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−回想・ブレストの町−
[ヤニクから渡されたクローバーは萎れかけていたけれど、
愛おしそうに見つめてから、胸のロケットにしまった。]
[頬の紅潮がおさまるまで、宿の外で風に当たっていただろう。]
[既に奴らが北の広場まで迫っていたとは気付かずに…(何)]
[黒い森が容易に踏み込める場所ではないこと、
王子の体調が芳しくないことを鑑みて、
ブレストの町に留まり、もう一晩宿屋に泊まった。]
−宿屋−
[そして、また豹の騎士は悪夢をみた。黒い闇が彼女を包みー。]
なーーぅ?
[目覚めれば天井が高く、体も自由がきかなくて。
自らの身に呪いがかかったことに気付くのにはしばらく時間がかかっただろうか?]
…ふぇっ。
[為す術もなく呪いにかかったことの不甲斐なさよりも
一人でいることの不安により、泣き出した、かも*しれない*]
メモを貼った。
― 朝 ―
[目の前の茨の森は、ざわざわと誘うように黒を一層深くして]
入るぜ。
[中々起きてこないピッパを迎えにいこうとピッパの扉の前。
こほんと咳払いをするとそっと中を覗く]
ピッパ。
[ベットの上には着る者がいなくなった服と目に雫を溜めている豹の赤ん坊。
より柔らかく小さくなった危なっかしく抱き上げる]
…泣くな。俺がついてる。
[涙を舌で舐め、あやしながら食堂へと連れて行く]
俺の子が産まれました〜。
[食堂に入るやいなや重苦しい面々の前でぶっぱなす。
男の冗談なんて誰も聞いてないだろう]
…大きい瞳も長いまつげもそっくりだね。
………。
[出立の準備をする面々に何も言わず見送るように、そして
既に奴らが近づいていることをまだ知らないのであった**]
メモを貼った。
[眠い目を擦りつつ、兎の赤ちゃんが手を振れば振り返し]
ラルフ殿ぉ、妹君でちゅなぁ。
[クマの背中で眠そうにしている弟(?)の子熊スーツをツンツンと]
[ギリアンが補助し、ローズが許せばふわふわの兎の子をドキドキしながら抱っこしただろう。コリーンがむずがらねばそっと頬を寄せ]
僕らがお兄ちゃんでちゅぞ…二人で守るヒヒン。
[可愛い妹(?)を守るのだと決意を新たにしながら、ギリアンに促されたなら荷台の寝床で兄妹3人仲良く丸まるだろう]
−宿屋・自室→食堂−
[どのくらいぐずっていただろう。
名前ー自分の名前とわからなかったかもしれないがーを呼ばれ、
抱っこされ、あやされれば、ようやく大人しくなるか。
顔を舐められて、くすぐったそうにしたり。]
なーぅ、なーぅ。
[食堂にて、赤いフードの男が、
自分の顔を覗き込み、何事か話しかけてくるのを、
不思議そうに、でも嬉しそうに見上げている*だろう*]
[その後、水晶玉で王子一行がもう一泊すると知れば、保護者たちはどんな相談をしただろうか?町外れの農家にでも宿を借りただろうか。道々レティがどうしたいか相談したり?(同行するかわからんので)、美しいローズは買い物中に街の荒くれ物に目を付けられちょっかいを出されたり、ギリアンが怪力無双だったり子供の誰かが怖くて泣いたり励ましたり絆を深めたりしたかも知れない**]
メモを貼った。
―プレストの村・北の広場―
レティー、今度、は、コリーン、さんが呪われたんだな
うおう、寒い。
日も落ちてきたし、そろそろ宿屋、さがさねえと……
[しかし辺境の村、そういくつも選択肢があるわけじゃない。
宿屋に行けば王子御一行とかちあわせる、しかし誰もこの村に知り合いがいない状況で、宿を貸してくれるような卓越した交渉術とか発揮できるんだろか、しかも宿を避ける理由もつけて…!
どうする、クマさん、どうする、(見た目だけは)クマさんファミリー]
メモを貼った。
[ぴこぴこん、とくまさんの頭に豆電球がともる]
[みんなを見る。クマさんファミリーと化してるローズマリー、ドナルド、ラルフ、サイモンを]
うん、い、いける。
王子様たち、いろいろ忙しい
自分たちのことで忙しいひと、あんまり、ほかの人らに関心持ちにくい
声かけなければ、きっとばれない……
レティや、コリーンも、今日は同じ宿に泊まることになるんだろ、王子さまたちと
[変装で同じ宿に泊まるという選択肢]
[この案が実行にうつされていれば、ひょっとしたらクマさんファミリーは窓から、昨日の外での王子様とディーンのやりとりや、ヤニクとピッパのやり取りを見守りつつ、がんばれー、がんばれー、元気になぁれー、と王子らを応援したり]
[子供はここ見ちゃだめー、と、クマハンドや白鳥ハンドで隠す一幕とかあったかもしれない]
メモを貼った。
―次の日の朝・プレストの宿・王子様旅立ち後―
[こうして、堂々と奴ら――せいぎの味方おいかけ隊 が本性?を現し、ピッパとヤニクの前に姿を現すのである]
ひ、ひさしぶりなんだな。
[ぺこりとー]
で、だ。レティーや、コリーンさん、にも、改めて、これまでの話をするとー
まあ、ぶっちゃけ、留守番するのも寂しいし、案外手の掛からなかったこともあったので、ついてきちゃったんだな
目的は、みんなのおうえん
ほら、ヨアヒムをこらしめたあと、一番に、おめでとう、や、ありがとう、をいいたいじゃねえか
ほんとは置いてこられた、ってことになってるから直接王子様らに声をかけたりはできないけれどもー
今まで、一緒に旅を続けて、きたんだ
その、終わりを、見届けに、一緒にいかないか?
[レティーシャ、コリーン、ヤニク、ピッパに、『参加しますか? YES or No』のメッセージが表示された!]
メモを貼った。
メモを貼った。
−王子達が去った後の宿屋−
[
ギリアンの言葉はあまり理解できなかったかもしれないが、
熊さんファミリーをキラキラした瞳で見つめていた*だろう*]
[茨の森へと旅立った一行を見送ると、宿は一気に広く感じて腕の中で良い子にしているピッパの鼻をつんつんつつく]
随分と静かになったね。
レティや兎のお姉さんも残ってるけど、やっぱり寂しい気持ちになるもんだ。あいつらはどうしてるかな…
[ねっと同意を求めるが豹の子はキョトンとしているだろうか]
なっお前ら…
[思いに耽る間もなく
音楽がなくなっていなければ
はっなんで?
[後に続く熊の説明と赤ん坊より少し成長した子供達]
ついてきてたのか…。ってなんか少し成長してるし…。
[ギリアン、ローズ、ドナルド、ラルフ、レティ、コリーンの顔を代わる代わる]
か、家族かよ…お前ら…
[熊のきぐるみを見て更に脱力感が]
…んーいばらの森を越えなきゃいけないだろうし、お守りをしながら先に進むことができるのかね?
[
…行く?行きたいの?
[反応はあるだろうか?もみじの手のひらをくすぐる
[じぃとピッパを見つめれば、昨夜守ると言ったことを思い出す。弱気になって、残ることは彼女が赤ん坊でなければ叩かれそうだった。もう一度いいかなというように手をくすぐる]
…よっしゃ俺は行くよ。俺達は、か。
熊のお兄さんは…見たとおり強そうだし、白鳥のお姉さんも腕が立つようだ。自分の身と子供の一人や二人…
[ふと「
その時にとっさに口にはできなかった答えを]
そうだな。一緒にいれることは嬉しい。
だけど残ることは嬉しくない。残るなんて誰が決めた?残れって言われても俺は聞かない。ねじまげてやる。
[昨夜の老人の話を思い出しながら薄く笑った]
行くんなら、ピッパの細剣も持っていったほうがいいか。
…で、ピッパはこれ持ってな。
[ピッパの首にロケットを掛けようとするが、ぶかぶかで
チェーンを二重にし腕に巻きつけた握らせた]
…レティもよければおいで。
[無理強いはできなかったので軽く誘うだけ。
ピッパをおんぶしていくか、荷台に乗せるかを手を顎にのせ悩む。ピッパの置き場所?が決まれば茨の森へ*]
メモを貼った。
[うとうとしつつ宿に運び込まれ、子供たちの小熊の着ぐるみのおかげかクマさんご一家ごあんなーい!と宿屋の主人に部屋に通されたらしい]
(またクマの旦那は随分お綺麗な奥様とかぁいらしいお子様をお連れで。よ!憎いよこのっ!)
[などと、一行がいる食堂の脇での宿屋の主人のお愛想に、しーっ!しーっ!と慌てて静かにさせるギリアンやローズのドタバタ劇があったかもしれない]
[翌日、王子一行が旅立てば残されたヤニクとピッパに種明かしする付いてく戦隊の面々]
ピッパ殿!なんとまぁ可愛らしい姿になったでちゅのう。
[自分たちの事は棚に上げ、ご兄弟は新しい妹君にはしゃいでいたかもしれない。着替えの小熊スーツを兎の子や豹の子にも着せようよとおねだりしただろうか。赤子たちは喜んで着たのだろうか?]
メモを貼った。
メモを貼った。
[しゃがんでレティーシャを見上げていれば、
その視界に小さな紅葉が入って。
小さな紅葉はレティーシャの蜜色の髪に触れる。
どうやら、コリーンもレティーシャを撫でている様だ。
と、思えば、コリーンは彼女の頬を小さな舌で舐めて。]
―――……
[丸まる小さな姿ををそっと撫でてから
ドナルドがコリーンに両腕を伸ばしたので、
ドナルドの腕がコリーンを落とさぬよう
しっかり支えられるよう、
彼の腕の位置を調整しつつコリーンを抱かせる。]
……――
[そうして、両手を自由にした後
そっと、両の腕をレティーシャに広げて。
レティーシャはどうしただろうか?
その後は熊さんの提案で
レティーシャやコリーンが昨日も泊まった宿に
王子達が泊まる宿に
せいぎにみかた 熊さんご一行として泊まるのであった。]
[ヤニク
いやいやするように首を横に振ったり、その指を掴んでぎゅっとしようとしたり。
ねっ、との同意にはやはりきょとん顔で。
手のひらをくすぐる指を力いっぱい握ろうとした、さっきよりも強くー。
「よくできました。」と言わんばかりの笑顔をみせて。]
[ただ、どうしてなかなかひやひやモノだった。
なにせ、子供たちは色々興味深々なのだから。
大人しくしていなさいと言うほうが無理な話なのだ。
王子御一行は気落ちした様子もあり
周りを気にする余裕がなかったのか
賑やかな食事や、ちょっとした出来事のたびに
ニアミスしそうになるも気付かれなかったが……
ただ、ピッパと赤いマントの商人さんには
せめて、子供の目の届かないところで…
と、思いながら、
手の届く範囲の子供たちの目を
熊さんと一緒に彼女は覆った]
― 王子御一行が去った宿 ―
[彼女が一息つけたのは、
王子御一行が立ち去った後だった。
片翼とはいえ、
3つ目の腕の代わりにもなるものがあってよかった
と、何度か羽根でも子供たちをせき止めたりして
そんなてんやわんやが終わると
宿に残っている赤いマントの商人と
呪いにかけられたピッパの前に姿を現すのだった]
[
撫でられたりあやされたりするのは満更でもない様子。
着替えはローズにしてもらっただろうか?
小熊スーツでもなんでも嫌がることなく着ただろう。
コリーンと並べられれば、嬉しそうに顔を見合わせたかもしれない。]
[
彼女は声なく笑って。
ドナルドは、可愛らしい姿になたピッパに
可愛らしい声ではしゃいで。
弟なラルフや妹なコリーンも
その声にピッパに群がっただろうか?
なお、コリーンもコリーンが嫌がらなければ
ドナルドやラルフの着替え用
熊のつなぎ姿だったかもしれない
熊さんと、彼女は女の子用の服を
買っておかなかったことを後悔したかもしれない]
[
正確には腕がたつのは”私”なのだけれど
…
物陰で、短剣で調理されたのは
ごろつきだっただろう。]
[赤いマントの商人が結論を出し
ピッパもその結論に満足そうで
[まだ、ちゃんとした子供用の服ではなかったピッパに
やはり、熊のつなぎを用意する。
もちろん、その場ではなく
一度部屋に引っ込んでからだったけど。
可愛い小熊を一人増やして
コリーンと並ばせれば二人は顔を見合わせて。
その愛らしい様子に彼女は思わず二人を抱きしめた]
[4人の小熊になった子供たちは追いかけっこをしたりおやつ(バナーナ?)を食べたり大騒ぎだっただろうか]
ねぇ、どうやっていばらの森を抜けるでちゅかの?
手押し車は置いてくでちゅ?
[玩具の大きさになった洋弓(矢の先は吸盤ぺったん)をふりふり尋ねるのであった]
[吸盤ぺったんを不思議そうに眺めてつつ]
いばらのもい?
いばら……とげとげ。いたそうだよ。
[いけるのかなあ、と首をかしげる]
[ついていくかと問われれば、少し考えた後、静かに頷いて
コリーンがローズマリーに懐いている様子ならそのまま預けて、輪からははずれるように、後をついていく]
――……
[ドナルドは小さくなってもよく気がつく子で、
可愛い女の子の小熊に和んでいた彼女は
現実に引き戻されて。
ドナルドの言葉に、うーんと考え込む。
王子達が消えた森は茨のとげ鋭く。
森ゆえに木の根も張り巡らされて
とても手押し車で押していけるものではない。
赤いマントの商人にピッパ、
熊さんに、サイモンとラルフ、
彼女がコリーンを抱えて、
レティーシャがくるようなら
ドナルドの手を引いてもらおうとか]
[
ローズマリーに抱きしめられれば、きゃっきゃっと
嬉しそうな声をあげるだろう。
その後、例のりんごのすりおろしでも与えられれば、
徐々に成長して、兄(?)や姉(?)達と遊びはじめるか。
ヤニク
少なくとも片言は口にするようになっているだろう。]
”そうね……手押し車は押しては森はいけないわ。
ドナルドは、自分で歩ける…?
レティーシャに手を引いてもらって。”
[レティーシャも少し考えてから
一緒に行くことに頷いたので、
出発前もぽつんとしていただろうか?
そんなレティーシャを手招きして。
ドナルドとレティーシャに
上述文章を紙に書いて見せた]
大丈夫でちゅぞ!ラルフ殿!僕らは小さいでちゅからして、いばらの高さには引っかからないのでちゅからのぅ。
僕が手を引いてあげましゅ。
[思案顔のローズには、任せて!とラルフの手を握ったまま片手で胸を叩いた]
(どん!)けほけほ。
僕らは歩けるでちゅから、それよりレティ殿にはお水とかおやつとか持って貰った方がいいと思いまちゅぞ。家族(?)も増えた事でちゅしのう。
……ん、ドナルドは自分で歩けるよね。
[少ししゃがみこんで、その目を見て、ね?と、問いかける
転んだら助けてあげるから、とやはり一番後ろをゆっくりと歩いて]
[幼い弟に言い含める様に、ラルフに向かい]
ギリアン殿のお車がなくなるでちゅから、おやつは1個…じゃなくって2個まで選んで持ってくでちゅ。
沢山は持てないでちゅからの?
[そうして机の上に並んだお菓子や果物を大変難しい顔で選ぶのだった]
[抱きしめれば嬉しそうにしてくれる
ピッパとコリーンを撫でつつ、
熊さんが林檎のすりおろしを作って与えて。]
――……
[ラルフも歩けるだろうか?
茨に引っかからないとして、
足元に木の根が心配な彼女は
ドナルドの言葉に思案して。
ドナルドに手を握られ、
本人はよくわからず頷いてただろうか?]
”じゃあ、ラルフが木の根に引っかからないよう
お兄さんのドナルドと、
レティーシャで見てあげてね”
[ラルフはやはり茨のとげが気になるようで。
そのラルフにドナルドはお菓子の心配を話していて]
[二人でいけるというドナルドに上述内容を
紙で書いて
ラルフも歩けるなら、熊さんが多めに荷物を
背負うことになるのは明白だけれど]
[そうして、熊さんと赤いマントの商人が先頭になって
茨を払いながら森を進むことになるだろうか?]
[心配そうなローズに大丈夫だよ!と笑顔で答え]
丈夫な布を足に巻くんでちゅぞ。足元の怪我がへりまちゅでなぁ。
[言ってる事は立派だが、自分でも巻こうとして両足いっぺんに巻いてしまい失敗している]
わーあー!歩けないでちゅよー!(ふらふらり)
[大丈夫!と笑顔のドナルドは
荷物から厚手の布を取り出し、
言葉通り彼の足に巻きつけ始めるが……]
―――……!!
[うっかり両足に巻いたようで、ふらふらしているのを
両腕で支えてから、
もう一度一緒に巻きなおして、
今度は片足づつきちんと巻けただろうか?
そんな準備をラルフの足にも施して。]
[ローズが巻きなおしてくれただろうか?ちゃんと出来上がれば小さな手でコリーンやピッパの足にも巻いてあげただろう。多分ローズとヤニクがやりなおす事になっただろうが…]
みんな怪我したらだめでちゅからのう。これでもう大丈夫でちゅぞ!(むふーん)
―回想―
[ドナルドにぎこちない手つきで
……にー、ちゃ?
にーちゃ、にーちゃぁ。
[お兄ちゃん、といったドナルドの言葉を繰り返して、ドナルドの頬をぺたぺたと触る]
[慌ただしく旅支度をする面々を興味深げに見守って、
よちよち歩きができるようになれば、
誰彼なくまとわりついて、手元を覗き込んだりして。
お気に入りはやっぱり赤いフードの男で。
ヤークゥ、ヤークゥ、呼びながら、後をついて回っただろう。]
[怪我したら駄目。その言葉に彼女もコクリと頷いて。]
[熊さんが刃物を持っていなければ
彼女は自分の脚から短剣を一つ外したか。]
[うっそうと茂る暗い森、暗い森。
彼女はコリーンを抱えながらランタンを持って。
赤いマントの商人…ヤーク?は
ついて回っていたピッパを、
森では抱えあげただろうか?
既に王子の一行が断ち切った茨の道を
さらに広げながら進む]
メモを貼った。
―回想―
[やがて、小さくなったピッパとヤニクと合流する。
ピッパと一緒に、おそろいの小熊のつなぎを着せてもらうと、嬉しそうに他の小熊達と顔を見合わせた]
[ローズマリーに抱き締められ、きゃっきゃっと上機嫌で笑い声を上げる。
そうして、ローズマリーに被せてもらった熊さん帽子を、彼女の頭にぽふりと被せた]
[足に布をまいてもらって、どなるどに手をつないでもらいながらよたよた歩く。大人になってからも飛んで移動することが多かったくらいで、あまり足は丈夫ではないらしい]
あっちも、こっちも、とげとげ。
さわったらいたそー……
[ぎゅっとどなるどの手をにぎる]
[そうしているうちに、不思議な林檎をすりおろして食べさせてもらう。
夢中で頬張って、こくりと飲み下す]
――これ、おいち、の。
おいちい。
[舌足らずながらも、言葉が大分話せるようになったようで、ギリアンに興奮気味でそう伝える]
[少しだけよちよち歩きもできるようになった足に、ドナルドが丈夫な布を巻きつけてくれる]
にーちゃぁ、あいがと、なの。へへぇ…。
[足をぱたぱたさせて、ドナルドににっこりと笑う。
それでもおぼつかない足取りに、ローズマリーに抱きあげてもらって、暗い森を進んでゆく]
[茨の森を抜け、一行と合流するのか、あるいは塔まで辿り着くだろうか?
いずれにしろ、その時レティーシャの姿はないだろう**]
― 森 ―
[コリーンに出発前にかぶせられた
最初彼女にかぶせた熊帽子を改めてかぶりなおして。
コリーンもすりおろし林檎で
少しだけ言葉が話せるようになって]
[そんな日常後森へ向かえば
ラルフがよたよた歩くのを見て
もし、きつそうなら熊さんに背負ってもらおうと
熊さんとアイコンタクトしつつ、
今は棘に気を取られながら、ドナルドの手を握る
ラルフをそのまま歩かせて]
メモを貼った。
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