから、いくつか話をして 帰るという背中を見送り店の明かりを落とした]
セレス、ほら寝るなら上にあがる。 ヤニクもありがと、今日はおやすみ。 明日は買い出しに行きたいから約束無ければ付き合って?
[そんな風に二人に声をかけ女も二階へ上がる セレストと部屋で話を出来たか 隠しこんでいた秘蔵のお酒も出たかもしれない 珍しく客が沢山居ることを喜びながら眠りについた]
(71) 2012/03/24(Sat) 13時半頃
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─翌朝─
[セレストはまだ寝ていただろうか、いつもの時間に目を覚まし 一階で朝食の用意を始める 四人分なら、少しだけ贅沢にしてみようか 多分沢山食べる男性陣二人も居ることだし、と 四人にしては多めの支度が出来上がる]
買い出しと、ちょっとベネットのところに。 帰りに寄れたら母さんの墓参りもしたいわ。
[誰かが起きてくればそんな話をする顔は嬉しそうなもの まだ朝だから、濃い化粧もない素のままのもの**]
(72) 2012/03/24(Sat) 13時半頃
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女主人 ダーラは、メモを貼った。
2012/03/24(Sat) 13時半頃
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[クラリッサの家は、夜はできるだけ燃料を節約しようと早い。 だから、その反動のように朝は早く。]
……お礼にしては、可愛すぎるかしら。
[朝の一仕事を終えた女は、窓辺に座り裁縫をしていた。 仕立て屋の女将が、招集されてから、針仕事を請け負うことが増えた。 元々、パッチワークが趣味で。 仕立て屋の女将にも仕事が欲しければおいでと、 声かけられていたこともあったから、苦でもなく。 繕いものを終えた後、余り布で作ったブックカバーを見つめて溜め息を吐く。
できるだけ地味な色合いを選んだけれど、 物資が少ない中、選べる範囲は限られているから。 男性に贈るには、クラリッサの趣味もあって、酷く可愛らしい。]
(73) 2012/03/24(Sat) 13時半頃
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ブローリンは、ため息をついて……珍しく、苦笑いした。無表情に、見張りを続ける**
2012/03/24(Sat) 13時半頃
ブローリンは、ホレーショーが、他の者にどやされない事を願った。
2012/03/24(Sat) 13時半頃
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[縫い付けた犬の形を指でなどって、 ひとまず籠の中へとブックカバーをしまって。 窓の外の様子を伺う。
昨夜、時折月は見えていたけれど、雲自体はあったからか、 ハラリと吹雪くほどではなく白が舞っている。]
また、冬に逆戻りかしら……。
[呟いて立ち上がり、いつも通り出かける準備を。 家を出て広場の方へ向かえば、郵便屋と鉢合わせて、 挨拶を交わした。]
(74) 2012/03/24(Sat) 14時頃
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郵便屋さんの、鞄……大丈夫ですか?
[ふと視線を落とした先、随分と草臥れた鞄を見て首を傾ぐ。 新調は難しいだろうし、仕事用の鞄を作る腕は 女将に適うわけはないけれど。
暗にもう少しの修繕なら、私にもできると告げる眼。 皆まで言わないのは、性格で。 郵便屋は、その言葉をどう取っただろう。 その後、きっと少しの会話を交わして別れた。]
(75) 2012/03/24(Sat) 14時頃
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[そして向かった先に見えたのは、無口な軍人が立つ姿。 クラリッサは、あっと声を上げかけて、片手でそれを留める。
泳ぐ視線。 任務中ならば、声をかけてもいいものだろうか、と。 暫く逡巡して、そっと近寄った。]
あの、任務中に、ごめんなさい。 でも、どうしても、昨日のこと、謝りたくて。
[視線あげられぬまま、ごにょごにょと謝罪を紡ぐ。]
(76) 2012/03/24(Sat) 14時頃
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それで、あの、えっと……。
[言葉考えぬまま話しかけたことと、 無口な相手に、それ以上何を言っていいのか判らなくなって、 気が付けば今朝作ったブックカバーを お詫びとばかりに差し出していた。]
これ、きっと、貴方に似合うと思うんです。
[昨日、犬の栞を買っていたことを思い出して。 元より贈ろうとした人より、贈るに適しているかも? なんて、裡を喋らなければ、乙女趣味のそれが似合うと 言わんばかりの言葉を不躾に*投げた*]
(77) 2012/03/24(Sat) 14時頃
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―朝:酒場― [目を覚ますと、一瞬どこにいるか分からなくて戸惑い、 そういえば泊まっていたのだと寝ぼけてた頭で考える。 下に降りるとダーラが朝食を準備していた>>72]
おはようございます。わ、豪華ですね。
[ダーラの用意した朝食をみて目を輝かせる。]
おいしい!幸せだなぁ
[ダーラの料理はさすが酒場の主人だけあって美味しいく、思わずうっとりとした表情になる。 そして、ダーラが話す『墓参り』の言葉には]
ちょうど私も行こうと思っていたんですよ。
[お互い病気で亡くした母の墓参りを考えていた事に驚きつつ、ダーラの嬉しそうな顔にこちらも笑顔で応対した。 その後、宿代を払い一旦うちに戻って支度し、役場に向かった]
(78) 2012/03/24(Sat) 14時頃
|
セレストは、ダーラにお礼を言い、店を後にした
2012/03/24(Sat) 14時半頃
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―役場へ向かう途中― [集会場の前を通ると、ブローリンが立っている>>69]
おはようございます。ブローリンさん。
[昨日酒場で会ったが、話は出来ずじまいで、少しだけ心残りだった]
お仕事、お疲れ様です。
[いつもと変わらない笑顔で。話すことがあれば話をして、役場に向かう]
(79) 2012/03/24(Sat) 15時頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/03/24(Sat) 15時頃
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― 朝 ―
[昨夜出た熱は、朝にはひいていた。 窓の外を見れば小雪がちらついている。
この分だと、散歩にいくのを反対する母親の説得に4時間ほどかかるかもしれない]
……まあ、大雪じゃないし、きっと大丈夫。
[そんな希望的観測を呟きながらベッドから降りる。 朝食はホットミルクと小さなハニートーストを一つ。
それだけで済む、というかそれ以上胃が受け付けない]
(80) 2012/03/24(Sat) 15時頃
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―役場― [役場に行くと、村長のアルフレッドがいた]
おはようございます。遅くなってもうしわけありません。
[同僚のサイモンと二人、沈痛な面持ちでこちらを見、]
『セレスト…これを頼むよ』
[渡されたのは、戦場からの死亡通知。これはよくある光景なのだが、渡された通知を見て青ざめた]
――…これは…ハワードさん…。
[上司で徴兵されていたハワードの名前が記されていた。絶句していると、サイモンが]
『こんな紙切れ一枚で存在が消えるなんて…!!』
[頭を抱えて泣き出した。アルフレッドがサイモンを慰める。セレストはそれを見ていることしか出来なかった。
悲しみをしまい込み、書類作成をこなす。]
(81) 2012/03/24(Sat) 15時頃
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[道行く村人に目を配らせる。見張りとは言え、 どこぞの衛兵のように直立不動で居なければいけないわけではない。 …彼は、何も無ければ身じろぎ一つしないが。
暫く所在無げにしていたが、明らかに自分へと近づいてくる者>>76を見る。 目の前に来て、見下ろす。首を真下に向けてもなお頭が視界に入る。]
[昨日の事、と言われて首を傾げた。じっと見下ろされては落ち着くまいが、 屈んでやらねばならぬ程子供でもない。 昨日は二度会った。老婆の家の前と、本屋か。本屋では話していないから、 その前だろう。何か言われたろうか。何にしても、気にすることは無いと、 ゆっくり首を振った。何事か言いよどむ彼女に手をかざして、落ち着くように促す。
やがて差し出されたカバーをじっと見る。ややあってそっと受け取った。 瞬きも無く、手の中のやわらかい布をただ、見つめる。]
(82) 2012/03/24(Sat) 15時頃
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|
[空気にいたたまれなくなったのか、立ち去ろうとするようにも見えた彼女を、 また同じように手をかざして遮る。小銃のベルトに手を添えて、懐に手を入れた。 昨日買った詩集に、紐の通された栞が挟まっている。 カバーを開いて、本を挟んだ。大きさはしっくりこないが、大は小を兼ねるものだ。 この本を持ち歩く折、十分に保護してくれるだろう]
[栞を取り、詩集に指を挟み閉じる。栞を表紙に当て、 カバーに縫われたものと、栞の上に作られたものと、 二匹の犬を交互に、ゆっくりと指差して親指を立てた。 彼女の頭巾についた粉雪を払いがてら、 ごわつく厚い手袋越しの手をおいて、親指で撫でやった]
[栞を挟みなおし、本を大事そうに懐にしまって、 とん、とんと二度、コートの上からゆっくりと叩く。 それから彼女を見送って、胸に当たる本の、柔らかな厚みに 少しだけ目を閉じた。やがて通りかかったセレスト>>79に、 昨晩分隊長と話した内容が頭をよぎる。 小さく頷いて、彼女が天気を伺う声には空を仰いで、もう一つ頷いた]
(83) 2012/03/24(Sat) 15時半頃
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セレストは、ブローリンとクラリッサが話す様子を遠くから見ていたかもしれない
2012/03/24(Sat) 15時半頃
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[振られた首は、女の遥か上。 だから、相手が自分が思うより気にしてはいないのだと、 クラリッサは気が付かぬまま。 けれど、目の前で手を振られて、 そして、差し出したものを受け取って貰えて、やっと顔を上げた。 身長差、約30p……ほぼ垂直に首を曲げて。]
あっ……。
[居た堪れなさに逃げ出そうとした矢先、見える仕草。 無口な軍人の言いたいことが判って、こくこくと頷き微笑む。 そう、犬がお揃いで、きっと合うと思ったのだ。 大きさは少し、ブックカバーの方が大きかったようだけれど。]
(84) 2012/03/24(Sat) 15時半頃
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[頭巾にかかる感覚は、遠い日を思い出させる。 姉の婚約者も、生きていれば目の前の軍人くらいの年齢だったか。 恋人の妹として、優しく接してくれた人。 少しの遠慮と、けれど甘えが混ざった表情を、今は軍人に晒す。
と、幼馴染の声が聞こえて、はっとしたように、赤くなって俯いた。 その上で、とんとんっとしまわれた本を軽く叩く音がした。 再び顔を上げると、役所に向かうのだろう幼馴染と、 優しく接してくれた軍人に挨拶を向けて、足早に*その場を後に*]
(85) 2012/03/24(Sat) 15時半頃
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ー翌朝ー
[昨晩、ホレーショーにからかわれ。 思わず飲み物を吹き出しそうなことはあったが。 それ以外は、表面上は至って平和な晩で。
村の外では戦争が起きているのが嘘のようで。
しかし、毎日そこかしこで囁かれる訃報や。 "赤い手紙"という召集令状が。 過酷な現実を突きつける。
そもそも、自分が旅をすることとなった経緯。 それこそが……多くの死者を見てきたからで。]
(86) 2012/03/24(Sat) 15時半頃
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[ダーラの作った朝食を食べると。 長旅で持ち歩いていた一冊。 それをどうしようか迷っていたのだが。]
ベネットさんに見てもらおう。
[赤い染みのついたそれを。 そろそろどうにかしないと思い。 本屋に行くことにした。]
(87) 2012/03/24(Sat) 16時頃
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[なんとかかんとか、母親を説得して、まだ午前中といえる時間に家を出ることができた]
……母さんも心配性だから……
[小さくため息をつく。 昨日、ホレーショーに約束した春のご馳走を調べるのには、きっと酒場のダーラに聞くのがいい。 本屋にもよりたいし、雑貨屋にもいきたいけれど。
また熱を出したりしないようにまたしっかりと防寒着を着込んで、村の中を行く]
(88) 2012/03/24(Sat) 16時頃
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ー →本屋ー
[前方を見ると、役場に向かうセレストの姿が。>>79 声をかけようかためらっていると。
さらに先にはブローリンとクラリッサ。
声をかけるのをやめ。 2人の姿が消えるまでしばらく立ち止まっていた。**]
(89) 2012/03/24(Sat) 16時頃
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[のんびりと村のとおりを歩いていく。
役場はもうあいている時間。 郵便屋さんも朝の配達はそろそろおえるころだろう。 いまだ、赤い手紙が配達され始めたことを知らぬままのんびりと歩く。
ふと道の先に、立ち止まっている人>>89をみつけて]
あれ、ヤニクさん、どうしたの?
[不思議そうに、声をかけた*]
(90) 2012/03/24(Sat) 16時半頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/03/24(Sat) 16時半頃
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[撫でる指は、彼女が俯いてしまうまで>>85続けて。 ほんの少し浮かして、もう一度頭巾に触れて離した。 慌てて引っ込める事はせず、むしろもとある場所に戻すように引く。 大事に扱う、ありがとう、等の感情をこめて本にコートの上から触れた。
会釈に対して髪の奥、目を細めて頷き、クラリッサを見送り、 やってきたセレストに頷いた。>>83]
[少しばかり降っているが、積もりはすまい。 気温は氷点下ではないようだし、遠く高い空には晴れ目も見える。 赤紙が部署に届けば、誰か軍のものが役場に伝えに行くだろう。 そして、それはおそらく今日にも届いているのだろう。]
[直接渡すのは軍の人間だが…… 多くの人より早く出立を知ることになるであろう彼女は、 難儀だろうと思うのだった]
(91) 2012/03/24(Sat) 16時半頃
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― 集会所前 ― [ブローリンに挨拶して空を見る>>91]
まだ、降ってますね…。早く、春が来るといいですね。
[これも挨拶の言葉のようであるが、そんな事しか言えず、ホレーショーがブローリンに話していたことをブローリンはどう思っているか聞いてみたかったが、それは聞けぬまま。 どこか労るような目に、こちらも微笑みかえしつつ、 ブローリンの真意は探れないままだった。]
(92) 2012/03/24(Sat) 16時半頃
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―役場― [しばらくすると、軍の人がやってきた。 サイモンへと言って封筒が渡される。
封を開けたサイモンが悲鳴ともつかない声をあげた。 机に放り出されたのは、赤い紙…――]
(93) 2012/03/24(Sat) 16時半頃
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[>>92の声に頷く。春が来るまでに、戦争が終わっていてほしい。 そうすれば自分がここに居ることも無い。 戦争が終わった時に生きていれば、 軍人で居るつもりももうない。何より目の前の彼女もこの村の皆も、 のどかな生活に戻れるだろう。 どこか怪訝そうな微笑みに、首を小さく振る。 いずれ分かる事だし、自分には権限が無い。 たとえ言っても、彼女を救えるわけでもない。 取っていく側の自分に慰める資格があるものかどうか。 時計を見て、役場の方を見て、セレストに頷いてみせた。 急いだ方が良いと]
[去る彼女に会釈を返し、そしてまた、 無表情に無感動に見える顔で、広場を眺めるのだった]
(94) 2012/03/24(Sat) 18時半頃
|
病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/03/24(Sat) 19時頃
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―昨夜― [家に戻った時は結構遅くなってしまっていた。弟も病気がち、母親も父の出征後めっきり元気が亡くなった気がする。だから、家の事はいろいろと自分がやっている。どうせ本業の方は仕事も大して舞い込んで来ないのだし。 夕食の席で、昼間すれ違った無口な軍人の話になった]
ううん、前に聞いたよね、知ってる。 まあ愛想がないのか、無口なだけなのか・・・ 悪い話は聞かないものね。とりわけいい話を聞いた事もないけど。
やっぱああいう人も国に帰ればいるんだろうね、家族とか。
ああ、たまにはベネットのとこで本買ってあげなよ?潰れちゃったら困るんだからね。
[そういって夕食を終えた後、後片付けだけ終わらせて、さっさと床についた]
(95) 2012/03/24(Sat) 19時半頃
|
|
あ、おはよう。
[挨拶の声をかけるのを忘れていて、思い出したように口にした。 ヤニクが見ていたほうを見ても、すでにブローリンの近くには誰もいないからどうしたのだろうと首をかしげるだけで]
今日はちょっと寒いね。
[雪がちらついているけれど、雲は薄いからきっとお昼までにはやむだろう。 それでも昨日に比べれば冷えている]
僕は本屋とか、あとちょっとダーラさんにききたいこととかあるから出てきたんだ。
[ヤニクが本屋に向かうところなのは聞けただろうか。 昨夜、ミッシェル>>95にたまには本屋にいったら、と言われたこともあって、朝一番の目的地は本屋だったりした]
(96) 2012/03/24(Sat) 19時半頃
|
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[翌朝は小雪がちらついていて、自分の分の朝食を用意していると、エリアスと母親が口論している声が聞こえた]
まーた始まった。母さんも心配性だけど・・エリアスも出かけたらなかなか戻って来ないんだもの。どっちもどっちよ。
[暖めたミルクと薄めのトースト2枚、それにチーズをほんの少し。弟と違って朝が一番食欲がわくのだけれど]
今日は仕事も大してないから・・ 母さん、何か買ってくるものってある?
[まだエリアスと口論をしていた母に話しかけ、弟よりも大分早めに家を出て、工房へと向かった。
持ち込まれる仕事もなく、時間が空いてしまうのは、きっとそれなりの時間。]
(97) 2012/03/24(Sat) 19時半頃
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[道を歩いていると、小雪の降る中を自転車に乗った郵便配達の人が向こうからやってくるのが見えた。]
ああ、こんにちは。ご苦労様です。 寒いのに毎日大変ですね。
[今日の郵便の中にはどんな手紙が入っているのだろうか。知った人間からの手紙は。あるいは死亡通知・・]
・・その。うちの家宛の手紙、ありますか? それに、親方の・・・ あ、ごめんなさい! 配達中に聞いたってお邪魔ですよね。
・・・お仕事大変でしょうけど、でも頑張ってください。 あなたの配達する手紙を、待っている人達、きっといっぱいいますから。
[それとだけ挨拶した]
(98) 2012/03/24(Sat) 20時頃
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ブローリンは、そろそろ、交代の時間が来る。これからどうしようか…。
2012/03/24(Sat) 20時半頃
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[ヤニクからダーラが墓参りにいくという情報はきけただろうか。 同じように本屋にいくということを知れば]
あ、ヤニクさんも本屋にいくところだったんだ。 それじゃ、一緒に行く?
[首をかしげて問いかけ。 同意が反ってくればともに本屋へと向かう]
(99) 2012/03/24(Sat) 20時半頃
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エリアスは、ブローリンの近くを通るときに、軽く手を振って挨拶しておいた。
2012/03/24(Sat) 20時半頃
病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/03/24(Sat) 20時半頃
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― ナタリア宅 ―
男の人にお礼って、何渡せばいいのかしら?
[集会場の前を後にした女は、ナタリアの家へと。 いつものように家事の手伝いをした後は、 今日は暖炉の前で、ナタリアと2人並んで裁縫を。 眼が遠くなっている彼女の為に針に糸を通してあげたりしつつ、 クラリッサの手元では、ブックカバーが出来上がりかけている。]
……ええ、これはそのつもりなんですけど。
[最後の仕上げに縫い付けるのは、何故かタヌキの形。 縫い付け終えて、ちょんっと糸を切れば、ため息を吐く。]
(100) 2012/03/24(Sat) 21時半頃
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男の人に聞いてみたらって、それができないから ナタリアさんに聞いたのに……。
[ぷくっと頬を膨らませて見せるのは、拗ねている訳でなくて。 本当の孫娘のように受け入れてくれる彼女の傍が、心地よいから。
赤い手紙が悲しみを運んでいるとは、露知らず。 今はまだ、戦火中といえど、穏やかな時が流れていた。]
(101) 2012/03/24(Sat) 21時半頃
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[酒場で働いている青年と共に歩くエリアスに会釈を返した。
やがて交代の時間がやってきて、どうしたものかと思案する。 老婆の所に行こうか。昨日は顔を出せなかった。 彼女が自分の訪問を望んでいるかはわからないが、 何かできることもあるものだ]
[彼女を尋ねる時はいつも軍服だ。ともすれば嫌がらせにもなろうが、 彼の意図は別にあった。小銃をからったまま、ナタリアの家を訪ねた]
(102) 2012/03/24(Sat) 21時半頃
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[今日も、老婆の家には誰か居るようだ。2、3人の顔が浮かぶ。 予想は着くが、誰であろうと割って入るつもりはない。 老婆の家が見える位置に腰掛けると、 懐から手帳と、丸くなった鉛筆とを取り出した]
……
[非常にゆっくりと、辺りを見回す。少し場所を移してまた座ると、 老婆の家をざっくりと記号のように描いて、 家を取り囲む風景をスケッチし始めた。 詩集を読んで、何か描きたい気分だったのだ]
(103) 2012/03/24(Sat) 21時半頃
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[じっと注視して、しばらく紙に没頭して、を繰り返す。 74(0..100)x1分程で、簡単な風景画ができた。 家は真っ白の、空っぽのままだ。よく見かける犬が通りかかって、 描いてやろうかとも思ったが、6ので描かずにおいた 奇:そのまま立ち去った/偶:隣に来た]
(104) 2012/03/24(Sat) 22時頃
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―ナタリア家付近―
・・こんにちは。何、してるんです?
[スケッチをしている男を見かけ、背後からそっと話しかける。ナタリアの家そのものに寄ってもいいが、どうしてもという理由はない。特になんという事はなく、昨日エリアスから話を聞いた事もあって、弟と親しいというその寡黙な軍人に、警戒しつつも気になるところというのはあった]
(105) 2012/03/24(Sat) 22時頃
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ブローリンは、犬の頭に手を置いて、揺らすように撫でる。日を改めようと、立ち上がった。
2012/03/24(Sat) 22時頃
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―絵を描いている途中 [足音は聞こえていたはずだが、警戒していなかったのか、 声をかけられるまで手を止めなかった。ゆっくりと顔を上げ、 老婆の家を指差し、手帳を少し広げて見せる。 栞を見せようかとも思ったが、少し考えた]
(106) 2012/03/24(Sat) 22時頃
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―本屋― [白いものがちらつく空模様を確認すると 青年はいつものように店を開ける準備を始める]
あ
[ふと、今日が集配の日だと気づく。 戦争前なら、毎週街から本が入荷する日。 けれどこの数年、娯楽の類は規制されるばかり]
……自粛していた方が良いんだろうけど
[青年は自嘲しながら扉の鍵を開ける。 本屋に向かっている人が居るなど、今は知らず]
(107) 2012/03/24(Sat) 22時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2012/03/24(Sat) 22時頃
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ああ…… 絵を描いてたんですね。
[そう言って、その手帳の中に描かれている絵をしげしげとながめた]
・・・上手ですね。
(108) 2012/03/24(Sat) 22時頃
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さてと……、そろそろ行きますね。 また、来ます。
[裁縫の後片付けを済ませると、いつもの挨拶を置いて。 開けた扉の向こう、少し遠くに2つと1匹かの影。 そのうちの1つ。大柄な影に、あっと息を呑む。 先ほどの件を思い出せば、また顔を合わすのは気恥ずかしく。 よそに気が向いているうちにと、 そそっと駆け出す方向は役所の方面。]
(109) 2012/03/24(Sat) 22時頃
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女主人 ダーラは、メモを貼った。
2012/03/24(Sat) 22時頃
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[本屋まではそう遠くもない。 足の遅いエリアスにあわせてもらったから、ヤニクにとってはちょっとゆっくりめの速度だったかもしれない]
本屋、開いてるといいね。
[このご時世、あまり本屋を開けていられるわけでもないのか、ベネットに代替わりするまでは閉められていることもおおかった。 そんな会話を交わしながら本屋まで来て]
ああ、よかった、開いてた。
[ベネット>>107は本屋のなかにもどったあとだったろうか。 扉のところにいたのならおはよう、と声をかける]
(110) 2012/03/24(Sat) 22時頃
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いつも、こんな感じなんですか?
エリアスからは、本の貸し借りをしているって聞いてますけど、あなたの事はそんなに話さないから。
・・母親に気をつかってるんでしょうね、きっと。
[ぽつりと、そう付け加えた]
(111) 2012/03/24(Sat) 22時頃
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[>>108上手、かどうか自分では判断できない。 確かに下手ではあるまいが、絵で食っていくわけでもない。 自分を指差しゆっくりと首を振って、彼女を指差した]
…
[懐に手を入れ、カバーに包まれた本から、栞を取り出す。 確認するように、もう一度彼女を指差し、軽く首を傾げた。
彼女が作ったものだと確認が取れると、ゆっくり頷いた]
(112) 2012/03/24(Sat) 22時頃
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[店を開けて、茶を淹れようと踵を返しかけた所で声がかかる]
おや、おはようございますエアリスさん っと 貴方もとは珍しいですね、ヤニクさん まさか本を買いに来たわけでもないでしょう どうしましたか
[振り返った先の二人 エアリスには穏やかな笑みを ヤニクには少しからかい交じりの視線を夫々向ける]
エアリスさんは……嗚呼、あの本の続きなら まだ入っておりませんが 別の何かお探しですか?
(113) 2012/03/24(Sat) 22時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2012/03/24(Sat) 22時頃
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[>>111何に対して問われたのかはわからなかったが、あいまいに頷いた。 エリアスとは言葉通りの関係だし、特筆する事もないように思う。 家を訪ねたりなどするつもりはない。 母に気を使う、という言葉のとおり、エリアスの家族に面倒をかけるつもりがないからだ]
[彼は良い子だと思う。病弱な事を誰よりも理解した上で改善しようとしている。 目の前のこの姉の話もしてくれるが、栞は気に入った。 他にどんなものを作っているのか、聞いてみたくもなり、 開いたページに文字を書いて、差し出した]
"栞はとても良いと思う 普段はどんな物を作っている?"
(114) 2012/03/24(Sat) 22時頃
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そうですか?謙遜を。私なんて絵は全然ですよ。 人にはどうしたってありますから、向き不向きが。
[ほんの軽く、目じりに笑みを浮かべて。栞が取り出されると顔を明るくした]
ああ!それ、そう、私のです。 本屋で買ったんですか?うれしいな、買ってもらえると。
・・・そう言えば失礼ですけど、どんな本読んでるんです? すみません、なんだか・・想像つかなくって。
あ、いいんですよ。急ぎの用事があれば・・
[やはり目の奥の表情は見えない。どのくらい話しかけたものか、迷うように言葉をかけた]
(115) 2012/03/24(Sat) 22時頃
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・・ふうん。こんな感じなんですね。
[この村は平和だから、戦場で彼がどんな感じかは知らないが、きっと任務に忠実にふるまうのだろう。ダン親方に似たあの上官の戦場での様子は少し想像がつかなかったが、目の前の彼ならば容易に想像できた・・といっても戦場を見たことなどないが。手帳に書かれた文字を見ると、少し考えた]
ありがとうございます。 今はなんでも作りますよ? そんな小物に、指輪とかチョーカーみたいな装飾具や。 壊れたアクセサリーの修理とか。家具の装飾金物も。
あとは・・そう、銃の装飾直しも最近はやります。
といっても、親方がいない事には、私だけじゃできない事も多いんですけど。
(116) 2012/03/24(Sat) 22時半頃
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[ベネットに関する噂は知っているけれど、戦地に向かわないのはエリアスも同じ。 だから、あまり噂を気にすることはない。
ヤニクにからかうような視線を向けるベネットを見ながら本屋を覗き。 続きはまだ>>113だといわれてちょっと肩を落とした]
そっか……まあ、しょうがないよね。 うん、冬の間に手持ちのを何度も読み返しちゃったから、ちょっと新しい話が読みたくて。
――ベネットさんの御薦め、何かある?
[家に篭っている間、本を読むのが日課になっている。 熱が出ていないときに限るけれど、それでもゆっくりと読み薦めてあつめた本は、きっと小さな村の一家がもつには結構な分量だ。 別の何か、を自分の目で探すのもいいけれど、本屋の店主に尋ねてみるのだった]
(117) 2012/03/24(Sat) 22時半頃
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― 役場 ―
こんにちは。 今日は何かお手伝いすることありますか?
[ひょこっと顔だして、御用聞きをするのは、 戦争に男手を取られるようになって時折。 とはいっても、クラリッサが手伝えることといえば、 役場内の掃除くらいなものだけれど。]
……なにか、あったの?
[どのタイミングで飛び込んだか。 けれど、どのタイミングであっても、 沈鬱な空気はきっとそこに合って。 思わず縋るように、幼馴染に視線と問いを向けた。]
(118) 2012/03/24(Sat) 22時半頃
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[腕時計を指差し、袖に引っ込めて、服の上から隠すように手を置いた。 用事がない旨を伝えたつもりだが、通じなければ文字で書くだろう]
……
[手に持った詩集を差し出す。 フィクション、伝記、自伝、活劇…活字なら何でも読む。 強いて言えばSFが好きだと、筆談で伝えた。
なんでも作る、という言葉には親指を立てる。 手先が器用なのだろう。自分の銃に装飾は要らないが、 仮に頼むとすれば丁寧に応えてくれるのだろうと思った。
親方、とやらが居ない理由は聞くまでもあるまい。 少しだけ、顔を下げた]
(119) 2012/03/24(Sat) 22時半頃
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ブローリンは、クラリッサが出て行ったのには気付いたが、注意をそらすのは失礼だと思った。
2012/03/24(Sat) 22時半頃
クラリッサは、ブローリンとミッシェルはどんな話をしているのだろうと思ったのは、役場にたどり着く前の話。
2012/03/24(Sat) 22時半頃
クラリッサは、ミッシェル作の栞は、籠の中に。
2012/03/24(Sat) 22時半頃
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[腕時計を隠す様子なのは、急いではいないのだろうか。完全に理解できたわけではなかったが、急ぐ用事ならもっとそんな素振りはあるだろうと考えた。差し出された本の題名を見て目を丸くする]
わあ、すごい!詩集なんですね。 ・・ごめんなさい、なんか意外だったから。だけど、SFも。
SFって宇宙人とか、ロボットとか、時間旅行とか、そんな話ですよね? あまり読んだ事はないんですけれど、いいなあ。おもしろそう。
[くすくす、と笑う。ナタリアの家の方にクラリッサの姿が見えて、もしかしたら彼女に用事なのかとも思ったが、深く尋ねるのは野暮な気がした]
(120) 2012/03/24(Sat) 22時半頃
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―本屋―
本の規制はずっと厳しいままですからね。 ……思想が反映しているらしいといわれれば即発禁処分ですし
[続きが入るのは何時になるやらと、其処までは言わず お勧めを問われ、少し考え込む]
そうですね、エリアスさんは随分読まれてらっしゃいますし ……こちらの手記など、如何でしょう あまり明るい話ではないのですが
[差し出したのはとある結社の手記。 御伽噺の怪物が現実に出で、疑心難儀の中で人々が明日を探していく話]
(121) 2012/03/24(Sat) 22時半頃
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―役場― [クラリッサの姿が見えて、何があったのか尋ねられて>>118]
うん…それがね…
[ハワードの死亡通知とサイモンの召集令状が一度にやってきたことを手短に話す]
…また、来るようになったみたい…赤紙…
[サイモンは頭を抱えたまま机に伏せっている。 溜息をついて、クラリッサを見た]
(122) 2012/03/24(Sat) 22時半頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/03/24(Sat) 22時半頃
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[皆の朝食が終われば後片付けをして 無人になった酒場に鍵をかけて外出する
市場に顔を出して馴染みの魚屋へ いくつか購入し、店に届けてもらうことにして また別の店へと皆に顔を見せ軽い会話をしてゆく
一通り必要なものが揃うと、足は本屋へと向けて]
(123) 2012/03/24(Sat) 22時半頃
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[>>120宇宙ですら戦争する物語があると伝えればどんな顔をされるだろう。 意外だとはよく言われる。空想的な物語は好きだった]
"いつか宇宙に出て行けるとしたら きっとその時 人は地上で争う事はしなくなっていると思う"
[そう書いて、願望だとでも言わんばかりに、どこか背伸びするように ゆっくりと肩をすくめた。欠伸した犬を強めに撫でてやる。
手帳を閉じ、詩集と共にしまうと、ゆっくりと立ち上がった。 急ぎの用事はないが、寒空の中彼女に立ち話をさせるのもなんだろう 別れの握手にと、右手を左腕で払い、そっと差し出した]
(124) 2012/03/24(Sat) 22時半頃
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― 本屋 ―
本を書くのに思想が反映しないって……それってほとんどの本がダメになるんじゃ……
[ベネットの言葉>>121に小さくため息をつく。 差し出された本を受け取って]
手記? ――人狼? へえ、おもしろそう……
[人狼などは御伽噺でいくらでもでてくる。 手持ちの本の中にも、題材にされたものが一つ二つあったはず。 ベネットから本を受け取った後、ヤニクがベネットに話しかけている間に、ちょっと中身を確認してみた]
(125) 2012/03/24(Sat) 22時半頃
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宇宙に出て行ったら、ですか? ・・そうかもしれませんね、きっと宇宙に行くのはすごく大変だから、国同士で協力が必要になるかもしれませんね。
[SFなどほとんど読んだ事はないが、そうとだけ言って、彼が立ち上がると、恐る恐る右手を差し出した]
あ、ありがとう・・ございます。 すみません、引きとめてしまったみたいで。
私もそろそろ行きますね。 それじゃ・・エリアスと仲良くしてあげてください。 友達も少ないですから。
[同年代の男が戦争に行ったからだ、とは口にも出さずに。彼が立ち去るのを見て、自分もその場を離れた]
(126) 2012/03/24(Sat) 23時頃
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― 役場 ―
そう……なの……。
[尋ねに返って来た言葉に、息を詰める。 流した視線は、一度サイモンに止まって、すぐに逸らされる。
こんな時、どんな言葉を紡げばいいのか判らない。
伏せた瞼。睫毛が頬に深い影を落とす。]
(127) 2012/03/24(Sat) 23時頃
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[そうなるといいと思う。世界中が一丸になる日など、本当に来るのだろうか。 >>126握手を交わして、頷いた。この村には若者が少ない。 理由は言うまでもない。もともとそう思ったからこそ、エリアスに接触したのだったから。]
[ミシェルを指差して、自分の襟を締めるような仕草をした。 彼女が去るまで、しばらく老婆の家を眺めていたが、やがて自らも歩き出した。 犬を一撫でして、雑貨屋で筆記用具でも買おうと思う**]
(128) 2012/03/24(Sat) 23時頃
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ええ。 ですから、この店に監査が入れば 半分以上の本が処分されてしまいます。
[恐ろしいことだと、身を震わせてみせる。 軍人である彼の出入りも、一番最初はついに処分が下るのかと 蒼白な顔で迎えたのを思い出す。 結局、客としてきたことを理解するまでに大分間があった]
……ですが、実際この村に人ならぬものがとなれば どうでしょう、エリアスさんは家族を疑えますか?
[面白そうだという感想があがり、青年は口元に笑みを含ませた]
(129) 2012/03/24(Sat) 23時頃
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− 朝 宿屋 −
[朝陽が差し込む頃に布団に埋まっていたぼさぼさの頭が 漸く動く]
ふわ……ん、と……何処だ、ここ?
[宿舎の硬いベッドでは無い柔らかな感触に、 暫く頭を掻きながら辺りを見廻す。 少しの間を空けて、漸く昨夜の事を思い出した]
ブローリン酒強ぇな、あいつ。
[静かに飲み続ける部下を思い出して苦笑を1つ。 宿の中にはダーラが用意してくれた朝食>>72の香りが 漂っていて腹の虫が盛大に鳴き出して]
(130) 2012/03/24(Sat) 23時頃
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それは、とても恐ろしいね……
[半分もの本が処理されてしまうことを思って悲しげな顔をした。 いま、村にいる軍人たちで本屋に来る人の中にはそんな強硬手段をとる人がいなくて良かったと思い。
ぱらぱらとページをめくっているときに聞こえた声>>129にベネットに視線を戻す]
実際に? そんなのありえるわけないけど……でも、姉さんや母さんを疑うなんて無理だし。 ほかの人たちに対してだって疑えるわけないよ。 こういうのは、物語だから面白いんだし。
[現実にあるのは、人狼などという架空の脅威ではなく。 いまは遠い地で行われている戦争だ。
――赤い手紙が届き始めれば、其れはきっと人狼以上に恐ろしい]
(131) 2012/03/24(Sat) 23時頃
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人間はパンのみで生きるにあらずと言うけど、 腹が減っては生きてはいけませんって。
[ブローリンと重い話をした事など忘れたかのように 鼻歌を唄いつつ朝食へと向かい、素顔のダーラを見れば 少し慌てて自分のぼさぼさの髪を慌てて直したりもしただろう]
ごっそさん。 いやぁ、こんな美味い飯が出るならずっと宿に泊りてぇな。
[出来ない相談だと判った上でダーラとセレストにウインクして]
目の保養も出来て一石二鳥も三鳥もあるしな。
[ヤニクに羨ましいぞ、 と言いつつ少し多めに金は払って宿を出ただろう]
(132) 2012/03/24(Sat) 23時頃
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―本屋―
ひとつ恐ろしいのは、 その本が「手記」であるということでしょうか。 事実と小説との境目はとても曖昧です。
[嘘か真か。 青年の周りには常に緩やかな時間が流れている。 現実は店の外、まだ知らず]
たとえば何気ないこの日常も 書に書き起こせばたちまち物語に変わります 日記など、つけてみた事はありませんか? 読み返せばそれだけでも、楽しいものですよ。
[新しい本の変わりになるものを、勧めてみたりもする。 客商売としては、あまり上手ではない。 静かな空気が流れる店内 少しして、小さな腹の虫が鳴く]
(133) 2012/03/24(Sat) 23時半頃
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− 回想 郵便屋 −
[手紙が汚れない様にだろう、手袋をして 使い込んだ自転車を直す手際は慣れたもの>>67でこちらの 手伝いは必要なさそうだった]
流石だね、自転車位まともに修理出来る様になるといいんだがな。 ととと、今の内緒な。
[流石にマズイかと人差し指を口に当てた。一度咳払いをして]
ああ、そん時は遠慮なく頼ってくれ。
[次は任せとけと胸を叩いて彼と別れ、宿舎へと戻っていった]
不幸を運ぶメッセンジャーか……。
[赤紙を運ぶ軍の伝令が陰でそう呼ばれているのを思い出す。 振り返って、もう姿の見えない郵便屋が幸せだけを運ぶ日は いつ来るのだろうとふと思った]
(134) 2012/03/24(Sat) 23時半頃
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[ブローリン(名前は知らなかったが)と別れたはいいが、工房に戻ってもやる仕事はどのみちなかった]
・・・そう言えば、クラリッサ。何か用だったのかな・・
[彼女が去った方角を見る。母から頼まれた買い物の用事と同じ方向だったし、わざわざ追うつもりはなかったが、広場に出て、自然と役場の方に足が向いた]
・・何か、話しこんでる。
[エリアスと顔なじみのセレストとクラリッサ。2人が何やら深刻そうに、何かを眺めているのが窓から奥の方に見えた]
(135) 2012/03/24(Sat) 23時半頃
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――物語に入り込んでしまえば、どんなものでも現実になるよ。
[小さく笑う。 「手記」が手記形式の物語かそれとも事実かはあまり気にせず。
日記を、という言葉に驚いたように瞬きを一つ]
日記なんて、考えたこともなかった…… だって、どうせ僕が書くものなんて、部屋で見えたものと読んだ本の感想ぐらいだし。 こうやって出歩いたときは別だけど……
[本の変わりにと進められているとは気づかずに苦笑を浮かべ。 小さな腹の虫の音がかすかに聞こえて、きょろりと周囲を見た]
(136) 2012/03/24(Sat) 23時半頃
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[音の発生源はよくわからなかったから、首を傾げるだけで]
折角だから、この本買って行くね。
[事実であろうとそうでなかろうと、本としてある以上其れは読み物でしかない。 ベネットに本の代金を確認して支払い]
それじゃ、僕は行くよ。 ヤニクさんもまたね。
[二人に手をふって、本を片手に本屋から出て行った]
(137) 2012/03/24(Sat) 23時半頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/03/24(Sat) 23時半頃
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…………そうですね?
[仄かな笑みを流し見遣り、青年は視線を落として頷いた]
日記は、ですが 読み返す事で新しい発見もあるものですよ。 何の変哲もない日常の中にも、世界は生まれるものですから。
[腹の虫が鳴くのには、ゴホンとひとつ咳払い。 ごまかせたかどうか、エリアスは気づかなかったようだとほっとして]
おや、良いんですか? お買い上げありがとうございます。 帰り道、お気をつけくださいね。 お姉さまにもよろしくお伝えください。
[ほんの会計を済ませ、エリアスを見送る。 それから漸くヤニクへ向き直った]
……聞こえてしまいました?
(138) 2012/03/24(Sat) 23時半頃
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− 朝 ナタリア宅 −
[宿を出てから真っ直ぐ宿舎へと帰らず、 密かに噂になっているもう一人の配達人の家へと出向く。 朝のせいかナタリア宅には老婦人の姿しか見えず]
よう、ばあちゃん、元気か? なんか困ってねえか? そうか、クラリッサが手伝ってくれてんのか。 じゃあ心配ねえな。 薪とか力仕事があったら言ってくれ。
[綺麗に片付いた老婦人宅でお茶をご馳走になって少しだけ 話相手になる。 村の事、昔話を少し聞いた後で意を決したように顔を挙げた]
(139) 2012/03/24(Sat) 23時半頃
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なぁ…ナタリアさん。 おエライさんが…女も子供も関係なく総力戦を言い出した。 多分、あんたに手紙を事付ける奴が出て来ると思う。
[老婦人には辛い事実を真綿に包む事無くストレートに口にする。 微かにカップが揺れるているのを見ないふりをして、 自分は一気に飲み干して席を立った]
酷い言い方だと思うけど…ナタリアさん。 あんたは生きていて欲しい……。 多分、皆あんたに心を預けて村を出て行くんだろう。 あんたが生きて誰かにそれを渡す事で、心を預けた奴は 生き続ける事になると俺は勝手に思ってる。
だから、あ、いや何に言ってるか判んねえな、俺。 悪い。昨日からなんか俺変なんだわ。 取り敢えずばあちゃんが元気で過ごしてたらそれでいいや。
(140) 2012/03/24(Sat) 23時半頃
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じゃあな。
[不自然なまでに大きく笑って自分の台詞を流して、 後は老婦人が呼び止めても足を止める事無く 今度こそ宿舎へと向かった]
(141) 2012/03/24(Sat) 23時半頃
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[帰る途中でナタリアの手伝いをしている クラリッサと入れ違っただろうか、出会えば軽く声を掛ける]
よう、クラリッサ。 ナタリアさんとこかい? 朝からお茶お呼ばれしたんだが、後片付けすんの忘れてた。 今度薪割り手伝うから謝っといてくれ。
[動揺させてしまったとは言えず、 いつものへらへらとした笑みを向ける。 本当は知らせたくはなかったが、 いずれ彼女の元に何人も訪れる事になるだろうと予想が付いたから。 突然訪れる知らせに嘆くのと、嘆くと知りながら待つのと どちらが辛いのかは敢えて考えなかった]
俺みたいな大男がいるよりクラリッサみたいな 可愛い女の子の方が安心するみたいだしな。 宜しく頼むわ。
[流石にエリアスにした様に髪を弄る事はせず手を挙げるだけ]
(142) 2012/03/25(Sun) 00時頃
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[ふっと思い出すこと。 ナタリアの所に行くときに、すれ違った軍人のこと。 「ナタリアさんは、貴方のこともきっと好きよ?」 そう返して別れたけれど、訪れた時、 僅かに感じたナタリアの違和感。
思えば、男性にお礼は何がいいと尋ねて、 あんな風に返す人ではいつもはない。]
……知ってたのかな、ナタリアさん。
[ぽつっと呟いて顔を上げれば、窓の外に幼馴染の姉の姿。 視線合えば、仄暗くそれでも微笑んで、僅かに首を傾げて見せた。]
(143) 2012/03/25(Sun) 00時頃
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|
[本屋をでてダーラを探しに酒場へと向かう途中。 こちらに向かってくるダーラを見つけて手を振った。
酒場の女主人とは、年齢性別の違いからあまり話はしないけれど、セレストが懐いていることは知っている]
おはよう……っていうかこんにちは、かな。 ダーラさんにききたいことがあるんだけど……いま、時間ありますか?
[ホレーショーを家に招待することはまだ母親には話していない。 それでもホレーショーの陽気さは母も知っているから、そこまで難色を示すことはないだろうと楽観している。
ダーラが忙しいようなら、あとで酒場に行くと告げるつもり]
(144) 2012/03/25(Sun) 00時頃
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おおっと!
[別に窓の外から覗き見するつもりはなかったのだが、クラリッサ留があって慌てた。窓が中から開けば、しどろもどろとなりながらも、挨拶を交わすだろう]
や、ごめんごめん。覗き見するつもりじゃなかったんだけどね。 ・・・どうしたの?何かあった? ・・聞くまでもない気もするけど。
[2人のどちらかが事情を説明すれば、大体の事は理解するだろう。暗い話題といっても、今のご時世では赤紙が来たか、死亡通知が来たか・・・なのだろうから]
(145) 2012/03/25(Sun) 00時半頃
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そういや無断外泊になるんだっけ、これ。
[上官にばれたら減俸位はありそうだと、財布の中身を 更に心配しつつ宿舎に戻る。 改めて身支度を整えた頃には赤紙の件>>91>>93を 知る事になっただろうか。 誰かまでは判らずとも、少なくとも自分達兵士が 招集されない事に悔しそうに顔を歪めた]
だから俺達から呼べって言うのに……。
[苛立ちを見せても軍の指示が変わるわけではないが、 溜息を付く位は許されるだろう]
(146) 2012/03/25(Sun) 00時半頃
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―本屋へゆく道―
[歩いていると向かいからエリアスの姿 同じように手を振り返し笑みを見せた]
おはよ。 いいわよ、なーに?
[手にはひとつ紙袋を持っているだけの格好 急ぐ用事も特にないと快諾し]
ここでいいのかしら。どこか、カフェでも?
(147) 2012/03/25(Sun) 00時半頃
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[ミッシェルと視線が合えば、そのあと幼馴染に視線を向ける。 窓を開けても良いか?と尋ねてから、そっと窓を開けた。]
あのね……。
[死亡届があったのが同僚で、更に赤紙が届いた同僚も傍にいれば、 セレストは説明し難いだろう。 窓から身を乗り出し、ミッシェルの耳に手を当てて声を潜め囁く。
説明をし終えれば、眉を八の字に下げて溜め息を一つ。]
(148) 2012/03/25(Sun) 00時半頃
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[快く応じてくれたダーラ>>167に、ほっとしたように笑みを浮かべ。 夜のように濃い化粧ではない、それでも美人といえる年上の女性がカフェを選択肢にあげるのにうん、と頷いた]
簡単に済むかどうか、ちょっと判断つかないから…… お茶でもしながら聞いてもらえます?
[首をかしげて言葉を紡ぐ。 村に一軒だけあるカフェはとおりの少し先にある。 顔の怖い紅茶屋が営んでいたけれど、彼もまた戦争に呼ばれ。 いまは店番の女性がいるだけだった]
(149) 2012/03/25(Sun) 00時半頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/03/25(Sun) 00時半頃
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[ちりりん、と音を鳴らしたのはすれ違う軍人に向かい。 余り多くを語らないと聞く。 何せ自分も自発的に人の輪にはいっていくほうではないし くわえて、今は同年代もあまり多くはない]
ご苦労さんです。
[すれ違いざま、軽く帽子を持ち上げる。 今のところはこれぐらいの挨拶が精一杯。 村の外から来た人間になれるには、聊か世情が悪い。
それでも、老人や子供ばかりが目に付く村の中でも。 郵便屋は自転車を走らせ続ける。 毎日続けることがあるのは、ありがたいことだと感じながら]
(150) 2012/03/25(Sun) 00時半頃
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[広場の辺りに来ると、とある少女に出会った。 少女と呼ぶにはもう妙齢なのだが、その雰囲気が どうしても男には何時まで経っても変わらない少女に思え]
やあ、クラリッサ。まだ寒いね。 …ああ、鞄かね。 そろそろ、ひとりで直すにも限界かもしれないねえ。
[はは、と小さな笑い声が零れると まだ少しだけ空気が白く濁った。 そのうち世話になるよ、と告げて彼女ともそこで別れた]
(151) 2012/03/25(Sun) 00時半頃
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[小雪が次第にちらつき始め、息は一層白くなり 男の鼻の頭も少し赤くなってしまった。 人に当たってはいけないので、定期的にベルを鳴らしていたが]
やあ、ミッシェル。大変なのはみんなだからねえ。 それに、手紙を待っている人がいるから
[君のように、と。 まくし立ててからの謝罪に目を細め、かすかに笑った]
手紙、来ているよ。 届けておくから、用事が終わったらとんでお帰りよ。
[鞄を、手袋のない手で二度叩く。ぽん、ぽん、と。 それからその背中を見送ってまた自転車は走り続ける]
(152) 2012/03/25(Sun) 00時半頃
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[窓の外を見るクラリッサにつられるようにして外を見ると、ミッシェルがこちらを見ていた。 窓を開けていいか尋ねられて頷く]
サイモンさん…辛いわよね…赤紙がきて…
[クラリッサが窓を開けるためにセレストのもとを離れると、俯いて、ポツリと呟いた]
(153) 2012/03/25(Sun) 00時半頃
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[考えあぐねていると、窓が開いてクラリッサが顔を出す。話の内容は、予想はしていたとはいえ動揺せずにはおれないくらい、残酷だった]
・・・そう。また来ちゃったんだね、赤紙・・ しばらく話を聞かないから、もう来ないかと思ってたけど・・
だけど、サイモンさんか・・ ねえ。そんなに悪いのかな、状況。 勝ったって負けたって、死ぬんでなきゃどっちでもいいけど・・
[言っては悪いが、彼はお世辞にも軍隊向きではない。下手をすれば自分の弟とタメを張れるくらいには。それが招集されるのだから、よっぽどなのだろう]
・・・ねえ。私、なんだか嫌な予感がするよ。 だって・・・
[皆までは言えず、言葉を落した。自然と視線はうつむいて]
(154) 2012/03/25(Sun) 00時半頃
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ー自宅ー [午前の配達を終えると、一度自宅に戻って食事を取る。 雑穀粥に薬草茶、といえば聞こえはいいが、 卵や小麦は既に配給制に近いものがあったし 餌が足りないのか、ストレスなのか 牛の乳の量も減り、乳製品も高価になった]
…そろそろ、年貢を納める時かもしれんなあ。
[暖かな湯気を立てる雑穀粥を 李の木匙で掬ってよく冷ましてから口に運ぶ。 そろそろ、午後の集配分が来るだろう。 届いたら仕分けをして、午後の配達に向かうのも 今のところはいつもどおりだった**]
(155) 2012/03/25(Sun) 00時半頃
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セレストは、クラリッサに窓を開けていいか尋ねられて頷いた
2012/03/25(Sun) 00時半頃
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ー回想:明け方の夢ー
[森に囲まれた小さな村で出会った赤毛の男。 酒場で自分の奏でるピアノに合わせて。 よく通る低い声で朗々と彼が歌うは恋の歌。 終れば客から割れんばかりの拍手と歓声。
気づけば一緒に酒を飲み。 彼が懐から取り出す一葉の写真には。 あどけなさが残る可憐なおさげの少女が微笑む。 男は愛おしそうにそれを眺め。 そっと懐にしまい込む。 遠い故郷に置いてきた最愛の女性だという。
そして、やがて知った男の秘密。 それは……信じ難く受け入れ難いことで。 しかし、その証明は彼の末期の告白。 亡き友との約束が自分をこの地に導いたのだ。]
(156) 2012/03/25(Sun) 01時頃
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……っ、………ド!
[目が覚めると、酒場の二階の自分の床。 そういえば、あれ以来酒を飲むのもやめた。]
(157) 2012/03/25(Sun) 01時頃
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ー →本屋ー
[どれほどぼんやりしていたか。 エリアスに声をかけられ。 視界から2人が消えていたことに気づいた。]
ああ、おはようエリアス。 本屋に行こうと思っていたら……
[途中までいいかけたがやめた。 あの2人のいい雰囲気をいえば自分も惨めだし。 何より、クラリッサに余計な迷惑をかけそうで。 もし、本当にそうならば……返っていうべきことではないだろう。]
(158) 2012/03/25(Sun) 01時頃
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ミッシェルさん……。
[不安は伝播し、そして増幅する。 きゅっと、スカートの裾を握りしめ、唇を噛む。]
外で、話した方がいいかな。
[それでも、サイモンがいるこの場で、話を続けるのは憚られて。 外に行くねと、ミッシェルに言い置いて、一度窓を閉める。 幼馴染と、赤紙がきたというサイモンに、視線を流してから外へ。]
(159) 2012/03/25(Sun) 01時頃
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招集されれば皆軍人だって屁理屈だよな。
[前線の現実を見る事無く突き進む、いや、知っているからこそ 無謀な策を取り続けるのだろう。 その愚策に嘆き悲しむのはこの村の様に一般人なのに。
苛立ちを隠さずコートを羽織って外へと。 いつもと違う落ち着いた表情の分隊長に違和感を感じつつも 部下達は敬礼をして見送るだろう。 向かう先は役場、一番早く情報が届いているだろう場所。 途中ブローリンを見掛ければ昨夜の事を思い出すが、 特に声を掛ける事も無く敬礼だけを返すだろう]
(160) 2012/03/25(Sun) 01時頃
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え? ・・・・どうかな。
[奥にいるセレストとサイモンの様子をちらと見る。]
そんなに長居して話す事でもないけれど・・・うん。
[クラリッサが出てくれば、ためらいがちに、窓の中を見てから口を開く]
・・・・サイモンさんまで招集されるなんてさ。 きっと、すごく人手が足りないんじゃないのかな。
・・・ねえ。まさかとは思うけど、エリアスも・・・ これで招集が終わるなんて事、ないと・・・思うんだ。
[自分達も呼ばれる事があるのか。そこまではさすがにわからなかったが、ともかく]
(161) 2012/03/25(Sun) 01時頃
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― カフェ ―
[カフェは素朴な雰囲気でととのえられている。 ここに顔の怖い紅茶屋が居たときでも、散歩の休憩にたまに利用していた。
いまは店番のソフィアが、紅茶屋の代わりをつとめている。 紅茶の茶は自体も、あまり出回らなくなっているようで、メニューは半分ほど線をひいて消されていたりも、した。 エリアスがくること自体は珍しくないけれど、連れがいて、しかもそれがダーラだというのにソフィアは興味深そうな視線を向けてくる。 それを気にすることなくお茶を頼んでダーラとテーブルについた]
えっと、聞きたいのは、春に美味しい食べ物のことなんだ。 ――春がきたら、ホレーショーにこの村の美味しいもの食べさせるって約束したんだけど。 山菜以外よく分からないから……なにかいいのありますか?
[ダーラも注文を済ませて、ソフィアが飲み物を運んできた後できりだした]
(162) 2012/03/25(Sun) 01時頃
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……そうよね、お世辞にもサイモンさん 腕力で強いって人ではないもの。
[今までも近しい人が戦場へ向かっていったけれど。 とても戦いには向かぬ人まで招集され、 そしてエリアスの名が出ればクラリッサは、 ふるっと身を震わせる。]
これから、どうなっちゃうんだろう……。
[寒さではなく身を震わせる不安。 今までよりも強く感じて、どうしようもないと判っていて、 縋るようにミッシェルを見るけれど。 きっと彼女も同じような表情をしているのだろう。]
(163) 2012/03/25(Sun) 01時頃
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[窓を閉め、こちらを見て出てゆくクラリッサに]
来てくれて…ありがとう…
[何と言っていいか分からずに、聞こえるかどうか分らない声で言い、見送った]
(164) 2012/03/25(Sun) 01時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2012/03/25(Sun) 01時半頃
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[エリアスと年が一緒だったか、少し先の細い青年とは あまり親しいとも深い仲でもないけれど]
はぁい。 なに、恋の相談?
[くすくす笑いながら、カフェへの道を歩いて 店番をしているソフィアに手を振った あまり顔を出せないが、紅茶葉を買いに来ることもある なんとなく温かいお茶を注文して エリアスに改めて向き合った]
春にね。 春の魚はワンダに聞いてちょうだい。 あとは、どうしても葉野菜が多くなるわね。 しまったわ、メモがあったほうがいいわよねぇ?
[指折りいくつか食材を上げるが 今それを全部覚えて帰るのだろうか?]
(165) 2012/03/25(Sun) 01時半頃
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クラリッサは、セレストに、出ていく間際、ふるふるっと頭を横に振って見せた。
2012/03/25(Sun) 01時半頃
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− 役場の途中 墓地 −
[曲がりなりにも軍関係の出自なのだから、 上層部の考えを理解しようと努めたが、 何度考えても辿り着く答えは同じ]
やっぱり間違っている……。
[死にたくないと泣き叫んでいた敵兵。 母を呼びながら逝った部下。 戦争を望んでいない者達が何故前線に出て 死ななければならないのか。 自分が志願したのは出自もあるが、 自分が出れば出たくない者が1人出なくて済むから。 父は戦争を飾り立てて語る事はしなかった。 残酷な現実を淡々と語り、戦争の残酷さを伝えた。 他の軍人の様にきらびやかに語らない父を尊敬し、 同じようになりたかった]
(166) 2012/03/25(Sun) 01時半頃
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[部下を人を大事にする父の様に生きて、 彼らを守りたかったがそれをするには自分は甘すぎた。 前線で彼らを守る事はもう出来ない]
俺が出来る事は……。
(167) 2012/03/25(Sun) 01時半頃
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・・・・・どうなるかなんてそんなの、わからないよ・・
[クラリッサの言葉に、自分も不安そうな色を瞳に湛える。自分だって、どうなるかわからない。女だからといって、無事に村で過ごせる保障などないじゃないか。たとえば・・
クラリッサをつい見つめてしまった]
・・ねえ、クラリッサは・・・ ナタリアさんの事、よく知ってるんだよね?
[ふと口に出したのは彼女の名前。手紙の話は、噂ぐらいには聞いた事があったから]
(168) 2012/03/25(Sun) 01時半頃
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[恋の相談>>165と茶化されて、微かに苦笑を浮かべた。 思いを抱く相手はいても、それを口にするつもりはないから、相談することなどあるはずもなく。 そうじゃないよと首を振ったのだった。
お茶の香りが漂う中、ダーラがすらすらと告げる食材になるほど、と薄い色の瞳を瞬かせ]
あ、うん。 えと……、よし、これでいいや。
[半分ぐらいなら覚えて帰れるかもしれないけれど、全部は怪しい。 ソフィアに視線を向けて]
ごめん、紙とペン、かしてもらえる?
[申し訳なさそうに頼めば、ソフィアは仕方がないなと、一枚のメモと鉛筆をわたしてくれる。 それにさっきダーラがあげた食材を書き連ねていった]
やっぱり料理に関することなら、ダーラさんに聞くのが一番だよね。 ありがとう。
(169) 2012/03/25(Sun) 01時半頃
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[呟きと共に足を止めて、墓地を見る。 手入れの行き届いた墓地に管理者の姿はあっただろうか]
いつもお疲れさん。 大事にしてくれて、ありがとな。
[管理者の姿があっても無くても、そう口にした。 自分が知る者達の墓ではないが、何かしら想いを抱いて 逝った者達の墓だろうと思うと礼を言わずにいられなかった。 自分には出来ない事をしてくれている事に素直に感謝して]
ここに眠る連中は幸せ者だな。
[どう繕っても死から逃れられそうな言葉は浮かんで来ない。 潔いほど空気を読まずに漏れた言葉は、 聞く者がいたらどう届いたか]
(170) 2012/03/25(Sun) 01時半頃
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[できた一覧に、ペンを借りて注釈を入れる 魚、野菜、果物、簡単な調理法、それに合わせる酒まで]
ホレーショー、良く飲むしお酒は多めでもいいかも。 あとはええと。 エリアスの家でなら、人数多いわよね。
……そのぐらいかしら。
(171) 2012/03/25(Sun) 01時半頃
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[管理者がいれば幾つか会話は交わしただろうか。 姿が見えなければそのまま役場へと足を運ぶ。
その途中で誰かに逢えば足を止めて言葉を交わすだろう。
その途中、若しくは役場で、 赤紙を受取った相手を確認する事になるだろう**]
(172) 2012/03/25(Sun) 01時半頃
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[恋の話じゃないのは少し残念だけども。 まさか年下のエリアスをつついて喋らせるのも 趣味が悪いと笑われてしまいそうで]
春まで時間はあるわ、エリアスが手作りするの? それなら……ウチへ習いに来ない?
なんて、ネ。
[二人が仲良しなのは少し不思議な感じもするが 昨日もホレーショーはブローリンと一緒で つまり誰とでも上手く付き合える器用な男ということだ]
(173) 2012/03/25(Sun) 01時半頃
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[見詰めた相手の眼は、あの日の姉の眼にも似ていた。 だから、またきゅっと服の裾を握りしめるも]
うん……?
[急にナタリアの名が出てきて瞬く眼。 首を傾げて、その問いかけの意図を促した。
その後、自分に語れることがあれば*語ることになるだろう*]
(174) 2012/03/25(Sun) 01時半頃
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あー、ええと、うん。 あの人に手紙を渡しに来る人がいるとかいないとか・・ 噂で聞いたこと、あったから。
私、そう言えばあの人の事よく知らないなって。 ・・まあそれだけなんだけどね。 今日も行ってたでしょ?ちょっとだけ見えたんだ、歩いてるとこ。それで・・・思い付いただけなんだけどさ。
[それなりの年になってからは日中ほとんどダン親方の工房でいたため、同じ村の人間でもよく知らない事はある。だからそう尋ねたが、何も根掘り葉掘りとまで聞き出す気はなく、もう一度赤紙を届けられたというサイモンと、役場の中のセレストに視線をやった**]
(175) 2012/03/25(Sun) 02時頃
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[一覧を書き上げた後、ダーラの手に渡った鉛筆がすらすらと動く。 食材だけだったリストにレシピやお酒まで書き込まれていくのをすごいなと瞳をみはった]
これなら完璧、だね。 ホレーショー、お酒沢山飲むんだ……わかった、父さんの酒の在庫確認しとく。
[家で酒を飲むのは主に父だった。 いまは姉のミッシェルも偶に飲んでいるかもしれないが、エリアスには飲酒は無理な話。
恋の話を口にしない気遣いは素直にありがたい。 料理を習いに来るかと問われて考えるように首をかしげた]
……どうしようかな。 ちょっとぐらいは作れたほうがいいのかもしれないけど――
でもきっと母さんが心配するから、やめとく。
[ダーラも本気ではないようだし。 なにより、台所にいるときに万が一持病の発作でも起きれば大変だと、母親が反対するのは目に見えている。 ホレーショーとの仲の良さを不思議がられていることには気づかない]
(176) 2012/03/25(Sun) 02時頃
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[書類作成に入る。ヨーランダに渡す書類である]
村長、今日も私が届けます。 母の墓参りもしたいので。
[書類ができあがり、その他の雑務を終えると、村長にそう告げ、役場を後にする。 実は、ヨーランダと話がしたいというのもあった。辛い思いを、フッと軽くしてもらえる。彼女の存在はセレストにとってとても貴重だった。]
(177) 2012/03/25(Sun) 02時頃
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セレストは、ホレーショーが来れば、応対をして、それから墓地に向かうだろう
2012/03/25(Sun) 02時頃
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昨日も飲んでへろんへろんだったわ。 ちょっとお茶目というか、面白い男よね。
またわかんなかったらおいでなさいな。 いつでも店は開いてるし。
[少しだけ残念そうにしながら、それでも宣伝も忘れない ぬるくなったお茶を口へ運びつつ 彼もまた身体は強くない、病に伏せた母を思い出し しかし家族に囲まれていることを思い小さくため息をもらした]
ああ、アタシもエリアスの手料理食べたいわ。
(178) 2012/03/25(Sun) 02時頃
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ダーラは、お茶を飲み終えたら、エリアスの頭を撫でて席を立つだろう**
2012/03/25(Sun) 02時頃
女主人 ダーラは、メモを貼った。
2012/03/25(Sun) 02時頃
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酔っ払ったホレーショーかあ…… 見たかったら酒場にいけばいいんだね。
[よっぱらった姿を見てのダーラの評に面白そうだと笑う。 ほどよい温度の紅茶を口に運び。
ダーラの家族がいないことは知っているけど、こんな狭い村で変に気をつかっても意味がないから、家族のことを口に出すのを遠慮することはない]
……ダーラさんが希望するのなら、なにか簡単なのでも作れるようがんばってみようかな…… 一品ぐらいなら、きっと大丈夫だろうし。
[母親の説得に時間がかかるだろうけれど、趣味と呼べるのが読書しかないのだからちょっと試してみようかなと考える。 話し終わり、お茶も飲み終えればダーラが席を立ち]
相談に乗ってくれてありがとう。
[髪をなでられて擽ったそうに笑う。 ダーラの分の代金も出すと言い張って、ソフィアに二人分の代金を支払った。 カフェを出て、またねと手を振った後、別々の咆吼に歩き出した**]
(179) 2012/03/25(Sun) 02時半頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/03/25(Sun) 02時半頃
ブローリンは、どこかで、赤紙について聞いた。
2012/03/25(Sun) 02時半頃
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[彼はきっと、見た目には何も変わらないだろう。 もしも見送る立場になれば、敬礼すらして見せるだろう。 それでも内心はやるせない憤りを感じていた]
…………
[なぜ、自分達本職の職業軍人を差し置いて? この村に軍人が居る必要があるから? 納得できるはずもない。何の為に銃を取ったのか。 何の為に今まで人を殺してきたのか。 この村の人々の様に、争いに関係のない人々を、争いに巻き込まないためではなかったのか。 人知れず、唇を噛みしめる]
(180) 2012/03/25(Sun) 02時半頃
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[今日は、サイモンと言う青年だそうだ。 役場で働いている筈だ。自分が行っても百害あって一利なしだろう。 女子供も呼ばれると言う事だ。直接戦場に行かずとも、兵器の生産など、 いくらでも戦争に関わる事は出来る。 そして、都市に往けば後方も何もない。対空砲火を抜けて来た航空機の落とす爆弾一つで、死ぬ事だってある。]
[歯がゆい事この上ない。 先に戦場に出て死にたいという訳ではないが…。 何故見送らねばならぬのか。やるせない思いで、ただ虚空を見上げるのだった]
(181) 2012/03/25(Sun) 03時頃
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ー本屋ー
[エリアスと共に足を運んだ店には。 湖色の瞳を持つ年若い青年が。 からかいまじりの挨拶に。]
こんにちは、ベネットさん。 ええ、本はさすがに……かさばるんで。
[彼は少しして、エリアスに手記を手渡し。 エリアスは魅入られたかのようにそれを読む。 その頃合いを見計らい、持ってきた一冊の本を差し出した。
自分が故郷を旅立つ際、荷物に入れていた楽譜を。 背表紙の糸がほつれており、じきにページは分割するだろう。 その表紙はくたびれ、端には赤黒い微かな染み。 経年と共に褪色した……人の血が。]
(182) 2012/03/25(Sun) 03時頃
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すみません……この修繕、たのめますか? 大事な本、楽譜なんです。
[その本にベネットはどんな顔をしただろうか。 もし、何かを聞かれたなら。 「戦争で逝った親友の形見」と答えただろう。]
(183) 2012/03/25(Sun) 03時頃
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[血の染みを指差し。]
……これはこのままで。 背表紙のほつれだけでかまわないです。
[それを渡し終え。 会計を済ませたエリアスは店を去り。 ベネットから、腹の虫の鳴き声について問われれば。>>138]
そろそろ、食事時みたいですね。
[と、返した。 ふと、店内にある栞が目に入る。 野に咲く草花や、可愛らしい動物などのモチーフを。 繊細な細工で施してあるものばかり。
春はまだ遠いが、これなら。 そう思い、ひとつ手に取り会計をすませた。**]
(184) 2012/03/25(Sun) 03時頃
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[兵舎にも戻らず、昨晩の様に、井戸に腰かけて空を仰ぐ。 自分がここに居る意味はなんだろう。
いや、感謝すべきなのかもしれない。こののどかな一瞬を。 けれどそれが、誰かの変わりの平穏だとしても…?
親しい彼や、いたいけな彼女が往く変わりだとしても…?]
[夜、一人、寒空の中、髪を梳きあげる様に頭を抱えた]
(185) 2012/03/25(Sun) 04時半頃
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ブローリンは、結局その日は一睡もせず明朝から昼過ぎまでの見張りに着いた。一日やそこら眠らずとも問題ない**
2012/03/25(Sun) 05時頃
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―本屋―
[青年の手には渡された楽譜>>183 気をつけて持たないと、バラバラと散らばってしまいそうな]
うちは修理屋ってわけじゃないんですが これは……直さなくてはなりませんね。
[形見だと聞いた。 彼女の童話同様らしいと一人思う。 赤褐色の染みを見ながら、怯えるでなく 其処より先を見るような視線 受け取って、エリアスを見送った後]
……そのようで。 ブランチにしたいところですが、人前で食事は出来ませんからね 怪物の食卓には、とんでもないものが並びますよ。
[ヤニクの返しに少し赤くなった頬を緩めて笑んだ]
(186) 2012/03/25(Sun) 08時頃
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なんて、冗談です。
でも――本当に怪物であれば、 人のつまらない争いなんて、喰らい尽くしてしまえるのに
ヤニクさん 戦争が終わったら、旅を続けられますか? 春はまだ見えませんから……今終わっても雪が消えるまでは 是非、留まって欲しいものですけれど。
[机に並んだ栞が、またひとつ売れていく。 瞳を細め、金銭受け取り会計を済ませながら 独り言のように語り掛ける]
年の近い男は皆、戦争に借り出されてしまいましたから 貴方がいなくなると、私の友人は女性ばかりになってしまいます。 ……寂しいじゃ、ありませんか。
(187) 2012/03/25(Sun) 08時頃
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私はもっと、貴方とお話したいんですから。 営業中の店とはいえ 毎回用事を作ってこなくても、良いんですけどねぇ。
[栞を簡単に包んで、差し出す]
楽譜、お預かりしますね。 直す経過を見るのを口実にでも、またいらっしゃい。 [幾度の会話の後、青年は店の戸口まで出て彼を見送り また小さくなった腹を押さえ、ゆるりと店内に戻る。 栞の売れた代金を、ミッシェルに渡さなくてはと思いつつ**]
(188) 2012/03/25(Sun) 08時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2012/03/25(Sun) 08時半頃
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ー赤紙について聞いた頃 [部隊の辛気臭い顔をみていてもしようがない。 雑貨屋で買った手帳と、ペンとを持って、軍服姿の まま、 真っ白なままのページを見ている]
……
[小銃は置いてきたが、拳銃を折って弾が込められて居るのを確認する。 咥えて撃ってしまおうかと思った事はあるが、今そうする気はわかなかった。 戦友たちの所へ行きたい反面、彼らの分まで生きようと気づいたからだ。 それ以前に、今まで殺してきた敵兵の為にも。 酒でも飲めば良いのだろうが、酔っ払えるわけでもない。 昨日の今日で、老婆の所に足を運ぶ気にもなれず、 所在なげに通りを巡回……もとい、ただ歩く]
(189) 2012/03/25(Sun) 10時頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/03/25(Sun) 10時頃
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[ダーラと別れた後、買ったばかりの本を片手にまた道を行く。
ヤニクと本屋に言ったとき。 彼が差し出したのは一冊の楽譜だった。 ベネットとヤニクの会話は小耳に挟んではいたけれど、それに対して口を挟むことはしなくて。 そして今、ひとりのんびりと歩いている]
……あ、こんにちは。
[村の人と出会えば軽く挨拶をして立ち話。 役場に赤い手紙が届いた話はじわじわと村の中に広まっていて。
今であった人からそのことを聞いてぎゅっと本を握り締めた]
また、届き始めたんだ…… 今度は、僕も呼び出されるのかな……
[赤い手紙が届いたのはサイモンだと聞いた。 役場に勤めている彼もまた健康そうには見えなくて。 それで戦争に出て大丈夫なのだろうかと、役場の方向へと視線を向けた]
(190) 2012/03/25(Sun) 10時頃
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[蒼冷めたエリアスを心配する村人に大丈夫、と返して別れる。
そのままゆっくりと道を行けば、ブローリン>>189と出遇うだろうか]
――あ、ブローリン。 こんにちは。
[小銃を持たずにいる姿に、休憩中かと思いながら声をかける。 何をしてたの?と問えば新しく買った手帳とペンを見せられて]
買い物? そっか。 僕は本屋にいった後、ちょっとカフェでお茶をしただけだよ。
[顔色の悪さを指摘されれば大丈夫、と呟き。 本を抱えなおした]
……サイモンさんに、赤紙が届いたって聞いただけだから。 また、連れて行かれるんだね。
(191) 2012/03/25(Sun) 10時半頃
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− 役場 −
[道行く途中で聞いたか、役場の入り口で出会った セレストから聞く事が出来たか]
そうか、サイモンか。 手当たり次第の人選って感じだな。
[もっと他に招集するに相応しい奴がいるだろうに。 妹を守る様に暮らしていた線の細い男を思い出す。 顔は見ない方がいいだろうと、セレストを追う様に役場を 後にし掛けたが、それより早くサイモンに気付かれた。 物凄い形相で駆け寄り、胸倉を掴んで喚き立てる]
(192) 2012/03/25(Sun) 10時半頃
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………。
[何故お前達では無く、自分なのか、 ナンシーを残して死ねと言うのか、 妹の花嫁姿を見送る事さえ出来ないのか、 何も残して遣れないのか。
狂ったように叫ぶサイモンに掛ける言葉も見つからず、 ただ揺さぶられるまま叫びを聞く。 届く手紙から、戻って来れない事も悟っているだろう。 それこそ形見1つ戻らない事も。 そして戦局が悪化した今、遺族に払われる金もほとんど 無い事も知っているだろう。
何も、残された者に何も残して遣れないのだ]
(193) 2012/03/25(Sun) 10時半頃
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「嫌だ、嫌だ嫌だ。 紙切れ一枚で生死が決まるなんて。 あいつも俺も信じない。 俺が死んでもきっと妹は待ち続ける。 待ち続けて……幸せになれないまま死んでいくんだ」
[己の死よりも妹を想う叫びに視線を逸らせなくなる]
「何処か判らない場所で 妹が不幸になると思いながら死にたくなんてない!」
[悲痛な声に思わず手が伸びていた。その首に]
ならいっそ。
(194) 2012/03/25(Sun) 10時半頃
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このままこの村で妹の傍で……眠るか?
[首に伸ばされた手にサイモンは一瞬目を見開いて動きを止めた。 それに我に返って慌てて手を引っ込める]
いや、悪かった。 空気読めない俺が悪かった。忘れてくれ。 でも、もし覚えていたら。
(195) 2012/03/25(Sun) 10時半頃
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[囁いた言葉にサイモンはゆっくりと手を降ろし、呆然と こちらを見ていた。 先程までとは違う歪めた表情を静かに見つめて敬礼を]
貴重な時間をすまなかった。 じゃあ。
[一礼して今度こそ役場を後にする。 背後のサイモンに動く気配はなかった**]
(196) 2012/03/25(Sun) 11時頃
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……ブローリンたちは、戦場に向かうの?
[赤紙が届いたのなら、軍人も呼び出されるのだろうか。 そう思っての問いかけには、けれど否定がかえってくる。 国の上層部にどんな思惑があるのかなど知らないから、軍人ではなく村人を招集するのには不思議そうに首をかしげて]
そうなんだ…… 村のみんながいなくなるのも嫌だけど、ブローリンたちが戦場に向かうのも、悲しいね。
[瞳を伏せてぽつりと零す。 それからまた幾つか言葉をかわした後、ブローリンと別れるだろう**]
(197) 2012/03/25(Sun) 11時半頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/03/25(Sun) 11時半頃
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── 墓地 ──
[ヴァイオレットの埋葬に関わる手続き用の書類などを用意しているうちに、結局昨日は大分時間が過ぎてしまった。 増える訃報に耐えて気丈に振舞っているセレストの涙を見てしまった事もあり、その日は外出する気になれず、薄暗い小屋の中で墓地を眺めて過ごしていた。]
(198) 2012/03/25(Sun) 13時半頃
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[道すがらやってきたエリアスに会釈を返す。 ペンと手帳を見せて、買い物していた事を伝えた。 少し体調が優れないように見えるエリアスを指して、 自分の頬に片方ずつ触れた。大丈夫と言われて頷くものの、 何かあったのだろうと思う]
……
[赤紙の件を聞き、少し顔を伏せる。 自分達も往くのかと聞かれ、ゆっくりと首を振った。 申し訳なくも見えるほど、鎮痛に顔を伏せた。 自分達が戦場に行くのは今までのツケを払うようなものだ。 それは、恐らく死ぬまで払い続けなければならないものだ。 誰かに撃たれるまで、首を括るわけにもいかないものだ。 ……そんな事を、この村の人々にさせたくはない]
[あの分隊長殿は、ホレーショーはきっと… そう思い立って、酒場を見やった。どうすれば良いのだろう。 止めるべきだ。しかし、もし望まれるとしたら?]
(199) 2012/03/25(Sun) 14時頃
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── 墓地にほど近い自宅 ──
[寝付くのも遅かったせいか、目が覚めたのは昼を過ぎた頃。 ギリアンが建てた自宅用の小さな小屋は、狭い寝室が二つと食事や料理を行う中くらいの広さの部屋があるばかり。 離れに身体を清める場所もあるが、いずれも装飾のひとつもなく、誰の目にも質素な生活と映ろう。]
────…。
[規則正しい生活からずれた時の、けだるい身体でのそりと起き上がり、いつもの白に近い灰色の服を身につけ、水瓶から掬い出した水で顔を洗った。 少し前まで切れそうな程に冷たかった水も、春の足音を近くに聞いて、心地好いと感じる程度にぬくまっている。
けれど、女は小さく吐息を漏らす。 季節は春に移り変わろうとしているのに、戦況は真冬の様相で、男ばかりか、歳若い女子供までが犠牲になり始めていると言うのだから。]
(200) 2012/03/25(Sun) 14時頃
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[もし、村人がそれを望むとしたら?]
……
[長く長く、鼻息を吐く。なんでもない、と首を振った。 民を守る為と思えばこそ軍人にもなったし、戦う理由も それにしてしまえるというのに。守る人々が戦地に往くのを、 ただ見ているだけとは、苦々しいものだ。 ここで遊んでいる軍人を招集するよう、打電してもらいたいが… ここの指揮官殿の思惑があるのだろうか]
(201) 2012/03/25(Sun) 14時頃
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[しかしいくら憂えた所で、片田舎で身寄りもない、一介の墓守になにが出来ようか。せいぜい、戦争に駆り出された者の家族が少しでも苦労をせぬよう、山で採れた薬草や山菜を差し入れし、身体の不自由な者があれば世話をするくらいのもの。
柔らかい布で顔を拭き、ふぅ、と再びの溜息。
常なら朝のうちに済ませてしまう墓所の清掃も、今日はこれから。女は食事も摂らずに柄の長い熊手と箒を持って墓所へと向かった。]
(202) 2012/03/25(Sun) 14時頃
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[ただ、戦場に早く出て往きたいと言うのは逃げているだけではないのか。 自分が往こうとも往かずとも、赤紙は届くだろう。 ならば分隊長の様に、"村の為に"出来る事をする事こそが、 立ち向かっている事になるのだろうか]
……
[無表情のまま、目を細める。再度エリアスに心配され、 肩に手を置いて、薄く微笑んで首を振った。
彼を見送り、広間の一角に腰かける。 悩む答えは、そう簡単に出そうになかった]
(203) 2012/03/25(Sun) 14時頃
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ブローリンは、詩集を取り出して、読むでもなく、カバーに縫われた犬をなぞる。
2012/03/25(Sun) 14時半頃
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── 墓地 ──
[少しずつ芽吹いてきたまだ小さな雑草の芽をむしり、落ち葉を掃いてまわる。
まだ少し肌寒いので、以前ギリアンが街へ行った土産にと買って来てくれた白いストールを肩に羽織っている。 もう、10年も前の物だから、表面は毛羽立ってしまっているけれど、大事に手入れをしているので虫食い一つなく、色も買ったばかりと殆ど変わらぬ白を保っているのは少し自慢だった。
ふと、足音に気付いて目を開けると、背の高いがっしりとした体格の男と目があった。>>170]
…──やぁ、ホレーショー。
[目の前の男が、軍人であるという事への嫌悪はない。 ただこの場所で会った時だけは、軍人と言葉を交わす事を周りに立つ墓石に責め立てられているような錯覚に陥って、月白の瞳が憂いを帯びてしまうのは、村で会った時の女の様子を知るホレーショーならば仕方のない事とわかってくれるだろう。 彼が村に来て数カ月。長い付き合いとは言えないが、ギリアンとの生活に慣れた女にとっては、歳もそう離れていない目の前の軍人と話す時間は嫌いではなく、気分が沈んだ時などはダーラの店で酒を呑み交わし、元気を貰って帰る事も少なくなかったから。]
(204) 2012/03/25(Sun) 15時頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/03/25(Sun) 15時頃
ブローリンは、広場で追いかけあい、走って行った子供を眺める。
2012/03/25(Sun) 15時頃
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[ブローリン>>201がつくため息に、瞳を伏せる。 彼が思うこと全てを読み取れるわけではないけれど、軍人ではない村人が呼ばれることを悲しんでいるようにも見えるから。 それ以上口にすることはなく。
ホレーショーが何を考えているのかはまだ知らぬゆえに、村で起こりえる出来事の予測などもできるはずがなかった]
ブローリンは大事な友達だし、心配するのは当然だよ。 ――だからもし、ブローリンが戦地にいくことが決まったら、教えてね。
[肩に触れる大きな手と、向けられた微笑みを受け止めながら頼む]
それじゃ、僕はいくよ。 またね。
[肩から手が離れてから、手を振って歩き出す。 そして向かう先は――]
(205) 2012/03/25(Sun) 15時頃
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仕事だからな。
[ホレーショーの礼に短く返して言葉を切る。 胸中に去来する想いは多いけれど、死者に見守られていると思えば、どうしても口数は減る。 もし夜会えたなら、話でも聞いてもらおうかと思った。どうせ、ダーラの店に行けばいつでも会えるのだから。
続けて言われた言葉に墓地を見渡し]
幸せ、なんだろうか。 私にはわからない。 増えるのは、身体のない空洞の墓ばかりだ。 家族にとっては拠り所になるんだろうが、魂は───。
きっと、こんな所に留まるより、 大事な人の傍に在りたいのではないかな。
[見えない魂を透かし見るように月白を細めて、静かに吐き出した声で、墓地の空気を震わせた。]
(206) 2012/03/25(Sun) 15時頃
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それより、どこかへ行く途中だったんじゃないか? こんな所で道草を食ってないで早く行けよ。
[いつになく感傷的な事を言ってしまった。 重い空気を吹き飛ばすように、くすりと口許に笑みを浮かべてホレーショーを追い立てた。]
(207) 2012/03/25(Sun) 15時頃
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[エリアスの頼みに、もう一度頷いた。 その時が来れば、恐らくは今度こそ戻っては来れまい。 彼に限らず、別れを告げたい者はいる]
[その背中を見送って、広場に座り人々を眺める。 子供や老人の姿が目立つ。
結局勤務中とやっている事が同じだ。 刺繍の犬が、問いかけている様にも見えてくる。 自分は所詮兵士であり、兵士であろうとしている。 国に忠を尽くそうとしている。 この村からも、愛国心を持って銃を取り出て行った者が多少はいただろう。 自分もそうだった。その選択が間違っていたと思いたくはないが、 今のこの戦況と、国の方針に納得いかないのは、如何ともしがたかった。
ベンチで、膝の上に着いた両肘で頬杖をつく。 じっと、村の広場を見つめている]
(208) 2012/03/25(Sun) 15時頃
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[ひと通り墓地を掃いて回って、ようやくひと息。
昨日は行けなかったから、今日こそエリアスとナタリアの家を尋ねよう。そう誓って、準備の為に一旦家に戻った。]
(209) 2012/03/25(Sun) 15時半頃
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− 回想 墓場 −
[墓地で逢うヨーランダは酒場で出会う時と違い、 近寄りがたい雰囲気を見せる。 軍から彼女を守ろうと死者達が庇っている様に見えるのは きっと自分の中に後ろめたいものがあるせいだ]
……仕事か。そうだな。
[丁寧に、心を込めて、自分には決して出来ない仕事。 目を細めて眩しそうに見た]
こんなに大切に扱われりゃ幸せだろ。 本当は一部でも返してやれりゃいいんだが……悪いな。
[戦場では人間より弾丸1つの方が価値がある。 それに比べれば、と続け掛けてまたバツの悪そうな笑みを見せた]
(210) 2012/03/25(Sun) 15時半頃
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昨日ブローリンと飲んだんだけど、ありゃ酒のバケモンだぜ。 飲んだ事あるか? 無かったら驕る事だけは止めといた方がいいぜ。
[話題を酒場へと変えて、ブローリンについて口を尖らせた。 ヨーランダが驕る事など有り得ないが、下らない話題は それ位しか思い付かず]
お互い仕事が減るといいな。 おうじゃ、また酒場でな。
[それだけは本心から口にして、追い立てられる様に墓場を後に]
(211) 2012/03/25(Sun) 15時半頃
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− 現在 役場からの帰り −
[ぼんやりと雪に残る足跡を見ながら考えていた。 あの時サイモンに他に何と言えば良かったのか。 配属先次第では生きて帰れるかも知れない? 妹はそんな弱い奴じゃないだろうと叱咤激励? 国の為に働けるのだから名誉ある事? 軍人としては万歳三唱で送り出すのが正解だろう。 だがそれをするには]
あんな奴に名誉だとか激励とか…出来るわけないだろう。
[ぶつぶつ言っていたところに、部下の1人が駆け寄って来た]
(212) 2012/03/25(Sun) 15時半頃
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あ、どうした? 悪いな探させて…は? 上官が来てる? 聞いてねえって。 判った、すぐ戻る。
[突然の上官の来訪を知らせる連絡に自然と足早になる。 伝令も無しにここに来ると言う事は裏の目的が合ってだろう。 上層部の意図の確認やこちらかの直接の意見を言える機会だと 逸る気持ちのまま駆ける姿を誰か認めただろうか。 誰に呼び止められても軽く手を挙げるだけで今は駐屯所へと]
(213) 2012/03/25(Sun) 15時半頃
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─ ホレーショーが去る直前>>211 ─
馬鹿か、そんなのお前が謝る事か。 お前みたいな下っ端に、何も期待してないさ。
ブローリンが? へぇ──。 私も酒には強い方だが、お前が言うんだから相当だろう。 是非一度勝負を挑んでみたいものだな。
[死体を返せれば──。そう言うホレーショーにいつもの調子で悪態を吐いて、去りゆく背中を見送った。]
(214) 2012/03/25(Sun) 15時半頃
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―本屋―
[簡単なブランチを終える。 日に日に食事の質が落ちていくのは仕方の無い事。 金銭得る方法が塞がれていくのだから]
……こういう時、ドアを開けたら其の先が目的地だった なんて物語みたいなことが起きたら良いのにと思うよ、本当
[昨日今日で一度に売れた栞の代金を小袋に入れて 青年は店の扉を開く。 キョロキョロと辺りを見渡した。 少し先には役場が見えるが、何時もと少し様子が違う]
穏やかじゃないね。
[村の空気が、違う気がした。 青年は未だ赤紙の件を知らない]
(215) 2012/03/25(Sun) 15時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2012/03/25(Sun) 15時半頃
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[自宅に戻れば、顔色の悪さを心配した母親に外出禁止を言い渡されるのは間違いない。 だから、少しでも顔色が元に戻るまではまだ家に帰らず。
途中、午後の集配にまわっているウェーズリーと擦れ違ったりすれば会釈を返し]
父さんから、手紙きてるんだ…… って……母さん、ウェーズリーさんにまで、そんな…… 大丈夫、無理はしてないし。
[旧びた自転車を止めたウェーズリーから、自宅に手紙を届けたときに「エリアスが外に出てったっきりなかなか戻らないから、見かけたら帰るようにいってやって」などと母に頼まれたことを告げられて顔をしかめ。 顔色の悪さを指摘されれば大丈夫だとくりかえす]
……ちゃんと、暗くなる前には帰るから。
[二十歳にもなるというのに、子供のように心配されていることが不満でちょっと拗ねたようにかえす]
ウェーズリーさんは、お仕事がんばって。 それじゃあ、また。
[いいことと、ちょっと都合が悪いこと、両方を告げてくれた郵便屋と別れて、散歩の続きをする]
(216) 2012/03/25(Sun) 16時頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/03/25(Sun) 16時頃
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− 駐屯所 −
[切れた息を整え、身支度を整えて上官の部屋の扉を叩く]
失礼します。ホレ―ショー=アルバーン入ります。
[普段とは違う、軍人の姿に上官はじろりと一瞥しただけだった。 溜息を1つして、机に書類を投げ捨て用件だけを伝える]
物資ですか。 こちらでも金属、毛皮、食糧などをあらゆる手段で 確保と輸送を努め…違う? と言いますと。
[ノルマをわざと守っていない事についての処分でも来たのか と思ったが違うようだ。 処分で自分が前線に出されるのは結構な事だが、 村への重圧がかかるのだけは避けようとして 言い訳を考えていたが、杞憂だったようで。 だが、まだその方がマシだと思わせる上官の言葉に 流石に凍り付く]
(217) 2012/03/25(Sun) 16時半頃
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申し訳ありません。 もう一度伺いたいのですが……その意図は。
[上官から提供を求められたのは、この村の残った人間の内訳。 女、子供もそうだが、一見訓練されていない兵士に見えない男達も。 聞けば他の場所でも確認していると言う。 サイモンに届いた赤紙や、総力戦と言う言葉が飛び交う中、 隠れていた更に残酷な現実が晒される]
……特攻…。 待って下さい! 納得出来ません! 何で俺達じゃないんですか!? 俺達は戦う為に、国を守る為に死ぬ覚悟で兵士になったんです! まず俺達からが当然ではありませんか!?
[サイモン達が、いや、これからこの村に届く赤紙の配属先。 それは確定の「死」が齎される部隊。遺体も拾ってやれない。 あまりに無残な事実に思わず吼えた。 だが上官は五月蠅そうに鼻を鳴らしただけで]
(218) 2012/03/25(Sun) 16時半頃
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「兵士は貴重な戦力で、そうでない人間はその身を弾にして働いて貰う。その方が敵も油断するだろう」
[合理的だ、と言い切った上官に飛びかかろうとした身体を 背後にいた部下達が抑え付けられた。 怒鳴り付けたくても怒りのあまり言葉が出て来ない。 血が滲むほど拳を握らなければ抑え付けられない衝動]
「そんなに暴れたければ配置転換出来る様話しておいてやる」
[無様だと笑う上官に、せめて今すぐの移動を希望を申し出ても、 物資の把握と報告の方が先だと相手にはしてくれなかった。 興奮している自分の姿に機転を利かせた部下が、上官に 報告を買って出る。 報告される村人の名を聞きながら、引き摺り出される様に 部屋から追い出された]
(219) 2012/03/25(Sun) 16時半頃
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何なんだよ。なあ。何なんだよ。
[力無く座り込む自分の背後に部下の1人が苦笑する]
「余計な事言わないで下さい。折角安全枠にいるのに。 こっちまでとばっちりが来るじゃ無いですか」
[直後に彼は吹っ飛んだ。殺気だった分隊長の姿に流石に 部下達は凍り付く]
一般人を送り出して安心してる奴、他にいたら前に出ろ。
[慌てて否定し、用事を見つけて立ち去っていく部下達を 追い掛ける事はしない。 本当は叫び出したい気持ちを押さえて、上官が出て行くのを待った]
本当に……何やってんだよ…俺…なぁ……。
[暫く後、防寒具も身に付けず、 項垂れて座り込んだ軍人の姿が村外れにあった**]
(220) 2012/03/25(Sun) 16時半頃
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ううん、役立てて良かったわ。 またねエリアス。
[素直に奢られてしまおうか、また今度返せるのだから。 カフェを後にゆったりと歩き始めると、 途中赤い手紙の話を聞いた
サイモン…… 最初に徴兵されない弱者までもが無差別に対象となる その意味は本当に在るのだろうか
憤りを感じるが、それを面には出す事なく 靴音を響かせて本屋へと急いだ**]
(221) 2012/03/25(Sun) 17時頃
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女主人 ダーラは、メモを貼った。
2012/03/25(Sun) 17時頃
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[まだ自宅には戻らないまま、道を行く。
そうやってうろついていればいろんな人と出会えるから。 家に長い間閉じこもっていた後は反動で散歩が長くなるのは何時ものことだった。
ヨーランダ>>209と道で出会うのも、そのせいで]
あ、ヨーランダさん、こんにちは。
[あまり接点はないのに、それでも滋養のある薬草をもってきてくれたり、何かと気遣ってくれるこの女性はもう一人の姉のような感じでみつめている]
え? ああ、また薬草を持ってきてくれたんだ……いつもありがとう。
[にこりと笑って薬草を受け取る。 母親も、墓地にいくことは嫌がっていてもヨーランダとの付き合いにまでは口を出さない。 それはきっともってきてくれる薬草のおかげもあるのだろう]
(222) 2012/03/25(Sun) 17時頃
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秋にも沢山くれたよね。 あのおかげで冬はだいぶマシだったよ。
[冬の間はどんな草も雪に覆われてしまうから、干して煎じた薬草は重宝する。 ちゃんとした医者は、いまはもう村におらず。 軍に所属している医師に頼るしかないけれど、病弱な役立たずを見ることにはあまりいい顔はされていない。 楽しい話題だけ口にできればいいけれど、顔色の悪さはやっぱり指摘されてしまう]
……体調が悪いわけじゃないよ。 赤紙がまた、届き始めたのを聞いただけ、だから。
[ヨーランダはもうきいていただろうか。 知らなければ、サイモンに届いたことを告げるし、知っていれば重い吐息をこぼすだけで]
(223) 2012/03/25(Sun) 17時頃
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――うん、大丈夫。 戦地にいったって、必ずしも死ぬわけじゃ、ないしね……
[軍上層部の思惑を知らないからこそ。 召集令状が死への招待状となっていることはまだ知らず。 国が国民を捨て駒にするほど戦況が追い詰められていることも知らぬまま]
きっと、もうすぐ春が来るよ。 その頃には、戦争も終わってるといいね。
[そんな希望を口にして、ヨーランダと別れた**]
(224) 2012/03/25(Sun) 17時頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/03/25(Sun) 17時頃
病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/03/25(Sun) 17時頃
病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/03/25(Sun) 17時頃
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―役場前― [書類を持って外に出ると、ホレーショーがいた>>192 赤紙が来た人間は誰か知りたいようだった]
あの…サイモンさんが…
[役場の中を見て、伏し目がちに]
あと、上司のハワードさんの死亡届を今からヨーランダさんのとろこに…
[招集されるのが赤紙なら死亡届は薄い青色の封筒に入れられている。 そのまま挨拶してホレーショーと別れ、墓地に向かった]
(225) 2012/03/25(Sun) 18時半頃
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― 墓地 ― [ヨーランダが出かける前に会うことができれば書類を渡す。そこでいくつか会話があれば会話をしただろうか。もし会うことができなければまた明日持ってくるか、ウェーズリーに頼むことにして、母の眠る墓に向かう]
母さん…父さんの言ってた通りだったよ…
[母に語りかける]
(226) 2012/03/25(Sun) 19時半頃
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……見守っていて…ね。
[不思議とその目に涙はない。しばらくそうして佇んでいた。]
(227) 2012/03/25(Sun) 19時半頃
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[昨日の内に、暖炉で乾燥させた薬草は薬研で挽いて、小さな布に包んで湯で煎じれば飲める状態にしてあった。 その他、傷に効く草やら山菜やら、山で採れた有用なもの全て、女が手ずから編んだ籠に入れ、家を出た。
と、ちょうどセレストがやって来た所で]
───また、か。 このところ増えているな。
戦況は芳しくないという事か。
[青い封筒に入ったハワードの死亡通知を受け取り、タイプライターで記された無機質な文字に視線を落とした。]
(228) 2012/03/25(Sun) 20時頃
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―路地―
エリアスじゃないか。調子はどうだい? さっき手紙を届けたら、お母さんが気にしていたよ。
あんまり遅くならんうちに、 早く帰って安心させてやんな。
[不機嫌そうな青年を見送り、 自分もまた配達に戻る。 次は峰向こうの一軒家。 その次は本屋へ。
まだまだ仕事は続いている。 たとえ、誰かが死ぬ手紙を受け取った日でも]
(229) 2012/03/25(Sun) 20時頃
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ウェーズリーは、相変わらず配達と集荷の繰り返し**
2012/03/25(Sun) 20時頃
病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/03/25(Sun) 20時頃
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[女は近隣の村の、同じ生業の娘と手紙をやり取りしている。 自身は殆ど村から出た事などないが、以前その娘が村を訪れた際に親しくなり、それから数は多くないが、情報交換にと時たま手紙をくれるようになった。
そこに書いてあったのは、娘の村では、とうとう戦えない身体の弱い者や女子供まで召集され始めたという驚くべき話。 信じられない思いが強かったけれど、こうして連日訃報が届けられるのを思えば、娘の手紙の内容も、事実なのかもしれない。
そうであるならば、娘の村から然程離れていないこの村にも、同じように無差別に赤紙が届く日も遠くない話かもしれなかった。]
(230) 2012/03/25(Sun) 20時頃
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[ヨーランダの言葉に>>228]
…今日、サイモンさんに赤紙が来ました。 これから…もっと厳しい現実が待ち受けているかもしれない…。 それに、招集されたら何も残りません。 …何も…。
[うつむく顔は憔悴しきっていた。]
(231) 2012/03/25(Sun) 20時頃
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―役場―
[クラリッサから何かしら聞いた事があれば覚えておいて。しばし考え事をするようにその場に立っていた。セレストが外に出てくると軽く挨拶をかわす。赤紙や死亡通知の話にはならぬよう、言葉少なめに、だが。
少しその場にとどまっていると、大柄な例の軍人の姿が見えた。普段の陽気さは感じられない。軍人である彼の姿を見かけて、サイモンが普段の柄にもなく、すごい剣幕で掴みかかっていた]
・・・・勝手なものね。 私、自分の家に令状が届いたのじゃなくて、ちょっとほっとしてるのかもしれない。
[そう言って2人を見つめていたが、ふだんは陽気な軍人の方が何か喋った様子に目が止まった。なんだか、不思議な目の色をしていたようにも感じたから]
・・・・??
[細かな話までは聞き取れず。やがてその場を後にした]
(232) 2012/03/25(Sun) 20時頃
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|
[勿論、セレストにそんな話はしない。 徒に不安がらせたくはなかったし、女自身も信じたくない思いが強かったから。]
────。
[平気か?とは聞かない。 直接の上司を亡くして平気なわけなどないのだから。]
…──サイモンにも?
[女の眉が跳ね上がった。 上司に続いて同僚まで亡くそうとしているのか。
──いや、まだ帰ってこないと決まったわけではない。
女は逸る思考を振り切るよう頭を振って]
辛いだろうが、無事に帰るのを信じて待つしかないな。 私達に出来るのは、それくらいだ。
(233) 2012/03/25(Sun) 20時頃
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|
[『何も残らない』と言うセレストの肩に手を伸ばす。 中身のない、空の墓を見続けている女には、痛いくらいにわかる言葉。]
何か、思い出を残せたら、いいのにな。 何も戻って来ない。 今のままでは、残された者が辛すぎる───。
[女はナタリアと、ナタリアに預けられた手紙を思い出す。 想いを、言葉にして遺せたら、それは一つの形として残された者の心に残るのだろうか──と。]
(234) 2012/03/25(Sun) 20時頃
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[肩に触れた手に力を籠めてセレストの細い身体を引き寄せ、頭を自分の肩口に押し付けんとする。
いつもと同じ。 自分からは弱い所を見せられないセレストを、強引に自分の裡に引き寄せて、温もりを分け与え、出来る事なら少しでも解放を促そうとする、不器用な女なりのやり方。]
一人で溜め込むなよ。 お前が無理をしていると、村の者が悲しむ。
お前の笑顔は皆に元気をくれているから。 時々は、吐き出してスッキリするといい。
(235) 2012/03/25(Sun) 20時半頃
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―墓地―
[役場から家に向かう足取りは少々おぼつかなかった。 同じように赤紙が届く可能性は、もしかしたらどこの家にもあるのかもしれない。女子供でも、軍需工場で働きに出される事はあると、父からの手紙にはあった。
もちろん、今度赤紙が出されたらそれは命一つを弾にしての特攻か、いずれにしても死が確実である等と、知る由もない]
・・・・・あっ・・・いる。
[墓場に、墓守りの女性と、セレストの姿があった。
黙って通り過ぎる事はできなかった。 その場にそっとかがみこんで、十字を切る]
(236) 2012/03/25(Sun) 20時半頃
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[身長差から丁度口許に寄った耳に、少し掠れた低い声でそう言って、もしセレストが泣いたり、話し出す事があればじっと耳を傾け、泣き止むまで頭を撫でている。
金の髪の、エリアスの姉が通りかかったのはその時だろうか。 セレストに、ミッシェルが来た、と小さく告げ]
やぁ、ミッシェル。 これから家を訪ねようと思っていた所だ。
エリィはいるかい?
[十字を切るミッシェルにそう声を掛けた。]
(237) 2012/03/25(Sun) 20時半頃
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―本屋―
[戸口から役所の方角を見ていると >>229ウェーズリーの姿が見える。 青年は少しほっとした表情で頭を下げた]
ご苦労さまです、ウェーズリーさん ……今日も、配達はありませんか。
[新しい本の入荷が止まって一体どれほど経つか 戦時中ともなれば、難しいことだとわかってはいるけれど]
本は、いいんです。 私宛に手紙はありますか?
[そう問いかけながら、あ、と小さな声]
(238) 2012/03/25(Sun) 20時半頃
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丁度良い お願いしたいものがあって
[言いながら、ぱたぱたと店の奥へ。 走り書きで、封書にしたためる短い文章 「昨日本の修復を終えました」 クラリッサに向けての手紙と 「栞が売れました」 そう記したミッシェル宛の手紙]
ご面倒でしょうが、配達をお願いできますか。 私が直接出向けば良いだけなんですけれど……
[用意した売り上げ金の袋を軽く撫でる。 昼間人通りのある場所へ向かうのは、少し躊躇いがあったから 丁度良いとばかり、二つの手紙を頼み込んだ]
(239) 2012/03/25(Sun) 20時半頃
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エリアスは、空を見上げて、わずかにため息をこぼした。
2012/03/25(Sun) 20時半頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2012/03/25(Sun) 20時半頃
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[セレストは泣いているのだろうか。しばらくそのまま、中身のない墓に祈りを捧げていた。しばらくして墓守の女性から声をかけられる]
エリアスですか?・・・あの子って本当、仲のいい人が多いんですね。
ええ、夕方には戻ると思います。 ・・・最近、ずいぶん外に出る時間が増えて。 母は心配しているんですけれどね。 みなさん来れば、きっと歓迎しますよ。
[銀髪の墓守に、いつもより少しばかり沈鬱そうな表情で答えた]
(240) 2012/03/25(Sun) 20時半頃
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― 回想 ―
それは、本当のことよ。
[ミッシェルの言葉にコクリと頷く。 声を潜めて短く告げるのは、軍人の姿を恐れて。 話の分かる軍人でない人に知れたなら、 危険だということはクラリッサも判っていたから。]
一人一通だけ、渡すのは戦争が終わってから。 初めにナタリアさんに、手紙を預けたのは、 姉さんの婚約者……ナタリアさんの孫息子さんなのだけど。
[戦争が終わってからと条件つけられた手紙。 その内容は、出したものの死が前提で書かれている。 もし、姉が、ちゃんと戦争が終わった時に、その手紙を受けれていたなら……また違った未来があったのかもしれない。]
(241) 2012/03/25(Sun) 21時頃
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だから……
[おそらく過去の自責から、他者の想いを守っているナタリアが気になって、顔を出しているのだと、続けようとして口を紡いだのは、軍人の姿が見えたから。 あの陽気な軍人で有れば、その必要はなかったかもしれないけれど。
やがて、そこで交わされる軍人とサイモンのやり取りに、 クラリッサの顔は白く白くなる。 軍人の声は、ところどころ聞こえずとも、 サイモンの上げる悲痛な声は、耳にも心にも響く。]
(242) 2012/03/25(Sun) 21時頃
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[道を歩いていればふと雑貨屋が目に入った。 本屋で日記でもつけてみたらと勧められたことを思い出して、店に足を向ける。
小さく扉をならしながら店内に入る]
こんにちは。
[店内にいる人に声をかけて軽い雑談をしながら商品が並ぶ棚を見る]
……ベネットさんに、日記をつけてみたらって勧められてね。 ちょっと書いてみようかと……
[あまり分厚くない、日記帳というよりはただのノートとペンをひとつ手にとり。 ふと、空色のレターセットが目に入る。
どうしようかと迷って、レターセットの前で悩んでいる]
(243) 2012/03/25(Sun) 21時頃
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仲がいい、と言うのだろうか。 一方的に気になってしまっているだけだよ。 もしかしたら煙たがられているかもな。
[くす、と笑って冗談で返す。 ミッシェルは昼間は工房にいるから、自宅で会う事は少ない。 心配させないように説明して]
ありがとう。 それじゃあまた、後で薬を持って行くよ。
──家族は心配だろうが、 外に出たがるエリィの気持ちもわかる。
いつ、隣人がいなくなるとも知れないんだから──な。
[少しだけ沈んだ声で目を伏せた。]
(244) 2012/03/25(Sun) 21時頃
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[軍人も、幼馴染も、幼馴染の姉も場を去ってから。 クラリッサは、そっとサイモンに近づく。]
あの、サイモンさん……
[打ちひしがれる彼に、自分の言葉など届くだろうか? そう思いながらも、女は意を決してサイモンに囁く。]
手紙を……手紙を書きませんか? ナンシーちゃんに……。
そうすれば、何も残せないってことは無いと思うんです。
(245) 2012/03/25(Sun) 21時頃
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[サイモンの暗い眼が、じっと女の眼を射抜く。 何か言いたげにする男は、しかし顔を横に振った。 妹と同じような年齢の女に憤りをぶつけても 仕方ないと言うように。
そして、彼も耳には挟んでいたのだろう。 同僚に暇をもらい、机で頭を抱えながらペンを走らせる姿が答え。 きっと、しばらく後に、ナタリアの書棚の隠しに、手紙が1通増える。]
(246) 2012/03/25(Sun) 21時頃
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[その後、三人で幾らか話しただろうか。
セレストが母の墓を参りに行くのだと言えば、あえて付き添いはせず、一人で行かせた。 捨て子だった自分は、母親の顔も匂いも覚えてもいないけれど、きっと普通、母親との思い出は特別なものなのだろうから。 憔悴しきった様子のセレストには、母の思い出と過ごす時間が必要なのかもしれないと思った。]
(247) 2012/03/25(Sun) 21時頃
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[ヨーランダの言葉に何か返そうとした時、肩を掴まれ、 抱き寄せられた>>235 ヨーランダの言葉に堰を切ったように涙が溢れる]
…うっ…うん……
[嗚咽なのか、返事なのか曖昧なままの声をだし、しばらく泣き続けた。]
(248) 2012/03/25(Sun) 21時頃
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[ミッシェルから、エリアスの戻りは夕方くらいと聞いて、先にナタリアの家を訪ねる事にした。 ナタリアの家へ続く道の途中、エリアスが向こうの方からやって来たので、女は少し表情を明るくして、見えるように手を振った。]
エリィ!! 出歩いて平気か?
最近外にいる時間が増えてると聞いたぞ。 あぁ、さっき墓地でミッシェルに会ってね。
(249) 2012/03/25(Sun) 21時頃
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[子供のように泣きじゃくるセレストを何も言わず背中を撫でてくれる。そんなヨーランダのやさしさに甘える。 が、ヨーランダが声をかけることで>>237顔を上げるとミッシェルの姿が目に入る>>240]
…ありがとう…ヨーランダさん。
[ヨーランダから離れ、涙を拭う。 人前で泣くことのないセレストはミッシェルに]
…大人気ないですよね。
[と、照れ笑いをした。 あとは二人の会話に耳を傾け、母の墓に行くと告げ、その場を離れた]
(250) 2012/03/25(Sun) 21時頃
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・・・・そうかもしれない。 きっと、時間が惜しいんだと思う。エリアスも・・
[少し沈んだ声でそう語ったが、やがて努めて少しだけあかるげな声になった]
ありがとう。エリアスもきっと喜ぶと思う。 ・・・きっとエリアスは、煙たがったりなんてしてないはずよ。あの子は・・・本当は、きっとずっと明るい子だと思うから。
(251) 2012/03/25(Sun) 21時半頃
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家に来てもらえるならきっとエリアスも母も喜ぶと思う。 ぜひ来てちょうだい?
[その後少しばかり言葉をかわして。セレストがヨーランダの傍から離れると、少しだけ言葉をかけた]
・・・大人げないなんて。 大人でも子供でも、大事な人がいなくなって悲しいのは、同じよ。もしかしたら明日は私が・・・
[それ以上は口に出さなかった。声に出すと、現実の者になってしまいそうなのが怖かったから。大事な人が、本当にいなくなってしまいそうだったから]
(252) 2012/03/25(Sun) 21時半頃
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丁度良かった、夕方エリィの家にも行こうと思ってたんだ。 これを、渡したくて。
[小さな布地に包まれた薬草を籠から取り出し渡す。>>228 冬の間マシだったと聞けば口許に刻んだ笑みは深まる。]
そうか、良かった。 もうすぐ春が来るから、そうしたらまた沢山採って来る。
──そうだ、これも。
[と、山菜の束を押し付けるようにエリアスに持たせ]
エリアスは山菜が好きだったよな? 早い物だともう出始めてるから、また持って行くよ。
(253) 2012/03/25(Sun) 21時半頃
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[その背に重ねて見てしまうのは、姉の婚約者の姿。 あの人も、こうして手紙を書いたのだろうか。
書かれる手紙が、届かなければいいと女は思う。 届かないこと……それは、サイモンが生きて帰ってくること。 本当は、それが一番いい。
サイモンの背を見る視界が滲む。 じわっと熱くなった目頭。 女は両手で顔を覆った。 自分が泣いたってどうしようもないのに。]
あの、私、失礼します……っ。
[それ以上、その場に入れなくて。 女はぺこりと頭を下げると、顔を覆ったまま走り出した。]
(254) 2012/03/25(Sun) 21時半頃
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それより──…。
[ふと、エリアスの顔色の悪さが気になった。 日が陰っているせいだけではあるまい。]
少し、顔色がすぐれないようだが、 具合が悪いんじゃないか?
[そういう女の顔も、心配げに沈む。 事情を聞いて>>223]
────…そうか。 サイモンの事も聞いたか。
…──お前も、あまり無理をするなよ。 心労でも人は倒れるんだから。
(255) 2012/03/25(Sun) 21時半頃
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― 雑貨屋 ― [赤紙が届いたら、ナタリアに手紙を託していく人が多いのは知っている。 レターセットが目にとまったのは、そこだけ、品数が少ないからもあった。
赤紙が届くかどうかはわからない。 また、前のときのように、戦地に向かう人たちを見送るだけになるかもしれない。 それでも、なんとなくレターセットに手を伸ばして、購入する品に加えたのだった]
え? ああ……いや、届くかどうか、わからないけど。 たまには父さんに返事でも出すかな、って……
[レターセットのことを問われれば、購入しようと思った理由のひとつを答える]
(256) 2012/03/25(Sun) 21時半頃
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[本屋で購入した本に、ヨーランダ>>253から受け取った薬草と山菜の束。 さらにこの雑貨屋で購入したものを持とうとすれば結構な量になって]
……あー……、うん……なんか、ちょうどいい袋か籠、あったら貸してくれる?
[持つのは無理だろうと指摘されて一寸考えるような間があいた。 それから素直に同意を返して問いかける。 うろうろして体温があがったからか、顔色も戻っているようで、雑貨屋の店主は顔色については何もいわず。 紙袋を用意してもらって、ありがとう、と微笑んだ]
(257) 2012/03/25(Sun) 21時半頃
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― 回想 ― そう・・・なんだ。
[クラリッサの言葉を聞いて、ナタリアが負った役目を知る。]
一人一通、戦争が終わってから渡される手紙。 相手が読むかどうかもわからない、自分が戻ってこられるかもわからない・・・ね。
[聞かされた話は確かに胸が詰まるようなものだった。そんな不確かなものに思いを託して行かなければならないなんて、どれくらい辛いことか。それに、もし相手が手紙を読んでも、肝心の書き手は戻ってこないかもしれない・・いや、戻ってこない可能性の方が大きいのだから]
そうなんだ・・・ありがとう、その話をしてくれて。 そうね、サイモンもきっと手紙をナンシーか・・誰かに書くべきなんだと思う。
(258) 2012/03/25(Sun) 21時半頃
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[雑貨屋で購入したものをもって、家路をたどる。
道を歩きながら今日あった人たちを思い返し。 ヨーランダ>>255から心労でも倒れることがあると注意されたことを思い出した。 そのときには、笑みを浮かべて「大丈夫、無理しないから」と答えたけれど]
……心労で倒れたら、さらに役立たずになるだけ、だし……
[倒れないように気をつける理由をぽつりとつぶやいて、ため息をこぼした]
(259) 2012/03/25(Sun) 21時半頃
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うん、きっと───帰って来るよ。
[『必ずしも死ぬわけじゃない』>>224 エリアスの言葉に同意する女の声は、先程自分でも考えたばかりの事>>233だと言うのに力無い。
本当は、心のどこかで諦めてしまっている自分がいる。 養父(ちち)を戦争で取られた時は、訃報を受け取るまで──いや、受け取ってからさえも──決して諦めず、いつか戻って来るのを信じ続けていたというのに。
続く戦争は人の心を疲弊させる。 女の心もまた、知らず摩耗しているのかもしれない。]
本来なら、もうすぐそこまで来ている筈なのだがな。
[春──。 すぐそこにあるようで、遠い春。]
ああ。きっと、終わっているさ。
[虚しい言葉。 けれど、そうでも言わなければ、笑っていられない。]
(260) 2012/03/25(Sun) 22時頃
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エリィの母さんにも宜しく伝えてくれ。 ではな。
[散歩を続けるエリアスと別れ、そのまま村の中心を目指す。 予定通りナタリアの家へ向かおうか、それとも少し寄り道をしようか。ストールを掻き合わせて、考えつつゆっくりと歩く。]
(261) 2012/03/25(Sun) 22時頃
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ベネットは、ウェーズリーを見送ると、店に戻ろうと踵を返した。
2012/03/25(Sun) 22時頃
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う、寒ぃ……。
[項垂れたままどれだけそこに座り込んでいたのか。 くしゃみを1つして漸く顔を上げた。 多分酷い顔をしているだろうから、手近の雪を掴んで顔を洗う。 雪の冷たさが疲れた顔に心地良く、 大きく息を付いてゆっくりと立ち上がった]
冷えるな、また今夜は雪でも積もるのかね。
[防寒具を着ていない事に気付いてまたくしゃみを1つ。 宿舎へ戻るべきか、その前に少し買い物をするべきか 悩みつつ足は村の中央へと向かっていた]
(262) 2012/03/25(Sun) 22時頃
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女主人 ダーラは、メモを貼った。
2012/03/25(Sun) 22時頃
エリアスは、ホレーショーが、防寒着も着ずに歩いている姿を見かけた、
2012/03/25(Sun) 22時頃
エリアスは、ホレーショーが、防寒着も着ずに歩いている姿を見かけた。
2012/03/25(Sun) 22時頃
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─→本屋へ─
[手には一つの紙袋、持ったまま本屋の扉をノックする]
ベネットいるわよね? さみしんぼのアンタにオヤツのデリバリーよ。
[本当は昼食にしようと思っていたパンをいくつか お気に入りのジャムとチーズも一緒のそれは 午前中に市場で買ったもの
袋鳴らして店内に足を踏み入れると まだ誰か居ただろうか、それとも彼だけか]
(263) 2012/03/25(Sun) 22時頃
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―本屋― [店に入ったと同時くらいに、扉がなった。 直ぐに開いた店内には、青年ただ一人]
ようこそダーラ 私の胃袋の救世主 今日もさみしんボーイにお恵みを?
[おどけて笑い、彼女を招き入れる]
……お店の準備もあるでしょうが 良かったらティータイムを一緒に如何です?
[何時からか、彼女相手にも敬語を使うようになったのは。 紙袋を受け取ろうと手を差し出しつつ、取りとめも無く思う]
(264) 2012/03/25(Sun) 22時頃
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―自宅― [途中で郵便配達のウェーズリーと会った事もあり、墓での用事が終わると一度家に戻る。郵便受けの中には、一通手紙が入っていた]
・・これ、・・・!!父さんからのだ。 ねえ母さん!手紙だよ、父さんから手紙が!
[飛び上がるようにして、母親に声をかける。一刻も惜しいというように封を切り中身を見てみた。 そこには、戦局はしばらく進んでいないが、今度上の命で大きな作戦があるらしいという事。それから、いつも通り家族を案じる内容が書かれていた]
(265) 2012/03/25(Sun) 22時頃
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・・・よかった、父さん大丈夫みたいだよ。 ねえ、母さん・・・?
[元気づけるつもりで明るく言ったのだが、母親の顔は晴れなかった。そうだろう。戦局が悪い事を正直に悪いとかけるわけがない事くらいはわかっている]
・・・・・手紙、置いとくよ。 私、エリアスを探してくる。
[そう言って家を出たのは言い訳で、このままじっと家にこもっていると気分が塞ぎきってしまいそうだったから。ナタリアの事も気になったし、このところ夜に増えているように、何か酒でも持ち帰って気分を紛らわしたい、という思いもあった]
(266) 2012/03/25(Sun) 22時頃
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ミッシェルは、自然と村の中央へと足が向かう
2012/03/25(Sun) 22時頃
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─ 本屋前 ─
[本屋に戻って行くベネットと、すぐ後から扉をノックするダーラを見掛け]
ダーラ!
[思わず後を追って本屋へと向かった。 歳が近い女の知り合いは、この村では彼女しかいない。
女らしい話など出来ないが、酒場で働く彼女は人の話を聞くのが得意だから、女の話にもよく付き合ってくれる。
本屋の扉までの短い距離にも、ウェーズリーと擦れ違い、軽く頭を下げた。青い封筒は、彼から受け取る事も多いから、何となく伏し目がちに。]
(267) 2012/03/25(Sun) 22時頃
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ホレーショーは、エリアスに声を掛けられるまでは気付かないだろう。
2012/03/25(Sun) 22時頃
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― 村の中央 ―
[普段は見せないような雰囲気を漂わせているホレーショーを心配げに見やり]
ホレーショー? コートも着ずに、如何したのさ。
[声が届くほどに距離が縮まったときに、常よりは大き目の声を出してみた。 いつもならこちらが気づくよりもホレーショーが先に気づくのに、まわりが見えてないようにも見えて、どうしたのかと首をかしげる]
(268) 2012/03/25(Sun) 22時半頃
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|
[広場で時間をつぶしていたが、一度兵舎に戻り着替える事にした。 赤紙の事もある、軍服でうろついていては目障りだろう。 自分自身に嫌悪がなくとも、軍人と言うものを忌み嫌う人は多かろうから。 それより、分隊長を、ホレーショーを探そう。 悩める彼と、哀れなサイモンと、二人して望む行動があるにせよ… もしも、と思えば、見て見ぬふりはできない。
自分は結局、ホレーショーほど残酷には、あるいは慈悲深くはなれないのだから]
(269) 2012/03/25(Sun) 22時半頃
|
|
─ 本屋 ─
[ダーラの後を追って本屋の扉を開く。 中に先日店主となったばかりのベネットの姿も。]
ベネットも、こんにちは。 ──いや、別に用はないけど、見掛けたからなんとなく。
なんだ、相変わらず店に引きこもっているのか?
[自分と一つしか違わない二人を前に、つい軽口が飛び出す。]
(270) 2012/03/25(Sun) 22時半頃
|
|
そうよ、だってベネットは…… 会いにこないと顔見えないもの。
[事情はわかる故、そう言って笑顔にした]
ええ、まだ時間は平気よ。 お茶を入れて貰える?
[昔のままでなくなったのはいつ頃からか、母の死もあって 明確には覚えていないけれど、その距離感が少しせつない 袋を手渡すと勝手知ったる、と席につこうとしてか 呼ばれた気がして振り返る]
ヨーランダ、どうかした?
(271) 2012/03/25(Sun) 22時半頃
|
|
− 村の中央 −
[声を掛けられるまでエリアスに気付かなかった>>268 戦場だったら死んでるなと思いつつ、やはり今の自分は 普通じゃないなと苦笑する]
……と、エリアスか。 はは、エリアスに心配される様じゃ俺もまだまだだな。
[コートについて指摘されて、バツが悪そうに頭を掻く。 いつもの悪ふざけの顔をしたいが、多分失敗しているだろう]
エリアスこそ毎日出歩いてて大丈夫か?
[話題を逸らす様にエリアスを心配してみたり]
(272) 2012/03/25(Sun) 22時半頃
|
|
おや
[続く姿に青年は二度瞬いた]
こんにちは ……でしょうね、貴方が本を読む姿はあまり想像できません。
[軽口に、青年も含む笑みで返しながら]
宜しければ、ヨーランダさんもご一緒に如何です?
[そう言って、店の奥から椅子を持ち出してきた]
戦争が終わって皆が戻ってきてくれたなら 私も外へ出る事が出来そうなんですが 流石にこのご時勢、私へのやっかみも多いんですよ。
(273) 2012/03/25(Sun) 22時半頃
|
クラリッサは、ぐすぐすと鼻をすすりながら、村の中央を避けるように歩く。
2012/03/25(Sun) 22時半頃
女主人 ダーラは、メモを貼った。
2012/03/25(Sun) 22時半頃
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[部隊の仲間達が分隊長の陰口を叩いている。 人畜無害と思われているのだろう、自分が心情的にはホレーショーに傾いていると知れば、 なんと言うのであろうか。
特攻の話も聞いた。目を見開いて、眩暈を覚え…胸に手をやる。 沙汰の外だ。一体何の意味があると言うのか。 自分がもし今前線に居れば……]
………
[もしもの話をしても仕方がない。 ホレーショーは部屋にはいないようだ。 村に居るなら、酒場だろうか。一度部屋を出かけて、机の上の本を見る。 結局持っていかず、拳銃に、買ったばかりのペンと手帳だけ持って外に出た。]
(274) 2012/03/25(Sun) 22時半頃
|
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―村の中央― [考え事をしていたせいか、気がつけば自然とそこにいた。良く知った話し声に、前を向く。エリアスと、あの陽気な軍人。]
・・・何話してるんだろ。
[弟の交友関係に今更感心しつつ、盗み聞きをするつもりまではなかったが、少し離れた場所に腰を下ろした]
(275) 2012/03/25(Sun) 22時半頃
|
|
[普段どおりを装おうとしているのがわかる態度>>272に心配そうに眉を寄せた。 けれど、それ以上指摘されたくないように話題を変えるのに僅かに息をついて]
……無理はしてないから、大丈夫だよ。 それに、出歩いてたからいろいろ買ったりもらったりできたし。
[そういって袋のからのぞいている、ヨーランダからもらった山菜を指し示す]
それに、もうすぐ家に帰るつもりだったから。 その途中で見かけて声をかけただけだよ。
[外らされた話題にのって、普段のように受け答えする]
(276) 2012/03/25(Sun) 22時半頃
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[村の入り口に立つ。無感動に当たりを見回すなか、 頭の中では軍人の愚かさ…もとい救いようのなさに思いを馳せる。
有能な軍人とは、敵兵を多く殺す事だ。 対して無能とは、味方を多く殺す事だ。 救われない螺旋から出るには、死しかないのであろうか。
銃を捨て、逃げると言う選択肢もあろう。 けれどそうするには自分は人を殺しすぎたし、 人を看取りすぎた。歩みを止めるのは結局、 戦争が終わるまで生き残ってからの話になる…
ふと、何事かに我に返って、村へと入ってゆく]
(277) 2012/03/25(Sun) 22時半頃
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―本屋― 寛大な御慈悲に感謝を。
[ダーラの笑顔へ、青年は大仰な会釈をひとつ。 袋を手に、三人分のティーセットを用意しにかかる。 程なくして、少し味の薄い紅茶が人数分。 乾燥させた香草で香りくらいは良いものの、矢張り食材も不足が見える]
お待たせしました、お嬢様方
[栞が乗っていた机に布一枚敷いて 皿に盛り付けたパンの横にはカッティングしたチーズ 瓶のままのジャムにスプーンひとつ。 簡単な準備を、まるで豪華なディナーでも用意したかのような口ぶりで 給仕に化けた青年は片手を前に、丁寧なお辞儀をしてみせる]
お二人とも、最近のご様子は如何ですか。 ……今日は少し村が落ち着かないようでしたが。
[自分も席について、気になっていたことを切り出した]
(278) 2012/03/25(Sun) 22時半頃
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ブローリンは、酒場はまだ空けていないようだ。どうしたものか。
2012/03/25(Sun) 22時半頃
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どうも。 ただ、ダーラが見えたから。 今日の夜、店に寄るつもりでいたからなんとなくな。
ベネットに差し入れか。 もしかして、邪魔したか?
[ダーラの表情におや、と首を傾げて]
なんだ、私だってたまには本を読むぞ? 養父(ちち)に貰った絵本は今でも大切に取ってある。
……あまり難しいのは苦手だが。
(279) 2012/03/25(Sun) 22時半頃
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[ベネットの言葉に甘えて女も席につく事にした。 >>273やっかみが多い、と聞けば]
──ふん、面倒なもんだな。
[と、鼻白んだ。]
(280) 2012/03/25(Sun) 22時半頃
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そうよ、ヨーランダも一所におやつしましょう。 ホントはこの後行こうかと思っていたのだけれども。
[調度良いわ、とベネットを見て]
あら、ご苦労さまよ、ベネット。
[青年に合わせるように大仰に頷いて席に着く 綺麗に盛りつけられて本当にディナーのようだ]
ほんと、センスいいわ。
……そうね。お店はいつもどおり、なのだけど。
[通りすがりに聞いた話を、二人は耳にしたのだろうか]
(281) 2012/03/25(Sun) 22時半頃
|
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そっか、それ位は元気か。良かったな。
[歩けない程具合が悪ければ…少なくとも彼は「物資」と して見られる事はないだろう。 そんな事まで思う自分に嫌悪しつつ、恐らくわざと話題を 変えてくれたのだろう、彼に感謝する。 だが指差した山菜には顔を顰めた]
わ、ほんとに山菜だな。 誰が料理するんだ? エリアスの母ちゃんか? それとも美人の姉さんか?
[凛とした顔立ちのエリアスの姉を思い出す。 ちらと移した視界の端にその姉を見つけて>>275]
心配されてねえか? 迎えに来たんじゃないか。 エリアスの姉さん。
[美人にはとびきりの笑みをと、ミッシェルに大きく手を振った]
(282) 2012/03/25(Sun) 22時半頃
|
エリアスは、ミッシェルが少し離れた位置にいることにはまだ気づかない。
2012/03/25(Sun) 22時半頃
|
[泣き顔を人にさらしたくは、なく。 村の中央を外して、女は歩く。 すんっと鳴らした鼻の先。 見えるのは、あの無口な軍人で……。
くしっと袖で顔を噴いた後、物陰からそっと様子を伺う。]
(283) 2012/03/25(Sun) 22時半頃
|
|
[捜し歩いてすれ違うのも問題だ。 役場の青年の様子を見に行っても良いかも知れない。 分隊長の話を思うに、今日も兵舎には戻らないかもしれない。
会ってどうするかは分からない。 止めるべきだ。村で眠らせるべきだ。分からない。 けれど、向き合わぬまま見過ごす事は出来ない。
役場に行こうと、歩き出した折、6 偶:クラリッサを見かけた/奇:ウェーズリーを見かけた]
(284) 2012/03/25(Sun) 22時半頃
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ブローリンは、クラリッサに、ポケットに手を入れながら近づく。
2012/03/25(Sun) 23時頃
|
[ベネットの手で薄い紅茶が用意される。 多少薄くとも、物資の不足しがちな現状、十分に贅沢だ。
パンとチーズに、ジャムまで用意されれば逆に申し訳なさそうにそれを眺めて]
いや、私は──、腹は減ってないからお茶だけで十分だ。
[そう言って、カップに注がれた紅茶の匂いを嗅ぐ。]
ああ、好い香りだ。 こうしていると戦争前に戻ったようだな。
[>>278村が落ち着かない様子と聞けば]
──うん? そうなのか。 何かあったのかな。
(285) 2012/03/25(Sun) 23時頃
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ああ。
[貰った絵本と言うヨーランダの声に、青年は瞳を細める]
あの方が居心地悪そうに選んでいらっしゃったのを 私も覚えていますよ。 お売りしたのは、先代(父)でしたが
[選んだ本は、今は発禁処分もの。 せかいで一番つよい国、だなんて 他所の国の作家が書いたものは皆アウトだ]
(286) 2012/03/25(Sun) 23時頃
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最近、調子いいんだ。
[よかったなと言われて素直に頷く。 ホレーショーの苦悩の原因は知らないままに、山菜を見て浮かべる表情におかしそうに笑った]
母さんだよ。 姉さんも料理してくれるけど……
[それでも、料理の腕前では母親に軍配が上がるのは当然だった。 エリアスの視界に入らない位置にいたミッシェルをホレーショーが見つけて。 驚いたように周囲を見れば離れた場所にいる姉を見つけた]
あ、ほんとだ。 ――心配かけたのかなあ……
[ホレーショーが女性に対応するときはより楽しそうだというのは知っていたけれど。 姉を対象にされて誇らしいやら心配やら、一寸複雑な顔をした]
(287) 2012/03/25(Sun) 23時頃
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えっ……?
[物陰から、じっと様子を見ていた相手が近づいてくる。 相手は軍人だ。 気配の消し方を知らない女の存在など、 あっけなく見つけれるものなのかもしれないが。 そうとは思わない女は、ただ慌てる。
そして、蛇に睨まれたカエルのように動けなくなった。]
(288) 2012/03/25(Sun) 23時頃
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───ああ、そうだ。 ヴァイオレットとハワードの話は聞いたか? 昨日と今日。立て続けに報せが届いた。
[訃報が、とは言わない。]
それと、サイモンに赤紙が届いたそうだが、 こういう話はダーラの方が詳しいか?
[紅茶を一口含んで、ダーラを見た。]
(289) 2012/03/25(Sun) 23時頃
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―本屋―
……ま、もともと私自体出不精でしたがね。
[くす、と笑って自身の話は仕舞いにする。 お茶だけでというヨーランダにはハーブティーのみを渡しつつ]
センスをほめてくださるなんて 今日は本当におかしな日ですね。
お店は何時もどおり 私の店も、何時もどおりですね
[パンをひとつ手にとり、チーズを一枚挟む 外の様子、ヨーランダから聴いた言葉>>289に 開いた口はそのまま閉じた]
……二人が……え、サイモンが……?
(290) 2012/03/25(Sun) 23時頃
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ベネットは、眼を見開いたまま、二の句がつげずに居る
2012/03/25(Sun) 23時頃
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[考え込むのはやはりいろいろな事。ダン親方の家にも何か郵便は届いているのかもしれないが、しばらくそれを見に行く事はなかった。それだけの勇気が持てなかったから。
手を振られたのに一瞬気がつかず、慌てたように立ち上がる]
わっ!! あー・・ええと・・・ 弟がお世話になってます。
迎えに来たわけじゃないけれど・・ヨーランダさんが夕方に来るって言ってたし、それになんだか帰りが遅いような気もしたし。 でもいいの、戻るのは話がひと段落ついてからで。
(291) 2012/03/25(Sun) 23時頃
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―自宅― [ヨーランダのおかげで少しだけ楽になった心と共に 帰宅した。]
さてっと。
[まだ日が高いうちに帰ることができたので、昨日出来なかった洗濯をすることにした。]
(292) 2012/03/25(Sun) 23時頃
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[ただ居るだけなら気づいたとしても気に留めなかったかもしれないが。 泣き声が聞こえたのかもしれない。 慌てたり、怯えられたりするのは彼女に限った事ではない。 今は軍服ではないが、図体の大きさもあるのだろう。 よく見る、態度だった]
[ポケットからハンカチを出して、差し出した。 受け取ってもらえなければ、手を降ろす。
泣いている理由は、やはり徴兵の通達だろうか…]
(293) 2012/03/25(Sun) 23時頃
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……ヴァイオレットと、ハワードさんも。
[ヨーランダに届いたのなら、予想される結果は……
カップに手を伸ばし温かいそれで心を落ち着ける 聞いた話は到底落ち着けそうに無いものだったけれど]
ええ。私もまださっき聞いたばかりだったけれど。 サイモンに赤紙が届いて召集されるようだわ。 役場に話があったって、言っていたもの。
(294) 2012/03/25(Sun) 23時頃
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へぇ──…。
[>>286初めて聞く養父の意外な姿。 女の纏う空気がふ、と和らいだ。 もう、これ以上養父との思い出が増える事はないから、どんな些細な話でも聞けるのは嬉しかった。
また、身寄りのない女にとって、歳の近い二人は本当の兄弟というのはこういうものかと想像させてくれる貴重な相手だ。]
(295) 2012/03/25(Sun) 23時頃
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子供じゃないんだから、日暮れまでにはちゃんと帰るよ。
[帰りが遅いといわれて苦笑を浮かべる]
ああ、ヨーランダさんとはさっき道で出会ったよ。 だから大丈夫。 ホレーショーには、コートも着てないこと突っ込んだだけだし。
遅くなったのもほんとだから、そろそろ帰るよ。
[だから大丈夫、というようにミッシェル>>291に頷いて。 ホレーショーへと視線を戻す]
――僕、先に帰るけど。 姉さんに余計な手、だしたりしないでね。 姉さんも気をつけてね。
[ホレーショーが村人にそういった意味で手を出している話は聞かないけれど。 そんな牽制をひとつおいて、二人と別れて家に帰った**]
(296) 2012/03/25(Sun) 23時頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/03/25(Sun) 23時頃
ヨーランダは、ベネットの目を見て、静かに肯定するように頷いた。
2012/03/25(Sun) 23時頃
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……これ以上、私達に何をしろと言うんですか 犠牲は増えていく一方だというのに
[複雑な表情で、カップを両手に持ったまま視線を落とす]
また、徴兵が始まるなんて
(297) 2012/03/25(Sun) 23時頃
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そか、ここの村の女性陣は皆料理上手いから食べがいがあるよな。
[段々いつもの調子を取り戻して、不自然ではない笑みを浮かべる。 そしてミッシェルの慌てた様子>>291に更に大きく笑みを見せた]
よ、俺よりよっぽどしっかりした弟だから、そんな過保護に ならなくていいんじゃねえか。 俺なら、男のエリアスより、美人のミッシェルの方が心配だ。
[それこそいつも以上に饒舌にミッシェルに語りかける。 エリアスの心配など勿論読まない]
(298) 2012/03/25(Sun) 23時頃
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[見知った、それも暴力を振るうでない軍人を 恐れることはないのだけれど。 泣きはらした眼で硬直する様子は、 そう、相手に印象付けするには十分だろう。]
え……?
[けれど、その硬直は、差し出されるものに解ける。 疑問符と共に、小首を傾げる。 やっと思考回路が繋がれば、おずおずと手を差し出し、 ハンカチを受け取った。]
ありがとう。
[小さくはにかんで、ハンカチを目尻に沿わせれば、 布に僅かに染みが滲んだ。]
(299) 2012/03/25(Sun) 23時頃
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おいおいおい。 俺そんな信用ない男に見えるかよ。 男は狼だが、美女の前では仔犬になるんだぞ。
[姉と自分にそれぞれ声を掛けるエリアスに>>296口を尖らせ、 髪を掻き回してやろうかと手を伸ばし掛けたが、それより 先に立ち去られて悔しそうに顔を歪めた]
今度会ったらその髪三つに編むぞ。
[だが見送る視線は優しいままで、頭を掻いた]
(300) 2012/03/25(Sun) 23時頃
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・・・そうね。私が母さんにちょっと似てきたのかも。 ヨーランダさんと会ったのなら、よかった。 風邪引かないでよね。
・・あなたも、そう言えばなんだか寒そう。
[コートを着ていない、という言葉にホレーショ―を改めてじっと見た。確かにこの寒さにしては外套も何も着ていない。 サイモンと話していた時の、彼の様子をちらとだけ思い出した。それと何か関係でもあるのだろうかと]
・・・・大丈夫よ。この方は、多分。 ま、そういう事言うのが一番危ないって話もあるけれどね。
[そう言って、エリアスが家に帰るならば見送った]
(301) 2012/03/25(Sun) 23時頃
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[洗濯は好きである。無心になって汚れを落とす。 自分のこの汚れきった心も…洗えたらいいのに… と思いつつ無心で洗ってゆく。]
…これでよしっと。
[ウチの中に干された洗濯物をみて少しだけ満足気に頷く。 しかし、すぐその顔は…歪む]
今日も…行っちゃおう…かな…
[こんな日は、一人で居たくなかった。 日が暮れてはいたが…そろそろ酒場も開く頃か? 今日は変装もなしで、酒場へ向かった]
(302) 2012/03/25(Sun) 23時頃
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[ヨーランダの養父は女もよく覚えている 自身に父が居なかったのも関係しているだろうか 無論ベネットの父や、祖父もまた同じく]
……軍人でなく、サイモンがっていうのが。 どういう訳なのかしらね。
何が、始まるのか……もう手がないのか。
(303) 2012/03/25(Sun) 23時頃
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結局、戦況はなんら好転してないって事だろう。
…──それから。 これは、他の人には言わないで欲しいんだが。
[複雑そうな、けれど動揺したりはせず、確り受け止めているらしい二人の様子に、少し迷ってから口を開く。]
隣村の、知り合いから聞いた話だが。
…──あっちでは、男だけでなく、 女子供にも赤紙が届き始めたらしい。
[女の声が、一際重く沈んだ。 誰もいない店内で、更に声を顰めるように。]
(304) 2012/03/25(Sun) 23時頃
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[恐れられて当然、と言う思いもあれば、彼女の態度を咎めはしない。 全く気にならないと言えばうそになるが、なんといっても慣れてしまった。 銃を持ち軍服を着ていれば、更に畏怖される事間違いない]
……
[彼女がハンカチを顔に当てる間、顔を逸らす。 もう日も傾いてくる頃だ。昼よりは気温も下がってきた。 雪は、止んだようだが……]
(305) 2012/03/25(Sun) 23時頃
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[目の前の軍人は、雰囲気は親方に似ている気もする。しかし、やっぱり違う気もするのは、先ほどの光景を見たせいなのだろうか]
・・・料理ですか?ダーラさんやクラリッサにはかないませんよ。美人というのは、褒め言葉という事でありがたく受け取っておきますけど。
弟は、エリアスは・・・そうですね。病気の事さえなければ、私よりはずいぶんしっかりとした子です。 そう、昔大きな病気をした事があったから、それで心配になっちゃうのかもしれない。どこかに行ってしまうんじゃないかって。
・・・・あ、こんな話はいけませんね。余計に暗くなっちゃう。
[ふと真顔になって、そう呟いた。その後にすぐフォローを入れようとするのだが]
(306) 2012/03/25(Sun) 23時頃
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あー、すんません、なんかこんな格好で。 美人と2人きりとかなかなか恥かしくて。
[エリアスを見送った後、間が持たずに苦笑しつつ、 何か無いかと話題を探す]
今度エリアスの家で春のご馳走を食べさせてくれないか、 ってお願いしたんですが。 ミッシェルの料理も楽しみにしてます、って、いや唐突に すみません。
[無理矢理引き出した話題は春のご馳走のご相伴の話。 我ながら下手くそだな、と苦笑が増えた]
(307) 2012/03/25(Sun) 23時半頃
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[年が近い二人の傍では、然程取り繕わぬ姿で居られる。 いつも感じられる居心地の良さは 今は会話の内容の所為で、拠り所のようにすら思えた]
……あれ、じゃあ 村に居る軍人さんたちには、召集がかかっていないんですか?
[>>303ダーラの言葉に、眉根をひそめる。 続いた>>304言葉で、青年は唇を噛んだ]
女子供にまで 追い詰められた最後の手段、でしょうね
…………見苦しい
[静かに、怒りと憤り含んだ声音で呟く]
(308) 2012/03/25(Sun) 23時半頃
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………………。
それは、「ほんとう」なのね。 ……本当に、そう、無差別に。
[カップを持つ手が震える、そうして脳裏に浮かぶのは ――戦争が始まる前の、平和だった日々]
こんな事、言えやしないわ。 もちろん黙っておく。
(309) 2012/03/25(Sun) 23時半頃
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洗って返しますね。
[すんっと鼻を啜って、言葉を紡げば、吐き出す息が白く煙る。 ハンカチを目尻にあてる視界には、逸らされた眼は見えず。]
サイモンさんが、徴兵されるって聞いて。 ナンシーちゃんのこと、心配してるの見てると辛くて。
[ポツリポツリと、言い訳のように独り言を零し始める。]
……ナンシーちゃんに手紙を残したらって 勧めてみたけれど。
[そして、うっかりと手紙の件を零してしまう。 けれど、零したことが、彼に対する信頼の証でもあった。]
(310) 2012/03/25(Sun) 23時半頃
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いやいやいや、俺は寒くないですよ。 あんたみたいな美人の前で着込んでたら熱が上がって倒れちまう。
[笑いながらも真顔になったミッシェル>>306に少し困った様に 眉を歪めて一瞬彷徨わせた手をエリアスにするのと 同じように頭に載せた]
ほんと、エリアスは俺より余程しっかりしてる。 両親も姉のあんたも、この村も、皆いい奴ばかりだからかな。
[だから、逝かせたくはないのだけれど。 そこまでは口に出来ず、頭に載せた手は掻き回す事無く ポンポンと叩くのみ]
(311) 2012/03/25(Sun) 23時半頃
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でも、ダーラ 黙っておいたとしても、いずれこの村にまで及んだら
[笑みの完全に消えた顔を、ダーラに向ける]
……いや、まだそうなるとは限りませんよね すみません
私も勿論、他言なんて出来ませんよ。
(312) 2012/03/25(Sun) 23時半頃
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ー回想:本屋ー
[>>186ベネットの言葉に目を丸くするが。 いかにも冗談という口調から、何もいわず。
戦争が終わったら旅を続けるけるか、という問いに。 黙ってうなづいた。
彼……今は亡き赤毛の親友との約束。 それを果たすためにも終えることはしたくない。
また来るようにといわれ。 笑顔で会釈をして店を出た。**]
(313) 2012/03/25(Sun) 23時半頃
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|
くす。よく言いますね。 ・・・そんなに丁寧に話しかけられなくてもいいのに。
[随分と暗い話しになるところだったところだったので、安堵したように]
・・あ、そうなんですね。春のごちそうですか? 春。そうですね、春になれば野菜も魚も少しは手に入るだろうし。 きっとエリアスは喜びますよ。 ただ、うちはお酒はあまり置いてないんですけれどね。
[最近は少しは飲む。ただ、ダーラの店に飲食の目的で立ち寄ったりする事は、よほど仕事が忙しいか、親方に付き合う時以外はまずないと言ってよかった]
(314) 2012/03/25(Sun) 23時半頃
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|
そう、なのだけど。 いつかは知ることなのかもしれないけれど。
……この村には来ないかもしれない希望も、まだ持ちたいの。
[笑みの消えた青年の顔に、それでも無理に微笑もうとして くしゃりと歪んだ顔になる 客の前に立ってもう何年経つのか その経験すら役に立たたない、笑顔が作れない]
でなければ、この戦争。 …………こんな戦争が、皆を苦しめて。
ああ。
(315) 2012/03/25(Sun) 23時半頃
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[返してもらわずとも問題はないが、変に形見にさせるのもなんだろう。 頷きを返した。泣き顔には背を向けようとさえも思ったが、 今泣いているわけでもなし、問題ないだろうと、見下ろす]
……
[確か彼には妹が居たから、ナンシーとはその事だろう。 往く者が居て、遺される者が居る。その待つ時間はきっと永遠にも思えるだろう。 いや、実に、永久に帰る事は無いだろう。 戦いに行くのですらない。死にに、殺されに行くのだから。 それを彼女に伝える必要はない。伝えても、何の救いにもならない。
ただ……もし彼女が、彼女らが往く事になれば、黙って見送れるのだろうか。 ホレーショー、分隊長の様に………。]
[頭を振った。手紙を残す提案には、力なく頷く。 きっとあの老婆の所だろう。一抹の希望を添えて、 直接ではなく、彼女を通して残すのだろう]
[ゆっくり息を吸って、長く長く息を吐いた]
(316) 2012/03/25(Sun) 23時半頃
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|
うん、彼女が嘘をつく理由がないから、 「ほんとう」だと思う。
…────だから、 もしかしたら、この村も、 近いうちに無差別に召集がかかるかもしれない。
戦えない子供に何をさせるつもりか知らないが、 いずれ、私も駆り出されるのかもしれない。
お前達も───…。
[俯いて唇を噛む。]
…──すまない。 まだ、そうと決まったわけではないのに無神経だったな。
[二人だからこそ全てを包み隠さず話しているが、さすがに脅すような事を言ってしまったと、薄い色の瞳が動揺に揺らぐ。]
(317) 2012/03/25(Sun) 23時半頃
|
ヨーランダは、二人の、まだ決まっていないという言葉に深く頷いて。
2012/03/25(Sun) 23時半頃
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ああ・・ごめんなさい。こんな事、言うつもりじゃなかったのに。 ・・って、わっ?!
[期せず暗い話になってしまった事を詫びる。急に頭を軽く叩かれて、少しうろたえ、手を頭にやった]
ええ。この村の人達は、いい人達です。 陰口なんかもないとはいいませんけど、でもやっぱり心根が悪い人達なんかはないですよ。
・・・あなた達も、そう。そんな目をしてます。
(318) 2012/03/25(Sun) 23時半頃
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|
[本屋を出て、広場を歩いていると。 クラリッサとブローリンの姿が。]
……間が悪いな、俺。
[2人に漂う空気はとても胸に痛く。]
(319) 2012/03/25(Sun) 23時半頃
|
|
[笑顔の消えたダーラの手に、自らの手を伸ばす。 叶うことならその手を取って、両手で握ろうとカップを置いた。
養父(ちち)を失い、これ以上親しい友人まで失いたくない。 我儘だと知ってはいても、そう思わずにいられない。
可能なら、召集された人に代わって自分が行きたいと何度思った事だろう。自分なら、遺されて悲しむ者もいないのだから──。]
(320) 2012/03/25(Sun) 23時半頃
|
|
でもヨーランダ、教えてくれてありがとう。 覚悟を決める準備は、できたかもしれない。
――……上手くは出来ないかもしれないけれど。
[自分まで揺れたら、ヨーランダもベネットもぶれてしまいそうで 無理にでも笑顔を作ろうとする
ヨーランダの手に、手を触れようと伸ばし]
(321) 2012/03/25(Sun) 23時半頃
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ヤニクは、クラリッサとブローリンの邪魔にならないよう、静かにそこから去った。
2012/03/25(Sun) 23時半頃
ダーラは、手が伸びたのは、同時だったろうか。ぎゅ、と握り合い。
2012/03/25(Sun) 23時半頃
|
[頭の上で、長い長い息が吐かれる音がした。 女は、はっと視線を上げる。 相変わらず30pの身長さに首が曲がった。]
ご、ごめんなさい。 こんな話しちゃって……。
[話したところで、どうなる訳でもないのに。 唇を噛んで、少し落とした視線。 赤いフードが、暗くなる視界の端を過ぎて行ったのが見えた。]
(322) 2012/03/25(Sun) 23時半頃
|
|
そろそろかも知れないな。
[ポツリとつぶやく。 そのまま、役所に向かった。]
(323) 2012/03/25(Sun) 23時半頃
|
|
あー、やっぱ野菜ですよね、そうですよね。
[肉と言う単語が一番に出ない様子に、やはり食卓に 上がる可能性は低いと覚悟しておこう。 一瞬とは言え現実から逃れられる会話に笑みを絶やす事はしない]
酒まで望んだら追い出されるって。 ワイン位なら持っていけると思うから、一緒に飲もうぜ。 美人と飲む酒は味は5割増しだからな。
[途切れない様に軽口と共に頭を叩いていて、 止めるような手の動き>>318にハッとなる]
あ、悪い悪い。 なんかいつもエリアスからかってる癖で。 美人にする事じゃねえな。
[慌てて引っ込めた手の行き場が無く、また頭を掻いた]
(324) 2012/03/25(Sun) 23時半頃
|
|
[…──けれど、それが叶わぬ事も知っている。
だからせめて、今残っている人達には、笑顔でいて欲しいと望むのだ。その為なら、自分に出来る事なら何でもしようと。]
ダーラ。それにベネット。 もし、二人の元に赤紙が来たら、 私に出来る事なら何でもする。
本当に、何だってするから。 遠慮なく言ってくれ。
[伸ばした手に、ダーラの手が触れる。 自分と同じ事を考えていたのかと、嬉しさに顔が歪んだ。
触れた温もりを確りと握りしめ]
(325) 2012/03/26(Mon) 00時頃
|
|
ー村役場ー
[役場へ書類を受け取りに行くと。 サイモンに"赤い手紙"が来たという話題で。 重い空気が流れている。]
……そうですか、サイモンさんが。
[村に来て間もない頃。 色々な手続きで親切にしてもらったことを思い出す。]
(326) 2012/03/26(Mon) 00時頃
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|
[笑顔を失ってしまっていたことに気づき、口元を歪める。 >>317謝罪には首を振った]
……ヨーランダさんが謝る必要はありませんよ。 悪いのはすべて、現実を認めようとしない国の上層部の面々でしょう 愚かな行為だと、終わってから気づくのでは遅いのに。
[この二人ならば、国を否定する言葉でも他言は無いだろう 青年は内心を吐露し]
覚悟を決める準備だなんて、やめて下さいダーラ 貴女を失いたくないのは、私も同じですよ。
[二人手を握る光景を、視界に納めながら 弱弱しくはあるが、努めて微笑みかけた]
(327) 2012/03/26(Mon) 00時頃
|
|
[ゆっくりと首を振って、人差し指を口に当てた。 あまり口外すべき話題ではないだろう。 気が緩んだのか、自分だからかは分からないが、 その体制のままゆっくり頷いた]
……
[視線の先の彼を見て、目の前のクラリッサを見て、 首を少しかしげた。追いたいのなら追えばいい、と。 彼が役場に行くとは、分かるはずもなく]
(328) 2012/03/26(Mon) 00時頃
|
|
その代わり、頼みたい事があるんだ。
…──私が召集された時は、 二人に墓を、頼みたいんだ。
無茶な願いだとは思う。
でも、養父が死んで、私までいなくなったら、 墓を守る人がいなくなってしまうから──…。
中身がなくても、想いを寄せる場所には違いない。 それが荒れてしまったら、哀しいじゃないか──…。
(329) 2012/03/26(Mon) 00時頃
|
|
[まさか、ここまで長居するとは思っていなかったが。 ベネットに頼んだ楽譜の修繕が終わったら。 旅立ち準備を始めた方がいいのかも知れない。 どこへ向かうにしても……。]
(330) 2012/03/26(Mon) 00時頃
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|
家にも少しだけならボトルはあるんですけれどね。 ・・・でも持ってきてもらえるならお言葉に甘えちゃおうかな。 最近は少しは飲むようになりましたけど・・・
[頭に置かれた手をひっこめられると、逆に少し気まずそうに手を下した]
いえ・・・ だけど、そんなに美人と言われると恥ずかしくなっちゃいます。ミッシェルと。名前でいいですよ。
・・・気のいい方なんですね。 なんだか、あなたを見てると親方を少しだけ思い出します。
[サイモンとの役場での様子は気になっていたが、何かの思いすごしかと、つらい現実の前に少しだけ笑顔を戻した]
(331) 2012/03/26(Mon) 00時頃
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|
本当にいい村だよな。皆いい奴ばっかだ。
[自分達にも向けられた言葉に照れ臭そうに笑みを向ける。 何時までこうやって村の皆を見る事が出来るだろう。 赤紙は次々と死を届け、この村に哀しみを増やしていくだろう。 それを自分はただ見ているしか出来ないのだろうか。
浮かんだ昏い考えに笑みが引き摺られて強張るのが判った]
(332) 2012/03/26(Mon) 00時頃
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|
もしもくるなら、私が先でしょ 健全な肉体を持つ成人男子、とやらに当てはまりますし ……あなた方より多少は頑丈に出来ていますから。
[>>325何でも、といわれて思わずそう返したが 青年は間を置いて]
……ヨーランダさん [墓を頼むといわれると、青年は思わず口元を手で覆った。 首を振る]
仮定の話です。 仮定の話ですが、もしあなた方に赤紙が届くなら その名は私へ書き換えておしまいなさい 本屋一つ潰れたところで、図書館に改造でもしてくれれば問題はありませんから。
(333) 2012/03/26(Mon) 00時頃
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ベネットは、机の脇にある、修繕前の楽譜がふと目に留まった。
2012/03/26(Mon) 00時頃
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[ヨーランダの手を、その暖かさを握りようやく本当の落ち着きを感じた
独りではないと、思える]
アタシに来たら店は閉めてくれ。 食料と酒は使ってくれて構わない。 ――ヤニクには悪いが彼には残せないから。
[反対の手をベネットにも伸ばした 弟のような、そうでないような不思議な存在]
……墓を。守るよ。 ギリアンさんの分も、ヨーランダの分まで。
あそこには母さんもいる、当たり前じゃないか。
(334) 2012/03/26(Mon) 00時頃
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ヤニクさん、こんな時間に何処にいくんだろう?
[見えた人影は、ヤニクのもので。 いつもなら、そろそろダーラの手伝いを 始める頃合いではないだろうか。 小首を傾げて、けれど追いかけることはない。]
あの人も、赤紙の対象になっちゃうのかしら。
[旅人の彼も対象となるのならば……。 無知な女でも、思い考えることはある。 だから、ほろりと口から言葉が零れて行くのだけれど]
やだ、私ったら、また……。
[先ほど、そっと咎められかねない話題を出したことを 目の前の人が制してくれた仕草を思い出して、口に手を当てた。]
(335) 2012/03/26(Mon) 00時頃
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