151 雪に沈む村
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……ええ! 寒くなってきましたしね。 風邪をひかないか心配なのですわッ。………お子様ですもの。
[>>0:138 ふいっ、と窓の向こうを見やってそんな事をお嬢様は呟く。 最近は会いに来てくれない、あの猫は。この寒くなってきた季節をどう過ごすのだろうか。 霜の降りた窓の向こうをぼんやりと眺める。]
……まぁ!一般市民の癖に気が利くわね。感謝しますっ。 では、お腹が空きましたらジンジャークッキーさんを頂きますわ。
[水筒を首からぶら下げて。ジンジャークッキーの包みをポケットの中に入れる。 ガシガシと撫でられると、『レディのお御髪をそんな風に撫でるなんて!』と少し頬を膨らませて抵抗したが、優しいピンク色の笑顔を見ると怒る気にもなれず。]
…大丈夫ですわ!一宿一飯の恩は、お返ししないと。 お父様に叱られてしまいますわ。
[そう言って反対のポケットから、重量感のある袋を取り出すと。金貨を一枚出した。『これで足りるかしら?』と、蒼い目は問う。 年齢不相応なお小遣いを見て、目の前の料理人はどう感じただろうか。]
(2) 2013/11/18(Mon) 01時頃
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…勿論、無茶はしませんわ!
[>>0:138 ピエールの心配そうな顔とは裏腹に、お嬢様は意気揚々と羊毛に包まれた腕を回した。無茶する気満々でございます。]
あらっ!こんにちは。お爺様。
[嗄れた声に振り返り、お嬢様は軽く挨拶を交わした。 干満とした動きの男を前に、お嬢様はぴしっと腰に腕を当てて話しかける。 胸を軽く反らせば、首から下げた水筒がなんとも滑稽で。探検隊気取りだ。]
メーは今から冒険に出掛けますの。お爺様、オススメの場所はご存知かしらっ?!
(4) 2013/11/18(Mon) 01時半頃
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汚い色をしたお金……?残念ながら持ち合わせていませんわ。 そうですわね、今度はお父様と爺と一緒に来ますわっ。待っていなさい!
[お金と言えば金貨が当たり前。稀に銀貨を見かける程度で。金銭価値の分からないお嬢様は怪訝そうに眉を寄せた。 若干ピントがズレた受け応えをしつつ、取り敢えず金貨を一枚テーブルの上に置いてみる。 しかし料理人がそれを受け取るかどうかは分からない。]
(6) 2013/11/18(Mon) 02時頃
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……ふむぅ。そんなものですか、欲が無いのね、貴方は。 分かりましたわ、では次の御馳走を楽しみにしていますわっ。 お父様は特に味に煩いので、頑張りなさいっ!
[羊毛の腕を組んで、うんうんと頷く。お嬢様はひとまず納得した御様子です。 オーブンの方へ向かう料理人の背中を見ながら、お嬢様も鼻をひくひくさせる。もうお腹は空いていないが、やはり気になるようで。 隣に座る老齢の客人もその匂いは届いているだろう。]
(13) 2013/11/18(Mon) 02時半頃
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-7年前-
……クシャミ?変な名前ね。宜しくなのでしゅ!
[>>0:115 男の肉球を弄りながら、お嬢様は『くしゃみ、くしゃみ』と何度も復唱しました。始めてのお友達の名前でしたので、お嬢様なりの努力だったのかもしれません。 彼が擽ったそうに笑うと余計に楽しくなって、肉球をぎゅ、と押して遊んでおりました。]
――…うん!クシャミ! この恩は倍にして返してくだしゃいな!
[すっかり元気になった彼を見送る時も、幼いお嬢様はやっぱり気丈で。小さな胸を反らして、羊毛に包まれた腕をぶんぶんと振って見送りました。 その一方で蒼い目は、うるり、と揺れて。唇をきゅっ、と瞑りました。]
……約束ですのっ。
[そして彼が何度も軽々と乗り越えて会いに来てくれた、高い塀を。お嬢様も真似して抜けてきたのです。 猫のような体のしなやかさや、平衡感覚は全くないので、大変手間取り、最後は強引に飛び降りましたが。 冬に備えて一段と毛深くなった羊毛が、お嬢様の華奢な身体を護りました。]
(27) 2013/11/18(Mon) 21時頃
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――……! お菓子は別腹ですのっ。
[>>33 オールドファッションを素早く受け取ると、むぐ、頬張る。 グラニュー糖とバニラエッセンスの香りが口にひろがる。 サクサクとした外側と、内側のふわっとした食感に、思わず笑顔になる。嚥下すればバターの後味が舌に残る。 喉が渇けば、早速水筒を開けて、ミルクティーを飲もうとするだろうか。 料理人はお嬢様の考えなしの行動に慌てるかもしれないし、苦笑いするかもしれないし。]
もぐ……むふぁあ……あまぁい……ですの…ごきゅ。 もっと欲しいわ!
[ドーナツの代金として、再び金貨を渡そうかと過ったが。 流石にそれはまたピエールを困らせてしまいそうなので辞めた。 老齢の客人がポタージュを飲み始めれば、うむうむ、と自分が作った訳でもないのに嬉しそうにそれを眺めるだろうか。]
(34) 2013/11/18(Mon) 23時半頃
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ありがとうですわ!……ももももも。……んむぐっ。
…ぼへっ
[>>43 両手で掴むと、ぽいぽいっと口内へ放り込む。慌てて食べた為に、ドーナツが喉の奥に詰まってしまう。息苦しそうに、ホットミルクの入ったマグカップをひっ掴むと、勢いよく飲んで胃袋へとドーナツを押し流した。 小さくゲップをしたけれど、そこはレディとして咳払いで誤魔化した。
そんな様子は老齢の客人にも見られただろうか。老齢の男性に振り返ると恥ずかしそうに、微笑んだ。]
(49) 2013/11/19(Tue) 01時頃
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教会ですか……。
[>>44 お嬢様にしては珍しく感慨深けに応えた。長いまつげが、ゆるりと瞬きに合わせて揺れる。]
……そうですわね、冬になったらお母様にも会えませんものね。 ………。
ありがとう、お爺様! 教会に行って、お母様に挨拶してくるわ! ……あっ、あと冬の祈りねっ。
[優しげに微笑むバーナパスに手を降ると、ドーナツをさらに6個手に掴む。途中、時々遊んでくれる近所の子供にでも会えばいくらか分けてあげるつもりだが。会わなければ、食欲旺盛なお嬢様が全て教会に着くまでに食べてしまうだろう。]
またね!ピエール!お爺様!
[勢いよく店のドアを開けて、二人に大きく声をかけた。 小さな氷の粒が舞い込み、お嬢様の頬や店の入り口に付着する。冬の訪れを告げていた。**]
(51) 2013/11/19(Tue) 01時頃
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-5年前- 『あの日は見事な秋晴れで。銀杏の葉が陽光を受けて金色に輝いていました。雲は穏やかに過ぎていき。 こんな日は、お館様と奥様とお嬢様と爺の4人で仲良くピクニックなんて出来たらどれだけ素敵だったでしょうに。』
……爺。
『小さな蒼い目が爺を見上げていました。周りは黒い服に身を包んだ獣人で溢れ返っておりました。 奥様を慕う者や、お館様の部下達や、村の者も少なくありませんでした。 数は多くはありませんでしたが、お嬢様のお友達も数名参加していたかと思います。種族こそは様々でしたが、皆が一様に黒。 その中で、薄っすらと水を湛えたお嬢様の蒼い目だけが、やたらと眩しく輝いていました。』
…………お母様はどこ?
『爺には応える事が出来ず、黙して。涙をひとつ落とすだけでした。』
爺……お母様は?お母様は?……ねぇ
『冥福を祈る神父の澄んだ声が、秋空に溶けていき。その声を聞くと、奥様との思い出ばかりが浮かび。側にいる奥様の面影を強く残すお嬢様と重なり。 ……奥様の御霊はきっと、あの空の何処かの雲になってお嬢様を見守っているはずです、と堰を切ったようかのように、涙は止まらず。嗚咽交じりの声で爺は答えました。』
(54) 2013/11/19(Tue) 02時半頃
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………はふぅ、
[>>54 遠い昔の事を思い出しながら、お嬢様は教会へと向かって歩いた。薄っすらと地面は白んでいて。蹄が、白い道に規則的な足跡を付けていく。]
……これが、雪かぁ。
[そんな独り言も静かな村にゆっくりと溶けていき。しんしん、と小さな氷の粒がお嬢様の羊毛の上に掛かっていきました。]
[やがて。ぶるる、とお嬢様が自身に掛かった雪化粧を払った頃。 教会の尖塔が目の前に現れました。]
………。
[古めかしくも豪奢な扉をゆっくりと開けると、中に誰か居るだろうか。居るならば、ジンジャークッキーの一つでもあげるかもしれない。 オールドファッションは、とうの昔にお嬢様の胃袋へと消えた。]
(58) 2013/11/19(Tue) 03時頃
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