人狼議事


22 共犯者

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視点:


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【人】 墓荒らし へクター

―巡礼三夜目の深夜・森の中―

[三夜目の儀式が終わり、
生き残った者が葉を持ち帰った後。

男の痛嘆な声が、誰もいない森の奥から聞こえる。]

マーゴ……
マーゴ……
マーゴ……!!!

[それは謝罪か、それとも後悔か。
ただ、目の前の事象に嘆き悲しんでいるだけか。

その男の後ろには―――――。]

(0) 2010/08/06(Fri) 00時頃

墓荒らし へクターは、メモを貼った。

2010/08/06(Fri) 00時頃


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墓荒らし へクターは、メモを貼った。

2010/08/06(Fri) 00時半頃


【人】 墓荒らし へクター

>>0
[ふと、銀髪の同胞の気配に気付くと、
胸から血をぼとぼとと流すマーゴを抱きかかえたまま
彼に話しかける。]

これで、「視る者」が
我らを告発する事はもう、無い―――。

[ヘクターの目は涙で濡れていた様だった。
その様を同胞には見せないよう、拭い、そう答えた。]

(3) 2010/08/06(Fri) 00時半頃

墓荒らし へクターは、メモを貼った。

2010/08/06(Fri) 00時半頃


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[ゆる、と目を開ける。
娘の姿は宵の間と変わらぬままある。
ヘクターの姿と抱かれる己の姿が目に留まる。
夥しい血が流れ命が消えた己の躯]

――…そう。
私は『生贄』となってしまったのね。
あなたを告発する気なんて無かったのに。

[ヘクターの目許を濡らす其れに気づけば
困ったような笑みを浮かべて]

莫迦、ね。

[ぽつ、と呟いて小さな吐息を零した]


墓荒らし へクターは、メモを貼った。

2010/08/06(Fri) 01時頃


【人】 墓荒らし へクター

―巡礼三夜目の夜・森の中―

[ニールとは会話>>4:314をしたものの、
話は平行線に終わったようだった。

話を終え、先に森に入るニールを確認すると、
ある決意を胸に、マーゴに声をかける。]

……なあ、マーゴ。
一緒に、森へ入らないか?

[こんや は ふたりきり で ]

(9) 2010/08/06(Fri) 01時頃

【人】 墓荒らし へクター

―巡礼三夜目の深夜・森の中―
>>3
[その時、木立の中から知る者の気配を感じた。
外国からの「記者」―――。
咄嗟に黒の外套で同胞を隠そうとしたか。]

…よォ。
なんだよ、喰われてぇか?

[血に染まる少女を抱えたまま
顔を見ずにそう答える。]

(11) 2010/08/06(Fri) 01時頃

【人】 墓荒らし へクター

>>14
[姿を現したイアンを一瞥する。
じっくりと観察すれば、
爪が人の其れとは大きく異なり、
口腔の奥からは鋭い牙も見えただろう。
彼の右手は、血で鮮やかに彩られていた。

「かれ」と同じかと問われ、
イアンの方へ振り返り答える。]

…そう、我らは同じ者。
この聖なる森を守護せし者。

では、「イアン」。
お前は此処へ何をしに来た?

[昼間の「ヘクター」とはまた違った威圧感を見せる。]

(18) 2010/08/06(Fri) 01時頃

――…結局、何も伝わらなかったのかな。

[変えていけると思ったのに。
打ち砕かれた希望に静かに目を伏せる。
ズキズキと胸が痛む。
何も出来なかったことが悲しい。
何も伝わってなかったのだと思えば哀しくて
気づけば透明な涙がぽろぽろと止め処なく零れていた]

――……っ、ぅ。

[声は掠れて頼りなく響く]


【人】 墓荒らし へクター

>>20
[マーゴをそっと地面に置くと、
イアンの何かを確かめるように
無言で近づき、目を細め顔を寄せる。
それは微笑だったか。]

…ふ。
面白い男だな。
我らの存在を最も忌み嫌い否定せし者かと思ったが…。

[肩まで紅く染まった腕を伸ばし、
イアンの頬を、つ、となぞる。

真昼の森の>>116事は同胞から
何も聞かされてはいなかったが、
触れた際の反応から、イアンが「御使い様」に対し、
何か特別な感情を持っている様な気がした。]

(21) 2010/08/06(Fri) 01時半頃

【人】 墓荒らし へクター

>>21
[ヴェスパタインが聞いていたら何と謂うだろうか。
今はヘクターの興味の向くままに、イアンに問いかけただろう。
ヘクターの紅い指がゆっくりと這ったイアンの頬は
月夜にべったりと赤く照らされていた。]

祭を見て、どうする?
見届けて、誰に残す?

[イアンの指先から、柊の葉の香りが残っている事に気付く。]

それとも……。
お前は、「こちら側」へ、
来ようとしているのか?

(24) 2010/08/06(Fri) 01時半頃

墓荒らし へクターは、メモを貼った。

2010/08/06(Fri) 02時頃


墓荒らし へクターとイアンの声が何処か遠く聞こえた**


【人】 墓荒らし へクター

>>20
…なんだよ。
「狂った一族の哀れな末路」とでも大題して喧伝するか?
まあ、そんな事はさせねえがよ。くくっ。

[冗談めいた笑みを浮かべ、
「ヘクター」の姿に戻りながら
更にイアンに一歩近づく。]

思えば…お前が最も我らと
真摯に向き合おうとしているな。

[その理由は何だ?と問わんばかりに
この人間の目をじっと見つめ、彼に触れる。]**

(25) 2010/08/06(Fri) 02時半頃

墓荒らし へクターは、メモを貼った。

2010/08/06(Fri) 02時半頃


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[娘には己の殺されたその時の記憶がない。
すっぽりと抜け落ちた記憶。
それは幸か不幸かわからない。
ただ、無いのだという事実しか知らない。
泣き疲れた娘ははぁと吐息を零した。


遠く聞こえたイアンとヘクターの話し声。
その内容は聞こえていても反応を示すことはなかった**]


― 回想・夜の森 ―

[ニールとヘクターが言葉をかわしている頃。
娘はニールの手に触れた自らの手をじっと見詰めていた。
触れられれば水という媒体は必要としない。
口腔で紡がれるは家に伝わるまじないの一節]

――…また、異質が……。

[ポツと呟くけれど話をした所だから
如何こうしようという気にはならない]

もう一度話してみよう。
ニールにはあの事もちゃんと話して……

[あの場では言えなかったヘクターの血に混じる異質。
ニールからも感じた異質だが
其れを知っても矢張り話してみる事が第一のようだった。
けれど、娘が生きている時に其れを話す機会は無かった**]


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2010/08/06(Fri) 20時頃


【人】 墓荒らし へクター

>>29
ヴァンルナール?
ああ、いや、彼らは違う。
・・・純血、という意味ではな。
彼らは人の子に過ぎぬ。

俺と、「ヴェスパタイン」だけさ。

[――御使い様は。
首を捻って、そう記者に答える。
無骨な指を蛇のようにイアンの首から胸へと這わせながら。]

(45) 2010/08/06(Fri) 20時頃

【人】 墓荒らし へクター

>>39
テメエ・・・うるせえよ!

[「傍観者」を自称するイアンに
マーゴの事に言及され、急激に怒りの炎が灯る。

そのままイアンの胸にあった手を振り下ろす。
まるで鋭利な刃物に斬られたかのように
イアンのシャツが真一文字に裂け、
非常に細く、薄い赤筋が浮き上がる。

同胞の制止>>40がなければ
何をしていたか分からないだろう。]

(51) 2010/08/06(Fri) 20時半頃

【人】 墓荒らし へクター

>>41
[しばし黙って、
同胞が新たなる巡礼者に投げかける言葉を聞いていた。]

(53) 2010/08/06(Fri) 21時頃

【人】 墓荒らし へクター

>>53
[しばらくすると、大地に斃れ伏す黒髪の少女を見つめ、
記者に向き直り問いかける。]

イアン・・・。
お前は・・・我らの儀式を
その目で見る覚悟はあるのか?

[そのままマーゴの上に覆い被さり、牙を立てる。]**

(55) 2010/08/06(Fri) 21時頃

墓荒らし へクターは、メモを貼った。

2010/08/06(Fri) 21時頃


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2010/08/06(Fri) 21時半頃


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墓荒らし へクターは、メモを貼った。

2010/08/06(Fri) 22時半頃


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【人】 墓荒らし へクター

>>55
[イアンから返答を聞き、マーゴを喰らった後だろうか。]

さて…。
俺も巡礼中の身だ。
殺気立った巡礼者に殺される訳にはいかねえ。
ヴェスパタイン…。頼みがある。

[そう言って、自分の頬に傷を刻むよう、
同胞に頬を差し出した。]

(76) 2010/08/06(Fri) 23時頃

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【人】 墓荒らし へクター

>>76
[頬に傷を負ったヘクターが柊の葉を手に
村に遅れて戻ったのは深夜に近かった。]

「マーゴと少し離れて歩いていたが、
 急に彼女の姿が視界から消えた。」
「その時に自分は正体不明の何かに襲われた。」
「この頬の傷はその時に付けられた。」
「森を探したが、彼女は見つからなかった。」

[広場に戻ると、「村人」達にそのように説明を行った。]

(79) 2010/08/06(Fri) 23時頃

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2010/08/06(Fri) 23時頃


[広場の大樹――。
娘は芝生にぺたんと座り込みぼんやりと村の景色を眺めている。
繋がりを失った自らの身体にはあまり興味がないようで
それからどうなったのかなど知らない]

――…私が死んでも何も変わらない。

[娘の死が村に伝わっているのかさえ怪しいけれど
変わりなく見える景色に小さく息を吐く。
ふと脳裏に過るのは祖母の姿。
祖母の事が心配だけれど娘は動けない。
祖母の哀しむ姿を見るのが怖かった]


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墓荒らし へクターは、メモを貼った。

2010/08/06(Fri) 23時半頃


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墓荒らし へクターは、若者 テッドの事が一瞬頭に浮かんだ。

2010/08/06(Fri) 23時半頃


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 優しい曲聞こえたら もうすぐお終い
 深い所からこそ 音楽は響いて

 岩を削る波音が 囁く言葉何
 耳を澄ます事より 語りかえす言葉を
 闇夜に散る宝石は 一つ二つと重なり
 全てを抱く女神の手が 今日は凄く優しい

 手を取り合い語りましょう
 暁が 世界を 包み込むまで

[私の時は、流れない
動かぬ赤い月が、満ちに満ち
夜の太陽に、なりはてるまで
私の時は、とまったまま
ただ歌を歌う、機械のように]


[ミッシェルとテッドの姿が広場にあった。
遠くて何を話しているのかまでは分からない。
けれど、テッドが森へ向かい駆け出せば
柳眉が顰められ娘のくちびるが開く]

――…森はこわいよ、テッド。

[老人たちが良く言う戒めの為の言葉を紡いだ。
案じるような音色だが怖がっている様子はなく
そろと立ち上がり意味も無くスカートを払う仕草。
魂だけの存在なのだから土埃などつかないのに。
自嘲的な思いにゆると首を振り
残るミッシェルの横を通り過ぎて
娘はテッドの後を追って森に入る]


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墓荒らし へクターは、メモを貼った。

2010/08/07(Sat) 00時頃


[テッドを追い森を駆ける娘は昔読んだ本を思い出す。
ウサギを追いかける少女のお話。
娘が別の世界に迷い込むことはないけれど
何故かそんな一場面が過って微かに目を細める。
或る木の前で立ち止まるテッドの背中が見えた]

――……。

[困ったような表情が娘の貌に浮かぶ。
触れる手。
落ちる私だったものの頭]

……触れたら、汚れちゃうよ。
テッド、もう、……私は……、

[何を伝えたいのか自分でも分からないけれど
幼友達の憤りを感じ取り哀しげに目を伏せた]


 
 
     ――…如何してだろうね。
 
 


[娘は理由を知らない。
娘は最期の感情を覚えていない。
だから、自分の浮かべた最期の表情さえ
何を思ってのものかなど理解出来なかった。
テッドの呟きに頷くでも首を振るでもなく]


ごめんね、テッド。


[哀しませた事に対してか。
苦しませた事に対してか。
秘密を打ち明けずにいた事を悔いてか。
謝罪の言葉をポツと紡いだ]


[テッドの背へと触れようとした娘の手に
触れる感触はないまま身体を擦りぬけてしまう。
残念そうに眉尻を下げた娘は行き場の無い自らの腕を抱いて]


――…“私”を見つけて呉れてありがとう。


[首を抱き上げ村へと戻る幼友達の背を見詰める。
娘は漸く自らの死を実感しはじめた。
触れられないことがさびしい。
言葉がかわせないことがかなしい。
話したかったことはたくさんあるのに
もうそれを伝える術は失われてしまった]


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2010/08/07(Sat) 00時半頃


[一人取り残されたようにある娘の耳にとまる歌声
聞き覚えのある旋律の主を探してきょろきょろと
あたりを見回して、彷徨い歩く。

歌声を辿ればとある樹の許に辿りついた。
声は聞こえるのに姿が見えなくて
探すのを諦めかけたその時、風に誘われるように空を仰いだ]

――…あ。

[樹の上で歌うピッパが見えて思わず声が漏れる。
邪魔してはいけないと慌てて口を塞ぎ
ゆっくり聞く事が出来なかった彼女の歌に耳を傾ける]


[ひゅるり、風が吹く
風は感じるのに、髪が浮く事もなく
私の肌は、風を感じるのに
風が触った時の、くすぐったさは感じない

ああ、私はただ空を仰ぎ
口から出る音楽にのみ、魂が乗る

ああ、私の瞳は赤い月を映すのみ
音を聞く耳はあるのに、音が皆死んだように静か]

 あ――――…

[さぁ、私は気がつくだろうか
もし何かの音が、私の耳に届いたなら
私は彼女に気がつくのだろう]


[歌が止んで、ピッパのくちびるから声が漏れる]


………ピッパ!


[娘は堪らず名を呼んだ]



 ん…――――

[私の名を、呼ぶ声がする
深く深く、地の底から…――――

いや、地の底じゃぁない 私が高い所にいるんだ
ああ、そうだ この声は、あの子の声だ]

 なんだい、マーゴ

[ふわり、そこから飛び降りる
飛び降りたら、死ぬような高さなのに
今は、まったく怖くなかった気がする]


墓荒らし へクターは、メモを貼った。

2010/08/07(Sat) 01時頃


[高い樹の上から飛び降りるのが見えれば
娘は慌ててピッパの方へと手を伸ばした。
死んだ実感がわいたといっても
条件反射のような行動だったから
気づけば動いていたというのが正しい。

ふわり、と舞うピッパに目を丸くした。
危なくないのだと知れば安堵の息を漏らし]

逢いたかった。

[微かな笑みを浮かべてみせる]

ピッパは歌が上手なのね。
やっと、ちゃんと聴けたわ。

[素敵だったと素直な感想を彼女に伝えた]


 逢いたかった…――― ?
 そうか、随分逢わなかった気がするな

[伸びた彼女の手に、きょとり
なんだろう、なんだかおかしい
何がおかしいのか、わからないのに
何かおかしいのは、よくわかるんだ]

 歌? ああ、歌か…―――
 そういや、ちゃんと歌った事なかったな

[彼女の感想に、少し気恥ずかしさを感じ
だんだんと、私が元に戻る
ぼーっとした頭のまま、彼女に手を伸ばすんだ
朧な感情の中にある、寂しさが埋まるよう]


墓荒らし へクターは、メモを貼った。

2010/08/07(Sat) 01時半頃


【人】 墓荒らし へクター

―三夜目の巡礼後・深夜・ヴァンルナール家―
>>79
[そのまま屋敷に帰ると重い扉を閉める。
血で染まった身体の汚れを落とす為、浴室へ。

衣服を床へ脱ぎ落とすと
古代の象形文字のような刺青が入った背中が水に映る。
古い銃創や裂傷痕でその紋様は所どころ欠けていた。

汚れや血糊を洗い落とす。
その中に長い黒髪が混ざっていた。

彼女の香りの微かに残るその毛髪を手にし、
その夜の事を、思い出していた。]

(137) 2010/08/07(Sat) 01時半頃

[優しくてあたたかな人。
失いたくなかった存在。
疑問符付きの返しにこくっと大きく頷く]

たった一日のはずなのに
逢えなかった時間がとても長く感じる。
寂しかったよ。

[あの時の喪失感は心寄せていた故のもの。
それを寂しさと表現して]

……うん。
だから、聴けて嬉しかった。
ピッパの声、私は好きよ。

[耳に心地好い歌声を思い出すようにゆるく目を細める。
伸ばされた手に返す仕草は抱擁の其れ。
生者には触れられなかったけれど同じなら触れられるだろうか]


【人】 墓荒らし へクター

―回想・三夜目の巡礼・夜・森の中―

[彼女は獲物。狩りの標的。
神聖なる、儀式の捧げもの。
我らの、敵と成り得る存在。

マーゴと二人、巡礼者は森の中を歩く。
ゆっくり、ゆっくりと歩を進めて行く。]

――手でも、つなごうか。

[そんな事を言いながら、人目に付かない場所を探す。]

(140) 2010/08/07(Sat) 01時半頃


 一日…――――
 そっか、一日逢わなかったか

[一日も、たったのか
月は今もそこにあり、昨日もそこにあったのに
私の赤い月は今もほら、空高く輝いたままなのに]

 寂しい想いさせたな、悪かった

[何が悪かったのか、私にはわからない
記憶に霞がかかり、思い出す事が出来ない
わかるのは、彼女が暖かかった事]

 ん、そっか
 聞きたかったら、いつだって歌うよ

[魂同士ならば、きっと触れられる事だろう
抱擁に、感触があるかはわからない
ただ、魂が記憶した人肌の温かさくらいは、感じるはず]


【人】 墓荒らし へクター

>>140
[これは、ただ相手を油断させるだけの会話。
絶対に実現しない、と判っている会話。
それを知っていて、敢えて行う不毛な言動。]

なあ、マーゴ。
もしこの儀式を二人無事にやり遂げたら……俺と。
ああ、いいだろ?
ラトルとヴァンルナールなら、家柄も格も十分だ。
年寄り連中も反対はしねえだろうから…。

[彼女と目を合わせられない。

…何故だろう?
今までの「獲物」にはそんな感情など、
決して持った事など無かったのに。]

(142) 2010/08/07(Sat) 01時半頃

私には特別長い一日だった。
……ピッパは悪くないよ。
それに、また、逢えたから、それで十分。

[あの時、見ていることしか出来なかった。
守るといったのに動くことが出来なかった。
何も出来なかった自分が悪いと思いながら
其れを口にしないのは彼女の死を語りたくないから。
自分も死んでいるのに、おかしい、と
心の片隅で思いながら言葉を綴る]

やっぱりピッパは優しいよね。
またピッパの歌が聴きたい。
ねぇ、私にも、……歌えるかな?

[おずおずと彼女に教えを乞うてみる。
触れるぬくもりはきっと彼女の心のぬくもり。
寂しさを埋めるようにぎゅっと抱きしめて
顔を上げて彼女を見詰める娘の顔は何処か幸せそうだった**]


【人】 墓荒らし へクター

>>142
マーゴは、信じたいって言ってたよな。俺の事。

[手をつなぎながら、森の中を二人で歩く。
周りには誰も居ない。
どうしたの?と彼女は普段通り優しく接しただろうか。]

マーゴ…。俺は……。

[二の句が継げない。
ゆっくりと彼女を両手で抱きしめる。
暫くそのままで、彼女の存在を全身で感じ取ろうとする。
鼓動を感じる。吐息を感じる。
そして彼女と最後の接吻を行い、決意を固める。]

―――せめて、痛くないように、一瞬で。

[今宵の月は、やけに明るい。]

(147) 2010/08/07(Sat) 02時頃

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 ん…――――

 いくらでも逢えるよ 同じ場所にいるんだもの

[そう、彼女は、私は、ここにいる
本来は、悲しい事なはずなのに
自分自身の姿を知らない私は、そう綴る
同じ場所にいる事を、悲しむ必要があるんだろうに]

 優しい、のかな

[彼女を抱く私の手、私を抱く彼女の手
ああ、なんと暖かい事だろう
体の温もりは、心に届かないものなのに
魂だけのこの身だからこそ、心が直に暖まり
幸せそうな彼女の顔が、私の心を直に掴むから]

 うん、きっとマーゴも歌えるさ
 私が教えてやるから


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【人】 墓荒らし へクター

>>147
[唇を離すと同時に、彼女の小さな体に衝撃が走る。
あ…。と小さな響きだけが森に木霊する。

互いに目は合わせたまま。
体を合わせたまま。
彼女の口が何かを伝えようとするが、音にならなかった。

ヘクターの右手は彼女の両乳房の間を貫き、
その腕は胴体を貫通し、その傷は背中まで達していた。]

なんだよ…。
護り刀、持ってたんじゃ…ねえのかよ。
俺の事、本当に、信じて…。

(153) 2010/08/07(Sat) 02時頃

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[彼女の希望に答えようと、私は歌う
彼女を抱いたまま、彼女の温もりを体中に感じながら

肉体を失った虚ろな存在が、喉が無いから魂を震わせ
耳がないから心で聞いて、曲に乗るのは本当の感情

生者の歌は、死者の歌に敵する事など出来ないんだ
心の籠った歌どころじゃない、心が即ち歌なのだから]

 ノックの音聞こえたら 今夜は舞踏会
 紅のドレスにしようか 貴方が望むなら

 風の記憶追いかけて 雲の様に舞い
 森の鼓動聞きながら 川の様に歌うよ
 夜空に散る水晶は 紅や蒼に輝き
 張り付いた女神の矢が 今日はとても眩しい

 手を取り合い歌いましょう
 暁が 私を 迎えに来るまで


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【人】 墓荒らし へクター

>>153
[ヘクターの手刀の先には、
さっきまで彼女の中にあった心臓が鼓動していた。
彼女の体を貫いたまま、そのまま掌を握り
中で微動するそれを握り潰す。

腕を引き抜き、手中の肉塊を口にする。
髪をすき、頬を撫でる。
何故この様な感情が湧きあがるのか、
ヘクター自身さえも解らない。
そして、動かなくなった彼女の躯を抱き上げ、もう一度口付ける。]

ごめんな、マーゴ…。
ごめんな―――。

[少女を抱きしめたまま膝を付き、天を仰ぐ。
そして慟哭。声にならない叫び>>0が森に響き渡る。]**

(158) 2010/08/07(Sat) 02時半頃

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2010/08/07(Sat) 03時頃


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2010/08/07(Sat) 13時頃


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2010/08/07(Sat) 14時頃


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2010/08/07(Sat) 14時半頃


[どくんと、あるはずのない心臓が脈打つ感じがする
彼女の髪の香りすら、感じる気がする
そっと彼女の頬に伸ばした手が届いたのだとしたら、彼女の柔らかさすらも感じる事が出来るのか
潮が満ち、月が満ちるように 私の心の奥底の、からっぽになった井戸の中 暖かさと優しさが、満ちる事はあるのかな

もっと近くに、もっと深くに、もっと奥に、もっと、もっと
私はもっと、温もりが欲しい

彼女を感じる事の出来る部分が、出来るだけ多くなるように 体全体で擦り寄る私の事を、彼女はどう感じるだろう]

 悲しい歌聞こえたら 今夜も舞踏会
 今日も一つ一つと 足音は消えて

 炎の矢すら追いつかず ただゆらめくのみ
 剣より槍より 君に捧ぐ踊りを
 大地に散る星々は 夜の闇にとらわれ
 流れを知る女神の目は 今日もやはり美しい

 手を取り合い踊りましょう
 暁が 貴方を 迎えに来るまで


【人】 墓荒らし へクター

―回想・巡礼三夜目の深夜・森の中―
>>55
[マーゴの躯に牙を立てる。
その牙が喰い込んだ白い肉体から、
赤い珠が円状に広がっていく。

やがて、腹を裂き、紅い肉を喰らう。
淫靡な音を立てながら
彼女の血肉を己が肉体と同化させる。]

これで…マーゴは我らと一体となった。
彼らは我らと共に。
我らは彼らと共に。

[それはヒトの顔ではなく、
ただ獲物を喰らう獣の顔。
イアンはこの様子すらじっと見ているのだろうか。]

(183) 2010/08/07(Sat) 15時頃

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2010/08/07(Sat) 15時頃


【人】 墓荒らし へクター

―回想・巡礼三夜目の明け方・遺体安置室―

[誰もいない教会の地下納骨堂前の部屋に
安置されたニールの遺体に近づく。
遺体の血を舐め、嘗て味わった
「血族」と同じ感覚を感じ取る。]

我らが血族―――。
我らの代わりに、人の子の手によって還りし者。
祝福は我が与えん。

汝の肉体と魂は、我らと共にある。

[そう言って、パピヨンやピッパにしたのと同じように
肉体を捕食し始める。
ぽっかりと空いた腹部には、
聖地の土を詰め、また布で覆う。
彼らに一礼し十字を切ると、そのまま立ち去った。

そして、四夜目の巡礼へ―――]

(191) 2010/08/07(Sat) 15時半頃

【人】 墓荒らし へクター

―四夜目の巡礼・夜・広場―

[今夜は一層ビリビリとした悪意が強く感じられる。]

ガキどもが…。
殺気を其処ら中に撒き散らしやがってよ!

[その感情に呼応するかの如く、
彼の闘争心も高まっていく。

オスカーやテッドと目が合えば、
鋭く睨み返しただろう。]

(193) 2010/08/07(Sat) 15時半頃

此処にいればまた逢える。

[魂となって留まる理由は何だったか。
心残りがあったのかもしれない。
遺してきた者の事が気になった。
これから先の事が気になった。
儀式で犠牲となった目の前にいる彼女の事を
ずっと気にしていたから――]

ピッパは優しい。
自分の考えをしっかり持っていて
大事なのが何かをちゃんと知ってる人。

[村の考えに染まらずに己の考えを持ち
それを貫いた彼女に憧れのような感情を抱いていた。
彼女のぬくもりを手放す事が出来ずに
寄り添いながら歌い始めた彼女の調べを心で感じる]


[ピッパが歌えると言ってくれたから
娘は彼女の教えを受け止めおずおずと音を奏でる。
心に響き心を揺さぶる彼女の調べに添えるは仄かな彩り。
直ぐ傍で聞く彼女の歌声に胸が締め付けられるようだった。

娘の眸に映るのは彼女の姿。
眩しげに目を細めるは歌う彼女の美しさに見惚れるから。
彼女の繊手が頬に触れる。
心がくすぐったいような甘さを感じた。
彼女の手に自らの手を重ね伝えるのは心の温度]


 手を取り合い踊りましょう
 暁が 貴方を 迎えに来るまで


[心にぽっかりとあいた穴。
彼女の存在を感じてその虚無感が消えてゆく。
ピッパがいる事が何よりも心強く嬉しかった**]


【人】 墓荒らし へクター

―四夜目の巡礼・夜・森―
>>193
[広場で巡礼者たちと言葉を交わしたかもしれない。

そしていつものように
一番最後に、森に、入る。]

 今夜はあの片割れにするか?
 あの挑むような目。
 神を畏れぬ不敬で愚かな思想。

 同胞に危険を及ぼしかねん。

[それに――
今夜は特に、血に飢えた気分だ。]

(195) 2010/08/07(Sat) 16時頃

【人】 墓荒らし へクター

>>196
あん?
俺に言ってるのか?

巡礼が始まる前に
そんな下品なモンちらつかせんじゃねえよ。

[そう言ってオスカーに不敵な笑みを返し、
森に入っていく彼をじっと見つめていた。]

(197) 2010/08/07(Sat) 16時頃

【人】 墓荒らし へクター

―四夜目の巡礼・夜・森の中―

[今夜も巡礼開始の合図の鐘が鳴る。

巡礼者の中で最後に森に足を踏み入れたヘクターは
半人半獣の姿になると、森を駆ける。

そして、道を歩くオスカーを見つけると、
深い森の中へ勢いよく蹴り入れる。]

―――よお。
御使い様、探してんだろ?

(198) 2010/08/07(Sat) 16時頃

【人】 墓荒らし へクター

>>198
[深い森の中で、オスカーと対峙し、
黒髪の少年の手に握られた拳銃を目にする。]

なんだお前、銃持ってたのか。
なら、これァいらねえな。
せっかくお前の為に持って来てやったのによ。

[そう言って散弾銃を地面に投げる。]

まあ使うにしろ使わねえにしろ、
好きにするがいいさ。
その前にお前を肉塊にしてやるからよ。

[姿勢を落とし、戦闘態勢を取ると
獲物をじっと睨みつける。
牙が伸び、体躯も一回り大きくなった。]

…来いよ。楽しもうじゃねえか!!

(200) 2010/08/07(Sat) 16時半頃

― 失われた記憶の欠片 ―

[娘にとって最後の巡礼の夜
ヘクターに誘われて娘は彼の隣を歩いていた。
疑う事を知らぬ娘は人ならざる者の手を取る。
娘の手よりも幾分大きな男の手を握り――
そう、手を繋いで歩く気恥ずかしさもあって
男が柊の木がある場所以外に向かっている事にも
気付けなかったのだ。

不意に始まる話は娘も何処かで考えていたから
心を読まれたのかと驚いてヘクターを見上げる。
何故か此方を向いて呉れぬ彼の横顔を見詰めた]

家柄なんて気にしない、けど……

[兄のように慕っていた彼だから
支えとなりたいと言ったのだけれど。
伝わっているのか如何か不安になる]


― 失われた記憶の欠片 ―

如何したの……?

[確かめるようなヘクターの言葉
首を傾げてそれから ふ、と淡い笑みを浮かべた]

――…信じたい。
私はヘクターを信じてる。

[仮令何者であろうとも娘は目の前の男を信じていた。
心を伝えようと言葉にするのだけれど
彼にそれは届いていただろうか。
抱き寄せられる娘の肩が緊張からかぴくと跳ねる。
見詰める眸に何も言えなくなって塞がれるくちびる
とくりとくりと奏でる自らの鼓動。
高鳴っている事を知られるのが恥ずかしくて
羞恥に染まる頬が月明かりのもと晒される]


― 失われた記憶の欠片 ―

――…あ、

[名残惜しさに紡がれた音と感じた鈍い衝撃は同時。
貫かれた痛みは少し遅れて感じるのだけれど
それ以上声をあげる事も出来なかった。

食べても良いと言ったのは嘘ではない。
本当は違う形で――一緒に歩んでいきたかったけれど
彼を満たす方法がこれしかないのであれば、とも思う。

彼を見詰める娘の眸がじわりと濡れて
涙は今にも溢れ出しそうだった。

守り刀の事を言われて娘は困ったように笑おうとした。
それは上手くカタチとならない。
――守りたい人に守り刀を向けられるはず、ない、でしょう?
もうくちびるを動かす事も出来なくて伝える術なく思う言葉]


― 失われた記憶の欠片 ―

[時を刻んできた娘の心臓は呆気なく男の手に収まり
その時を止められてしまう。
息絶えた娘の身体と魂の繋がりが希薄になる中
娘の心に届いたのは謝罪の言葉

向けられたのは感謝ではなく謝罪。
自らの命が誰かの糧となり繋いでいくならば
それは自然の摂理と諦めもついたのだけれど。
謝られた事が哀しくて娘は最期の記憶を置き去りにした**]


【人】 墓荒らし へクター

>>201
[彼の問いには明確には答えない。]

「ヘクター」が散々教えてやってたのによ。
まだわかんねえのか。

俺を前にしても、
まだそのような戯言が言えるか。

[オスカーから眼を離さず、じりじりと間合いを測る。]

(202) 2010/08/07(Sat) 16時半頃

墓荒らし へクターは、メモを貼った。

2010/08/07(Sat) 16時半頃


【人】 墓荒らし へクター

>>200>>202
[それは、一瞬で終わる筈だった。
金髪の少年を屠った時と同じように、
間を詰め、オスカーの喉笛を狙う。

しかし、その瞬間、女の声が脳に響く―――]

「一緒に、変わっていこう?」

 ……マーゴ?

[あっという間に狩り終える筈だった。
今頃オスカーの首は落ちている筈だった。

それなのに、突然の幻聴と激痛。
接近し振り上げた腕が、一瞬だが静止する。

その一瞬の躊躇が、決定的な隙になった。]

(205) 2010/08/07(Sat) 16時半頃

メモを貼った。


【人】 墓荒らし へクター

>>204>>205
が……っ!ぐお……!

[至近距離から放たれたオスカーの銃弾は、
ヘクターの頑強な肉体をも撃ち抜いた。
その衝撃でその巨躯は後方へ吹き飛ぶ。]

痛えじゃねえか!
このガキがああああああっ!!!

[出血を始めた脇腹を押さえ、
自分に傷を与えたオスカーに吼える。
森の獣とは明らかに違った鳴き声。

暗闇に響き渡る銃声と咆哮が、
森を往く他の巡礼者にも聞こえたかも知れない。]

(207) 2010/08/07(Sat) 17時頃

【人】 墓荒らし へクター

>>207
[旧来行われてきた生贄の儀式では、
「御使い様を敬い畏れる」人間の肉を取り込む事で、
御使いたる森の獣神らは力を得ていた。

その力を行使し、新たな敬意と畏怖を広める。
いわば相乗効果があったのだが―――。

もしかすると、今までに食べた生贄達の血肉が…
ソフィア、パピヨン、ノックス、ピッパ、ニール。
そしてホリーやマーゴの想いが、彼の肉体へ作用し、
その一瞬の隙を作りだしたのかもしれない。]

 「我らは彼らと共に。彼らは我らと共に」か…。
 はッ、ちくしょうが、てめえら……。

[剥ぎ取った上衣で傷口を押さえ、闘争心をむき出しにする。

オスカーに加勢する者が居たら、
ダメージと出血に弱りつつも彼らと応戦するだろう。]**

(211) 2010/08/07(Sat) 17時頃

墓荒らし へクターは、メモを貼った。

2010/08/07(Sat) 17時半頃


メモを貼った。


―回想 昨夜の森―


オスカー…。

[彼の決意の言葉に、胸が締め付けられる。
自分のことはいい…もう過ぎてしまったことだから。
しかし、オスカーはまだ生きている。
なら、生きてほしかった。
しかし、彼にその思いは届かない]

あぁ…お願い…。
誰か…オスカーを守って…。

[目をとじ、祈る。
しかし、自分は今何に祈っているのだろう。
そんな疑問がよぎる。
自分たちを守ってくれる神様、ミツカイサマとの「たたかい」の最中。誰が片割れを守ってくれるのか…。
…他にも身を案ずるべき人はいる。
それでも、片割れの無事ばかり気にしている自分は、自分勝手だなと思った]



あ、待って!

[オスカーが突然走り出す。
なにかに追い立てられるように。
オスカーの表情からは、焦りに似た何かが感じられた]

オスカー!
そっちじゃないよ…!
早く柊の葉を取って森をでよう? …オスカー!

[彼を追いながら声を叫ぶ。
昨夜あんなに捜し求めた月が、今は頭上で赤く残酷な笑みを浮かべているように見えた。
その光に照らされて、オスカーがなにかを呟いた]

…え?


 オスカー…!!?

[オスカーの手元が、きらりと赤い光を放つ。
ソレがなんであるか、オスカーの向かう先に何があるのか気づいたときには…]

ニールさん…だめ、オスカー!

[ホリーの言葉はとどかない。
ホリーがようやくオスカーの隣に並んだときには、ニールはその身体を地面の上に横たえていた]

ニールさん!
ニールさん…!!
…どうしよう…。
…オスカー……。

[ニールの「生命」が失われていくのがわかる。
片割れが闇に囚われていくのがわかる。
だというのに、自分には何も出来ない…。
オスカーの言葉がひどく悲しくて…ひどく痛かった]



[オスカーは言葉をつむぐ。
「祭」が終わるように、と。
オスカーはつむぐ。
矛盾を孕んだ言葉を]

…ダメだよオスカー…お祭終わらないよ…。
お祭を終わらせるには…誰もかけちゃいけないの…。
自分で言ったじゃない、みんなで帰って来るんだって…。

[その瞳に涙を浮かべ、片割れを見上げる。
片割れの壊れた笑い声が夜の森に吸い込まれていた。
ソレはまるで…赤い月が笑っているかのような…そんな気がした]



テッ…ド…?

[誰かが近づく気配。
顔を上げると、そこにはよく知った若者の顔がある。
片割れに声をかける若者。
その言葉は、やはり狂気に染まっているように思えた]

…っ。

[彼らのやり取りに、思わず絶句する。
「死人が出ないことによって終わる祭」を終わらせるために殺す。
大切な誰かを失う前に。
あるいは、その仇のために、「ミツカイサマ」を殺す。
しかし、果たして今目の前に倒れている男性は「ミツカイサマ」なのだろうか?
いろんな疑問、皆の悲しみ、怒り、そして謎。
それら全てを飲み込みながら…あるいは吐き出しながら、狂気は広がって行く]



トニー…ごめんね…。

[倒れたニールに手を伸ばす少年。
異常のなかの、小さな正常。
血濡れのなかの、小さな清浄…。
彼もまた、ニールの死によって、血にぬれてしまうのだろうか。
だとするのならば、その原因を作ったのは何者でもない「自分」なのだ。
気がつくと、自然と謝罪の言葉を呟いていた]



[突然に頭に浮かんだそんな情景。
目の前に倒れているはずのニール…その形をした淡い炎と少年…。
何故そんな情景が見えたのかはわからない。
しかし、ソレが今この森で起きていることだということは、何故か素直に信じられた。
そしてその光景は、「炎」が消えるとともに、静かにきえていった]


―回想 朝―

マーゴが…?

[思えば、扉を開けるきっかけをくれたのは彼女だったのだろう。
彼女のまっすぐな目が。
彼女のまっすぐな言葉が、ホリーが「扉」を開くきっかけとなったのだろう。
その彼女が、死んだ…。
ミツカイサマに殺された…還されたのだ。
頭を抱え、その場にへたり込む。
自らも既に人ならざる存在ではあるが、それでも生きていた知人が一人、また一人と消えていく感覚は、恐らく今後もなれることは無いだろう。
ふと…昨夜淡い炎が吹き消されるように消えていったニールの姿が、脳裏をよぎった。
その後ろでは、片割れの乾いた笑いが響いていた]


メモを貼った。


―アレクサンデル家―

…。

[森を壊す。そんなオスカーの発言に眉をひそめる。
確かに今の森は狂気の象徴のようにも感じられる。
それでも、今まで自分が育ってきた村…森も含めて、村なのだ。消えてほしくはない。
オスカーが着替え終わるのを居間で待つ。
しばらくしてオスカーが戻ってきてソファで身体を休めるならば、その姿をしばらくは黙って見つめていた]

………。
…ミツカイサマは…なにをしようとしてるんだろう…。
…この村を守るために儀式が必要なら…コレから村が守られなければならないようななにかが起こるのかな…。



いらっしゃい、イアンさん。
ゆっくりしていってくださいね。
…もっとも、この雰囲気じゃあゆっくりも出来ないでしょうけど。

[自分が約束を取りつけた来客があれば、聞こえずともしっかりと挨拶の言葉をかけた]


―朝の回想―


[マーゴの死亡を知る前。
ヘクターがマーゴがいなくなったという情報を村にもたらす。
しかし、その情報に、かすかな違和感を覚える]

…襲われた…?

[彼は自らが襲われたという。しかし、彼はかすり傷を受けただけ。ソレがひっかかる。
襲われた自分だからわかるのかも知れないが、ミツカイサマの力は凄まじいものがある。
ソレこそ、「マーゴが突然消えた」のがミツカイサマのせいならば、わざわざそのあと、ヘクターを傷つける必要は無いはずだ。
ミツカイサマの速さならば、ソレは可能なはず。
マーゴが連れ去られそうになった所を発見し、救出しようとした結果傷を負ったのならわかる。
しかしそうではない。
全てがミツカイサマの仕業ならば、わざわざマーゴを消したあと、生贄にするでも、気絶させるためにでもなく、ただヘクターを襲ったということになる。
…彼をひるませるため?
いや、ひるませずとも逃げ切れるはずだ。
ならば何故…?]


…いえ…でも…もし…。

[マーゴを連れ去ったあと、追撃を抑制するために襲ったのだとしたら…。
…しかし、わざわざ生贄を奪還されるかも知れない可能性を作るとは思えない…。
それらの可能性を全て組み合わせると…]

…一人がマーゴをさらって…一人が追撃者になりうる者を威嚇した…?

[一人目がマーゴをさらい、後続のものが追撃者を威嚇する。
そんな構図が脳裏に浮かんだ]

…ミツカイサマは…一人じゃないの…?

―回想終了―


―アレクサンデル家―



オス…カー…。

[オスカーの言葉に、記者はあせりの色を浮かべる。
ソレと同じようにホリーもまた、オスカーの言葉に恐怖を覚えずにはいられなかった。
…そのせいだろうか、記者の『焦り』が、今彼が口にしている理由以外の所に本命があることに、ホリーが気づくことはなかった。
…果たして彼が守りたいのは、森か…村か…ミツカイサマか…]


 
[ひどく悲しい目をする片割れ。
そして記者の言葉。
ホリーは自分の胸の内にある思いが悲しみなのかなんなのか、わからなくなってきていた]

私のことを思ってくれるのは嬉しい…。
…でも、オスカー…それでも…そのためにオスカーが傷つくなら…。

[自分の事を思う彼の行動に対する喜び。
そのために誰かを彼が手にかけることに対する悲しみ…。
無事に祭を切り抜け、生きて欲しいという思い。
そして、生きて欲しいと思う反面…こちらに…自分の傍に来て欲しいという願い…。
そのいずれもが、間違いなく自分の中にあった]


 !?

[つれていってくれないか…。
そんな弟の言葉。
ソレまでの、自分の存在に(当然ながら)まったく気づいていないことを証明するかのような彼の言葉に、少なからずショックを受けていたのだが…それらが、そのひとことで一気に消し飛ぶ。
自分の心の内…その一部が…こちらに来て欲しいというほの暗い願いが…彼にも通じた気がして]

…ッ。
…ダメ…。
…それでも…。
…あぁ…でも…オスカー…。



ヘクターさん…。

[ミッシェルの言葉に、ヘクターがもたらした情報を照らし合わせる]

なら…あの情報は嘘…?
…自作自演ってこと…?

[自分はヘクターに襲われた…そういうことなのだろうか…しかし]

…なんだろう…それだけじゃ…ない気がする…。


メモを貼った。



オスカー!

[ミッシェルの話を聞いてはじけるようにかけだしたオスかーのあとを追う。
そして、彼が手にしているものを目にすれば、ソレが何を意味するのかは自然と察することが出来た。
今までならば、無茶をしないで欲しい。生き残って欲しいと願っていた場面だ。
だが…]

…今の私には…それを口にする資格はないよね…。

[彼の死を…心の片隅で…しかし、確実に願っている自分がいる。
何処か悲しいような、自嘲するような笑みを浮かべたあと]

……。

[ホリーは無言で手をくみ、祈りをささげた。
彼の無事を願ったわけではない。
彼の死を願ったわけではない。
神に祈ったのでもない。
ただ…漠然と、祈るという行為を、しばらくの間続けていた]


―回想 泉―


[片割れが家を出たなら、ミッシェルとイアンにぺこりと頭を下げたあと、自分もオスカーの後を追う。
そして昨日と同じように泉の傍らでオスカーが身体を休めるのなら、複雑な思いを胸に抱いたまま、オスカーの隣に座っていた]


―夜 森の中―


[あのあと、ホリーはずっとオスかー後書くに板のだろうか?
あるいは、他の誰かと会ったりもしたかも知れない。
――夜。
暗い闇に満ちた森の中で、オスかーは彼と対峙していた]

…ヘクターさん…。

[彼を捉える片割れの銃口。
瞬きをした次の瞬間、どちらかの命の炎が消えているかも知れない状況下で、ホリーの心は、片割れの生死のどちらを願うべきなのか選びきれずにいた]


 …!!

[オスカーとヘクターの間に緊迫した空気が流れ、ヘクターのその腕が、片割れを狩ろうとうなりをあげた]

だめぇ!!!

[気がつくと、オスカーの横を通り抜け、ヘクターの身体にむかって両腕を力いっぱい突きだした。
…もちろん、確かな手ごたえなどない。
仮に自分が生身でも、ヘクターを突き飛ばせるとは思えない。
だが…どういう分けか、ほんの一瞬、ヘクターに隙が生じ、次の瞬間]

…!?

[…銃声が…森の中にこだました]



…え?

[響く咆哮。
ひるんだヘクターを、オスカーが放った弾丸が貫いたようだ。
不意に生まれたヘクターの隙…それが『誰か』の声が引き起こしたものなのか…はたまた、自分の仕業なのか…あるいは、それらいくつもの事象や思いが重なって起きたことなのかは、ホリーの知るところではない]


メモを貼った。



 うん、いつでも逢える

[私の魂は赤い月に繋がった鎖で、常夜の国の奥深く
この手、この足、この首に 鎖が繋がり、動かないから
私はここから、動く事はない
だからこそ、彼女がいるかぎり]

 大事なのが何か…――――

 私の一番大事な物は…――――

[ああ、大事な物はなんだったか
一番欲しかった物は、手に入らなかった気がする
だからこそか、今この腕が、彼女を離さないのは]


[彼女が私を見てくれるなら
私の輪郭は、彼女のためにのみ存在し
彼女が私の手を取るのなら
私の体温は、彼女のためにのみ産まれる

そう、私の魂は、私の存在は
私を求む者のためだけに、人の形を残すから
今は、貴女だけのために]

 マーゴ 上手だな 良い声だ

[彼女の瞳の奥にある、深い深い闇の奥
私の瞳が、一度そこを覗いたなら
そのまま、吸い込まれちゃうような気もする
胸の奥から、喉を通り、口から出る言葉が
その吸引力を感じ、どくんと脈打つ

いいんだ、構わない、どうなろうと
私は今、私を必要とする人のためにいるんだから]


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。



オスカー、大丈夫!?

[振り返ると、オスカーの肩が裂け、服に血が滲んでいた]

っ。

[彼に生きて欲しい思い。一緒にいたいという願い。
その二つが衝突する。
ホリーは一度強く目をつぶり、目を開く]

私は…!

[身を翻し、オスカーの傍らに寄りぴたりと添う。
そして、その手をしっかりと重ねた]

…私は…できる限りオスカーと共にいる…!
オスカーが罪を背負うなら…私も背負う…!
…それで、オスカーの気が済んだなら…その時は一緒にいたいな…。


[何というわがまま。なんという自己満足。
ソレをわかっていてもなお、ホリーはソレを選択し、少し自身にあきれたように笑みを浮かべた]

…オスカー…。

[そして、彼が引き金を引くなら、それにあわせるようにしてホリーも引き金を引いただろう]


―今ではないいつか 森―

…ここは…?

[ふと気がつくと、ホリーは森の中にいた。
ただ、先ほどまでと周りの空気が違うような気がした]

私は…オスカーと一緒に泉にいたはず…。

[その傍らに片割れの姿はない。
空には赤く大きな月が浮かんでいる。
…不思議と、片割れがいないことに、不安を感じることはなかった。戸惑いを感じたのは最初だけ。
…ここは、先ほどと同じだけど、先ほどと違う場所。
ここにオスカーがいないのは、何の不思議もない。
直感的にそう思えた]

…あれ…歌?

[状況を理解した上で冷静になってみると、何処からか歌声が聞こえていることにきがつく。
ホリーは、吸い寄せられるように、その歌声を辿っていった]


―今ではないいつか 歌声の森―

こっち…かな。

[感覚的な存在になったせいか、大して迷わずに音をたどることができた。
しばらく歩き、開けたところにでる。
と、寄り添う二つの影を見つけた]

…マーゴ…。
……ピッパ、さん?

[少し驚いたように声をかける。
何か不思議な力で自分の一端を「しって」くれたマーゴはともかく、ピッパの中の自分に対する印象は「不気味」の一言だろう。
ピッパを責めるわけではない。ソレが正常なのだ。
ホリー自身、「戻る前」の自分がしていたことを思い出すと、自然と鳥肌が立ってしまう程だ。
ホリーは気まずそうな表情を浮かべ、二人を見つめた]



 ん…――――

[不意に、世界が震うのを感じ その後、小さな声が響いた
私と、彼女の名を、小さく小さく、呟く声
酷く朧な記憶と、酷く虚ろな瞳と、酷くか細い魂が
その声の主の方に、意識の糸を伸ばしたんだ]

 ああ、うんと 双子のホリー

[私の歌声は、ライン河の人魚の如く
もし私が色欲を歌に乗せたなら、弱き魂は飲まれる気もし
怒りや殺意を歌に乗せたなら、その感情が沸くのだろうか

ただ今、私が歌う感情は
孤独と寂しさ、温もりに対する渇望
人を誘う、感情なのだろうと想うんだ]


―歌声の森―


あ…え…っと…こ、こんばんは。

[ピッパに声をかけられれば、困ったように苦笑を浮かべてあいさつをした。
どうやら、どう接しようかまだ決めかねているようだ。
もし彼女がまだホリーにたいして気味が悪いという印象を持っているなら、不用意に近づいては、彼女を不快にさせてしまうだろう。
その気持ちが理解できるだけに、ソレは避けたかった]

あ、はい。
ホリー・アレクサンデルです。

[名を呼ばれれば、改めて名乗りながら、ペコリと頭をさげた。
どう接したものかと悩みながらも、歌に惹かれる気持ちはそのままで…]


墓荒らし へクターは、メモを貼った。

2010/08/07(Sat) 23時頃



 こんばんわ 良い月夜だな

[現の感情や、不安や不快
そんな物の記憶すら、私には朧
純粋な、強い想いのみ、霞の向こう側に薄く映る
彼女に対する怪しみなど、妖の身には無きに等しく]

 ホリー どうした? 迷ったか?

 マーゴの様に、寂しく悲しかったのなら こっちに来るといい

[差し出す手すら、虚ろなこの身
欲しいのは温もり、心を満たす感情
欲しいのは感触、魂の交わり]


墓荒らし へクターは、メモを貼った。

2010/08/07(Sat) 23時頃


メモを貼った。


メモを貼った。


墓荒らし へクターは、メモを貼った。

2010/08/07(Sat) 23時頃


メモを貼った。


[いつでも逢えるのは嬉しかった。
いつでも逢えるようになった理由を思えば哀しかった。
望んだ未来はピッパのような優しい人が笑っていられる世界。
嬉しくて哀しくて泣きそうな笑みが浮かんだ]

ピッパの一番大事な物って……

[ピッパの呟きが心に響き問うように首を傾げる。
彼女が何を考えているかまでは分からないのだけれど
彼女が寂しそうに見えたのか
若しくは、自分の寂しさがそう見せたのか
抱擁の為、背にまわした手で彼女の背を撫でる。
昔、彼女の祖母が娘をあやす時にした仕草。
一人じゃないことを伝える為の動作だった]


[上手と言われればはにかむような笑みが浮かぶ]

ピッパの教え方が上手だから。

[此処に来たから二人で歌う事が出来た。
けれど二人とも生きていたらいつかあの村で
同じようにしてピッパに歌を教えて貰えただろうか。
もしも、――そう考えて切なくなる。
嗚呼、こんなにも、彼女に生きていて欲しかったのだ]

……ありがとう、ピッパ。

[ぎゅ、と一度きつく抱き寄せて伝える感謝。
彼女の眸を見詰めて、それから腕を緩め彼女を解放する。
聞き覚えのある声が娘の名を呼んだ。
視線を向ければ其処にはホリーが居て]

ホリーも此処にいたのね。

[懐かしげに目を細め声を返した]


メモを貼った。


【人】 墓荒らし へクター

>>207>>226
[咆哮の後、再びオスカーに飛びかかる。]

ほんとよ…まだまだガキかと思ったのによ…!
てめえら姉弟揃って…!

[負傷と出血の為か、
普段より攻撃のスピードが落ちているようだった。
接近するテッド>>279には、気が付いていない。]

(280) 2010/08/07(Sat) 23時半頃

[傍らの彼女の笑みが、涙を孕むから
私が彼女の深い所に、感情を注ごうと想ったのに

傍らの彼女の手が、私の背を撫でるから
注ごうと想った葡萄酒は、私の心の奥に満ちる

彼女が許すなら、彼女の首筋に顔を寄せ
暫く、心の器に満ちる酒を嗜み]

 私が一番、大事だったのは
 私が一番、欲しかった物は

 私が私になれる場所
 私を私にしてくれる人

 どちらも、手に入らなかったけれど

[こっそり漏らした呟きは、深い森が喰らい尽くすのかな]


―歌声の森―



え…。

[彼女たちの声は真冬の空気のように透き通っているように感じられた。
予想と違った反応にホリーは戸惑う。
しかし、手を差し出されたなら恐る恐る近づいて、そっとその手をつかんだ]

…どうも…。

[その手を取って、ホリーは驚いたように目を大きくした。
…暖かい。
彼女の温もりが、手から伝わってくる。
生きているオスカーに触れようとしたときは、温もりどころか感触も感じ取れなかった掌から、確かな彼女の体温を感じた]

っ。

[もう感じることもないだろうと思っていた温もりに、不覚にも涙がこみ上げてきて…ソレをごまかすように、少しうつむいた]


【人】 墓荒らし へクター

>>283
[オスカーの銃弾を紙一重で交わす。
こめかみに赤い筋が走る。

しかしその瞬間、
テッドが力いっぱい振るった剣>>284が、
ヘクターの腹部に深く突き刺さる。]

ぐうっ!!
……ちッ。
なめやがってよおぉぉ!

[剣が刺さったまま、
テッドを吹き飛ばそうと体を反転させる。
地面に鮮血の華が広がった。
何故だ、身体が重い……!]

(287) 2010/08/07(Sat) 23時半頃

メモを貼った。


【人】 墓荒らし へクター

>>287
げほっ、げほ…!

[内臓を損傷したか、片膝をつき喀血し始める。
しかし眼は狙いをつけたままで]

ガキどもがぁ!調子に乗ってんじゃねえぞ!!

[そのまま勢いをつけ、
宙に浮いたテッドに飛びかかる!]

(291) 2010/08/07(Sat) 23時半頃

【人】 墓荒らし へクター

>>291
[ヘクターの大振りな攻撃は空を切り、
同時に大きな隙を生む。

そこからは一方的な展開だっただろう。]

(292) 2010/08/07(Sat) 23時半頃

【人】 墓荒らし へクター

>>292
[繰り出されるテッド>>293やオスカーの攻撃。
彼に其れを全て交わせる程の力はもう残っていない。]

(―――致命傷…か。)

[本能で自らの限界を悟ったか、
引き抜いた剣を投げ捨て、
止めを刺そうと走り込む少年らを打撃で吹き飛ばす。

やがて彼は大きく跳躍すると、
大樹の枝に飛び乗り、彼らを見下ろす。
そして息を整えると、彼らに大声で語り始めた。]

(295) 2010/08/07(Sat) 23時半頃

[双子の少女が、私の手を取り
彼女の温もりを、感じる事が出来たなら
俯く様子を、不思議に想いながら
顔を覗きこむ事も、無粋な感じがしたし

黒い羽を開いた、堕天使のように
歌と温もりで少女を誘い、懐に呼び込むんだ
勿論、自覚はないんだけどさ]

 どうした…―――― ?

 悲しかったか? 辛かったのか? 痛かったのか?

[耳元に囁く言葉は、確かに本物なのに
その存在は、呪詛と呼ぶに相応しい物]


【人】 墓荒らし へクター

>>295
大いなる原罪を持って生まれし人の子よ!

我らは代々この森を聖地とし、守ってきた。
祝福されし人の子を愛し、育んできた。

なのに何故!

お前達は感謝を忘れ、畏怖を忘れ!
儀式を堕落させ、聖地を汚す!

そして一方的に契約を破棄し、
我らの存在すら消そうとしている!!

―――汝らは我らの消滅を願うのか?
我らの力を思い出せ!
我らと共にあった時代を思い出すがいい!

[彼が叫ぶ度に、オスカーやテッドの頭上から、
小雨のように赤毛の森獣の血液がポツポツと降り注いでいるだろう。]

(297) 2010/08/08(Sun) 00時頃

―現在 夜の森―

オスカー…!!

[ヘクターの反撃にオスカーが更に負傷したのなら、ホリーは悲鳴を上げる]

…がんばってオスカー…!
もう少し…もう少しだから…!

[そういって片割れを励ます。
しかし、ヘクターが己のことを口にすれば、ぴくりと反応して]

私…?

[彼は私のことを何か知っているのだろうか…?
やはり私は、彼に襲われたのだろうか…?]


【人】 墓荒らし へクター

>>297 オオオオオおおおおおおおおおッッ!!!

[それは最後の咆哮か。
銀の同胞へ向けて、何かを伝えようと、吼える。

そして、そのまま、「ヘクター」は森から姿を消した。
無事に森を出た巡礼者は家路についただろう。]

(301) 2010/08/08(Sun) 00時頃

【人】 墓荒らし へクター

―四夜目の巡礼後・深夜から早朝・アレクサンデル屋敷―

[赤い毛並みの狼は「ヘクター」の形に戻ると、
血を滴らせながら、最後の力を振り絞り、
アレクサンデル屋敷のイアンの部屋に突入する。

――ガシャン!!!

窓から血まみれの巨躯がイアンの前に現れた。]

…よォ。

(304) 2010/08/08(Sun) 00時頃

【人】 墓荒らし へクター

>>304
[肩で息をしながら、
ヒューヒューと言った呼吸音と共にイアンと対峙する。
血を滴らせながら、ドッ、ドッと足音を立て、
ゆっくりと彼に近づく。]

(ぐっ…ちくしょう、目が翳んで良く見えねえが…。)

[傷だらけの両手をイアンの頬に伸ばし、
イアンの顔に自らの顔を近づける。
他の者には聞こえないよう、
だがイアンにははっきり聞こえるように言った。]

イアン―――。

どうか、「あの方」を、頼む。
お前、なら、きっと、あの方を、助けて……。

(305) 2010/08/08(Sun) 00時頃

【人】 墓荒らし へクター

>>305
[続く言葉は、気管から上がる血塊に遮られる。
暫く咳き込み、床に血反吐を撒き散らす。

と、次の瞬間。
いつもの「ヘクター」のような
人懐こい顔をイアンに向け、悪戯ぽく笑う。]

ああ、それから、もいっこ…。
この前の煙草…、一本くれねえか?

(307) 2010/08/08(Sun) 00時頃

【人】 墓荒らし へクター

>>307
[イアンから煙草を受け取っただろうか。、
咳き込んで血を床に吐き捨てた後、そのまま口に咥え、火を受けただろう。

壁にもたれ、そのまま腰を下ろす。
床に敷かれた絨毯がみるみる赤く染まっていく。
口に咥えた煙草を指で挟み、随分懐かしい香りのする煙草をゆっくりと吸い込む。]

ふう……。
…やっぱり、旨えな。

[ふぅ、と煙を吐きだしたが、もうそれ以上紫煙が上がる事は無かった。]

マーゴ、お前はまだ還る途中か?
これから行っても、間に合うかねェ?

[やがて腕が力なく垂れ下がり、
ヘクターの指に挟まれた煙草は、
床に溜まった血痕の上に、ジュという音を立て、
落ち、赤く染まり、消えた。]**

(310) 2010/08/08(Sun) 00時頃

[首筋へと触れる温度を受け入れて
見えぬピッパの表情を追うように眼差しを向ける。
彼女の言わんとすることは何となく分かる気がした。
両親がいない共通点がそう思わせたのかもしれない]

もっと早く話し掛けていたら……
何か変わっていたのかな。
私がそんな風になれたか分からないけど
あんまり、自信ないけれど……
一緒に居て一緒に笑って一緒に悲しんで
ピッパが無理しないで自分らしくあれる場所が
私の隣だったら、って思っていたよ。

[怖いのに怖いと言わず強がる彼女。
巡礼の夜共に歩いて過った事を口にする。
先の見えない夜だったけれど
これから沢山話してもっと親しくなれれば、と思っていたから
出来なかった事を独り言ちるように呟いた]


墓荒らし へクターは、メモを貼った。

2010/08/08(Sun) 00時頃


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