人狼議事


204 Rosey Snow-蟹薔薇村

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視点:


― 夜の居間 ―

[血やもろもろで汚れた服は着替えていた。

 居間に入れば、ノックスと、トレイル、ニコラがいて。
 ためらうように足を止める。

 ソファに座っている二人を見ないようにして、炊事場へと向かおうと思えばノックスの手招きが見えた]

 ノックスさん……
 いまは、痛み止めきいてるから……

[謝罪に、眉をさげる。
 トレイルにちらりと視線を向けて、フランシスへというのにはゆるりと首を振った。
 熱の発散はしたけれど、怪我による発熱はまだある。
 どこかぼんやりと、危機感がないのはそのせいで]



 ――っ

[近づくフロスティブルーの瞳に、琥珀がゆれる。
 ざわり、ざわつくものはやはり感じて、視線をそらした]

[冷たい水を受け取り。
 小さな声で告げられる言葉に、瞳がかげる。
 ノックスへと感じる衝動は、どういった気持ちからなのか、よくわからなくなっていて]

 ――いや、俺が、不用意に近づきすぎたせい、だと思うから……

[許せはしないけれど、声高に非難するつもりもなくて。
 わずかに赤みが残る頬に触れられて、眉を寄せる。
 痛みがあるから、と拒否すればなおさら、確認しないとと言われて逃げられず]



 ――ちょ、ノックス、さん……っ

[抱きしめられて、びくりと震えた。
 触れる手に、ぞわりとうごめくものがある。

 発散したばかりだというのに、ざわめくのは、血の味を覚えたからか]

 ……だから、こういう、のは……

[やめてほしい、と逃げようとするけれど。
 まわされた腕ははなれず、背を撫でなれて吐息をこぼす]

 あ……っ、――だめ……

[悪戯な手から逃れられず。
 その、白い喉に噛み付いてしまわぬよう、耐えることに神経が向かって。
 彼の思惑には、気づかない*]


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【人】 鳥使い フィリップ

[痛みそのものを 感じるわけじゃない
 痛みを感じていること を感じるだけ]

[だから 声がして方向を判断し駆けつける
 その前に よくないことを 感じていれば
 それだけでーーーーー気がつく]

ー 真夜中:3階 ー
[ふと 感じた ラルフが感じること
 眠りから目を覚ます 隣を見れば
 ーーールーツしかいない]

[ラルフを”思う”そうすれば ラルフから
 ”思い返される” 実際の声は出ない
 出す必要がないのだから

 嫌な感覚 そう判断して
 寝台から滑り降りた
 胸騒ぎ 上着を切るのももどかしく
 シーツを羽織った]

(2) 2014/11/21(Fri) 20時半頃

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フィリップは、ラルフの姿を探して真夜中うろつく

2014/11/21(Fri) 21時半頃


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【人】 鳥使い フィリップ

ー 深夜二階廊下 ー
[嫌な気配と けれど差し迫ってもいない
 シーツで暖を取りつつ ゆっくりと探す
 ……ぐっすり眠った 外は暗い 目が慣れるまで
 待って 白い息を吐いて歩く
 ……ドナルドと フランシスの行動より後の出来事

 居間から 人の気配 細く 扉を開けて伺う]


 ーーーーーーーーーーーー

[ペチカの傍 探している人 と
 探している人が 衝動を 覚える相手
 >>4:35 >>4:36 まで静かに聞いて
 声をかけずにおく…………今だ何かわからない感情
 だから 邪魔も出来ない ふと ソファーに
 座る姿…………あの二人はどう思ってるのだろう?

 目があったかあわないか 慌ててその場を後にする]

(10) 2014/11/21(Fri) 22時頃

[シメオンの言葉に、ディーンは首を横に振った。
生きている誰かの幸せは、わざわざディーンが願う程では無い。
自分の唯一である彼の幸せは願うものではなく、寄り添って共に見るものだ。

だから、ディーンが幸せを願う対象は、シメオンの他にない。

彼の憧れていたものを、彼の生きている内に与えられていたらまた違ったのだろうか。
それともまた、彼の道も変えようの無いものだったのだろうか。
考えたところで詮無いことだ。
記された物語は頁を巻き戻すことは出来ても、もう書きかえることは出来ない。――自分は、魔法使いでは無いのだ。]


[感謝の言葉は、小さな棘となってディーンの胸を刺す。
名前を呼ばれる度に、むず痒い心地がしていた昔を思い出した。
いつの間にか、そばにいることが当たり前になっていた『弟』の手を離したのは他でもない、ディーン自身だ。]

 ――…………ありがとう、シメオン。
 僕は、君が居てくれて、幸せだった。

[置き忘れていたものは後悔でも無く、謝罪でも無かった。
伝えるべき最後の言葉を置いて、ディーンはシメオンに背を向ける。このままここにいれば、また身勝手な後悔と謝罪を、彼に押し付けてしまいそうだったから。]


【人】 鳥使い フィリップ

ー →一階 ー
[階段を降りて 途中 ディーンに借りて
 そのあと割ってしまった マグカップ
 昨日の騒ぎで また置き去りに
 してしまったから 拾い直して


 …………もう 返す相手は いないらしく
 小さく息を吐いた ディーンに 何があったのか
 詳細は 未だ知らないけれど]

(12) 2014/11/21(Fri) 22時頃

鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2014/11/21(Fri) 22時頃


鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2014/11/21(Fri) 22時頃


メモを貼った。


【人】 鳥使い フィリップ

[”衝動が 強くなったら 呼んで”]


[そう 思いを伝えたから
 ラルフから呼ばれなければ いけない
 だからーーー短く息を吐いて
 けれど 今はいけない

 寝わらのところに戻り 荷物のそばに座り
 割れたマグカップをその中に入れた
 ……着替えは 漁ってもやはりなく
 防寒着も なく 上半身だけ裸に
 シーツを身体に巻いて 手に白い息をはきかけた]

(22) 2014/11/21(Fri) 23時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[衝動を性的刺激で散らすすべを 伴えば
 以前のように 衝動に苦しまないのだろうか?
 それとも それさえも甘美になっているのか?
 余裕がないのか 彼の名前は呼ばれない
 苦しげーーーとは違うから 行くことはやはり出来ない


 前は 衝動を煽ってる 苦しめてる
 そう言う大義名分があった でも 今はない

 微か 胸が苦しい 伝わらなければいい
 ラルフに告げた 同じ獣に会えたから
 嬉しいだけだよーーーという思い
 きっと 自分もそうなのだと 考えて]

(26) 2014/11/21(Fri) 23時頃

[そうして瞬きをした次の瞬間。
ディーンの姿は、帰るべき場所にあった。
空っぽになっていた片目にも、元と同じ藍鉄色が嵌っている。
ディーンは宝石箱の中に収まる自分の眼球を見て、ニコラの唇がディーンについて紡ぐのを聞く。

彼の唇は、果たして何度名前を呼んでくれるのだろう。
宝石箱の中にある眼球は、いつまで腐らずに形を保つことが出来るだろう。
食われて、彼と同じものになって、それでおしまいだと思っていた。しかし、まだここにひとかけら残っている。
彼の目は、それに気付かない。]

 ――…………ニコラ。

[はやく気付いて。はやく慰めて。はやく触れて。はやく――。
ディーンは何かを堪えるように眉を寄せ、その場にうずくまる。

胸に刺さる棘が、痛い。**]


メモを貼った。


【人】 鳥使い フィリップ



 ノックスはーーーー嫌いだ

[本当の声で呟いた
 思考に届いてしまっただろうか?
 届いていないといいのだけれど

 雪を入れていた桶は 交換しなかったから
 水になっていて その中に
 兎の毛皮と 生肉が沈んでいた
 それを取り出して 薄く削いだ
 夜明けがまだ来ない一階で ゆっくり火を起こして
 食事にする 痛みかけの 味は美味しかった]

(29) 2014/11/21(Fri) 23時半頃

【人】 鳥使い フィリップ


 ………………!!

[びくっ と彼は大きく震えると
 天井を見上げる なにが ?
 あるならば 衝動にたいする 苦しみと
 けれど………………]

(44) 2014/11/22(Sat) 00時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

[一度 巻きつけていたシーツをほどき
 わらの小さな焚き火の上に 叩きつけ
 火を消すだけ消して 巻き直しながら駆け出した

 一体何が?どうして?
 強い痛み を感じるラルフを感じて

 階段を駆け上がる どうして二階にいなかったのか
 居間と廊下しかない それが嫌だと感じた
 そんなこと 考えなければよかった]

(45) 2014/11/22(Sat) 00時半頃

フィリップは、彼が居間のとを開けた時 血のにおい甘く

2014/11/22(Sat) 00時半頃


鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2014/11/22(Sat) 01時頃


【人】 鳥使い フィリップ

ー →居間 ー

 ーーーーー………………

[何があったのか]
[呆然と 開けた居間の扉 甘い血の匂い
 混じる 先も嗅いだ 匂い

 燃ゆるペチカのあたたかさ を感じない
 ふらり 足が 向かう ソファーに
 あの二人はまだいただろうか? ノックスは?]

(55) 2014/11/22(Sat) 01時頃

鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2014/11/22(Sat) 01時半頃


鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2014/11/22(Sat) 01時半頃


 うん
 ……うん

[幸せだった、そう言って貰えるだけで
嬉しくて、涙が毀れそうで――それでも笑った。
笑って、見送って

彼が消える前に、天井を仰ぎ、そのまま後ろに倒れた]


[ベッドは柔らかく弾んだ。
目を閉じて、それでも足りなくて手の甲で瞼を覆う]

 ……ふ、ぇ

[呻きに似た啜り泣きが、命の気配がない部屋に響いた。
流れる水が耳に入って気持ち悪いし、
頭の奥の方が熱くて、重くて
止めたいのに、五月蝿いと思うのに]

 な、んだよ   ……もう


[あれだけ落としてきた記憶が、
涙が流れるのと同時に帰ってくる。

傷からの発熱で、旅に出てすぐ熱を出したこと。
触れないように髪を撫でてくれた手を振り払ってしまったこと。

何もすることがなくて、文字も読めなくて
仕方なく、宿の女将から繕い方を習ったこと。

春に、なったら―――]


[いつしか啜り泣きは止み、少しずつ、息を整えていく。
濡れた瞳はぼんやりと天井を見上げ、閉じた窓に向けられた。


―――春は、遠い。
暖かい日差しが、もう浴びることの出来ない太陽が
どうしようもなく、恋しかった**]


メモを貼った。


【人】 鳥使い フィリップ

[思考が赤く染まる]



[甘い血の匂いと その先にある
 床にいる …………そこから伸びる
 黒く 細い身体……につながる脚


 何をしているか 理解するよりも早く
 森や山を 駆け回りなれた脚は
 一気に距離を詰め寄り
 そのまま 頭からトレイルに突っ込んで行く]

(72) 2014/11/22(Sat) 02時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[トレイルがどんな表情をしているか
 その場に トレイルだけではなく
 ニコラ ノックスもいて 数的に不利だとか
 そんなことは 一切考えられなかった

 スピードを緩めることもなく
 トレイルの その線の細い胴体
 肩で一撃を 叶うならば そのまま馬乗りになり
 首筋 噛み破りたい衝動]

(77) 2014/11/22(Sat) 02時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[ぶつかる抵抗は軽い トレイルの体重の軽さは 知っている

 ぶつかる勢いで 押し倒し その細い胴体に跨る
 喰らいつこうとした その視界
 口角 その表情に 
 その口元 渾身の力を込め 拳を突き入れる
 ーーーーその表情を粉砕したくて]

(81) 2014/11/22(Sat) 02時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

[拳に硬い衝撃 醜く吊り上がった
 口元は見えなくなる

 もし その腕がなくても もう 彼は
 トレイルの声を 見ようとしない
 

 端正の取れた顔 その見上げる瞳が
 沈んだ色彩にもイラついて
 もう片手も拳に握り
 米髪を横殴れば 瞳もかばい
 視界から消え去らないだろうか?]

(86) 2014/11/22(Sat) 02時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

[怒りに視界を紅く染め上げる 
 彼に ノックスの声は届かない

 トレイルの 骨のような脚 ラルフを踏みつけた脚
 噛み砕いてもぎ取ってやりたい]

(88) 2014/11/22(Sat) 02時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

[両の腕で顔をかばうようならば
 ペチカの火 紅く染め上げる 喉が見えて 
 両の手を その首に 回し力を込めようと
 握り込めば潰せそうな

 口ではなく 手を
 それは人として人を殺す意思]

(92) 2014/11/22(Sat) 02時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

  ーーーーーーー…………っ!!!

[目の前の トレイルに対する 怒り
 それだけに意識が注ぎ込まれ
 背後からの気配 気づけず ノックスに
 羽交い締めにされる

 それでも引き剥がされる瞬間まで
 彼の指は トレイルの 音紡がぬ喉
 そこへ 指を減り込ませ 締めあげようと]

(94) 2014/11/22(Sat) 02時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

 ーーーーぐっ!!

[世界が反転する 痛み
 それが加われば ノックスなら 羽交い締めで
 簡単に 小柄な身体を引き剥がせる
 痛みで もがけないから
 指だけは それでも トレイルの喉 最後まで 触れて]

(96) 2014/11/22(Sat) 03時頃

【人】 鳥使い フィリップ

 ーーーはなっ……せっ

[強烈な痛みに 酔いそうなほど 荒い息
 脚 ばたつかせる気力もなく
 ノックスに されるままに後ろに引かれ

 ラルフを 踏みにじった 許せない
 けれど 強い痛みが 思考を再開させる
 今は 怒りをぶつけるよりーーー]


 ラルフ!!ラルフになにしたんだ!
 はなせ!!はなせってば!!!

[痛みが落ち着き始めて 渾身の力で捥がく
 首筋 かかる 熱い何か
 血の匂い くらり とする]

(102) 2014/11/22(Sat) 03時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[ノックスの懇願が 頭の隅 残る
 ラルフを足蹴にしたことも許せない
 ーーーーーけど そもそもどうして?
 そう考えると向く矛先は……ノックス

 ラルフにひどい後遺症が残ったら
 ノックスの 大事にしているもの 壊してやる


 そうと はっきりと頭に刻み込むままに

 解放された身体 転がるように ラルフのそばへ]

(105) 2014/11/22(Sat) 03時頃

【人】 鳥使い フィリップ

 ラルフーーーーーっ

[転がり寄ったラルフの 肌着だけの姿
 腹に深く突き刺さるナイフの


 広がる血の量 人体から 流れるに多すぎる
 血まみれ 構わずラルフの腕を取る
 もう片手は 彼の首筋 ]

 あ………………

(111) 2014/11/22(Sat) 03時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

[フランシスの声がする けれど
 今はそちらに意識が向かない]

 ーーーーーラルフ ラルフ やだ おきてっ
 おきてっ フィリップってよんで!
 ーーーーー 一人にしないでーーーっ

[命の反応がない それがどう言うことか知っている
 知っているけれどーーーーーーーー認めたくない
 肩の傷 痛んでしまうのもかまわない ままに揺する]

[]

(112) 2014/11/22(Sat) 03時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

[人の気配が増える いやだ
 ラルフを連れて行かないで
 彼は ラルフを人の気配から
 庇うように 血の海から抱き起こす


 冷たい あんなに暖かかったラルフが冷たくて
 孔雀石がゆがむ]

(115) 2014/11/22(Sat) 03時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

 ーーーーーー嘘


[聞こえた それは


 ラルフを貶める言葉]


 ……衝動が 止められなくなったら 呼んでって
 あんたと あってるの 見かけた時 ”声をかけた”

 …………一度も ラルフは 衝動に負けなかった


[そうならば もっと前に ここに来たから]

(117) 2014/11/22(Sat) 03時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

[血の気が引いていく トレイルが ラルフを
 足蹴にしていた時とは 違う 怒り]





 衝動に負けなかった ラルフを貶めるなんて

[抱きしめる 冷たいラルフの その心を貶めた
 ーーーーーー絶対に 許さない]

(118) 2014/11/22(Sat) 04時頃

鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2014/11/22(Sat) 04時頃


鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2014/11/22(Sat) 04時頃


鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2014/11/22(Sat) 04時頃


鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2014/11/22(Sat) 04時頃


【人】 鳥使い フィリップ



 ーーーー……


[孔雀石は睨みつける 彼は
 ノックスを論破するために
 新たに増えた人の気配に説得するために
 言葉を口にしたわけではなく
 ただ ラルフを貶められた……と感じたことに
 言及しただけ
 故に 言葉が さらに降っても
 じっと 睨みつけるだけ]

(123) 2014/11/22(Sat) 04時半頃

鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2014/11/22(Sat) 04時半頃


【人】 鳥使い フィリップ



[ノックスに対する憎しみが氷解する*その可能性はない*]

(124) 2014/11/22(Sat) 04時半頃

メモを貼った。


―  に至る前―

 ――っぁ、……く、う……

[ノックスの甘い吐息に煽られる。
 与えられた口付けに翻弄されて、気づいたときにはノックスに咥えられていた。

 やんわりとした刺激に身を震わせて、喘ぎを押し殺す。
 色素の薄い髪が、低い位置にある。
 そこから聞こえる、濡れた音に、ぞくりと、震えが走る]

 ……は、……ん、ノックスさ、ん……

[ふる、と頭を振る。
 強い刺激に足が震えて崩れ落ちそうになり。
 けれど、支える手が、足に触れて。
 誰も触ったことのない箇所を解されて、期待と不安に怯え]



 あっ……ん、ん……っ

[もうすぐ、というところで離されて、物欲しげな色が無意識に浮かぶ。
 濡れた音に煽られながら、ほかの事は考えられず。
 ソファから見えていることすら、意識できなかった]


 ノックスさ……あっ……

[快楽に流されている。
 衝動を感じた気持ちがなんだったのか、いまだ理解していないけれど。
 いうなれば、淡い初恋のような、ものだった。

 囁く声音ににじむ熱に、ぞくり、と背筋を震わせ]

 ん……ぅん……

[答える前に、重なる口付けに眩暈がする。
 求められることにくらくらと、思考回路がまともに働かず]


 ――――っ!!!

[初めて受け入れる、男の熱い塊に、声にならない悲鳴があがる。
 痛みに逃れようとして、両の手が押さえつけられ。
 中をえぐられ、快楽と苦痛にあえぐ]

 ……ふ、あ……っぁ、…

[瞳を閉じて、与えられるものに翻弄されていた。
 喉に触れる、硬い歯の感触に、期待と不安を感じて。
 途切れた動き、囁かれる声。
 ゆるり、とろけた琥珀が、薄青を捉えて]



 は、ぁ……ん、
  ノックス、さ、……んっ

 ああっ、……ノックスさん……

[問われるまま、熱を与える人の名を繰り返す]


[口元に寄せられる耳朶。
 とろけた瞳でみたそれが、とても美味しそうに見えてかじりつく。
 快楽にとろけた思考では、それが成す意味を考えもせずに、
 やわらかい肉と、血の味に、恍惚とした表情が浮かんだ]

 ひ――っ! ああっ

[いつか想像したように、血に染まった彼の姿を見て、口元が笑む。
 けれど、体勢を変えられた刺激に、また翻弄されて。

 ノックスにされるがまま、深く与えられる熱と快楽にあえぎ]


 ん、ふ……あ、あ……

[殺しきれない声が、零れ落ちる。
 耐え切れないと、開放を訴えるかすれた声でノックスを呼び――]

 も、いっちゃ―――?!

[ノックスに縋る指に力がこもる。
 流れ落ちる甘い血と、指先からにじんだ血が混じるけれど。
 それを意識する前、堪えきれない快楽を吐き出した瞬間。

 ――熱い痛みが、腹に生まれて]


 ――ああっっっ!!!


[激痛に、意識が半ば途切れかけ。
 かすむ視界の中、血にまみれた人を見る。

 彼が口にする、赤に、言葉に。
 何かを言おうとしたけれど、声にならず。
 彼の腕の中、ゆるりと琥珀が閉じられて――]




[そうして、息絶えた**]

 


― 死に至った後 ―

[ゆらゆらと、漂うような心地。

 痛みがなくなっていることに気づいて。
 ふ、と、意識が覚醒する]

 ――――?

[意識を失う前のことを思い、
 痛みを感じないことに、首をかしげ――**]


メモを貼った。


メモを貼った。


フィリップは、ようやく人の気配が誰か気がつく

2014/11/22(Sat) 11時半頃


【人】 鳥使い フィリップ



 ーーーー…………フランシス

[抱きしめる 身体は冷たい
 だから フランシスの 言うとおり
 してもしょうがない のだけど

 こくり と頷くと フランシスに
 脚を持ってもらい ……ドナルドは
 どうしていたか? 一緒に ソファーへと運ぶ]

(136) 2014/11/22(Sat) 11時半頃

鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2014/11/22(Sat) 11時半頃


【人】 鳥使い フィリップ

[冷たい ラルフが冷たいなんて ありえない
 フランシスの様子に 一歩 後ろに下がる]


 俺ーーーー温泉とってくる
 温める 温めるから…………

[温めて 血を拭って 傷を処置して]
[そんなことをしてもしょうがない 頭でわかっても
 心は それを拒否して 傷が見えないよう
 羽織っていたシーツを ラルフの身体にかけると駆け出す

 見ていると 心が壊れそうで 
 フランシスと ドナルドに任せて]

[泣き声はききたくない 受け入れなければいけなくなるから]

(138) 2014/11/22(Sat) 11時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

ー 温泉 ー
[駆け込んだ温泉 空気の流れが違うことに
 気がついたのは あけてすぐ
 むせ返るほど の独特な匂い 風に乗っていて
 より 暖かい 源泉があるなら ラルフも
 きっと 一気に温まるから

  風上 いけば 外湯につうじる 引き戸
 そこが 細く あいている

 細く 吹雪が吹き込む 凍りついたか 硬い
 内から 溶かし 上半身裸なまま
 気にせず 外に出れば]

(140) 2014/11/22(Sat) 11時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

 ーーーー…………!

[戸を開いた先 見慣れた 髪色の  >>4:41
 その姿 湯の淵 体をうつ伏せに

 保護者の姿に 最初 心が頼る形で 緩みそうになって

 次の瞬間 戸口が凍るほど だったこと
 動かないこと 髪に 身体に 積もった
 白い雪に 気がつけば]

(142) 2014/11/22(Sat) 11時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

[そこから 認識 曖昧

 ただ ホレーショー だったもの 運ぶ 引きずって
 内湯 運び終えれば ホレーショー 衣類 かけ
 ホレーショー 防寒着 手に取り 羽織り
 手桶 湯を満たし 戻る]

(143) 2014/11/22(Sat) 12時頃

【人】 鳥使い フィリップ

 ーーーーホレーショー……が 凍ってて
 ラルフも 冷たくて


[湯を手に戻り 凍りついた表情のまま
 ラルフのところ 戻り 温かいお湯で 清めていく]

[あゝ でも ラルフ ホレーショー 冷たい
 きっと 冷たいのが    *ーーー正しい*]

(144) 2014/11/22(Sat) 12時頃

鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2014/11/22(Sat) 12時頃


フィリップは、今は >>141認識出来ず機械のように身体を動かす

2014/11/22(Sat) 12時頃


フィリップは、ノックスに話の続きを促した。

2014/11/22(Sat) 12時頃


鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2014/11/22(Sat) 12時半頃


【人】 鳥使い フィリップ

[血の匂い ラルフの身体を 清めて
 綺麗になった指先 手にとって



 ゆっくりと 口に運んで
 止められなければ ラルフの右手*喰らいはじめた*]

(151) 2014/11/22(Sat) 13時頃

鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2014/11/22(Sat) 13時頃


― 居間 ―

 ……なんで、聞こえるのに。
 とどかないんだろう。

[完全に目覚めたのは、声にならないフィリップの悲鳴を聞いたから。
 フランシスが、ドナルドが、フィリップが嘆いているのが見える。

 腹を割かれ、ノックスの手が臓器を弄った体を、
 綺麗にしてくれているのを見ている。

 フィリップへと、“思い”を向けても届かないのに。
 フィリップの“思い”は届くふしぎに小さく呟く]


[死ぬ前、ノックスに抱かれたのは、彼に感じた衝動をすりかえられるだろうかと思ったから。 
 それでも、与えられる快楽だけでは衝動は抑えきれずに。
 フィリップへと“思い”を届けることすら忘れて。
 その耳を噛み千切ってしまったけれど。

 二人分の血で彩られたノックスの姿に、食らってしまいたかったと、思う]

 これは、俺が食われたってことなのかな。

[ノックスが手についた臓器を口にしたのは見た気がしたけれど。
 いま、フィリップが食べようとしているようには食べられていない。
 ゆるりと瞬き。

 フィリップの傍にいるか、ノックスの様子を見に行くか。
 しばし、迷う*]


メモを貼った。


鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2014/11/22(Sat) 20時半頃


【人】 鳥使い フィリップ

[保護者とともに旅をし
 人の多すぎる場所 山や森に
 置いて行ってもらう時 戻らなくてもいいと
 言っても戻る 保護者

 ーーー人殺しの獣 使い そう思われたら
 保護者が困るから 人は狙わない
 人が欲しくならないよう 離れてる]


[ラルフと一緒に旅をしたかったから
 衝動を持ってはいけない 向けてはいけない
 持っても 負けてはいけない と思った
 苦しめば ラルフが心配するから
 知りたいと思った 触れたいと思った
 暖かな日差し 人間らしいーー何か ]


[今は 衝動を抑える 理由は ないーーーー]

(165) 2014/11/22(Sat) 20時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

[初めに食べた 指先
 爪が牙 軽い抵抗 ぱきん
 ーーーー音を立てる
 指先 傷があった 口に含む]


 ………………?

[暖かい けど この暖かさは知らない
 肩に かかる 力
 動けないほどではない だから]

[手の甲 舌を這わす 骨の近い
 歯を立てる 皮を 
 口に掴み 引き剥いだ]

[最初 叫び 過ぎれば
 獣は 淡々と ラルフだったものを
 口にして 血抜き され切らぬ
 滲む血を舐めていく]

(166) 2014/11/22(Sat) 20時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

[牙が 骨に当たる 薄い皮 剥げ当然か
 ひっくり返す 掌の 厚みのある 弾力のある

 そこへ牙を立てた ぷち ぷちと 表面 牙が食い込む
 滲む血の それを啜る くちゃ と
 平の肉と 血を 合わせて口に含み
 ゆっくりと咀嚼する]

(167) 2014/11/22(Sat) 20時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

 ーーーフランシスは ドナルドは 食べないの?

[平の肉 粗方食べ終わったあたり で
 そう呟いて 腕を引いた
 引き返す力も ない
 引かれる 任せて 肩が ソファー 落ち
 頭 端に差し掛かって

 腕を抱えてしゃがみこんだまま
 その場にいる二人 首を傾げる]

(168) 2014/11/22(Sat) 21時頃

― 居間 ―

[自分の、身体だったものが食べられている。
 それを止めようとするフランシスにゆるりと瞬き]

 俺はかまわないから。

[止めなくていいよ、と聞こえなくても呟く。

 フィリップが噛み傷のついている指を食べる。
 骨が砕ける音。
 腹からだいぶ血が流れたとはいえ、まだ身体に残っている血がにじむ様子]

 ……うん、自分が食べられるところ見ることになるとは……
 でも。

 美味しいと思ってくれるなら、いいかな。

[フィリップが、また獣よりになってしまったことに、少し悲しく思うものの。
 それでも、食べたいと思うほどに想ってくれているのは嬉しかった]


メモを貼った。


【人】 鳥使い フィリップ

[血にまみれた 骨が覗く 指の先
 その骨は 既になく 獣は 腰を浮かし
 ゆるく縋る フランシス その腕をすり抜けて
 ソファーの淵に座る

 ゆっくりと 顔を覗き込む 眠ってしまった ラルフの]

(177) 2014/11/22(Sat) 22時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[居間の戸が開く >>176ーー馴染みない獣
 横取りされるを 厭い 唸る]

(178) 2014/11/22(Sat) 22時頃

【人】 鳥使い フィリップ

 ーーー食べられないのーー
 ラルフがーーー腐ってしまう 無駄になってしまう

[フランシス くるしげな
 その言葉に 獣は 淡々と
 戸口 警戒しながらも
  指先は ラルフの 頬 指で撫でて]

(181) 2014/11/22(Sat) 22時頃

[大切にされていたのだと。
 痛いほどにわかる。

 三人の様子が、悲しくて嬉しくて愛しい]

 ……俺、ばかだ……

[大事にされていたのに。

 衝動に――触れてみたい思いに負けて。
 そうして、ノックスにも、痛みを与えてしまっている]

 ……ごめんね……

[居間からでていったノックスが今何をしているのか知らぬまま。
 ぽつりと呟く]


【人】 鳥使い フィリップ

[新たな姿 その言葉に 警戒はすれど
 ひとまず 唸ることはやめて
 違うならいい もう 誰も取らないで]


 ーーそんな 人間 みたいなこと したくない

[ドナルドの言葉に 獣は 首を振る
 俯いて 何度も 何度も]



 もう 人間でいるの やだ
 苦しいことしかない

[我慢して 思いやって 獣だったら
 きっと あの時 居間に入って行った
 人間らしく 呼ばれるまで 大人しくなんて]

 

(188) 2014/11/22(Sat) 22時頃

【人】 鳥使い フィリップ







 ーーーーーーーー言ってない
 そんなことないーーーーけど


[降る言葉にうなだれる]

 でも もう 無理 辛い
 怪我してないのに………………痛いっ
 独りで 寒いのーーーもういやだっ
 けど ラルフも ホレーショーももいないっ 

[ラルフの 頬にふれていた その指
 握りしめる また新しい 血の香り]

(192) 2014/11/22(Sat) 22時半頃


 ――フィリップ……

[うつむいたフィリップの頭を撫でようと手を伸ばす。

 けれど、触れることなどできるはずもなくて]

 いいよ、食べたかったら、全部食べていい。

[哀しいことを言うフィリップにささやく。
 痛みを伴うかのような“思い”に、瞳を伏せた]


フィリップは、項垂れているのでフランシスが振り返ったことに気がつかない

2014/11/22(Sat) 22時半頃



 ……フランシス……

[心配性で過保護な保護者が、自責の言葉を紡ぐ様子に、小さく名を呼ぶ。
 いつもいつも、心配をかけては小言をもらっていて。

 結局、こんなに悲しませている]

 ごめんね、フランシス……

 ドナルドも……

[人として眠らせようとしてくれるドナルドの思いが嬉しい。
 郷里にかえったところで、迎えてくれる家族はいないけれど。

 ドナルドが、そうして弔ってくれようとするのが、嬉しい]


【人】 鳥使い フィリップ

[顔を覗き込むように項垂れれば
 額がラルフの額にあたる
 昨日 額をつけた時は暖かかったーーー
 それが 今はとても冷たくて
  >>196 の ドナルドの希望に
 長くうなだれた後 こくりと]


 ーーーー気休め 言わないで……

[けれど 続く言葉には 絞り出すような
 掠れた声が落ちる]

(200) 2014/11/22(Sat) 23時頃

[伝わる感情に、
 ほろほろと涙がこぼれる。

 死んでいるはずなのに、こぼれるものなのかと、どこかで鈍く考え。

 ただ、フィリップたちを見ている]


【人】 鳥使い フィリップ

[本人に責める気のない言葉も
 時として 凶器になる
 言いたいことだけを 投げつけられて

 うなだれた 獣は  >>197
 ただ 黙って聞いていた
 あたる ラルフの鼻梁 やはり冷たくて
 ーーーーー苦しい]

(204) 2014/11/22(Sat) 23時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[ホレーショーの名が 耳に入る
 怯えるようにーーーーー震えた]


 ………………風呂でーー外にも風呂続いてて
 そこでーーー死んでた

[ラルフの冷たい額に
 額を合わせながら 押し殺した声が
 フランシスの質問に 答える]

(205) 2014/11/22(Sat) 23時頃

[フィリップの保護者の名前に、ゆるりと瞳を瞬かせる]

 彼も……?

[そんな、それでは、フィリップは]

 ……フィリップ。

[嘆きの深さがわかった気がした。

 フィリップが、保護者を大切に思い頼っていたことを知っている。
 その、彼も、死んだというのなら]

 …………

[何もいえずに、冷たくなった体に縋りつくフィリップの頭を、
 触れることのできない手で撫でる]


【人】 鳥使い フィリップ

 ーーーーーー……………っ

[暖かい 温度が背に触れて
 また 身体が震える]


 ………………っ う……

[そのまま 声を押し殺し
 獣であり彼は 小さく震え始める]

(212) 2014/11/22(Sat) 23時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[かかる低い声色 微か
 ラルフの額から 頭を上げて


 歪み始めた孔雀石が覗く

 かなりの躊躇の後 ラルフの肉や
 血で 赤くなった 指先
 広げられた腕の 袖を少しだけ掴んで

 もう片手 拳を作って 噛み付いて 震える]

(218) 2014/11/22(Sat) 23時半頃

― 居間に至るまで ―

[胸の痛みに蹲っていたディーンは、足音に顔を上げた。
胸の痛みは引かない。
しかし、ニコラの在るところが、ディーンのいるべき場所だ。
彼の後に続き、彼の見る光景を見ていた。

ノックスとラルフの営みに、思うところは無い。
ラルフのようにニコラに抱かれたいとは思わないし、ノックスのように彼を抱きたいとも思わない。
ただ、ラルフの腹にナイフが突き立てられるその瞬間だけは――]

 ――……。

[腹を食い破るニコラの歯の感触と、汚れた口元を思い出した。
ディーンは目を逸らし、小さく息を吐く。
おおよそ健全とは言えないが、これが欲情と言えるものと同義であることは、随分前から知っていた。]


[また、彼に食べられたい。
鋭い歯で肉を破かれて、血まみれの手で腹の中を弄られたい。
唇を、血が出るほど噛まれたい。
眼球の奥、誰も触れたことのない場所まで指先で抉られたい。
中身を全部曝け出して、彼に見て欲しい。
彼だけに、見て欲しい。]

 …………。

[しかし、彼に、今の姿は見えない。
見えたところで、食われる為の身体が無い。
ニコラがトレイルの手を引いて去っていく。
ラルフの遺体を複数の人間が見て、一様に悲しげな顔をする。

その光景を見ながらディーンは、ラルフが死に至る理由を悟る。
――彼は、多くの人に愛されていたのだ。]


[物語は起こり、展開していく。
展開していくにあたって特に重要なのは事件だ。
たとえば、その時点では倒しようのない敵が現れる。その敵を倒す為に、登場人物たちはアクションを起こす。
或いは皆から愛される誰かが死ぬ。それによって、彼に向けられていた感情が登場人物の思い思いの方向へ分散していく。

ラルフの死は、物語が展開する為の、重大な事件だ。
展開は変化を呼ぶ。
変化しない登場人物は――いない。] 


[フランシスとドナルドが、フィリップを慰めるのを見る。
 彼らなら、と思ったとおりの行動に、
 そのままフィリップの悲しみが少しでも薄れればいいと思う]

 ……忘れて欲しいわけじゃないけど。
 哀しいままでいて欲しくないな……

[わがままな感情をぽつりとこぼし。
 オルゴールの話に、三階の荷物の中にある宝物を思い出す。

 そういえば、最期のとき、オルゴールの音色が聞こえた気が、した]


【人】 鳥使い フィリップ

 ーーーーーー……………っ

[暖かい手が背中 撫でるから
 耐えられずーーー孔雀石から
 滴がこぼれ落ちる]


 …………う  っ

[堪えようと 強く目をつぶる]

(224) 2014/11/22(Sat) 23時半頃

[――彼も、変化を免れないのではないか?

浮かんだ疑問符を打ち消す手段は、今のディーンにはない。
もし、眼球が腐るより早く、彼が忘れてしまったら?
もっと他に大切なものを見つけてしまったら?

ラルフがその場にいることにも注意を払わず、ディーンは静かに立ち尽くしていた。
彼は、トレイルの手を引いていった。
トレイルが彼の唯一になるかも知れない可能性など、考えるまでも無い。
トレイルは、彼の側で、まだ生きているのだ。
もう触れられない自分とは、わけが違う。

彼と一つになってしまえば、もう苦しむことはないと信じていた。
同じものになってしまえば何も怖がる必要はないと思っていた。
そんなディーンの幻想を打ち砕く声がする。]


 ――……違う。
 錯覚なんかじゃない。

 僕は、確かに永遠に一緒なんだ。
 僕の肉は、ニコラの身体を作る。

 だから僕は、ニコラとずっと……ずっと、一緒にいられる。

[生者には聞こえない声で、ディーンは呟く。
バーナバスの言葉を肯定することは出来なかった。
まるで、喰われてしまえばそれで終わりだとでもいうような。
自分の抱く欲望そのものが、罪悪であるかのような。

ディーンは、顔を伏せる。溢れ出そうなものを唇を噛んで堪える。
その代わりに胸に刺さる棘の痛みが増した――ような、気がした。*]


メモを貼った。


【人】 鳥使い フィリップ

[抱き寄せられて 額がぶつかった
 ドナルドの 胸辺り 暖かい
 克明に 思い出す
 額の暖かさ 笑かけてくれた]



 ………………っ くっ

[苦しい かなしい 肯定されて 堪えきれない
 しゃくりあげる 強く閉じたまぶたの
 端から 熱いものがこぼれ落ちて

 なぞられた口元 緩く 二回ほど
 首を振るうちにはずれて]


 う………………ぁあ 

[そのまま両手は ドナルドの服を強く握りしめた]

(226) 2014/11/22(Sat) 23時半頃

[ドナルドの腕の中、
 涙をこぼすフィリップの悲しみが、少しでも癒えればいいと思う。

 ドナルドが、考えている復讐には瞳を翳らせ。

 聞こえてくる慟哭を、受け止めている]


  ――?

[ふと、聞こえた声にゆるく瞬く。

 今まで、フランシスやドナルド、フィリップたちしか視界に入っていなかったけれど。

 もう一人、ディーンの姿が見えて]

 ディーンさん……?

[ニコラと消えた後から、姿を見なかった人がいることに、ゆるりと首をかしげた]


[声が聞こえる。
ディーンは数度瞬いて、視線をゆっくりと声の方向へと向けた。
血が滲む程噛み締めた唇は、しかし傷ついた様子すらない。]

 ――…………君は、良いな。
 愛されている。
 君は、まとも だから。

[声は淡々と、平坦に響く。
ディーンの口角はほんの僅かに持ち上がった。
自嘲だ。彼を羨ましいと思う自分に対する。]


【人】 鳥使い フィリップ

[撫でられるたびに しゃくりあげる
 一度暖かさに溶けて 堰を切った
 それは とても止まらなくて
 額を胸につけて 声を殺し 震え続ける

 こんな風に 誰かに縋って 泣いたことはなくて
 縋りなれない身体は 握りしめたてと
 額と 回された腕の 背中に温度を感じ
 ]

(239) 2014/11/23(Sun) 00時頃

[声が届く様子に、彼は食べられてしまっているのだと思った。

 ディーンの様子に首をかしげ。
 羨ましがられている理由に軽く瞬いた]

 ……ディーンさんだって、
 フランシスと仲良さそうだったし、シメオンとも……

[愛されていることは否定しない。
 みんなの愛を、実感したばかりだから。

 今も、嘆いているフィリップが見えるのだから]

 まともだとか、そういうのは愛される理由になるのかな……


【人】 鳥使い フィリップ

[顔に触れるては 見知らぬ感触
 なのに 優しく拭ってくれて  ああ けれど]



 ラルフ……に会いたいーーーー

[言葉に甘えた 
 もう一度 あの 優しい琥珀色と

 目線を合わせて笑いたい
 同じような気持ちを 共有したい
 いっしょに ぎゅっとしあって眠りたい
 5人で 旅ができたら と
 未来を考えて 互いの嬉しさを感じたい]

[ドナルドに それを言っても  困らせるのはわかっていた
 短い けれど大切な時間を思い出して]

(244) 2014/11/23(Sun) 00時半頃

メモを貼った。


鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2014/11/23(Sun) 00時半頃



 うん……そうだね。

[ここにいるけれど、フィリップには見えない。

 そのことが哀しい。

 フィリップの涙が止まるように願いながら、ドナルドが慰めてくれていることにほっとしている]


【人】 鳥使い フィリップ

[ドナルドも 同じように会いたいのだと
 思えば こくりと しゃくりあげながら頷く

 そこからは 人の心なのに 人の言葉紡げなかった
 ただ 同じように ラルフを失って
 悲しむドナルドにすがって声をあげて泣き続ける]

(248) 2014/11/23(Sun) 00時半頃

メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


【人】 鳥使い フィリップ

 ーーーーっ

[ドナルドの声に こくこく と
 声をあげて泣きながら頷く]

[泣き続ける心と同時に 燻る黒い衝動は
 本人よりも 本人の大事にしているものを
 踏みにじることに意識が向いている

 慈しむ 子供らと 一生隔たれて あれ

 そう 呪う気持ちどす黒く]

(254) 2014/11/23(Sun) 01時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[ニコラには 正直マイナス感情はない
 巻き込まれて恨みの対象になっているだけとは
 あまり 痛ませずと思う

 けれど トレイルは……踏みにじった
 矢で手足を撃ち抜いて あの 庇い続けた顔の
 ノックスが取り乱した喉の
 そこをナイフで何度も切りつけたい

 それをノックスはただみればいい]

(256) 2014/11/23(Sun) 01時頃

 ベネットには、君たちがいる。
 シメオンのことは、傷つけてばかりいた。

[いや、彼が自分と同じように存在している以上、過去形で結ばれるべきものではない。
今も傷つけている。きっと。

ラルフの問い掛けに、ディーンは一度自らの掌を見下ろす。
皮膚に染みついて取れずにいたインクの汚れは、消えていた。]

 君は……君たちは、誰かに触れたり、話したりして、
 色んな感情を確かめる。
 ……僕にはそれが、難しかった。
 君たちは、別のことで、欲を誤魔化せる。
 でも、僕には、それが出来なかった。


 もう少し、まともに  生きられたら

[ディーンの声は、そこで途切れる。
仮定の話をすることは、今を否定することに繋がりかねない。
今に後悔があるわけではない。
全てを彼に差し出したことには、後悔は微塵もないのだ。]

 ――……会いたい。

[言いたいことを見失い、ディーンは静かに声が伝わらない会話を聞く。
そもそも、言いたいことなど存在していたのだろうか。
疑問符はディーンの腹の内に静かに落ちる。]


[かわいそうだと囁かれて、慰められたい。
憐れみの視線で射抜かれたい。
その為にはまず、彼に気付かれる必要がある。

ディーンは、失念していた。
物語の登場人物は何も、壇上にあるものだけではない。舞台の上と客席があって初めて舞台は成立する。そこにいる者全てが登場人物なのだ。
――そして、展開に合わせて登場人物は変化していく。]

 ――……。

[彼が、こちらに来ればいい。
頭の中に兆した考えに、ディーンは重い息を吐いた。**]


【人】 鳥使い フィリップ

[扉が開く音 ドナルドに縋る手の力がこもる 
 ちらりと 覗きみる
 ……ニコラの姿に バツの悪さを
 トレイルの姿に 憎悪の感情のせ]

(260) 2014/11/23(Sun) 01時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[次いでドナルドの傍 フランシスを見 目を伏せる]

(263) 2014/11/23(Sun) 01時頃

メモを貼った。


フィリップは、肉と新たな血の匂い ラルフへと視線落として

2014/11/23(Sun) 01時半頃


【人】 鳥使い フィリップ

 ーーーー…………?

[料理 と言う音に じっと見る
 ニコルに 尻尾あれば 垂れ下がりそうな
 そんなニュアンス 何の肉だろう?

 ただ トレイルに  眉がよる]


 顔 洗ってくる

[ドナルドの拭われて 配慮で動ける状況になった
 フランシスが 先に見えた位置より
 動いているのを認めつ
 するりと暖かさからすりぬけて]

(271) 2014/11/23(Sun) 01時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

[戸口に向かう途中 トレイルの足を踏み抜いてやりたい
 と 思ったが今は堪え 睨みつけるだけつけて
 人の多い居間を後にする]

(275) 2014/11/23(Sun) 02時頃

【人】 鳥使い フィリップ

ー 一階 ー
[玄関によって雪で顔を冷やした後
 荷物がある場所で 久しぶりに 弓を手にとって
 置きっ放しの 練習のわらの束
 そこへ 試しで撃ち抜いて

 ルーツをいつ迎えに行こうか考えながらも
 懐かしい出来事 ここでラルフからスープもらい
 弓を教えたことを思い出して 暫し涙こぼした]

(276) 2014/11/23(Sun) 02時頃

フィリップは、藁を*うちぬいている*

2014/11/23(Sun) 02時頃


鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2014/11/23(Sun) 02時頃


 
 それは、そうだけど……
 でも、俺たちと、友人は、別じゃないかな……

[シメオンを傷つけてばかりだというディーンに、眉を下げる。
 彼らのことは、居間で少し見ただけだから、何も言えずに]



 ディーンさんは、生きているのが、辛かったの?

[首をかしげる。
 普通のことをしていたのに、うらやましがられて。
 仮定の話がまともであるのなら、今まではどれほど生き辛かったのだろうか。

 会いたい、と囁く声に小さく頷く]

 死んでしまったら、会えない。
 俺を見ることを、彼らはできないから。



 ディーンさんは、ニコラに、あいたい?

[トレイルの手を引くニコラの姿を見て。
 ゆるりと首を傾げて問うた]


[居間からフィリップが出て行く。

 追いかけるかどうか、迷っている間にノックスがきて――]

 ……

[まっすぐに、トレイルとニコラへと向かう姿。
 そうだよな、と思う心と、少し、痛む思いがある。

 ノックスから視線をそらして、ドナルドへと心配そうな視線を向けた**]


メモを貼った。


[彼のいうことは恐らく正しい。
しかしディーンは否定も肯定もせずに、ただ瞬きをする。]

 ……僕は、死ぬつもりで、山に来た。
 ここなら、僕たちの一族がいずれ、通る。
 
 シメオンは賢くて良い子だ。
 だから、きっと、大丈夫だと思った。
 ――僕のそばにいるよりは、その方が良い、と思った。

[あまりにも自分勝手な言い分であることは理解している。
ひとつひとつ噛み締めるように言葉を落としながら、ディーンは少しずつ目を伏せていく。そこに、増える足音。
そちらを一度見てから、逃げるように視線をラルフに戻した。]


[会いたい、という言葉は、心境に上手く馴染まない。
感情を的確に表現する為の言葉を探して、やや長い沈黙が落ちる。]

 ――…………触れられたい。

[そう、これが一番近い。
首を傾げるラルフを見ながらゆっくりと瞬きをして、視線をペチカに遣る。何かの焦げるような匂い。
その手元に肉があったのは、見えていた。]

 ……触れられて、捌かれて――食べられたい。


 ……だから、誰かに触るのが 怖かった。
 ――……僕は、大人になれなかった。

[ペンと紙を失っただけで、簡単に理性は瓦解した。
ずっと願っていた通りのもの――誰かに食べられるという幸福な死を与えられて、それでも今なお欲は尽きない。
その幸せを、何度でも欲しいと願ってしまう。

肉が焼け焦げる匂いが届き、ディーンは僅かに眉間の皺を深くした。**]


メモを貼った。



 ……シメオンと別れるつもりだったんだ。

[死ぬつもり、というディーンに、瞬きをくりかえす。
 そんなに死にたがっているようには見えなかったのを思い。

 けれど、ディーンが生きているうちにかわした言葉は少なく。
 何もいえないまま]

 それでも、シメオンがそう思ってたかどうかはわからないよ?

[シメオンに案内されているときも、彼は保護者を気にしていたように見えた]


 ――ニコラに?

[触れられたいというディーンに首をかしげて問いかける。
 ニコラから視線をそらしたのは見えて、ならばやはり。
 ディーンの姿が見えなくなっていたのはニコラが食べたからだろうと思う]

 そっか……大人に、なれないことも、あるんだ……

 大人になったら、みんな、ちゃんと制御できて。
 だから、問題はなくなるのかと思ってたけど……

[大人であればフィリップとも一緒にいられる未来があったかもしれないと夢見ていたけれど。
 それはただの夢だと知って、ため息をこぼした]



[肉のこげる匂い。
 ノックスがトレイルたちに向ける言葉。

 それを聞きたくないような、見ていたいような。
 そんな葛藤を覚えている*]


メモを貼った。


 ……でも、守らなければいけないと、思った。
 だから、生きようと思った。けど……
 僕は、僕の欲望を、優先させた。

[同族の集う場所で、彼がどんな決断を下すのかを見守るまでは死ねない。
ディーンは確かにそう思っていた。
しかし、選んだ道はそれとは程遠く――守ることも出来ずに。
ディーンは自らの胸元を軽く擦る。

ラルフの唇が動いて、彼の名を呼ぶ。
ディーンは僅かに口角を持ち上げて、一瞬だけ笑みの形を作った。]

 制御できることと、無くなることは……違う。
 大人になる頃には慣れて、扱いが上手くなるだけだ。
 いつまでも慣れずに、上手く扱えない大人も、いる。


 僕は……我慢をすることだけが、正しいとは思えない。
 確かに、食べてしまえば、命はそれで終わりだ。

 でも、命以外のものは、残る。

[残るものが決して幸福だけとは限らない事を、今身を以て体感してはいる。
しかしそれでもディーンは、我慢することをただ享受することに肯定的にはなれない。]

 ……君への気持ちも、ずっと残る。

[誰の、とは言わなかった。]


 …………珍しい、な。

[昔馴染みが本気で怒るさまは、初めて見たはずだ。
緑色の瞳があのように暗くなるさまを見るのも、同様に。

ディーンの視線はラルフの表情からベネットへ流れ、最後にノックスに辿り着く。
自分を食べたニコラを、それでも大事に抱えている大人だ。]



 ……そう、なんだ……
 ――ああ、もしかして、フランシスに、頼んだりしてた?

[ディーンの姿が見えなくなって。
 シメオンがフィリップに食われたのを見て。

 フランシスが取り乱していたのを思い出す。
 だからか、と、首をかしげ]

 なくならない、のか……
 ――ずっと付き合っていくしかないんだね、衝動とは……

[ディーンの言葉にため息をこぼす。
 笑みを浮かべた様子にゆるりと瞬き]



 残るかな……残るといいな。

 忘れられるのが、一番悲しいね。

[我慢することを否定するわけじゃない。
 フランシスを知っているから。
 ああなりたいとも、思ったこともある。

 それでも、食べられてしまった今は。
 何かが残るのならいいと、そう思う]



 ……あんなに、怒ってるとこ、はじめてみた。

[フランシスの様子に、愛されていることを感じて心が痛い。
 いつも、心配ばかりかけて困らせていたのに。
 それを最後は笑って許してくれたことを思う。

 あんなに、こわい顔をすることがあるなんて想像したこともなかった。
 ノックスの答えは、聞きたいような聞きたくないような。

 フランシスとドナルドに視線を向けながらも、ちらりと、謝罪の言葉を口にしていたノックスに視線が流れる]


 ……シメオンに、君たちのように育って欲しいと思った。
 それに、ベネットは信用出来る。

[だから頼んだ、とディーンは大事な部分を言外に置く。
続くラルフの声に、ゆっくりと首を縦に動かした。]

 なくならない。
 だから、気を紛らわせる為の手段が、必要になる。
 それで路銀を稼いで、放浪する。
 よく出来た、悲しい仕組みだ。
 誰かを……望むことも、許されない。


 ――……それだけ、ベネットは君を愛していた。

[自分よりも長くベネットと過ごしていたラルフですら、初めて見た姿だという。ディーンは笑う代わりに小さく息を吐いた。]



 フランシスが信頼できる、というのはわかるけれど。
 でも、やっぱりそれって。
 シメオンが望んでなかったら、……意味ないよね……

[もし、フランシスにそんなことをされたら。
 それはきっと痛くて悲しくて、なにも信じられなくなりそうな気がして。

 大人になっても、衝動がなくならないというディーンに、ため息をついた]

 誰かを望んでしまえば、大人でも衝動は我慢できなくなる?

[そうなのかもしれないと、ふと思う]


[愛されていたことを指摘されて
 小さくはにかむ。

 こんな風に実感するのは痛くて悲しいけれど。
 それでも、思われているということは、嬉しいものだった]


 ――……ああ。

[シメオンについて口にするラルフの言葉は正しい。
ディーンは静かに、肯定の相槌を返す。]

 衝動は、感情によって突き動かされる。
 感情は制御できない。
 感情が暴走すれば、衝動も制御できなくなる。
 誰かを思う気持ちは、我慢しきれない衝動に直結する。
 大人も、例外じゃない。
 ……個人差は、あるが。

[疑問への答えは、最後に、言葉が全て主観に基づくものであることを言い添えて、ディーンははにかむラルフの口元を見た。]

 ……素直な子供は、愛される。




 そういうもの、なんだ……

[人と接すれば衝動を感じるかもしれないからと。
 浅く広い付き合いしかしてこなかったから、ディーンの言葉になるほどと頷き]

 大人になっても制御できないなら……
 フィリップとは大人になっても、一緒にはいられなかったのかな……

[それは悲しいことだと、ため息をつく。
 ディーンの主観ではあっても、自分より長く生きた人の意見であれば。
 それが真実に近いものであるかのように聞こえていた]

 ……愛されていたことを、こんな風に知りたくはなかったけどね。

[自らに素直であったことは否定しない。
 ぽつり、と小さく返した]


 ……僕は、僕の衝動しか知らない。
 我慢の限度も、堪え方も、人それぞれだ。
 
 ――……僕は、我慢が得意ではなかったが、
 ベネットはきっと、我慢強い方だ。
 だから、君なら……

[怒りを露わにしながらも、復讐を遂げるより先に問いを投げ掛けるさまは、我慢強いと評して良いものだろう。
であれば同行者も、彼の我慢強さに倣うことが出来るはずだ。
そう考えて口にした可能性の話は、そもそも意味のないものだと終盤に至って気がついた。
ディーンは言葉を切り、小さく息を吐く。]

 ……知らないよりは、良い。
 こんな形でも。 



 そうだね。
 フランシスは、とても我慢強いし……

 ――なら、……ドナルドも、大丈夫、だよね……

[ディーンの言葉に小さく頷く。
 死んでしまった己よりも、もう一人の同行者を気にかける。

 ――復讐を、望む言葉が、実行されなければいいと願う]

 うん、そう、だね。
 どんな形でも……

 俺も、フランシスたちが大好きだったし。

[衝動には結びつかなくても。
 大切だったことに変わりはなくて。

 だから、彼らが、生きていればいいと、願う**]


メモを貼った。


【人】 鳥使い フィリップ

[ぺたん ぺたん…………]

 ぐっ げっ

[ばさ ばさばさっ きょろきょろ ばさばさ]

 あ’’ ぁ あ’’ー?フィップ??

[ばさばさささっ ばさ ごん きょろきょろ
 ぐっ ぎぎーーー ぺたんぺたん
 きょろきょろ ばささささ]

(323) 2014/11/23(Sun) 15時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[ルーツは目覚めると 一匹だった
 床を歩いてーーー鳴く
 何の反応も起きない

 赤い翼を広げて 飛び上がる 探す
 ごはん フィリップ どこにもいない
 誰もいない 室内 飛び回る
 壁にぶつかる ドアだったとも知らず
 狭い隙間 押した

 床を歩く 周囲を見渡す
 何もいない だから飛んだ]

(324) 2014/11/23(Sun) 15時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[感傷に 浸る隙さえない]
[ルーツのフライングアタックを
 後頭部に受けて 彼は 眉を下げて思う]

[居間で フランシスに 出極  声をかけられた >>289
 涙の残る孔雀石が瞬く どうして 自分まで?
 そう 意思を表すように 首を傾げる

 先程の手と ドナルドと
 ラルフの 暖かさの 理由でもあるのだろうと
 ちらと ドナルドを見た
 ーーーーいいのかな 迷う]

(327) 2014/11/23(Sun) 15時半頃

【人】 鳥使い フィリップ



 ーーーまた 二人っきりに なっちゃった

[弓の鍛錬を休み ルーツの背を撫でる
 ルーツは やっとありつけたご飯を 食べるのに忙しい
 保護者よりも 長い付き合いのルーツ
 元々は 非常食 だったけど
 だから 何も 芸の一つも 仕込んでこなかった]

(328) 2014/11/23(Sun) 15時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

[周囲を見渡す 誰もいない 食事が終わった
 ルーツ 膝の上に乗せる

 ちょん と嘴をつつく]


 ーーーー La LaLa 

[泣き疲れた喉の 掠れた 歌とも言えない歌
 ルーツはキョトンと見上げる
 彼は 自身の 歌の酷さに ルーツの羽に顔を埋める]

(329) 2014/11/23(Sun) 15時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

[一つ深く息を吐いた
 頭をあげれば 表情引き締める

 矢の先 巻いていた布を取り 
 羽の調子を見る ルーツの羽をつけた矢
 矢筒に全てしまい直し 腰に身につける
 保護者の 大きすぎる 防寒着
 何箇所か ナイフを入れて 動きやすくする

 そしてーーーラルフの肩を焼いたナイフ
 刃の様子を見た後 直ぐに出せる位置 装備し直した


 何かが焼ける いや 焦げるが漂う
 ちょうど ラルフの肩を 焼いた あれと似た
 ーーーートレイルとニコラ 彼らが持っていた肉
 彼は その場で短く息を吐いた]

(330) 2014/11/23(Sun) 16時頃

フィリップは、神経を狩へと*研ぎ澄まし始めた*

2014/11/23(Sun) 16時頃


【人】 鳥使い フィリップ

[ルーツに謝りながら また 嘴に
 轡を巻きつける ルーツに蹴られるのは甘んじる

 出来れば一階 せめて三階 狩の場所を考える
 ーーー居間では大人に止められるから

 矢を弓につがえ ゆっくりと 階段にまで近づき登る
 居間から 出て 移動した先 仕留め先と
 ……できれば 一人で復讐を 終えるために]

(347) 2014/11/23(Sun) 18時頃

鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2014/11/23(Sun) 19時頃


メモを貼った。


メモを貼った。


[ラルフの言葉は、まるで自分に言い聞かせているかのように、ディーンには聞こえた。
首を縦に振ることもできず、ただ聞き届けるだけだ。
彼らの関係はまさしく「思い合う家族」と言うに相応しいもののように思えていた。]

 ……思いは、届く。

[絶対、という保証は何処にもないが、ディーンはそう呟いた。
勿論、全てが無残に引き裂かれる悲劇の物語も存在している。
ただ、彼らに関しては悲劇ばかりでないと良いと、願っている。

昔馴染みの嘆く顔は、あまり見たいものではない。]



 うん……そう、願うけど……

[ディーンにゆっくりと頷く。

 信じてくれるドナルドの言葉にほろ苦い笑みが浮かぶ。
 あの時、衝動のままに噛み千切ったのは事実。

 ドナルドを食べたときは、それだけの体力がなかったし。
 引き止める存在が、多かったからだ]


[セックス、という彼に不釣り合いな言葉が聞こえて、ディーンは思わず驚いてニコラを見た。
藍鉄色の瞳は、無邪気な子供の顔の裏にあるものを見透かす。
唇だけの囁きも、それに続く声も、自分に向けられたものとは全く違う。

その事実だけで、ぞくぞくと背筋が震えるような心地がした。]

 ――……ニコラ。僕の、ニコラ。

[囁く声は微かに熱を帯びていた。
真実を暴こうとする声も、唇も、瞳も、全てが愛おしい。]


【人】 鳥使い フィリップ

[ノックスが居間から出たその瞬間]

[彼の足を狙って弓を放つ]

(365) 2014/11/23(Sun) 20時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

[トレイルが向こうの階段へ向かう
 それを確認し 彼も走り出す

 すぐに ノックスが出てくることに気がついて
 弓を一本放ちながら
 ナイフを取り出し のがした場合
 脚へ一撃斬りつけるため駆けつける]

(369) 2014/11/23(Sun) 20時半頃

[ノックスがトレイルを追いかける姿に、ゆるりと瞳を伏せる。

 わかってはいたけれど。
 やはり見るのは辛くて。

 フィリップは居間から出て行った後、どうしているのだろう。
 伝わる思いだけではよくわからず。

 ノックスの言葉を否定するフランシスが見える。
 あの時、水を飲みたいと思わなければ。
 居間に行かなければ、こんなことにはならなかっただろうかと考え]

 ……いつかは、同じことになっていたかも。

[抱いていたものは否定できずに、ため息をこぼした]


フィリップは、ノックスの後を追って行く

2014/11/23(Sun) 21時頃


【人】 鳥使い フィリップ

[居間の戸口をじっとみていた
 トレイルがでてくる瞬間 それを見逃さないために
 死角に隠れても 死角に入ろうとする姿を知っている


 じっと ナイフを構えて近づく]

(371) 2014/11/23(Sun) 21時頃

【人】 鳥使い フィリップ

 ーーーー今度は 自分の 保護すべきに
 欲情でもするの?

[そういって 背中からノックスに嗤いかけた]

(372) 2014/11/23(Sun) 21時頃

 ――……ラルフ、君は……ノックスの、ことを?

[彼が食べられる間際のことは見ていた。
こぼれる溜息と彼の言葉から推測して、ディーンは問い掛ける。

自分の衝動が他の同族とは異なる、ねじ曲がったものだということはよく分かっている。
ラルフがノックスの耳を食べた。
ということは、彼に少なからず情があったということなのだろうと推測出来る。]


[ディーンの問いかけに、ゆるりと瞬く。
 彼へと視線を戻して、考えるように首をかしげた]

 ノックスさんに、衝動を感じたのかといえば、そう、だけど。
 それが、好き、ってことなのかどうかは、よくわかんない。

[触れられるのが嬉しかったのは、ノックスだけじゃなく、フィリップにも。
 けれど、血に彩られた姿を見てみたいと思ったのはノックスで。
 フィリップには食べられてもいいとは、思えた。

 そういう気持ちが、なんというのなのかはよくわからないまま。
 向ける思いはあるけれど、その種類がわかっていない]


鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2014/11/23(Sun) 21時頃


鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2014/11/23(Sun) 21時頃


 ……そうか。
 好意があるから、食べたくなる
 ……だけ、とは限らない、のか?

[自分とニコラの間はとてもシンプルだった。
欲しいと思う側と、求められたいと思う側の意思の合致、感情の一致、それだけだ。

ディーンは同族の特殊性を詳しくは知らない。
ラルフの抱く欲望の質も、自分を獣と称したフィリップのことも、知らない事は沢山ある。]


鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2014/11/23(Sun) 21時半頃



 ……俺は、先祖がえりだから。
 好きになった人が食べたい、とか、
 食べられたい、だけじゃないのかも。

[ディーンによくわからないと首をかしげる。

 ノックスが淡い初恋のようなものだっただろうことにはまだ気づいていなくて。
 いまの、自分の感情すらきちんと理解する前にコトに及んで命を失った。

 だから、いまだに、よくわかっていない]

 知らないことばかりで、困る。


鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2014/11/23(Sun) 21時半頃


 ……先祖がえり?

[聞き慣れない言葉に、ディーンは首を傾げるラルフを見遣る。
衝動にも多少の個人差があるのは知っている。
自分のように、食べられたいと願う個体がそう多くないことも。
しかし、それだけだ。]

 ――……。

[本当はこれから、様々なことを知っていくはずだった子供が今、自分と同じ場所にいる。
その事実に、ディーンは僅かに目を伏せる。
しかし。名を呼ぶ声に、びくんと肩が震えた。]


鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2014/11/23(Sun) 21時半頃


【人】 鳥使い フィリップ

[珍しく 彼がにっこりと笑う
 頭の上に 轡で嘴を止められた ルーツを乗せながら]



 …………トレイル 君はどうしたい?
 そのまま ラルフと 同じめにあいたい?

[後ろに隠れる 黒い服 彼は こちらをみた
 ノックスではなく 後ろのトレイルへ
 ナイフを持っていない手 差し出した] 

(383) 2014/11/23(Sun) 21時半頃

フィリップは、トレイルの伸ばされた手を 嫌味なくらい 優しく握る

2014/11/23(Sun) 21時半頃


[ディーンはニコラの傍に歩み寄る。
薄曇りの空の色をした瞳を正面から覗き込む。
同行者を惑わせる言葉を吐いた口元は笑っている。
しかし、灰色の瞳は違う感情を表している。

――何故、彼の同行者たちは気付かないのだろう。
彼が願っていることは、そう多くないのに。]

 ニコラ。
 僕は、ここにいる。
 
 ……君と、ずっと一緒にいる。

[彼の同行者たちが気付かない以上、ニコラの空白を埋められる者は他にはいない。しかし、この姿が彼に見えることは無い。
音程は平坦な、しかし僅かに震えるディーンの声はニコラには届かない。]



 ……うん、先祖がえり。
 衝動がつよくて、人狼にしか聞こえない"声"が使える……ってやつ。

[いうほど、衝動が強かったかどうかはわからない。
 それでも、フランシスたちとはまた違ったのは事実だ。


 名前を呼ばれたディーンがニコラの傍へと向かうのを見て。
 居間の外へと向かう]

 ……?

[フィリップが、ノックスたちと相対している。
 トレイルへと手を伸ばす様子に、首をかしげ]

 フィリップ……?

[不安がにじむ声が、届かないとわかっていても呼びかける]


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


[先祖がえり。
その内容だけを耳に留めて、ディーンの意識はニコラへと向かった。

聞こえない、見えないと分かっていても、意識をそこから逸らすことは出来ない。
大きな音を聞きつけて問い掛けるベネットの方を見て、密かに溜息を吐く。
彼の声は、ニコラに届く。]

 ――…………ベネット。


メモを貼った。


【人】 鳥使い フィリップ

[優しくつかんだ手 その手は覚えがある
 渾身の力で 殴りつけるを防いだ手
 強く握ったら きっと痛むだろう
 けれどーーー今はその時ではないから]


 ーー怖かった?トレイル もう 大丈夫だよ……

[本当は 自分の手に 身体の近くに
 トレイルの温度 それだけで気持ち悪い
 胸が悪い それでも 優しく微笑んで
 そっと……けれどノックスに聞こえる程度
 トレイルに囁く 優しい声で]


 落ち着くまで お二人 離れた方が いいと思いますよ?

[欲情を肯定するノックスに
 冷たく 硬い声で言い放って]

(394) 2014/11/23(Sun) 22時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[離せと言う言葉 ああ 少し
 胸の内 どろと淀んだ感情が 


 晴れる]



 トレイル……いこ?

>>391 にっこりと ノックスに嗤った
 頭の上 ルーツが ばさりと 一度大きく羽ばたいて]

(396) 2014/11/23(Sun) 22時頃

[ノックスとフィリップに取り合われているように見えるトレイルを見る]

 ……

[もともと、ノックスの連れだ。
 フィリップが、衝動を感じた相手だ。

 けれど、フィリップがトレイルに向けているのは――]

 そんなことしたら、ノックスさんが悲しむだけ……

[それを望んでいるフィリップにため息をこぼす。
 自分が死んだせいかと思う。

 それで、衝動ではなく、人殺しをするのは、悲しい。
 そんなことをせずに生きていてほしいと思うのに。

 そこまで思ってくれていることが、どこか嬉しい]


[寂しがっている、とディーンにはすぐに分かった。
しかし、いくら手を伸ばしても彼には届かない。
鍋を踏む様子はまさに癇癪と呼ぶに相応しい動作だ。

もし、自分が傍にいないことが、彼にそうさせているなら
――それは何と嬉しくて、悲しい事だろう。]

 ――……ニコラ。

[ディーンはニコラの腕にそっと触れる。
指を滑らせてなぞり、ニコラの指先に自分の指先を絡めた。
もし衝動が無かったとしたら。
食べられることを望むことが無かったとしたら。]

 …………君が好きだ、ニコラ。僕は、ずっと君の傍にいたい。

[衝動などなくとも、願いは変わらない。]


【人】 鳥使い フィリップ

 ……ーー

[凪ぐ手 トレイルの手を軽く引く
 確かにノックスの手は当たる
 ーーートレイルの傷ついた腕に]


 なんのつもりってーーー人聞き悪いーーー



 そんな俺より あなたの方が
 嫌ーーーーと言うことでしょう?

[違いますか?]
[ふふっ と笑って首を傾げる
 ナイフを持った手は 持ちながら
 そっと トレイルの頭を撫でる

 少し間違ったら ナイフがそのまま傷つけそうな]

(404) 2014/11/23(Sun) 22時半頃



 ……フィリップ、ノックスさん……


[二人のやり取りを、傍らでただ聞いている。
 トレイルは、みたくない。

 彼が、何を思っていたのかは知らないけれど。
 彼は、フィリップに衝動を向けられていたし。
 彼は、ノックスにとても大事にされているし。

 にくいわけじゃないけれど、
 平気で相対できる相手でもない。

 フィリップが殺意を秘めていることには気づきながら。
 止める手立てなどなく、ただ見ている]


【人】 鳥使い フィリップ

 やだ こわいーーー襲われちゃう
 だれかーーーたすけてくださーーーい
 ノックスに襲われるーーー


[ころころと 珍しい笑い声
 だって心底楽しかった
 それだけ必死な 必死なノックスの
 その腕が 届かないところへ

 トレイルの撫でていた 頭
 此方へと 抱きかかえながら
 彼は大きな声を上げながら

 軽いステップをきって 
 後ろへ 後ろへと その手から逃げようと]

(407) 2014/11/23(Sun) 22時半頃

[ニコラの前に、ベネットの同行者が立ち塞がる。
ディーンはその隻眼をじっと見つめた。
彼もまたラルフのいう先祖がえりであったとは知る由もなく。]

 ――……もう、終わらせて やってくれ。

[ディーンの呟きは、ニコラの死を願うものだった。
今、生者の世界に彼を救う者は誰もいない。
今、死者の世界に自分を救ってくれる者は誰もいない。

欲に溺れた選択を間違っていたとは今も思わない。
だが、それでニコラが苦しむならば――。]


【人】 鳥使い フィリップ


 ーーーーーさぁ?
 それでもーーートレイルは あなたより 俺がいいって

[わからないふりして 小首をかしげる
 トレイルを惨殺するを思いながら
 にっこりと無邪気に笑って]


 正当防衛で 切りつけますよーーー
 これ以上追うなら
 ーーー人を守りながらは不得手です
 間違って トレイルを傷つけたくない

[叩かれ解かれた腕を トレイルの肩にまわして
 ぐっと 此方へと抱き寄せる
 ああ この温度は本当 胸糞悪い
 そうして ナイフの切っ先を 向ける
 近づくならーートレイルに刺すよ という脅し]

(410) 2014/11/23(Sun) 23時頃

[ディーンは、絡めた指先を強く握る。
彼が死んだとして、同じように欠片が残るとは限らない。
会うことすら叶わないかもしれない。

それでも、生者の世界が彼を傷つけ、苦しめ、孤独にさせるなら、
そこから逃がしてやりたいと、ディーンは願う。]

 ――――……ニコラ。

[声が届かないことがもどかしい。]



 ……フィリップ

[フィリップの様子に、ゆるく瞬く。
 どうして、そこまで、と思う。

 トレイルなんて、ほうっておいていいのに。
 俺のために、人として手を汚す必要なんてないのに]


【人】 鳥使い フィリップ

 ……ラルフもトレイルも あなたのモノ じゃない

[はっ と笑って吐き捨てた ああ やはりこの人は

 嫌いだ]


 ーーーーまさか?俺が?貴方を
 いえいえ あなたには 生きて欲しい

[むしろ ナイフを向けたいのは
 ゆるり 切っ先は トレイルに向いて
 
 一歩 また一歩 階段の死角から逃れて
 一階へ続く方へ]

(416) 2014/11/23(Sun) 23時頃

[彼に惹かれた理由は明白だ。
彼に愛された理由も明白だ。
ただ、お互いしかいなかった。
歪んだもの同士だからこそ、その形がぴったりと触れあった。
他の誰にも触れられない歪みに、触れられた。

ニコラの言葉はそのまま、ディーンの言葉でもある。
口を噤み続けたディーンの内にある、汚い感情の一つだ。
だからこそ、吐き出さずにおれない苦しさも、痛いほど分かる。
この胸に刺さった棘を抜けるのはニコラだけだ。
ニコラにとっても、それは同じであるに違いない。]

 ――……愛している、ニコラ。
 僕の唯一。僕の太陽。僕の、かみさま。

[ニコラの横に屈みこんで、柔い色をした金の髪を撫でる。
ほんのひとかけらでも届けばいいと願いながら、卵を握る手に自分の掌を重ねた。]


[瞬いた、次の瞬間。
一階の奥、藁に覆われた塊の前に立っていた。

それが自分だったモノの前だと気づくのに、時間がかかった。
でも、戻ってきた記憶。
残っていた感情。

そのどこにも、どこを探しても
今この山小屋を覆いつくそうとしている、衝動はない]




 ……フィリップ……

[伝わる思いに、その行動に、
 届かない声で呼びかける。

 そんなことしなくていいと思うのに、伝わらない。

 ただ、生きていてくれればいいのに。]


【人】 鳥使い フィリップ

 もし 実際そうだとしても
 唆されるほど トレイルは 貴方を選んでいない

[大きな音 ああ あれが それか]


 ああ ニコラ……知ってます?
 今 ニコラが癇癪起こしてるって

 いかなくていいんですか?
 ニコラはほおっておくんですか?
 かわいそうですね?

[ノックスの質問には答えない
 ただ 音の理由 知っているから
 ルーツが張り合うように 羽ばたいた
 猛り狂う声は 今は出ない]

(423) 2014/11/23(Sun) 23時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

 トレイルーーもう少し 我慢して?

[震えるトレイルを撫でる ああ胸糞悪い
 けれど ここで暴れられると面倒で
 彼の透明な声 も 意思もいらない
 只々 都合良く扱う]

(424) 2014/11/23(Sun) 23時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

[ノックスの足が止まった]


 ほら ニコラのところ 行ってあげて?

[ふわっと 笑みを浮かべる
 迷うほどの 迷う故の
 突きつける 残酷]


 ……ドナルドも あなたに対して
 怒っていますからーーーー
 ニコラと 同じ部屋にいますから

[そう言って さらに一歩下がる
 もう少し 階段まではもう少し
 トレイルに伺う様子


 嗚呼 愉快だ]

(431) 2014/11/24(Mon) 00時頃

[食べたいとも、食べられたいとも思わなかった。
恋を、愛を知らなかった。
大事な人を失う、本当の苦しみを知らなかった。

哀しいことは何も知らないまま、命を終えた。
楽しいことも、嬉しいことも何も知らずに、終わってしまった。

物言わぬ塊を見る真黒い瞳は気づかない。
それが、どうしようもなく悲しくて、痛くて]


[胸が痛いのはどちらに対してだろうか。

 フィリップが抱く殺意が痛い。

 トレイルを殺して、ノックスを苦しめようとするのが、痛い]

 ……そんなこと、しなくていいのに。

[そんな気持ちを抱かせてしまったことが痛い。
 フィリップが手を汚すことはないのに。

 衝動に負けたことを、あんなに苦しんでいたのに。
 
 ――ほんの短い時間しか、一緒にいられなかったのに。
 そこまで思われていることが、痛い**]


[幸せと、呼べたかもしれなかったこと]


メモを貼った。


メモを貼った。


【人】 鳥使い フィリップ

  ノックスって甘いね

[ころっと笑う ああでも知らないのか
 フランシスの言う 遠吠えのできる 獣の存在]


 そう思うなら いいよ
 後悔しても 構わないなら どうぞ?

 でもーーーどちらも
 あなたは選べないまま 後悔する

[戸口から気配がする 丸見えの 一階階段そば
 遠吠えで お願いした]

(437) 2014/11/24(Mon) 00時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[ドナルドの姿 戸口から見えれば
 心から 嬉しそうに笑う]



 ーーー人聞き悪いですね?
 ただ あなたの起こしたのと 同じ
 事故ーーーは起こるかもしれません

 あり得なくないですよね?

[じり じりと ナイフの切っ先
 やはりトレイルに向けたまま下がる
 ああ ノックスはもっと焦ればいい
 こんな風な愉快なこともあるんだ
 初めて知ったと 笑って]

(443) 2014/11/24(Mon) 00時頃

【人】 鳥使い フィリップ

 ーーーそんな綺麗事 聞きたくありません
 あなたの口から 綺麗事なんて
 あなたの保身でしかない




 反吐が出る

>>444保護者の名前に 眉をしかめる
 こんな男が 口にしていい名前じゃない
 とても優しいフランシスもホレーショーも]

(445) 2014/11/24(Mon) 00時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

 ーーーードナルド

[ふっと 本来の彼の笑みが浮かぶ
 トレイルを片腕に抱きながら ドナルドへ近づく

 ドナルドのそば ラルフの温度とも違う
 けどーーー心地よい 人の温度
 頭の上のルーツが かしかしと
 脚で轡をいじる気配]

(449) 2014/11/24(Mon) 00時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

 ……貴方がラルフの名前を使うな!

[それは ほんの少し前 ドナルドを
 ‘話す‘中でもでてきたこと
 ああ 本当に 保身で話すんだ と
 ノックスを冷めた目でみる]


 ーーーーそれでも構わないよ
 あなたと同じになったら
 俺と同じ悲しみを あなたが受けるのでしょう?

[頭を低くする 突然の投擲物に
 轡をつけたルーツが飛び上がる
 ばさり そのままドナルドの頭上へ
 より高いところへと逃げて

 彼自身は トレイルを腕に抱え ナイフを向けたまま
 ドナルドのそばへと]

(451) 2014/11/24(Mon) 00時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

 いった…………

[トレイルに蹴飛ばされて かわりに ナイフの切っ先
 鎖骨のあたりかすめさせ]


 ん……蹴られたけどーーー大丈夫
 ……このまま ノックスお願いしても?

[低い声 紡ぐドナルドの傍
 見上げて一つ頷いた
 そのまま トレイルを片腕にだいて
 ドナルドにノックスを任せ したに向かうつもり]

(456) 2014/11/24(Mon) 00時半頃

鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2014/11/24(Mon) 00時半頃


【人】 鳥使い フィリップ

 この後に及んで暴れるな……!

[逃げようともがき始めたトレイルの
 足を転ばすために蹴飛ばそうと]

(457) 2014/11/24(Mon) 00時半頃

[ニコラの言葉はまさに、ディーンの望んだことそのままだ。
腸を引きずり出されて、食べられたい。全部を支配されて、誰かのものになりたい。自分の血肉を美味しいと褒めてもらいたい。腕の中に包まれて、他の全てから目を塞がれて。
――全部を、差し出したい。
想像するだけで幸せに満ち溢れたそれを、叶えてくれたのはニコラだった。気付いてくれたのは、ニコラだった。

しかし今、彼が望む幸せをあげることが出来ない。
あちら側に残るのは、ただ腐るのを待つ眼球だけだ。]

 ――……君が苦しいのは、僕も苦しい。
 僕は……

[それが自分の欲望を叶えることを優先した代償だと、ディーンは今更気付く。彼を今孤独の淵に追いやっているのは、自分だ。]


 ――――……ニコラ。

[ディーンは絡めていた指を解き、ニコラの首に触れる。
もしこの感触が伝わるなら、彼の首を絞めてあげたい。
それで彼の苦しみが終わるなら、手を下すのは自分でありたい。
そうして息絶えた亡骸を食べて、腹に収めて。

そこまでを想像して、ディーンはようやく、食べたいと願う同族本来の欲望を理解した。]


[もし、彼がともに生きたいと願ったなら、それに従うことも出来ただろう。
しかしそう、自分達は人とは呼べないものだ。
好きになれば手遅れで、堪える手段を失えば、どうしようもない欲に飲まれる。ニコラは、それを許してくれた。]

 ニコラ……僕が君を、食べれば良かったのか?

[苦しみに耐えることなら慣れている。
誰かが自分のことで苦しむことには、いつまでも慣れない。
或いは正しい欲望で以て彼を食べることが出来たなら、彼の苦しみが生まれることはなかったのではないか。
仮定を想像し、身勝手な自責の念を深くしながら、ディーンはニコラの傍を離れない。
たとえ、彼の苦しみが去るように祈ることしか出来なくても。**]


鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2014/11/24(Mon) 01時頃


鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2014/11/24(Mon) 01時頃


メモを貼った。


【人】 鳥使い フィリップ

 ちっーーーーーー

[ドナルドに素早く頷くだけの返事を返す
 がむしゃらな 子供のように
 もがくトレイルに眉をしかめる

 狩りは慣れていても 生け捕りは慣れていない
 ノックスに逃げなければいい とノックスへ向かう方向
 そちらへの退路を立つように
 ナイフを構えて下がる]

(465) 2014/11/24(Mon) 01時頃

フィリップは、トレイルを一旦自由にする

2014/11/24(Mon) 01時頃


フィリップは、トレイルが後ろの階段を下がるなら追いかけるつもりで構えている

2014/11/24(Mon) 01時頃


【人】 鳥使い フィリップ

[孔雀石が瞬きする]
[何のために
 胸糞悪い温度に耐えたのか

 打ち所悪く 死ぬ なんて
 嗚呼 けれど ノックスの目の前
 それも悪くないのだろうか?

 なにせ まさしく 不幸な事故
 ドナルドの手も汚れていない

 落下するよりは遅い速度
 一段飛ばしに駆け寄り]

(474) 2014/11/24(Mon) 01時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

[文字を読み取る速度は遅い
 訝しげな表情で
 トレイルの文字を読んだ後


 短い舌打ちの後 ナイフをしまい
 弓矢へと装備を変えながら ]



 ーーー何?
 何がしたいわけ?

[と 頭に矢の標準を合わせながら
 不機嫌あらわに口にする]

(477) 2014/11/24(Mon) 01時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

[矢尻を向けられて 笑う その理由がわからない
 ナイフの方が嫌がるだろうか?
 しかし 普段狩りに使うのはこちら
 ナイフ投擲でとっさに仕留める自信はない

 自殺以外で逃げようがなく
 弓は引き絞ったまま
 書き綴るのを見ている
 随分小さい文字 綴る速度 
 読み取るのを諦めれば


 血の匂い けれど ああ
 ラルフの血に比べて ヘドが出そうな腐臭に感じる]

 あんたーーーくさいから
 さっさとして

(486) 2014/11/24(Mon) 01時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

[ドナルドと変わる際 ノックスの言葉 >>480


 ーーーさぁ?
 けれど この方法しか 俺にはわからない

[とだけ 言い置いて]
[トレイルが耳障りな音が嫌いだと
 はっきり知っていれば
 ルーツの轡を外してやり
 嫌な音をたくさん聞かせられたのだけれど
 残念ながらそれはわからない
 じっと ずっと寒くなった一階
 そこから上がる冷気を感じながら 弓を構えたまま]

(490) 2014/11/24(Mon) 02時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[階段上 ドナルドの方から
 ノックスの声が聞こえる]


 生きてるよ
 もうすぐ死ぬけど

[そう トレイルに弓を向けたまま]

(492) 2014/11/24(Mon) 02時頃

【人】 鳥使い フィリップ

  矢の射程外ならいいよ
 ……はいってきたなら 直ぐ射殺す

[声からの伝達に
 一つ声を返す]

(494) 2014/11/24(Mon) 02時頃

【人】 鳥使い フィリップ

 トレイル 読ませたいなら ちょっと俺も近づくよ

[上でノックスが覗き込んでくる
 一度視線を上に投げ 弓の射線斜めに取るため一段下がる
 ノックスの提案で ドナルドが首根っこつかむ
 そうやっておりてきて 血文字に近づく
 そうなっても 射線が生きる位置に]

(503) 2014/11/24(Mon) 02時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

[一番厄介なのは 射殺す際
 ノックスが庇うこと

 殺したいのは ノックスではなくトレイル
 ノックスがとっさにかばえない
 そう言う斜線を得るため

 白い息が 口から落ちる
 じっと どのタイミングで
 弓を放つべきかーーー]

(511) 2014/11/24(Mon) 02時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

[一つ まさか当人の手で
 ノックスの大切な大切な子供が
 いなくなっていることは気がつかない]

(512) 2014/11/24(Mon) 02時半頃

鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2014/11/24(Mon) 02時半頃


【人】 鳥使い フィリップ

[トレイルの様子をじっと観察する
 指の先 血の気は引いている
 落下した様子 骨の一本や二本は折れているだろう
 すぐさま下山して 医者に見せれば助かるか
 ……雪がやむまで ここに閉じ込めれば
 十分助からない範囲か そう思って弓の射線から外す

 もう 手の施せない 子供
 それをじっくり見るも
 苦しまぬよう 手に掛けるも 自由]

(516) 2014/11/24(Mon) 02時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

 ドナルドーーー放っておいても
 大丈夫だよ

[判断を得たところで 腐臭のような血の匂い
 いたくもなかったから
 弓を下ろして 階段を上がる

 ドナルドの手を汚させはしていない
 フランシスとラルフに 申し訳ないこと
 させないですんで 内心安堵を得る]

(521) 2014/11/24(Mon) 02時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

[ドナルドの頷きに安堵する
 この状況 自分は人殺しの範疇だが
 ドナルドは 違う と思いたい。
 白い布は白いまま
 一緒に階段を上がれば ]


 血の匂い

[ドナルドと顔を一度みて 駆け出した]

(531) 2014/11/24(Mon) 03時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[ラルフとその他……は嗅ぎ分けられる
 ノックスとトレイル……も
 けれど他は嗅ぎ分けられない ので
 ドナルドのけど……の後を察せないまま
 居間の戸口を慌てて開ければ


 孔雀石が驚きに丸くなる]


 ーーーー………………え?

[ニコラが 明らかに死に至る出血量
 振りまいて 居間で倒れていたから
 呆然と立ちすくんだ]

(538) 2014/11/24(Mon) 03時頃

フィリップは、フランシスの声に気がついて 首をそちらへ向けた

2014/11/24(Mon) 03時頃


【人】 鳥使い フィリップ

[フランシスが危なっかしい足取りで
 入り口までやってくる]



 だ め ラルフ おいていけないっ

[この血の匂いはラルフのほど そそられないし
 先にラルフを少し食べていた
 だから 口を抑えながら フランシスと入れ替わりに
 ソファーに駆け寄って
 硬くなったラルフを かぶせてあるシーツごと抱えようと]

(545) 2014/11/24(Mon) 03時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

[硬くなったラルフ 元々運ぶには彼は小柄で
 それでも 俵のようになんとか抱えようと]


 ………………ーー

[ラルフが冷たい それだけで
 また 孔雀石から滴が零れて けれど首を振りつつ ]

 ………………フラ ンシス

[の顔が辛そうでドナルドを一度見る
 それからフランシスに視線を戻し

 単に血の匂い それに当てられただけ と言うには
 ーーー一部始終何があったのか
 眉を下げつつも 居間を出るなら それについていく]

(552) 2014/11/24(Mon) 04時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[もう一人の保護者も ここからの退出を促す
 それらに従い 居間から離れる時
 閉じて行く扉の隙間 ニコラだったすがたを見た

 一体何があったのか?他に血濡れがいないから
 自殺?と驚きとともに考えて

 嗚呼 復讐はこれで終わったのだと
 ノックスは自殺したニコラに何を思うのか
 そんなことを思い扉を閉じた

 フランシスが辛そうなら手を貸しつつ*すすんだ*]

(556) 2014/11/24(Mon) 04時頃

鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2014/11/24(Mon) 04時頃


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