人狼議事


258 【突発誰歓】鬼渡し弐

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落胤 明之進は、メモを貼った。

2016/11/21(Mon) 00時頃


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[あきくんと話して、これから鬼ごっこを頑張ろう、そう思えた時だった。

遠くの方で何かが聞こえる。
猫の鳴き声のような……ううん、あれは泣き声だ。
精一杯声を張り上げてなく、ちよこの声]

…………え?

[きっと、あきくんには聞こえていない。
私は驚いた顔で振り返った。
そして、何もないはずの場所に手を伸ばす。
どうしたの、なんで泣いてるの?
大丈夫だよ、おねえちゃんはここだよ。

おねえちゃんは、ここだよ?]


[ちよこ、そうあの子の名前を呼ぼうとしたら。
途端に目がくらむほどの光に包まれて、私は意識を失った。
きっと、あきくんには私が急に変な光に包まれて消えてしまったように見えたかもしれない。

それはきっと、赤ん坊の生命力が成せる奇跡の光だった]*


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[ふつり。
そんな感じで全てが途切れて。

滑り込んだ緋は、一度、黒に沈んだ後、溶けて消えた。

意識の暗転、それを経て──]

 ……あれ?

[数度、瞬く。
何が起きた、何があった。
思考が回らない、理解が追い付かない、けれど]

 ……俺………………は。

[何してんだ?
最初に浮かんだのは、そんな疑問]


 …………。

[右を見る。
左を見る。
そこは、さっきまでいた場所と良く似て──でも、違う場所]

 ……神社……だよ、な。
 俺は……えっと……。

[宿にいたはずが、不可解な場所に呼びこまれて、それから……それから?]

 …………戻って…………きた?

[ひやり、冷たい大気の中で小さく呟く。
何がどうしてこうなったのかはわからない、けれど。
取りあえず、自分があの場所から──緋の揺らめきからは解放された事。
それだけは、はっきりと認識できた。**]


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【人】 落胤 明之進

─神社の裏手─

[これから祥子さんと他の人を探しに行こう、そう促した矢先の出来事だった。
歩き出した、その隣に来ると思った祥子さんが来てない。
わたしは立ち止まって振り返る。そして、目の当たりにした]

 祥子、さん…?!

[祥子さんの全身が、眩い光に包まれている。>>#1
まともに見れなくて、わたしは思わず腕で目元を覆った。恐る恐る腕を提げ、再びそこを見ると…───祥子さんの姿が、消えていた。]

(2) 2016/11/21(Mon) 01時頃

【人】 落胤 明之進

 祥子さんっ!!!

[目の前で起きた事が信じられなくて、わたしは消えてしまった彼女の名前を大声で呼んだ。一体なぜ?こんな現象起きるなんて、聞いてない!祥子さんは、鬼に捕まったのか。まさか、幽霊になったんじゃないだろうな]

 そ、んな……。

[勇気を与えてもらったのに。
いつか鬼に追われて、離れ離れになったかもしれないけど。こんなに突然、いなくなってしまうなんて、まったく予想していなかった。
足元から急に力が抜けて、膝が崩れてその場にへたり込む。
地面に両手をついて項垂れる。手の甲に、両目から溢れた涙がぱたぱたと落ちた]

(3) 2016/11/21(Mon) 01時頃

【人】 落胤 明之進

[こんな事、想定していなかったから。
不意打ちを食らってしまって、思いの外ダメージを食らってしまったから、泣きたくないのに泣けてしまう。遊びなのに、鬼ごっこ、なのに。
心が震えて、止まらない。
本当は祥子さんを今すぐ探しに行きたいのに、息が詰まって、気持ちが苦しくて、動けない]

(4) 2016/11/21(Mon) 01時頃

【人】 落胤 明之進

[わたしはしばらくその場に蹲り、声を押し殺して泣いた。
どのくらいそうしていたか、分からないけど。
再び顔を上げた時、わたしの顔は涙と泥で汚れていた。

祥子さんは突然消えてしまった。
原因が明かされないまま、わたしの胸はどうしようもない不安と心配に覆われてしまうけど。今はただ、彼女の無事を祈るしかなかった。
泣いていたあの子がどうか、無事に戻れますように、と……。**]

(5) 2016/11/21(Mon) 01時頃

落胤 明之進は、メモを貼った。

2016/11/21(Mon) 01時頃


【人】 落胤 明之進

[地面に蹲っていたわたしは、やがてゆっくりと立ち上がる。袂に手を入れ手拭いを出そうとしたら、指先に小さな包みが触れて、カサリと音を立てた]

 ……。

[取り出して見てみると、祥子さんから受け取った、御門さんの飴だった。
悲しい時や辛い時に、甘いのを舐めて元気になろうとか、そんな話をしたっけ。
わたしは包みを開くと、中から飴を取り出して口に含んだ。
舌でゆっくり転がすと、ほんのりとした甘さが口の中に広がっていく…。]

(7) 2016/11/21(Mon) 12時半頃

【人】 落胤 明之進


 う……。

[優しい味に触れて、思わずまた涙ぐみそうになる。慌てて鼻を啜り、手拭いで目元を覆って拭う。

そんな風にしていたら、誰かが近付く気配がして、わたしはハッと顔を上げた。視線の先には、こちらに向かってくるネリエルさんがいた。>>6

ネリエルさんは無事だったのかな。
それとも、もう鬼になってしまったのかな。お面らしいものは、ここからでは見えないけれど。
わたしは警戒をしながら、ネリエルさんとの距離を慎重に測る。
声が届く距離になったら、尋ねようか]

 …あなたは、今の鬼ですか?**

(8) 2016/11/21(Mon) 12時半頃


 ほんっと、高いなぁ

[相変わらず電柱を登っている。]

 あの紐なんだろ……

[電線がとても気になる様子。**]


[目が覚めたのは、暗く冷たい神社の境内、そのどこか。
誰かの鳴き声も聞こえない。
ひやりとした寒さが全身に凍みて、祥子はくしゃんとくしゃみをした。
そして瞳を開けば辺りは真っ暗。

自分は鬼になってしまったの?

ふとそんな事を思ったが、こうしてきちんと自分の考えを持っていられた。
ちゃんと何があったのか思い出せる。
あたりは曼珠沙華に囲まれてはおらず、カサカサと枯葉が辺りを舞うばかり]

……あきくん?

[たった今まで話していた彼はどこかにいるのか。
鬼渡しをしていた皆はどこかにいるのか。
辺りを見渡したが人の気配があったかどうか]


あきくん?!

[神社の裏手に回り込む。
その声はまだ他の人がいたなら聞こえていたかもしれない。
だが、彼の存在はもちろん其処には、無くて。
まるで先ほどまでのことが夢の中のことだったよう。
立ち尽くして左右を見渡した。
ひぐ、とまた泣きだす気配を抑えられない]

うそ、戻ってきちゃった……?
あきくん、アキくん!!!

どこにいるの?!


[戻ってこれたことは嬉しいはずなのに
若しかしたら置き去りにしてきてしまった?
もしかして、どこかに居ないかしらと
駆け出して神社を立ち去っていく

自分は知らぬ間に鬼になった?
それともあの光が助けてくれた?
そんな風、我武者羅に走り去ろうとして
電柱の先
見覚えのある着物姿の小さな影を見つけたのは

何かの導き合わせだろうか]


ゆう、ちゃん?

[ひゅ、と息を飲む。
相手が高いところにいることに、また先ほどとは別の意味で肝が冷える気がした。
彼女は幽霊?
それなら自分も?
それとも自分もあの子も、あそこから戻ってこれた………?]

あ、危ないよ……!
気をつけて、おりないと、だめだよう……!

[電柱の真下で脚を止め、恐る恐る語りかけてみた]**


落胤 明之進は、メモを貼った。

2016/11/21(Mon) 16時半頃


[帰ろうか。
そう思い踵を返そうとしたところで、どこからともなく声が聞こえてきた。

あっちか・・・・・・!

もしかして、もしかして! 急いで建物の裏へと回る。するとそこには聞こえてきた声の主ではなく。]

伐山さん! 伐山さんじゃないか!

[良かった、本当に良かった。
もしかして、助かったのは自分だけじゃなかろうか。そんな嫌な予感がしていたから。]


[呼ばれた気がして見てみれば、強張った顔でこちらを見ている者が]

 ?

[何でそんなに慌ててのかわからない。
構わず登ろうとしている。*]


落胤 明之進は、メモを貼った。

2016/11/21(Mon) 18時頃


落胤 明之進は、メモを貼った。

2016/11/21(Mon) 18時半頃


メモを貼った。


ねえ、それは登っちゃいけないんだよ
登ったら下手したら死んじゃうよ?
ね、降りといで?

[不思議そうにしている彼女
今の彼女が幽霊には到底思えない。
だからギュッと手を握りしめ、はたとポケットから飴玉を取り出し差し出してみる]

飴玉、あげるから、おいで?
そこは本当に危ないよ?

私、祥子。来島祥子。
祥子、でいーよ?
*


落胤 明之進は、メモを貼った。

2016/11/21(Mon) 19時頃


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【人】 落胤 明之進

[やってきたネリエルさんに鬼かと尋ねたら、違うと返ってきた。>>11
一定の距離を空けて、ネリエルさんがその場に立ち止まる]

 …光ったの、…そっか…あれ、見えたんだね。

[間近に居たわたしは目を覆うしか出来なかった。それほど強烈だった光。
この境内に居れば、あの光を目にした者も居て不思議はない]

 …あのね、急にそこで光って。

[祥子さんが居た位置を示して伝える]

 祥子さんが光に包まれて、……それで、消えちゃったんだ。
 もう、どこにも、いなくて…。
 幽霊になっちゃったのかな…。

[不安を口にしたら、また胸が塞がれそうになった。慌てて首をぶんぶんと振って振り払う]

 無事、だといいけど…。

(13) 2016/11/21(Mon) 20時頃

【人】 落胤 明之進

[ネリエルさんが鬼ではないとすると、今は誰だろう。
その疑問に答えてくれるように、言葉が続く。
キリヤマさんは知らない名前だ。もしかしたら、最初に見かけた大人の男の人かもしれない]

 …それか、御門さん、か…。

[呟きながら、わたしの視線はネリエルさんの肩越しを超えて、その向こうに据えられる。付近の建物の影、一瞬だけチラリと着物の裾がのぞいた。声を張れば、届くだろうか]

(14) 2016/11/21(Mon) 20時頃

【人】 落胤 明之進

[ただし、御門さんに呼びかける前に、ネリエルさんに一つ提案を]

 ネリエルさんの後ろの建物、そこに御門さんがいる。
 キリヤマさん?は分からない。いないかもしれない。

 ……もし、もうこの境内にわたしたちと、御門さんしかいないのであれば…。

[ネリエルさんがここへ来る前に考えていたことがある。
果たして、それがどう出るか分からない…が、試してみる価値はあるんじゃないかと思ったから、言ってみる事にする][ただし、御門さんに呼びかける前に、ネリエルさんに一つ提案を]

 ネリエルさんの後ろの建物、そこに御門さんがいる。
 キリヤマさん?は分からない。いないかもしれない。

 ……もし、もうこの境内にわたしたちと、御門さんしかいないのであれば…。

[ネリエルさんがここへ来る前に考えていたことがある。
果たして、それがどう出るか分からない…が、試してみる価値はあるんじゃないかと思ったから、言ってみる事にする]

(15) 2016/11/21(Mon) 20時頃

【人】 落胤 明之進


 わたしたち、一緒に逃げよう?
 鬼は逃げる者を追いかける。一緒に逃げて、追いかけられて…───同時に捕まったら、どうなるかな?

[二人同時に捕まったら、鬼のお面はどうなる?
二つに増える?それとも、二つに割れる…?。
その可能性を伝えて、首を一つ傾げるとネリエルさんを誘う]

 試して、みない?*

(16) 2016/11/21(Mon) 20時頃

落胤 明之進は、メモを貼った。

2016/11/21(Mon) 20時半頃


【人】 落胤 明之進

[果たして、ネリエルさんはわたしの提案にどう返してくれるだろう。わたしは口の中の飴玉を噛み砕いて飲み込むと、御門さんらしき気配がする方へ声をかけた]

 御門さん、そこに居るんでしょう?

[反応があったら、ネリエルさんへ向けたのと同じ問いをしようか]

 あなたは今、鬼ですか?*

(17) 2016/11/21(Mon) 21時頃

落胤 明之進は、メモを貼った。

2016/11/21(Mon) 21時半頃


 ……お?
 今の声って……。

[おじょーちゃんか、と。
届いた声の主を特定するも、その気配はこちらが動くより先、駆けて行ったよう。 ]

 てか、なんであの子いるんよ……?

[浮かんだのは素朴な疑問。
どうやって戻ってきたのか、もしかして、皆解放されたのか。
そんな思いが過るが、それにしては他の者の気配はない。
さて、どうするか、と思いながらがじ、と頭を掻いた、その矢先]


 ……んにゃっ!?

[聞こえてきた声に、つい、声がひっくり返ったのは許されろ。
ついでに、じりっと引いたのも不可抗力って事にしてくれ。
なんてぐるりと考えながら、それでも]

 あ…………赤羽さん……っすよ、ね?

[どうにか、問いを一つ、投げかけた。**]


メモを貼った。


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 ……登っちゃいけない? 何で?

[今ひとつ自分の登ってる物が何だかわかってないから小首を傾げてみせる
彼女曰くとても危ないらしいが、何故だろう。]

 ……飴

[深く考える前に出された飴。
それを見た途端、お腹空いてることを思い出して、素直に降り始める。]

 ……しょうこ?

[近付いて飴を受け取って口に放り込みながら、相手の名前をオウム返し。*]


【人】 落胤 明之進

[さっきも思ったけど、ネリエルさんはとても優しくて、気を遣ってくれる人だよね。子どもに対して、希望を持たせてくれるような言い方をしてくれる。例えば>>19とかもね]

 一足先に、……本当にそうだといいな。

[ネリエルさんからそういわれれば、本当にそうなったような気がする。自分で自分に言い聞かせるより、人に言ってもらう方がいいのかな。
祥子さんの無事をもう一度祈って、それから現状に向き直る。
わたしが出した提案、ネリエルさんは乗ってくれるようだ。>>20
そうと決まれば話は早い]

(21) 2016/11/21(Mon) 21時半頃

【人】 落胤 明之進

[早速、物陰に隠れていた御門さんに声をかける。鬼かと尋ねたらそうだ、と返って来る]

 わかりやすいね。

[迷う必要がないって事はいいことだ]

 ネリエルさん、こっち!!

[一緒に逃げようって決めたから声をかける。さぁ、手を取り合って、一緒に鬼から逃げよう]

 捕まる時は一緒だからね、…───おーにぃさん、こぉちらっ!

[囃すように言って、共に駆け出した。*]

(22) 2016/11/21(Mon) 21時半頃

[露骨に驚いている龍人に、後ろに何かいるのかと振り返ってみたが、もちろんそこには何も居ない。
不思議そうにする美夜子だった。]

そうだよ、その名前で合ってる。
あのさ、あれって、現実にあった事、だよね?

[ちょっとずれた返答をする。最初に捕まってしまった彼女は、夕顔以外の鬼を知らないから。

99%の確信を持っているが、一応尋ねてみる。
これで、何の事っすか? なーんて言われた暁には、それはそれでショックなのだけれども。]


えっとね、電気がね、バチバチッて!
だから危ないんだよ!

[必死に説明するが届いているのかどうか。
それでも降りてきてくれたのにホッとして、飴玉を差し出した。
本当は自分の分だけど、きっと、大丈夫。
名前を繰り返され、そうだよ、と頷いてみせた]

あなたは夕顔ちゃん……で、合ってる?
もし違ってたらごめんね。
あのね、……鬼渡しのこと、覚えてる?

[先ほどまでの鬼渡し、その印象とだいぶ違う彼女。
手を差し出し繋ごうとしたが、それは叶うか]


[返る声は、最初に話をした時と同じ感触。
あの、妙に切迫して追いかけてきた時の響きは、ない]

 ……あの事って、あれっすよね。
 …………『鬼渡し』。

[向けられた問いに、確かめるような言葉を返して]

 みんなで仲良く同じ夢……ってんでなければ。
 間違いなく、現実にあった事……っすよね。

[それはそれで、びみょーに凹みたい所もあるのだが。
ともあれ、返したのは、肯定の返事。*]


[電気がウンタラという話はよくわからないが、飴玉を頬張りながら首傾げ。]

 私の名前、夕顔で合ってる
 鬼渡し……

[思い出すように宙を見て、たっぷり三拍。]

 ……ああ! さっきの夢
 いつになったら目が覚めるんだろうね

[食べ物をくれる人はいい人。
まだ夢だと信じている夕顔は、無邪気に笑んで見せた。*]


【人】 落胤 明之進

[わたしも当然、そのままだと走りづらいから、持ち上げた着物の裾をきつく縛った帯の上から突っ込んでいる。
膝小僧をむき出しにして、全力で手足を動かし走る。

ネリエルさんは走るの得意?
わたしは走るのなんて生まれて初めてだから、同じ年頃の少年と比べて足が速いか遅いかなんてわからない。

それでも一生懸命走る。逃げる。
木々の間を縫うように走る。茂みに飛び込むなんて初めて。ガサガサと音と立てるのが楽しい、なんて新しい発見をしたり。
二人で交互に思い思いの場所を目指して、共に走る]

(25) 2016/11/21(Mon) 22時頃

【人】 落胤 明之進


 ……はぁ、はぁ…。

[距離が極端に縮まらなければ大丈夫かな。
時々足を止めて、小休憩を挟みながら鬼の方を見る。
鬼ごっこは永遠に捕まらない遊びではない。鬼も子も、みんなで楽しむのだとしたら、いつか捕まらないとならない。

子どもの遊びは、みんなで楽しい気持ちになって終わるもの。
誰かが可哀想なまま、置いてきぼりにされたまま、終わっていい遊びなんて、ないはずだよ。

ネリエルさんも同じことを考えてる。きっと。
だから最後まで、繋いだ手だけは離さないように。捕まる時は一緒だよ、と意識は常に向けて。*]

(26) 2016/11/21(Mon) 22時頃

夢?

[思わずそのまま問い返した。
あれは絶対、夢じゃない。
だってあそこで貰った飴玉がここにある。
やっぱりあの鬼の面が悪いのか。
長い間あそこに囚われていたこの子は悪くない。
鬼の面に幽霊が憑いているんだ、きっと。

でも、今が現実である確信はあまりない。
若しかしたら夢のつづきかも?
ふるりと震えては夕顔の手を握り、引っ張った]

ゆうちゃん、………一緒に行こ?
1人だと怖いけど、2人なら楽しいでしょ?
一回、神社に行ってみよ?

[そんな風問いかけたなら、神社に向かって歩き出そうと。
だって、同じ夢を見た大人がいるかもしれないから。
アキくんが、戻ってきているかもしれないから]


ああ。

[たっぷり時間をかけてから、ゆっくりと頷いた。

あたしの仄かな願望は打ち破られたって訳さ。]

今、何人残っているのだろう・・・・・・

[そういえば、おもんの姉さんもまだ姿を現していない。鬼渡しの最中にもとんと姿を見なかったけれど、無事だろうか?
明之進なんかはまだ子供だ。役場で何か知らないかと泣きついてきた親御は、こっちまで辛くてとても見ていられなかった。]


[震えてる彼女が何を考えてるかなんて解るはずもなく
口の中の飴をころころ転がして]

 ? 一人より二人の方が楽しいね?
 いいよ、行こ

[手を繋がれたまま、笑って。
引っ張られるようならその方向へと着いていく。
夢の中でも、友だちみたいなのができるなら悪くないかな、なんて思いながら。**]


[間が開いて、頷きが返る。
改めて現実と知って、またべこっとなりかけた。
が、今そこにはまるとドツボどころの騒ぎじゃない、と気力を奮い立たせて]

 ……俺がいた時点では、御門さんと、金髪の……なんつったっけ、ネリエルっつーひと?
 あの二人は確実にいて。
 チビっ子連中の方はどうだろ。
 あの、祥子っておじょーちゃんの声は、なんでかさっき聞こえたから……もしかすると、戻ってんかのかもですが。

[聞こえた声の内容からして、少年の方はまだ戻っていないよう気もするから]

 ……最低でも、三人はいる……って事になんのかな。

[指折り数えて、また、頭を掻く。
向こうはどうなっているのやら、と。
過るのは、そんな思い。*]


【人】 落胤 明之進

[それ>>27が飛んできた時、わたしたちはちょうど走っていた。
茂みの中を往く途中、不意に近くで大きな物音がしたものだから、てっきり何かが出てきたのかと思って、わたしはびっくりして飛び退く]

 うわぁッ!

[叫んで飛び上がった後、ネリエルさんにぶつかった。
ネリエルさんも体制を崩しちゃったかな。そのまま二人して、その場に倒れちゃったかもしれない。

その時、御門さんとの距離はどのくらいだったかな。
地面に伏したわたしが顔を上げた時、そこに御門さんは…。*]

(30) 2016/11/21(Mon) 22時半頃

3人・・・・・・

[思っていた以上に多い。そう感じた。
今この瞬間にも、あの恐怖の時間を味わい続けている者がいる。今なお鬼渡しは終わっちゃいないんだ。

今いるこの世界の全てが紙っぺらのように薄いものに感じられた。これまでずっと信じてきた常識は、常識じゃなかったんだ。]

あたし達にどうしろってのよ。
そんな小難しい話、どこぞのお偉いさんにでも任せておけばいいのに。

[ただの人間。背負うにしては、あまりにも重すぎる。]


[ふと鳥居の外を見やると、神社へと帰ってくる2つの影がいて。

そのうち1つは忘れたくとも忘れられないあの女の子。顔が見えなくてもシルエットで分かるあいつ。]

・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

いいぃぃやあああああぁぁぁぁぁ!!!!!

[案の定こうなるのが世の常。]


 いや、どうしろっつわれても。
 お偉いさんだって、どーにもできなくないっすか、これ……?

[理不尽さへの憤りの現れなのかなー、とか思いながらも思わず真面目に答えていた。]

 どっちにしろ、俺らは、外に出ちまってるし……どうする事も、できねぇんじゃ。

[何せ、向こうの様子もわからない。
だから、と一般論を口にして]


 ……お?
 あ、祥子のおじょーちゃん、と……。

[赤羽の視線を追って見やった先。
やって来る小さな姿二つ、先に目についたのは言葉交わした方。
もう一人が誰か、に気付くのは遅かったから]

 ……んにゃっ!?

[突然の叫び、その意味が分からず、素っ頓狂な声を上げる]

 ちょ、ちょっ!?
 赤羽さん、落ち着いて、落ち着いてっ……!

[自分がさっき似たような反応をした事についてはけろっと忘れてこんな事を口走りつつ。
改めて、来訪者たちを見やった所でようやく、もう一人の姿を認識して]

 ……えーと。

[何をどう言えばいいか、困った。*]


【人】 落胤 明之進

[そこに、鬼が…───居た。>>33
必死に逃げてきたけど、遂に追いつかれてしまった]

 遊びのおしまいは、……みんな一緒、だよ。

[わたしの語り掛けは耳に届いたかな。倒れた地面から身を起こし、肩を並べるわたしたちに、御門さんが両手を伸ばす。
乱れた息の中、一言だけ聞いた。『つかまえた』

わたしたちの肩が、それぞれ同時に叩かれる。
その後の御門さんは、まるでどこか安心したような、ほっとしたような、そんな顔をしているように見えた。
立ったまま、わたしたちに背を向ける。そして、わたしたちが見守る前で、御門さんの姿が、……消えた]

 鬼を渡した後は、…こんな風になるんだね。

[最初に会った夕顔とか、みょんこさんとか、見ないなぁと思っていたら、こんな仕組みだったんだ。で、消えた御門さんが居た場所に、ぼうっと鬼のお面のようなものが浮かんでいる。本来これが、捕まった時に渡されるはずのお面……鬼の正体だ、と悟った]

(35) 2016/11/21(Mon) 23時半頃

【人】 落胤 明之進


 ネリエルさん…、これが…鬼のお面、かな?

[般若のような顔をして、空洞の目をわたしとネリエルさん、交互に向ける。
やっぱり、これは目論見通り?同時に捕まった時、次にどこへ鬼を渡すか、迷っているようだった]

 鬼さん、こちら…。

[二人で同時に手を伸ばす、ネリエルさんの動きに合わせる。
どちらが早くてもいけない]

 …せーの、…。

[合図をして、息をそろえる。わたしたちは、同時にお面に触れようとして]

 …────!

[ピシ、っと割れる音を聞いた。
お面のちょうど真ん中、縦にヒビが入った後で、面が真っ二つに割れる。
わたしたちの手にそれぞれ、半分に割れた欠片が飛んできて、のっかる前に光る粒子に姿を変え……辺りに散るように、消えてしまった。*]

(36) 2016/11/21(Mon) 23時半頃


 Σ!?

[手を繋いで歩いていたら、突然の大声。]

 !? !!?

[おろおろ、おろおろ。
どうしよう、どうしようと右往左往。困った末に祥子の後ろに隠れて様子見を見ようと。
できなければ、まだおろおろビクビクしてたかもしれない。]

 誰……?

[困ったように見てくるもう一人の男の人と叫んだ女性を交互に見つつ、問い掛けた。*]


[おろおろ右往左往している様子には、あの神社で出会った少女の纏っていた何とも言えない雰囲気はなくて。
それに、拍子抜けするものをちょっと感じてしまったのは許されたい]

 ……誰、って。
 俺は……龍人、っての。伐山龍人。

[何をどう言えばいいのか、上手くつかめないから。
取りあえず、誰、という問いに答えておいた。*]


【人】 落胤 明之進

─遊戯の終わり─

[さぁ、時は黄昏。もう日は暮れてしまったよ。
じきに夜が来る。
鬼渡しで遊ぶ時間は、もうおしまいだ。]

 おうちに帰ろう。

[辺りに咲いていた曼殊沙華が一斉に揺れる。一つ、一つ、赤い色彩が失われて、薄闇に溶けていく。
木々の間を、風がざぁざぁと吹き抜ける。空を見上げると、黒いフレームのような枝葉の隙間に、一番星が輝くのが見えた]

 こんなに走り回って、遊んで……ちょっと怖かったけど、……。

[辺りの光景が歪む。赤い色彩が失われる時が加速する。
先に行ったあの人たちは、……祥子さんは、無事に帰れたかな。遊びの最後はやっぱり、]

 楽しかったよ。

[と締め括ればいいかな。おそらくわたしはもう、二度と季節外れの曼殊沙華を見よう、なんて思わないけれど]

(37) 2016/11/21(Mon) 23時半頃

【人】 落胤 明之進

[世界が消滅する…───あるいは、世界からわたしたちが消えたのかもしれないけれど……再び目を開けた、そこにはきっと皆の顔が並んでいると信じて、

 …───わたしは、目を閉じた。**]

(38) 2016/11/21(Mon) 23時半頃

[一緒に手をつないで、帰って来た神社。
そこで上がる悲鳴にビクッと身を震わせて、でも繋いだ手をギュッと握りしめる。
ああそうだ、あの鬼渡しの場に居た人だ。
そしてもう1人、男の人の影。
自分の影に隠れようとする夕顔をギュッと抱きしめながら]

大丈夫………
ゆうちゃん、もう鬼じゃないよ?
全部夢だって思ってるけど………。

[そしてどちらにともなく、尋ねる]

さっきのは、夢じゃないよね?
あきくん、………まだ、帰って来てないよね?


落胤 明之進は、メモを貼った。

2016/11/21(Mon) 23時半頃


 ん、ああ。

[投げられた問いに、一つ、頷く]

 夢、じゃねぇんだよ、なぁ。
 あと、帰ってきてるのは、どうやら俺らだけっぽい。

[そう言って、は、と短く息を吐いた。*]



 き、きりやまりゅうと?

[名乗ってきた男性の名前を繰り返し。
抱きしめられてはいるから少しは安心しているが、まだちょっと心の臓がびくびくしてる。]

 ? 夢じゃない?

[困惑。]


アカハネミヨコッ

[後ずさりしながら、ほとんど聞き取れないくらいの早口で名乗る。こちらはこちらで龍人の後ろに隠れる。

なんで、なんでいるのよお。

背筋がぞわりとなる。今にあのおぞましい殺気を噴き出さないか、気が気でない。]


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