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【人】 道化師 ネイサン[そんな事を考えていたからいけないのか。後ろに回られた吸血鬼の存在に気付かなかった。半身捻った時は既に遅い。 (40) 2011/10/25(Tue) 12時半頃 |
[再び女妖精の叫び声を上げ、音の塊がモニカの右耳を抉り取ったのだろう]
モニカっ!
[それでも怯まずアールグレイ色をしたキャッツアイが、女妖精の方を向いた途端、彼女の動きが時を止められたかの様に――止まっている。
耳を抉られ、恐怖と戦いながらも援護してくれたモニカが作ってくれたチャンス。
――これは絶対逃してはいけない機会]
……これで、終りデス。
[渾身の力を込めた正拳突きは、女妖精の肋骨。胸骨。肺。心臓。肝臓。膵臓。脾臓――生命維持に関わる全ての内臓を破裂させ、それを守る骨すらも打ち砕いてしまうだろう]
もう……こんな事、終わりにして安らカニ……。
[これでそう時間が経たない内に女妖精の命が尽き果てるだろう。絶命した時と同時にお菓子を落とすのだろう。
あのドレスの女が“集めろ”と言った人間の命で出来た“お菓子”。
こんな物の為に、自分らは奪い合い、殺し合っている現状。
自分はそれを阻止するべく、出来るだけ多くの人に接触をし、筆談によるコミュニケーションを取りながら、情報を集め対応策を講じようとした結果――一人の人間を殺してしまった矛盾。
歯をカチカチと鳴らし、己の矛盾や業の深さに耐え拳を震わせざる得ない。
すると、まだ殺した、と思ったはずの女妖精の唇がまだ動いていた事に気付く。
機能破壊されたはずの肺が大きくふくらみ、喉を唸らせるのを見て、反射的に肩に乗っていた黒猫を荒らしく掴み、出来るだけ彼女から遠ざける様に投げた。
――そして]
『ギィェエエエエジャァアアウウウウウ!!!!!』
[この叫びが最期に聞こえた音。
衝撃波が自分の聴覚器官を完全に破壊をし、静寂の世界に突き落とされる。
もう何も聞こえない。どんな音が上がろうとも、二度とその音は聞けないだろう。
怒涛の衝撃波は天井や壁、床までも――聞こえない。
そして完全に事切れた女妖精の姿が段々人間の姿に戻ってくるのを目にすると、自分の体が動かない。
よく見ると足から段々石の様になっていっている。もう既に腰の辺りまで来ている――動かしてみるが動かない]
そうデスカ。私も彼女をエスコートをしなければならない様デスネ。
[腹まで石と化した体は呼吸が上手くいかない。
されど、まだ動く腕を手を使って、先程殺めた女性の乱れた髪を整え、口から溢れた血を拭ってみる]
貴女を殺メタ、私をお供にあの世に逝くなんて不本意デショウ。
ですが、安らげる世界ヘ連れて逝ってあげたい……デス。
[それを呟き終わる頃には、全身が石化し――サイラスの意識はここで完全に途絶えた]
メモを貼った。
[――闇が見える。
だがそれが開かれると、今さっき居た孤児院なのだろうか。まだ視界がぼやける。
そして
――……声?ここに金髪の女の子は居たのデショウカ。
[あの断末魔を聞いた時に、聴覚は全て失った、と思ったのだが……。
辺りを見回して見ると、黒猫だったモニカが、
また、近くに居る老人がウサギの着ぐるみを着て、子供を怖がらせたヘクターの姿に見える。
――そして]
あっ……あぁっ!
[胴を潰された女の人の死体と共に、砂の上に横たわる己の体。そして、自分の手を見ると薄っすらと透けている事に気付いた。
試しに自分の前で泣いているモニカの頭に触れようとするが、触れない。
そこで“自分が死んだ”事に気付くのは57秒ぐらい掛かったのだろう]
【人】 道化師 ネイサン[気道から漏れ出すような風の音、全てを把握出来たとは思わないが。歪んだ調べが聞こえて、男が僅か眉を寄せる。そんなものは花に覆われ見えないけれど。 (43) 2011/10/25(Tue) 13時半頃 |
[やっと死の現実を受け入れた頃、
勝ち逃げするつもりは無いのデスガ……。
でも、死んでしまって申し訳無いデス。
[
ありがとう……御座いマス。
[そして、先程から部屋の隅で泣いている金髪の女の子の近くまで来て、出来るだけ怖がらせない様に、膝をついて下から見上げる感じの体勢になりながら声を掛けてみる]
私の姿が見えマスカ?
貴女は……ゾーイちゃんデスカ?
[近付いて女の子の顔を見ると、骸骨に殺害されたゾーイであった事に気付いた。
きっと彼女の幽霊なのだろう、と思いつつ、怖がらなければ頭をポンポンと優しく撫でようとする。]
大丈夫デス。私は何も怖い事はしませんカラ……。
メモを貼った。
メモを貼った。
へクターが何か
メモを貼った。
【人】 道化師 ネイサン[一瞬細められた目は感情の篭もらぬ、素の表情。 (49) 2011/10/25(Tue) 14時半頃 |
【人】 道化師 ネイサン[ギザギザと歪に尖る、緑の牙は首筋の肉に埋められた。 (60) 2011/10/25(Tue) 15時半頃 |
【人】 道化師 ネイサン[男は夢を見た。 (66) 2011/10/25(Tue) 16時頃 |
【人】 道化師 ネイサン[地面に打ち付けられた衝撃は、どこまで音が響いたろう。 (67) 2011/10/25(Tue) 16時頃 |
【人】 道化師 ネイサン[男はまだ、夢を見ている。緞帳が開くのを待っている。 (68) 2011/10/25(Tue) 16時頃 |
[しばらくゾーイに話していたりしていたのだろう。怖がっていれば無理に刺激せず優しく諭し、抱きつかれたり泣いてたりしていれば頭を優しく撫でるだろう。
そうしていく内に、モニカとヘクターが寝室から出てきて何やら話している様子なので、ゆっくりと立ち上がって彼らの様子を見やる]
南瓜のキャラメル、棒付きキャンディ……それが私と彼女が落としたお菓子、なのデスネ。
[南瓜のキャラメルがローズマリーと言う女性が、棒付きキャンディが自分が落としたお菓子なのだろう、と思い、モニカが自分が落としたお菓子を埋めようとするのを黙って見守ると、ヘクターがメモで彼女に何かを書いて伝えた
守って下サイ。
最早私やゾーイちゃん、ローズマリーさんは何も出来ない存在なのデス。
そして、二人とも決してお菓子にはならないで下サイ。
[二人が何か
――……あれは? 何かの文字?
【人】 道化師 ネイサンあはぁ、酷い状態。 (69) 2011/10/25(Tue) 16時半頃 |
見える文字は「ここ」……?と思ってみる**
メモを貼った。
メモを貼った。
【人】 道化師 ネイサン[赤に染まった緑の牙、がちん、と強く打ち鳴らす。右の爪も同様にすれば、今までよりも濃い粘着質が溢れ出す。ぼたぼたと地面に落ちては嫌な音を立てる。 (74) 2011/10/25(Tue) 21時半頃 |
【人】 道化師 ネイサン[道化の視界には赤が一つ、放られた。 (82) 2011/10/25(Tue) 22時半頃 |
[どれくらいそのままでいたのだろうか
名前を、呼ばれた気がした]
……っ。
[誰かがコッチを見ている
本当に気付いているのか
手が伸びてきた瞬間、身が硬くなるも
頭へと降りたそれは、優しく撫でるもので
俯いていた顔を上げれば、どこかで見た顔]
……おかしをくれた、おにーさん?
[怖かった
何が一番怖かったって
“一人”であることが一番怖かったのだ
撫でられる感触に甘え、ぎゅっとその腕に縋り付いた]
メモを貼った。
【人】 道化師 ネイサン[ザザザァ、ザアザ、ピ ノイズは姦しく鳴り響く。 (85) 2011/10/25(Tue) 23時頃 |
【人】 道化師 ネイサンああ 黒猫? (87) 2011/10/25(Tue) 23時頃 |
[いきなり縋り付かれて目を丸くしたものの、色々と怖い思いをしたのだろう、と思うと、優しく背中を摩るのだろう]
ハイ、そうデスヨ。覚えていてくれたのですネ。
私はサイラス、と言いマス。
[ふと自分の亡骸が眠っている部屋を見て]
大丈夫、デスヨ。
もうゾーイちゃんは、一人ではありまセン。
[ゾーイに視線を戻すと、口元に笑みを作って、出来るだけ安心感を与える事に専念するのだろう。
特にローズマリーが死んだ場所は彼女の視界に入れない様に、身体を壁にするなり、話をして気を向かせる様にするのかも知れない]
もう、ここには怖いお化けは居まセン。
居るのはモニカと、ちょっと強面で怖そうだけど、優しいお兄さんだけデス。
メモを貼った。
メモを貼った。
スティーブンは無事だろうか……燃やされて無いか、と軽く心配をしてみる。
【人】 道化師 ネイサン[猫の鳴き声はどこか悲痛。道化は焦った様に服を漁る。 (94) 2011/10/25(Tue) 23時半頃 |
[見てくれた、自分に気付いてくれた
――でもそれは、彼も死んでいるという事
それでも、自分に気付いてくれた事が、嬉しくて]
……うん、ありが、とっ……
[サイラスと名乗った男性の服を掴んだまま
不意に顔を見上げて、彼の顔を見れば
優しい笑みが浮かんでいた
少しだけ、その笑顔に心が癒される]
おばけ……
あっ、モニカさん、は……無事、だよね?
[ごしごしと腕で涙の後を拭って
サイラスの方に視線が向いているだろう]
……痛ぇな。……痛え!!
クソッ…… あの道化…… 死ぬほど思い切り殴りやがって。
[どのくらい無我の中にいたのか。頭をさすりながら、俺は立ち上がった。思い出すのは、いまだに頭に焼きついたような、最後の瞬間の、振り下ろされるクラウンの石腕の記憶ばかり]
……いや、違うか。死ぬほどじゃあなく…本当に死んじまったか。そうかあ……
チッ… 物は考えようだとは言ったが、もう死んでいるからお化けが怖くないなんてのはちょっと冗談にもならんよなぁ……
[そう呟いて、ふらりと目的もなく人を…今の自分の事を見分けられそうな者がいないか、街を探して歩いて行く。孤児院の辺りで女の子の声が聞こえたなら、そこに足を止める事になるだろうけど]
【人】 道化師 ネイサンね、そん な 悲しい顔しないで ください! (95) 2011/10/25(Tue) 23時半頃 |
[先程より心が落ち着いてくれたのだろうか、ゾーイの笑顔が時折見えた気がすると、ポフッと頭を撫でたのかも知れない。
そして、モニカの事を問われると、彼女が居る所を指差して]
モニカなら、無事デス。私が守りましたカラ。
だけど、もう私は彼女を守れまセン……されど、私の代わりに守ってくれる優しいお兄さんが居ますカラ。
[きっと不器用な奴だから、口に出したりはしないだろう。
だけど、子供を見る目は時折優しさが見えていた気がする。そう多く接した訳では無いのだが、子供が嫌いな男では無さそう――と思っている]
そのお兄さんは、私の様に接する事は出来ないと思いますガ、子供を見捨てる様な人じゃありませんヨ。
――ただ、不器用なだけデス。
[多分これからモニカ達は広場に向かうのだろうか。仮に向かったとしても大体の行き先は見当は付いている。
本来ならば、ゾーイはモニカの側に居たいと思うのかも知れない。されどこれから向かう先には、血で血を洗う子供にとって相当恐ろしいものだろう。
何も無い所だったら、一緒について行くか如何か聞く所だが、それを問うのにかなり抵抗がある]
何か悲しい予感がする……何故だろうか。
【人】 道化師 ネイサン[猫嬢は人型になっても手は猫の手。黒い毛皮と肉球に、道化は大小の目を細めた。 (103) 2011/10/26(Wed) 00時頃 |
広場が一体如何なっているのかが凄く気になる。だけど出来るだけ表には出さない**
メモを貼った。
【人】 道化師 ネイサン[女の子に支えてもらえるなんて! ちょこちょこ道化は煩く騒ぐ。ありがとうと、礼をして。更に増えていく文字を見る。 (108) 2011/10/26(Wed) 00時頃 |
【人】 道化師 ネイサン[表情の指摘には、おやまさか!とでも言いたげに右手を開く。 (113) 2011/10/26(Wed) 00時半頃 |
【人】 道化師 ネイサン[緑にぎらついた爪は、打ち鳴らしていなくても微かに黄緑の膜を帯びているよう。それが出来るだけ触れないよう、指の部分が触れないよう手のひらで。 (120) 2011/10/26(Wed) 01時頃 |
【人】 道化師 ネイサン[道化が跳ねた先は枯れ木のお化け。] (122) 2011/10/26(Wed) 01時頃 |
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