84 戀文村
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――[ホレーショーと、他にも残った軍人達の駐屯地からの引き上げが終わってからどのくらい経っただろう。
ついに、誰のところにも赤紙は来なかった。 もうあの一日の後思い残す事はないと、やはり覚悟もしていたのだけれど、何も起こらなかった。
ただ死亡通知が、郵便配達人のいなくなった村に、役場から届けられただけだった。 ・・・・・エリアスの名もその中にあった。セレストのは、何度か聞いてみたけれどよくわからなかった。
だけど、戦争は村に影を落としただけで、そこにはもう何も起こらなかった。
そして、降りしきる雪がいつか雨に変わったその日に・・ 窓の外で、戦争は終わったと叫ぶ声が聞こえた]
(29) (so) 2012/04/01(Sun) 22時頃
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・・・・・終わったの? ・・・終わったんだって。
[クラリッサのところ、ナタリアの家で彼女と話した。だけど、何の実感もなかった。わかったのは、もう戻って来ない人が何人もいるという事だけ]
・・・ねえ、クラリッサ。クラリッサは・・・待つの?
[軍人の死亡通知。きっとこの村には届くまい。届くとしたら、きっと彼の故郷なのだから]
・・・いつまでも、待つんだね。ねえ、クラリッサは・・・それじゃあいつまでも幸せにはなれないの?
[彼女の眼を見た。不思議な目の色。彼の生を諦めたわけでもなく、彼の死を肯定するでもなく、けれど、そこには確かな意思があるような、そんな色だった]
・・・そっか。違うんだね。待つ事も・・・幸せなんだ。 いい人に出会ったね、クラリッサ。 それは、手紙を見たから?・・・それとも、その前から?
[どちらでも、同じなのかもしれないけれど。だけど、彼女はあの無口な軍人を、戻って来ないとしても待つのだろう。それでいいのかもしれない、そう思った]
(30) (so) 2012/04/01(Sun) 22時頃
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―本屋― [次に向かった場所は、数日ぶりに足を踏み入れた場所。そこだけは、戦争の最中も、今も何も変わっていなかった。店主は相変わらずそこにいただろうか。]
・・・・・ベネット。 ラジオ、聞いた?ううん、もう村の人の声で知ってるか。
終わったんだって、戦争。 ・・・・終わったんだって。 実感、湧かないよね。いろいろな人がいなくなって、手紙だけ届いて、そして、もう手紙が届いた人達は戻って来ない。
[いや、村には帰ってくるのかもしれない。だけど、私にはきっとわからないだろう]
・・・ねえ、ベネット。前に言ったよね。 生き残った人達は、みんなの分も生きなきゃいけないって。
幸せに生きても、いいのかな。なろうとしてもいいのかな?
[店主の答えはどうだったろうか。だけど、答えがどうであろうと、自分のいうことは決まっている]
(31) (so) 2012/04/01(Sun) 22時半頃
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[ふと、彼が手に取ってカウンターに置いていた本に目をとめた。
読む本は変わっても、少し歪なこの栞がいつもはさんである。]
・・・・これって。
[手にとって、光に透かすようにしげしげと眺め、また戻した]
(32) (so) 2012/04/01(Sun) 22時半頃
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・・・ねえ、ベネット。
[そのまま、いつもの椅子に腰かけて。少し口をつぐんだ。 どのくらい時間が経ったのか、再び口を切る]
・・・・私は、怖いのかもしれない。 死んでいった人たちの事をいつか忘れてしまうのを怖れているのかもしれない。 ・・・・家族を失ったのが寂しくて、傷の舐めあいをしたいだけなのかもしれない。
[エリアスの出征の知らせが届けられた時のように、彼の目から少し下に視線を向け、その肩は震えている]
(34) (so) 2012/04/01(Sun) 22時半頃
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・・・・・忘れたくないよ。 私が出て行くなら忘れてって言ったけど、やっぱり私もみんなの事を忘れたくない。あの人達が残した思い出の場所を、大事にしていきたい。知らない事もあるけれど、伝えていきたいよ。
・・・いいのかな。 覚えていてほしい、って言ってもいいのかな。
・・・・・一緒に覚えていてほしいって・・・
[そこで一度言葉は切れ、再び長い沈黙が流れた。 あるいは数分・・・勇気を振り絞ったようにまっすぐ顔を上げた]
(35) (so) 2012/04/01(Sun) 22時半頃
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―――家族に、なってほしいの。私の家族に。
・・・あなたに託された思い出を、私も一緒に覚えていたいから。 ・・・私の持っている思い出も、覚えていてほしいから。
きっとそうしていてよかったって、思える日が来ると思うから。
・・・・お願い。
[そうして瞳をつぶると、一筋滴が落ちた*]
(37) (so) 2012/04/01(Sun) 22時半頃
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ミッシェルは、ちょっと離席。
(so) 2012/04/01(Sun) 23時頃
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・・・・・そっか。いいんだよね。 みんなも・・・許してくれるよね。
[零れた一滴、拭おうとしたのに拭えなかった。一滴が両の瞳から、それにいくつも流れたから]
(47) (so) 2012/04/01(Sun) 23時半頃
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・・・ねえベネット。あなたと一緒の時間を過ごした人は幸せだよ。だって、あなたは何があっても、きっとみんなの事を忘れないから。 忘れてって言っても、きっと忘れてくれなかったと思う。
・・・・・だから、もうあの手紙は必要ない。 あなたは、覚えていて、それを背負っていけるから。
[酒場に、墓場に・・全部は知らないが、彼に託されたものは多いのだろう。自分もそれを一緒に担えるだろうか]
・・・だけど、いつか手紙を書くのもいいかもしれない。 こんな事があったって。みんな生きてたって。
[いつか、この村に生まれてくる子どもたちにも、覚えていてほしいから]
・・・・・・・頑張ろうね。 もしも、「おかえり」って言える日が来るなら・・・待ちたいから。
[もう一人、無口な軍人をいつまでも待ち続けるだろう彼女の事を考えて。いつも此処にいてくれたベネットに向けて笑った**]
(48) (so) 2012/04/01(Sun) 23時半頃
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ミッシェルは、ベネットを寝室に引きずって行こう**
(so) 2012/04/02(Mon) 01時頃
ミッシェルは、ベネットのチョコレートを借用した。
(so) 2012/04/02(Mon) 15時頃
ミッシェルは、チョコがないならヨーランダ[[who]]を食べればいいじゃない
(so) 2012/04/02(Mon) 17時頃
ミッシェルは、ヨーランダがいないならクラリッサ[[who]]でもいいじゃない
(so) 2012/04/02(Mon) 17時半頃
ミッシェルは、ベネットの布団に抱き枕として潜った**
(so) 2012/04/03(Tue) 00時半頃
ミッシェルは、2人ってあんまり多くない。+5人
(so) 2012/04/03(Tue) 00時半頃
ミッシェルは、じゃあ私は魔女になろう。**
(so) 2012/04/03(Tue) 10時頃
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―ある昔の夕暮れ―
[もう何年も前の、ずっと昔のような以前。その頃私は、やっと親方の下で雑用から解放されて、ちょっとした小さな仕事や、親方自身の仕事の手伝いを少しずつ任せてもらえるようになっていた頃。
日常は今からすれば信じられないほどいつも通りで、何もない時間が流れていた。きっと私の知った人達はここでみんな仕事に就き、結婚し、子供を残して。ここで年を取って墓に入る。私もそうなのだろうと、目の前の仕事を覚える事に夢中だった頃でも、そうぼんやりと考えていた。
だけど、少し前から村に駐屯するようになった軍人は、そんな時間の外にいる人達だった。それは明らかに異物。彼らの服装や持ち物、それに何より雰囲気は、この村には溶け込まなかった。
(110) (so) 2012/04/03(Tue) 21時半頃
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私は彼らを避けていた。きっと・・・どこか怖れていたから。萎縮するというよりは、彼らの運んでくる戦争が、いつか否応なしに村を侵すようになることへの怖れだったと思う。
・・・だから、そんな彼らの一人と、よりによって自分の弟が一緒に、しかも抱えられて戻ってきたと聞いた日には、剣幕が変わっても当然だったろう]
・・・どうしたの?母さん。その人は? ・・・エリアスが倒れてたって・・?嘘!
[大急ぎで階段を駆け上がる。部屋に飛び込んだ彼はベッドの中で、いつもより弱弱しくも、精一杯気丈に笑っていた]
(112) (so) 2012/04/03(Tue) 21時半頃
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・・ねえ、どうしたの!あれだけ外で長居しないでって、母さんも言ってたじゃない。それにあの人、この前から村にやってきた軍の・・・何か目をつけられたらどうするの!
[そんな風にまくし立てた私にエリアスは何と答えたか。たしか、笑ってその日の散歩の様子を話してくれただけだったような気がする。貸し借りした本の事も話していたか。
私は彼の話に少なからず驚いた。だって彼は、そんな短い間に、あの無愛想な軍人の事を、とてもよく知っていたから。いや・・・私が何年も工房で親方と仕事に明け暮れている間、彼は私よりもずっと多くの人達と接してきたのだろう。人並みには生きられないからこそ、人より濃密な時間を生きていたから、見えた事もあるのだと思った]
(113) (so) 2012/04/03(Tue) 21時半頃
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・・・ねえ、エリアス。 私にも、あなたの見てきた物や人の事を、もっとよく聞かせてくれる?
[私が彼にそう頼むようになったのは、彼の話を母のいない場所で聞くようになって何度目か。そして、心に決めた。自分も次に会った時は、あの無口な人に、挨拶だけでもしてみようと。
実際には話しかけるだけでも大分時間はかかってしまったのだけど、それでも]
(114) (so) 2012/04/03(Tue) 21時半頃
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―墓地―
それでもこうして結局彼の分も置いてあるんだから、世の中ってどう転ぶか分かんないもんだよね。
ねえエリアス。それから・・・
[戦争が終わったと聞いてからしばらく後。村の人々は混乱しつつも、自分たちなりに少しずつその意味を頭で理解しようとしているようだった。時間はかかるだろうし、失われたものの多くは永久に戻って来ない。]
(115) (so) 2012/04/03(Tue) 21時半頃
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クラリッサはずっと寡黙な軍人を待つのだろう。母は父を待ちながらも、戻って来ない息子をいつまでも悲しむのだろう。ヨーランダもダーラも、ここで眠りながら、それぞれ大事と思った人の魂がこの村に戻ってくるのを待つのだろう。郵便配達夫だったあの人も、消息は知れないけれど、きっとそれぞれに待つ人があって、そのうちのいくつかは癒えるけれど、いくつかはやっぱり戻らないのだろう。
・・・少しずつ復員する人達が出てきた頃、私は母親に結婚することを告げた。母はもしかしたら、相手が村で陰口を叩かれていた開いてなのを少し気にしたかもしれないが、それでも精一杯喜んでくれた。 何しろそれは、数少ない村の明るい話題になりうるものだったから。
私達はあの戦争で去っていった人達の想いを分け合って、私は仕事の合間に村はずれの墓地の管理も行うようになっていた。というより、金細工の仕事など、しばらく転がり込んでくるわけもなく、むしろ墓地の見守りや、掃除の方が日課なくらいだったけど。]
(116) (so) 2012/04/03(Tue) 21時半頃
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ねえベネット。
[ある日、彼の本屋に立ち寄った時に、ふと呟いた事がある]
おかしな話だけどね。 こうしてると、本当にたまにだけど・・・ みんな、本当は死んでなんかないんじゃないかって思う事もあるんだ。・・・・・すぐそんな事はないって思って、やっぱり寂しい気持ちの方がずっと強くなるんだけど。
(117) (so) 2012/04/03(Tue) 22時頃
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なんだか、みんなただ私達に会わないだけでさ。どこかで・・・いや、この村の中で元気に過ごしてるんじゃないかって気すらしてくる。
・・・おかしいかな。 だけど・・・さ。エリアスから聞いた散歩の話を時々思い出して記録に付けてるんだけどね。生きている時間が違うだけなんじゃなのかもしれないって、そんな気分になったりもするんだ。あの人達の思い出が形に残っている限り、そこにあるんじゃないかって。
・・・ナタリアさんは、その事がわかっていたから。手紙を預かっていたのかもしれないね。 私の勝手な想像だけど。
・・・私のつける記録が、誰か、みんなの事を覚えている人達に読んでもらえて、そう思ってもらえたら・・・いいなあ。
[他愛もないそんな戯言だけど、彼ならただ笑うだけではないかもしれないと思って、ふとそんな話を持ちかけたのだ。彼らの思い出を共有した彼だから**]
(118) (so) 2012/04/03(Tue) 22時頃
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ミッシェルは、ベネットにむぎゅうした。
(so) 2012/04/03(Tue) 22時半頃
ミッシェルは、ベネットの手にそっと指をからめて見上げた
(so) 2012/04/03(Tue) 23時頃
ミッシェルは、みんな遠慮しないで表に出てきていいんだよ(痒)
(so) 2012/04/04(Wed) 00時頃
ミッシェルは、エリアスにウェーズリー[[who]]をあてがった
(so) 2012/04/04(Wed) 00時頃
ミッシェルは、ええと…寝た人達はおやすみなさい、ね?
(so) 2012/04/04(Wed) 01時半頃
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