229 流水花争奪鳥競争村
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ラルフは、アマルテアを、後はまっすぐというところまで送り届けて見送る。
sin 2015/07/08(Wed) 22時半頃
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[紅茶を煎れる間>>1:174 サンドイッチを見る彼女を見て ふっと緩まる視線が]
………。
[きもいの単語ににっこり細まる>>1]
(54) sin 2015/07/09(Thu) 01時頃
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アマルテアは、僕の仕事知ってる?
[膝に頬杖を付きながら笑って尋ね]
神殿料理人。
前菜は僕が作ってます。
毎日。
(55) sin 2015/07/09(Thu) 01時頃
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好き嫌い、アレルギー、湯で加減の好みまで 完璧に把握してるからね? 中途半端に好きじゃないもの混ぜるわけないだろ。 [職人としてそのへんは譲れない。 溜め息に作り笑顔を解して小鍋に向かう]
(56) sin 2015/07/09(Thu) 01時頃
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[好きだから、背中を押したただそれだけ>>3]
…。
[ず、と紅茶を啜る] [彼女の様子を見れば、すぐに。判ってしまったから] [あきらめないと言った言葉はそっと仕舞った]
[しばらく、 唸ったり顔を埋めたりする様子は 視界の隅に入れるだけ]
(57) sin 2015/07/09(Thu) 01時頃
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ん?
[拾ってくれる? 問われて視線だけ彼女に向く>>6]
いいよ。
[さらりと言う。 だって、拾ってあらかた集まったら きっとまた、何処へだって走っていくのだろうと
僕が好きな アマルテア・ウォレスはきっとそういう子]
(58) sin 2015/07/09(Thu) 01時頃
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[サンドイッチは小さく作ったから。 アマルテアが8切れ食べても いつもより少し多目に食べたくらい。
自分が作った食事をアマルテアが 食べる所を見る機会はなかったから新鮮で。
食べることより、頬杖をついたままつい眺めてしまう。 今度はきもいって言われても眉を下げて笑うだけ]
(59) sin 2015/07/09(Thu) 01時頃
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あー… うーん、 そうだねぇ
[から笑いと、料理をしたいと言う様に>>9 教えてあげるよとは、もう気安く言えない。 青年は候補者だ。これからも、それは残る]
アマルテアがなんでもできちゃったら、 僕たちの職が無くなっちゃうからなぁ
無職はつらいなぁ
[わからないでもないんだよ。と、苦笑を添える]
(60) sin 2015/07/09(Thu) 01時頃
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…うん。 どういたしまして。
[ごちそうさまと>>10 伝えられる言葉の数々>>11>>12 ちゃんと受け取ったよと 彼女が背を向ける前に見せる瞳。
紫陽花の花言葉は何だっただろう。 彼女の小さい足がサンダルを履いた>>13]
…
[振り向かない細い背を]
いってらっしゃい。
[にっこり見送った]
(61) sin 2015/07/09(Thu) 01時頃
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[そんな風に、別れた後に。
もしやと後を追えば案の定の迷子の姿。 それとなく枝を退けて茂みを踏んで。 行きと同じように行きとは違う距離で。 小径まで送り届けたのは蛇足の話**]
(62) sin 2015/07/09(Thu) 01時頃
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[アマルテアと別れた後、 いささか寄り道はあったものの、 青年は厨房にいた。
巫女ひとりが走っていて (途中までは見送ったけれど) それでおしまいという訳でもない。
荷をまとめ、待合室へ顔を出し、 終わりましたと侍女へ声をかけた。
厨房に顔を出すと、 すぐに白い仕事着へ着替えようとする青年へ、 料理長は夜から来いとだけ言った]
(233) sin 2015/07/10(Fri) 22時半頃
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[余した時間。 家に帰る気にはなれず、里の畔の湖で泳ぐ。 季節を問わず、深くへ潜れば冷たく横たわる水。
いつの時代からそこにあるのか。 湖底で眠る石造りの遺跡。 苔むす石肌に触れると静かな気配が伝わった。
長く水の中に居ると、 行き場のない熱が冷まされる心地。 いくらか冷めた体温。 畔の水面には僅かな時間だけ夕焼けが映っていた]
[仕事をしよう]
(235) sin 2015/07/10(Fri) 22時半頃
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― 夜 厨房 ―
はい、ここに。
[声を張ったアマルテアの前に、 厨房の奥から白い仕事着を着た青年が歩み出る。
連日のお祭りが明日からは祝賀に変わる。 厨房は明日からの仕込みで猫の手も借りたいほど。 ざわめいていた厨房がその瞬間ばかりは静けさを打つ]
…
[髪に咲いた大輪の花冠。 目を細めてから口元に小さな笑み。 前掛けで濡れた手を拭うと、 彼女から口を開くのを待った*]
(236) sin 2015/07/10(Fri) 22時半頃
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― 夜 厨房―
[いた、見たいな顔をされて>>237 あ、ほんとに知らなかったんだなと思う]
ん。
[昼間の礼へは短く頷いて。 差し出された花に瞬いてから 眉と口元が静かに下がる]
(248) sin 2015/07/10(Fri) 23時頃
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…。
(249) sin 2015/07/10(Fri) 23時頃
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うん。 そっか。 [言ってから、ぐ、と喉元に力が入った。 伸ばした指先が差し出された花を受け取る。 短い茎を握り込むのは大輪の花弁の下で]
う〜〜〜〜ん、 そっか
[困ったなぁって顔でうーんと言って、 しかたがないなあって顔でそっかと言った。 うん、ともう一度。しっかりと頷き上げた顔]
(250) sin 2015/07/10(Fri) 23時頃
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アマルテア。
[こっちを見てと促すように名前を呼んだ。 花を持たぬ方の手を上げる]
やるじゃん。
[どこか誇らしげ。 小首傾げて、指先ちょいちょい。 判るように上げた手を示して見せる。 ハイタッチの誘い*]
(251) sin 2015/07/10(Fri) 23時頃
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[ばっちーん!]
[手のひらがじぃんとする] [痛みがいっそ清々しくて、にっと笑みが浮かぶ]
はははっ
[笑って、それから。 明日からもと小首を傾げる彼女を見て]
甘えんじゃねーよ。
[笑顔でぷすり。 貰った花を彼女の髪に差し返す]
作るけど。
[むすりとした顔はすぐに笑みに解けて]
(271) sin 2015/07/11(Sat) 00時頃
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僕は君が好きだ。 ずっとずっと好きだった。
[幾度も繰り返した言葉。 ここで、もう一度だけ声にする。 花冠も視界に彼女を見詰める]
すっごい悔しいよ。
僕が、そこに立ちたかった。 一緒に、ご飯を食べたかった。
ただいまもおかえりも。 良いことだって悪いことだって。
僕が、一緒に居たかったんだ。
[言葉にすると冷ました筈の目頭が熱くなる。 笑ってたいのに、ぐっと奥歯を噛んだ]
(272) sin 2015/07/11(Sat) 00時半頃
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でも―― 君を好きで、後悔なんてしていない。
(273) sin 2015/07/11(Sat) 00時半頃
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[言葉を区切り息を吸った] [空気と一緒にいろんな思いが綯い交ぜで] [胸一杯に吸い込んだ]
(274) sin 2015/07/11(Sat) 00時半頃
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ありがとうございました!!!!
[厨房の外まで響く] [声は腹から、勢い良く深々と下げた頭]
[ややあって、上げた顔と伸びた背筋]
以上。 ご清聴ありがとうございました。
[最後の最後にふわりと浮かべた笑み**]
(275) sin 2015/07/11(Sat) 00時半頃
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ラルフは、アマルテアの、お肉食べたいコールにぐっと親指を立てて見送った。
sin 2015/07/11(Sat) 01時頃
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― 夜 厨房 ―
[ぐっと親指を立てたけれど]
肉料理かぁ…
[アマルテアが去った厨房で苦笑する。 料理長に頭を下げて朝食の担当に回してもらう。 巫女直々の声もあって、 反対の声が上がらなかったのは幸いだ。
朝にどんな肉を出すか。 食材のチェックから支度に入る]
(298) sin 2015/07/11(Sat) 03時半頃
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[熱気の籠る厨房。袖で額の汗を拭う]
[彼女の泣きそうな笑顔も] [淡い微笑みも] [奪った視線も噛み締めて厨房に立つ]
[もうお菓子を教えないだろうと彼女は言った。 今は、きっとそう。 彼女の隣にいるのは他の男だ。 候補者が気安く彼女の隣に立ちはしない。
目を閉じる。 想像をする。
彼女が迎える朝に。 彼女と朝を迎える誰かを。
そこに添える一枚の皿を脳裏に描く。 最高の朝に最高の朝食を届ける。 それが仕事だ]
(299) sin 2015/07/11(Sat) 03時半頃
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― 朝 厨房 ―
[厨房は相変わらずの忙しさだ。 朝も早くから厨房人だけでなく、 使用人もぱたぱたと出入りをする。 それもそのはず、 公式な知らせが来てからが祭りの本番だ。 しばらくは休む間もなく忙殺されるだろう]
ああ、リッサ。 おはよう、いいところに――
[ちょいちょい、手招いて]
(300) sin 2015/07/11(Sat) 03時半頃
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[極力脂を落とした赤身の肉。 仕上がりはレアに外は香ばしく焼き色だけつけた。 小さく切った一切れをリッサの口に入れる]
…重くない?
[咀嚼する様子を見守り心配そうに尋ねた。 感想を神妙な顔で頷き受け取る。 美味しいと聞こえたならばほっと顔が綻んだ。
一段落したらパンケーキでも食べようと、 これから多忙な日々を励まし各々の仕事に戻る]
(301) sin 2015/07/11(Sat) 03時半頃
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[朝、アマルテアのリクエスト通りに肉料理が並ぶ]
[郷土料理と祝いの食事が続くであろう彼女らへ、 今朝は肉を使いながらもさっぱりと食べられるものを。 いつもより一皿多く用意した。
鮮やかなレアの赤身は脂も血汁も控えめに。 肉は少量。食べやすいように小分けにカット。 付け合わせはみずみずしい水菜と 森でとれた新鮮な生のマッシュルーム。 塩胡椒とオリーブオイル。絞ったライムで香りをつける。
薄くしっとりと焼いたクレープ生地は甘さを控えめ。 肉と付け合わせの野菜を巻いても、 甘く潤う果実を巻いても合うように仕上げたもの。
肉も野菜も果実も。地のもので。 いままでも、これからも。 彼女らが住まう里の食材を料理にして届ける]
(302) sin 2015/07/11(Sat) 03時半頃
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[さて、どうだっただろうな。と、
食事に居合わせないことが常の料理人は 厨房裏手の木陰のベンチに腰を下ろす。
前髪を揺らす風が心地よい。 朝餉の匂いの向こうに水と石の匂いがする。 遠く神殿の喧噪を聞きながら、
夜通し仕事の疲れに身を委ね、 今はうつらうつらとひとやすみ**]
(303) sin 2015/07/11(Sat) 03時半頃
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― 演説の日 ―
[彼女の演説の間は 忙しなく働く使用人すら手を止める。 神殿の広場を囲うように並ぶ屋台。 演説の後のお祭り騒ぎの支度に かり出された青年もその中のひとり。
集まる人々の熱気は開会式を思わせる。 青年は声を張らず、人垣を隔てて彼女を仰ぐ。
そこはもう 涼しい風ばかりがある訳ではなさそうだ。 細めた瞳に浮かぶ笑み。 ちくりと、その痛みは抱いて行こう。 大好きな君に幸あれと。 白い服の胸元に宛てた手のひら。 祈りを篭めて深く、頭を垂れた]
(441) sin 2015/07/13(Mon) 07時半頃
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[休む間もなく祭りは続き]
[ようやく一息つく頃の厨房は、 祭りの後というより、戦跡の風情。 精も根も使い果たした男達は 持ち回りで休暇をとることになる]
[降って湧いた仕事のない時間の使い道。 しばらくどうしたものかと持て余した後、 夜に教科書を開かず地図を開いた。 コンパスで距離を測って線を描く]
(442) sin 2015/07/13(Mon) 07時半頃
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[パンケーキの約束は休暇の前。 大人げなく目一杯全力で作った 冗談みたいな山盛りパンケーキの前で 名前を呼ばれて、フォークを止める。
普段通りの呼び方に油断したから、 前置きにきょとりと瞬いてから すっと、姿勢を正して向き直る]
(443) sin 2015/07/13(Mon) 07時半頃
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[かけっこの勝敗。 半々くらいだと記憶していた]
[バレンタインの玩具の話。 運がいいねって言葉を覚えてる]
[みこさま。みこさま。繰り返しの呼称も、 昔と違って噛まなくなったのだなと思う]
(444) sin 2015/07/13(Mon) 07時半頃
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[ひとつひとつ。 リッサを遮らないように頷き聞きながら。 知っているようで知らなかった幼馴染みの本音を知る。
思えばいつからだろう。 つらいことを誰かと分かち合うことをしなくなった。 それはかっこわるくて恥ずかしいと、 そんな風に頑なに思っていて――
だから、 わけわかんないよねって困り笑いへ。 別に下げてるわけじゃないけど 下がってる眉で静かに首を横に振った]
(445) sin 2015/07/13(Mon) 07時半頃
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…
[比較対象にされたことには、 現金さに思わずくすりと笑みが漏れた。
誰も見ていないと思っていた。 想いを寄せた彼女でさえも。
そっか、と思う。
短く伝えられた言葉が、 少し照れくさくて、 ありがたくて。
誇らしげな顔へふっと浮かんだ笑み]
…うん。
[ちゃんと聞いていたよと頷き容れ]
(446) sin 2015/07/13(Mon) 07時半頃
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僕はさ。
リッサがごはん美味しく食べるとことか。 ほっとして、いつも勇気を貰っていたよ。
またねって。
[もう神殿に戻れないと思ったあの日も]
いつも。 勇気を貰ってたんだ。
[紅茶へのささやかな気遣いは知らないけれど。 いつも勇気づけてくれて。 紅茶を居れる手元が覚束なかった筈なのに、 いつの間にか一人で立っている女の子を見る]
(447) sin 2015/07/13(Mon) 07時半頃
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…ありがとう。
[恥ずかしかったけれど、 誤摩化したそうな空気も判ったけれど。 顔は逸らさず、下げ眉はにかみながら伝える言葉。
いつかの手紙に描いた笑顔は三つ。 アマルテアより身近に居た気がするのに、 やっと、三つ並んだ気がして。
うれしくなって笑うんだ*]
(448) sin 2015/07/13(Mon) 07時半頃
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[パンケーキの阿呆みたいな甘さの後で。 リッサに教える紅茶講座は甘さ控えめ]
(514) sin 2015/07/13(Mon) 23時頃
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[今度は子供染みたごっごにせずに。 茶葉を踊らせる意味や、 カップの拭き方に至るまで細々と教える。 一通り手順を説明し終えれば、 彼女のノートを綴じさせて、 あんちょこなしで作らせる]
これはどうして水っぽいと思う?
[一口味を見て脇へ寄せてを何度か繰り返し、 味も色もまばらに冷めた紅茶。 改めて飲み比べながらの検討会]
復習しておいて。
[はい、とノートを手渡して、 今日の終わりに美味しい紅茶を煎れた]
(515) sin 2015/07/13(Mon) 23時頃
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明後日から休暇を使って旅行に行くから、 次回は来週かなぁ
[講座を終えての一休み。 リッサの前にオレンジフレーバーの紅茶を置いて。 自分は立ったままマグで珈琲を飲む]
墓参りがてら、 寄り道しながら北上しようと思ってさ。
[リッサも休暇ならどう?と、誘う。 すっかり打ち解けた気分の気安さ]
(517) sin 2015/07/13(Mon) 23時頃
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[それからノートの切れ端を貰い簡単に地図を描く。 書物と伝聞でばかり知る町の名前と文化を挙げ、 もちろん食べたいものなども一緒に挙げる。 話す口元には小さな笑み。 楽しげに点々とつけた印は北の方で終点だ。
巡礼地としては割と有名な草原の地]
もうなんにも無いみたいなんだけどね。
[ぽつりと言って、眉を下げて笑った]
(518) sin 2015/07/13(Mon) 23時頃
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― 旅先で ―
………。
[食べてみたいと確かに言ったけれど。 いざそれを前にするとなんとなく真顔で見守る]
あおい…ね…。
[差し向かいで座る店の一角。 さっきからリッサと青いしか言っていない気がした]
[マリンブルーの絵の具でもぶちまけたみたいなスープ。 ごろごろと形もまばらな豆と芋が無造作に浮かんでいた]
(519) sin 2015/07/13(Mon) 23時頃
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[どうして一人一皿頼んでしまったのだろう。 いや、眺めていても減りはしないし、 むしろ具材がどんどん青く…] [ままよっ] [心の中でそんな言葉を叫んだのははじめてだ]
????
[…おい しい ? ような ? 騙されている気分になる。 顔を見合わせて皿を見詰めて首を傾ぐこと数回。
そのうちに味よりもおかしくなって笑い出してしまう。
食事の後で、べーと舌を出した。 笑みに零れた歯まで真っ青だった。 夜はよく歯磨きをした]
(520) sin 2015/07/13(Mon) 23時頃
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[花の都は文字通り花の降る都。 上空高くにある空中庭園から、 花びらがこぼれて家々の屋根にも 煉瓦の道の脇にも降り積もる]
――――。
[しばらくぽかんと口を開け見上げる。 この都では庭園で花を育てて降らす仕事があるらしい。 ひらひら見上げる間も遠慮なく 積もる花びらにくしゅんとくしゃみをした]
(521) sin 2015/07/13(Mon) 23時頃
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[水路巡る街では迷子になりすぎた。 次の目的地まで運ぶ船の出港時間ぎりぎりだ。 停泊する小舟の道を乗り継ぎ先を急ぐけど]
リッサ、足下、あぶな――
[い、から気をつけてと。 言う自分が足を踏み外して水路に落ちて船が出港した。
土産屋で買った I ♡ MIZUNOMIYAKOのTシャツ姿。 髪はまだずぶ濡れ青年が地図を広げると、 旅慣れたリッサが次の経路を探す]
(523) sin 2015/07/13(Mon) 23時頃
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[乗り合い馬車の旅はのんびりと。 馬車弁なるものが停留所毎に売っていた。 遊びつかれと満腹にごとごとあぜの道中昼寝をした]
[夕暮れ。木立の隙間から緋色のカーテン。 北に進むほど涼しくなる気温と茂る針葉樹。
[夜は踊る火の粉とフォークロア。 足がもつれるまで踊って笑って。
現地の人と深めた親睦に 木彫りの変な仮面を貰った。 被ると臭い。何故か腰みのまで貰った。
くだらないものでリュックが膨らむ。 くだらないことが足どりを軽くした]
(525) sin 2015/07/13(Mon) 23時頃
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[そんな風に長いような短いような旅をして。 [ぽくぽく、ラバで向かうのは終着地]
このへんの風習でさ。
[最寄りの観光地で借りたラバは、 人馴れてしていて大人しい。 言いながらたてがみを柔く撫でる]
成人になると馬を貰うんだ。 一人で何処へでも行ける証に。
[ぽつぽつ。話しながらゆっくりと進む道] [やがて針葉樹の森は途切れて視界が晴れる]
(528) sin 2015/07/13(Mon) 23時頃
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[森を抜けて見渡す限りの柔らかな草地は、 アマルテアを連れて行った滝の草地に似ていて。 きらきらとしたあの場所には似ていない。
とても静かだ。
さらさらとそよぐ草地に、 白い尖塔の慰霊碑が一本。
水は、草葉が抱き。 水は、尖塔の突き立つ土の底にしとりと眠る]
(530) sin 2015/07/13(Mon) 23時頃
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[むかしというほど遠くない過去。 ここには村があって、多くはないが人々が暮らしていた。 疫病あったここは巫女の巡礼地のひとつ]
…
[うん、と微かに頷いた]
[なんにもないなぁとは言葉が出なかった]
(531) sin 2015/07/13(Mon) 23時頃
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[それなりに、人の訪れはあるようで。 ラバを繋いでおく餌場があった。 草地に埋もれるようにして 木板の小径が長く尖塔まで続く。
道ばたの花を摘んで慰霊碑の前に立つ。 腰の高さのあたり、白い石碑に刻まれた名前が連なる。 刻まれた溝をなぞる指先が名前を見つけて留まる]
…ただいま、戻りました。
[静かな景色にぽつりと告げる。 ようやく辿りついたような。 ずいぶんと遠くまできたような奇妙な感慨。
花を捧げて、膝を着きしばらく祈る。
何を祈る? やはり言葉にはうまくならなかった。 ただ静かに胸を満たすものの音を聴いていた]
(532) sin 2015/07/13(Mon) 23時頃
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[そのうちによっと腰を上げた。 ぺたりと石碑に手を添えた]
このへんはさー、
[尖塔を見上げる]
半分くらいグリーン姓なんだ。 あとの半分の半分はホワイトさん。
[石碑に刻まれた名は言葉通りの割合。 残りの半分は移民の姓が入り交じる]
(533) sin 2015/07/13(Mon) 23時頃
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夏が短くて、 雪が降るんだ。
[見上げる空からまるで、雪でも降ってくる気がして。 待ってみたけれど何も降らないから言葉は続かず]
…
[零した吐息に笑みを滲ませ]
かえろっか。
[軽い口調で振り返る]
(534) sin 2015/07/13(Mon) 23時頃
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リッサ、そこ。
[リッサの隣で足を止めて。 彼女の肩越し、伸ばした腕が ラバの休む所を指差して]
…。
[目線の高さを合わせる] [口元にほんの少しの笑みを浮かべて]
よーーーい、
[合わせた視線は悪戯げに]
どんっ
[言って駆け出した] [32回目のかけっこ勝負は、不意打ちのずるをした]
(535) sin 2015/07/13(Mon) 23時頃
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[ながいながい一目惚れを終えたあとで。 休む間もなく働いて、くたくたになるまで遊んで。
僕は幼馴染みと旅をした。
空は高く尖塔よりも高く。 澄み渡る青空に刷毛の雲。 足下に遊ばす柔草。
脇腹痛めて息を切らして 走る先はどこに続いているのだろう。
いつか描いた三人の。 笑顔はだいぶ大人びていたけれど。
雲は流れ空は色を変えてもどこまでも続いてくように。
手を伸ばせば―― **]
(536) sin 2015/07/13(Mon) 23時頃
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|
[てってって] [ひょこりと柱の影から少年が顔を出す]
ねーねー。 きみだあれ?
[見つけたのは段差の傍で腰掛ける女の子]
ぼくねー。 もうすぐおにいちゃんになるんだ。 きょうは、おとーさんむかえにきたの。
えらい?
[少年はえっへんと胸を張る。 それから少女のとなりにちょいんと座り。 足をぶらぶら。なぜかごきげん]
(537) sin 2015/07/13(Mon) 23時頃
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|
[おーい、おとうさんの呼ぶ声だ。 きょろきょろしてからぱっと駆け出した。 ひしっと抱きついた足下。 大きな手でぐいっと宙に浮かされる]
いつもいるの? こんどあそぼー。
[肩車の上からばいばい。小さな手を振る。 ぐぐぐっと肩車が前に傾斜するから ぎゅっと頭に抱きついてけらけら笑った]
(538) sin 2015/07/13(Mon) 23時頃
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|
[下り坂がずっと続く坂道。神殿からの帰り道。 肩車からおりてお父さんの袖をぐいと引く]
おとーさん、おとーさん かけっこしよーよ
[いいよ。とお父さんが言って、 よーいどんもしないで駆出した。
まてとか、ずるいとか。 笑う声が後ろから追いかけて来た。
すぐに追いつかれたから今度は腕にぶら下がって。 ぶらぶらぐらぐら。 二人で家にまっすぐ駆けて帰るんだ]
(539) sin 2015/07/13(Mon) 23時頃
|
|
「「 ただいま。 」」
[弾む声がふたつ。古びた家の扉を開けた**]
(540) sin 2015/07/13(Mon) 23時頃
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