70 領土を守る果て
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コリーン最後コリーンの見せ場がちょっと時間足りなかったね
なるほどね。
じゃければこんな俺と話そうなんて思わないよな。
[ピッパの様子を表情を変えず見ていた。]
いづれわかるさ。いづれ…ね。
今は教えるつもりもない。
[先程から表情がくるくる変わっているが、気にも止めずに隣に座った彼女に言った。]
へぇ。
どんだけおめでたいんだ?
俺が許可しなかったらどうした。
あっ、ママ!!
[ピッパの姿を見つけると小走りで抱きつきに行く]
カルヴィンいやいや。矢を討ったのはカルヴィンじゃないでしょ?
俺はろくでもないからな。
他人に興味なんて一切無い。耳障りだったのも事実だ。
そんなこと言われてんのに君は楽しそうなんだな。
[カップに入った珈琲は無くなりそうになっていた。最後の一口を口に入れるとテーブルに置いた。]
あぁ。楽しみはとっておけ。
[小説はいづれ…ね。
コリーンが近づいてくれば僅かに驚き、二人を交互に見た。]
なんだ。
あんた若そうなのに子供いるんだな。
君はいくつだ?
[駆け寄ってきたコリーン尋ねた。]
[ピッパのもとにコリーン、18歳がやってくる。]
お久しぶりです、母さん
[なんかトランクスみたいだなと思った]
[イアンをちら、と見て目をそらす]
ねえ、母さん
また離婚したのよ
元父親と呼ばれる人がこれで10人になったわ
[18歳コリーンは続ける]
わかってるわよ。母さん
過去で出会った人が忘れられないんでしょう?
でも115年・・・・この時間帯なら100年か
100年も前の人に恋をしても、不毛なだけじゃない
パパがその人の転生した存在だとしても
その人そのものじゃないわ
目を覚まして、ママ
未来はかわるもの。
私のパパは6
1イアン
2サイラス
3ベネット
4ヴェスパタイン
5ヤニク
6イアン
7ワット
8プリシラ
9ヨーランダ
10ママが決める
私は今でこそコリーンという名前だが、本来は虚無の力を宿した左手を持つ、銀髪の王子である!今後私を呼ぶときは『流れ行く救済者、月の光コリーン』と呼んでくれたまえ!
そうか?だったら俺はなんだ?
ろくでもない意外に何がある?
[続く言葉に鼻で笑い、テーブルに頬杖をついた。
足を組んでいる為、態度が悪そうに見えるだろう。]
君の歳か?20+3歳くらいだと思っていた。
違ったんだな。
[彼女の娘と言った子の年齢と矛盾しているが、興味がないので無視をした。
コリーンの口から何故が...の名前が出ると]
そう。未来は変わる物だ。
でもちょっと待て。
俺は結婚なんてしていないし、悪いが君とママは初めて会った。
あなたの大切な人を大事にしてあげなさい
[イアンにむかってこの国の古い言葉を吐く。つまりは君の大事な人が危険な目に合わないように気をつけてという脅し文句だ]
君は随分と考えさせることをいう子なんだな。
どこでそんな言葉を覚えたか知らないが、俺は大切な人なんてない。
[脅されているようにも見えたが、小娘の言うことなので気にしないことにした。
コリーンのいう「大切な人」とは誰を指しているのだろう。]
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