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[相対するヴェスパタイン皇子が、チャールズの言葉に笑む其れを翠の端に捉えた。
外野との会話が交わせる余裕がそも実力の差をありありと物語っている。
溜息の一つも吐きたいが、此方は其れをする余裕すらない。
がき、と難なく受け止められる刃から伝わる衝撃。
勿論それが皇子に届くとは欠片として思いはしないが、其れなりに勢いを乗せて繰り出した一閃。
其れを力任せに跳ね上げられれば、此方の体勢は呆気なく崩れた。
雪崩れるように数歩、後ろへと下がった足は間合いを取るようにしながらも
あくまで切先は相手へと向けられたまま。士官学校で身に付けた模範的なそれとは、直ぐに知れるだろうが。]
――如何しましょうね、余りに難しいので。
“サイラス”が、軍属(シェルベリ)の家に忠実な嫡子である ならば、
“俺”は其れから外れようと、 幾らか考えていたのは、事実ですが。
[あくまでそれが理由の一部だと、そう裏に含める言葉は
欠乏する酸素を摂取する為に、言葉は細かく千切れていく。
…本気など出されたら、1分も経たぬ内にこの斬り結びも終わるだろう。]
……皇子殿下。
[椅子に乗り隣室を覗くその姿に、頭痛を覚えつつ。
外はどうなっているのか、とガーランド師団長が言えば、彼女の気遣いの真逆、求められたのだろうと視界を開いた。
会議室あたりから人の気配を探し、先に辿り着いたは第二師団の側。疑い続けていたグレイシア師団長の姿を見れば、目を伏せる。]
――第二師団館付近に、三名。
ハミルトン、グレイシア、マイコフ師団長、ですね。
バーナー師団長。
体の調子はどうですか?
そちらには、メル……――。
[聞こえてきたズリエルの声
………。
申し訳ありません、殿下。
ボ…私は、力を暴走させ、帝国に対し害を与えてしまいました。
後でどのようにでも処分を。
[鉄格子越しの第一皇子に、表情変えぬまま淡々と自分の失態を告げる。]
[注目が鉄格子の向こうへと向くと、再びアンジェラを眺めた。
アンジェラはズリエルを見てなつこく首を傾げただろうか]
動物は、人の本質が分かるというが本当みたいだな。
[そんな様子に、軽く目を伏せ笑みを浮かべる。]
さて、まあ貴方の主とは大分派手に意見の相違をみている訳なんだけどね。
どうしたものかね。
[鷹に言っても仕方ないことを真顔で問いかけて見た。]
ご存知なかったんですか?
私ももう爺と言っても差し支えない歳なんですよ。
[
バーナー師団長もそちらに?
[格子の向こうから、ズリエルの声
個室に入ってしまうと外の騒ぎが聞こえにくい。襲撃が起こったこと、隣が救護室であること、ゲイルやヨーランダもそこにいること等々の説明を受けると僅かに眉を寄せ]
バーナー師団長はともかく、女性を襲撃するとは騎士道精神に反しますねえ。
[冗談とも本気ともつかない口調で呟いた。]
[鉄格子越しに聞こえる声
其方へ視線を向ける事は無い。
ツッコミどころが聊か違います、皇子。
この場合、「狭さ」が問題なのではないと思います皇子。
…とは残念ながら言えない。
つーか喋っていられない。]
[
私が拘束されたのが意外、ですか?
かつての猛将は健在で、実は大戦の再来を願っているのかもしれませんよ。
[とぼけた口調で返した。]
すいません。
私、こう見えてもフェミニストなもので。
ガーランド師団長、ハッセ師団長もごきげんよう。
傷の具合は如何ですか。
[
……ええ。
目を覚ました少し後に、初めてお会いして……
[ゲイルにはこっそりと声を潜めて肯定し]
私は大丈夫です。
メル……ああ。
ガーランド師団長なら、此方にいますよ。
[エンライの問いに返答し、付け足して]
そうですね。
私に限って、一番負傷もないようで……
[半ば冗談のようなチャールズの言葉には、ごく真面目な声色と表情とで返した。再び矛盾を意識させられつつ。ヨーランダが能力を使う様に気が付けば、其方に視線を向けただろう]
[軽く肩を叩かれる。
ワットやイワノフにそうされたのと同じ暖かさを感じるが―――。]
生きていれば次が、ですか…――。
段々、わからなくなりました。生き方が。
ボクは自分が"兵器"だと思った。
でも、皆違うという。
きっと、違うんでしょうけど。
ボクはまだ止められない。
[頭の横、不安定に浮遊する制御装置に触れる。]
……キリシマ師団長?
[小さく呟く。頭の制御装置が揺れる。]
メモを貼った。
[隣室から声がかかれば、そちらに意識を向ける。]
傷、というようなものは、あまりないようで。
多少痛みは残っていますが、すぐ治まるかと。
[頭と、脚と。酷いわけではないが、鈍い痛みは纏わりつく。]
[ナユタの聞きずらそうな、自分を案じる声も聞こえたが、すぐに声を返すことはせず、アンジェラと顔を見合わせた]
………、
磁界を封じられて自分の方が困ってるだろうに。
何と言ったものかな。
[やっぱり鷹に聞いても仕方ないことを呟くのだった。
きっとアンジェラも困ったに違いない**]
メモを貼った。
違います。
[第一皇子
ボ……私の力は磁界―― 一種の帯電体質です。
制御装置の助けなしでは一切の制御が不可能。
その力を暴走させ、師団長を傷つけ。
多くの機器も破壊しました。
これは帝国に害する行為です。
[詳細を語る口調に躊躇いは無い。
事実を皇子へと報告する。]
……そうですか。
無事、なんですね。
ありがとうございます。
[ゲイルも居るとのズリエル
[一方、ゲイル
首を傾げて考えて、主の場所が"分からない"のだと思う。
場所を知らせようと止まっていた腕から飛び立ち、鉄格子から拘束室へと戻ろうとするが、生憎そこには道を塞ぐ姿が。
今度こそ困ったように、ちょうど第一皇子の顔の隣に止まった。]
[
真面目に捉えなくてもいいんですよ、バーナー師団長。
貴方は体格も屈強ですし、まして能力は護りの力なのですから、負傷が少ないのも当然といえば当然でしょうけれども。
仏の顔も三度まで。
――恐れながら、当方の格言にこのような言葉がございますよ、ランドルフ皇太子殿下。
[
生き方に答えなどありません。
それを探すのが生きること、という人もいます。
自身で選択するならば、兵器……闘いに身を投じるのも、また生き方でしょう。
けれど、貴方自身は本当にそれを望んでいますか。
体質であるからと、他の可能性を考えることすら放棄してはいませんか。
[僅かに哀しげな色が瞳に滲む。
ふと、ワットの顔が頭を過ぎったが。]
貴方が自身の答えを見つけた時、別の道が切り開けるかも、しれませんねえ。
[実に曖昧な言葉を呟いて、ナユタの肩をもう一度、叩いた**]
[暫く第二師団館を視ていた(
行き先を探すことも考えたが、脳を直接揺らされた後遺症とも言える僅かな頭痛が長時間集中を保たせてくれない。無為に消耗するのは避けようと、息をついて視界を切った。
手元のロールケーキに手を伸ばす。]
……。
[滋味ふかい味に、思わず無言になっていた。]
ズリエルの視線に気付いて、軽く小首をかしげる。
いいえ。
[処罰を口にした第一皇子に
制御装置の問題ではない、です。
問題なくても、僕自身が制御装置の力を借りれば出来る筈が制御を失った。
それだけではないです。
わざとであってもなくても。
どんな理由があっても。
帝国に害をなした者は罰するべきです。
[睨むように第一皇子を蒼灰が見つめる。
鷹が鉄格子の向こうから飛んで来て肩に止まった。
僅か目を細めそれを見るが、厳しい表情はそのままだった。]
メモを貼った。
………――。
ボクは戦う事を嫌と思った事はありません。
"兵器"と思い込むことも。
軍に拾われなければ生きてすらいないでしょう。
それを、否定されなかったのは久しぶりです。
[ふ、と小さく溜息をついて。]
……でも、他の可能性は考えてはみるつもりです。
そう、望まれていますから。
[肩の鷹を手袋をした指先でそっと撫でた。**]
メモを貼った。
[追撃が来ない
模擬の終了も、休息も口にしない相手に勿論切先を下げる事はすまいが
酸素を欲する脳が、喉を早く脈打つのがひしと判る。
――と。『お前が』と、そう告げる言葉に翠が僅かに見開いて。
何を思ったか、苦く歯噛みするのは、一瞬。]
―――、…
…反抗期の餓鬼の戯言で、済まさせてはくれませんかね。殿下。
[30を越えた大人が、何をと一蹴されるかも知れないが。
くつと、自嘲に喉が鳴る。勿論それで納得する相手ではないと知れている。
僅かに翠を逸らし逡巡、…然し意を決したかの如く再度、向き直った。
口にすれば、其れこそ国家転覆を目論んだとされても致し方ないが。
処罰を受けるのは、変わらない。――今更だ。一つ、吐息を零す。]
――俺の望みは、…“軍事国家”の崩壊です。
[動機はそれこそ、餓鬼の戯言だ。しかし。
己の存在が消されたその最たる要因は――シェルベリの家督たる親が家名に傷を付けまいと、優秀な軍属を多く出す家が、その地位が揺らぐ事を恐れた故。
…ならば。]
その為には、周辺諸国との平定、和平では無く。
…大戦を招いてでも、国を一からやり直す必要があると。
[翠を背けぬまま、半ば吐き捨てるように告げる。
…この国を恨んでいる訳では無い。失いたいと、思っている訳でも無い。
ただ、軍を主格に置くこの国の在り方が、中枢為す軍の『地位』の存在が。
在らぬ所まで歪ませる、――そう思ったのだと。
そこまで口にして、翠はゆるく伏せられる。
漸く下ろされた切っ先は、しかし戦意の喪失では無く**]
メモを貼った。
……え。
確かに、思い切りやられてしまうようでは、益々面目がありませんが…… ええと、……そうですか。
[チャールズの笑う気配と「真面目に捉えなくても」という言葉に、ようやく冗談だという事に気付き、少々気恥ずかしげに返した。
チャールズとランドルフのやり取りは微笑ましく聞き]
……と、
[ヨーランダと視線が合うと、やや逡巡するような間があって]
……私は……
誤った報告を、してしまったのでしょうね。
恐らく、認識が、記憶が、正しいものではないが故に。
[呟くように言う。男の中には相変わらずヨーランダが襲撃者である光景しか浮かばないでいたが、状況からはそうなのだろうとしか考えられなかった。目を伏せて]
……すみません。
[ヨーランダに――周囲の他の者にも向けて、謝罪を*零した*]
メモを貼った。
[バーナー師団長の謝罪に、静かに否定の意を示す。]
いえ。
急のことでしたでしょうし、記憶の混濁も致し方ないことです。
事実、私も前後のことは正確に記憶していません。
[そこに、シェルベリの名を出すことはしない。それは今、本調子でない彼が知るべきではない、と思った。]
それに、私が本当に貴方を襲ったのかもしれない。
私がここにいるのが、仲間割れやカモフラージュの結果でないなど誰が決めました?
[にこり、笑う。気に病むことではないのだと、そういうつもりだが。]
ズリエルを始め救護室にいる数人といくつか会話をしていたが、
そのうち、壁に背を預けたままうとうとと眠り出す**
帝国に害するのは重い罪です。
謝罪ですむほど軽くは無い。
師団長であるなら尚の事、軽く済ませるべきじゃない。
……罰せられませんか?
[再び鉄格子から覗く第一皇子
肩に戻ってきた鷹はまた鉄格子の方へと飛んで。
ぴぃぴぃと鳴いて主の場所を知らせる。]
――…“軍事国家”の崩壊?
大戦になったら。
軍の力は増すんじゃないのかな?
[ふと、聞こえた声
余裕らしき第二皇子と荒い息を吐く師団長に意識を向け、独り言のような疑問を口にする。]
メモを貼った。
[ふつと、視線に鉄格子の方へ意識が向く。
先の会話を聞いていたのか否か。ランドルフ皇子の顔に滲む不満げな様子に苦笑した。
…念の為に言うと、ランドルフ皇子に言うのが気に入らなかった訳では決してないが、
剣の打ち合いが原因かと言われたら、さて其れはどうなのか本人ですら定かではない。
話せと言われたから、もうどうにでもなれとばかり口に出しただけだった――存外にも、結果として聊かすっきりはしたものの。]
…もし大戦になれば、確かに一時的に軍の力は増すでしょうね。
ただし戦況次第では国そのものの在り方を変える可能性も含みます。
――しかし和平ないし、現状維持では其れを為すことすら難しい。
[独り言にも似たナユタの疑問が耳に届いたのか否か。
其方へは視線を向けぬまま、淡々と口にする。
そも第二皇子が即位し、果てに大陸統一が叶ったとしても、
勿論国を成し維持する為に『軍』が必要なものであるとは男とて理解している。
国が無くなってしまうのでは意味が無いし、故に軍そのものを消す事は考えていない。
統一を果たした際に、軍が国の中枢に位置しなければ良い。
もし今回の件が万が一果たされていれば、それを成すべく、男は目的の為に水面に石を投げ込み波を立たせ、必要あらば国を他国に売ってでもすべき事をしていたに違いなかった。
――例えば、師団長間で幾らかの分裂を目論んだように。
…あくまで第二皇子即位は、男にとって目的の過程の一つでしかない。
利用を図ったと問われれば、否定はすまい。
其処に至るまでもなかった現状に、内心安堵しているかはわからないが**。]
メモを貼った。
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