272 月食観光ツアー in JAPAN
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− 客室 縁側 −
無理を云いおる。 誰も月を見るなと望むようなものよ。
[中道を口にする吸血鬼に、その気質を愛する者として現実を教えてやった。>>2 こうして会ってしまえば、数百年も無意味なほど、焦がれるものを。]
(11) 2018/02/03(Sat) 00時頃
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なるほど、"適度"に愛を求めること猫のごとしか。
[孤閨を寂しがってみせる黒髪の影を掬う。]
ああ、如何様にも。 気に染まぬならば全力で抗ってよいと聞かせておくほどに。
だが、まずは、勝負に勝ってからな ── シャーマート
[王の駒を動かす。**]
(12) 2018/02/03(Sat) 00時半頃
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革命家 モンドは、メモを貼った。
2018/02/03(Sat) 00時半頃
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− 客室 縁側 −
[舌の上で転がすような巻き舌訛りの響きに耳を傾ける。>>14]
ローマはあれで一度は世界を征服しているからな。 しゃかりきになる必要もないとほざきおる。
[笑いながら、一夜の愛と別れを重ねて刻を渡るのもまた、心をすり減らすものであろうと想いの片隅に案じた。]
(19) 2018/02/03(Sat) 09時頃
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撮影? それは見ものだな。 成ったあかつきには一枚よこせ。
[春画の類かと独り合点して要求する。>>15 クールジャパンにはいささか縁遠いアラブの大富豪であった。]
(20) 2018/02/03(Sat) 09時半頃
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[勝敗の決まった盤に溜め息をつく宴主の姿に、悔しがってもらえるのもまた褒美と感ずる。]
兵法のいろはを教えたのは、わたしであるのに、主はわたしの考えもつかぬ戦をすることよ。 汲めど尽きせぬ。
では、新しい宮殿の図面を引いておくとしよう。 キオスクつきのスパもな。
[岩風呂は楽しかった模様。 心を抉ってくれる、との宣に呵々と頷いた。やってみせよと。]
(21) 2018/02/03(Sat) 09時半頃
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革命家 モンドは、メモを貼った。
2018/02/03(Sat) 09時半頃
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[やがて、重なり合った影は分離する。 赤い舌を翻して庭に飛び降りたのは黒い巨狼だ。
縁側の餐をひとしきり見つめた後、 雪に梅花の文様を残して跳躍ひとつ。
雪積もる瓦屋根の頂にのぼり、遠吠えした。*]
(24) 2018/02/03(Sat) 18時半頃
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革命家 モンドは、メモを貼った。
2018/02/03(Sat) 19時頃
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− 屋根の上 −
[邸内に吸血鬼の気配が増えたのを感じた。 閉ざされたこの空間に新たな客が入り込む余地はないゆえ、誰ぞが吸血鬼に生まれ変わったのだろう。
それほどの愛が育まれていたとは。 大きく裂けた口がめくれて嗤う。
さて、新たに親になったのは誰であろう。 ひとつ言祝いでやろうか。]
(43) 2018/02/04(Sun) 09時頃
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[巨狼は屋根の端から飛び降りる。
下は露天風呂であった。 配置された岩を中継点にして、湯の中にドボン。*]
(44) 2018/02/04(Sun) 09時頃
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革命家 モンドは、メモを貼った。
2018/02/04(Sun) 09時頃
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