人狼議事


285 【突発誰歓RP】逢魔ヶ時に会いましょう

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【人】 信徒 オーレリア



[ だから私は問いには応えずに、
 彼のその頭の頬のあたりに、手のひらを添えました ]

 

(15) rento24ss 2018/10/12(Fri) 20時半頃

【人】 信徒 オーレリア




   ワクラバさんは、早く帰ってください。
   そして、私のことは────忘れてください。


 

(16) rento24ss 2018/10/12(Fri) 20時半頃

【人】 信徒 オーレリア


[ 彼が覚えてくれた事、
 いまも覚えていてくれている事が、嬉しかった。

 でも、もう忘れて欲しい。

 だって、忘れやすい彼が、もう居ない私を
 ずっと覚えているのは、不幸でしょうから。


 目も、鼻も、口もない真白の顔を、
 私は愛おし気に、もう最後だと、撫でるのです ]*
 

(17) rento24ss 2018/10/12(Fri) 20時半頃

【人】 信徒 オーレリア


[ >>22
 頬を撫でていた手は、
 振られた首から離れ、そして、




 はっきりと告げられた否定に、>>23
 私は目を瞠って、動きを止めました。

 彼が、私が言ったことに
 否定を述べたのは、初めてのように思います ]
 

(26) rento24ss 2018/10/12(Fri) 23時半頃

【人】 信徒 オーレリア


[ 柵を難なくと乗り越えたワクラバさんを、
 私はただ黙って見つめ、
 そして、聞いていました。>>24>>25

 もう一度、投げかけられるその問いも ]


   私は……わたし、は……。


[ 私のことを忘れないと言い、
 同じ問いかけをしてくるその人に、

 “帰らない”と、私は、]
 

(27) rento24ss 2018/10/12(Fri) 23時半頃

【人】 信徒 オーレリア


[ ───────言ってしまうことが、怖かった。
 言ってしまえば、彼を損なってしまう気がした。



 それだけは、どうしても、
 私にはできませんでした。

 私のせいで、また誰かが死んでしまうことは。
 特に、目の前のこの人が死んでしまうことは ]
 

(28) rento24ss 2018/10/12(Fri) 23時半頃

【人】 信徒 オーレリア

[ それに、ただ、忘れないと、
 言ってくれることが、酷く嬉しかったのです。

 たったそれだけのことでも、私にとっては。
 だから、私は、]


   帰り、たいです……っ。


[ 顔を歪ませながら、
 子供のように、ただそう言うのです。

 死にたくないと願う私は、
 燃やし尽くした書類を見た時に
 死に絶えたと思っていました。

 後には、何も残ってないと思っていたのに。
 ……何もかもを捨て切れてしまうほど、
 私は強い人間では、ありませんでした ]

(29) rento24ss 2018/10/12(Fri) 23時半頃

【人】 信徒 オーレリア





[ それに、自分が思っているほど、
 一人ぼっちということでも……どうやら、なかったようです ]*



 

(30) rento24ss 2018/10/12(Fri) 23時半頃

【人】 信徒 オーレリア


[ >>2:357
 扉の向こう側から、
 研究者の彼が現れたのはその時だったでしょうか ]


   レオナルドさん!?
   ……大丈夫ですか?顔色が悪いですよ……。


[ それは、
 全力でここまで駆けてきたせいなのか、
 それとも彼を蝕む毒のせいなのか。

 理由は分からぬまま、
 私は彼に近づいて、その手にあるものを見ました ]
 

(31) rento24ss 2018/10/13(Sat) 00時頃

【人】 信徒 オーレリア


[ それが何かと問えば、答えは返ったでしょうか。

 けれど私は笑って、首を振るのです。
 それが彼の優しさから用意された物でも、]


   ……私、痛いのも、苦しいのも、
   注射も、好きじゃないんです。


[ 服の下にある、
 腕に残された無数のその跡。
 何度刺しても、私は慣れることはありませんでした ]
 

(32) rento24ss 2018/10/13(Sat) 00時頃

【人】 信徒 オーレリア


[ そしてもう一つ。
 私が投げ捨てたはずのファイルが、
 もしもその手にあるならば、
 私は自分の唇の前に人差し指を立てて、]


   ……私がしたことは、
   どうか内緒にしていてくださいね。


[ そう、一つお願いをするのです。
 生きるために死のうとしている、彼に ]*
 

(33) rento24ss 2018/10/13(Sat) 00時頃

【人】 信徒 オーレリア


[ >>#1>>#2
 世界に再び異変が訪れる頃、
 私は、彼が消えていった方へ足を進めます。

 けれど、下に降りることはありまえん。

 最上階で止まったままのエレベーター。
 だから、覗いた非常階段の下の方に、
 その黒い姿は見えたでしょうか。


 見えたならば、私は手すりにつかまって、
 白髪を垂らしながら、下の階を見つめ、]
 

(34) rento24ss 2018/10/13(Sat) 01時頃

【人】 信徒 オーレリア

   ────エルゴットさん!


[ あらん限りの声で呼びかけましょう。


 これで、本当に最後です。
 彼の苦しみが理解できてしまう私には、
 彼を引き留めることは、できません。

 ……私は、彼の両親にはなれません。
 彼を天使にすることも、できません。
 彼の望むものを、何一つ私は与えられない。

 だから、私は、
 言い損なっていた続きを、言いましょう。
 例え、それがどんなに辛い事だとしても、]
 

(35) rento24ss 2018/10/13(Sat) 01時頃

【人】 信徒 オーレリア



   ──────さようなら。

   貴方のことは忘れません。
   裏の街を、一緒に歩いてくれたことも。
   この世界で、私を見つけてくれたことも。

   ありがとう、ございました。

 

(36) rento24ss 2018/10/13(Sat) 01時頃

【人】 信徒 オーレリア


[ そう言ったきり、私は踵を返します。

 ちゃんと、言えていたでしょうか。
 声は、震えていなかったでしょうか。

 本当は別のことを言いたかった。
 でもそれはきっと、彼を困らせるでしょう。
 だからきっと、これでいいんです。

 頬を伝い落ちるものを拭いながら、
 私は非常階段を、後にします ]**
 

(37) rento24ss 2018/10/13(Sat) 01時頃

【人】 信徒 オーレリア

[ >>49>>50
 息も絶え絶えに言葉を尽くしてくれる彼。
 それを私は一つも取りこぼさないように
 しゃがんで、彼の黙って聞いていました。

 苦しいでしょうに、
 それでもレオナルドさんは、最期の時まで ]


   ……貴方には、
   いつも心配されてばかりですね。


[ 硝子の森に行った時も、
 そしてこんな世界で会った時も、
 “パパ”よりずっと、この人は
 私を気にかけてくれていたように思います ]

(52) rento24ss 2018/10/13(Sat) 17時頃

【人】 信徒 オーレリア



   私は人として、
   生きていたのでしょうか。


[ 自分では、分かりませんでした。
 そうなりたいと、願っていました。

 けれど、レオナルドさんが
 そう言って下さるなら、
 その言葉を覚えておこうと思うのです ]
 

(53) rento24ss 2018/10/13(Sat) 17時頃

【人】 信徒 オーレリア



   ……ありがとうございます。


[ 崩れ落ち、動かなくなった彼を見届けて、
 私は屋上の端へと歩き出します。
 
 そして私は空を背に、柵に腰掛けました。

 遮るもののない屋上に吹く風が、
 私の背後から吹き抜けていきます ]
 

(54) rento24ss 2018/10/13(Sat) 17時頃

【人】 信徒 オーレリア




   ワクラバさん、
   一緒に帰ってくださいますか?


 

(55) rento24ss 2018/10/13(Sat) 17時頃

【人】 信徒 オーレリア


[ 真白の顔をしたその人がまだそこにいるならば、
 私はそう告げて、手を伸ばすのです。


 ……この高さから飛び降りるのは、
 やはり怖いですから。

 でもワクラバさんも一緒なら、
 迷いなく飛び降りることができると思うのです ]
 

(56) rento24ss 2018/10/13(Sat) 17時頃

【人】 信徒 オーレリア



[ ────そして私は、身体を後ろへ倒し、
 空へとその身を投げ出します。



 髪を風に遊ばせながら、
 耳元を激しく吹き荒れるその音を聞き、
 逢魔が時のような空が遠ざかっていくのを見て、]

 

(57) rento24ss 2018/10/13(Sat) 17時頃

【人】 信徒 オーレリア





      [ 地表に在る、星を見つけました。>>46 ]




 

(58) rento24ss 2018/10/13(Sat) 17時頃

【人】 信徒 オーレリア




   ──────……。



[ 彼の言葉を思い出し、>>44
 私は、穏やかに笑いました。


 身体が地面に叩きつけられる、その瞬間まで、
 地上に瞬く最後の星を、見つめて ]**
 

(59) rento24ss 2018/10/13(Sat) 17時頃

【人】 信徒 オーレリア



[ 身体中が砕けるような
 激痛に襲われたのは一瞬で、
 次に私が目覚めた時に見たものは、





 ────……甘そうな、パンケーキでした ]

 

(60) rento24ss 2018/10/14(Sun) 00時半頃

【人】 信徒 オーレリア


[ 驚きに目を瞬きます。
 そこは『Luna's』でした。


 慌てて、携帯電話を付けます。
 時刻は10月10日10時10分────
 しかし、“何も起こりません”


 至って普通の日常が、そこにはありました ]
 

(61) rento24ss 2018/10/14(Sun) 00時半頃

【人】 信徒 オーレリア


[ あの日、一体何が起こったのでしょうか。



 それから私は、
 あの世界で会った人たちを尋ね歩いたでしょう。
 その中で、答えを得られることは、
 果たしてあったでしょうか。

 けれども、どちらにせよ
 世界は何事もなく回っていったでしょう。



 ……“行方不明”の人を除いて ]**
 

(62) rento24ss 2018/10/14(Sun) 01時頃

【人】 信徒 オーレリア



[ 世界は、いつも通り回っていきます。
 まるであの二日間のことなんてなかったように。



 けれど、一つだけ
 変わったことがあるとすれば────── ]

 

(73) rento24ss 2018/10/14(Sun) 19時半頃

【人】 信徒 オーレリア




   こんにちは。
   どうかしましたか?

   ……裏の街に行きたいなら、案内しましょうか。


[ 表の街でも、裏の街にほど近い場所にある私の家。
 そこから出かけようとした時に、
 誰かが裏の街へ用事がありそうならば、
 声を掛けることが増えました。

 彼のように、境屋を名乗るつもりはありません。
 ただ、ちょっとだけお手伝いができればと、
 そう思ったのです。

 ────左手の親指にだけ、赤いネイルを施して ]
 

(74) rento24ss 2018/10/14(Sun) 19時半頃

【人】 信徒 オーレリア



[ それから私は、いつものように街を歩くのです。



 『Luna's』に行って、
 ソフィーさんにパンケーキを頼んだり、
 レンくんやザーゴさんとお話をしたり、
 それから、ティエークちゃんに会いに
 図書館へ行くこともあったでしょう。

 レオナルドさんが裏の街の近くで
 立ち止まることがあるならば、>>67
 私はきっと声を掛けるでしょうね ]
 

(75) rento24ss 2018/10/14(Sun) 19時半頃

【人】 信徒 オーレリア


[ それから──────、



 楽し気なリズムを足で刻む姿を見かければ、
 私はその姿に向かって駆けるでしょう。



 あの日、あの世界から私を連れ出してくれた、
 優しい人の名を呼んで ]**
 

(76) rento24ss 2018/10/14(Sun) 19時半頃

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