126 生贄と救済の果てに〜雨尽きぬ廃村・ノア〜
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[氷蜘蛛。一番相性が良いのはホレーショーなのに。]
貴方なら勝てるのに。バカバカバカッッ!!!
[貴方の炎なら、こんな氷に、負けないはずでしょ? ねぇ。]
[口を開ける氷蜘蛛>>8、キッと睨むけれど。 眼前からふっと姿を消し、姿を見失った一瞬の間。 上空、私の上に影を落とす、氷蜘蛛。 跳躍したのだと気づくも、時はすでに遅く。]
ッッきゃぁッッ!!
[鉤爪で上半身をざっくりと裂かれ、衝撃で少し吹き飛ばされた。 裂かれた胸元から飛び出したのは、兎のマスコットと五鈴鏡。]
……兄さんッッッ!!
[ぼたぼたと血を流しながらも、泣きそうな顔で、魔物に背を向けるのも構わず駆け寄り拾い上げる。]
(14) 2013/06/17(Mon) 01時頃
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[背後から聞こえた声>>16に、動転していた意識が引き戻され、振り返れば。 氷蜥蜴から鞭の様に伸びた舌が、眼前で金網に止まる。
その直後、氷蜥蜴が対象を変え、尾を振り下ろすのを見れば、目を見開いて。]
ダメェ!!!
[その尾>>17めがけて、全力で円月輪を投げつける。]
(21) 2013/06/17(Mon) 01時半頃
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[死に瀕した彼女は、目を閉じ、音を聞く。
雨音。水の跳ねる音。魔物と、誰かが戦っている音。
何時尽きるか分からない、彼女の命。
赤い雨で、彼女の命は流され始めている。
このままなら、彼女はきっと死ぬのだろう。
彼女の頬に、右手が触れる。
冷たく冷えた彼女の身体。
このまま死ぬのなら。
せめて魔法使いの『生贄』になることを彼女は願う。]
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[尾を砕き、手元に戻る円月輪。>>25 受け取る衝撃にさえ、痛みが走る。
再び振るわれた鉤爪は、円月輪で受けられたけれど。 作られた隙に、氷蜥蜴は離脱したか。]
(29) 2013/06/17(Mon) 02時頃
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[生と死の狭間を漂っている彼女の意識。
その所為か、彼女の耳に人とは違う声が聞こえている。
このまま彼女の命が流れきってしまうのならば
彼女の願いは。
命の灯は狭間で揺れる。
人としての死か。
魔法使いとして誰かの『生贄』になるのか。
それとも――。
それは、私にも分からない。
彼女の唇は、笑みを描いたままだ。**]
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……ッッ!!!
[逃げた魔物>>31、追おうとしたけれど。 激痛が走る身体、人よりも早い足、煙る雨の中に、すぐにその姿は消えて。]
みんな……ごめんッッ。
[血が流れ、荒く上下する胸元を抑える。 ヤニクの傍へ>>27行けば。]
大丈夫? ごめんね。 ……ありがとう。助かった。
[そうして、兎のマスコットを見つめる。 傷がなかったそれに、力なく笑みを浮かべた。**]
(35) 2013/06/17(Mon) 02時半頃
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[兎に落としていた意識は、問われる言葉>>46で、引き戻されて。]
えっ? あぁ、これ。 これは、お守……。 …………兄、さん。
[お守りみたいなものと言いかけて、すでに全力で叫んでしまった事>>14を思い出して、言い直した。 ヤニクの言葉は当然の事だから、怒るはずもなく。 兎を抱き締める様に、胸元で両手に持ちながら、真っ赤な顔で俯いて。
そうして、顔を上げれば、小さく笑んで。]
小さい時にね、私の兄さんがくれたの。 ……もう死んでしまって、居ないんだけどね。
(50) 2013/06/17(Mon) 22時頃
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[時と共に。
赤い雨は彼女の体温を奪っていく。
彼女の血液と混ざり、暗い紅へと変わっていく。
彼女は、魔法使いとしての誉れを願う。
私は、せめて彼女に人としての最期を祈る。
もう一つの可能性は、私も彼女も。
考えていない。]
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何で謝るのよ。当たり前の事でしょ。 むしろ、貴方が来てくれなかったら危なかった。 ありがと。
[ふふっと笑いながら言えば、思い出す。 助けに来てくれたヤニクの姿に、一瞬、兄を重ねて。 彼に振るわれた尾に、私の心は泣きそうに、悲鳴をあげて。 狂いそうに、円月輪を振るっていたこと。>>21]
貴方が死んだら……どうしようかと思った。 無茶するんじゃないわよ……。 [泣きそうに歪んだ顔は、すぐに元に戻して。]
私も、聞いていい? ……答えにくかったら、いいんだけど。
その供物を使っているのって、何か理由あるの? 自分も傷つく供物、普通は避けるわよね。
(54) 2013/06/17(Mon) 22時半頃
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[嘗て、彼女は禁術を行い
其れによって、左目の光と右目の視野を失った。
もう一つの可能性――誰かが救済すること。
たまたま、一緒の要請になっただけだ。
代償を負ってでも、彼女を救済する者はいないと
彼女は思う。
その必要はない、と。
しかし、もし救済されたのならば。
彼女は。]
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……ん。
[雨宿り>>59に、小さく頷いて。 建物へと向かう後を追う様に、数歩後ろを歩きながら、無茶してないという言葉に。]
してる。してた。してました。
[身体の傷は酷いけれど、自慢の憎まれ口は絶好調。] そっか。貰い物なんだ。 ……それって、さっき言ってた『刺青の魔法使い』?
(64) 2013/06/17(Mon) 23時頃
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……ごめん。
[不機嫌になった様子>>65を感じれば、そう言って。 半壊した建物の軒先に、身を寄せる。 スカートの裾を細く切り裂けば、大切な左腕に強めに巻いて。]
……そっか。 じゃ、それ、上手く扱える様になるまで死ねないわね。
[などと、冗談めかして言って小さく笑う。 本当は彼自身が、それを望んでいないのかもしれないが。 ホレーショーと聞けば、表情は曇って。]
アイツ、どこ行ったのよ……。 寒いっつの……。
[ぽつり、呟いて、立てた両足に頭を乗せた。]
(69) 2013/06/17(Mon) 23時半頃
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[イアンが水を蹴り、彼女から離れていく。
その音も、彼女にはもうよく聞こえない。
煩い位彼女の身体を叩く雨音も
今はもう遠くのことのように。]
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[元々、布の少ない服。 そういう事には無頓着なのか、視線には気付きもせず。>>71]
うん。この任務を、生きて終わらせて。 ……帰ったら、お酒飲みに行きましょ。 私も、ヴェラさんと、ホレーショーと、約束してるの。
[ヤニクもホレーショーに奢ると言っていた>>10事を、思い出しながら。 目を閉じて、そんな光景を思い描く。]
(75) 2013/06/18(Tue) 00時半頃
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[今更ながら、何か視線が泳いでいる様に感じる。>>76 この廃屋に何かあるのだろうかと、視線を彷徨わせながら。]
巣にでも、戻ってるんじゃない? 誰か出くわしたとしても、とりあえず、大事はないと思うけど……。
[魔物は痛手を負ったからこそ退避したのだから、すぐに次の獲物と対峙はせず、大事には至らないだろうと。 巣に戻って傷が癒えるのを待つのでは、などと推測するけれど。 それが、癒し手であるソフィアの元だとは思わない。]
みんなを、探しに行ってみる?
(79) 2013/06/18(Tue) 00時半頃
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[ヤニクは何と答えたか。>>79 外へ出るとしても、もう少し留まるとしても。]
手、貸してくれる?
[そう言って、再びスカートの裾を細く裂く。 残りの長さ? 大丈夫大丈夫。
貸してもらえたなら、傷だらけの手、血をそっと拭ってから、破いたものを巻きつける。 手を使うのに邪魔にならない様に、けれども少し厚目に。 それは簡易治療であり、そして、今後魔法を使用する際に、緩衝材として少しでもダメージを和らげられればと。**]
(100) 2013/06/18(Tue) 05時頃
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ホレーショー? ……心配なのね。
[『みんな』と括らず、個別に口にされた名>>101、案じる言葉に、緩く笑む。 続く言葉には、ふるりと首を振って。]
分からない。 ……。そうなの?
[あんたじゃなさそう、と聞けば、少し目を丸くするけれど。]
(103) 2013/06/18(Tue) 15時半頃
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うん。私も、ヤニクは違うと思う……。 [そうして、手を貸してと言って差し出した左手のひらに、差し出されたのは同じく左手。 また、目を丸くして。]
これじゃ、握手もできないわ。
[小さく笑いながら、右手の方だと言い直せば、手早く処置をして。 行こうという言葉に]
ん。
[こくりと、小さく頷いた。*]
(104) 2013/06/18(Tue) 15時半頃
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[私は思う。
笑顔とは
無表情よりもその感情を隠す表情だ、と。
彼女が常に笑みを浮かべているのは
その内にあるものを、覆い隠す為だ。
魔法使いには感情は、不要。
時に判断を鈍らせ、迷わせる。
魔法使いは、
いかなる場合も冷静で
冷酷でなければならない。
彼女は、そう考えている。
だから笑みを浮かべるのだ。
生贄にされている、この状況でさえ。]
[彼女が生贄にされ、発動した魔法は雷。
――光と音を伴う放電。
彼女は、雷の力を宿した矢尻を使っていたけれど。
私は、それだけが理由とは思えなかった。
光を失い、音によって生かされていた彼女。
そんな彼女の彼女の最期の魔法が雷だったことは。
きっと
偶然なのだろうけれど。]
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ッッ!!!
[廃屋を出ようとしたその時、轟音、震える地面と空気>>110を感じて。 空を見れば、夜明けの様な眩い光。]
…………。
[強大な魔法。繰るのは魔物か、それとも――……。 ヤニクの顔を見る。 きっと同じ事を考えていると思うから、何も言わずに、行こうという様に頷いて、そちらへと向かって走った。
途中に、罠が張り巡らされている事も、知らず。]
(125) 2013/06/18(Tue) 22時半頃
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[…… 一つ、昔話をしよう。
長くて、それでいて、つまらない話だ。]
[彼女が、魔法使いになった頃だから
十数年前になるか。
彼女は、一人の魔法使いと出会った。
とある要請で同行するようにと言われた
所謂、相棒、と言う奴だ。
その魔法使いは、彼女より少し年上で
彼女より少し、長く魔法使いをしていた。]
[本名を忘れた、と。
彼女が告げた時、ならばと相棒が呼び名を与えた。
ツェツィーリヤ。
それは。その相棒の名を、
彼女が生まれたとされる国での呼び名に変えたもの。
相棒ならば同じ名が良いだろう、と。
笑う相棒に、彼女は小さな笑みと頷きを返した。
それ以来彼女は、相棒と行動をする時
ツェツィーリヤと名乗るようになった。]
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ソフィアさん。 ……一人なの?
[辺りを見回しながら、問いかける。 自分から回復を頼む事はしない。 彼女を探す事はせず、自分で処置をしたのが、その証拠。]
[彼女に安心して、警戒を解く事も無い。 攻撃に、反応が間に合わなければ、怪我を負うだろうけど。]
[だから私は、真実、可愛くない女だ。]
(130) 2013/06/18(Tue) 23時頃
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[昔から、彼女は魔法使いであろうとしていた。
彼女は相棒にもそれを求め、相棒はそれに頷いた。
どちらかが、瀕死になったのなら
迷わず『生贄』にすると。
何度共に要請に当たったのだろう。
自然と過ごす時間が多くなる。
互いにそれを苦とも思わなかった。
心地の好い関係だった。]
[二人で挑んだ、とある要請。
苦戦した。
魔法が尽きかけ、一つは壊れた。
そして、彼女の相棒は魔物の攻撃を受け、死に瀕した。
相棒は、約束通り、『生贄』になることを望む。
――しかし、その約束は破られた。]
コリーンは、一人かと、辺りを見回す。**
2013/06/18(Tue) 23時頃
[禁術を用い、彼女は相棒である魔法使いを救済する。
彼女の左目が最後に写したのは
相棒の、顔。
助けられた相棒は
代償を負った彼女を庇うように。
辛うじて魔物を倒した。
どうやってなのか、分からない。
ただ、相棒は必死だった。]
[その日の夜。
相棒は彼女に問うた。
どうして、救済したのか。
と。
其れに対し、
わからない。
と、彼女は答えた。]
[其れを聞いた相棒は、
謝罪の言葉を繰り返す彼女の手を握り
感謝の言葉を繰り返した。
彼女の左目が光を失った時の話だ。]
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