人狼議事


120 薔薇のプシュケー

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[先輩、なんて呼ばれて何だかくすぐったくなる。
意外と殊勝じゃないか、なんて会って間もないのに思って]

 ふ、トレイルでいーよ。

[頭を撫でてやりたかったけど、流石に我慢した。
伸ばしかけた手を抑えて、ぽつりとした言葉に目を丸くする]

 ……運命?

[タイムリーな単語に、思わず聞き返していた。
何だか大層で、大袈裟で、壮大に聞こえる言葉。それなのに、なぜだかしっくりくる]

 ……あるんじゃないかねー。運命っていうと、おーげさだけど。
 会うことが当然、みたいなのはあると思う。

[男二人で手繋いでカフェの前、とかどーなのか、なんて思ったけど
不思議と気にならなかったのは、つまりは

そーいうことなのかな、なんて思ったりして]


メモを貼った。


 そー?じゃあトレイル。

[先輩なんてかしこまった呼び方だと、少し遠く感じて。
 呼び捨てで良いのならと遠慮無く呼んだ。
 何度でも呼びたいから。
 ここで撫でられていたら少し、どんな顔をして良いかわからず
 変な顔になってしまうかもしれなかった。]

 あんたは笑わないンだな。

[昔誰かに言ったら似合わないと爆笑された。
 それ以来誰にも言わずにずっと抱えていたもの。]

 俺の……、だよな?

[ぎゅっと握った手、確認する言葉は聞き様によっては弱い、
 けれど視線はもう確信の色があって。]


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[談話室へと向かう途中か、談話室でか。
 サミュエルの姿を見かければ呼び止める]

 サミュエル。

[ゆっくりと近づいて、手にした片方だけのピアスと、一枚のスケッチを見せた]

 ――見たいといっていただろう?
 片方はできたからもってきたが――

[耳朶の様子を見て取って、ため息を一つ。
 まあもっておくといいというように、サミュエルへと差し出した]

(143) 2013/04/25(Thu) 22時頃

 なんで笑うわけ?

[当たり前のことを訊く声は少し意外そうに聞こえたから
俺がそう簡単に笑うと思うのか、と妙な心境で、によと口角を上げる]

 ん……?

[弱い声に、きょとんと首を傾ぐ。
握る手の力が強くなって、ぱちとひとつ、瞬きした]

 いま、なんて?

[顔を見て、尋ねてから
まっすぐとした目とかち合う。
綺麗な色だな、と思うと同時に、なんとなく今言ったことを察したけども。

その口から聞きたいと思ってしまうのは、不安からか、それとも]

 ……もう一回。シーシャ。


 なんだよその顔。

[やっぱ笑ってんじゃねーか!
 むすーっと拗ねる顔、唇を尖らせて
 でも視線は逸らさない。]

 お前が俺の、ウンメーなら。

 独り占めさせろ。

[繋いだままの手をぐいと引き寄せる。
 もう、誰が見ていても構わなかった、
 それよりもはやく、――答えが欲しいから。]


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

 ああ、お前のイメージで作った奴だ。

[ゆっくりと頷いてサミュエルをみやり。
 耳に当てる様子に、薄紫を細めて笑み浮かべた]

 ああ、似合ってる。

 ――そうか、じゃああけにいくか。

[いまからと曰われて頷き]

 ……どこで勉強したのだったかな。
 いつからか、つくるようになっていたからおぼえていない。

[肩をすくめて、部屋へと向かう。
 サミュエルと一緒に部屋へとはいって]

(155) 2013/04/25(Thu) 23時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[そうしてピアスをあける準備をはじめた]

 ――ほんとうなら、ちゃんと二つそろえてやりたかったけどな。

[残念そうに呟き。
 針を準備して、ファーストピアスとして先ほど渡した片方をうけとる]

(157) 2013/04/25(Thu) 23時頃

[ぐいと手を引かれて、たたらを踏む。
顔を上げれば、拗ねた顔が近くて]

 ……うんめー、かあ。

[焦れたような行動に、仔猫が遊ぶのを見ているような顔で目を細める。
誰かが見てる、とか些細な問題は、とっくに忘れて]

 ……俺さ。

 ずっとどっか穴が空いているよーな気分で、今までいたんだよ。
 埋める相手探しても、見つかんなくて。

 お前のいう運命っつーのが、多分俺にとって穴を埋める相手なんだろーな。

[手を伸ばして、戯れに子供のように尖らせた口をつまむ]

 んー……ひょっとしたら、それって

 お前なのかも、しれないな。


[言ってから、猛烈に恥が襲ってきて
誤魔化しに、ぐしゃりと髪を撫でてやった]

 ……なんて。初対面になに言ってんだか。俺は。

[ぷい、と逸らした顔は、羞恥で林檎のようにぱんぱんに赤くなっていた。
顔が熱い。逃げたい。
ヘタレと友人に笑われたことを思い出すと、余計逃げたくなって
それでも、繋いだ手は離さなかった]


 俺もさ、ずっと足りない感じがしてたんだ。
 でも……トレイルが居た。

[唇をつままれて、むぎゅーと不服そうな唸り声。
 でも、嫌ではないしトレイルになら何をされても良い。
 初対面でまだ会って五分も過ぎていないだろうに、
 そんな風にまで思えるなんて、俺はどこかおかしい。]

 ふはっ、真っ赤。

[おかしいのは、俺だけじゃないらしい。
 仕返しのように赤い頬に繋いで居ない方の手を伸ばして
 そっと触れる、それからもう少しだけ距離を縮める。]


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

 そうだな、忘れてるのかもしれないが……俺にはそう見えたから。

[小さく笑ってサミュエルに頷く。
 部屋に入ったときの問いかけに薄紫を緩く瞬かせ]

   ……ああ、ということは、サミュエルの同室者と、行ったのか。

 そうだな、今は、一人だ。

[静かに答える。
 トレイルが描かれたスケッチブックを一度見やり、小さく吐息を零して]

(161) 2013/04/25(Thu) 23時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン


 ミルフィにならもう少し軽やかなほうが似合うだろう。
 おそろいにはならないかもしれないが。

[血にまみれたファーストピアスを受け取り。
 大丈夫と首を振って見せた]

 気にしなくていい。
 それじゃ、あけるぞ?

[ベッドへと座らせて、サミュエルの耳朶に針を通す。
 ファーストピアスとするには、引っ掛けるタイプは不向きではあるのだけれど。
 もうそれほど長くはないからいいかと、そのままに]

(162) 2013/04/25(Thu) 23時半頃

 ……一目惚れってやつ?

[おかしいな、俺は女の子が好きなはずなんだけど。
理性の声は、もうだいぶ遠い。

ふいと顔を逸らしたのに、顔色を指摘されて、喉から奇妙な声が漏れた]

 あ、かくない。

[客観的に見て赤いと言われてるのだから赤いのだろうけど、つい意味もなく否定して
笑われたことに不服げな顔は、やはり耳まで熱いまま]

 ……赤くない。

[頬に触れた手が、心地よい温度を伝えてくる。
近付いた顔、どちらからともなくもう少しだけ引き寄せて

ぶつかったにしては軽い唇の接触は、一瞬のこと]


 一目惚れ、なんかな。
 何でもいいよ……会えたんだし。

[自覚はあるのだろう、少し熱い気がする頬を撫でる。
 この感触は知っていると断言しても良いと
 ふにふにとつまんで遊ぶ。]

 だいたーん。
 な、もっかいシヨ。

[直ぐに離れる唇を追いかけて、
 今度はこちらから重ね合わせる。]


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン


 幸せそう、か……それなら、よかった。

[ほっとしたように呟き。
 ミルフィに対する言葉に苦笑を浮かべる]

 そうか? 正義の味方でも女の子だろう。
 ――まあ、可愛らしいところはサミュエルが知っているのかもしれないが。

[痛みを堪える様子に、いつもとの違いをすこし感じて。
 針を通した後、揺れるピアスをみやり]

(167) 2013/04/26(Fri) 00時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン


 うん、にあってる。

[満足そうなサミュエルの様子に、口元に笑みを浮かべて頷いた]

 そうだな、大切にしてくれ。

 ……そのスケッチはもっていっていいぞ。
 ミルフィも見たがっていたからな。

[最後に会うかどうかはわからないから、そう伝えて。
 骨ばった指を伸ばしてサミュエルの髪を撫でる]

 お前たちが、少しでも幸せそうでよかった。

(168) 2013/04/26(Fri) 00時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[甘えるような仕草を受け止めて、緩く髪をすいた]

 ああ、ありがとう。

[食堂への誘いには緩く首を振り]

 俺はいい。
 ミルフィにみせてくるといい。

[サミュエルの髪から手を離してその背を押してやり。
 食堂へと向かうのを見送って、また部屋をでた]

(169) 2013/04/26(Fri) 00時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

― 談話室 ―

[ゆっくりとした足取りで向かった先は談話室。
 薔薇を見つめる寮長へとちらりと視線を向け。

 けれど話しかけることはしないままソファへと腰をおろす。

 ――そして、そのままゆるりと眸を閉じて、一休みをするつもり**]

(170) 2013/04/26(Fri) 00時頃

ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2013/04/26(Fri) 00時頃


[ふにふにほっぺたを触られるも、抵抗はせずに。
というか、羞恥でそれどころじゃない。
別に初めてのキスというわけでもないのに、何をこんなに動揺しているのか。

生娘のように朱の差した顔は、しかし
顔が再び近付くと、逃げずに目を伏せて]

 ……外だっつーの。

[今は人通りが少ないけど、そろそろ午前の講義がおわるころだ。
自分の先程の行動は棚にあげて、呟く。

それでも、手枷をされずとも逃げるつもりはない]


[唇が重なっている時間はそう長くは無く、
 直ぐに離れたのは一応ココが外だと覚えていたから。]

 知ってる、でもさ。
 うれしーし。

[いっそ大学中に言いまわっても良い位だ、とは伏せて
 まだ赤いままの顔を見る。]

 ……外じゃなきゃいーのか。

[もっとあれこれしても。
 俺たち男同士だけど。]


[嬉しいと無邪気に言われて、何だか意外なほど嬉しくなった。
自分を犠牲にしたわけでもないのに、喜ばれることは、随分と久しい気がする]

 ん、……俺も。

[好きとか、嬉しいとか、ハッキリは気恥ずかしくて言えなかったけど。
すぐに離れた唇の熱が、自分の唇に残っていた]

 へ?あ、あー……。

[ぱち、と瞬き。
そうか、いまの言い回しだと確かに外じゃなけりゃいいということになるな、と少しの間の後思って

意外とそれでもいいか、と思った自分にきがつくと、目がおよぐ。
多分明日には軽くじたばたしてるな、なんて思いながら
分度器で測らないと分からないほど小さく頷いた]


[好きだと言われたわけでもないのに、
 同意の言葉に嬉しくて、にぃと笑が浮かぶ。
 もう少しトレイルをいじめたいような、
 優しくしたいような、もやもやと感情が湧いて。]

 押しに弱いって、言われるだろ。
 でももー、遠慮しねーよ。

 どっか行こ、続きしに。

[目が泳いでいたし、頷きもわかりにくかったけれど、
 そのまま手を引いて歩き出すことにした。
 場所の提案が無ければ、入居始めたばかりの
 学生アパートまでお持ち帰りするつもりで。]


 ……たまに?

[押しの弱さはいつものことだけど、見栄をはってそんな返事。

遠慮しないという言葉は、妙にくすぐったいのはいつもと違ったふわついた感情をもたらしたけども。
にいと笑われて、先程のシーシャの真似のようにくちを尖らせた]

 ……あ、大丈夫、変なことはしねーから!

[手を引かれ、場所の移動をし始めたシーシャの後頭部をみて

動揺しているのかなんなのか。なぜか、シーシャが言うべきだろうセリフを自分で言ってた。

赤い顔を軽く伏せて、歩く。
繋いだ手が、下ろした視線の先にあって
改めて、握り直してみた]


 ……しねーの?
 ヘンな、こと。

[にやにや笑いながらも、繋いだ手を握り返す。
 どうしよう、年上のこの男がとてつもなく愛おしい。
 自分も恥ずかしさを感じるのに、
 もっと恥ずかしがってくれるから少し落ち着いてきた。]

 俺んちでいーい?
 他どこかあるなら、そうするけど。

[らぶほとか?でも男同士って入れるんだっけ。
 そもそも土地勘もあまりないので、
 やはり足は真っ直ぐアパートの方へ。]


 え、あれ

[ちょっと混乱した頭が妙なことを口走らせたことに気がついて、照れ隠しに自分の髪をかき上げる。

気が付けば、自分だけが防戦ラインに押し込まれていて
にやにや笑いに文句をいいかけたが、これ以上失言をする前に口を閉ざすことにした。

めずらしく英断だったと思う]

 ……ん、シーシャん家で、いい。

[自分の髪で顔を隠そうとするように引っ張りながら、頷く。
だいぶ赤さが引いてきたとはいえ、まだ酷い顔だったから]


[まだ動揺しているのか髪に触れる仕草、
 手を伸ばしたくなるけれどここは往来で、
 俺たちは同性で、学校帰りで。
 珍しく理性が仕事をしていたから、
 変なちょっかいはかけることなく家路を急ぐ。]

 じゃ、明日?でもトレイルんちに行きたい。

[新学期は始まっていたけれどダンボール箱が並び
 ベッドぐらいしかまともに使えそうにない部屋へ
 はやく隠される顔を見たくて、急いで帰った。
 初めて出来た彼女の時だってこんなにがっついていない。]


[いまこの場で抱き締めたら、シーシャも照れるだろうか。
自分ばかり照れているものだから、少し考えてみるけど
さすがに行動には移さなかった。
代わりに、視線が合えば、淡く笑う]

 俺ん家?ちらかってるけど。

[人から物を貰うことが多いのと、趣味の画材やらなんやらでとにかく物が多い自室を思い浮かべて、髪を触りながら苦笑する。
それでもダメとは言わないのだけど]

 一人暮らしなんだ。

[目的地にたどり着いた第一声。

いや、そうじゃなければ連れ込まないだろうけど。
玄関を開けたら出迎える段ボールを見ながら、そんなことを思って]


 俺んちはまだ片付いてもいないし。

[多分どんな部屋でも驚かないし
 何よりもっとたくさんのトレイルを知りたい。
 しかし何を考えて笑みを浮かべたのか、
 そっちは知ったら少しは動揺するかもしれないが。]

 こんなんだから、人呼ぶの初めてだし。
 ごめん、ベッドしか座るとこないや。

[引越しの時に来た親ぐらいだろうか。
 それまでは学生寮で二人部屋だったから
 すっきりしたような、物寂しいような。]


 や、気にしねーけど。

[言いながら、ベッドに腰かける。
大きく軋むことはなく、ただシーツに軽く座ったあとがついた。

段ボールが埋める部屋は、まだシーシャの痕跡が少ない]

 …後で手伝ってやろーか。片付け。

[言ってから、ふと自分が初めての来客なのかと気がついて
少しだけ、くすぐったい笑いが漏れた。

大学入学前まで実家暮らしだったものだから、この部屋の風景は去年の自分を思い出して懐かしい。
友人に声かけまくって、甘えさせてもらった思い出。
詫びにファミレスで奢ったから、プラマイゼロだけど。
甘えたら返さなきゃ、と思うのは、昔からの心掛け]


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