人狼議事


255 【RP村】―汝、贖物を差し出し給え―

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視点:


…………あ、れ?

[……どうして、そんな馬鹿をやらかそうと考えたのか、
勿論二人を守りたかったからなんだけど、
もうひとつ、なにかがあった気がするのに。わからない。
――僕をかたちづくる、地に立つための脚が、わからない。

ふいに身体を掻き抱いても、もう遅すぎる。
食べる記憶だって、食べられる記憶だって、選べないんだ。

ひとり固まっていれば、薄暗い部屋のどこかから甘ったるい声がした。]


メモを貼った。


【人】 森番 ガストン

[大広間で起こっている出来事は、こちらまでは届かない。
今は、目の前の彼女の声を、吐露を、震えを感じ取ることに意識を向けている。

気丈に口上を述べる、美しい女性(ひと)。(>>4:65>>4:67)
自分とは違う視点で世界を見、事象を感じ、判断する知性。
その吐き出される恐怖の全てを己が分かる訳ではないけれど]


 どうなるかは、分からない
 でもきっと、息をして、空を見て、陽を浴びて

 貴女が貴女である部分は、きっと変わらない
 と、思う


[身長が変わらないように。髪色が変化しないように。
顔、手の形、腕の長さ、声、座り方や喋り方、歩き方。
記憶ではなく身体に染みついて刻まれた沢山の彼女を形作るものたち。
それは、決して、変わらないのだと。
そう伝えたいのだけど、己の語彙の少なさで伝えきれているかどうか]

(0) 2016/10/12(Wed) 00時半頃

メモを貼った。


[突然にまた、ふっと意識が飛んだ。

ベッドに倒れる最中に、指が髪飾りにあたり、小窓から落ちる。

それがカラン、カランと音を廊下に響かせたときには、

すでに、深い眠りに落ちていた。**]


メモを貼った。


……ショコラ、……だったよね。
大丈夫……覚えてる。……覚えてるよ。

[暗がりの中で半身を起こして、ただ固まってるだけの僕は、彼女にはどう映っただろう。
一枚の絵のあちこちを大きな虫が食って穴だらけにしたような、
もうどうにも修復できない虚無が僕の中にあって。

少し間は、ベッドの上から動けないかもしれない。
ショコラには申し訳なかったけど、前に話した僕とはだいぶ様子が違って見えるのは確かと思う。
だからきっと察してくれるだろう。
とてもとても大きな何かが無くなったのだけは、わかってるんだって。]


  ― 昨晩(?) ―

[カラン、カランと音がする。

ハッとなって見上げれば、そこには小さな小窓があった。
一般よりも低い背丈。見上げるとその小窓は指先ほどにも小さく見えた]


 ……誰かいるの?


[声をかけても、返事は聞こえない。
先程確認した時隣の部屋の鍵は施錠されていて、扉もびくともしなかった。

しばらくしても返事はない。
仕方ない、重みで自然と物が落ちたのかもしれない。

そう考えて、その日はやがて眠りについた]


  ― 今日・地下大部屋 ―

[そしてまたしてもの目覚め。
ベッドの寝心地は一向に良くならず、身体がマットレスの形に凝り固まってしまいそうだ。

はぁ、とため息を吐いて身体を起こす。
今が何時かもわからない場所に長い間いると、頭が変になりそうだ。
薄暗い闇に紛れる長髪のヴェスパタインは無口で、常に部屋の隅から動かないためひどく不気味だ。

でもそれも、ラルフが着てだいぶましになった。
目覚めた時彼はかなり憔悴しきっていた様子だったけれど、その後どうなったろう]


[部屋を見渡せば、また新たな人間が増えていることに気が付く]


 ロダート。
 ……食べられちゃったんだね。


[新たにやって来たロダートへ、そっと声をかける。
彼がショクでないことは、わたしにはもう既にわかっている。
彼に触れた時、近付いた時。もうかなり昔のことのように感じるけれど……
ブローリンのような違和感を、感じなかったから*]


メモを貼った。


【人】 森番 ガストン



 いや

 俺ではなく、スザンナが優しいのだ
 貴女が貴女で在ってよかった

 ありがとう


[巧い言葉が見つからないから、少し困った貌になっているけれど。
ただ、そう零したスザンナの表情(>>1)が、浮かんだ微笑みが、幾分やわらかいので。
己の足りない言葉をもどかしく思いつつ、こちらも救われた気持ちになる]

(3) 2016/10/12(Wed) 01時頃

【人】 森番 ガストン



 落ち着いたところで、食事をしてくれると嬉しい
 極限状態の時にしてはならないことが、ふたつある

 独りでいることと、空腹でいることだ


[彼女が食事をするまでは、ちゃんと食べるのを見届けるまでは、己はこの部屋にいるだろう。
だから、大広間での顛末を知るのは──もう少し、後になる]**

(5) 2016/10/12(Wed) 01時頃

メモを貼った。


メモを貼った。


森番 ガストンは、メモを貼った。

2016/10/12(Wed) 01時頃


メモを貼った。


―― 薄靄の中の混濁 ――

[幼少期の記憶が蘇って、シャボン玉のようにぱちりぱちり一つずつ消えていくのがわかります。
 小麦畑の真ん中で立ち上がった彼女は
 獣のようにしなやかでした。
 その姿を化物だと思ったことも。]

 ああ

[村を出ていくと決めた私に、
 彼女が言ったイカナイデという言葉も。
 数年後、私が言った同じ言葉も。ぱちり。ぱちり。]


 すまない、すまない…

[貴方の手を、取らないままで。一人で踊らせてしまった事も。
 ぱちん、ぱちんとはじけて――]

 僕も君と踊りたかった

[何故言ってやれなかったのでしょうね。
 後悔しても遅いのなら、どうぞこの後悔ごと召し上がってくださったら良いのです。]

 きみと わるつを

[最後に、紙がちりちりと燃えていくように消えていったのは。
 寂しそうに僕を見ながら、小麦畑で踊る、君の姿でした――。*]


メモを貼った。


―― そして地下室へ ――

[混濁した意識の中で流した涙の意味には、目を覚ました頃にはわからなくなっていました。
 恐怖したのか、緊張したのか、そんなことだろうとあたりをつけて涙を指先で拭います。
 ゆっくりと体を起こして、ここが広間で無いことに気づけば]

 …後悔は、しませんとも

[自分が選んだ道ですから、後悔などは口にしません。
 けれどぽっかり心に穴が開いているこの感覚にはまだ慣れることはできそうになく――]

 ああ、ショコラさん
 ご無事で…、よかったと一口には言えませんが
 それでも、無事でなによりです

[掛けられた声に反応して、瞬きをいくつか。**]


メモを貼った。


メモを貼った。


 
 ……ロダートも。
 自分の名前は、覚えてるみたいだね。

[それから、わたしのことも。
目を覚ましたロダートの目元には、うっすらと涙の痕があった。
見てはいけないものを見たような気がして、ふっと彼の顔から目を外す]

 ったく、ブローリンってば。
 わたしや……ヴェスパタイン、さん?
 そこの人はともかくとして、

 親友のラルフやロダートの記憶まで食べちゃうなんて。
 ほんっと、失礼しちゃいますよねぇ。

[へへ、と笑う。参ったなぁ、と言うふうに。
ニコラスのカムアウトなど、自分は知る由もない。
これでも、友人がショクだと判明してしまったラルフを慮っての発言だった。
本当なら、「ブローリン、なんであいつ捕まんないんだよ。誰だか知らないけど投書ちゃんと見てるわけ?」ぐらいは言ってやりたい気分である]


[こんな風に情けなく笑っていると、母親を思い出す。
父親に殴られて、「てへへ」と情けなく笑う姿が最強に魅力的だった母親。
彼女は今どこで、何をしていることやら

わたしはこんな性格だから、母のように殴られてもなお笑って済ませるような心は持ち合わせていない。
けれど故意にでもこんな表情をしていれば、それは母親と似て魅力的に映るかもしれなかった]

 ……ここがどこなのかは、まだ分からないです。
 間取りが館と似てるから、地下じゃないかって思ってますけど。

[これは、ラルフとロダート、ついでにヴェスパタインの三人に向けて言った]

 ごはんとかは、蓄えがあるみたい。
 すぐに飢え死ぬってことはなさそうですよぅ。

[部屋の外を歩いてみて分かったことを伝える。
しばらくはここで暮らせそうでよかった、と自らも胸を撫で下ろした。

……あれ?]


[自分はなぜ、胸を撫で下ろしているのだろう。
こんなところ一刻も早く出て、元の生活に戻らなければならない。
自分には、やらなければならないことがたくさんある。
仕事をせねばならない。男に抱かれねばならない。
金を稼がねばならない。……借金を返さねばならない]

 ……でも、階段とか、外に出られそうなところはなかったよ。
 そもそも、窓すらろくにないですし……。

[話を続けながらも、背には冷たい汗が流れていた。
猛烈な喪失の予感に、指先がすうっと体温を失ってゆく。

縋るように、一縷の望みをかけて部屋の中を見渡すも、
そこにいたのは男ばかりであった]

 ……っ

[ひゅ、と喉が鳴った。
脚から力が抜けて、その場にしゃがみ込んでしまう。
両腕で自らを庇うようにきつく抱いた。縮こまるようにして、うずくまる]


 

 ……いやだ……。


[かすれた、ごくごく小さな葉擦れのような声が漏れる。

思い出したのだ、あの時のことを。
親子三人、小さな家で夜ごと繰り返された、常軌を逸した日々のことを。

……わたしは人形だ、死体だ。

いやちがう、わたしは人形じゃない。死体じゃない。
心も肉体もここにある。

いやだ。

なんで。

  ……なんで。なんでなんで、]


[分からない。
なんで、と問うてみても、答えがわたしの人生にみつからない。


……どこに行った。

どこに行った、わたしの。わたしの。


部品が一つ外れて、自分がバラバラに壊れてゆく。
そんな気がして、きつくきつく、自らを抱く腕に力を込めた。

……クソ。ショクが、ショクの野郎が]


   ……わたしの、何を食べた。

[からからに乾く喉。
はりつくような声で詰っても、答えはどこにもない。

ただ、マンホールの蓋がはじけ飛ぶように、硬い何かで抑え込んでいたはずの恐怖が溢れて決壊して、今やわたしの爪の一枚いちまいまでいたく怯えているのだ。

口内にすっぱい唾が溢れてくる。
胃と腸が体内で激しく蠢き、幾度もいくどもせり上がってくる。

今はひたすら鼻で呼吸をして、吐かないように抑え込むので必死だった*]


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


森番 ガストンは、メモを貼った。

2016/10/12(Wed) 21時半頃


― 未明 ―

[……ふ、と前触れもなく、目が覚めた。

ゆっくりと瞼を持ち上げても、そこに広がるのは薄暗闇。
瞼を下ろしていた頃よりはいくらかばかり明るいのは、どこからか漏れる光がその闇夜に部屋を映し出していたから。

視界に映る斜めになったテーブル、ベッド、小窓がついた扉。

頬に当たる冷たい感覚。

今身体を横たえている場所が、床だったのかと。
遠い意識を手繰り寄せて、ようやく把握する。]


[重い体を起こして、少し乱れた髪を撫で付けるように整えながら、我が身の置かれた環境を確かめる。

窓のない部屋、小窓しかない扉、最低限の家具。
……家具があるだけマシだろうか。


そこは、人の住む気配を感じさせない場所。
ただ、その中に。


横たわる影が、一つ。*]


【人】 森番 ガストン

[まだショクは居る、と述べるペラジー(>>18)の言葉と。
昨日の顛末を綴るブローリンの言葉(>>22)に、ずっと沈黙していた口を開く]


 ……ニコラスは、自らこの館に来たんだ
 主催側に騙されて、ここに呼ばれた訳じゃない

 なるほど、俺は勝手に、
 この館の中にショクは一人だと思っていた


[己の持つ情報と思考を整理するように呟く。
ならば、多分、ニコラスの探していた相手はショクなのではないか。
依頼が何かは分からないが、同胞に会いに来た、という可能性を考える。きっと愉快ではないだろう中に飛び込んできた、彼の決意の重さを思い、目を眇めた。
──自ら動物園の檻の中に入りたい獣はいない]

(24) 2016/10/12(Wed) 22時頃

 ええ、私にとって名前はそれほど大事な記憶じゃなかった…
 なんてことは、ないでしょうけれど

[疑われる事がなくなったせいか、あの場所から抜け出したせいか、それとも居なくなったと思った面々が無事にここにいたからか。多分全ての要因を含んでいるのでしょう。
 私は、穏やかに笑っていました。]

 ――え?ショ、ショコラさん、今、なんと!?
 ショクは、ショクはニコラスさんでは……!?

[失礼しちゃいますなんて、彼女は笑いましたがこちらの心中は大きく揺れ動きます。
 どうしたことでしょうか、これでは、これではまるで。]

 ……嵌められたようでは
 ショコラさん、ブローリンさんがショクだというのは。
 確信のある真実なのでしょうか

[守れたと、そう思っていたのは、私だけだったのでしょうか。
 しかしそこから生まれてきたのは、やはり憎しみという感情ではありませんでした。
 やられたなという悔しさが少し、残る人々への心配が少し、そして安心感が全てでした。]


[私の中では少し長かった思案は現実時間ではそれほど長くはなかったでしょう。
 額に手をやりながら顔をあげた所、笑うショコラさんの姿が目に入りました

 ……、

[なぜかはよくわかりません。けれどなぜか痛ましい気持ちと、美しいと思う心が鬩ぎ合います。
 今までみたどんな表情より、魅力的に思えて言葉を暫し、忘れてしまいます。
 部屋内の説明などは、どこか夢うつつの表情のままで頷くだけになっていましたが。
 こちらに聞こえるほどに、ひゅうと喉が鳴りましたので心が此処へと戻ってきます。]

 ショコラさん

[呟いた言葉がどんな意味を孕んでいるのかはわかりませんでしたが、放っておけない事だけは、わかりましたので、その辺にあった毛布を引っ掴んで戻ります。]

 失礼
 こちらは少し、冷えるので

[そうして毛布で彼女を包みます。その瞬間、聞こえた言葉には、掛ける言葉が見つかりませんでしたが、せめてその苦しさが少しでも収まるように、そっと背を撫でたり叩いたり、したでしょう。]


メモを貼った。


メモを貼った。


[昨夜は結局ベッドの上から移動できないままだった。

スージーとの会話がぐるぐる反響してる。
あの時、なんとなくわかったんだ。
僕を形作ると同時に縛り付けていた記憶があることが。
気付けたのは彼女のお陰で、
僕の大事な友達を忘れないでいられる確信も、このためだ。

ブローリンが、僕の記憶の宝箱に手を突っ込んだ。それ自体はちっとも怒ってない。
彼が食ったのがどんなに大切な記憶でも、後悔してない。
だけど、――片脚をなくしたような不安定なきもちから逃げられる訳でもなくて。

ぽっかりと広がる胸の穴を握りつぶすつもりで
窮屈なくらい丸まって眠った。]


[ショコラさんの介抱の後のことでしょう。
 静かに室内を動き回り小窓のついている部屋に気づけば、覗き込みます。]

 そちらもひとまずはご無事なようで、なによりです。

[困ったような安心したような、そんな表情を浮かべながら。]


 ……ん。

[目をあける。
身体を起こせば、手からスルリと書物が抜け落ちる。]

 寝ていたか。

[読みながら寝てしまったのだろうか。
いつ、眠りに落ちたのか覚えていない。]


[ふと、なにやら気配がある気がして、顔をあげる。
彼が目覚めてから、時間もたっていたかもしれない。]

 ……誰か、いるか。

[そう尋ねれば、答えはあっただろうか。]


[影が動いたら、微かに身構えただろうか。
カサリ、と何かが落ちる音がする。
然し、それもどこか聞き覚えのある声と分かれば


  ……ブルーノさん?


[暗闇に慣れてきた瞳が、徐々にその影を見覚えのある姿に変えていく。
唇を結び、暫し、躊躇いは生まれたものの]


  ええ、居ますよ。
  此処に。


[その場から動くことはないまま、声だけを返す。]


【人】 森番 ガストン

[非の無いことで謝罪を口にするペラジー(>>25)の頭を、落ち着かせるようにぽふぽふと撫ぜる]


 謝る必要はない
 落ち着け


[ひどいものだ、と口にするブローリンの言葉を聞く。
誰を信じて、誰を疑うのか。
あまり興味はない。
恐らく自分は“信じる”という意味でなら、今でもニコラスのことを信じている。彼がショクであるとか記憶を喰うとかそういう次元の話ではなく、“彼”という理性を信頼している。
それは、彼がヒトであろうとショクであろうと関係がない。
腹が満たされている肉食獣は小動物を襲わない。
熊は怒らせなければこちらを襲いはしない。
それを信じるのと同じくらい、己にとっては自然なこと。
ただ、この場では森や山での自然の摂理が通用しないだけのこと]

(30) 2016/10/12(Wed) 22時半頃

 ……

[問に返ってきた声は、ここに来る前、最後に聞いた者の声だった。]

 
 そうか。

[向こうに動く様子はない。
こちらも、まだ目覚めきらぬ頭のせいなのか、
環境に身体がついていかないせいなのか。

動くことはできずにいれば、どこからか落ちてくる声。]


【人】 森番 ガストン


 主催側のやっていることは、よく分からない


[ブローリンの指摘した曖昧さ(>>27)には頷いて。
どうしたらいいのか分からない、と途方にくれた表情のスザンナに頷き、席を立つ]


 ……まあ、一度、力技を試してみるか

 仕事依頼かと思ってここに来たから、猟銃を持ってきている
 怯えさせるのは不本意だから、見せなかったし口にしなかったが
 発砲して困るなら、主催側が持ち物検査しなかったのが悪い

 ちょっと玄関を破壊できるかどうか、試してくる


[引き止める声がなければ、大広間を出てゆくつもりで]

(31) 2016/10/12(Wed) 22時半頃


 誰かの声を聞くのは、
 随分と久しい気がするな。

[ここに来てから、誰かを見ることも聞くこともなく。思わず、そう零した。]


[再び舞い戻る返事は、ただ、受け入れられるもの。
ふ、と肩を小さく揺らして笑えば


 驚かないんですね。


[目を伏せるようにして、また一言。
やがて、扉の向こうから聞こえる声に、ブルーノの意識が向くと。
自身も、息を潜めるようにして扉へと意識を向ける。]


―― 地下・二度目のめざめ ――

[ まさか僕がここに増えた事で、ショコラの精神的にいくらかの助けになったなんて気づけなかったけど。
怠い身体を起こして、彼女が呼びかける先を見やったら、予想外の人物がそこにいた。]

……おじさんじゃない
こんなかび臭い所で何してるのさ

[ふたりの会話の合間に零れた一言は、いつも通りの軽口にしては大分キレがなかったと思うけど。]


違う、

[ 笑い混じりの告発を聞いてしまえば、咄嗟に、思わず、口を挟んでしまった。
彼女にどんな意図があったとしても、僕にはこれを跳ね付ける理由があったんだ。]

違う、違うよ。
ブローリンは、……ブローリンは、僕を守ってくれたんだ。
……僕が、"捕まらないように" してくれたんだよ
心配するなって、後は任せろって、……だから。

[……口走った中身については深く考えてなくて、多分僕は冷静でなかったんだろう。
でも、話してる二人の間で漂う空気が、僕にはどうしても、苦しくて。
"ショク"と"ヒト"の距離を見た気がして、居ても立っても居られなくて]


ガストンは、ブローリンに、人手は大丈夫だ、と頷く。

2016/10/12(Wed) 23時頃


[その声の主が、郵便夫だと分かれば。
苦い笑みを、落として。


 此方の無事を気遣っている場合じゃないでしょう。


[右へ、左へと浅く首を振ったなら。傍と小窓のほうへと視線を向ける。

彼が、何故。ここに。]


捕食者と、被食者だからって。
悪い生き物だとは、……限らないんだよ……。

[実際喰われてる二人に言うことじゃない。わかってる。
だけど、それでも、僕の友達を悪者と言い切らないでほしかった。

ことばの最後は小さく、小さく落ちていって、
僕の視線も薄暗い床へと流れていく。]


【人】 森番 ガストン

[自分自身で決めなくちゃいけない、と述べるブローリンに心の中で相槌を打つ。

心は決めた。
昨日、スザンナの言葉で己の迷いは払拭された。
もう自分を疑うことはしない。

昨日を振り返れば、身体が持たないから食べてほしいと、スザンナに食事を強制してしまったような己の行動。
そのあとも、皿を洗うにしても、人の居なくなった大広間にしても、(>>6>>7)大分付きまとってしまったと今なら思う。
目を離せば誰かが居なくなるかもしれない、という不安。
こうして今日も顔を見れることに安堵しつつ。
姿の消えた人物の無事を祈りつつ]

(38) 2016/10/12(Wed) 23時頃

【人】 森番 ガストン


 ……俺には投票箱がどんな影響を与えているか、よく分からない

 ニコラスの投票したものしか知らないが
 ブルーノ、という名前を書いて姿が消えたというなら
 全員の名前を書いたら、全員が囚われてしまう可能性もある

 無効になるくらいならいいが、
 あまりあなた方に危険のあることはしてほしくはない
 と、思う


[この館から姿の消えた人々が、どうなっているのか。(>>33)
それが分からないのも、この館に蔓延する不安を大きくしている要素のひとつ。
ブローリンの言葉を、スザンナの言葉を咀嚼して。
大丈夫なのかと問うペラジーに、小さく微笑む]

(39) 2016/10/12(Wed) 23時半頃

[こちらの返事に、笑ったのだろう、息の漏れる音と動く気配がする。]


 いちいち、驚いてられんからな。


[驚かないんですね。そう言った彼に、そう返す。
そうして、小窓からの声とニコラスが言葉を交わすのを聞きながら、

どこか怠い身体を動かし、ゆっくりと立ち上がり、
そのやり取りの声が聞こえる場所へ、少し近付くか。]


【人】 森番 ガストン



 大丈夫だ、行ってくる
 銃声がするだろうけど、それが収まるまでは、危ないから
 近づかないで、待っていて欲しい

 壊せたら、3人を呼ぶ
 行ってくる


[言葉を途切れさせたペラジーの頭を、もう一度撫でて。
手を離せば、大広間を後にした]*

(40) 2016/10/12(Wed) 23時半頃

[こちらの言葉に、ロダートが穏やかな笑みを引っ込めた。
ショクは、ブローリン。
それはここに来た者の共通認識だと思っていたから、“ショクはニコラスでは”という彼の言葉に今度はこちらが驚く番だった]


 ……確実だよ。
 って、言っただけでも信じてもらえないかもしれないけど。
 わたしの記憶を食べたのは、ブローリン。それは確か。


[“触れた時、普通の人間と違った”なんて言ってもどうせ誰も信じてくれやしない。
マジシャンがトランプを持っただけで枚数が分かってしまうというような、いわば職業病と呼ぶべき曖昧な能力。

けれど、確実だと言えることがある。
わたしは、わたしの記憶を食べたブローリンのことを覚えている。

記憶を奪われてもなお頼れるのは結局、記憶だという話。
なんだかすごく皮肉で、屈辱的だ]


[そこまで会話したところで、ラルフが強い口調で否定の言葉を放った。

彼は昨日結局、ベッドから動かなかった。
胎児のように丸まって眠る姿がなんだか痛々しくて、かける声もなかった。

ブローリンへの言葉は充分譲歩したけれど、それでも彼の気持ちに触れてしまったみたいである。
けれどラルフが言葉を発しているのを見て、少し安堵を覚えていた]


 ……そうなんですね。


[『ブローリンは、僕が、"捕まらないように"してくれた』と、この間までよりも覇気を失った様子でラルフは言う。
その真意はわたしには分からない。
深く追求するような真似もためらわれて、どういう意味だと問うことも出来なかった]


[ラルフの言葉の意味はきっと、彼に触れていたなら分かっていただろう。
けれどラルフと肌を触れ合わせたことのない私は、よもや彼が“ショクと人間のハーフ”であるなんて思いもよらない。

そもそもショクが、人間との間に子をもうけることができるなんて、そんなことすら思い至らない。


『悪い生き物だとは、……限らないんだよ……』というラルフの言葉が、浮力を失ったシャボン玉のように床へと落ちて弾けて消えてゆく。

真相は分からないにしてもその言葉を聞いて、「ラルフはブローリンがショクだと知っていたのかな」と、思った。


けれどそんな言葉も、発想も。
気付いてしまった恐怖の渦に飲み込まれて、わたしはしゃがみこむしかなかった]


[ロダートが、毛布をかけてくれる。
縮んだ身体を包み込んでくれる。

冷えた硬い毛布はやがて体温であたたまった。
その上から大きな手で、ロダートが背を撫でたり叩いたりしてくれる。

郵便屋さんの手だ。
色んな人に、色んな思いの詰まった手紙を届ける手。

背中から染み入るように、ロダートの父性を感じる。
得たことのない父性。

わたしにとって父とは母を殴るもので、そしてわたしを――……]


[触れるロダートはこんなにも優しいのに、彼の手が背を行ったり来たりするたびに吐き気は増していった。

必死に反芻する。
彼は父親じゃない。
彼はお客さんじゃない。

ロダートと初めて会った、あの公園での和やかな思い出を手繰り寄せる]


 ……ありがと、ロダート。
 ごめんね
 ……触らないで、くれるかなぁ。


[胃液を吐き出さぬよう、口を小さくすぼめるように開いて、それだけ告げた。

優しい彼のことだから、きっと言葉に従って手は離れただろう。
それを哀しく思う資格なんて本当、わたしにはない

こちらから離れたロダートが何をしているのかまでは、わたしには気が回らない]


[ ショコラが嘔吐いても、僕にはその細い背を抱く権利がない。
だって、僕は、"あちら側"だから。
……けど、おじさんが傍にいてくれるから大丈夫な筈。]

そっか。 おじさんを"食べた"のは、ニコラスなんだ。
……少しは、マシになったのかな……。

[おじさんの物言いから、何があったかはわからないけど、彼の正体がバレてるのを察した。
食べることが出来たなら、きっと今は多少楽になってるんだろうと思うと、少しだけ安心した。
……折角教えて貰ったのに、ちゃんと名前を呼べてない。
場違いな勿体なさを感じながら、僕は天井を仰ぐ。

……ニコラスも、すごく苦しんでいた。
食べたり話したり出来るんなら、僕とはまた違う筈だけど、
自分を"ああいう風"に表現するわけも、結局知れていない。
なのに僕の無茶な提案を聞いて、窘めてくれていたんだ。……もっとちゃんと話せばよかった。]


【人】 森番 ガストン

[ブローリンの飲み込んだ忠告。(>>34)
主催側に捕まる可能性は、この時点では考えていない。

一度、部屋に行き、己の荷物を持って玄関に行く。

やがて玄関から響くのは、三発の鈍い銃声。
弾が当たった箇所の飾りは壊れ、木が剥がれ落ち、しかしその下には分厚い鉛の板が覗いていることだろう。

そうしてその銃声を最後に、己の姿は館から消える]**

(42) 2016/10/12(Wed) 23時半頃

[ついで聞こえたのは、かつての聞き慣れた声。
小さな窓の向こう側の世界に、幾人かの気配がする。

聞こえた言の葉に、]


  ………。


[小さく、膝の上で拳を握りしめた。]


森番 ガストンは、メモを貼った。

2016/10/12(Wed) 23時半頃


メモを貼った。


メモを貼った。


[驚いていられない。
ブルーノの冷静な態度に、小窓から彼へと視線をやったなら、微かに小首を傾ける。
やがて、窓の向こうで聞こえる会話からも知れることだろう。
だから、]


 私がショクだと知っても、ですか?


[緩慢な動きで立ち上がり、丸まった背筋を伸ばす。]


 ……

[薄暗闇に漏れる光の中、影が動き、その背が伸びるのが見えた。
そして、止めた足を再び、一歩、一歩と進め、

やがて、彼の顔がはっきりと見える距離で立ち止まり、
彼の瞳を見る。]

 
 ………
 
 そうか。

 
[彼の言葉の返事として、紡ぐのは先程と同じ言葉。
そして、聞いた。]


 何故、私を喰わなかった?


[一歩一歩と、歩み寄るブローリンの姿を横目に眺めてやる。視線は外さずに、彼を見据えたまま。
やがて、はっきりと見える面立ち、その力強い瞳の中には小さな自身が映っていたことだろう。

薄金の瞳は変わらず、淡く色を放つ。

   そして、ふ、と一瞬だけ翳りを見せた。]


 ……私たちは人の記憶を糧として生きている。

 そんな私達にも、記憶を司る器官はある。




 人は、味を選んで食事をする。
 私達の中にも、同じように嗜好を持って食事をするものも居るかもしれません。

 だが、私は――、人によって育てられた。

.




私は、育ててもらった人間の記憶を食べ続けて、
今まで生きてきたんですよ。

.


[告げる声は、静かに。]

 ――きっと私から貴方が望む理由は、差し上げられません。

[言葉を締めくくった。**]


…………う、

[どうしてこんなに、"ショク"と"ヒト"の間に走る亀裂が恐ろしいんだろう。

出所不明の感情に連鎖して、頭の中のごみ山が雪崩れていくみたいだ。
どうして僕は、あの二人を庇おうと思ったんだっけ。
半分だけではあったけど、"仲間"を助けたかったから。
……だけど、それだけじゃなかったはずだ。

『■■■■■■■■■■■■■、■■■■■■■
■■■■■■■■■■。
"■■■"■■■■■■■■■■■■、■■■■■■。』

……今となっては、穿たれた闇でわからない中身。
それは容赦なく僕の片脚をぐらぐらと揺らした。

立ち続ける為の何かがあったはずなのに、そこにはもう、何も、ない。]



[僕はどうしてこの街に居るんだっけ。

僕は、僕は、――――どうして、生きているんだっけ。


このがらんどうなごみ山の隅で、
泥水を飲んでまで生き延びた理由は、何だ―――― ]


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フィルタ

注目:ガストン 解除する

処刑者 (4人)

ガストン
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