151 雪に沈む村
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――…!
[>>1:67 ドアを開けるとそこには、5年前とほとんど変わる事が無い神父の姿が。 相変わらず全てを許してくれそうな穏やかな瞳で、お嬢様を見つめていた。 氷の粒とともに、お嬢様は教会の中に華奢な体を滑り込ませた。 カツン、カツン、と蹄が床を高く鳴らす。]
……お久しぶりですわね、神父様。
[だいぶ軽くなった水筒をぶら下げて。 両手でスカートの裾を広げて、膝を軽く曲げて挨拶をする。]
ええ。今日は一人ですの……。 脱出してきましたから!
[事情を尋ねられれば、先程ピエールに話したように自信満々に身振り手振りを交えて伝えるだろう。 サイラスやドナルドは居るだろうか。 居るならばお嬢様は、彼らにも同じように挨拶をするつもりだ。]
――…冬の前にお母様に、ご挨拶をしに来ましたの。
(0) 2013/11/20(Wed) 01時頃
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ええ……メーの大冒険ですわ!!
[>>16 笑われた事に最初はちょっとしかめっ面をする。 でも、穏やかそうに微笑む彼を見て、すぐに表情を戻す。 馬鹿にしている訳でも、怒っている訳でもないようだ。 神父の何でも許してくれそうな、優しげな表情に、お嬢様も思わず心が温かくなる。]
そうですわね……少し頂こうかしら。ダージリンはございます?
[しっとりと濡れた羊毛が少しずつ、お嬢様の体温を奪っていた。 チャールズは自分の手が濡れるのも厭わずに、氷を払っていく。 それになんとなく擽ったい気持ちになって。 ふるる、と羊毛を細かく動かした。
ナイトのように紳士的に手を握られると、お嬢様も一人前のレディらしく手を握り返して。 カツカツと暖炉の前まで大人しく誘導される。 まだ身体は冷えているのにも関わらず、うっすらと頬は紅潮していた。]
(19) 2013/11/20(Wed) 02時半頃
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そ、そうですわね……
[確かにあれはあれでスリリングな脱走劇ではあったけれども。 囚われの御姫様というよりかは、脱獄犯のようであった。 ちょっとレディと呼ぶには程遠く。 お転婆なお嬢様、けれども一方でレディとして扱って欲しい微妙な御年頃のお嬢様は。 神父様の甘い内緒話には、ついドキドキさせられてしまうのだ。 耳がぴっ、と囁き声を聞き取ろうと神父に傾く。]
……では、今度お手紙を爺にお渡ししますわっ。 あ。でも、それじゃバレちゃいますわね!くすくす。
[軽い冗談を言って微笑む。 そして、チャールズと同じように人差し指を小さな唇に当てたあと。 二人だけの秘め事を契ろうと、彼の手に小指を絡ませようとした。]
(21) 2013/11/20(Wed) 04時頃
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――…あら。神父様がナイト様をして下さるの? 囚われのメーを迎えに来て下さるのかしら。
[この穏やかそうな神父様があの高い塀を乗り越えてくるのは、少し想像出来ない。では正々堂々と正門から来るのだろうか。白馬の王子様のように。 きっと違和感ないのだろう。凄く優雅そうだ。悪くはない。 けれども――………、]
………――そう言えば、クシャミは居ないのかしら?お出かけ?
[そう、何気なく。ダージリンを飲みながらお嬢様はチャールズに尋ねた。 けれども、お気に入りのはずのダージリンの味は、今のお嬢様では知覚出来なかった。
暖炉の炎が爆ぜている。ぱちっ、と牧が小さな悲鳴をあげている。少しずつ体温を戻してきていた全身は、ふわふわ揺れていた。]
(22) 2013/11/20(Wed) 04時頃
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神父様がお馬さんなら、きっとユニコーンのように優美なのでしょうね。
[>>23 長い睫毛を瞬かせてチャールズの獣人姿を想像する。ロマンスグレーの鬣を靡かせて森の中を闊歩する馬の獣人。 きっとカルヴィン達ならチャールズ号に乗せて!とはしゃぎそうだ。そんな様子をイメージして、くすりと微笑む。]
……クシャミがナイト様?………。 …あのお子様が騎士なんて務まるかどうか知りませんけれど……そうね、 “特別に”メーのナイト様をさせてあげても宜しくってよ!
[ピンク色に染まった鼻をふん、と鳴らすと、とうに中身の無くなったマグカップに口を付ける。 蒼い目は所在を失い、虹色に輝くステンドグラスをぼんやりと見つめていた。]
どうせ、お魚釣りにでも出掛けたのかしら? それとも野ネズミを追いかけに山にでも行ったのかしら? ………あ、神父様も宜しかったらお一ついかが?
[クシャミが時々自慢気に話していた事を思い出しながら、お嬢様は神父に尋ねた。 時折ジンジャークッキーを齧れば、黄色い粉がはらはらと落ちていく。ジンジャー独特の香りと、砂糖の甘さが口内で溶けていった。]
(24) 2013/11/20(Wed) 12時頃
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……そうですわね。お母様のところに会いに行きましょう。 確か教会の裏のお庭でしたかしら?
[砂糖に塗れた指をあむ、と舐めてからお嬢様は神父を見上げる。 お母様の場所は知っていたので一人で行く事も出来たが、どうせならレディを案内して欲しかった。 特に何もなければ一人でお嬢様は向かったかもしれないし。神父と、お母様の思い出話をしながら向かったかもしれない。 途中、他の参拝者が居れば世間話の一つでも交わしただろう。]
(25) 2013/11/20(Wed) 12時頃
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くすくす。そうかもしれませんわね。 そんなユニコーンもチャーミングかもしれませんわよ。 ……さぁ?クシャミにメーのナイト様が務まるのかしら。
[>>32 素っ気無い様子で答えながら。中身の無いマグカップを再度口にする。 喉の渇きを潤そうとしてマグカップを傾け、漸くダージリンが無い事に気が付いた。さらに傾けて、無い紅茶を飲み干すフリをして。 お嬢様は、自身の表情を悟られないように陶器の裏に隠した。]
――…ええ。では案内しなさい、神父様。
[手を差し出されればブランケットを椅子の上に置き、立ち上がり。 舞踏会に出席した貴婦人にように、蹄を鳴らして歩く。 カツカツ、と教会に響く足音はまるでハイヒールのようで。 靴が履けないお嬢様ならではの演出だろうか。 参拝者とすれ違えば、別れの挨拶を交わしただろう。]
(49) 2013/11/20(Wed) 20時頃
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-教会・裏庭- ……まぁ素敵!神父様!見て!!
[>>1:58 入ってきた時よりも雪の勢いは増してきており。 教会を出るとそこは一面の銀世界だった。 神に近いこの場所が、ますます異空間のように思えてくる。
まだ誰の足跡もついていない、無傷の白さがキラキラと水晶みたいに光っていた。 そこにぺたぺたと自身の跡をつけていく。 チャールズの少し先を走っては、振り返り。 『ほら!』と雪のスタンプを見せた。 蹄特有のVの字の足跡が細かく付いている。 チャールズの足跡比べて、やっぱり人間と獣人は似ているようで違うなぁ〜としみじみ思ったり。]
……くちゅん!でも、やはり寒いですわね……。
[>>31あるいは誰かが噂でも、しているのだろうか。 鼻水を小さく啜ると、また雪を踏みしめ。 時折、小さな雪玉を作っては後ろから歩いてくる神父に投げつける。 そんな風にしてチャールズとじゃれ合うと、……やがて。]
(52) 2013/11/20(Wed) 20時半頃
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―――…お母様。お久しぶりですの。
[墓石に恭しく声をかけ、挨拶をした。 >>0 先程神父に対して行った挨拶と同じように、両手でスカートの裾を広げて、膝を軽く曲げる、淑女の挨拶を。
チャールズが手入れをしてくれているのか、或いは爺が手入れをしてくれているのか、長い間訪れていなかったにも関わらず、墓石は手入れが行き届いているようだった。 けれども、それには薄らと雪化粧がかかっていたので。 このままではお母様が寒かろうと、お嬢様は自らの手で雪を払い落とす。]
(53) 2013/11/20(Wed) 20時半頃
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…………。
[ひとしきり雪を払う頃にはお嬢様の小さな手は赤くなって、氷のように冷え切っていた。泥交じりの雪を軽く両手で落とすと。 お母様を見つめた。大きな十字架の下には、母の名前と、空へ発った日付が刻印されている。 誰が置いてくれたのだろうか、小さな花束が雪に埋れている。尤も、その花束はもうとっくに枯れていたけれども。紛れもなく、母が好きだった……サンザシの花束。]
もうあれから5年なのですね。
[>>74 静かに自分を見守る神父に話しかける。 サクサク、と雪を踏みしめて神父の隣に立って見上げた。 ……昔はもっと首を曲げて大仰に見上げていたはずだ。その曲げる角度が幾分緩やかになったのは、お嬢様が大きくなられたから。 変わらない穏やか笑顔。変わるお嬢様。 雪が二人の間を舞い、まるで時が止まったかのような……静寂。]
(81) 2013/11/21(Thu) 01時頃
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-教会-
あら。こんにちは、……確か…… ドナルドだったかしら?
[>>75 何となく覚えのある顔を見かけたので、軽く挨拶を交わした。燃えるようなその赤い髪を眺めながら、お嬢様は遠い記憶を引っ張り出す。]
カルヴィン達は元気? また凝りもせずに、チャンバラとかしているのかしら。くすくす。
[時折、屋敷の庭に忍び込んではチャンバラや鬼ごっこをして。爺に見つかれば蜘蛛の子を散らすかのように逃げていく村の悪ガキ達。 彼等に時折混ざって遊んでは、ドナルド号の話を聞いたものだ。 レディとしてそんなはしたない遊びなんて!と思う一方で、羊毛に包まれた足はムズズと疼くのだった。]
(83) 2013/11/21(Thu) 01時半頃
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ええ、そうよ! この男だらけの教会に舞い降りた天使に感謝しなさいな!
[>>86 ダージリンを嚥下するとお嬢様は、サイラスに向かってそんな毒舌を吐いた。なかなか的を得ているから酷い。]
うーん……、サイラスに送って頂くのはとても嬉しいのですけれど……。
[屋敷へ戻る話をされれば打って変わって、言葉尻は弱くなり。サイラスとの空中散歩は、それはそれは魅力的で。 叶うのならば、墓参りの後にでもぜひお願いしたいものだけれども。そのまま屋敷に強引に連れて行かれそうな気もして。 ふるふる、と羊毛は揺れる。]
もう少ししたら……帰りますから……ねっ?
[そう言ってとびっきりの甘えた顔でサイラスを見上げた。ついでにジンジャークッキーを爺やお館様への口止め料として、彼の手に握らせようとする。]
(90) 2013/11/21(Thu) 02時頃
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…………、
[古の言葉はお嬢様には、わからないけれども。その祈りの言葉には、ただ静かに耳を傾けた。 ここにはお嬢様と神父しか居ないはずなのに。後ろには、確かに母の視線を感じた。 風がひとつ吹くと、お嬢様のふわふわの髪を靡かせて。鈍色の空へと、風は溶けていった。]
…………そうなのですか? お母様と神父様もお友達だったのですか…メーみたいに?
[手を長い間握られれば、ほんのりと温度が戻り。 その一方で、神父の肩や髪に氷の欠片が薄っすらと積もり始めていたので。 手を放されるならば、その欠片を軽く払い。許されるならば、しゃがんだままの神父を羊毛で包みこもうと。小さな腕を神父に回す。]
では。メーもいずれ大きくなって…。 愛する人と結婚式をここで行って…、 愛する子供を産めば、ここで洗礼を行って…、
そして……
メーが死んだら。こうしてお母様のように……弔って下さるのですか? メーの子供と……ともに。
(92) 2013/11/21(Thu) 02時半頃
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は、わ……
[>>93 軽々と持ち上げられると、お嬢様は蒼い目を丸くさせる。見た目以上に力強い彼の腕に、レディは小さな胸を高鳴らせた。落ちないように自身の細い腕を、彼の首元に回した。 先程たっっっくさん食事をしたから、重くはないだろうか。そんなお嬢様の動揺を知ってか知らずか、チャールズは相変わらずの笑顔。その暗灰色の瞳は自分を見ているのか、はたまた自分に母の姿を重ねていたのか。]
……お母様もこんな風にされていたのかしら?
[記憶の中の母は、いつもベッドの中で本を読んでいただけの物静かな印象しかなかった。病気にさえかからなければ、本当は快活な女性だったのだろうか。
いつもよりも高い視界は、何処までも何処までも白銀の世界を映し出していた。]
(97) 2013/11/21(Thu) 11時半頃
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[やがて教会に戻ると、ぶるると震えて自身に降り積もる雪を振り落として。同時にチャールズの頭にもかかる雪を撫でるように落とした。落ちた雪は、ゆっくりと水滴に変わっていく。 何時迄もお姫様抱っこだと流石に気恥ずかしいのか、身をよじって降ろして貰うようにせがむ。]
神父様ありがとうございますわ。 ………良い冬を。
[そう言ってもう一度軽くハグをした後、小走りで入口の豪奢で古めかしい扉に手をかけた。開ければ再び粉雪が教会に舞い込む。 『またね』と一瞥して、ひらりと銀世界へと。再び冒険へ。**]
(98) 2013/11/21(Thu) 11時半頃
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-村のどこか- ふぃー……
[勢いを増してきている雪に、思わず溜息をついた。 集落の明かりは少しずつ消えてきている。雪の勢いに負けじと、V字の足跡をペタペタと付けていく。
道中、『カーー…ン』『カーー…ン』と金属を打ちつけ合う音が聞こえてきたり。お嬢様と同じ位の歩幅の足跡が、二つ程連れ立って何処かへ行くのを目で追いかけたり。 鳥の羽を見つければ、摘んで鈍色の空に向けて飛ばしてみる。]
[広場まで差しかかったところで、人型に雪が凹んでいるのを見かけた。 人型に切り取られたソレはまるで、警察が遺体の跡を記す白線のようだった。 されど、尖った耳を見かければ……何となく跡の主の表情が想像出来た。
ぷ、と頬を膨らませると、その雪の胸の辺りの上を横断した。]
……………うむ。
[何となく口寂しさを紛らわそうと、ミルクティーを飲もうとして。中身がもう無い事に気が付く。ぽた、とミルキーカラーの雫が雪の上にひとつ落ちた。
いつも爺が通っている馴染の店に、紅茶を強請りに行こうか。その道すがら、誰かに会うならば挨拶と雪玉の一つでも交わそうか。]
(111) 2013/11/21(Thu) 20時半頃
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-教会-
天使……?貴方が? ……まぁ?一応?翼ありますもんね………ぷ、 くすくす……貴方ってキザね。
[>>131 そう言ってニヤニヤとサイラスを見上げた。 確かに金糸の髪に、大きな翼。 端整な容姿の、壮齢の男性はさながら、聖書の中のガブリエル。 彼の背後にあるステンドグラスは折しも『受胎告知』をテーマにした西洋美術であった。 ――…けれどもガブリエル自身が、それを言ってはいけない。 ナルシストのような目の前の男に、お嬢様は含み笑いを零さずにはいられなかった。]
はぁい。わかりまーしたッ。
[>>133の忠告には片手をあげて、生返事で答える。 銀灰色の翼を羨ましそうに眺めながら、蒼い目は細められた。 自分にもそんな翼があれば、あの大きな塀を軽々と飛び越えて。自由に空を舞えるというのに。]
(154) 2013/11/22(Fri) 01時頃
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――…春になったら、空中散歩して下さいな。命令よっ! ……だから、また春には戻ってきなさい!
[そう言って、ふんす!と鼻を鳴らした。 空中散歩の際にはズロースを履かなくては。 スカートの儘では下から丸見えですわ。 早くもそんな心配をしながら、ジンジャークッキーを齧った。**]
(155) 2013/11/22(Fri) 01時頃
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