184 【肩書遵守】Lunatic Nights in Heathling
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狼
墓
少
霊
全
きみは自らの正体を知った。さあ、村人なら敵である人狼を退治しよう。人狼なら……狡猾に振る舞って人間たちを確実に仕留めていくのだ。
どうやらこの中には、村人が5人、聖痕者が1人、占い師が1人、守護者が1人、霊能者が1人、囁き狂人が1人、人狼が2人いるようだ。
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逃げろ。逃げろ!おまえらだけでも逃げろ。
(0) 2014/07/07(Mon) 01時頃
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[ピエロは腰を折って恭しく礼。胸に当てた右手がとても紳士的。 花売り少女>>0:94がそこを離れて動くまで、ずっと、じぃっと、そうしてた。
次に待っているのは、団員たちの笑い声か、お叱りか。 一人のショーのお咎めは、ありやなしや。 木靴ひょこひょこ、身体左右に揺らし帰っていく。 また明日、明日、またね*]
(1) 2014/07/07(Mon) 01時頃
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―工房―
[その工房の中をもし誰か客が訪れたとしたら、空気の悪さに出て行ってしまうことだろう。 ヘクターは荷からじゃらじゃらと古くさいアクセサリーを取り出し、ニタニタとミッシェルに話しかけているからだ。]
だからよお、てめえは何にも考えずにこれを溶かして、 カッチョイイ飾りを作りゃあいいんだよ。 俺のためになあ!
[今風ではない、昔に流行した作りの装飾品たちの出所は言わずもがな。 ヘクターは行く街々で装飾職人らを脅しなだめており、不幸な彼らによって作り直された装飾品は非正規の店で売りさばかれたり、ヘクターがピンハネして身につけることもある。]
(2) 2014/07/07(Mon) 01時頃
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―― 自宅 ――
[買い物袋の中身を整理して、それから夕食を作る。 作り終えたところで、買い忘れた大事なものの正体を知った。]
ああ……そうだ。
[男は片手鍋を手にしたまま肩を落とした。 折角作ったポトフを盛り付けるべき皿がない。 仕方なく別の皿を出したが、汁物を入れるには浅すぎてやや頼りなかった。]
明日こそ……仕事終わったら買いに行かなきゃな……。
[食事を終えて風呂を済ませばやることもなくなり、そのままベッドへと潜り込む。 明日も朝は早いのだ。**]
(3) 2014/07/07(Mon) 01時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/07/07(Mon) 01時半頃
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/07/07(Mon) 01時半頃
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― 表通り ―
[周囲を威圧するように、のっしのっしと街を闊歩する。 口元には下卑た笑みを浮かべて。 それが舐められないコツなのだ]
……あいつは、カモだな。
[賭場前に所在なさげに佇む、ユリシーズ>>0:110に目をつける。 ぺろり、と舌なめずり]
よおよお。兄ちゃん。 賭場に興味がおありで? 良かったら一緒に遊んで行こうぜ。
[仕事のうっぷんを賭場で晴らそうとする者は多い。 そういった“一般人”をカモにしてやるのは、ドナルドの得意とするところだ**]
(4) 2014/07/07(Mon) 01時半頃
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―路上にて―
[暫く歩いた後。見慣れぬ少年が視界の端に移った。 見ない顔だな、とほんのわずかの時間、視線は彼に注がれる。
白い上着から繋がった被りものが陽射しに眩しい。 その隙間から、緋亜麻がかった髪が覗いている。随分と目立つ風体だ。 歩みに連れて視線は移り、側に立つ洒落た装いの若い男に行き当たった。いまやヒースリングの隠れた名物ともなっている、街路清掃員だ。
この街では、掃除夫までもが景観の一部として、ある種のステージ・ショウのような扱いを受けている。以前取材した高官の、熱っぽい語り口がすぐに思い起こされた。]
やあ、良い天気だね。
[通りざま、右手を軽く挙げて挨拶をした。 名を知るほどの仲ではないが、彼とエリオット氏は行動範囲が似通っているのだろう、アパートと喫茶店以外の場所に出歩く時には、必ずと言っていいほど姿を見かける青年だ。]
(5) 2014/07/07(Mon) 01時半頃
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[白い上着の少年(エリオット氏には、そう見えた)の表情は、被りものの陰になって見ることはかなわなかった。]
こんにちは、ヒーリングへようこそ。 旅芸人の興行でも、見に来たのかい。
[書き終えた直後の憂鬱から脱し、仕事を終えた開放感に浸っていたエリオット氏は、いつもより少々饒舌だ。もしかしたら、陽気な陽射しのせいでもあったかもしれない。]
(6) 2014/07/07(Mon) 01時半頃
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それじゃ、良い一日を。
[ひらりと手を振って彼らと別れ、再びお気に入りの古詩を口ずさみながら編集者との待ち合わせの場所へと向かうエリオット氏なのであった。]
(7) 2014/07/07(Mon) 01時半頃
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Sui maym i ma wii satay Mauf to wheck iso etella...
(8) 2014/07/07(Mon) 01時半頃
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やー、あちら側とかそんなの私には関係ないが。
[実際、それが社会問題にもなっている。 カジノに来る「あちら側」の存在だ。 ヨアヒムのスタンスは極めて平等である。 どちらの側でも、カジノにお金を落とすか、 あるいはドラゴンソルジャークランに雇うだけの価値があるか。 ただそれだけにおいて、ヨアヒムら「平等」であった。]
(9) 2014/07/07(Mon) 02時頃
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[単に商業区といっても、差はないわけではない。 それこそ、ネオン街とそれ以外の場所では 掛け値なしに違う世界である。でもそれは許容される差別。 なぜなら]
あっちの方と、こっち側。 また、ネオン街もまた違うんでしょう? やー、普通に生きていて、ネオン街には関わらない、 それはあっち側とは違う規範でしょうし。
[ネオン街はまた「敢えて関わろう」と思わなければ また違う世界の話であった。]
(10) 2014/07/07(Mon) 02時半頃
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―賭場へ伸びる三つ辻―
『――よお。』
[不意に、どこかから声がかかる。 声のした方向を見やる。左斜め前、四十五度。 そこには赤毛の男が、ニヤついた顔で立っていた。左眼の黒い眼帯が威圧的な存在感を放っている。
大きく開襟した胸元からは白い晒が覗いていた。 この晒、伝説の騎士アルトリウスが腹を切り裂かれる重傷を負いながらも敵軍の一個小隊をたった独りで壊滅させた故事に倣い、兵士らが験担ぎのために巻いたのが始まり…と、いわれているが、現代では自身の強さを誇張するためのただの装飾品で、そしてこれを巻く男はおしなべて柄が悪い。
もっとも、それがなくともこの男が堅気でないことは一目瞭然であったが。]
(11) 2014/07/07(Mon) 02時半頃
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いいえ、結構です。
[エリオット氏は僅かに眉を顰める。 賭場の用心棒か何かだろうか。こういった輩には関わらないのが一番だ。
男の背後の看板に、艶かしい書体で『ここには夢がある』などと書かれた吹き出しを横目に見た。それから三つ辻の奥を、最後に赤毛男の威圧的な眼帯を一瞥して、エリオット氏は僅かに肩を竦め、先へ行こうと足を進めかけた。]
(12) 2014/07/07(Mon) 02時半頃
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――噴水広場―― [広場へとつけば、先ほどの鬱憤どこへやら。 魅惑的な笑みを浮かべきらりと輝くショールを揺らし、道行く人の視線を集める]
さぁさぁ、今ここにいるあんたらは運がいいよ! なんてったってソル・デ・メディアノチェの華、まるで天女の舞が降りてきたが如く、フランシスカの踊りが見れるんだからね!
[ソル・デ・メディアノチェ――遥か西の言葉で白夜、明けない夜の意味だ。この旅一座の名前なのだろう。 声を張り上げて広場中の視線を自分へと向けさせると、それに満足したようににやりと口角を上げた。 そしてギター持ちへ目配せをすると身を翻し軽やかにステップを踏み出した。 それは徐々に情熱さを高めてゆき、異国の美女が踊る妖艶さも相まって人々を虜にした]
(13) 2014/07/07(Mon) 03時頃
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[熱い血潮のような情熱的なギターに身を任せて舞いつつ、フランシスカは観客を品定めしていた。 ここヒースリングはとても大きく栄えたいい街だ。 だがしかし、何かがおかしくはないだろうか?
――そう、まるで人々一人一人が作られたかのようなのだ。 誰も彼もが小奇麗な恰好で上品そうな笑みを浮かべている。 これだけ大きな街ならばもっと底辺の住人がいてもおかしくはないはずだ。 高くそびえ立つフェンス、妙に目につく自警団…
"ああ、なるほど。そういう事ね"
この街に隠された真実に思い当たるものがあったのか頭を過ぎっていた悩みが腑に落ちる]
(14) 2014/07/07(Mon) 03時頃
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『いいえ、結構です』>>12
[はっきりとした拒絶の言葉に、僅かにドナルドは眉を寄せた。 目の前の男はいかにも真面目そうに見え、押せば行けるタイプだと思ったのだが]
(こりゃあ。駄目だな)
[どうやら見込み違いだったようだ。 見切りをつけるのは、早ければ早いほど良い。 肩を竦めてこの場を去ろうとするユリシーズに対して]
けっ。興味ねえんなら、ここら辺うろついてんじゃねえよ。
[捨て台詞を吐いて、思い切り目の前のゴミ箱を蹴り上げた。 大きな音がして、周囲にゴミが散らばる。 こういった器の小ささこそが、彼の「小」悪党たる所以である**]
(15) 2014/07/07(Mon) 03時頃
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[一人で自由に舞いつつ、時折観客をからかうかのように近づきショールを絡ませたりする。 狼狽える観客を見てはその様子を楽しんでいるようだった。
彼女の脇では、一座の者たちが公演のチラシを謳い文句を唱えつつ配っている。 チラシによると道化師による余興、占い師、楽団員に踊り子、様々ななんとも賑やかな一座のようだ]
(16) 2014/07/07(Mon) 03時半頃
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どうだった、私の舞は? もっと見たければ本番にいらっしゃいね。 そこではもっと派手にやるわよ!
[踊り終え拍手喝采の中フランシスカが声を見得を切る。 上がる歓声に手を振ったりして答えつつ、仲間から手渡された水を一気に煽る。 このままもう少し続けてもいいが宣伝はこれで充分であろう。 新しいものに目のないフランシスカはヒースリングそのものにすっかり興味がいっているのであった**]
(17) 2014/07/07(Mon) 03時半頃
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―― 工房 ――
(来た!)
[>>2 その声が聞こえたなら、即作業の手をやめ、立ち上がる。 そのまま強面の男を睨み上げ、]
なんだって、私がそんなことしなきゃいけないのよ。 どうせ、まともに代金支払う気なんてないんでしょ? どうしても作り直して欲しければ、先払いしてもらうわよ。
[素早く請求書に殴り書いた金額は、正規のリメイク料金より4割増しのもの。 それをヘクターの眼前につきつけ、]
それに、随っ分、古いアクセサリーだけど、 何? ままかおばあちゃまのものでも持ってきたの?
(18) 2014/07/07(Mon) 11時半頃
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[アクセントに、小馬鹿にするような抑揚をつける。 周りには、眉潜め店を出て行こうとする客、面白がって、或いは迷惑そうに見ている工房の仲間、肩を竦める親方の姿。 そのどれも目に入った様子はなく、]
だいたい、かっこいい装飾なんて かっこいい人にしか似合わないわよ。
[腕組みして言い放つ。**]
(19) 2014/07/07(Mon) 11時半頃
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ー商業地区ー
あ、はい。宿を探してて何処にあるか分かりますか?
[>>0:102茶色のジャケットを羽織った男に声をかけられて、迷ったことは伏せつつ、宿を探していることを言うと、紙袋を持った手で示された方向を差しながら丁寧に教えてくれた。 男にぺこりと一礼を。]
ありがとうございます。
(20) 2014/07/07(Mon) 13時頃
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[>>5通りざま、右手を上げて挨拶をする男が見えて、茶色のジャケットの男と知り合いなのだろうか? …は男に軽くぺこりと頭を下げただろう。]
こんにちは。 ううん、所々で、いい国だと聞いてやってきたの。 あぁ、旅芸人のもあるみたいだね。
[>>6彼から、少年と見えてるとは思いもせずにそう答える。 彼が、ペラジーの女の声に気づくかは分からないが]
ありがとう。 貴方も良い一日を!
[>>7ひらりと手を振って別れる彼に同じように手を振りかえして、そう声を掛けたのち]
(21) 2014/07/07(Mon) 13時頃
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教えてくれてありがとうございます。 貴方も良い一日を。 [再びぺこりと頭を下げて、茶色のジャケットの男とも別れ宿へと向かった**]
(22) 2014/07/07(Mon) 13時頃
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─ 広場→自宅 ─
[夢の残滓を抱えたまま、花売り娘は帰路につく。 胸ポケットに小さな温もりを感じては、笑み。
あの人も、きっと一座の人だよね。 他にはどんな人達がいるのかなあ。
道化師と会話していた褐色肌の女性を思い出せば その華やかさに再度胸が踊り。 様々な人や芸に空想の翼を広げれば、衝動は抑え切れず。
…次のお休みには、絶対観に行こう。
彼女にしては珍しく、強い決意となった。**]
(23) 2014/07/07(Mon) 14時頃
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初日はゆっくりしたいから宿をとったけれど、毎日はやっぱり泊まれないわねぇ。
[一旦宿へ引き返し、ショールを大人しいものに変えて宿を引き払うと一座のテントへと身を寄せる。 衣装チェックなど公演の支度を一通りすませば、また街を探索するつもりで足取り軽やかに出かけ]
(24) 2014/07/07(Mon) 14時頃
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――リデル=カー工房――
銀細工か。たまには銀もいいかもしれないわね。
[意気揚々と工房の扉を開けば、開けるなり飛び込んできた言い争うやりとりに目をぱちくりとさせ]
あらお取込み中?ちょっと見させて頂いてもいいかしら?
[驚きはしたものの意に留める風ではなく、暢気に工房内を眺めはじめる**]
(25) 2014/07/07(Mon) 14時半頃
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― 商業区 ―
[送ってくれるというドナルドの申し出>>0:107を反射的に断ろうとして、]
……いえ、 ………。
[けれど口をつぐんで、こくりとひとつ頷いた。]
(26) 2014/07/07(Mon) 19時頃
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[墓守はドナルドの数歩後ろを俯きがちに歩いて行く。 早足はなりを潜め、いつもの歩み寄りも更にゆっくりと。時折顔を上げて、少し高いところにある赤髪をちらりと見て、また伏せた。
顔を伏せていても、集団の視線を感じる。 その視線は敵意ではない、悪意でもない。例えるならやんわりとした拒絶だ。 そのすべてが自分に向けられているものとは限らないと、彼女は何となく悟っている。自身には優しいドナルドが裏で何をしているのか、どういうわけか分かってしまう。
言葉に出して問うたことは一度もない。 それでいいと思っている。]
(27) 2014/07/07(Mon) 19時頃
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― 墓地 ―
[そうして、長いようで短い散歩の時間は終わる。>>0:112 また来るよ、と背を向けようとしたドナルドに、ごく小さく声をかけた]
兄様、あの……
[前髪の下からまっすぐにドナルドを見上げた。 彼女の両の眼と、片方だけの眼。 視線合わせて、けれど、少しのためらいの後反らした]
…いえ、 …何でもない、です 今日は、ありがとう、ございました…
[深く一礼し、墓地を離れていくその背を見送った。]
(28) 2014/07/07(Mon) 19時頃
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[『夕食を一緒に』 と、一言言えればどんなによかっただろう。
お酒ばかりでなく食事も とか、顔色が悪いから栄養を とか、久しぶりにお話ができたからもう少し とか。 内包する様々な感情も言葉と一緒に飲み込んだ。 そうして今日もいつも通り、一人分の質素な食事がテーブルに並ぶ。 いつも通り淡々と進める匙は、けれどふと止まった] やっぱり、
[呟いて、ふるふると首を横に振る。 呆然と虚空を見つめる。しばらくの後、虚空に――そこにいる「誰か」に向けて、頷いた。]
そう、です…よね、 分かってます 私、じゃ、 …なんにも………
[声は小さく消え入る。 諦めたように微笑んだ後、食事を再開した。]
(29) 2014/07/07(Mon) 19時半頃
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―― 回想:商業区 ――
どういたしまして。
[フードの女性>>20にお礼を言われ、男はそう返した。 それでは、と見送ろうとした辺りで別の声がかかる>>5。]
こんにちは、ええ、いい天気です。
[手を挙げて挨拶に応えようとしたが、生憎両手とも紙袋で塞がっていた。 結局会釈混じりに返す。名前は知らないが、彼もこの街の人間だ。]
興行の日も晴れるといいですよね。
[そんな相槌を打つ。 短い立ち話はすぐに終わり、男は帰路へとついた。]
(30) 2014/07/07(Mon) 20時頃
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―― ヒースリング・広場 ――
[男が毎朝ここに来て最初にすることは、噴水の水の出に異常がないかを確認することだ。 稀に吸い込み口に木の葉が詰まったり、雨の日の後は水が濁ったりする。 そういう異常があれば取り除き、そうでなくとも月に一度は水を抜いてブラシで隅々までしっかりと磨き上げる。 この場所はヒースリングの美しさを象徴する場所の一つだ。ゆえに、手は抜けない。 もっとも男がこと仕事に関して手を抜いたことなど一度としてなかったのだが。]
うん、今日も異常なし。
[移動式屑籠を引いて、今日も広場の掃除からだ。]
(31) 2014/07/07(Mon) 20時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/07/07(Mon) 20時頃
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─ 自宅 ─
[小さな門を開けて敷地内に入れば、まずは裏庭へ。 花と緑あふれるその中で、深く深く呼吸をすると。]
わぁ、良い枝ぶりになってきましたね。 明日には、綺麗な花が咲きそうですね。
[1つ1つ丁寧に見て回り、夕方の一声をかける。
朝と夕方には、声をかけてあげなさい。 そう教えてくれたのは祖母だった。 彼女はその教えを、毎日忠実に守っている。]
(32) 2014/07/07(Mon) 20時半頃
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[声掛けが終われば家の中へ。 玄関に花籠を置いてキッチンに向かう。
薬缶を火にかけてから椅子に座り 胸ポケットからチラシを取り出すと 丁寧に伸ばしてテーブルに広げた。
ソル・デ・メディアノチェ。 どういう意味、なんだろう…?
聞いた事もない響きは、幾ら考えても分かる筈がなく 音を立ててお湯が沸けば、慌てて温かいココアを淹れた。]
(33) 2014/07/07(Mon) 20時半頃
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[あれから、どうした。 団員たちは、街についたばかりで浮かれ調子さ、一人遊びの陽気なピエロ、怒る奴なぞいやしない。
だけどさ、感じた、感じたね。 夜更けに、ふすんと、不穏な匂い。 こいつぁ一荒れ、あるんじゃないか。 いやいや、お天道様の、ことじゃあないぜ。 きんきらお月さんに誘われた、いやーな、事件の、匂いなのさ。]
(34) 2014/07/07(Mon) 20時半頃
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[程良い甘みが口腔を満たせば 思考はゆるりと鈍くなり、やがて眠気が訪れる。
ふあ…今日はもう、ダメかも。
夕食は諦めて、手早くお風呂に入り 早めに寝てしまう事にした。]
(35) 2014/07/07(Mon) 20時半頃
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[翌朝、ずいぶん、早くのこと。 酔っぱらいの団員たちがまぁだすっかり夢の中なのいいことに、そーっとそこを抜けだした。 もちろん、メイクに、帽子に、とんがり木靴。そいつを忘れるようじゃ、道化じゃない。
向かうは、人の住まいの端っこの>>0:4。 朝もやけぶる静かなそこに、一人突っ立って、それを見てた。]
(36) 2014/07/07(Mon) 20時半頃
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― カジノ「アッパーアイランド」 ―
ふぁーあ。ねむ。
[昨夜はあまり寝付けなかったのだ。 欠伸を噛み殺しながら、悠々と賭場を闊歩する。 スロットマシンの一角に近付くと、一段と喧騒が大きくなった。 昨日の“ムカつく奴”の顔>>12を思い浮かべて、舌打ちする]
けっ。気分が悪い。
[ひどく気分がむしゃくしゃとしていた。 スロットマシンの台を、思い切り殴りつける。 近くの席でスロットを打っていた男が、顔を顰めてこちらを見つめた。が、すぐに視線を逸らし、自分の勝負に戻っていく。 ここはそういう場だ。掃き溜めの集まる場所]
(37) 2014/07/07(Mon) 20時半頃
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― 翌朝:墓地 ―
[そうしていつもと代わり映えのない早朝が訪れた。 ひときれのパンと果物を食べ、箒を持って番所を出る。枯れた花を捨て、汚れた石を磨き、砂埃を掃除する。
気配を感じなかったから、その色とりどりの姿>>36に気づくのは、大分近くまで歩を進めた後だった]
……っ おはよう、…ございま、…す
[彼女はぱちくりと瞬いた。道化師を見る瞳の中に、怯えよりも驚きが勝っている。 驚きの中で、かけるべき次の言葉をたどって、探して。]
……どなたを、お訪ね、に?
[墓地に来る生者は、たいていの場合故人を偲びに訪れる。目的も無く訪れる者は、彼女の認識の中にはいなかった。]
(38) 2014/07/07(Mon) 20時半頃
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さて。と。
[やがてスロットマシンの迷路を抜け、開けた空間に出た。 ギャンブルテーブルが整然と並び、天井に豪奢なシャンデリア。 ここが彼の仕事場だ。自然と眉間に皺が寄る]
もらうぞ。
[バニーガールから乱暴にカクテルを受け取り、ぐいと飲み干す。 忙しなく行われるポーカーゲームの群れを、つぶさに観察する]
……ビンゴ。
[にやり、と下卑た笑みを浮かべる。 バニーガールに目配せすると、彼女はやれやれと肩をすくめた。 これから行われることが分かるのだ]
(39) 2014/07/07(Mon) 20時半頃
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なあ、お客さん。 そういうの。良くないと思うんだがなあ?
[ポーカーゲームに興じている席に近付き、紳士然とした男に声をかける。そのまま慣れた手つきで、客の腕を捻り上げる。 ごきり、と嫌な音。 男の袖から、パラパラと何枚かのトランプが滑り落ちた]
こういうの。イカサマっていうんだぜ。 これから自分がどうなるのか。分かるよなあ。
[にやにや、と一層下卑た笑みを浮かべる。 楽しくて仕方がない、というように]
(40) 2014/07/07(Mon) 20時半頃
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― カジノの一室 ―
なあ、ボス。お客さんを連れてきたぜ。
[顔をボコボコにされ、全身に青あざを作り気絶した男。 先程まで「お客さん」であったその男を、ポイと床に放り投げる。 目の前の雇い主――ヨアヒムに、ニヤリと笑いかけると]
んじゃま。俺はお仕事終了、ってことで。
[手を振って、部屋を出ようとする]
(41) 2014/07/07(Mon) 20時半頃
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ん、大丈夫。 [荷物の中身を確認して宿を引き払う。 朝ごはんは露店で済まそうか。 露店で見つけた野菜とハムで挟んだサンドイッチを購入して、邪魔にならないところに移動し、はぐはぐと齧りながら人の通りを眺める。
今日はどうしようかな。 フランシスカも踊るとも聞いてたし、他の所にいくのもいい。]
(42) 2014/07/07(Mon) 21時頃
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[おっかなびっくりのおはようございますに、こちらもようやく気がついて。 大げさ手を開きそのままぺこりと、おはようございます。 続いた用件尋ねる疑問>>38、至極最も当たり前。 だけれどピエロはゆっくり大きく、首を横に振った。
残念、ここには、目的の誰かは眠っちゃいないのさ。 道化は涙も、メイクの下に。]
(43) 2014/07/07(Mon) 21時頃
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[だれでもない。と仕草で示されて>>43、驚き浮かべた瞳は困惑に変わる。 けれど不思議と怯えは湧いてこない。 いつもなら切り上げて早足で逃げ出すところ、困惑しながらも、道化の変わらない表情を伺い続けている。]
……不思議な、 方。
[一言ぽつりと零して、わずかに苦笑を浮かべた。 言葉は続かない。 逃げ出したいわけではない。けれど、他愛もなく交わす世間話なんて持っていやしない。]
(44) 2014/07/07(Mon) 21時頃
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[不思議、不思議。そうさだってさクラウンだもの。 ぽんと手を叩きゃトランプだってほらこの通り。 バラバラ出てきたカードのうち、ハートの9を、お嬢さんへ。 笑う顔はもっと、綺麗な方がいいもんさ。 苦いのじゃなくてね、ほら、ほら、もっと。]
(45) 2014/07/07(Mon) 21時半頃
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ご馳走様でした。 [昨日のサバサンドも美味しかったが、このサンドイッチも美味しかった。 お腹も膨れたし、観光しながら噴水広場に行こうか。 歩きながら、店を見て行く。 色々あるのよね。すごく迷う。
あぁ、宿で耳にしたけど、この街、カジノがあると聞いてたな…。確か「アッパーアイランド」]
うーん…。
[しかし、見たい場所が多い。 ちょうど今いる場所から近いし、通るだけ通ってみる、か。 何も無ければ越したことないけれど。
そう考えると白いフードをかぶり直し、カジノへと向かう道へ足を踏み入れた。]
(46) 2014/07/07(Mon) 21時半頃
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[――気づかなかったのさ、どうにもあの頃は若かった。 一度出ちまえば"こちら側"。墓を作ってもらえなかった、貧しい貧しいあちらの人を、見舞うことすら許されぬ。 今はこうして、居もしないのに、立ってることしか出来やしない。
道化はそれを伝えはしないよ、まともな言葉は識らないし、言ったところで変わらない。]
(47) 2014/07/07(Mon) 21時半頃
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─ 翌朝 : 自宅 ─
[早々に眠ったせいか、いつもより早く目が覚めた。 カーテンを開け、簡単に身支度を整えると裏庭へ。 たっぷりと水を遣りながら、朝の挨拶をして回る。
この時期はブルーベリーとラズベリーが盛りだ。 熟した果実を摘み取ると、洗って口に放り込む。]
んんんっ。おいしい、ですっ。
[くしゃりと顔を歪めて笑った後 樹に残る、青く輝く果実をそっと撫で。]
君は、もう少し。 ゆっくり、おいしくなってくださいね。
[言い聞かせるように囁くと、その場を後にした。]
(48) 2014/07/07(Mon) 21時半頃
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[朝靄の中、こんなに近くても少しけぶる輪郭が、現か幻かの境界をさらに曖昧にする。 目の前で繰り広げられる一瞬の幻に、驚きの色でもう一度、大きくぱちくり瞬いた。]
わ………っ。 …え?
[その手元とその白塗り顔、なんども交互に視線を移した。 一たびの逡巡のあと、差し出された一枚のカードを手に受け取る。 今度は手元のカードと道化師の表情、見比べて。]
あ、ありがとう、 …ござ、います…
[つっかえつっかえ、けれど最後まで聞こえる声でお礼を言った。 そうしてもう一度カードに視線を落とした。 ハートの並ぶカード、しげしげと真剣に眺めている。]
(49) 2014/07/07(Mon) 21時半頃
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―― リデル=カー工房 ――
あら? さっきの……。
[>>25 暫く男を睨んでいたが、新たな、それも一際目立つ容貌の女性が入ってくるのが見えれば、そちらに意識が向かう。]
やだ、ごめんなさい。 別にたいしたことじゃないの。
ゆっくり見ていって。
[異国風の女性は、店内の険悪な雰囲気を一向に気にしていないらしい。 その様子につられ、ミッシェルもつい毒気が抜ける。]
ねえ、あなた。旅芸人の人でしょう? その首飾り、どこで手に入れたの? とても素敵……あ、ごめんなさい!
[いつの間にか、胸元を食い入るように見つめており、 慌てて顔を上げる。]
(50) 2014/07/07(Mon) 22時頃
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[お礼が聞こえて、派手帽子さっとお辞儀を一つ。 そんなに見られちゃ、恥ずかしい。なんて、自分が見られるわけでなし。 ピエロはそーっと、静かな墓場を離れよか。 お掃除、水かけ、するんでしょうと、笑顔を見せたら、次には背中。]
(51) 2014/07/07(Mon) 22時頃
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[広場の掃除を粗方終え、男は移動式屑籠の取っ手を握った。 そして街道を歩き出す。歩きながらもゴミを拾っていくので、そのペースは遅い。]
…………。
[少し離れたところ、建物の間に見えるフェンス。 あの向こうは、男にとって未知の世界だ。 向こうに何があるのか話の種程度には聞いたことがあるが、どうにも興味は薄かった。]
(52) 2014/07/07(Mon) 22時頃
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― カジノ「アッパーアイランド」 ―
[>>41ヨアヒムと何言か、言葉を交わしただろうか。 部屋を出ると、ドナルドは大きく欠伸]
んあー。たりぃ。
[ボキボキ、と肩を鳴らす。 先程の客>>40を思い出し、歯ごたえのない奴だったと独りごちる。もうちょっと暴れてくれたら、こちらも手加減はしなかったというのに]
……え。
[カジノを見渡したところで、1人の若い女>>46に目が止まった。 白い衣服に身を包み、こちらに背を向けている。 ちょうど、背格好も。年頃も――]
(53) 2014/07/07(Mon) 22時頃
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ヨーランダ! こんなところに来ちゃ駄目だろ!
[思わず大きな声を出しながら、女の腕を掴んだ。 どうしてこんな危ない所に。自分を追いかけてきたのか。 脳内をめまぐるしく思考が駆け巡って]
あ。ああ……。
[ペラジーの顔を見えた。途端に人違いだと気付く]
すまん。人違いだ。
[バツが悪そうにそっぽを向いた]
(54) 2014/07/07(Mon) 22時頃
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ああ!? 支払わねえなんて誰が言ったよ!? この店は客を差別しやがんのなあ! それにてめえらだって、 途中でこっそりピンハネしやがるくせによお!
[>>18ミッシェルの睨みに答えるように、口元は笑みを浮かべ損ねたような不気味な形にゆがめつつ、目線は逸らさない。 突きつけられた請求書をつまみ上げると、その金額に一瞬怯む。 が、次には店の外に聞こえてるくらいに大きな声で]
俺が何も知らねえと思ってンのか、ああ!? とーんだぼったくりだよ、この店は!! 尻の毛までむしりとるつもりだよ!! 客を騙してぼろもうけって魂胆だろなああああ!!!
(55) 2014/07/07(Mon) 22時頃
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[アクセサリーの出所については、ミッシェルの口調に込められた意味に気づきつつもニヤニヤとして]
おーう、そうだとも。 俺のことをかーわいがってくれる 「じいちゃん」「ばあちゃん」がよお、 使ってくれエエ〜〜〜、っつーから貰ってきてやったんだよ。
[無論盗品である。 他の街の墓を荒らして掴んだ、弔いの品々。]
(56) 2014/07/07(Mon) 22時頃
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[>>19ずい、とミッシェルの顔にヘクターの顔を近づけて、酒臭い息を吐く。]
目の前にいるだろうがよお、かっこいいヘクター様がよお。 それも分からねえたぁ、 てめえの審美眼とやらも大したことねえなああああ?
所詮は女だなあああ? 俺のオメガネに適うもんを作る自信がねえんだろがよおお?
(57) 2014/07/07(Mon) 22時頃
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-カジノ/オーナールーム-
やー、「オイタ」が過ぎるお客さんがいたんだね? いつもいつもすまないね。頼りになるよ、ドナルドくん。
[吸っていた葉巻を置くと、ドナルドに微笑みかけた。 そして、「お疲れ様ー」と言いつつ、去るならば見送る構えだ]
……ねぇ、お客さん。とりあえず起きようか?
[気絶する「客」に対して水差しを逆さまに向けた。 ザバッとかけられる水は傷には刺激的だ。]
(58) 2014/07/07(Mon) 22時頃
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─ 広場 ─
[今日も広場は穏やかだ。 空は晴れ渡り、緑は時折風に揺れ 彼女の好きな噴水は、綺麗な放物線を描いて。]
お…おはようござい、ますっ。
[掃除夫>>31とすれ違えば、今日は自分から挨拶し 定位置に立って小さな花籠を足元に置くと 噴水と、街往く人を、ぼんやりと眺める。]
(59) 2014/07/07(Mon) 22時半頃
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ねぇ、お客さん。
[「客」の指を握って話しかける。 粘っこく、そうとても粘っこく、だ。]
単なる迷惑行為なら、然るべきところに出てもらえばいいのよ。 「訴えてやる!」とか言って、ね。 でもさ……
[何かしているのか、ヨアヒムがその手をまさぐるたびに、 「客」の顔が苦痛に歪む。]
(60) 2014/07/07(Mon) 22時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/07/07(Mon) 22時半頃
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[道化師の一礼>>51に、はっとしてカードを見つめていた視線を剥がして。 こちらも慌ててぺこりと一礼を返す。]
あの、 …え、と、 ………。
[何か言葉を言いたかったのに、上手には出てこない。 去りゆく道化師の背中を、まだ夢幻の中にいるような呆けた眼差しで見送った。]
(61) 2014/07/07(Mon) 22時半頃
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−カジノ「アッパーアイランド」−
[ひょこりと入ってカジノの中をきょろりと見る。 どう見てもカジノである。
じろりと視線を感じて、そちらを見る。 スロットマシンにかじりついてた客と視線が合えばにこりと笑みで返せば、関わンなよ、と視線が外れる。 と、あまりいると目立つか…と思い、そろそろ出ようかと思って歩けば背後から大声と共に腕を引っ張られた。>>53]
!?
[誰かと思い、腕を引いた人と視線があえば、人違いだったか、バツが悪そうにそっぽ向く赤毛に眼帯の男。] あ、いえ、私はペラジーで、ヨーランダじゃないですよ。
と、とりあえず離してもらえたら嬉しいです。
[腕を掴んでいる手を示して、にこりと笑みを。]
(62) 2014/07/07(Mon) 22時半頃
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訴えたところで、メンツって返ってこないのよ、ね?
[これでもかというくらいに顔をちかづける。 ヨアヒムからはどこかベビーパウダーのような香り。]
おたくさ、ナメたんだろ? このヒースリングの「ドラゴン」ヨアヒム様からは、 簡単に!金が!獲れる!と!!
あんまりドラゴンソルジャークランナメてんじゃねぇぞコラ。
[正確な統計はないが。ヒースリングに限らず、 何れの社会においても、少なからず行方不明者はある。 これもネオン街の日常であり、特別なことではない。 単にこれから行方不明者数に1が加算されるだけのことだ。]
(63) 2014/07/07(Mon) 22時半頃
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[くるん。 足取りリズミカルに、さてどこに行こか。 ソル・ディ・メディアノチェ初のヒースリング公演さ、だけど知ってる、この足は。 この街の、どこに何があるのかも。 覚えるさ、抜け道の一つだって、細かく、詳しくね。 何度も抜け出しちゃ、クソ野郎に捕まって引っ叩かれんだ、それでも。 あのクソ高いフェンスを、超えてやりたかった。]
(64) 2014/07/07(Mon) 22時半頃
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[腹が減っちゃあ戦はできぬと、そんな諺知らないが、腹ごしらえにゃここは向かない。 家並々すり抜けて、商店区へ向かおうか。
露店に、パン屋に、魚屋、肉屋。いいねえこっちは、食いもんに事欠かぬ。 何の魚かわからんフライを、コッペパンに挟んだものを頂こか。 ちりんと払える銀貨に感謝。]
(65) 2014/07/07(Mon) 22時半頃
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[>>55 ヘクターの大音量のがなり声に頬を引き攣らせる。]
あらあら、うちは良心的な値段と質の良さで、 ヒースリングでも評判なんだけど?
嫌ーね、お客なら差別なんてしないわよ。 ちゃんと”この”正規料金、支払ってくれるお客さんならね!
[騙そうとしてるのはどっちだか、と鼻白みながら。 目の端には落ち着け、と目配せしてくる親方の姿が入るが知らぬ振り。]
(66) 2014/07/07(Mon) 22時半頃
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[しかし、次の言葉には躊躇った顔になり、]
そう……。 あんたみたいな男でも、かわいがってくれる家族ってのはいるのよね。
[品の出所は勿論、家族などではないだろう。 そのことは理解しながらも。]
……気の毒ね。
[>>57 一瞬沈んだ顔になるも、不意に使づいた男の息に眉を顰める。]
(67) 2014/07/07(Mon) 22時半頃
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くっっさ……!! この酔っ払い。 何がかっこいいヘクター様よ。 鏡見たことないんじゃないの? そんなヤツに審美眼とか語られたくないわ!
親方! 水!!!
[ほいよ、とばかりに手渡された水桶の中身を、 男の顔に向かって思い切りかけようと。*]
(68) 2014/07/07(Mon) 22時半頃
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[その「客」の行く末は詮索しては、いけない。]
(69) 2014/07/07(Mon) 22時半頃
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-カジノ「アッパーアイランド」-
[そして、その後はオーナールームから出て、 高みからカジノの様子を見下ろすだろう。 禿頭を気にしているのか、帽子を被って。]
やっぱり金だなぁ……金しかないなぁ。 みんな、「まさにこの一瞬!」という顔。 へへへ、すごくいい顔だねぇ。夢、追ってるね。
[うんうん、と。]
(70) 2014/07/07(Mon) 23時頃
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っぶ!?
[>>68水桶の中身をまともに顔面で受け止めた。 鼻から口から水がはいり、あらぬところに詰まって溺れるような苦しみに襲われる。 俯き。見苦しく耳障りな咳き込み音を立ててたあと、片手で髪の毛にかかった水を払うようにしながら]
ナメたことしてんじゃねえぞクソ女アア!! つけあがりやがってよおお!!!! 腐れ×××××があああ!!
[卑猥なスラングをミッシェルに叩き付け、荷をひったくるようにして持つと]
(71) 2014/07/07(Mon) 23時頃
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見てんじゃねええよおおおお!!!
[壁によりかかりこちらを見て吹き出していた男の耳元にこぶしを繰り出し、壁をガンと思い切り殴る。 ヒイと恐怖にすくむ男を見ても、むかついた気持ちはまったく晴れない。 飾り棚を蹴飛ばしながら]
これで済むと思うなよおおおお!!! また来てやっからなあああああ!!
[お決まりの捨て台詞を吐きながら店を出た*]
(72) 2014/07/07(Mon) 23時頃
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[わあ。 ぶらり商業区をコッペパン食べ歩きしていたら、突然のシャワーが降ってきた。 幸い顔は守ったが、ご自慢の襟から下がびしょ濡れだ。 耳慣れたスラング投げつけて、店を出てくる男ひとり。 笑いも怯えもしないけど、小首傾げ様子は見てた。 そしたら拳が飛んできてさ、ひょいこらひょいと避けてやった。
喧嘩は嫌いさ、痛いもの。]
(73) 2014/07/07(Mon) 23時頃
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[様々な装飾品に目を奪われていると、ふいに声をかけられ豊かな黒髪をかきあげミッシェルへと向き直る]
ええ、昨日ここへ来たところなの。 ここは"整った"いい街ねぇ。
[お気に入りの首飾りを褒めて貰えれば機嫌良さそうに胸元の首飾りを指で弄び]
これは以前東方の街で作ってもらったのよ。 私の舞を見て『貴女をモデルにした作品を作らせてくれ!』って言われちゃってねぇ。
[思い出したのか少し頬を染め上げて照れくさそうにそう言った]
(74) 2014/07/07(Mon) 23時頃
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はぁぁぁぁ?! だ、だ、誰が×××××よ……!! あっ。
[口を吐いて出たスラングに周りの目がぎょっとするのがわかれば、片手で口を覆う。]
一昨日きやがれ!!!
[>>72 最後にひと暴れして店を出て行くヘクターの背に声を投げ、大きく肩で息をつく。
それから店に戻り、何事もなかったでしょう? と言わんばかりの笑みを浮かべた。]
(75) 2014/07/07(Mon) 23時頃
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[そう言ってみるが果たしてドナルドは手を離してくれたのだろうか? ヨーランダと言う子と似ていたようで、まだ見ぬ姿ではあるが。 ともあれ人間違いとはいえど、彼のいう言葉>>54にも一理はある。 カジノとはいえ、危ない場所という認識を持っているけれども。自分が、好奇心で来ること事態がそもそも間違いともいう。]
ここから、出ますから。
[それでも離そうとしなければ、離してもらおうと、掴んでいるドナルドの手を掴んで離そうともう片方の手を伸ばそうか。]
(76) 2014/07/07(Mon) 23時頃
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「さぁさぁ、今ここにいるあんたらは運がいいよ!」
[少し遠くから張りのある声>>13が響く。 視線をやれば、どうやらあれは、昨日見かけた一座の女性。
フランシスカの踊り?が、観れる…?
「フランシスカ」とは、あの女性の名前だろうか。 ぼんやりとした頭でそんなことを考えているうちに その女性は軽やかにステップを踏み始める。
あ。今、ここで、踊るんだ。
ようやく思考が追いついてきたところで 誘われるように、踊り手の方へと歩いてゆく。 花籠はその場に置き去りだが 恐らく此処では、取られる心配はないだろう。]
(77) 2014/07/07(Mon) 23時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/07/07(Mon) 23時頃
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[>>74 一連の騒ぎも気にしない様子の女性、 その艶やかな黒髪に見とれながら、]
来たばかりなら、まだあちこち見てはいないわね? ”整った――”そうねえ、
でもちょっと危ない感じのカジノとか、 ”そう”ともいえない場所もあるわよ?
[あまりお勧めはしないけどね、とつけ加え。 それとも彼女の言う整った街、というのはそんな一見猥雑にも見える”こちら側”の何やかやも内包してのことなのだろうか? 何気ない一言からはそれ以上のことは推し量れずに。]
私はミッシェル。 銀細工師よ、えーと、これとかこれ、は私の作品。 でもあなた派手だから、金とか大ぶりのが似合いそうね。
[首飾りの由来を聞けば目を輝かせる。]
(78) 2014/07/07(Mon) 23時半頃
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素敵!! その人もきっと素敵な方だったんでしょうね。 はあ……私も言われてみたい。
[頬を染める様子に、羨ましげなため息を吐いた。*]
(79) 2014/07/07(Mon) 23時半頃
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[ああ、店の奥に、よくよく見知った黒髪が。 シスカ、シスカ、フランシスカ、ここここ、ここだよ。 濡れ鼠のピエロ――じゃなくて、その手の操り人形が、こんこん、工房の窓叩いた。]
(80) 2014/07/07(Mon) 23時半頃
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……。
[男は頭を振り、再び歩き始めた。今日は良い日だ。 花売りの娘のほうから挨拶してもらった>>59し、居住区側は時折親子連れとすれ違うくらいで変わったこともない。 いつでも騒がしい商業区とは対照的だ。]
あ、そうだ。皿。 今日こそ忘れないようにしないと……。
[少し急ぐか、と街道を掃除するペースを上げる。 手は抜かないが。]
(81) 2014/07/07(Mon) 23時半頃
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[>>80 ガラスを叩く軽い音。 さては、またあの男が戻ってきたのかと鋭い目で窓に目を遣る。]
あら? 昨日広場で見た……。
[道化師の、視線を辿れば隣の黒髪女性へと。 やっぱり同じ一座なんだと納得して、様子を窺う。]
何か濡れてるみたいだけど…… にわか雨でも降ったのかしら?
[自分のかけた水のせいだと思いもせず首傾げ。*]
(82) 2014/07/07(Mon) 23時半頃
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[おっと、おっと、怪しいものじゃない。 もう水をかけるのはやめておくれと、頭を守ってしゃがみ込む。 震えてなんかいないさ、だけど、ちょっとは怖いだろ?]
(83) 2014/07/08(Tue) 00時頃
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[情熱的なギターに合わせ、踊り手は優雅に舞い踊る。 時折観客に近寄ってはショールを絡ませたりして ちらりと伺える表情は、何だか少し挑発的だ。
すっごく、綺麗。 それに、とても楽しそう。
やがて踊りも終わりを迎え、拍手の嵐が巻き起こると 踊り手は観客に応えつつ、本番への誘いをかける。
公演、早く観に行きたいな。 昨日の道化師さんも、素敵だったし。
憧れとは、少し違う。 名前の分からない感情を何となく持て余しながら 最後に精一杯の拍手を送り、花籠の元へと戻って行った。**]
(84) 2014/07/08(Tue) 00時頃
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見てんじゃねえよクソピエロ!!
[ヘクターにピエロとクラウンの違いは分からない。 >>73こちらを見ている様子がやたら癪に触って、壁を殴ってまだじくじく痛む拳をむちゃくちゃに繰り出すが、あっけなく避けられてさらに腹が立つ。]
(85) 2014/07/08(Tue) 00時頃
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ふふ、なあに、面白い。 あれもパントマイム?
[>>83 道化師の、頭守りしゃがむ仕草に笑みを漏らす。 窓に近づけば手招きして、 入ったら? というように指で店内を示した。*]
(86) 2014/07/08(Tue) 00時半頃
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[なんたってこの世で一番むかつくのは、こちらの怒りをちゃかそうとしてくる奴らだ。 そういう奴に会うとぶん殴りたくて仕方ないのに、そういう時にかぎってへぼい攻撃しかできないのは、全く「あちら側」にいた時から変わることができないままだ**]
(87) 2014/07/08(Tue) 00時半頃
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[ひゃあ、拳はまたやってくる。 バランスと運動神経大事でも、喧嘩はいいもんじゃないだろて。 手招き店の中に呼ばれたら、逃げ場を得たと駆け込んだ。]
『やあ、やあ、助かった!』
[手の中人形、口をパクパク喋るのだ。]
(88) 2014/07/08(Tue) 00時半頃
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いらっしゃい、道化師さん。 かわいいお友達もどうぞご一緒に。
[>>88 喋る人形にも会釈して見せて、フランシスカの元へ引き寄せる。 それから奥に引っ込み、すぐに戻ってくると、]
はい。 濡れたままじゃ風邪引いちゃうわよ。
[洗い立てのタオルを手渡した。]
(89) 2014/07/08(Tue) 00時半頃
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[赤毛の男は悪態をつき、側にあったアンティークなブリキの屑かごを蹴飛ばした。 鈍く荒々しい金属音とともに蓋が弾け飛び、転がって揺れるかごの口からは、新聞紙の切れ端やら、傷んだ林檎の芯やらが辺りに巻き散らかされた。
肩をいからせ去っていく後ろ姿に、エリオット氏はほんの少し安堵の混じった溜息をつく。
この男、普段の頼りなさとは裏腹に、どうにも妙なところで肝が座っていたりするのだ。お陰で母親にはよく、頭が鈍いだの木偶の坊だのと言われたものだ。確かにそうかもしれない、と、彼自身も思う。
ともかく、危機は去った。 エリオット氏は己の鼻柱の代わりに醜くひしゃげた、可哀想な巨大バケツを立て起こす。それから傷んだ林檎の芯をつまみ上げ、顔をしかめて首を振り、そのままバケツめがけて自由落下させた。]
(90) 2014/07/08(Tue) 01時頃
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[ふわふわタオル、手にしてぽかん。 そもそも、なんで濡れたんだっけ? まあ、いいか、いいか。やわらかタオルに罪はなし。 濡れた服や裾拭って、ついでに片手に一口残ってたコッペパン、ぱくり。]
[タオルを、どうも、ありがとう。 人形も道化も、お辞儀した**]
(91) 2014/07/08(Tue) 01時頃
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ところで、ねえ。 これとか……彼女に似合うと思わない?
[ミッシェルが手にしたのは大輪の花を模ったブローチ。]
これはヴェルメイユ……銀に金箔を被せたもので、 この緑の石はペリドット。 ……ほら、素敵! ね?
[フランシスカのひらひらとした衣装に当ててみせ、 同意を求めるよう、ふたりの顔を見比べた。**]
(92) 2014/07/08(Tue) 01時頃
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[フランシスカは、知っている。 道化師たるものこういう時に、Noを言ったらいけないと。 似合います、素敵です、すばらしい! 大きな身振り手振りで表現するから、彼女にゃなかなか、信じられないかもしれないが。 ちらりこちらを見られたならば、力いっぱい頷いた。
ほんとに、ほんとに、綺麗さ、シスカ!**]
(93) 2014/07/08(Tue) 01時半頃
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[さて、陽は落ちて辺りはすっかり夜。 ぬるやかな風が、昼の暖かさの名残を見せている。
原稿は無事に届けることが出来た。次回の分は、実はもうほぼ書き上がっている。本来そちらが先に掲載されるはずだったのだが、編集の意向で急遽新しい話を挿し挟むことになったのだ。そして次の号は頁の都合により休載。今回はぎりぎりだったが、次まではまだ少し余裕がある。エリオット氏は思い切って明日から一週間ほどを休日とすることにした。
とはいえ、それは詩作のための休日だ。秋には大きな公募もある。 詩人として認められたい。その気持ちは、やはり強かった。]
(94) 2014/07/08(Tue) 02時半頃
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………と、すみません。
[路地から出てきた人物と、危うくぶつかりかけた。 謝りながらその人物に目を向けて、思わずぎょっとした。 痩せぎすの男。無造作に伸びた髪の隙間から、虚ろな眼が光る。
ここらでは有名な世捨て人だ。引き篭もった部屋から何やらぶつぶつ呟く声が聞こえるだとか、人を殺して逃げ回っているだとか、実は没落貴族の出なのだ、などと、とかく噂に事欠かない。
男は何も答えず、すぐにエリオット氏から視線を逸らし、来た道をそのまま引き返して行った。風はもう吹いていない。こころなしか、辺りの空気が淀んだような、気がした。]
(95) 2014/07/08(Tue) 02時半頃
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― 回想・オーナールーム ―
『頼りになるよ、ドナルドくん』>>58
[ヨアヒムの言葉に、ドナルドは芝居がかった態度で一礼した]
ありがたいお言葉で。ボス。
[そのままニヤついた笑みを浮かべると、オーナールームから出る。その際に、気絶した「客」を一瞥した。 この男がどうなるか、ドナルドは知らない。が、大体の想像はついている。一歩間違えば、自分もその「客」の立場になり得ることも]
……あー。ねむ。
[オーナールームを出ると、思考を振り払うように欠伸ひとつ。 罪悪感など、とうに消え失せた。これがドナルドの日常であった]
(96) 2014/07/08(Tue) 04時半頃
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― 現在・カジノ「アッパーアイランド」 ―
『と、とりあえず離してもらえたら嬉しいです』>>62
[ペラジーの困惑した様子に、ドナルドは唸り声を上げて]
ん。ああ。すまねえ。
[そっと手を離す。どうにも調子が狂っていた。 いつもなら「この女もカモにしてやろうか」と思考を巡らす所だったが。 すっかり毒気を抜かれてしまっていて]
こんな危ない場所には金輪際近付かん方が良い。 さァ、帰った帰った。
[しっし、と追い払うように手を動かす。心底迷惑そうな顔をして。 どうにも、ヨーランダと同じ年頃の娘には弱いのだ。 らしくない態度に、近くのバニーガールがくすくすこちらを見つめていた。ムカつく。後でとっちめてやる**]
(97) 2014/07/08(Tue) 05時頃
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―於:噴水広場―
[今日もよく晴れている。 エリオット氏は広場を見渡すベンチに掛け、ぼんやりと辺りを眺めていた。いつも通りの景色。掃除の青年、花かごを抱えた娘。
違うのは、旅芸人の一行だ。宣伝だろうか、派手な衣装に身を包んだ、黒い髪に黒い肌の踊り子が何やら口上を述べ、音楽とともに舞い始めた。もう少し近くまで行こうか、とも思ったが、観客諸共を見渡すのも、悪くはない。
それから、側の紙袋に手を伸ばし、移動式パーラーで調達したカフェオレとサンドイッチを取り出した。少し遅めの朝食をとりつつ、噴水前の即席劇場を見物することにした。実に良い休日だ。]
(98) 2014/07/08(Tue) 17時頃
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[異国の女は妖艶に踊る。 その様に、エリオット氏はほう、と息を吐いた。 それはさながら蠱惑的な黒い蝶。装飾の施された薄布が鱗粉のように輝き、長い髪は翅のごとくひらめく。]
……あ。
[齧りかけのサンドイッチがぽとりと地面に落ちた。 同時に音楽が止み、一瞬の静寂。そして、歓声と拍手。
寂しくなった手元を見、袋の中を覗く。何もない。これが最後のひとかけら。 足元に目を落とし、諦めてサンドイッチの成れの果てを爪先に引っ掛け、蹴り上げた。
それが着地するかどうかのうちに、遠巻きに様子を窺っていた鳩の群れが、人の手を離れたパンを求めて押し寄せるのだった。]
(99) 2014/07/08(Tue) 17時頃
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[貪り食われるサンドイッチのかけらに少しの未練を感じながら、エリオット氏は徐に立ち上がった。
紙袋を丸めて後ろのポケットに突っ込み、氷が溶けてすっかり薄くなってしまったカフェオレのふやけた紙コップを手に歩き出す。向かうのは、先刻まで即席劇場の観客の一人であった、花売りの少女の元。
少し汗ばんだラベンダーのシャツに、ゆるやかな風が吹き付ける。 じんわりと蒸した昨晩とは打って変わって、過ごしやすい陽気だ。]
(100) 2014/07/08(Tue) 19時半頃
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こんにちは。お花を頂けるかい。 小さな花束にしてほしいんだ。
[エリオット氏は穏やかな声音で、少女に声をかけた。 今日は髭も剃り、髪も丁寧に梳いてある。普段よりは、幾らかましな見目だ。
少女の栗色の髪が、穏やかな風に揺れる。 その様子が、ふと古い記憶を呼び覚ました。 まだずっと若かった頃、栗色の髪が美しかった、彼の最初の女に言われた言葉。
『あんたはさ、仕事さえちゃんとしてりゃ悪くない物件なのに』
今思えば失礼極まりないのだが、当時は真面目に傷ついた記憶がある。それすら、今は良い思い出だ。
そういえばあの女は、あんたの柔らかいテノールが好きだ、と良く言っていた。だから、いつだって彼は声を荒げることをしない。親切だが失礼な編集者に余計な世話を焼かれた時だって。
そんな、どうでもいいような連想と共に、百八十数糎の木偶の坊は花売りの返事を待っていた。]
(101) 2014/07/08(Tue) 20時頃
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こんにちは。ありがとうございます。 お好みの色や、何か相談事はありますか?
[花束を所望されれば>>101、にこりと笑い 花籠の中から数本抜き出して整え始める。 空気を明るくするような、鮮やかな黄色が3本。 そこに白い花を数本足して。]
特にご指定がなければこちらはいかがでしょう? 小ぶりで扱い易い、咲き始めたばかりのお花です。
[良い返事が貰えれば、包装して手渡すつもりだが もしも指定が貰えれば、それに合わせて選び直そうと。]
(102) 2014/07/08(Tue) 21時頃
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―広場― おうおう、そこの嬢ちゃん。 俺にも適当に見繕ってくれや。
[やつれた男>>101と花売り>>102の掛け合いが視界に入り、にやにやしながら横柄な態度で近寄る。 水は乾いたが、酒臭さは抜けていない。]
それとも〜? 俺に売る花はねえってか、ああ?
(103) 2014/07/08(Tue) 21時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/07/08(Tue) 21時頃
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― 墓場 ―
[道化師が去った後、しばらくしてやっと。 墓守は懐からレースのハンカチを取り出して、ハートのカードを丁寧に包んだ。 声なき声が記憶を揺り起こしてくる。 彼女は懐かしさに目を細める]
そうですね… 懐かしい、です。 昔は、よく、…こんな風に
[例えば嵐の去った翌朝なんかに、フェンスの向こう側からこぼれた落し物が落ちている。それを泥だらけの地面から競って掬い上げて、ボロきれに包んだ。 ガラクタなら二束三文、鉄くずなら豪華な夕飯が食べられる。極稀に、輝く装飾品を見つければ一攫千金。同時に命も狙われた。 彼女も兄貴分の後ろ、おそるおそる泥を掬って、宝物を探して。]
(104) 2014/07/08(Tue) 21時頃
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[するすると連鎖して思い出が蘇る。 そこには面白いものを見つける名人のような少年がいた。ガラクタを組み合わせて、いつも楽しそうにしていた。
ついに一度も、言葉を交わしたことはなかったけれど。 彼はどうなったんだろう?]
――…思い、出せ ないの
[いなくなったのだろう。と思う。 「あちら側」ではよく、誰かが突然いなくなった。
彼女自身だってそうだった。皆に別れを告げる間もなく、勝手な事情で連れられて、この地に居を与えられた。それは追い出された時と同じぐらい、突然に。]
(105) 2014/07/08(Tue) 21時頃
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―― 回想:工房 ――
[さて、ミッシェルの売り込みと道化師のyesパフォームを受けて>>93 フランシスカが品を気に入ったかどうか。 何れにせよ、あれこれ勧めたり、一座の興行の話を聞いたり、歓談の時が過ぎる。]
さ、私、そろそろ仕事に戻らなきゃ。 本日はご来店ありがとう。
私も今度……え、と、ソル・デ・メデ……メディ…… うん、観に行くわね!
[上手く廻らない舌を、笑顔でごまかした。*]
(106) 2014/07/08(Tue) 21時頃
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[手から解放されて、袖を直す。]
『さァ、帰った帰った。』
[>>97しっし、と追い払うような仕草と心底迷惑そうな表情。 その仕草になんだか、子供扱いされた気分。 むすっとした表情が表に出たかも知れない。 危ない場所なのは、彼の見なりとカジノ周辺から分かってはいるつもりだ。]
子供じゃないんだけれども…。
[そう呟くのは聞こえただろうか。]
(107) 2014/07/08(Tue) 21時頃
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[ハンカチを閉じた。 カードの形をさらりと指先で撫でた後、一つ唇落として、それから懐に仕舞った。
過去は過ぎた。 彼女は墓守としての仕事をする。 花が無いから、街に行かなくては。*]
(108) 2014/07/08(Tue) 21時頃
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[呟きながら、忠告された以上はここから出るとしよう。 そう考える*]
(109) 2014/07/08(Tue) 21時頃
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[居住区を掃除しながら進めば、やがて小さな森へと行き当たる。 商業区のざわめきからも居住区の子供の声からも離れたこの先は墓地。 男の管轄外だ。
ここからでは見えないが、恐らく墓守の娘が今日も来ている(男はヨーランダの住居が何処にあるかを知らない)のだろう。]
……っと、油を売ってる場合じゃなかったな。
[踵を返し、来た道を戻ろうとする。]
(110) 2014/07/08(Tue) 21時半頃
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良いね、素敵だ。これなら……
[言いかけたその時、割って入ったのは派手な刺青の、見慣れぬ男。 昨日の眼帯よりさらにたちの悪そうなその男は、酒臭い息を吐き管を巻いた。
エリオット氏は横目で男を見、それから少女を見た。 こういう迷惑な輩には、とかく関わらないことが肝心なのだ。]
少しお待ち頂けます? 残念ながら、お嬢さんは一人しかいらっしゃらない。
[それでもやや皮肉めいた口調となるのは、ウィリアム・ベンフォードの生来のものなのだろう。本人は至って悪気なく発する言葉なのだが。]
(111) 2014/07/08(Tue) 21時半頃
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『子供じゃないんだけれども…』>>107
[微かに聞こえたその呟きに、ドナルドは苦笑する。 明らかにカタギではない自分に向かって、臆せず不機嫌な顔を見せつける少女。全く怖くないはずがないだろうに。その強がりな様子が、どうにも放っておけず]
その言い草がガキだっつってんだよ。
[やれやれと肩をすくめた。仕方ない。 本当に、俺らしくもない]
おい、ガキ。出口まで連れて行ってやろうか? 迷子になって、ひとりじゃ出られねえんだろ。
[わざと子供扱いして、頭をぽんぽん。思い切り茶化してやった。 もしもそれで出ていかないようだったら、無理矢理つまみだしてやろうと考えながら]
(112) 2014/07/08(Tue) 21時半頃
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[ひとりになれば、いつもの作業に集中する。 ミッシェルは、彫金と、ロストワックス鋳造と言われる方法を用いて作品を作っている。 今作っているカトラリーは、ヒースリングでも裕福な商家からの受注品。 客人が来た時のためにもまとまった数が欲しいから、と、 セットともなれば大量の数に及んで。 そのため、ひたすら石膏型の中の蝋を溶かし、地金を流す作業の繰り返しだ。]
スプーンなんて、木製で充分だと思うけどね。
[実際、ミッシェルや家族が銀製のカトラリーを使うことなどない。 ”あちら側”の住人に至っては、スプーンという道具が使われることがあるのかどうか。 フェンス向こうの事情に疎いミッシェルも、それぐらいの実態は認識するようになっていた。]
(113) 2014/07/08(Tue) 21時半頃
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――リデル=カー工房――
[たくさん、たくさん、話しただろか。 道化は口を開きはしないが、肩の人形はよく喋る。 ぱくぱくぱかぱか口を開け閉め、旅の話をしたんだろうか。 いつだか、すっかり時間は過ぎて。仕事に戻る>>106と、聞こえたよ。]
『おっと、そりゃそりゃ邪魔できないな! 退散、退散、退散だぁ。』
[人形は道化と踊り子交互に見てさ、退散退散騒ぎ立て。 それから、ぴたっと止まったんさ。]
(114) 2014/07/08(Tue) 21時半頃
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[時折、思い巡らすことがあっても、自分に何ができるわけでもない。 元々、他所から来た身。”あちら側”に知り合いもいない。 そんなミッシェルにとって、この街の現状は強い実感をともなったものでなく。
自分にできることは、目の前の仕事を少しでも満足いく形で仕上げること。 ミッシェルの青碧の眸は明るい輝きに満ちていたが、そこに日常の奥に潜む闇を探るほどの深淵さはない。
そして彼女は型をひとつ手に取り、慣れた手つきで、蝋に熱を入れた。*]
(115) 2014/07/08(Tue) 21時半頃
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[お褒めの言葉を戴けた>>111と思ったら 不意に別方向から声がかかる>>103。 視線をやるのと同時に「ああ?」と軽く凄まれれば 条件反射で肩がびくりと震えただろうか。]
こんにちは。ありがとうございます。
申し訳ありませんが もう少々お待ちいただけますでしょうか?
[強い声には慣れていないが 必要以上に男を怖がる事はなく。 にこりと笑って、頭を下げた。]
(116) 2014/07/08(Tue) 21時半頃
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『そうそう、お礼に、お嬢さん。 一つ注意を、させてくれ。 何だか、よくない予感がすんだ。夜道にゃ、充分気をつけなぁ。 ――男は狼なんて、言うからな? 嘘じゃあないさ、からからおつむだけんど、勘はさえてる、よく当たるんだぁ』
[かくり、小首を傾げつつ、人形は頭を指差した。 少しばかりか神妙な声で、工房の主に言葉を添えた。]
『それでも、夜に出たいなら。 ソル・ディ・メディアノチェに寄っといで!』
[宣伝しっかり挟み込み、工房くるりと後にする。]
(117) 2014/07/08(Tue) 21時半頃
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― 広場 ―
[いつものようにストールを被って、俯きがちに早足で広場へと出る。 彼女にとっては2日連続で街へ出るなんて滅多にないことだが、花を切らしているのだから仕方ない。
幸いなことに花売りは今日も広場にいた。
男の客が何人かいる。 肩をこわばらせたまま遠巻きにその様子を見ている姿は、きっと妙に目立っている。]
(118) 2014/07/08(Tue) 21時半頃
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[ユリシーズに諌められ、それでようやく彼に気づいたように振り返りながら]
なんだ?てめえ。 存在薄すぎて気づかなかったぜええ? だがなあ、俺はてめえに話しかけてんじゃねえよ。 んなことも分からねえのかあ?
[にたにたと相手の不快感を煽る笑みで、しかし額には青筋立てながら睨みを利かせる。 だが、メアリーに待つよう言われれば、薄い笑みを浮かべながら]
おう、勿論だとも! 俺は列を乱すような悪い奴じゃねえからなあ?
[そう言って手をひらひらさせる。]
(119) 2014/07/08(Tue) 21時半頃
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―― 広場→商業区 ――
[居住区をぐるっと回って今日の分の仕事を終えた男は、仕事道具を片付けて商業区へと向かおうとしていた。 花売りの彼女の周囲には客が、……盛況と呼んでよいものかは少し迷う光景だ。 昨日も会ったこの街の男と、見知らぬ柄の悪い男。]
……揉め事でなければいいんだけど。
[傍から見ている限りでは大丈夫そうか。 そう判断して男は広場を通り過ぎる。]
(120) 2014/07/08(Tue) 21時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/07/08(Tue) 22時頃
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―― 商業地区のどこか ――
さ、今日は家に戻らないとね。 お土産でも買って行くかな。
[工房に泊まり込むことの多い彼女にとって、三日ぶりの帰宅だ。 年頃の娘が……と渋い顔になる母の顔を思い浮かべ、 機嫌を取る算段。
>>117 それから昼間工房を訪れた道化師の言葉がよみがえる。]
悪い予感? 悪いっていうと、あいつぐらいしか思い浮かばないけれど。
[同じく今日顔合わせた悪漢を思いだし、鼻にシワ寄せ。 道化師の、神妙な声にはありがとうと感謝の言葉返し、 上手な宣伝にはにっこり微笑んだ。]
(121) 2014/07/08(Tue) 22時頃
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[化粧で隠された表情は読み取れなかったが、 ミッシェルにはそれは楽しい予感の前触れのように思えた。
この時は、まだ。]
(122) 2014/07/08(Tue) 22時頃
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ガキ…。 [>>112眉間に皺を寄せて、ますます不機嫌になる。 『迷子になって、ひとりじゃ出られねえんだろ』 わざと子供扱いするように、頭をぽんぽんと撫でられる。 こ、この男…。 う、迷子になったことが先日あったから心が痛い!]
う、迷子にはなってないです。
[これは本当。だって出口はわかるもの。]
それよりガキ、ガキ呼ぶのやめてくれません?
[反抗しようと男の足を踏むべく足を動かそうとする。*]
(123) 2014/07/08(Tue) 22時頃
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待って頂けるなら、構いませんよ。
[やれやれ、とでも言いたげな顔で、エリオット氏は言った。 尻ポケットから安革の小銭入れを引っ張り出して、器用に片手で開いた。その拍子に丸めた紙袋が飛び出して、初夏の風に転がっていく。それには気づかず、エリオット氏は開いた小銭入れを奥に傾けて硬貨を滑り出させた。左手はすっかりふやけたカフェオレのカップで塞がっている。]
これで足ります?
[花売りに小銭入れの蓋に乗せた大小数個の硬貨を見せる。この大きさの花束なら、大きな硬貨一つで釣りが出るはずだ。]
(124) 2014/07/08(Tue) 22時頃
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カジノなんてあるのね。 手元が心許なくなったら行ってみようかしら?
[危ないと言われても特に気に留めるようではなく、そちらに興味を示す。 旅をしながらあれこれ危険な目にも合うので、対処法をすっかり心得ているようだ]
私はフランシスカ。旅芸人の一員よ。 貴方も良ければ仕事の息抜きにでも見に来て。
[そういうと小さく折りたたんだチラシを取出しミッシェルに手渡す。 紹介された銀細工を眩そうに見つめて]
いいわねぇ、こういうのも私好きよ。 昨日見た店もいいけどここもなかなか… ん?
[ガラスを叩く音に顔をあげればネイサンの様子に気が付き]
(125) 2014/07/08(Tue) 22時頃
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[どん、という軽い衝撃。 一瞬目を見張り、振り向くと痩せぎすの男がいる。どうやら彼にぶつかられたようだ。何も言わずに立ち去ろうとしている。 ヘクターの視点からでは、彼の目の虚ろなことには気づけない。]
おい待てよ ぶつかっといて何の謝罪もねえとは どういう了見だ、あああ? 骨が折れてたらどうしてくれるってんだよおお?
[思わず彼の胸元をぐいと掴んで引き寄せるが、その口は何も語らない。 ヘクターの額に、一旦はおさまっていた青筋が再び浮き上がる。]
大した度胸してんじゃねええかああ! お望み通り、その喧嘩買ってやろうじゃねええかああ!!
[そのまま、男を引きづるようにして広場を去り、どこか物陰へと*]
(126) 2014/07/08(Tue) 22時頃
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[男が了解してくれれば>>119、先客の方に向き直り 先程整えた花束に、数本小さな白い花を足す。 淡いグリーン紙と透明なフィルムで器用に包むと 持ち手に黄色いリボンをかけて。
これで足ります?と聞かれれば>>124 差し出された小銭入れの蓋の上、大きな硬貨を1つ取り お釣りの硬貨を数枚乗せて返しただろう。]
小さなお花はサービスです。 是非また、いらしてくださいね。
[丁寧にまとめた花束を差し出し にこり微笑うとそう言った。]
(127) 2014/07/08(Tue) 22時頃
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[花を買うか菓子を買うか、 それとも先に食事でも取るか、 迷うことも楽しんだ様子で、街を歩く。]
食事もひとりってのも味気ないのよね。
[普段は作業の傍ら片手間で済ませることが多いのだが、 せっかく街中に来たのだから楽しみたいとも思う。]
あら?
[>>120 広場方面から近づく姿は見覚えのある。]
ラルフー!
[近所に住む掃除夫の青年に手を振った。]
(128) 2014/07/08(Tue) 22時頃
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[花売りの近くで、男の荒らげる声。>>126 墓守はぎゅっとストールの端を握りしめる。怯えた眼は、うつろなままで。]
……… だれ…?
どうして、ここに……
[呟きながらふらふらと一歩歩み出す。 足は、男の消えていった路地の方へ。]
(129) 2014/07/08(Tue) 22時頃
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―― 商業区 ――
[通り過ぎた後に揉め事>>126が起きていたとは知らぬまま。 商業区を歩けば、道の先にミッシェルの姿が見えた。 昨日は話しかけるのを躊躇ってしまったが。]
……あー……。
[迷う暇もなく見つかった>>128。 片手を振って、なるべく冷静に努めて、彼女のほうへと近づく。]
や、ミッシェル。 ……今日はもう仕事終わったの?
(130) 2014/07/08(Tue) 22時頃
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ガキって呼ぶのをやめろって、おまえ――
[>>123名前も名乗っていないじゃねえか。そう言おうとして。 足に、鋭い衝撃]
いたっ。てめえ。 優しくしてやれば調子に乗りやがって。
[頭に来た。こうなれば実力行使だ。 ペラジーのフードをむんずと掴み、ずるずるとカジノの入り口まで引きずっていく。 そのままポイッと路地にペラジーを放り投げると]
もう二度と来るんじゃねえぞ、ガキ! 俺様の名前はドナルドだ!よぉく、覚えとけ!
[威圧するように怒鳴りつけると、ガチャンとカジノの扉を閉める]
(131) 2014/07/08(Tue) 22時頃
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うわ。大人げねえ。俺。
[思わず顔を手に当てた。情けない。 扉を背に寄りかかりながら、ずるずると床に座り込む。 俺こそガキじゃねえか、と独りごちる]
(132) 2014/07/08(Tue) 22時頃
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ずぶ濡れになってまぁ。貴方もまぬけねぇ。
[ネイサンの様子に目を丸くして楽しげに笑う。 "まったくもう"と言いながら様子を見守る目は親愛の篭ったものだった]
まぁ!素敵なブローチ! 今日の衣装にもぴったりだわ! ねぇ、ネイサンもそう思うでしょ?
[好みにぴったりあったブローチを当てられ、興奮気味に問いかける。 そしてネイサンの返答>>93に満足気に頷く。 どうやらネイサンの返事はフランシスカのお気に召したようだ]
せっかくだし頂こうかしら? ああ、今付けていきたいから包まなくて結構よ。
[気に入ったものは即決。 きっぱりしたフランシスカらしい買い方だった]
(133) 2014/07/08(Tue) 22時頃
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有難う。
[礼を言い、小銭入れをポケットに戻して花束を受け取った。 紙袋はもう、どこかへ見えなくなってしまっていたし、エリオット氏は落としたことにすら、気づかなかった。
改めて花束を見つめる。手首をぐるりと回して、あらゆる角度から。 独り言のように満足の頷きを見せたその時、背後から刺青男の怒声が飛んだ。]
うわあ…。
[思わず、素頓狂な声が漏れた。絡まれていたのは、件の世捨て人。初夏の陽気はかの引き籠りをも外へ誘い出し、……災難に見舞わせたようだ。
止める間もなく、世捨て人は刺青男に引き摺られていき、残された詩人は困ったような顔を花売りに向け、肩をすくめるしか*なかった*。]
(134) 2014/07/08(Tue) 22時半頃
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―路地裏―
[虚ろな男はヘクターに殴られるままだ。 反撃をすることも無く、ただひたすら拳を顔に腹に受けている。
やがてヘクターは拳に付いた血を男の服で拭うと、鼻血と涎まみれの男に興味が失せたかのように、彼を掴んでいた手を離して埃まみれの地に放り捨てた。]
もうこれで分かっただろ〜〜? ぶちゅかったらきちんと謝りまちょうねええ〜〜〜?
[鬱憤をはらして清々しい気分になったヘクターは、伏せた男に言い聞かせるようにしゃがみこんだ。 ふと、男の口が何か動いているような気がして、耳をすましてみたが]
……人間語しゃべれっつの。
[呆れたように言って立ち上がり、彼の腹を蹴り飛ばした。]
(135) 2014/07/08(Tue) 22時半頃
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[>>130 近所に住むこの青年は、 いつでも自分への反応が淡泊で。
生来の気質なのか、それとも苦手に思われているのか、 計りかねるもそれ以上思考を進めることはなく。]
うん。今、帰るとこよ。 ラルフもこの時間なら終わりよね?
ねえ、どこかで食事でもしていかない?
[近くのカフェを指さし、気軽な調子で誘う。]
(136) 2014/07/08(Tue) 22時半頃
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― 路地裏 ―
[暗がりに入り込み、彼女はしばらく歩いて行く。 荒ぶる声を頼りに角を曲がり、歩いたこともないような道を歩きつづけた。 そうして追いついた先には血の匂いが漂う。>>135 彼女はまるで夢から醒めたかのように、ひとつ瞬いた。]
………なに、を…
[しているの。――などと、声は続かない。 彼女は怯えた眼差しで男を見る。 ストールを握りこむ指先はこわばって、青白い色になっていた。]
(137) 2014/07/08(Tue) 22時半頃
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[>>131踏む感覚。それはもう、見事に踏んだ。]
うわっ! ちょ、ちょっと、離してよ!
[フードが伸びる! しかし悲しいかな、むんずとフードを掴まれてずるずると引きずらるのは、身長の差で足が付かなくなってるせいか。 入り口まで引きずられると、ポイっと投げ込まれた。] 『もう二度と来るんじゃねえぞ、ガキ! 俺様の名前はドナルドだ!よぉく、覚えとけ!』
威圧するように怒鳴りつけて、ガチャンと音を立てて扉がしまる。]
(138) 2014/07/08(Tue) 22時半頃
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な、んだ、と?
[締められた扉を見て、茫然しながら、震える声で呟く。 体が震える。 恐怖ではなく、これは苛立ちだ。 ガキって言われた、何度も。]
次会ったら、ドナルドおっさんって言ってやる。
[子供みじた発想を口にしつつ、こちらも大人げなかった。]
(139) 2014/07/08(Tue) 22時半頃
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はぁ……大人げない…。 [口にして気付く。溜め息と共に呟く。 またガキって言われそうだ。 身を起こして土埃をぱたぱたと手で払い落として]
広場にいこっか。
[飲み物買って広場でのんびりとしよう、そうしよう。 そう決めて広場へと向かっていく。]
(140) 2014/07/08(Tue) 22時半頃
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ああ?
[>>137呟きのような声に振り向くと、女が立っていた。 正義感ぶって声をかけたというよりは、目の前の光景が理解できない、といったように見える。 ヘクターは、にやりと笑うと親切に説明することに決めた。]
こいつぁな、人にぶつかっといて 謝罪もなんもなしに立ち去ろうとしたからなあ、 教えてやったんだよ、ぶつかったら謝るんだぞ、ってよ! ヘクター様は親切だからなあ!
(141) 2014/07/08(Tue) 22時半頃
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[男にはもともと女の子の友人は多くない。 だから年頃の女の子の扱いは正直に言えばよくわからない。 それでももっと昔はもう少し自然に話せていた気もするのに、ここ暫くはずっと距離を測りかねている。 その理由もはっきりとはわからないままだ。]
ああ、ちゃんと帰ってるんだ。 先月おばさんに会った時、ミッシェルが仕事に夢中で中々帰ってこないって聞いてたから……。
……え?
[予想外の誘いに一瞬目を丸くして。]
い、いいよ。うん。
[咄嗟に財布の中身の心配をした。 大丈夫、女の子一人のカフェ代を出せる程度の甲斐性はある。]
(142) 2014/07/08(Tue) 22時半頃
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[いい買い物をしたと上機嫌で工房を後にする。 今日はまだまだ日が高い。今のうちに何をしようか?]
フランシスカは…3
1.商業地区を眺める事にした。 2.広場で食事を取ることにした。 3.ふいに路地裏が気になった。 4.カジノに興味を持った。
(143) 2014/07/08(Tue) 22時半頃
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……謝らないのは、 …良くない、 けれど……
[こんなになるまで。という言葉は飲み込んだ。 血の臭いも死の臭いも墓守にとっては珍しいものではない。それこそ、貧民街では日常茶飯事だった。たとえ、彼女が危険な目に遭わないようにと、隠してくれる人がいたとしても。
地に倒れる人間が動かないのを一瞥した後、再び目の前の男を見た。]
…ヘクター………?
[その名前に、どこかで聞き覚えがあった。 震えながらもまっすぐに彼を見る。]
(144) 2014/07/08(Tue) 22時半頃
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[あてもなくぷらぷらと歩いていると、何か派手な物音が聞こえた。 それはどうも路地裏から聞こえたようだった。 少し迷ったのち、興味心が勝ったのかそちらへ足を進める。
すると、なにやら刺青のはいった派手な男性が、頭からショールを被った少女に物言いをつけているようだった]
あらあら。いい男が何を叫んでいるの? そんなか弱い少女につっかかっちゃせっかくのいい男が台無しよ?
[特に助けようと言う気はなかったが、気になってしまったものは仕方がないと声をかける。 突然の闖入者に二人の視線がフランシスカへと集まる]
(145) 2014/07/08(Tue) 22時半頃
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[礼を言われるのは珍しい事ではないが 丁寧にくるりと回し見て貰える事>>134は多くない。
柔らかな物腰の、丁寧な、人。
こういう人に喜んで貰えるのは、とても嬉しい。 そこに、嘘は、無いだろうから。]
(146) 2014/07/08(Tue) 23時頃
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[露店でフルーツジュースを買いながら広場に向かう道中、 裏路地の方から何やら騒がしい…?]
…。 首突っ込まないに限るよね…。
[視線は裏路地のほうを見つつ、ジュースを口に含む。 甘い果実の味が口に広がって、気分が和らいでいく。 その先で>>135物騒なことが起きていることを知らず、広場へと歩いて行った。]
(147) 2014/07/08(Tue) 23時頃
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ヨーランダは、乱入者が現れても、しばらくはヘクターから視線を離さない。
2014/07/08(Tue) 23時頃
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[ついつい仕草に見惚れていると 突如響き渡る男の怒声。>>126 思わず肩を震わせて、恐る恐るその方向を見ると。]
あっ。
[先程の男が、一人の男を引きずって行くのが見えた。
…お、お花。渡しそびれちゃった。
暴力というものに縁が無かった彼女は これから何が行われるのかなど想像も出来ず 必要としていた花を渡せなかった事だけを残念に思い。 困ったように肩を竦める男>>134に向けて苦笑を返した。]
(148) 2014/07/08(Tue) 23時頃
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―― 喫茶:ル・ミロワール ――
[通りの見える窓辺の席に、ラルフと向かい合って座る。落ち着いた店内に、ミッシェルの快活な声が響く。] 今日はね、自信作のブローチが売れたの。 今ヒースリングに来ている旅芸の……えーと、 ノル・デ・メディチアーノ? そうそう、チラシもらったんだった。これ。 ね、楽しそうでしょう?
それに、とっても素敵なひとたちだったの。 エキゾチックな美人とチャーミングな道化師さん。
明日の夜にでも見に行こうかなって。 ヨーランダとか行かないかしら。
…………ね、聞いてる?
[白身魚のソテーを刺したフォークを握ったまま、 ラルフの顔を覗き込んだ。]
(149) 2014/07/08(Tue) 23時頃
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[>>144目の前の女の様子のおかしさに、ヘクターは眉根を寄せた。 女というものは、花売りのように怯えるか、女職人のように図に乗るか、そうでなければ商売女のように甘ったるいものだ。 見慣れぬ反応に、ヘクターの陳腐な脳みそは上手く活動しない。]
……てめえは
[繰り出す言葉を見つけられぬまま口を開きかけたが、 やたらと通りの良い女の声>>145が、ヘクターを現実に引き戻す。
女、女、また女……]
(150) 2014/07/08(Tue) 23時頃
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つっかかってねえよ!誰だ、てめえは! あーあーあーあー!!クソ面白くねえ!!
[吐き捨てるように言いながら、ストールをにぎる青い女を指差して]
この気味悪ィ女が勝手に見に来やがって、 勝手にショック受けてるだけだろがああ!!
チッ、どきやがれ!! 商売女風情が、邪魔なんだよ!!
[そういって女たちに背を向け、肩をいからせながら路地裏をさっさと出て行くことに]
(151) 2014/07/08(Tue) 23時頃
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―― 喫茶:ル・ミロワール ――
[窓辺の席は程よく外の光が差し込み、明るく話すミッシェルの顔を照らす。 周囲の客も騒がしすぎず、静かすぎず、平和そのものだ。]
へえ、それはよかった。 その……えーと、旅芸人の人が買っていったの?
[自信作というなら、一度見てみたかったかもしれない。 どうしても女性物の装飾には縁がないため、彼女の作る作品もあまり多くを見たことはない。 工房に行けばいいのだが、冷やかしで行くのも気が引ける。
そういえばミッシェルは自分で作ったブローチをその胸に飾らないのだろうか。 と、思って彼女の胸元を見たところで。]
(152) 2014/07/08(Tue) 23時頃
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……あ、ああ、聞いてる聞いてる。 ヨーランダさんは、どうだろう。誘ってみたら来るんじゃないかな。 昨日も広場で少し見てたみたいだし。
[目線を開かれたチラシに落として、頼んだコーヒーを啜った。]
(153) 2014/07/08(Tue) 23時頃
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[「気味悪ぃ女」と指差されるのは、いつものこと。だから男の怒鳴り声>>151は墓守になんの変化も齎さない。 去っていく男の背が角を曲がるのを見送り、詰めていた息を吐く。 そこでようやく乱入者たる女を見て――その浅黒い肌に驚いた。] ありがとう…、ございます………
[見知らぬ人間、緊張が走るが、助けられた礼をするのが先だ。 消え入る声で礼を告げた後、視線を外して俯いた。]
(154) 2014/07/08(Tue) 23時半頃
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かっかしちゃってやぁねぇ。 ねぇ、貴方大丈夫?なんだか顔色が悪いけれど…
[掛けられた暴言を気にする風でもなく、立ちすくんでいるヨーランダに声を掛ける。 フランシスカからは彼女が暴漢に絡まれ怯えているように見えたようだった]
ってあらあら、そこのお兄さんも大丈夫?血まみれじゃない。 早く手当した方がいいわ。
[そう言うないなや、ストールを細く引きちぎりサイモンに巻いてやった]
え?何?よく聞こえないわ、もう一度お願い。
[うめき声のようなサイモンの呟きはフランシスカに届かなかったようで、問い返す]
(155) 2014/07/08(Tue) 23時半頃
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やれやれ。なんかどっと疲れた。
[先程のペラジーとのやり取りを思い出し、ため息ひとつ。 本当に今日は、調子が狂いっぱなしだ]
……む。
[ギャンブルテーブルでカードを配っていた白髪のディーラーが、俺に向かって軽く目配せした。外を見て来いの合図。何かトラブルがあったらしい]
しゃーねーな。ったく。
[多少躊躇しつつ、カジノの外へ出る。例の「ガキ」の姿はもうなく、少し安堵する]
なにを考えてるんだ俺は。
[たかがガキ1人に。馬鹿馬鹿しい]
(156) 2014/07/08(Tue) 23時半頃
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[手当に向かう女性の背を、墓守は無感動に見ていた。
気絶した男、女二人では到底運べない。それに、言ってしまえば助ける理由も特に無い。 この街の裏で日々起きている光景。きっと誰かが、この街を美しく保とうとする誰かが、彼を助けるだろう。――と。 彼女は静かに、女性へと声をかける]
……彼は、生きている、 気候、暖かいから、 死ぬことも……
行き、……ま、しょう
[元の広場に向けて、浅黒い肌の彼女を促した。]
(157) 2014/07/08(Tue) 23時半頃
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−噴水広場− [フルーツジュースを片手にちまちまとベンチで休み、のんびりと飲む。 昨日と今日で雰囲気が違うのは何かな?と思いながら。 人と人のと話し声に、耳にするソル・デ・メディアノチェの公演の話題。 踊り子の舞いが綺麗だったとかなんだとか。 それを聞いてふっとよぎる、フランシスカの姿。 そして別れる時にいっていた言葉も思い出す。]
…見損ねた…。
[とても綺麗な舞だったのだろうな。 公演の時には、見逃さないように見に行こう。 そう決めて、ジュースを飲み干した。]
(158) 2014/07/08(Tue) 23時半頃
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― 路地裏 ―
どこだ。トラブルって。
[カジノの裏手に回ると、細い路地がくねくねと続いている。 辺りは薄暗く、じっとりと湿った空気が漂っている]
『商売女風情が、邪魔なんだよ!!』>>151
[どこかで聞いたことのある怒声が、不意に路地に響いた]
あっちか。
[面倒くさいな、と独りごちる。カジノ周辺のトラブル収拾も、ドナルドの仕事であった。またどうせ、酔っ払いどもが痴話喧嘩でも起こしているのだろう。 そう高を括って、角を曲がった]
(159) 2014/07/08(Tue) 23時半頃
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ありがとうございました。
[最後の客を見送ると、花籠を抱えて帰路につく。 少し歩いた所で、残り少ない肥料の事を思い出せば ぴたりと足を止めて考える。
そういえば、ミルクも使い切っちゃった。 バターは…どれくらい残ってたかな。
肥料だけなら後日でも良いが、食材となると話は別で。 他に買物はなかったかな…と思考を巡らせながら くるりと向きを変え、商業区の方へと歩き始めた。*]
(160) 2014/07/08(Tue) 23時半頃
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[うずくまったままの男性をしばく見つめて]
そうね、私たちにどうか出来る事じゃないわ。行きましょう。
[あまり関わりすぎて不用意な関係作るのは本意ではない。 旅を続ける身なのだから時にはこういう非情さも必要なのだ]
それにしても綺麗な銀髪ねぇ。羨ましいわ。 貴方ってここの人、よね? どこか美味しい食事が食べれる場所知らないかしら? どこも美味しそうで迷っちゃって。
[どうやら彼女は大丈夫そうだと判断すると、フランシスカは立て続けに話を続ける]
あ、私はフランシスカ。旅芸人の一員なの。
["よかったら貴方も見にきてね"と小さく折りたたまれたチラシを手渡した]
(161) 2014/07/08(Tue) 23時半頃
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……なるほど。
[そこにはヨーランダとフランシスカの姿はもうなかった。 目に入ったのは、血まみれで路地裏に倒れた男。大方、喧嘩にでも負けて放置されたのだろう。嗚呼、情けない]
おーい。聞こえるかァー。 そこで寝てもらっちゃ、こちとら営業妨害なんだがァー。
[血まみれの男の頬を、ペチペチと叩く。 返ってくるのは呻き声のみ。これでは埒が明かない]
どうすっかなあ。
[思案するように、手を頬に当てた]
(162) 2014/07/08(Tue) 23時半頃
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そう、旅芸人の……フランシスカっていう人。 とっても似合ってたのよ。 やっぱり、合うひとに買ってもらえるのって嬉しいわ。
[ラルフが興味を示したことが嬉しくて、話を続ける。 食事もおいしいし、”悪い予感”なんて予兆もない。]
…………。 何、見てるの?
[ラルフの視線に不審な顔つきになったが、 この生真面目な青年が疚しい考えなんて持つはずない。 そう考え直し、ちょっとバツの悪い顔になる。]
どうかなあ、でも、一応声かけてみようかな。
[確かに昨日は興味ある様子だった、と、 広場で見かけたヨーランダを思い返して。]
(163) 2014/07/08(Tue) 23時半頃
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こうやって、一緒に食事するのって珍しいよね。 昔は、うちで一緒にご飯食べたりしたのに。
[懐かしそうに目を細め。 ラルフに倣いコーヒーを飲んで、ゆっくりとした時間を過ごす。 気がつけば、すっかり夜の帳が下りていた。]
(164) 2014/07/08(Tue) 23時半頃
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[女性のペースで話されるのは都合が良かった。 問われることには答え、問われぬことには黙るつもりだ。視線を伏せ、俯きながら歩く。]
喫茶、…が
[食事について問われれば、ル・ミロワールの名を挙げた。国中でも高名な紅茶商から卸している茶が飲めると、ひそかに評判が良い。 店について問われれば、道中ゆっくりと話すだろう。]
………フラン、シスカ、
道化さんと、同じ……?
[消え入る声で尋ねた。 会話を重ねながら、広場までは共に歩くだろう**]
(165) 2014/07/08(Tue) 23時半頃
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さて、と。
[のんびりしてるはよいが、今日も宿を探さねば。 同じ宿が無難か。 野宿は…、止められそうですね?自衛団とか。 そうなれば、同じ宿に泊まるのがなお良くなってくる。]
向こう側、なんだろうなぁ。
[自警団がいるのも気になるが。治安はよいし、気に越した事はないのだろうが。]
んー…。
[フードが風に攫われて揺れて、被り直すと。 一先ずは商業地区へと戻ろうかと、広場から離れようとして――]
あれ? [見知った姿、フランシスカと見知らぬ銀髪の子、ヨーランダを見つけるだろうか。 彼女たちが白いフードのペラジーに気付くかどうかは、分からないが。*]
(166) 2014/07/09(Wed) 00時頃
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―於:墓地―
――なんてことはないんだ。ただ、報告がしたくて。
[木もれ陽が揺れる。風がそよぐ。どこかで、囀る鳥の声がした。 墓石には故人の名と、特定の信仰を持たないことを示す記号が彫り込まれている。花を供えて、男はその名をじっと見つめた。]
こんなところに魂は存在しないかい? そうだね、きっと、僕の中に…それはあるんだ。
[戯曲の台詞のような言い回しだ、と、男は思った。 しかし、そうでもしなければ、向き合うことは難しそうだった。]
(167) 2014/07/09(Wed) 00時頃
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[何見てるのと問われてドキっとするものの、幸い問い詰められる様子はなく、安堵する。]
……その、ミッシェルは自分で作ったブローチとかアクセサリーとか、つけないのかなって思って。
[それでも疑われてはいけないと思い、正直に話した。 反応はどうだっただろう。]
(168) 2014/07/09(Wed) 00時頃
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―――……。
[不意に風が渦巻き、男の呟きは掻き消されてしまった。 褐色の小さな鳥が、高い枝から男をじっと見つめていた。]
(169) 2014/07/09(Wed) 00時頃
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─ 商業区 ─
これと…はい、それもお願いします。
[肥料店で足りない物を注文すれば 気の良い主人が明日の朝には配達してくれるという。 少し重い物を頼み過ぎた為、有難く甘える事にした。
新商品の話を聞けば幾つか質問し 新しい花の名を聞けば、興味深く耳を傾ける。 頻繁に訪れるわけではないが、此処での時間は好ましい。
そうして少しばかりの時間が経てば そろそろお腹も空いてきて。]
それでは、また明日。 どうぞよろしくお願いします。
[代金を支払い、頭を下げて。 食材を買って帰ろうか。**]
(170) 2014/07/09(Wed) 00時頃
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……そうだね。ミッシェルが工房で働き出してからは家にも行かなくなったし。 たまにおばさんとはすれ違うけど……世間話を少しするくらいで。
なんだか懐かしいな。
[残っていた香草焼きの一切れを口に運ぶ。そしてもう一度コーヒーを飲んだ。
外はもうすっかり夜。時間が経つのは早いものだ。]
そろそろ出る?
(171) 2014/07/09(Wed) 00時頃
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[ヘクターは、俺こそが最も効率よく墓地を活用できる、という訳の分からぬ自負を持っていた。 子どものときから“宝探し”は大の得意だ、誰よりも早く一番の成果を上げてきた。
墓を暴くなんて体力仕事は、本来であればそれこそ食うに困って仕方なく、の行為だろう。 当たればリターンは大きいが、大抵のものは効率の悪さに値を上げて他の稼ぎ方を模索する。]
コツがあるんだよ、「コツ」がなあ。 なあ?
[誰に語るわけでもないのに、問いかけのような言葉。 突然の突風に*まぎれて消えた*]
(172) 2014/07/09(Wed) 00時頃
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……。
[じい、と血まみれの男を見つめる。 辺りには、誰の姿もなかった。自分と。血まみれの男以外]
ああ。
[思わず。ごくり、と喉が鳴った。 眼帯を握り締める。口元には歪んだ笑みが浮かんでいた]
いい。よな? だって誰も見てないし。どうせ放っておけば死ぬし。 いいんだよな。我慢しなくて。なあ。
[自分に言い聞かせるように。 その声は興奮のあまり、微かに震えている]
駄目だ。もう。我慢が。が。が。
[ずるり、と眼帯が滑り落ちる。その瞳は人間のそれではなかった]
(173) 2014/07/09(Wed) 00時頃
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[――狼の、目だ]
(174) 2014/07/09(Wed) 00時頃
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[いつからだろう。眼帯を着け始めたのは。戻れなくなってしまったのだ。人間に。左目だけは]
く。ぐぐぐぐぐぐ。
[地の底から響くような、苦悶の声。すぐに変化は現れた。 毛が全身を覆い、耳はピンと立ち、体躯が撓った。 口からは牙が飛び出し、赤い舌がチロリと覗く]
[血まみれの男の顔が驚愕に目を見開いた。 恐怖に身を震わせるその姿を見て、「怪物」は嗤った]
(175) 2014/07/09(Wed) 00時頃
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ワオオオオオオオオオオオオオオン。
[夜闇に轟く大きな遠吠え。それが合図だった]
(176) 2014/07/09(Wed) 00時頃
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[気付いて声をかけられたかもしれないし、それどころじゃなくてそのまま、通り過ぎたのかもしれないだろう。
声をかけられたのならば、少し、お話して。
そうして商業地区へと向かい。 今度は迷うことなく――宿へ向かっただろう**]
(177) 2014/07/09(Wed) 00時頃
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[刹那、男の首筋に。人狼はガブリとむしゃぶりついた]
(178) 2014/07/09(Wed) 00時頃
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[ラルフの問いを聞き、ああ、そういうことか、と納得する。]
買うと結構な値がするからね。 全然着けないわけじゃないけど、ヘンに目が肥えちゃって。 それに、工房で飾り立ててると邪魔になるし。 お、お休みの時はそれなりに着飾ってるのよ?
[最後は、弁解するような口調になって。]
今度、またうちに来てよ。 お洒落して待ってるから。
[少し照れたように笑い、出る? という言葉に頷き席を立った。**]
(179) 2014/07/09(Wed) 00時頃
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-カジノ「アッパーアイランド」-
おや……なにかトラブルでも? ドナルドくんの姿が見えないようだけど。
[流石に派手すぎたのだろうか。 先程のあれこれはヨアヒムの知るところとなった。 現場自体は目にしていないだろうが、 基本的にはカジノの全体を見渡せる位置に陣取るのだ。]
……情かなぁ。やっぱり金だなぁ。金しかないなぁ。
[ふむむ、と顎を触る。人前に出るときは、 禿頭が気になるのかハンチングを被っている。]
(180) 2014/07/09(Wed) 00時半頃
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[宿にてベッドに身を預けていたら]
…ん。
[>>176何か聞こえた。 遠吠え…?犬の? いや、にしてももう少し獣のような…あぁ、ダメだ。 眠い 微睡みの中、何か嫌な予感を抱きつつも、眠気には勝てなく、眠りへとーー**]
(181) 2014/07/09(Wed) 00時半頃
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― 数刻後 ―
あ、ああ……。
[目頭を押さえる。くらくらする]
またやっちまったのか。俺は。
[顔を思い切り顰める。 その姿は人間のそれに戻っている。ただ、左目を除いては]
……。
[無感動に、先程まで人間であった『物体』を見つめる。どうせ放っておいても死んでいた男だ、と言い聞かせる。 眼帯を拾い上げて、そっと左目に被せた]
とりあえず。血を。洗い流さねえと。
[ひどく頭が混乱している。証拠隠滅をする余裕もなかった。 朝には、その惨たらしい死体は発見されてしまうことだろう**]
(182) 2014/07/09(Wed) 00時半頃
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別に慈愛でも何でもないんだけどね。 まぁ、さ。お手柔らかにしてあげてね?
[さすがにドラゴンソルジャークランといえども、 「何らかの出自」もわからぬ者を引き入れはしない。 「あっち側」なら「あっち側」、「脛に傷」なら「脛に傷」。 その程度のことでいい。その程度の「出自」は知らねばならない。]
多分、ドナルドくん。有望だと思うんだよね。 …………贔屓だと思う?否定しないよー。 でもさ、贔屓しない人間なんていないから、 私から言わせれば「贔屓されてなんぼ」だよね?
[それは疑問の形をした同調の要求だ。]
(183) 2014/07/09(Wed) 00時半頃
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自分で作っても安くはならないんだ?
[じゃあ買ってあげようか、と言いかけて、やめる。 子供の頃にお菓子をあげたような気軽さで渡せるようなものではないはずだ。 誕生日とかの記念日に、それに見合ったものを贈るくらいでないと。 やはり子供の頃とは勝手が違う。]
そっか、休み……。
ああその、なんか……いつも働いてるイメージがあったからさ。 昼間も外じゃあまり見かけないし、俺も仕事中は広場から向こうにいるから。
[お洒落して待ってる、という言葉に男は驚いたようにアンバーの瞳を瞬かせた。]
……う、うん。休みの日とかに。
[そしてその視線を少しそらす。テーブルの下でそっと、掌の汗をズボンで拭った。]
(184) 2014/07/09(Wed) 00時半頃
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[この時間では店は……まだ開いているかもしれないが、ゆっくり選ぶ時間はないだろう。 また明日。また明日来ればいい。店は逃げない。]
送るよ。 ……帰り道同じだしさ。
[心配だから、とは言えず。 どんどん口下手になるのを感じながら、ミッシェルの同意が得られればそのまま二人で居住区の方へと歩き出した。**]
(185) 2014/07/09(Wed) 00時半頃
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イカサマ野郎と嗅ぎ回るブン屋以外はね。 基本的には友愛さ。「機会は均等、会計は明朗」だよ。
[「親分たるもの懐はなるべく深くすべし、なるべく、ね?」 だが、さすがに後ろ暗い生きざまだ。 取材だなんだと称して嗅ぎ回る輩は気にきらないみたいで**]
(186) 2014/07/09(Wed) 00時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/07/09(Wed) 00時半頃
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/07/09(Wed) 01時頃
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