人狼議事


84 戀文村

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視点:


[革命が終わり。
次は「エチュードop25-1"エオリアン・ハープ"」

左右のアルペジオは、流れる風で弦を震わす琴の音。
想いは風に乗り、風は遠くへ。

"遠くへ行きたい、どこか遠くへ"

その想いは、風よりも軽く速く。
どこまでも、どこまでも。]


採集人 ブローリンは、メモを貼った。

2012/03/29(Thu) 00時半頃


ー翌朝ー

[村を後に。ひとりで旅立つ。
行先は……楽譜を渡す相手のところへ。

彼女の名前はメアリー。

親友ドナルドの遺品にあった一葉の写真。
そこに映るお下げ髪の女性。ドナルドの恋人。]


【人】 採集人 ブローリン

[木にもたれかかり、泣きじゃくる背を撫でる。
目を強く閉じて流れた一筋を、その後続を、息を吸い込んで止める。
鼻腔に、甘い香りが満ちて、その主が今、
悲しみにくれて壊れてしまいそうな事に、罪悪感すら覚えた]

……

[泣き声が嗚咽に代わり、啜り声に変わるまで、じっと空を見ていた。
増えてきた星が、増えていく死者の数にも思えるのだった。
彼女が離れるそぶりを見せれば、腕を緩めて、静かに見下ろす]

(2) 2012/03/29(Thu) 01時頃

【人】 採集人 ブローリン

[まだ腕の中、見上げる彼女を首を少しだけ傾けて見下ろす。
彼女の目をそっと押さえて、残った水滴で指を湿らせた。
いつかの様に、頭を撫でる。薄く薄く、笑みを形どった口は見えたろうか。
たとえ見えても、笑っているのはわからなかったかもしれない]

……

[丸めた手で、濡れた彼女の頬に触れる。
目を合わせたまま、小さく小さく、身じろぎ程度に首を振る。
それは、彼女の目にはどう映ったろう**]

(6) 2012/03/29(Thu) 01時半頃

採集人 ブローリンは、メモを貼った。

2012/03/29(Thu) 01時半頃


ヤニクさん・・・行かれるんですね。
会えると・・・いいですね。

[旅立つヤニクを見送った]


ー夜:酒場ー

[ダーラから振舞われた酒を飲んでしばらく後。
抗いがたい眠気に襲われた。]

(……あれ、俺ここまで弱くなってた?)

[そんな疑問は、次の瞬間過去の記憶に打ち消される。

そうだ。
これは故郷の村で駐留していた軍人である親友と。
その賛同者のしていたことと同じだろう。]


[戦火に飲まれてすでにない村。

"赤い手紙"による招集に憤りを覚え。
戦争で帰らぬ者となるよりも、故郷で眠らす方がと。
村人を手にかけていった殺人者たち。

自分はどうにか生き延び。ここまで来たのだ。
親友を返り討ちにして。
彼の遺言で遺品をその恋人に届けるのは……贖罪。

しかし、終わりなのだろう。]


(……ドナルド、メアリーには渡せなさそうだ。ごめん)

[そう心の中で詫びる。]

(ペラジー姉さん……メアリーに伝えたら、そっちに逝く)

[そのつぶやきは、声にならず。**]


メモを貼った。


採集人 ブローリンは、メモを貼った。

2012/03/29(Thu) 12時頃


【人】 採集人 ブローリン

[今は泣くのは十分だと。エリアスとて、泣き続けて欲しくはなかろう。
笑っていて欲しい。例えそれが、胸をちくちくと刺すとしても。
自分も、君の笑顔を見ていたいと]

[ハンカチの件にはゆっくりと首を振る。
下手に形見にはしたくないから、受け取るつもりではいるが、
渡せる時に渡してもらって構わない。
彼女に合わせて立ち上がって、通りの方を示す。
灯りがあるとは言え、狭い村とは言え、送って行く。
手帳に何か書いて、別れ際…彼女の家が見えた程度で立ち止まり、
破り手渡す。彼女が家に入って行くまでそこに居て、
その日は兵舎に戻った。久しぶりに、そのまま眠ったのだった。
エリアスの旅立ちを見送らなければならないから、浅い眠りではあったが。
彼女に渡した紙には]

"自分は君に、非道い事をしようとしている。
もしそれでも聞いてくれるのなら、
’彼’にも渡した焼菓子を待っている"

(19) 2012/03/29(Thu) 12時頃

ブローリンは、エリアスを見送り、そのまま、時間まで広場におり、見張りに立った。

2012/03/29(Thu) 12時頃


メモを貼った。


【人】 採集人 ブローリン

[セレストに続き、エリアスも往ってしまった。
ヤニクは、無事に旅を続けられるだろうか。
ヨーランダの死にも分隊長が関わっているだろうか。
あの日、掴み掛かられた事実があるにしても少し引っかかる。
死の理由ではない。おそらくは彼女自身が望み、そして恐らくは、
セレストも望んだ事なのだろう。なにか違和感がある。
そう考えて、ミリ単位の苦笑いを閃かせる]

……

[死に敏感になりすぎているのか、麻痺して鈍感になっているのか…。
エリアスの姉、ミッシェルや本屋の主、ベネット。酒場の女将、ダーラ。
カフェの店員、雑貨屋の手伝い、この村の若者を思い浮かべる。
分隊長の行動は、彼らを救おうとしての物だ。
その根元が正気であれ狂気であれ、その思いには嘘偽りはないのだろう。
だから無理強いはしていないのだろう。そう信じたい]

(20) 2012/03/29(Thu) 13時頃

【人】 採集人 ブローリン

[例えばエリアスが往くと知ったミッシェルに一瞬見えた色のように。
この村の住民がの誰かが、悩み、嘆き、苦しみ、誰かをその手にかけるとしたら。
それだけは止めたいと思う。たとえ双方がそれを望んだとしても。
自分達軍人は人殺しで、いつか戦場で死ぬのが仕事だ。
戦争が終わり生き残れば違う道もあろうが…その業は祓えまい。
だからこそ、村人にそんな業を背負ってほしくない。
そう思い、いつも以上に、村を見る]

[そんな村への小さな違和感。
今日赤紙が届いたのはあの郵便屋だという。
その話題が、上がっていない。
万人に疎まれる事のなかった彼の出発を嘆かぬ者がいるとも思えない。
もし彼が通りかかれば、"一人で行くのか"と聞くつもりで]

(22) 2012/03/29(Thu) 13時頃

メモを貼った。


ブローリンは、通りかかったダーラに会釈を。

2012/03/29(Thu) 14時頃


メモを貼った。


【人】 採集人 ブローリン

[彼が言わないのなら自分が人に伝える事もない。
それが彼の選択と言うなら、自分は見送るだけだ。
自ら多くを主張しない彼と、もっと付き合っていればよかったとも思う。
彼が飲めるかはわからないが、良い時間が持てたろう。
せめて最後の日に、という発想はない。無論彼から言われれば喜んで付き合うが、
恐らくはないのだろう。彼が居なくなれば、郵便物は軍の者が管理することになるか。
自分が担当してもよかった]

……

[ダーラに会釈する。あれから酒場に行っていない。
近く、寄ってもいいだろう。今度は自分から分隊長を誘っても良い。
彼も恐らくは、心のどこかで、誰かにこぼしたいものをためているかも知れないから]

(32) 2012/03/29(Thu) 14時頃

ブローリンは、クラリッサにも、会釈の頷きを。遠巻きには、顔を向けた程度に見えただろうが

2012/03/29(Thu) 14時頃


― 戦場 ―

[村を後にして、ほぼ一日かけてたどり着いたのはひとつの戦場。
 まともに訓練もしていない人間を、前線へと送り込む軍には眉をしかめるが、
 軍にとっても、前線にやってくるだけで熱をだして寝込むような病人がきたのには不満なようで。
 呑気に寝ているなとばかりに追い立てられて、粗末な一般兵ようの服を与えられて戦地にたった]

 ――……   はい……

[セレストが散ったとはしらぬ、爆弾を抱えての特攻と、それに続く空爆が先日行われたと説明があり。
 そのさいに敵の宿営地からちりぢりになった敵兵をいる場所を爆破しろとの無茶な命令が下される。
 周囲は地雷原であり、低木や疎らな雑木林がある程度。
 敵兵が居る場所はだいたい見当をつけてあるらしい。
 爆弾を運ぶ役になればいいとばかりに詳しいことは何も聞かされぬまま、体に爆弾を巻きつけられる]


[その重さに眉をひそめ。
 胸に下げた薬莢を、服の上から押さえる]

 ――

[助けてくれる人は誰もいない。
 心の支えは服の下のお守りひとつ。
 上官――とはいえこれもまた、軍にとっては使い捨てる軍人の一人――と新兵三人が一グループとして出立する。
 薄暗いのは、早朝だからかそれとも夕暮れだからか――途中から熱を出していたせいで時間間隔はあやふやになっている。
 苛立たしげな上官の声に背を押されるように足を動かしていた。
 ふと、村を立つ前に、ホレーショーから聞かれたことを思い出す]

 ……まだ、村に居たかった。
 死にたく、ないよ。

[擦れた呟きは誰の耳にもはいらなかったようで。
 上官が敵兵を見つけて、突撃の合図を出した]


[頭にたたきつけるような銃の発射音が響く。
 不意をつかれてあわてる敵兵の近くまで来たときに、敵の銃が火を噴いた]

 ―――っ!!

[射ち抜かれたのは喉。
 続いて胴体へと流れる銃弾が、体に巻かれた爆弾に被弾し。
 同時に撃ち抜かれた仲間たちとの連鎖反応で、周囲一帯に爆発の轟音と炎、衝撃が広がった]



[煙がさった後。

 爆心地と思しきくぼみ、その周辺に飛び散った人の体の破片が、
 敵味方の区別もなくちらばっていた**]


メモを貼った。


【人】 採集人 ブローリン

[郵便屋はダーラになんと返したろう。
二人を見て、ダーラに頷く。今晩、ホレーショーを誘ってみようと]

……

[特筆する事もなく時間が過ぎる。
交代してからは、一度兵舎に戻り小銃をおいて…昨日と同じように―今日はパンは買っていないが―、
広場に座っていた。やがてやってきたクラリッサが手に持っているものを見て、
嬉しくもあり、悲しくもある。言いたい事をあらかじめ書いて渡そうかと思った昨晩、
それよりは"会話"がしたいと、だいぶページの進んだメモ帳と、ペンだけもって出てきていた]

"来てくれてありがとう"

[そう書いた紙を差し出した。
彼女から受け取った包み。時計を指して、口を指す。
今食べてもかまわないか、と]

(34) 2012/03/29(Thu) 14時半頃

採集人 ブローリンは、メモを貼った。

2012/03/29(Thu) 14時半頃


【人】 採集人 ブローリン

[往く時に食べる…よりは、まだある"今"を過ごしたいから]

"昨日、エリアスに渡せる物は渡してしまった。
君が往く時か、自分が往く時か、その時に渡せる物はもうない"

[目の前で、文字を書いていく]

"だから君には、自分の想いを残したい
いつからか、ずっと気にかけていた君に伝えたいと思った"

"それはかえって君を苦しめると思う。
時が来れば黙って往くつもりだった。
あるいは黙って見送るつもりだった。"

(37) 2012/03/29(Thu) 15時頃

【人】 採集人 ブローリン

[中から一つ取って、袋の口を彼女の方に向ける。
彼女自身が作ったものだ。必要ないなら、袋を膝の横に置く]

"それでも、伝えたいと思ってしまった。
言わぬまま後悔はしたくなかった。
それでも君を傷つけていると思うと、手が震えてしまう"

[その紙を差し出して、内心、苦笑いする。
セーフティーを外し、目視で狙いを定め、引き金を引く。
火薬の弾ける小さな音と、弾丸が空気を裂く轟音。
倒れこむ人影を見ても、微動だにしない手が震えるのだ。
散々、多くの顔も知らぬ人を殺し、その遺族を傷つけた自分が、
今目の前の女性を悲しませることが怖い]

(39) 2012/03/29(Thu) 15時頃

【人】 採集人 ブローリン

"I fell in love with you."

[そう書かれた紙を差し出して、彼女を見つめる]

(40) 2012/03/29(Thu) 15時頃

ブローリンは、不安よりも、申し訳なさそうな…叱られた子供のような顔で、紙を渡した。

2012/03/29(Thu) 15時半頃


ブローリンは、クラリッサを見て、自分の首を、締めるように撫でる。

2012/03/29(Thu) 15時半頃


[今日はウェーズリーに赤紙が来た。]

ウェーズリーさんなんだ…。
自分たちが養った兵力は最大限残すのが目的なんでしょうね…


[ヨーランダが傍らにいれば、ヨーランダの腕を掴み、いなければ自分の体を抱きしめるようにして俯く]


【人】 採集人 ブローリン

[ぎこちなく頷き、そのまま首を振った。
勝手に想われ、勝手に死なれて……ならば、
いっそ知らせない方がよかったろうと。
そう、ただ、自分のわがままを、彼女に聞いてもらっただけだ。
それにしても、これほど、声が出ない事を恨めしく思った事はない]



[少しうなだれて、また、文字を綴る]

"礼を言うのは自分の方だ"

[彼女にも見えるように広げた手帳、続けて書いていく]

"自分の事、本のカバーの事、村の事、ナタリア老の事
感謝してもしきれない。図々しくも自分は、あの老婦人と母を重ねているから"

[首を撫でるのはやりきれない時の癖になってしまっていた。
傷跡に触れて、野戦病院のベッドの上で喘いでいた事を思い出す。
服の上からでも、まるで直に触るように、傷に触れる感覚がある]

(44) 2012/03/29(Thu) 16時頃

【人】 採集人 ブローリン

[宙を泳ぐ手に、首から手を離した。ほとんど、無意識だから。

やはり悔いが残る。
言わなければよかったと。だが言わなかったとしても、
やはり悔いは残るだろう。言っておけばよかったと。
だから、そのわがままに付き合ってくれた彼女に礼を言いたいのは…こちらだった]

"君が居た時間のなんと貴い事か。
君と居た時間のなんと優しい事か。
それが永遠なら、自分はどんなに嬉しいか。
そう知っていたら、打ち明けはしなかったと思う"

"自分のわがままを聞いてくれてありがとう。
非道いと知って、伝えた事を、どうか赦して欲しい。
打ち明けると決めた以上、いつか別れる前に、
君に知っていて欲しかった"

(45) 2012/03/29(Thu) 16時頃

ブローリンは、クラリッサに、静かに頷く。

2012/03/29(Thu) 16時半頃


【人】 採集人 ブローリン

[そう、思ってくれているだろうか。きっと戦場に往く事まで重なる。
そう思ってもらえる事が嬉しく、哀しい。
受け入れられても哀しく、拒絶されても悲しい。
だが後者なら自分だけで済む。
伝えなければさらに相手は傷つくまい]

……

[自責してばかりだった。
同時に、これほどまでに自らを責めたくなるのは、
この村が、村人達が好きだからだと自覚している。
していても、誰も救われない感情ではあるが……。
彼女の言葉に、気恥ずかしそうにも、悲しそうにも見える微笑を見せる。
もしも自分がこの村にもっと早く…もっと違う形で…。
そんな、詮無い事を一人、思う]

[彼女の問いに、頷いて、その言葉をじっと聞く]

(51) 2012/03/29(Thu) 16時半頃

【人】 採集人 ブローリン

[困ったようにも、驚いたようにも見える表情を閃かせる。何事か、口を動かす。
唇を丸めるようにして、意思を伝えるためにペンを走らせる]

"君が往く事があれば、さようならと送るつもりだった。
自分が往くのならば、村を頼むと伝えるつもりだった。

"喋る事ができなくなって、それでも通じ合えていた友たちを失って、
一人のどかな村に居て、自分は死に場所を探していたのかもしれない。
そう、思っていた。"

[ペンを持つ手を握り締めるように、続ける]

"今君の言ってくれた言葉でやっと分かった気がする。
自分はどこかに還りたかったのだと。

自分はこの村を愛している。
君の居るこの場所を愛している。
この村を愛する、君を愛している…"

[ともすれば、泣いてしまうのではないか。そんな懸念から、深呼吸して]

(52) 2012/03/29(Thu) 16時半頃

【人】 採集人 ブローリン

"自分も、ここに帰って来ていいのだろうか"

[そう書いて、中央に線を引き打ち消す。
そして書き足していく]

"どんな形になっても帰って来よう。
どれほどの時が過ぎても待っていよう。
君に伝える為に、君に迎われる為に。
君を迎える為に、君に伝わせる為に。"

[紙を差し出した手、受け取って貰い、
そのままその手を、彼女の頬にゆっくりと伸ばした]

(53) 2012/03/29(Thu) 16時半頃

ー見知らぬどこかー

[村を出て、どれ程経ったか。
気がつくと、見たことのない光景が。

明るい光に満ちた場所だった。
魂だけになってしまったこの身には分からないが。

多分、春のように暖かいのだろう。

咲き乱れる色とりどりの花が溢れていた。
香りが分からないのが、悲しかった。

その片隅に、ほっそりとした人影がひとつ。
うら若い女性のようだ。
彼女はこちらに気づいたようで。
ふたつに結った栗色のおさげを揺らして振り返る。

その顔はあの写真の……。]


[死を感じてから、意識が途絶えるまでの間は酷く長く感じられた。
 痛みは感じない。
 思うのは村のこと。
 残してきた母と姉と。
 きっと泣いているだろうクラリッサと。
 会いに良く勇気をもてなかった本屋のことや、果たせない約束を交わしたダーラ。
 手紙を出す暇もなかったこと。

 ホレーショーが、どうして思いつめていたのかを知って、その不器用さを想う。
 見送ってくれたブローリンがくれたお守りも、こんな死に方なら、大事にしまっておけば良かった。

 母や姉の元に、死の知らせが届かなければ良いと想う。
 反面、死んだことを知って、泣いて、立ち直って欲しいとも、希った。
 そして意識は途絶え――]


― エリアスの自室 ―

[主のいなくなった部屋は、すこし物悲しい。
 たくさんの本が詰まった本棚と、小さな机。

 机の引き出しには、貰った絵を仕舞いこんだ箱が置かれたまま。
 戦地には持って行かなかった。
 部屋からなくなっているのは、旅立つ前日、貰った絵。
 それと数着の衣服と、本屋で買ったばかりだった「とある結社の手記」。
 それ以外はそのまま残されている。

 ――そして、帰らぬ主を、待っている**]


[ブローリンとクラリッサのやり取りを見ていた]

……あぁ…二人を引き裂かないで……

[恋が出来なかった自分の代わりに、
クラリッサにはせてめ、幸せにと願う。]

クラリッサ…あなたに私と同じ体験はしてほしくない…

[心清らかなクラリッサには余りにもにも似つかわしくない戦場に、送り込んでほしくなかった。]


メモを貼った。


【人】 採集人 ブローリン

[非道いのはやはり自分だ。彼女の涙すら愛おしいと思うのだから。
きっとそれが彼女を哀しませると知って、こうして話をしたかったのだから。
彼女に渡すハンカチはもうない。冷たい外気の中、手袋越しに分かるはずのない
暖かさを持った頬に触れた指に、涙が通っていく。
頬に触れた手、そのまま、言葉なく、彼女の目をじっと見る。
もしもその目が閉じられたならそっと…… …]

……

[…こうして二人で居るだけでも、厳格な者が見れば懲罰対象だ。
自分は構わない。だが彼女に迷惑をかける訳にはいかない。
髪の一房を、するすると名残惜しげに手のひらを滑らせながら手を引く。
目を閉じ、ペンを取り、紙に綴る]

"ありがとう。君か、自分か、別れがまた来る前に
また話をしてくれると嬉しい"

[今日で終わりでない事への喜び。
いつかは終わるのだろうと言う恐怖。
そして、例えそうだとしても帰還を、再会を願う希望]

(56) 2012/03/29(Thu) 18時半頃

【人】 採集人 ブローリン

[例えこの村に帰れなくとも、彼女と共に居られるなら、とも思う。
けれどやはり、自分はここが好きなのだ。
待っていて欲しい。待っていたい。
迎えたい場所であり帰ってきたい場所であった。
部外者の自分であっても、彼女が待っていてくれるのなら。
彼女が、帰ってくる意思を持ち続けるのなら]

"ありがとう、クラリッサ。
君のような人と出会えただけでも、今までを生きてきた甲斐があった"

(57) 2012/03/29(Thu) 18時半頃

【人】 採集人 ブローリン

[それから何を話したろう。人の…何より軍人の目がある。
ずっと一緒には居られない。
それでも日が傾きだすまでは、たとえ無言でも、座っているつもりで。

彼女と別れた後、分隊長を探し、敬礼を交わす。
そうして、"今夜一緒に飲みに行って頂けますか"と書いた紙を差し出した**]

(58) 2012/03/29(Thu) 18時半頃

採集人 ブローリンは、メモを貼った。

2012/03/29(Thu) 18時半頃


……メアリー?

[写真の姿から、幾分幼さが抜け。
どこか大人びた様ではあったが。
夢見る様な少女の瞳はそのままで。

"こちらをしっかり見つめている。"

もう自分はダーラの手により葬られ。
魂だけの状態のはずなのに。

そんな驚く様子まで見えているのか。
メアリーは真っ直ぐ近寄り、微笑んだ。]


[立ち尽くす自分に向かってくる彼女は。

『ヤニクさん、ですわね?』

まるで生者に語るがごとく。
迷うことなく話しかけてくる。

『ドナルドから聞いてますの。
彼は最後にメアリーのところへ帰ってきて。
……そして、逝ってしまいましたわ。
「渡したいものは"親友のヤニク"に託した。」
そういい遺して。』

そして、うふふと笑う。]


あの……ここは?

[まるで天国のようだが。何かが違う。
あたりをよく見回すと、ガラス張りの小さな建物。

『この温室のチューリップは。
全部、彼……ドナルドが育ててましたわ。』

うっとりと語るその様子に。
一瞬たじろぐが、狂気のようなものはなく。
穏やかで理性的で、どこか包み込むように優しく。
自体を飲み込み切れない彼に。

『メアリーは死んだ方が見えてお話しできますの。
ちょっと……素敵でしょ?』

にっこりと名前に違わぬ聖母の微笑み。
多分、彼女の元に訪れる魂は。
悪しきものではないだろう。
その清らかさに浄化されるか触れられるものか。]


メモを貼った。


メモを貼った。


[刹那驚くも。

『赤いフードの旅人さんが来たら。
それは"ヤニクさん"ってドナルドが。』

その名をつぶやく彼女の瞳はどこか儚げで。
……同じ、いや自分よりもさらに深い悲しみを。
持っているのだと思った。]


― 昔語り ―

[戦地に向かうまでに思い返していた話のひとつ。
 それは戦争が始まる前の追憶]

[山奥の村で生まれた一つの命は、未熟児だった。
 早産ゆえの未熟。
 月満ちて生まれていれば幼馴染の二人とは一つ違いになっていただろう。
 母親自体、産後もなかなか体調が戻らなくて、父と、そのときはまだ生きていた父の母親――祖母が手伝ってくれたからこそ、なんとか育ったようなものだった。

 そういった話は、ある程度育てば思い出話になる。
 けれどこのとき生まれた命は、何が悪いという明確な原因も見つけられず、けれども虚弱とも言えるほどに体が弱かった。

 熱を出さない日は無く、元気に動き回った日の夜には熱を出すような子で。
 村にいた医者に、長くは生きられないだろうと言われるような、そんな体だった]


[それでも、生と死の境に何度も近づきながら、ある程度育ち。
 熱を出さない日が長く続くようになってきた5歳のある日。

 村の、悪戯盛りの年かさの少年たちが、ちびっこと遊ぶ日。
 三つはなれた姉もまた、自分の遊びに夢中になった日のこと。

 めったに遊びに参加しなかった、体の弱い子供が遊びの輪に入り。
 けれど、仲間についていけずに置いていかれたのだった。
 
 それだけならごく普通にありふれた村の一日だ。
 子供ゆえの無邪気さで、一緒に居てもつまらない相手から自然と離れるのは仕方がないことだ]


[無理についていこうとした幼子が、村はずれの雑木林の中で迷ってしまったのもまた、仕方がないことだろう。
 戦争が始まる前にはあの場所も、林というよりは森に近いほどに木が密集していた。
 5歳児にしては小さい子供が、仲間とはぐれて戻ってこれるような場所ではなかった。

 もとより、家の周辺から離れたことのない子供が、一人で帰ってこれるはずも無く。
 日が暮れ始めれば、雑木林の中は瞬く間に暗くなる。
 そんななかに取り残された幼子が恐怖を覚えないわけがない。
 その場に立ち竦み、泣き出してしまったのだった。

 当時、子供たちのリーダーになっていたのは村一番の乱暴もので。
 ナタリアの孫は、それを諫める側に回ることも多かった。
 14歳15歳、そういった年齢の子供たちなら、十はなれた子供の面倒を見させられたり、労働力として期待されもするころ。
 それゆえに休みとして与えられた、遊べる日にまで子供の面倒を見てられるか、とリーダーがに煽って逃げ出したのが実情で。

 そのとき、傍に居なかったナタリアの孫の少年がそれを聞いて雑木林へと助けに向かった]


[助けてくれたときの少年の顔は憶えていない。
 泣き疲れていたのもあり、熱を出していたせいもある。
 ただ、しっかりと抱き上げてくれた腕の確かさと、触れた体のぬくもりと。
 気を紛らわせるためだろうか、祖母であるナタリアが作る、美味しそうなお菓子の話が記憶に残った。

 雑木林で迷っていた話は、まだ大人までには広がっていなかった。
 だから家族はただ遊んで疲れたのだろうと思い。
 姉もまた気づかぬまま。

 そうして村の子供たちとほんの少し溝ができて――かわりに、ときどき、ナタリアの家に顔を出すようになった。
 ナタリアをばあちゃん、と呼ぶのはその名残]


[そうして、それが――二十歳になるまでも続くとは。 
 その時はナタリアも、その孫も。

 なにより、そのときの子供も、思っても居なかったのだった*]


メモを貼った。


……すみません、俺こんなになって。

[本当ならば渡すはずの楽譜。
それは今頃、自分の抜け殻と共に。
あの村の何処かで眠っているに違いない。
せっかく、修繕してもらったのに。
唯一、それが残念なことか。

すると、しょげる彼にメアリーは首を横に振る。]

『いいんですのよ。こうして貴方がここに来てくださった。
……そこまで想ってくださるお友だちがいる。
ドナルドはとても幸せだったと思いますの。
メアリーはそんな彼と一緒にいられたことを誇りに思いますわ。
ありがとうございます、ヤニクさん。』

[もし、今生きてる状態であったなら。
多分、涙が出るほど満たされていただろう。
叶うことならば、そうしたかった。]


メモを貼った。


メモを貼った。


すみません……俺がこの手で……ドナルドを。

[すでにあるはずのない胸の痛みを覚える。
否、そんなような気がしただけなのかもしれないが。
耐えきれずに口にする。

姉のペラジーの亡骸の上に。
一輪の花を無造作に投げるドナルドを見た時。
彼が手にしていたナイフを見て犯人と気づき。
とっさに飛びかかり、揉み合う形となり。
結果、彼を死に至らしめてしまったことを。

後に知ったのは……実際に手を下したのは彼の上官。
ドナルドは、その後始末をさせられていただけだった。]


[もしかしたら、ドナルドは。
他の誰かは手にかけていたのかもしれない。

今は戦火で焼き尽くされたあの森には。
すでに真実を探すためのものなどあるはずもなく。
すべて、灰となり土に還ってしまった。

自分は戦争により、故郷も唯一の家族であった姉も。
それから……親友もすべて失ってしまったのだ。]


[要領を得ない、しかも長い自分語り。
それでも、メアリーは辛抱強くすべて聞き。

そして、ポロポロと涙を流した。

それはあの村で時折見たクラリッサを思い出し。
チクリとしたあるはずのない胸の痛みが再び。

傍らにいた金髪の軍人は。
いつもその涙を拭っていた。
それは悲しみを受け止めているということで。
そこから逃げる自分に彼女が心開くはずもなく。

その涙を拭いたかった。
悲しみを受け止めたかった。

しかし、すでに叶わぬこと。
拭う手すらもないこの身では何もできない。]


すみません、俺。

[なす術もなく謝罪するばかりだった。
だが、メアリーは首を再び横に振る。]

『いいえ、あなたのせいではないんですの。
ただ……あなたはとても孤独な方なのね。
帰る故郷を探していたんですのね。』


[彼女はひと呼吸おいてから。]

『メアリーもドナルドに出会う前は。
帰る故郷はなかったんですの。ドナルドも多分同じ。
彼はメアリーの故郷で、メアリーは彼の故郷。
故郷のない孤独は……とても辛いですわ。
心に大きな穴を抱えているように。』

[メアリーは自分で涙を拭う。]

『メアリーはとっても泣き虫ですの。
よく泣いて……ドナルドは涙を拭ってくれましたわ。
ごめんなさい、ヤニクさん。
ドナルドは、あなたから故郷を奪うのに加担した。
彼が召集された軍人だったとしても。変わらない事実。
そして、あなたをこんなにしたのは彼との約束。』

[メアリーの言葉は子守唄の様に優しく響く。]


『メアリーにできることといえば。
こうして泣くことと、祈ることだけ。
いつか、あなたが新しい故郷に巡り逢えますように。』

[それは正しく聖母の祈り。

ドナルドは幸せだったのだとようやく思えた。
彼が最期に気にしていたのは、彼女のことで。

彼女はすでに彼の死を受け入れ寄り添いながら。
愛し続けるという形で故郷を得ている。

ひとりであるが孤独ではない。]


『そういえば……ドナルドは何をあなたに?』

[そもそもの目的はそれだった。
身体がない以上、渡すのはすでに不可能だが。
楽譜に記されたものならば。
自分は取り出す術を持っているのだと。
ようやく気づいた。]


……歌です。彼はこの歌を貴女に。

[今はピアノも身体もない。
身体がないのだから、歌えるはずもない。
しかし、その想いを伝えなくては。
その願いだけが彼を突き動かす。
頼りない歌声だが……。

歌うのはベートーヴェン
「優しき愛(君を愛する)WoO 123」
Zärtliche Liebe(Ich liebe dich)

ドナルドがメアリーの幸せを願うのと同じように。
自分も彼女、そしてクラリッサの幸せを願いたい。
そんな想いで歌いあげる。
メアリーは全てを聴き終わり。微笑みながら。]

『ありがとう、ヤニクさん』

[そうつぶやいた。**]


メモを貼った。


ブローリンは、ふと、我に帰る。

2012/03/30(Fri) 00時半頃


採集人 ブローリンは、メモを貼った。

2012/03/30(Fri) 00時半頃


【人】 採集人 ブローリン

[クラリッサに会釈して分かれた後、分隊長を見つけて、
酒場に誘う。軽口には笑わなかったが、それはいつもの事だ。

酒場に入った時の、異様な空気が気にはなったが…
いつものように、黙々と飲む]

(117) 2012/03/30(Fri) 00時半頃

【人】 採集人 ブローリン

[分隊長ダーラの話が落ち着いた頃に、少し話をする事もあったろう。
下手に書いては見られるとは言え、そこまで聞かれて困る話でもなかったろう]

………

[今日はそこまで酒を進めていない]

(119) 2012/03/30(Fri) 00時半頃

[何も言えず、黙ってみているしかない自分がもどかしい]

……ダーラさん…

[ダーラを心配そうに見つめる。]


ミッシェルさん…ダーラさんを責めないであげて…

[どちらの気持ちも分かる。だからこそ、こんなところで諍い合っている場合ではないと思う。]


【人】 採集人 ブローリン

"1人ですか"

[そう書いた紙を押しやった]

(124) 2012/03/30(Fri) 01時頃

ミッシェルさん…
確かに私たちは歪んでいるかもしれない。
歪んだ優しさかもしれない…でも、でも…
私も、エリアスも、何も残らなかった。
知らない所で、望まない方法で、理不尽に、それこそ、
人としてすら扱ってもらえなかった。

…ホレーショーさんはそれを見ていたからこそ、
皆をここで眠らせようと思ったんです。
ここで死なない人は、私達くらいの年齢なら、まず戦地に送られるから……。

それだけは…分かってあげてください。

[通じないのはわかっているけれど、それでも言わずにはいられなかった。]


分かってあげて…じゃない。
分かって…ほしい。
無理なのは…それこそ承知の上です…。

[溜息と共に付け加えた。通じないもどかしさを抱えて。]


【人】 採集人 ブローリン

[店を出て行った彼女と良い、いつもどおりには振舞いきれて居ない女将と良い、
鈍い物でもわかるだろう。
引っかかっていたものがほどけて行く。
ほどけた塊が起した風が、考え付きもしなかった模様を描いていく]

"止められなかった?"

[短く問う。
あの旅立った筈の青年も。今日ここに来なければそうは思わなかっただろう]

(130) 2012/03/30(Fri) 01時頃

【人】 採集人 ブローリン

"自分もあなたと同じ気持だ"

"ただ自分なら"

[どこか憮然そうにも見える女将を見て、項の辺りを撫でる]

(131) 2012/03/30(Fri) 01時頃

ブローリンは、自分なら、彼女が止められないのならまず彼女から手にかけたろう、と思う。

2012/03/30(Fri) 01時頃


【人】 採集人 ブローリン

[もっとも、誰も殺す気など、いまだに持てないのだが]

"I'm so sorry"

[そう書いて、グラスをあおる]

(133) 2012/03/30(Fri) 01時頃

ダーラさ…まさ…か…

[とっておきの酒に手を伸ばすダーラに息を飲む]


ブローリンは、軍人は、死のにおいには敏感なものだ。

2012/03/30(Fri) 01時半頃


【人】 採集人 ブローリン

[分隊長は止めるだろうか。
ブローリンは動かない。誰よりも、彼女が自分を許せまいと思うから、
止めるには遅すぎると思うから]

(137) 2012/03/30(Fri) 01時半頃

【人】 採集人 ブローリン

[はたしてそうだろうか。誰にもわかるまい。

自分にも村への遠慮はわかる。
だが、自分にしてみれば、村人が村人を手にかけねばならないのは、
哀しい事だ。戦地に死にに送る事と同意義に。
一人一人ではどうしようもないのかもしれない。

だから、彼はこの村を見る事を選んだし、自分はこの村を送る事を選んだのだ。
善と善がぶつかる戦争が、この村に死を呼んでいる。
どこにでもある、正解のない意見の相違が、今この村では死の上でぶつかっている]

(140) 2012/03/30(Fri) 01時半頃

【人】 採集人 ブローリン

[彼は結局何も言わず、何もせず。
ホレーショーに見せた紙は手帳からちぎらぬまま。
静かになった際、代金と一緒に、ホレーショーにメモを残していく。]

"彼女を眠らせてやりなさい。もうあなたは止まれまい。
そしてお許しください。自分にはあなたを止める気はないのです。
最後まで生きる事。それが償いだと、自分は思います。"

[独りで、酒場を出て行く**]

(141) 2012/03/30(Fri) 01時半頃

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