235 夏の終わりのプロローグ
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―学生寮・自室―
[ニーィ、ニーィ、……ニィ。 夏の風物詩とも言える、蝉の声。窓越しに聞こえるそれも、子供の頃と比べると随分減ったような気がする。
確か蝉は、一定の温度帯の中でしか鳴けないとか、なんとか。 単純に数を減らしているのか、それとも、異常とも言える暑さのせいか。
エアコンの効いた部屋でも、窓辺に設えられた机に向かっていればじわりと汗ばんでくる。 少しぬるくなったジュースを飲み干し、トレイルは、ノートの上にシャーペンを放り投げた]
(14) 2015/08/12(Wed) 17時頃
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[数学の公式が書かれたノートの上を転がり、床に落ちる。 数学は苦手だ。数字と文字と記号の羅列がゲシュタルト崩壊して、Σの公式が顔文字に見えるくらい苦手だ]
……ん?
[部屋のドアがノックされる>>7 声を聴く前から、ヒナコのような気がした。 ドアを開ければ、いつか見た気がする、椎茸を抱えたヒナコの姿]
(15) 2015/08/12(Wed) 17時頃
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台詞合わせ? いいよ。俺も、ちょうど勉強に行き詰っていたところなんだ。
[答えれば、ヒナコの表情がすっと引き締まる。 ジュリエットの口から紡がれる、別れの言葉。 それに返す、ロミオの言葉>>2:62]
ジュリエット。嗚呼、僕の最後の幸せよ。 僕は必ず戻ってくる。
[握った手を名残惜しく離し―― ゆるゆると表情の崩れていくヒナコに笑顔を向けた]
(16) 2015/08/12(Wed) 17時頃
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いや。 ヒナちゃんもなかなか。そのジュリエットの目に引き込まれて、1年以上も前の台詞がするりと出てきてしまうくらいだからね。
[さすがだと、こちらも世辞ではない言葉を。 しかしそれに続く言葉には、苦笑するしかなかった>>8]
ジュリエットの母親もそのくらいの年齢で結婚しているから、あの時代では珍しくないんじゃないかな?
(17) 2015/08/12(Wed) 17時頃
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[口調が改められ、相談を受ける]
スランプか。 相手を引き込むだけの力はある、けど ……そうだね。
少し、気負いすぎてないかな。 何が何でもモノにしなければ、って。 そういうプレッシャーも、演技に乗ればいい結果になるんだけど、結果を気にして人物の心情や心境を見失っちゃうと、表面をなぞっただけの薄っぺらいものになってしまうし。
大丈夫。 ヒナちゃんなら、ヒナちゃんだけのジュリエットが演じられるよ。
[あまり偉そうなことは言えないけど、と。 トレイルなりのアドバイスを伝え、ほかの皆と合流するのだった**]
(18) 2015/08/12(Wed) 17時半頃
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[トレイルのアドバイスに、ヒナコが何かをつかんだ顔をする>>30 舞台上の人物は、自分であって自分ではない。 台本にある、つくりものの人物。 だけど、演者の想いを投影して出来上がった分身でもある。
役者の数だけ、ロミオもジュリエットもいるし、 舞台監督の数だけ、ヴェローナの悲劇が生まれるのだ]
できるよ。 発表、楽しみにしているから。
[ヒナコだけのジュリエット>>31 どんな形になるのか、今は未知数だけれども。可愛い後輩の晴れ舞台となれば、期待してしまうというもの*]
(44) 2015/08/12(Wed) 22時半頃
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―団欒室―
[ヒナコと共に団欒室に行けば、女の子たちは野菜の下ごしらえに向かう>>25>>33 チアキからスイカ割りの話題が出て、ヒナコから模造刀の話が出れば>>34、快諾するだろう]
それじゃあ、俺はバーベキューに使う炭を運ぼうかな。
[誰にともなく告げ、団欒室を後にした*]
(48) 2015/08/12(Wed) 23時頃
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―裏庭―
[炭を運んだ後、顔文字――もとい、Σの公式が書かれたノートを見に行く気にはなれず。 それでも汗ばんだシャツを着替えに、一度部屋に戻ってTシャツだけは着替えてきた。
残念ながら乾杯の音頭>>53には間に合わず ヒナコのジュリエット>>50も、台詞合わせのものしか知らないまま]
(62) 2015/08/12(Wed) 23時半頃
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―スイカ割り―
[模造刀を構えたヒナコの立ち姿が様になる。なんて>>63 マドカの指示通り構えるヒナコと、マドカのスケッチを、少し離れたところから交互に見ていると]
……危ない
[振りかぶるよりも前に、ぽつりと言葉が漏れた。 しかしその声は届かず、ヒナコの刀はマドカの頭を打つ>>64]
……あれ?
[なんで今、当たるって思ったのだろう。 いつのものかわからない映像が重なって、首をかしげる。 ――しかし、その違和感の答えは出ず、ただのデジャヴと結論付けた。
いい音がしたが、舞台用の刃をつぶした刀だ。 怪我がないようで胸を撫でおろし、抱き合う二人をほほえましく見守るのだった]
(69) 2015/08/13(Thu) 00時頃
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―花火―
[パチパチパチ。 手元のスパーク花火が、火花を散らしながら赤、白、緑と色を変えていく。 うんと小さな子供のころは、このバチバチが怖くて仕方なかったのに、ひらひらの付いたバチバチしない花火は妹と弟に譲らされたんだよなあ、とほんの少しのノスタルジィ。
じゅう、と。 火種だけになった燃えカスをバケツに突っ込んで]
(70) 2015/08/13(Thu) 00時頃
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[リツがこちらを探しているようなら>>2:69、話を聞いただろうか。 じっと耐える線香花火は、トレイル自身もあまり得意ではなかったけれど。
ひらひらした部分を持った方が長持ちする、とは伝えただろう。 意外かもしれないけれど、揺れやすくしたほうが線香花火自身の火の玉の揺れを吸収して落ちにくくなるのだ]
(73) 2015/08/13(Thu) 00時頃
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―そうして―
[花火も終われば、後は片づけて解散。 楽しい時間はあっという間に終わり、朝になればしばらく寮ともお別れだ。
バーベキューコンロを片づけていると、ヒナコがやってきた>>65]
そうだね。 結構沢山あったと思うけど、終わるのはあっという間だ。
[さみし気な言葉に返す言葉も、どこかさみし気に聞こえたかもしれない]
ありがとう。 勉強の合間に見に行くから、ヒナちゃんも頑張って。**
(76) 2015/08/13(Thu) 00時半頃
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