65 In Vitro Veritas
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―旧ソリテス中央総合病院 地下2階―
……? ここは……?
[今日の作業は掃除…そう告げられたのはついさっきのこと。 クロ自身はいつも手の足りない作業の手伝いだからこういったことは珍しくなかったけれど、クロほか数名を迎えに来たロボットは、時折妙な音を立てながら、普段であれば召集されることの無いようなメンバーまで呼び出し、牽引した。 そうして連れてこられたのは何かの機械の近くで、ソレに乗ってみた結果]
薄暗くてよく見えないけど…ここの掃除をすればいいのかな?
[つれてこられたのははじめてくる、薄暗い場所だった]
(1) 2011/09/26(Mon) 08時頃
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[辺りを見渡す。 随分と広い…ここの何処を掃除すればいいのだろう? 全体だろうか?]
…なんにしても、掃除道具を持たされなかったけど…まずは掃除道具を探せってことなのかな。
[だとしたら、手分けをして探したほうが早そうだ。 そう思いつつも、先ほどのロボットの言葉が気になり、その場にいた面々にたずねてみた]
ねぇ、さっきロボットの言ってた『サイゴの仕事』って、どういう意味だろう?
[単語として、『最後』は理解できるし、『仕事』ももちろんわかる。 けれど、最後の仕事とはどういう意味なのか…。 自分たちの仕事は毎日毎日繰り返されるのが当然で、最後なんてあるはずもない。 時折ロボットに連れて行かれたまま帰ってこない人は今までにもいたけれど、この人数をまとめて…しかも、仕事だと言われて連れて行かれたのを、クロは今までに見たことが無い。 クローン…その単語も理解はできなかったが、もともと知らない言葉だったので、深くは考えなかった]
(2) 2011/09/26(Mon) 08時頃
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―地下2階―
…とりあえず、こうしていても仕方ないし、掃除道具を探しに行こうか?
[ニックやコーダの話を聞きつつ、なんにせよソレが仕事ならば、まず道具を探さなければと提案した]
一緒に動いてもなんだし、私はあっちを探してみるね。 見つけたら、持てる分持ってここに戻ってくるから。
[クロはそう告げると、ゆっくりと歩き始めた]
(32) 2011/09/26(Mon) 21時頃
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―地下2階 登り非常階段前―
[薄暗い中を、壁伝いに歩く。 と、程なくして正面に鉄製の扉を見つけた。 あまり見ないタイプの扉だが、一応似たものはいつもの生活圏にもあったので、ソレがどういうものかは理解できた]
多分この辺に…コレかな?
[ノブに手をかけ、まわす。 中に掃除道具が入っていることを願ったが、扉の向こうは掃除道具はおろか、余計なものひとつ見つけることができなかった]
え…っと…階段?
[ということは、この上も掃除するのだろうか? とりあえず、他にも階があることを、後で皆に教えたほうが良いだろう。 そう思いつつ扉から手を離すと…]
(35) 2011/09/26(Mon) 21時頃
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[バターン!!]
[この手の扉にはありがちな派手な音と共に扉が閉まり、クロはびくりと体を震わせた。 もしかしたら上の階や、この階の皆のところまで音が聞こえたかもしれない]
…びっくりしたー…。 そんなに勢いよかったようには見えなかったけど…随分大きい音がするんだね。 次は気をつけよう。
[とりあえずここに掃除道具は無かったということは、ここに用は無いということだ。 クロはドアがしっかりと閉まったことだけを確認すると、ゆっくりとまた歩き始めた]
(40) 2011/09/26(Mon) 21時頃
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―回想 転送装置付近―
[16番に、先ほどロボットが言っていたのは自分のことではないかといわれ、首をひねる]
…多分、違うと思う。 ロボットに『クロ』って呼ばれたことはないし…ロボットは番号でしか呼ばないでしょ?
[そう、だから、ロボットは自分を96番としか呼ばないはずだ。 クロと呼ばれたことも無ければ、これからも呼ばれるとは思えない]
それに…くろーなんとか、って、聞いたことないし…。
[確かに、一瞬自分が呼ばれたかと黒自身思ったが、そんなはずは無いとすぐにその考えを却下した]
(44) 2011/09/26(Mon) 21時半頃
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―ダストシュート前―
[扉からまっすぐ、再び壁伝いに進む。 と、再び何か、壁ではないものの前にたどり着くが]
…? 何だろう、コレ。
[当然、ダストシュートの扉など見たこともなく、ぱっと見た感じでは開け方もわからない。 たたいてみると、ごんごんと鈍く響く音がした]
…少なくとも、ここには掃除道具は入ってなさそうだよね。
[であれば、ここにも用は無い。 先に進もうと歩き始めるが、暗い場所になれていないせいもあってか、今来た道を非常階段のほうへと引き返して行った]
(50) 2011/09/26(Mon) 21時半頃
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ホリーは、(クロは)、ニックが声をかけても、扉が閉まった音で耳鳴りがしており、その声には気がつかなかった
2011/09/26(Mon) 21時半頃
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―非常階段前―
…アレ?
[少し歩くと、再び先ほどの扉の前に出た。 最初、もう一箇所似たような扉があるのかとも思ったが、ここでようやく]
…あぁ。
[壁についている手が、先ほどまでと逆だと気づく。 つまり、もと来た道を戻っていたのだ]
ということは、さっきの扉…だよね。
[確認するように、鉄扉をたたくと、ゴインゴインと低く鈍い音がした]
…いけないいけない、早く掃除道具を探さなきゃね。
[踵を返し、掃除道具を探しに行こうとするが、ちょうど他の面々が遠くにゆらゆらと見え、手を振った]
(64) 2011/09/26(Mon) 22時頃
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あったー?
[やや声を張ると、あたりに響いて軽く反響する。 声は彼らまで届いただろうか]
(65) 2011/09/26(Mon) 22時頃
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>>73 そっか…。
[コーダの返答に、口の中で残念そうにつぶやいて]
こっちもまだ見つかってないよー。
[先ほどより彼らが近づいてきていたので、幾分抑えた声で返す。 と、先ほどの音に驚いてきたのだと告げられれば、まず間違いなくその正体は背後のこの扉だろうとちらりと見て]
あぁ、ごめんね。 この扉から手を離したら、思ったより随分大きな音を立ててしまっちゃって。
…もう少し向こうのほうまで行ってみたんだけど、掃除道具はなさそうだったよ。
[困ったなぁ、と腕組をして首をひねった]
(81) 2011/09/26(Mon) 22時頃
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>>82等々
うーん…とりあえず、皆の場所にいったん戻る?
[ネクの様子に、いったん皆で集まったほうが良いだろうかと考える。 そういえば赤毛も調子が悪そうだった。 …ただ、クロ個人としては、このまま道具を探しに行きたい気持ちが強い。 というのも、彼女にとっては、自分のするべきことが無いのが一番困るからだ。 するべきことがないということは、何故自分が存在するか、その理由が無いのと同義だと、クロは考えていた。 それでも、この広い空間を一人で掃除などできるはずも無く、ここは協力すべきかとコーダたちを見つめた。 …と]
ん…?
[背後の扉の奥で、何か聞こえた気がして、くるりと振り返った]
(88) 2011/09/26(Mon) 22時半頃
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今、何か聞こえなかった?
[16番やネク、コーダに問いかけながら、扉をじっと見つめる]
…この向こう…かな?
[首をかしげ再びガチャリと、扉を開け、半身扉の向こうへ乗り出して様子を伺う。 と、上のほうから光がゆっくりと近づいてきているのが見えた。 顔だけ振り向き、皆に声をかける]
他にも誰かいるみたい。
[こういった薄暗い場所が怖いとか、危ない、などといった認識がないクロは、いたって普通の調子でそう告げる。 その声は、階段の上の一行にも届いたかもしれない]
(93) 2011/09/26(Mon) 22時半頃
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>>98
あ…。
[コーダや16番と共に様子を伺っていると、なにやら上から声が聞こえてきて]
いるよー。 こっちも何人かー。 そっちも掃除に来たのー?
[自分の声、というものは、自分が普段ソレと思っている音と、他人が普段聞いているソレでは差がある。 録音するなどして聞けばその差はわかるが、クロには当然そのような経験はない。 その為、上から聞こえてきた声に違和感を感じることは無かった。 もっとも、そばにいたコーダたちにとっては、同じ声が会話をしているように聞こえたかもしれないが]
んー…?
[目を細め、上を見上げる。 まだ幾分距離もあるせいか、何人くらい降りてきているのかはわからない。 コーダに、少し扉を押さえててもらえるかと頼みつつ、踊り場へ出て上を見上げた]
(105) 2011/09/26(Mon) 23時頃
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>>111 ? でも?
[なにやら言いよどむ16番に首を傾げつつ、上から帰ってきた声に応える]
フルホンヤ? ここはそういう名前なのー?
[まだ少し距離があるので、軽く声を張り、照らされる明かりに目を細めた。 なにやら声の主>>112が言葉を失っているが、照らし出されているせいで、こちらから相手は見えない]
(115) 2011/09/26(Mon) 23時頃
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>>119 赤毛さん…?
[背後の16番の声に首をひねり、目を細める。と]
あ、本当だ、赤毛さん…あれ?
[にしては、目に何かつけているし少し様子が違うような…。そんなことを思っていると、先ほどの声にたずねられて>>118]
ミナツキホリー? 長い名前にしたんだね…。 私は、A-13-96…皆には、クロって呼んでもらってるよ。
[明かりを持っている主の顔は、いまだによく見えない。 と、ちょうどコーダの声がして>>120]
ううん、なんでもない。 えーっと…赤毛さん?が元気になったみたい? …っていうか、赤毛さん上に掃除道具探しに行ったの?
[あの後赤毛がどうなったかしらないクロは、コーダや16番にそう尋ねてみた]
(128) 2011/09/26(Mon) 23時頃
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????? あれ…16番?
[階上から16番…に似た人が降りてくる。 でも、16番ではない。それはわかる。 何故なら、16番は自分の後ろにいるし、前にいる彼女は16番と服装が違う。 そして、よくよく見てみると]
……? あれ、私?
[光を持っている主が自分…によく似た人物だと気づき、さらには]
あ、ネク…掃除道具、あった?
[自分のそっくりさんの傍らにいたネク?に問いかけた。 しかし、問いかけながらも、あ、でも服がさっきまでと違うし、向こうもネクじゃないネクなのかな、とかすかに思った]
(134) 2011/09/26(Mon) 23時半頃
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>>133 え? …あぁ、じゃあ、やっぱり別のネクなのかな。
[背後でした大きな音にびくりとなりながらも、コーダのほうを振り返る。 赤毛、16番、ネク、自分…他にも、知っているはずだけど少し違う人がいるみたいだ]
>>136 うーん…赤毛じゃ、ないのかも? なんか、皆によく似てるけど少し違う…。
[16番の声にそう応えながら、自分によくにた女性の問いかけに>>132]
うん、いるよ。 えーっと…。
[面白いことに、目の前には仲間たちによくにた人ばかり集まっていた。 なんだか少しおかしくて、くすりと笑って彼らを指差しながら、彼らによくにた自分の仲間の名前を挙げる]
赤毛と、16番と、ネクと、コーダ、ニック…あと…あれ?
(145) 2011/09/26(Mon) 23時半頃
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[ここまで来たらリーネのそっくりさんもいると思ったのだが、その姿は見えず、少し残念そうにしながら傍らのリーネを指差し]
…リーネ。 全部で…7、いるよ。
(146) 2011/09/26(Mon) 23時半頃
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リーネのそっくりな人、いないね?
[リーネへ振り返り、少し残念そうに声をかける。 コレだけ皆に似た人…赤毛やネクは先ほどの場所にとどまっているらしいから、本人ではないだろう…が集まっているなら、リーネのそっくりさんもいるはず、と目を凝らすも、やはり見つけられない。 と、]
ふぅん…そっくりな人って3人いるんだ? じゃあ、後7人、どこかにいるのかな?
[その似た人ばかりがここに集められたのかな、と首を傾げる。 言いつつリーネに、リーネのそっくりな人も見つかると楽しいね?と笑いかけた]
(154) 2011/09/26(Mon) 23時半頃
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>>161 んー…仕事も楽しいけど、こういうのも、楽しいよね。
[赤毛にそっくりな男性がリーネをマキノセンセイという名前で呼んでいたから、リーネにそっくりな人もいるにはいるのだろうな、となんとなく思った。 リーネのそっくりな人も、会えると良いねと言いながら]
…あ、そうだ、掃除道具探さなきゃ。 まだ始めてないってロボットが注意に来るかもしれないし。
…ねぇ、上に掃除道具、無かった?
[上から降りてきた一行に尋ねた]
(163) 2011/09/27(Tue) 00時頃
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>>167 ううん、別に汚くないよ。 でも、今日はここを掃除するのが仕事だって言われたから、きれいでも掃除しなくちゃ。
[仕事の内容に疑問など持たない。 やれといわれたことをただこなすだけだ。 ネクのそっくりさんが登っていくのを見届けて、コーダとそのそっくりさんがお互いを見て固まっている様子を不思議そうに見つめた]
…あ。
[そして、思い当たる。 もしかしたら彼は、コーダのそっくりさんではなく…。 おそらくコーダもそう思っているのだろう]
……とりあえず、ネクたちにこのこと教えておいたほうが良いかな? そっくりな人たちがいるよって。
[なにやら葛藤している様子のコーダはそっとしておくことにして、16番やリーネにそう問いかけた]
(170) 2011/09/27(Tue) 00時頃
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あ、赤毛…ネク、ニック。
[背後の扉が開く。 この服装…うん、彼らは間違いなく『彼ら』だ]
なんか、皆にそっくりな人たちが上からね? …あ、ネクにそっくりな人もいたよ。上に行っちゃったけど。
[言いながら、リーネが階段を登っていくのを見つめて]
…あ、私も。 掃除道具、探さなきゃ。 ショクイン、っていうのはわからないけど、ソレがしなさい、って言われたことだから。
[クロダフランシスカの言葉に答えながら、リーネの後を追うようにして、階上へと向かった]
(186) 2011/09/27(Tue) 00時半頃
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―地下一階―
[それは例の動画が流れるよりも前だったか後だったか。 上の階へと歩みをすすめると、そこには先に上がった数名がいた]
…あ、ネク…の、そっくりさん。
[彼女…いや、彼、だろうか? 事実はどうであれ、クロはネクを知っているだけに、目の前の人物を女性だと信じて疑わなかった。 まじまじと彼女のことを見つめてから、こくりとうなずく]
…少し髪が短くて、雰囲気が違うのがそっかうりさん。
[ベネディクトの思いを知るはずもないクロは、そんなことをポツリと呟く]
…そっくりさん、ネクが会ってみたいって探してたよ?
[あっち、そう指差しながら、クロは、掃除道具を探しに去って行ってしまっただろうか]
(225) 2011/09/27(Tue) 08時頃
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[どこか他人事のように映像を眺めて、すべてを見終わったあと、唐突に、今まで自分の中にあったもやもやの答えにふれた気がした]
あぁ、そうか、私は…。
[私たちは…。 このために在ったんだ…。
サイゴノシゴトの内容はよく理解できなかったけれど、どうやら自分は彼女…ミナツキホリーの為に今まで在り続けていたんだ。 そう理解して、微かに笑みを浮かべた。
そして、不意にネクの言葉に現実に引き戻されて]
あ、そうそう、掃除道具。 こっちにはないみたい。
[今まで軽く様子をみていた方を指しながら首を左右にふった]
(249) 2011/09/27(Tue) 21時頃
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んー、さすがにそれはないと思うけど…。 そうなると使えそうな布って服くらいしかないし…。
[さすがに今まででもそれは言われたことがなかった。 と、空間に女性の声が響く。 その声の主を見て、流石に少し驚いたようだった]
ヨル…。
[いや、違う。 先程の映像からわかった数少ない事から考えると、ヨルは彼女の「くろーん」だったのだろう。 その彼女の言っていることはやはりあまり理解できなかったけれど、なんとなくむっとして、声の主を軽くにらんだ]
(258) 2011/09/27(Tue) 21時半頃
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>>273 ?
[ネクに視線を向けられ、どうしようかとクロも首をかしげる]
道具も見当たらない、ロボットもいない…困ったね…。
[いつもならほかに仕事が無ければ、子供たちの相手をすることになるわけだけど…その子供たちのいるところまでどうやって戻るのかもわからない。 どうやら自分たちが、『おりじなる』の部品だということは、漠然とだが理解できた。 しかし、部品として呼ばれたわけではなさそうだ。 となれば、ソレも今する仕事ではない]
うーん…掃除じゃなかったのかな、今日の仕事。
[ロボットが間違えた、とまでは思い至らなかったけれど、もしかしたら何かが違うのかも、という可能性を、ふと口にした]
(275) 2011/09/27(Tue) 22時半頃
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>>283 うーん…そう…だね? 間違えないと思う…多分。
[少なくとも、今まではそうだった]
何かって…何を? 掃除道具はなさそうだったよ?
[仕事が何をすればいいのかわからない以上、何を探していいのかも当然わかるはずもない。 困ったようにネクを見つめた。 周囲を見つめるとおのおの思い思いに動いてはいるが、もはや掃除どころではないようだ。 もしかしたら、さっきのを見て『仕事をしなくちゃ』と思っている自分たちは、少し変なのかもしれない…ちょっとだけそう思った]
(285) 2011/09/27(Tue) 23時頃
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>>290 あ、ネク……。
[ネクが落ち着かない様子で階下へと降りていく。 しかし、黒はソレを追うことはしなかった。 もやもやが晴れた反面で、別のもやもやに似た何かが自分の中に芽生えていたから]
…んー?
[罰則は確かに、イヤだ。 けれど、この広いところを一人で…イヤ、ネクと一緒だから二人、だろうか。 どちらにしても、掃除しきれるとは思えない。 もっとも、今日中に掃除しきれとは言われていないのだが…なんにしても、今は少し考えたかった]
クローン…ソレが、私たちの『名前』?
[誰へ言うでもなく、ぽつりとつぶやいた]
(295) 2011/09/27(Tue) 23時半頃
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>>311 あ…ミナツキホリー?
[苗字などというシステムを知らないクロは、ソレが彼女の名前だと信じて疑わないようだった]
私は…A-13-96……んー、そうじゃなくて…。 えーっと…私たちの『種類』の名前…?
[今まで、自分たちが何という種なのか、その答えを持っていなかった。 そして答えがあるとすれば、『人間』あるいは『クローン』ということになるのだろう]
…私は多分、ミナツキホリーのクローン?なのかな。
[目の前のこの人の『部品』ソレが自分という存在なのだろうかと、漠然と考えていた]
『クローン』は、自分とそっくりで、『チカ』にいる人。 …なら、私はあなたにそっくりだから、あなたのだよね?
[目の前に提示されたもやもやの答え…ソレが正しいのか確かめたかった。 もっとも、ただクローンというには、一部大きく違う部分があるようだったが、クロにとっては些細な問題]
(349) 2011/09/28(Wed) 01時頃
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