人狼議事


64 色取月の神隠し

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視点:


――秋月邸――

 あゃ。

[その誘い道に気付いたのはいつだったか。
間抜けな声を出して、まじまじその先を見つめる。]

 行きたいとは言ってはいないのだが…

[志乃の話を反芻して首を傾げ。]

 進む以外の道は―――…なさげだな。

[小さく溜息を吐いた。]


 うーむ。いきなりに居なくなっては皆が心配―――

[少し考えて。]

 しないかもしれないが。

[おい。]

 でも、せめて一平太君には何か残してあげたかったなぁ。


 …仕方ないな。
 とりあえずは、行くしか。

[歩みを進める。
戻る方法、それは今は解らないが。
向こうには父が居るはずだ。]

 探して、相談してみるか。

[やたら呑気に構えて、辺りを物珍しく見回し始めた時。
箏の調べが耳に届いた。]

 これは―――… 志乃君かな。
 
[その顔に浮かぶのは、眉根の下がった困ったような*笑み*]


何処かで小さな鈴の音が聞こえた気がして小首を*傾げる*


メモを貼った。


─ あやかしの里 ─

───……。

[こえが、聞こえる
静かに穏やかに問い掛ける声、聞こえる道理もないはずなのに]



…行きは良い良い、

        かえりは… こわい。

[とん。と、赤い手毬が小さく跳ねた。
ちりりと小さな鈴の音が鳴る。
童女は跳ね返ってきた毬を手に受け止めて、歌をとめた。
何にか、ふるりと首を一度横に振る]


……?

[そのとき。ゆうらり揺れる道の向こうのほうから、
箏の琴の音が聞こえてきた。
たおやかな調べには、懐かしむような響きがある]

だれか、きた…?

[彼岸の花咲く隠世の道。
あやかしの里と人の世を繋ぐ、狭間の道。
その向こう側に、陽炎のように、ぼぅと見えてくる人影がある]


……あ。おじさん…?

[最初に分かったのは、あの眼鏡。
やがて見えてきた人影に、童女は以前と同じき声を上げた。

赤い着物に小さな赤い毬。黒髪には狐の面が括ってある。
遠く賑やかに響いて渡る、祭りの囃子。
あたかも人の子の里と、変わらぬとでもいうように。

ただ人の目に明らかにも違うのは、
童女の黒の双眸が、ひとつの大きな目に変わっている*こと*]


メモを貼った。


 ――――彼岸花ばっかだなぁ。
 
[きょろきょろしながら進む狭間の道。

その独特の、怪しくも幻想的な雰囲気が何故か台無しになるのは、この惚けた半妖眼鏡のせいに違いない。]

 おぉ…金木犀発見!
  ふむふむ。
 一見彼岸花だけに見えるが別の花も生息しているのか。

[始終このような調子で。
何かを見つけては腰を下ろして観察し、だらだら進む隠世の道。

―――――そうして。

強制的目的地に辿り着けば一人の童女に声を掛けられた。]


 おじ…

[がーん。]

  な、何故だ?!

[こちらでも、己の認識は"おじさん"なのか。
童女の言葉に頭を抱えつつ、その姿を見つめる。

赤い着物に切り揃えられた黒髪。
記憶に残るそれよりも、やはり目を惹いたのはその大きなひとつ目。]

 な、なんと君はかの有名な一つ目小ぞ―――

[言いかけて。]

 女子だ、な。

[訂正した。]


 一つ目は小僧だけなのじゃないのだなぁ。

[ひとりでうんうんと*感心している*]


メモを貼った。


[ゆらゆら揺れる彼岸花。
赤に彩られた向こうから、何やら惚けた人影が現れた。
童女は手毬を胸に抱き、じいとそちらを見つめている]

おじ…  ……

[があん!と頭を抱える”おじさん”に声を掛けかけた。
その言葉が途切れたのは、おじさんの言葉の所為]

……、小僧じゃないもの。

[むうとむくれて、僅かに口を尖らせた。
むすりとしながら、男が怯えていないことにもふと気づく]


仁右衛門の表情をじい。と見つめて、


…ねえ、おじさん。怖くはないの?
ここはもう、ヒトの住む場所ではないのに。

[ことりと首を傾ける。
ざわりざわりとざわめく、妖の気配。
高く低く響く祭りの囃子は、人の子らのものと良く似ている。
なれど里に集うは、人ならざるモノ。妖の里]

───わたしも、ヒトじゃないのに。

[どこか堅い表情で問い掛けた。
大きな大きな黒い目が、探るように仁右衛門を見上げている]


メモを貼った。


  あ、いや…だから、訂正したぞ?

[手鞠を抱いた一つ目童女がむくれる様に戸惑いつつも、真顔で反論する半妖眼鏡。

口を尖らせる仕草は人間の童女となんら変わらない。
大きな瞳が綺麗だなあ、とのんびり考えていれば問い掛けられて。]

  ぬ?怖がったほうが良かったかい?

[問いに問いで返しつつも、堅い表情を見せる童女の様子に気付けば、眼鏡の奥の瞳を穏やかに笑わせた。]

  いや…、怖くはないよ、私は。

  確かにここはヒトの住む場所ではないし、君もヒトではないけれど。
  私は君のことを知っているし。

[書物でだが。]

  あやかしが全て、忌むべき存在だとは思っていないしな。


  それに、私も…

[大きな瞳の中に映る己が悪戯っぽく微笑む。]




  ――――――ヒト、ではないしな。


……。

[じい。と慌てる様子を見上げる童女の口は、への字口。
小さな手毬をお守りのように抱いて、眼鏡の男を見つめた]

 … 、だって。

[ほんの僅か、童女の表情が揺れる。
眼鏡の奥の、優しい瞳の色に気づけば尚のこと、
泣きだすを堪えるような顔になった]


お座敷、いても。姿を見れば、みんな嫌うの。
お友だちも、みんな、逃げるの。

みんな……、  …。


   ……。こわく…、ないの?


[知っていると、男はいう。
書物でなどと思いもしないから、
どこかで似たようなあやかしを男も見たのかも知れない。
彼がまだ、ずうっと子どもの頃に。忘れた昔に。

正体を見せれば厭われる。
正体見せねば忘れられる。

いつもいつも。
子どもたちには、そうして忘れられてきたのだから]


…えっ?

[きょとんと、ひとつの瞳が大きく見開く。
悪戯めいた眼鏡の向こうに、
ぽかんと目と口を開いた、赤い童女の顔がふたつ映った]


 ……  …???


[むつかしい顔で、考え込む]


ヒトじゃない…? ??
でも、あやかし でもない…??


…??


─────おじさん、だあれ?

[ごく素朴な疑問に、おかっぱの頭が傾ぐ。
黒髪に括った狐のお面が、おかしそうに笑っていた]


【人】 琴弾き 志乃

─ 隠世への路 ─

 路はわかりますやろか?

[隠世へ続く道。仁右衛門を待っていた女は、彼の姿を見つけると静かに微笑んだ。
気怠さはおくびに出さず、いつもとらんら変わらぬ佇まいで箏を置く]

 隠世の入り口まで送って差し上げたいんやけど、
 うちの身やといろいろ不便で、
 センセにもご迷惑おかけしますから

 こちらの方が案内はしてくれますし、うちも現の方に見えやすいよう
 音で光を奏でますよぅ?

[芙蓉を招き彼女の手をそっと握る]

(5) 2011/09/16(Fri) 13時半頃

【人】 琴弾き 志乃

 センセの好奇心満たすものも多い思いますし
 お父上にもお会いできるやも知れませんなぁ。

 センセが望む大志もきっと…
 うちも、いずれはそちらに戻るやろうし、お父上とお母上の素敵な馴れ初め
 その時に聞きとう思いますんよ。

 勿論センセの素敵な馴れ初め話も…

[少し茶目っ気まじりに小さく舌を出して笑えば、着物を翻し
隠世へ向かうひとつめの音を*爪弾いた*]

(6) 2011/09/16(Fri) 13時半頃

【人】 琴弾き 志乃

 木の間より洩り来る月のかげ見れば
 心尽くしの秋は来にけり

[かつて名も知らぬ謡人がこんな歌を詠ったか
重なりつつも別つ浮の世は
現世と隠世の渡鳥
御霊が逢瀬を重ねつつ
生まれしは幻 秋の月]

 現の風の隙間から隠を照らすセンセの月は
 向こうの皆にどないな思いを運んでくれるんやろうね。

(7) 2011/09/16(Fri) 13時半頃

【人】 琴弾き 志乃

[逢魔の狭間で幾度と聞いた囁きでは
やれ騒がしいとか華がないとか言われていたか
あないにしおらしゅうて可愛らしい子捕まえて
それはあんまりやろうになぁ…と女は瞼を落とす]

 センセのお父上、蜃さんいうらしいんよ。
 シンさんにジンさん
 少し似とりますなぁ。

 ご苦労さまやなぁ。おおきにやよ。
 そや、芙蓉さん。
 沙耶と一緒やった言うとりましたけど、他の皆さんも一緒やったんやろか?
 何か楽しいお祭りの催しでもありましたん?

[仁右衛門を送り、芙蓉が戻ってくるまでそこに佇み、まずは労を労ってから、涼しげに彼女を眺めた]**

(8) 2011/09/16(Fri) 13時半頃

琴弾き 志乃は、メモを貼った。

2011/09/16(Fri) 13時半頃


 だって?

[言葉をなぞって、への字口のひとつ目童女を見つめる。
今にも泣きそうな、けれどそれを必死に我慢している顔。

屈んで、童女が己を見上げなくてもいいように視線を合わせて、ぽそぽそと話される内容に静かに耳を傾けた。]

 ―――…そう、か。
 寂しかったな。

[そっと、頭を撫でる。]


 でも……
 私は皆ではないと思うなあ。

[穏やかな優しい声で童女に告げる。]

 正体……そりゃあ、急に見せられたら驚くヒトが多いだろうが。
 本当に仲良くなって、その絆が本物ならば…

 ―――逃げないよ。

[断言する。]

  そも、見た目や姿形で逃げるような相手なぞ、此方から三行半突き付けてやればいい。な?

[だから、傷つく必要はない。
そして、どうか全てのヒトに絶望しないようにと心の中で願う。]


[己の言葉に大きな瞳が更に大きく見開かれれば。]

 はっはっはっ。

[無意味に胸を張ってみせる半妖眼鏡。

一つ目童女の考え込む姿を楽しげに見守る。
やがて、口にされる問い。]

 私は、秋月仁右衛門。
 それ以上でも以下でもないが。
 まぁ 少なくとも"おじさん"ではない。
 
[ここぞ、とばかりに訂正を試みた。]


メモを貼った。


――回想:隠世への路――

[歩き始めて少しした所で、待ち構えている影に気付いた。]

 解るも何も、これ一本道じゃないか?

[半分は妖怪―――その為か、誘い道ははっきり見えていて。
掛けられた志乃の言葉に苦笑する。]

 送って差し上げ…あの、だな。志乃君。

[彼女は己が意志を誤解している。けれど。]

 ――――…はぁ。

[こうなってしまっては訂正するのも憚られて、一方的に話される内容に耳を傾けつつも小さく溜息を零した。]


 ……そうだなぁ。
 向こうは私の知らないことの方が多いのだろうなあ。

 ああ、勿論父は捜すつもりだよ。 
 その時に、色々相談してみようと思っている。

[馴れ初め話が聞きたいと言われれば。]

 はは。やはり興味を持っていたのか。
 ああ、構わんよ。

 私のは――――…参ったな。

[舌を出して無邪気に微笑む志乃に照れたように頭を掻いた。]


――――いや、よく来てくれたも何もだな。

[芙蓉に会えば、志乃の時と同じように苦笑する。
驚いたかと問われて、初めて芙蓉が妖なのだという思考に思い至った。
半妖眼鏡にとって、誰が妖であるか等はそれ程重要ではないらしい。]

 ああ、そういえば。そうなるのだよなぁ。
   
[呑気に応えつつ、世間知らずな様子だった屋台での芙蓉を思い出して、心の中でひとり納得する。]

 ほうほう、いいところ、なのか。


[一方的に連れて行かれる身としては、そのように言われても複雑なのだが、全く自覚がないらしい志乃と芙蓉を責める気持ちにはなれない。
女子だし。
おそらく、辰次だったりしたら散々だったろう。

後で此方に来るというし、その時に話をしようと今は言葉を呑み込む。]

 生きるということは、人、妖関係なく大変なことだと私は思うな。
 だから、半妖である、ということは関係ない。

 まぁ、私はそれなりに楽しく*生きていたよ*

――回想:了――


─ あやかしの里 ─


 ────……〜〜〜〜


[ぽんと頭に置かれた手が、暖かい
視線を合わせて話しかけてくれる声が、暖かい。
暖かくて、暖かくて、じんわりとした塊が、
喉をせり上がって目からぽろりと零れて落ちる。

ぽろ、ぽろ、ぽろ。
大きな黒い一つ目から、ぽろぽろと雫が零れて落ちた]


……じゃ、ないかなあ。
あさも、逃げないでくれるかなあ。


おだんご…っ、いっしょに食べなさいねって…


[たまこにおまけをしてもらった、お月見団子。
未だ大事に大事に、手の中に抱えてある。
ぎゅうと目をつぶると、一層ぽろぽろ涙が零れた。
朝に貰った大切な狐のお面は、今も黒髪に括っているけれど]


[お里について、はぐれた鏡写しのもうひとり。
鏡写しではなくなってから、恐れて探しに行けずある。
朝顔が心細い思いをしていないかと気がかりだけれど、

───この姿を嫌われるのは、一層怖い]


…っ、えぐ…っ…

おじさん、じゃ、ないの?
あきづきじんえもんは、おじさんじゃ、ないの?

[鼻をすすり上げて、ぐちゃぐちゃになった顔で、
目の前の眼鏡の”あきづきじんえもん”を見た。
真剣な顔に、ほんの少し、小さな笑みが浮かぶ]


……へんなの。


[おじさんに、以上も以下もないのに。
そんな言葉は、盛大にすすり上げた鼻に紛れて*消えた*]


メモを貼った。


メモを貼った。


 うぉ?!
  ど、どうした?
 頭撫でられるの嫌だったのか?!

[童女の大きな目に雫が溢れだすのを見ればあわわと慌てて。
頭に乗せていた己が手を離そうとする。]

 あさ…?

[あの時、一緒に居た子だろうか。]

 その子はヒトなのかい?
 一緒に此処に来たのかい?


[ぽたり、ぽたりと大粒の滴を零しながらも話される内容に確認を入れる。
双子――ではなかったが、ふたりに出会った時に名前を右から左に流していたからだ。

童女の涙に動揺して、やたら疑問符ばかりになっていることに眼鏡は気付いていない。]

 団子……私も食べたいぞ。

[ぽそり。]


 あ…ああ。 おじさん じゃないぞ。

 あきづきじんえもんは、おじさん じゃない。
 あきづきじんえもんは、永遠におにいさん だ。

[しゃくり上げる童女に対して、何を言っているのか。
まるで洗脳のように、繰り返して念を押している。
どさくさに紛れて、変なことも言っている。

きっと恐らく多分、あたふたしている所為なのだろう。]

 ―――全くもって、へんじゃないぞ?

[童女の顔に笑みが浮かべば、眼鏡の顔も自然と*綻んだ*]


【人】 琴弾き 志乃

>>12
 まあ、手妻もあったんや。
 うち、昨日は見てへんから今日来たんやろか?
 胡蝶の舞やってくれたんかなぁ?

 ああ、ぬ…藤之助さんと一緒なんや。
 二人並んでたら映えますやろな。
 日向さんにも介抱してくれたお礼言わなならんしな…

 話し……

[芙蓉の話に小さく頷いていた女だったが、“話”と聞いたときには少し身を強ばらせたか。少し悩んだような表情を浮かべ、口を開きかけた時に、するりと箏が彼女の腕に収まった。吃驚して目を丸くはしたが、不満を漏らすでも嫌がるでもなくただぼぅっと芙蓉を見上げ、最後には小さく頷いた]

 おおきに。落とさんといてな。

[芙蓉に笑みを向けてから歩き出す]

(20) 2011/09/16(Fri) 20時頃

琴弾き 志乃は、メモを貼った。

2011/09/16(Fri) 20時半頃


志乃は、芙蓉に、「無茶なんかしませんよぅ?」と口を尖らせてみせた

2011/09/16(Fri) 20時半頃


【人】 琴弾き 志乃

>>21
 胡蝶の舞あるとええなぁ。
 蝶の折り紙がが本物の蝶々のように舞うんよ?
 ひらひら白ぅなぁ。
 ヒトなのにえらい器用やなぁ思うて感心しましたんよ。

[手妻小屋を潜りながらうきうきとした声を返す]

 沙耶も普段身体強ぅない言うてたからなぁ。
 せやなぁ、疲れとぅ時は甘い物ええやろね。
 いろいろは落ち着いてからやろね。

 なぁ芙蓉さん。沙耶もなんか力とか持ってるんかしら?
 センセや、龍っつぁんが言ってたあの子みたいな。
 沙耶だけちゃうなぁ。日向さんも持ってるんかもしれん。その他にも……

 この村の人ら、どんだけおるんやろな?
 持ってるヒト

(24) 2011/09/16(Fri) 21時半頃

志乃は、小屋からでてきた沙耶とぶつかりそうになって吃驚している

2011/09/16(Fri) 21時半頃


【人】 琴弾き 志乃

>>25
 あ…えっとえっとなぁ
 ちゃうねん
 ちゃうねんよ……

[しどろもどろなのはこちらとて同じ、ましてや直前に当の本人の話をしていたところだ。暫し目を泳がせて、ゆうに三周半くらい小屋を泳がせた頃に]

 おはよぅ。沙耶。
 疲れてる聞きましたんよ。
 芙蓉さんと一緒に甘味でも如何やろか?

[一切合切投げ捨てて、普通に挨拶した]

(27) 2011/09/16(Fri) 21時半頃

【人】 琴弾き 志乃

 沙耶は好きな甘味とかあるんかな?
 菊屋さんおは何食べても美味しい思うたんやけど
 あいにく昨日は笹団子なくてねぇ。
 
 うちはお団子どれも好きなんやけど、
 笹団子が一番好きでねぇ。
 
[動揺からそそくさと二人の手を引いて歩きながら]

 そうや、疲れてるいうて聞いたんよ。
 お加減悪ぅなりそうやったらうち送っていくからね。
 無理したらあかんよ?

[昨日、話の途中で寝てしまった本人がそんなことを口走るのもやはり動揺のせい?]

(29) 2011/09/16(Fri) 22時頃

【人】 琴弾き 志乃

……!
[先程ぶつかれそうになった時など比でもないくらいに、目を見開いて、彼女の囁き>>32を聞く。ゆっくりと首を回して彼女の顔を眺めながら]

 半分…ここでは聞こえない声ですのん?

[目は穏やかなまま、けれど彼女の顔から視線ははずせずに小声で返す]

 ほな、身体が悪ぅて家あまり出られへん言うてたんも
 半分こさんが出てったからなんやろか?

[虚空を眺めるように一点を見つめ]

 うちも疲れてるんちがうんよ?
 んー昨日は疲れてたかもやけど

[苦笑を向けられれば常と変わらぬ朗らかな笑みで向かえた]

(35) 2011/09/16(Fri) 22時半頃

【人】 琴弾き 志乃

[想像すれば難くはない
きっと聞いていたのだろう。声なき声のその詩を
音なき音の箏の音を]

 あのね……沙耶

[言いづらそうに紡ごうと口を開きかけた瞬間に『芙蓉さんが…』と紡がれる。>>42
はっとして口を噤むも同じ刻。気まずい空気の漂う中、促されれば無言でこくんと頷いて。彼女の傍らで歩を進めた]

(46) 2011/09/16(Fri) 22時半頃

【人】 琴弾き 志乃

[奥まった席に腰を下ろし何かを注文したはずなのだけど>>49、そんなこともどこか上の空で]

 あ、あのね沙耶
 その沙耶が聞いたいう話って、
 うち以外にも話してる人の声とか
 聞こえたんやろか?

(51) 2011/09/16(Fri) 23時頃

【人】 琴弾き 志乃

[囁かれる異の調べは女にももちろん届いていた。
縁のない者へ哀れむ気は毛頭ない。
藤之助を傷つけた者達など首を撥ね六条河原に並べてやろうと酷く憤慨したものだと……嗚呼あの頃は女も幼かった

月日は巡り、人の世に交わり過ぎた今でも、身も知らぬ者にかける思いはない。けれど……

沙耶の言葉を聞いた今、ひとつひとつの囁きにびくりびくりと酷く狼狽している自分にやるせなさがこみ上げてもいた]

(53) 2011/09/16(Fri) 23時頃

【人】 琴弾き 志乃

 あ、ええんよ気にしてないから。
 不思議な話やなぁ思うて聞いてたんよ。

[目の前で手を振っても見せたが、表情は終始晴れないままで]

 へぇ…自分たちがヒトじゃないみたいな話やったんかぁ。
 沙耶はそれ聞いて怖いとか思うたん?
 ヒトじゃないみたいな話って想像つかんけど。

(55) 2011/09/16(Fri) 23時半頃

【人】 琴弾き 志乃

[運ばれた茶菓子に目を落として、じっと沙耶の話を聞く。ちょっと怖いと聞けば、唇をぎゅっと噛みしめて、それから意を決したように重い口を開いた。]

 二つ聞きたい思うんよ。沙耶。

 うちがもう長くおられへん言うたら
 ちょっとでも悲しい思ってくれます?

 ……それから、沙耶の聞いたいう夢の話が本当で
 うちがヒトちがいます言うたら怖いです?
 そんなんもう友人ちゃう思います?

 怒ります? さっさと居のうなれ思います?

(65) 2011/09/16(Fri) 23時半頃

…ううん。

[ふるふると童女がおかっぱの頭を振る。
離れようとした手の、着物の袖を小さな手がぎゅっと掴んだ
そうじゃない。と、頭だけをもう一度振る。
少しの間、そうして袖をぎゅうと掴んだまま俯いていた]


朝はね、朝顔っていうの。
ヒトの子なの。

わたしが、ここに連れて来ちゃったの。
…一緒に、いたかったの。

[だから、と言葉を継ぐ間、仁右衛門の声に顔をあげる]



…?

あきづきじんえもんおじさんも、お団子欲しいの?

[きちんと名前を全部呼んで、ことりと首を傾げる。
ほんの少し考えるようにして、頷いた]

じゃ、朝と一緒に草団子分けてあげる。
だから、一緒に食べよ?


月見団子と一緒にくるんである草団子を仁右衛門に示し、


……。
あきづきじんえもんって言っても、おじさんはおじさんなのに。


 ───やっぱり、へんなのー。


[柔らかな眼鏡の奥の笑みに釣られるように、
童女の笑顔も大きくなった。
涙のあとは残したまま、くすくすと次第に笑い声が広がって*行く*]


メモを貼った。


【人】 琴弾き 志乃

 おおきに…おおきにな沙耶

[語気を荒げて目に涙を浮かべてそう言ってくれる彼女に、女の唇が震えた]
 
 居なくなったりはせんのやけどな。
 現世では、うちもう長ぅ話もできんけどよ。

 けど、うちもう少し沙耶と話がしたいんよ
 沙耶を知っておきたいんよ。
 ちゃんとな友と思って貰えるようになりたいから。
 永久に友や思うて欲しいから

 さっき、怖い言うた連れて行く…やないねんけど
 うちが暫く話せる世。
 隠れ世に少しの間でええから一緒に来てくれんやろか?
 帰りとぅなったら、うちがこの身に代えて帰すから。

 それで、うちをもっと知ってくれて
 それでかまへん思うてくれるんやったら
 うち(箏)を預かってくれんやろか?

(77) 2011/09/17(Sat) 00時頃

【人】 琴弾き 志乃

[ゆっくりと立ち上がる]

 嫌やったら忘れてくれてええ。
 せやけど今の話聞いてまだ友達や思うてくれるんやったら
 一緒にきてや。
 現でできる最期の約束果たします。

 約束したやろ? 箏教えるて

[差し出される手。取ってくれたのなら、二人で見た月見の場へ向かうだろう。
途中日向と出会い、何かを聞かれたなら、おそらくはそれに応えたことだろう。
付いてくるのを嫌がることもないだろう]、

(78) 2011/09/17(Sat) 00時頃

【人】 琴弾き 志乃

 おおきに……

[手を取ってくれた沙耶に、女は深々と頭を垂れながら涙した。
そういえば昨日もそうだった。九十九とてヒトのように涙できる
……それは千年の刻をヒトの世で歩んだ末
ヒトに染まったからなのかもしれないが]

 永く永く生きていたんよ?
 ヒト相手に友言うたんは沙耶が初めて
 うちの身はこの箏やから、うちが選ぶとかはないんやけど

 だからやろうね…沙耶の元に置いておいて欲しい
 箏からヒトへお願いなんかしたんは。

[秋晴れの空の下。女は謳う]

 嗚呼ええお月様や……隠世は今でもお月様が見えるんよ。
 すぐ見せたるからね…箏の音の色もお月様も

(90) 2011/09/17(Sat) 00時半頃

【人】 琴弾き 志乃

[空は未だ秋晴れで お天道様の光が煌めく
天高く鳥は飛び 金色にたなびく稲穂の群れ
やがて友の手に自らを携えれば
爪弾き響く箏の調べに
異の月が顔を出す]**

(93) 2011/09/17(Sat) 00時半頃

琴弾き 志乃は、メモを貼った。

2011/09/17(Sat) 01時頃


――あやかしの里――

[離そうとした着物の袖が掴まれる
頭を振り、俯く姿にその意は理解して、再び手を頭にぽふっと置いた。]

 ――――…連れて、きちゃったのか。

[童女の言葉に眼鏡の奥の瞳が揺れる。
互いに全てを話した上ではないことは、短い応えながらも察せられた。]

 あのな――…

[一瞬目を伏せるが、直ぐに向き直り。
真っすぐにそのひとつ目を見つめる。]

 聞いて、呉れるかい?


[一緒に居たかったと言う気持ちが全く理解出来ない訳じゃない。
寂しかったのだろうと先程の話からも。
けれど、此の侭では駄目だと。
相手が童女であっても、きちんと話そうと。
本当の意味でヒトと妖が歩み寄れる切欠になればよいと。
そのお互いを"知り"合う為の種を撒くつもりで口を開いた。]
 
 君が、本当に朝のことを大好きなら――――…

  何も話さずに勝手に連れて来てはいけない。


[瞳の穏やかさは変わらぬまま、ゆっくりゆっくり話を続ける。]
   
 君を、君達をヒトが恐れるのは、彼らがあまりにも君達を"知らない"からだ。
 知らない、と言うことは時に恐怖を生み、あらぬ想像を作り出してしまう。

 例えば今回のように、ヒトを一方的に連れてきたりすれば、残された彼らはまた、そのことに恐怖し、君達を誤解してしまう。
 
 朝にだって、君とは別の朝の世界がある。
 だから、その彼女の世界と一方的に別れさせるというのはいけないことだと、私は思う。
 
 君だって、朝が悲しむ姿は見たくないだろう?


[黒髪を優しく撫でる。]

 先程も言ったが、本当に仲良くなってその絆が本物ならば、その相手は絶対逃げない。
 君がそれ程までに慕う朝なら、きっと君の正体を知っても逃げなかったと思うよ。

 君が朝を信じて全てを話し、その上で二人が此方に来ることを選んだのなら、私は何も言わない。
 そうであれば、おそらく朝も心残りのないように動くだろうから。

[撫でていた手を肩に置く。]

 …私の話していることが解るかい?
 
 本当に相手を想うということは、己の気持ちよりも先に、相手のことを一番に考えるということ。

 だから―――――  

[柔らかく微笑む。]

 朝を見つけたら、きちんと*謝ろうな*  


[その後、童女から共に団子をと言われれば嬉しそうにして。
けれど、己が呼び名から如何しても"おじさん"が消えないことにがっくりと肩を落としたのだった**]


メモを貼った。


琴弾き 志乃は、メモを貼った。

2011/09/17(Sat) 01時半頃


【人】 琴弾き 志乃

─ 隠世の道 ─

 こっちの手はここ押さえて、こっちの手で弾くんよ。
 丸爪ちゃんと持った?
 ん…ええよ。
 ……ちぃっと吃驚するかもやけど堪忍な。

[沙耶の手に自らの手を重ね、弦の先へゆっくりと誘っていく。
拾参の弦が並ぶその最初の壱つに爪を当てさせ、ゆっくりとゆっくりと弾かせる

刹那妙なる調べと共に
── 世界がぐるりと歪んでいく

沙耶には見えただろうか?

空には真昼の月が
黄昏を待たぬ立待月が
荒涼たるすすき野の薫りを奏で
熟した果実のような甘さを纏う
常の世を照らす異形の月が]

(108) 2011/09/17(Sat) 01時半頃

【人】 琴弾き 志乃

 ── お月様は同じでも
 見せるお顔は異の顔──

『其れは戦で亡くした夫を偲んで奏でる女の哀悼歌』
『其れは恋焦がれた貴族の男に捧げようと少女が一所懸命に綴った純愛詩』
『それは神仏への敬愛を奏でた男の奉納の調べ』
『それは世を憎みそして儚んだ老婆の呪詛の旋律』
『それは ソレハ──』

[まさしく無数の思念の果て
常に見下ろしていたのは月の影
私は見上げる
悲しみも憎しみも愛情もすべてすべて
流れた思いの音色を現の世に
揺れた思いの音色を隠の世に
私は思いを奏で征く
千の刻を奏で征く]

(109) 2011/09/17(Sat) 01時半頃

【人】 琴弾き 志乃

 うちなぁ、たくさんのヒトの思い見てきましたんよぅ?
 ええことも よぅないことも見てきましたんよ?
 せやけどね。
 ええことも悪いことも、思いは思いなんですよ

 音は言のない葉脈なんですよ。
 思いがあるから音は綺麗なんですよ?

 うちはそんな音の世界に生きています。
 ヒトの思いを奏でるためにずうっと……

 そして今度は貴方の音を…思いを奏でたいと
 思うてますんよ。

 おおきに…おおきにな沙耶

(110) 2011/09/17(Sat) 01時半頃

【人】 琴弾き 志乃

[現の世に響いた箏の音は
やがて小さく小さく消えていき
いつしか、二人のいた岩台には
ただただ吹き抜ける秋の風だけが
乾いた音を奏で続けていた]**

(111) 2011/09/17(Sat) 01時半頃

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