人狼議事


162 絶望と後悔と懺悔と

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視点:


メモを貼った。


メモを貼った。


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 ……甘、いの、

[なら、チビたちも食べてくれた。花の形で喜んでくれる子もいたからそれにしよう。花の形にした後の残りは刻んで蒸しパンにしても良いよな。
風呂は皆で入るのも楽しかったけど、沸かす手伝いも楽しかったよな。でもさ、]

 薪、割り、で、

[また怪我して倒れないでくれよ。あれそういえば、もう血が大丈夫になったんだ?良かった、今倒れられたら運べないし。
でも今はなんだか疲れたみたいで動けないんだ。チビたち寝付かせる役目、今日は勘弁してくれな。
起きたらいっぱい話したいことがあるんだ。また聞いてくれよ。昔みたいに。]


[昔に戻ったみたいで嬉しくて。
零留に答えたいのに声が出ない。
何も変わっていない。
自分より少し年上の兄。何も変わっていない。]

 ……   、

[切れ切れに口から漏れるのは、音になる前の息。

誕生日祝い。渡すもの。
いつも持ち歩いてて、いつ再会しても渡せるようにと思っていたのに。
上着を絢矢にかけてやったから、持っていない。]


[縛らず、鬼に掴まれた髪はぐしゃぐしゃに乱れている。
でも今は関係ない。奪われた家族が戻ってきた。もう二度と離さない。
力の入らない手で、それでもぎゅっと服と握り締める。

零留が何か言っている>>
けれど、自分に対してではない。

額に何か当たる感触に、うっすらとまた目を開ける。

近すぎて、顔は見えないけれど。
でも確かに此処にいる。]

 れい、る……。

[掠れて、それでも微かに空気を震わすことができた声で、家族の名を呼ぶ。
呼べたことに満足して、また目を閉じた。]


[零留の手が首に触れるのを感じる。

ねぇ、零留。僕はね。]

 ……          。

[首に何か食い込むのを感じる。
閉じた目から、暖かい涙が零れている。
痛くない。家族が傍にいてくれる。
それが嬉しくて。

最期まで微笑んでいた。**]


[リカルダの首に掛けられた鬼の手が動く。
けれど、――あと数歩が届かない。

喪失の恐怖に小さく揺れる眸に
次の瞬間、ずるり、小さな体が地面に落ちる様が映った]


[曙光を受けてジャニスの振るう三日月が、黄金の鬼を討った。

その隙に獣は地を蹴り手を伸ばし、
リカルダの小さな身体を掻き抱こうとする。


もし、――彼女を取り戻すことが叶うなら。

やがて黎明に消え行く星の輝きを、視界の端に収めながら身を翻し。
斃れた黄金の鬼と人間達の双方から距離を取りつつ、リカルダを庇うように身構える]


[獣に身を窶してまで抗っても、
結局この爪は黄金の鬼に届くことはなかった。
それでも、呪縛が解ければ、きっと仲間――家族は救われるはずだ。
とうとう願いは叶ったけれど。

敵を討つことなく、生き永らえた自分はどうすればいい?
植え付けられた憎悪と怒りは、決して消えないというのに]


 どこまでも、好き勝手しやがって。
 ……くそが。

[鬼の王の遺す言葉>>*33に眸を眇め、
裡に燻る衝動を持て余すように、地を蹴った**]


サミュエルと真弓の亡骸を縫いとめる刃に、視線を向けて


[折り重なるサミュエルと真弓の亡骸。
二人を縫いとめる刃が『夜刀』であることに気付き、薄明の空を仰ぐ]

 ……なあ、サミュエル。
 お前と真弓がこんなことになっちまったのは、俺のせいだよな。

[あのときサミュエルの声に応え、
立ち上がることが出来ていたなら、その後も共に戦い続け、
少なくとも彼一人を死なせることはなかった筈だ。

それなのに鬼と成り果て、獣にまで身を落とし、
挙句、金色の鬼を討つ事が出来なかった自分が、
おめおめと生き残ってしまった]


 ――……すまねえ。
 
[『夜刀』に貫かれた二人の亡骸は、
まるで自分の無力さを責めているようで。
零れそうになる涙を堪え、今は亡き友に力なく詫びる**]


メモを貼った。


[マユミはいう。
 周は抗い続けているのだと、

 それは、あの時、周を救けられなかった自分のせいだ。

 マユミが獣となったと告げたので、
 だから、周を探す。

 あちらからは見えぬとも、
 その存在、こちらが感じれば、

 ともすると言葉は伝わるだろうか]


【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[対峙する始祖とジャニスの視界に
他のものは添え物のように映っているのだろうか。

見つめ合う二人はあたかも恋人同士のようで、

けれど──
熱を持たないそれを、人は愛とは呼ばない。]

(2) 2014/02/22(Sat) 09時頃



[そして、自身の遺体の前、空を仰ぐ獣を見つけた時、
 傍に躊躇いもなく寄って、
 その背に手を置くと、

 それが周だとわかったから]


 ――……だがら、おまーはあやまんな、っていっでるだ。





 謝るのはおでのほうだで。
 ごめんな。

 おまーを死んででも連れでかえればよかっただ。
 ごめんな。
 おでは、全然役にたたなかっただよ。

[そして、思う。
 悔しかった]




[もちろん、言葉が周に通じているかないかはわからない。
 周はこちらの存在など全く気がついていないかもしれない。

 だから、これは、ただの独白だ。

 でも、信じてた周に、かけていた負担も今考えれば大きく思って、
 そして、友人として、どうしても、言葉かけずにはいられなかった]




 ――……周、ごめんな。
 おで、お前にいっぱい負担かけてたと思うべ。

 お前を信じていだがら、なんでいえば聞こえはええだがな。
 結局はお前に甘えてたんだべ。

 だがら、お前がいなぐなって、
 本当に、辛かっただ。
 お前は、そういう存在だっだだよ。
 本当に、本当に、

 お前はすごいやつだっだんだ…。


【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[リカルダの首に絡む始祖の指。
近づけは折ると、その瞳が語る。

だから、絢矢は──]


 ───…


[──ジャニスが始祖へと歩み寄り
斧を突き刺す予備動作に入った瞬間、
膝が軋む音を立てるほど強くアスファルトを蹴り、
ジャニスの躯によって出来た始祖の死角から駆けた。]

(3) 2014/02/22(Sat) 09時頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[訪れない機を待って潰えた者のいかに多いことか。
冷酷な鬼を相手に、待つは愚か。

待てど進めど、
失う可能性の同じならば、絢矢は走る。

二度と、後悔はしたくないから。]

(4) 2014/02/22(Sat) 09時頃

 でも、だがら、苦しみも、きっど、おでなんかよりすごがっただよな。
 お前はそれでも、前を向いて、
 今も、抗い続けてるっできいただ。

[背においた手、きゅっと力を入れるけれど、伝わるかどうかわからない]

 周。
 きっど、お前は、それでも始祖を討とうときっと思っているんだど思う。
 わがる。だっで、5年、もちろん、その前から一緒にいただ。

 きっどそれで、また、苦しんでいるんだど思う。
 でも、きっど、もう、いいだよ。

 お前も、仲間を信じていいだよ。
 きっど、絢矢やキャロライナやマドカや涼平を信じていいだよ。
 だっで、お前をみて、おでらは、

 強くなっだんだがら。





 ありがどな。
 もう、楽になっでぐれないがか?

 周が一人で戦っているのは、
 哀しすぎてみだぐねぇ。

 そでより、おでと一緒に帰ろ?

[それは、死霊の誘いにも聞こえてしまうだろうか。
 死への誘いに聞こえるだろうか。
 でも、精一杯の周への懺悔であり、

 そして、周をその地獄から救いたいと、今度こそと思うから**]


【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[斬撃は音もなく──。


三日月の鋭い尖端が始祖の胸に埋まるより早く、
リカルダを掴んでいた始祖の腕が、
その肩先からずれて落ちる。

何かが、肉を貫く音を聴きながら、
幼い躯を抱き締めて、始祖の背後へと駆け抜けた。]

(5) 2014/02/22(Sat) 09時頃

メモを貼った。


【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[>>8:112聞き知らぬ名を呼ぶ、
聞き憶えのある誰かの声。

声の方へ振り向いて──]


 零──…

      ───……  明ちゃん!!

[柔らかな胡桃色に吐息の緩むより、
明之進が膝を屈するのを見て
燕のとって返すように、再び地を駆けて戻る方が先。]

(6) 2014/02/22(Sat) 10時半頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[強く、固い地面を踏み締めるたびに
鮮血が灰色を赤く染める。

戦闘で温まった躯から、
血は止まることなく零れ落ちる。]

 …──、
 ごめん明ちゃん、耐えて。

[小太刀を鞘に納め
眼を瞑る明之進の肩を抱くと、
太腿から抜いたくないで躊躇なく傷口を抉る。

深く、容赦なく、くないは肉を裂き孔を広げる。
瞬く間に冷たい血の海が足元に広がり、
その中で、絢矢は明之進の頭を自らの肩口に押し付けた。]

 飲んで、明ちゃん──。

[声は祈るように。]

(7) 2014/02/22(Sat) 10時半頃

隠れん坊 アヤワスカは、メモを貼った。

2014/02/22(Sat) 11時頃


メモを貼った。


[夢をみた。
幸せな夢だ。

孤児院で暮らしていた、昔の夢。
皆と再び暮らし始める、未来の幻。

とても幸せな夢だった。
皆、笑ってた。]


[手を伸ばせば、届くと思ってた。


でも、結局届かないまま。
夢から醒めて。
二度と醒めない深い深い眠りへと――。**]


メモを貼った。


【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[押し付けた肩に感じる微かな動き。
項を擽る前髪の感触。
辛うじてそれと分かる程度の、弱々しい拒絶──。

手首のない腕を背に回し、抱き寄せて再度請い願う。]

 少しでいいから……お願い……。

[左手で明之進の後頭部を強く首筋に押し付ける。

手首から、口を開けた左肩の疵から、
血の香は濃く立ち上る。

烏羽の小袖の肩は、
既に血を吸ってぐっしょりと重く濡れていた。]

(12) 2014/02/22(Sat) 18時頃

[――声が聞こえた。
それは、今は亡き友の声だ。

振り返る獣の双眸に映るのは、
夜刀に貫かれ、既に事切れた二人の亡骸。

背中を預けることの出来た友は、もういないのだと改めて思い知り。
片手で顔を抑え、ああ、――と、息を吐いた。

けれど、背に置かれた手から、ぬくもりが伝わる気がして、
獣の瞳が微かに揺れた]


[たとえこの声が、友の死を悼み、
後悔する己の心が生み出した幻だって構わない] 

 ……違えよ。
 
 お前が役立たずだなんて、そんなこと、あるかよ。

 サミュエルがいてくれたから、
 俺はいつも前だけ向いて、戦えたんだ。

[立ち尽くしたまま、悔しそうに紡がれる言葉に応える]



 ――なあ、前に畑で話したこと覚えてるか?

 あんだけ心配してくれたってのに、
 俺はあの言葉を無碍にしちまうどころか
 お前に全部押し付けた挙句、無様晒しちまった。

 金色野郎にだって、結局手は届かなかったってのによ。

 
 なのに、……今でも、お前は、
 こんな俺を認めて、信じてくれるんだな。
 
 本当にお前は、昔から変わらねえ、お人よしだよ。

[口元が自嘲の笑みに歪んだ]




 そうだな。
 俺も、……楽になりてえよ。

[金色の鬼は斃れた。もう、家族を脅かす敵はいない。
もう、獣の――周の役目は終わったのだ。

だから――]

 ……なあ、サミュエル。
 連れていって、くれないか。

[いなくなってしまった、皆のところへ。
怒りと憎しみに突き動かされずにすむ、その場所へ。

連れていってくれと――疲れ果てた獣は、帰ろうと誘う友の声に希う*] 


メモを貼った。


【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[傷口は塞がり始めているのだろうか。
酷く掻き回した傷口は多量の血と着物とでよく見えない。
しかし脛を浸す赤い海は
今もゆっくりとその範囲を広げているように感じる。

傷が塞がったとしても、
血を失いすぎた鬼はどうなるのか。]

 ───、

[視線はジャニスへと──否、
その奥に転がる始祖の骸へと向いた。]

(13) 2014/02/22(Sat) 19時頃



 周……うん、もちろんだべ。
 おまーもこっぢにくるどいい。

[そう告げてから、
 まるで死霊だと思う。
 でも、周は本当に苦しそうだから、

 それは、為したいと思った。

 リーを殺し、マユミを殺し、そして、今、周も殺す。
 願っていることとは逆のこと、
 でも、都合がいいかもしれないけれど、

 それも、彼らの安らぎならば]

 ん……わがっだ。
 今度こそ、連れていくだ。


[獣の背を手で押して、
 誘う場所は、

 その獣の身体を焼き尽すに十分な油のある場所。
 ガソリンにまみれたあとの身体なら、
 生き残りの兵士が撃ち込む弾丸数発で、それは容易く発火し、爆発を起こすだろう。

 その怪物になった身体は、すべて焼けてしまえばいい。
 周は怪物ではない。
 心臓も脳髄も、すべてが、焼き尽くされればいい。

 心の底からそう思って、
 周を誘う]





[その背後に付き添っているだろうマユミはそれをどう思っただろう。
 でも、もう、周の背を撫ぜる手は、周を死に導くだろう。

 いや、人間に返すのだ。
 もう、きんいろの慰みに、玩具にさせたくはない。

 きんいろでなくても、その他の妖に、もう、周が縛られることがないように]





 おかえりだ。周。



[周が激しい抵抗をしないならば、
 そう告げて、帰ってきた友に手を差し出す。*]


メモを貼った。


メモを貼った。


 ……ああ、行こうか。

[サミュエルの手に背を押され、獣は歩き出す。

誘う声が本当に友のものなのか、
或いは、後悔が生み出した幻に過ぎないのか、もう分からない。

けれど、どちらでも構わないと思った。

斃すべき敵は既に無く。
疲れ果て、ただ安らぎだけが欲しかったから]


[鬼は果て、呪縛は潰えた。

黄金の鬼に運命を歪められても、
彼らは此処まで来れたのだから。

その命尽きるときまで、彼らは彼らのまま、
歩き続けることができる筈だ。

――そう信じて、獣は小さく笑った]


【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[皮膚に冷たい牙の立つ感触。
痛みはまだ感じない。

吸われているのかもわからないほど
触れる力は弱い。]

 せめて、傷が閉じるくらいちゃんと──…。

[逸る気持ちが手に籠もる。
吸血鬼特有の発達した犬歯が深く入るように
明之進の頭をぐっと引き寄せた。]

(15) 2014/02/22(Sat) 20時半頃

[ひとりでは――

そんな声が聞こえた気がして
一度だけ、生き残った仲間達を振り返り、目を細める]
 
 じゃあな。
 ……お前らは、負けんじゃねえぞ。

[獣の面に浮かぶ色は果たして*]


メモを貼った。


【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[始祖の血を啜れば
ホリーの血を吸った真弓のように
瞬時に傷を塞ぐことも可能かもしれない。]

 誰か、始祖の躰をここに……
 リッキィ──

[もう笑んではいない顔がリカルダを見て
ジャニスの先にある始祖の骸を眼で指し示す。]

(16) 2014/02/22(Sat) 21時頃

メモを貼った。


【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[苦しげな声と咳に、我に返って力を抜いた。]

 ごめ、ん
 ……ほんとに、大丈夫?

[覗き込む。
朝日が射してルビーのように鮮やかに輝く紅に
生気は戻って来ていただろうか。

今にも絶えそうだった呼吸が
少しでも穏やかなものに変われば、
絢矢は小さく吐息を漏らす。

険しかった眼差しも安堵に弛み──]

(25) 2014/02/22(Sat) 22時半頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[突如、絢矢の腕は支える力を失って
血溜りに、明之進の上半身が落ちる。]

 
   ッ、 ────…?
 

(26) 2014/02/22(Sat) 22時半頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[瞬間──]

      ────────ッッ!!

[声にならない叫びに喉を引き攣らせ
躰をくの字に折って蹲る。]

 あ゛、

[引き裂かれ、骨の覗いた手首を抱え
額を血溜りに押し付けて、
肩を、背を、小刻みに痙攣させた。]

(27) 2014/02/22(Sat) 22時半頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[痛い。 痛い。 痛い。痛い。痛い痛い痛い痛い痛い痛い───]

(28) 2014/02/22(Sat) 22時半頃

[――今にして思えば、
黄金の鬼に運命を歪められた子供たちの中で、
周が一番心弱かったのかも知れない。

戦い以外に生きる術を知らなかったから
その理由を失えば、容易く折れてしまうしかなかった]


[だから――誰かに必要とされたかった。
戦う理由が欲しかった。

真弓が言うように、零瑠が自分を必要としていたのなら、
甘さに付け込まれた結果、獣と成り果てたのだととしても、

――それでも良かったのだ]


[仲間達は、手の付けられない暴れ者だった自分を受け入れ
必要とさえしてくれた。

ヒーローを仰ぎ見るような憧憬の眼差し。
子分にしてくれと、慕う言葉。
寂しさを見かね、重ねられた手。

他の家族を裏切ることになっても、
自分を傍に置こうとした哀切。

欲しいものは此処にあった。
充分に与えられた。

――けれど、与えてくれた皆に、
報いることはとうとう出来なかった]


【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[全身余すところなく痛みと灼熱感に支配され
知らず手首の断面を抉るように突き立てた爪さえ
痛みとは感じない。

色彩の抜け落ちた貌の中、
青褪めた唇が、空気を求めて一度だけはくりと喘いだ。]

(29) 2014/02/22(Sat) 22時半頃

[生を擲ち死を選ぶ弱さを、疲れ果てた周は受け入れる。

昔、約束を交わした少女は、
寂しさに声を震わせていたけれど、その弱さを赦してくれた。>>*2

それに、共に在るときは常に自分の背を守り続けてくれた友が。
周が生き延びることを、誰よりも望んでくれた友が、一緒に帰ろうと導いてくれるのだから。

――きっとこれでいいのだ*]


【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[口角を伝うものは血混じりの唾液か。

正気を手放したくなる痛みに
耐えて、

──耐えて。]


 (───あ)


[それは不意に、
始まった時と同じように、唐突に消失した。]

(34) 2014/02/22(Sat) 23時頃

メモを貼った。


【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[痛みのほか、
全ての意味がバラバラに引き裂かれて
形を成さなかった世界に
少年と少女の声が戻って来る。

夜通し燃えて、
爆ぜた火の粉の音さえ聞こえ]

 ──リッキィ?

[自分を抱き締める腕のあることに気がついて
菫色を瞬く。]

(40) 2014/02/22(Sat) 23時半頃



[周にとって、なにが一番幸いなのか。
 もしかすると、自分の与えようとしているものは間違っているかもしれない。
 でも、もう、それよりも、なによりも、彼に安らぎを。
 友として、彼になによりのねぎらいを。
 それが、死というものであっても]

 周、おでは…
 絶対おまーはかえっでぐるっで信じてただ。

[周の身体が尽きれば、その魂を引き出すように手を引っ張りだして、その肩を叩き、髪をぐしゃりかき混ぜた*]


【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[明之進はジャニスに嘆願している。


始祖を貫いた後、
妖気と呼んで差し支えないほどに
纏う気配の変容した危うい佇まいの後姿。

危ないからやめて、と。

ボクは大丈夫──。そう言おうとして]

 (あれ?)

[自分の発した声が、聞こえなかった。]

(41) 2014/02/22(Sat) 23時半頃

メモを貼った。


【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[もう痛くないから。

もう一度声に出してみる。

舌は動くし、声帯は震えて、
ちゃんと言葉になっているとを示している。]

 (なのに──)

[音だけが欠け落ちて。

聞こえたと思った二人の声も、
燃え上がる炎も、また遠ざかる。]

(44) 2014/02/22(Sat) 23時半頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

 

    (────あぁ)


[そうか。

『疑問』は『納得』へと、
ストン、と着地する。]

(45) 2014/02/22(Sat) 23時半頃

メモを貼った。


【人】 隠れん坊 アヤワスカ

 リッキィ、泣いてる?

[間近にある顔を見上げて話し掛ける。

やっぱり発した声は聞こえないけれど、
自分を抱えるリカルダの顔が、
とても辛そうに見えたから。

冷たくて、震える手を伸ばして、
昔に戻ったようにリカルダの上腕を撫でた。]

(48) 2014/02/23(Sun) 00時頃

メモを貼った。


【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[二人とは違う方角から影が伸びて、
朝日を遮った。

リカルダを撫でる手はそのままに
影が生まれる地点に眼を向ける。]


 ─────……、ぃ

[舌が氷のように冷たくて
今度はうまく言葉に出来なかっただろうと思う。]

(51) 2014/02/23(Sun) 00時頃

メモを貼った。


メモを貼った。


【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[困ったように眉を下げ、
せめて昔のように笑ってみせようと、
唇の端を上げてみたけれど、
実際は、不自然に頬が引き攣っただけだった。]

 ぁけ、ちゃ、

[仕方なく、笑うのは諦めて。

傍に、霧のように在るだろう少年の名を呼び
リカルダを撫でていた左手で小太刀を抜いた。]

(53) 2014/02/23(Sun) 00時頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[きっと、明之進にはまだ足りない。

逃げてゆけるようになるだけの、
人の生き血が。]


 み、ンな、

[霞み始めた視界に、
順に家族の姿を映し──]

 ──、

[生きて──。

唇の動きだけで、そう告げて]

(54) 2014/02/23(Sun) 00時頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

 
[震える手で、

『常磐』の──漆黒の薄刃を、
躊躇いなく己の頸へと滑らせた。]
 

(56) 2014/02/23(Sun) 00時頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[既に多くを失いすぎて満足な圧を持たない動脈から、
それでも鼓動に合わせて
鮮血の細い川がぴゅうっと噴き出す。

急速に体温が喪われてゆき、
感じるのは寒さ。

ぼんやりと霞む意識の中で、
伸ばした腕を明之進の首に絡ませ、
次第に吹き上げる脈動さえ弱くなる首筋へと
引き寄せたのが最後の記憶。]

(58) 2014/02/23(Sun) 00時半頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[何かを口にしようと、微かに唇が震え──]

(59) 2014/02/23(Sun) 00時半頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ



[────それきり、絢矢の心臓は鼓動を止めた。**]

 

(60) 2014/02/23(Sun) 00時半頃

隠れん坊 アヤワスカは、メモを貼った。

2014/02/23(Sun) 00時半頃


メモを貼った。


【人】 隠れん坊 アヤワスカ

─ 夢 ─

[冷たい手。
冷たい微笑。

しみ一つない母の手に手を添えられて
振り下ろす黒塗りの刃が母の膚を抉る。

細い頚から吹き上がる血は冬の小川のように冷たいのに
血潮に濡れて紅く染まった幼い少女は、


──菖蒲は、引き攣るように笑っていた。]

(64) 2014/02/23(Sun) 00時半頃

メモを貼った。


[今でも覚えている。

春、皆で摘んだ花のにおいと一緒に作った蓬餅の味。
夏、隙間から入ってきた虫と女の子たちの悲鳴。
秋、集めた落ち葉と焼き芋が焼けるまで待つあの期待。
冬、薄くて硬い布団の中でくっついていた互いの体温。

忘れたことは、一度もない。]


[醒めないで欲しいと思った夢。
取り戻したかった過去。

掴めなかった、未来。**]


メモを貼った。


【人】 隠れん坊 アヤワスカ

─ 夢の現 ─

 『おまえが男だったら良かったのに』

[鮮やかな紅の引かれた唇に美しい弧を描き、
手入れの行き届いた指で童女の髪を撫でながら、
母は口癖のように言っていた。

傍にいるのに、
笑っていてくれるのに、
童女はいつも突き放されるような寂しさを感じていた。]

 『おまえを産んだから、
    わたしはもう仔を産めないのよ──あや』

[嫋やかな手と玲瓏な声音で
日毎甘やかな毒を塗り重ねられた童女は
知らぬ間に、母の言葉に縛られる。]

(68) 2014/02/23(Sun) 01時頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[童女にとって、
母の悲哀のすべてが己のせいで
母の悲憤のすべても己のせいだった。


何よりの罪は──、

母の産道を傷付けて、産まれ落ちたこと。]

(69) 2014/02/23(Sun) 01時頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[父は母より忌憚なく接してくれたけれど
常磐緑の瞳がいつもどこか遠くを見ていたことも
敏感な幼子は感じ取っていた。

視線の先に、見たことのない『兄』を見て、
羨望と憧憬を、小さな胸いっぱいに詰める日々。]

(70) 2014/02/23(Sun) 01時頃

隠れん坊 アヤワスカは、メモを貼った。

2014/02/23(Sun) 01時頃


[サミュエルが周へかける言葉を傍らで感じていた。
そのやりとりも、すべて。聞くつもりなどなくても、
その手は離れないのだから仕方ない。

だから]

……あなたはきっと、強くなれたはずなのに。

[同じ言葉は少しだけ、悲しげに。
少年たちに卑怯者だと言葉を投げつけたあの頃と、
零瑠を糾弾する言葉を投げた今と何の違いもない。

彼は自分がほしいものを持っていた。
“家族”を守る、力。それを行使する自由。

だから歯がゆく、だから悔しい。
当人にそんな様子が見えねば尚]


【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[父も母も己の元から去ってゆき、
一人残された広い屋敷で
己の罪を悔いて泣き暮らす日々の終わりに──。

母のくれた紅の海は、
菖蒲が罪に染まる前──、
母の胎内で浸かっていた羊水のような匂いがした。*]

(72) 2014/02/23(Sun) 01時半頃

メモを貼った。


隠れん坊 アヤワスカは、メモを貼った。

2014/02/23(Sun) 01時半頃


[感じる意識は、
いまある命と消え行く鼓動に向けて。

明乃進とリカルダと零瑠と――絢矢。
他の皆はみな死んでしまったのだろうことを知る。
それでも、自分の願いは姉のくれた刃という形で託せた、それは成就したのだろう。

願うべく幸いはどこにあるのだろう。
鬼とならなかった家族が皆死んでしまっては、
鬼である彼らの幸いが見つからねば、
父を殺したかった意味も、失われたに等しい。

見知らぬ人の安寧など、帝都の平穏など知らない。
――本当は、傍らに感じる彼の存在だって、生きて幸せでいてほしかった]


メモを貼った。


メモを貼った。


隠れん坊 アヤワスカは、メモを貼った。

2014/02/23(Sun) 01時半頃


【人】 隠れん坊 アヤワスカ

─ 孤児院の記憶 ─

[あや、という音しか持たなかった少女に
零瑠がくれたのは
意味と──切欠、だった。

それまで、少し距離のあった年上の少女と
共通の、仲間めいた意識が芽生え
たくさん遊び、たくさんはしゃぎまわった。


キラキラと煌めいた、在りし日の記憶。]

(77) 2014/02/23(Sun) 02時頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[少女は零瑠が教える習字の時間が
割と、いや、とても好きだった。

字を書くことよりも
字を覚えることよりも
零瑠が書いた字を眺めている方が楽しかった。

四歳より以前の記憶のない少女には
その理由はわからなかったけれど
零瑠が書いた字を見ると、
時々泣きそうなくらい切なくて──

とても、嬉しくなる時があった。]

(78) 2014/02/23(Sun) 02時頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[桜の花びらの舞い込む部屋の
障子に残された拙い画──。

兄の、『常磐』に描かれた少女は
誰からも愛される
純真で無垢な笑みを浮かべていた。


孤児院で、保護された少女が目を覚まし
霧のような少年の手をとって
最初に浮かべた赤子のような幼い笑みは
障子に描かれた『菖蒲』とよく似ていた──。*]

(80) 2014/02/23(Sun) 02時頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

─ 『常磐』 ─

[繰り返し囁かれる母の毒は
童女から、純真さと笑顔を徐々に奪う。
いつしか童女の笑みは
遠慮がちでぎこちないものへと変化して行った。

父の膝で兄に会いたいと希(こいねが)った、
真っ直ぐに笑うことをしなくなった童女は
父が兄を探しにゆくと言った時、
確かな期待と喜びで父を送り出した。


父と、父の先妻の愛を受けた『兄』なら。

望まれなかった『妹』にも
溢れるような愛情をくれるかもしれない──、と。]

(84) 2014/02/23(Sun) 03時頃

[眠る前に何処か遠くで聞こえた声

自分にとっての家族は、何だろう。
なんて考えないで済む相手なんだと思う。
そこにいるのが当たり前で、離れていても繋がってて。
どんなことがあっても、裏切らない。
なんの見返りも求めないでいられる。

そんな、関係。

大好きな家族。
忘れないよ。どんな小さなことでも。
また一緒に暮らして、いっぱい話をしよう。
だから、今は寝かせてくれないか。

もう動かない唇で告げる言葉

おやすみ。零留、おやすみ。また――**]


【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[屋敷の外の危険を承知で
童女が抱いた利己的な願いは父を殺め、
『常磐』の名をも、少女は罪で穢した。

漆黒の二刀が兄──『常磐』は最後に、
罪の根幹たる少女の命を断ち、贖いを終えた。

最期に絢矢が、
──菖蒲が口にしようとしたのは、

父と、母と、
結局会うことのなかった兄への───**]

(85) 2014/02/23(Sun) 03時頃

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