人狼議事


65 In Vitro Veritas

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


─ B2F/倉庫前(回想) ─

 だって食料これしかねーんだぜ?
 もっと沢山あるとか、もーすぐ出れる見込みあるってんなら、お前らにも分けてやりてーけど。

[ニックが不満を訴えても、やはりあまり態度は変わらず。
 危機感を覚えたらしいフランシスカに、14に分けると言われれば、明らかにいやそうな表情を浮かべた。]

 ……俺ら優先でいいと思うんだけどなー。

[ぶつぶつ言いながらも、小分けにされた食料の幾つかを渡されれば、そのうち1つをニックへ向けて放り投げる。]

 あんまり食うなよ?


 んじゃ、俺は上の階に持ってくわ。

[ヴァイオリンの音が聞こえていた。
 誰かいるのだろうからと、食料の袋を持って階上へ向かう。
 分けられた食料をニックに持たせず、自分で持ったままでいるのは、奪われてしまわないように。]

 あ〜ぁ……早くこんなトコからオサラバしてー……。

 野球観てー……。

[文句を言いつつ、だらだらと非常階段をのぼってゆく**]


【人】 いわとびぺんぎん ドナルド

― 地下二階 倉庫前 ―
[手を洗い終え、倉庫の前まで終わると、もうその仕事は終わってしまったらしい。
眉を下げ、仕事が出来なかった事を小さく謝り。]

 ……たべ、もの?

[見慣れない、何か硬い食べ物が入った袋。色はパンに似ているけれど、もっと、ずっと、硬いもの。]

 ありがとう、ございます。

[ぺこり、頭を下げて、袋をポケットに突っ込んだ。
そのとき、じゅうろくばんのおりじなるの貸してくれた布が指に触れる。引っ張り出し、彼女の顔とを幾度か見比べて。]

 ……あ、……。すみません、これも、洗ってきます。

[そう言うと、再び彼女達に背を向け、元来た道へ。]

 ……あの、イワセ。後で、キャッチボールのこと、教えてくださいね。

[そう、同じ赤色の彼に告げると、へらり、微笑んだ。*]

(8) 2011/09/30(Fri) 14時半頃

いわとびぺんぎん ドナルドは、メモを貼った。

2011/09/30(Fri) 14時半頃


いわとびぺんぎん ドナルドは、メモを貼った。

2011/09/30(Fri) 14時半頃


【人】 いわとびぺんぎん ドナルド

― 廊下 ―

 ニックさん。
 ……はい、行きましょう、か

[走り行こうとして、ニックの言葉>>16に足を止める。

涙を吸った布。ハンカチ、とじゅうろくばんのおりじなるは呼んでいた。
それに視線を落とし、それから、もう一方の手に握ったままだった、イワセのボールとタオルを見て。]

 ……今は、怖い、とかじゃないんです、よね
 うーん、……難しい、です、ね
 ……イワセは、なんか、悪い人じゃないと、思って

[それは同じ色だからという先入観からか。それとも別の何かからか。

上手く説明する術を、持ち合わせてはいなくて。
曖昧な笑みのまま、歩む。]

→ 地下2階 男性用トイレ―

(25) 2011/09/30(Fri) 22時頃

【人】 いわとびぺんぎん ドナルド

― 地下2階 男性用トイレ ― 

[先程と同じように、洗面台の前に立ち、ハンカチを濡らす。

柔らかい布は、なんだか力を籠めて洗うとすぐ破れてしまいそうだった。

ニックはどのタイミングで出ていっただろうか。
どのタイミングにしろ、繊細なハンカチを洗うのにはすごく、時間がかかってしまって。]

 ……イワセ、待ってるかな……

[絶対に目を取らなくてもいい、とそう言ってくれた赤い髪を思い出しながら。
小さく呟いて、水気を絞ったハンカチを、できるだけ丁寧に畳んだ。]

(26) 2011/09/30(Fri) 22時頃

【人】 いわとびぺんぎん ドナルド


[トイレを出て、倉庫の前まで歩けば、赤い髪はそこにはなかった。

首を傾げ、その場に誰かがいたのなら、イワセはどこへ行ったのか、尋ねただろう。
答えが得られたならば、その場所へ。
答えが得られなければ、全ての部屋を見てみると告げ。

その場を離れ。


そうして、“その場所”に、辿りつく。]

(27) 2011/09/30(Fri) 22時半頃

― 回想:地下二階 倉庫前 ―

 キャッチボールを、教えろ……?

[赤毛の予想外の一言には、きょとんと瞬いて。
それから、にかっと晴れやかに笑う。この廃病院に来てから、一番の笑顔。]

 おゥ、いつでも来い!
 俺のクローンってなら、上手くなんねェワケがねェ。

[手を伸ばし、嫌がられなければ肩や上腕に触れ。]

 ン……鍛え方は全然だが。
 何しろアンタは、この天才遊撃手の岩瀬ドナルドサマと同じ遺伝子持ってんだかンなァ!

[大げさにおどけて胸を叩き、後でなァ!とひらり、手を振った。]


【人】 いわとびぺんぎん ドナルド

― コントロールセンター ―

[タオルに包んだボールを片手に。
未だ水気を含んだハンカチをもう片手に。

両手が塞がったまま、扉の前に立てば、扉は自動で開いてくれた。

広い部屋。机と、何だかごちゃごちゃとしたいろんなものが置いてあった。

その部屋に。]


 ……イワセ?


[彼は、横たわっていた。]

(29) 2011/09/30(Fri) 22時半頃

【人】 いわとびぺんぎん ドナルド


 イワセ?
 寝てるんですか?

[鐘はなってませんよ、と声をかけながら、横たわる彼に近付く。
首に巻き付く縄。その意味なんて、知らない。]

 ……起きてください、……怒られても、知りませんよ?

[あれ、そういえば、 先も似たような事を言った様な。

                                 誰かに。]

[横たわるイワセ。同じ、赤銅色の髪。
閉ざされた瞼は開かない、けれど、その下の瞳も、きっと同じ色。]

 イワセ、 ……イワセ

[名を呼びながら、手を伸ばす。持っていた物は傍らに置いた。
赤い色を撒き散らしながら眠っていた彼女とは違う、だから、彼もまた目を覚まさないなんて、思わなかった。]

(30) 2011/09/30(Fri) 22時半頃

【人】 いわとびぺんぎん ドナルド

[何度も、何度も揺さぶる。その身体に馬乗りになる様にして、何度も。
あの赤色は付かない、けれど、イワセは起きない。
どうして。]

 俺、まだ、何も話し、聞いてない。
 ヤキュウも、知らないです。
 キャッチボールだって、教えて、もらってない。

 俺、ずっと、下手だからって馬鹿にされるんです。
 はやく、イワセ、起きてください。

[起きない。どれだけ起きるのが遅い人でも、これだけ揺さぶれば起きるのに。]

 ……イワセ

[視線は、彼の左の眼帯に留まり。]

 目が、……駄目になった、から?

                     [指先は、己の左目に伸びる。]

(31) 2011/09/30(Fri) 22時半頃

【人】 いわとびぺんぎん ドナルド

[思い付いたその方法は、とてもいい方法に思えた。
だから、実行に移すのに、躊躇いはなかった。

四本の指を、瞼の下に沿わせて。]

 っ、く……ぅ……

[眼球への、圧迫感。
痛い。痛かった、けれど、我慢した。

ぬるりと眼球の裏、指の滑り込む感覚。
ふ、と息を漏らしながら、一気に其れを引き抜く。]

 ……あ、ぐ ぁ ―――……ッ!!

[ぶつん、と、左の目が真っ黒になる。
掌の中には、三白眼気味だった瞳。

涙を零しながら、空いた右手でその眼帯を外す。
あんまり強く触ると怒られてしまうだろうから、慎重に、慎重に。]

(32) 2011/09/30(Fri) 22時半頃

【人】 いわとびぺんぎん ドナルド

[眼帯の下は、普通の肌の色ではなかった。
腫れていて、少しだけむらさきいろで。

そっと、その瞼を開かせ、“壊れた”目を、先程と同じようにして、抉り出す。
自分の目ではないのに、痛そうで、顔を顰めた。]

 ……だいじょう、ぶ

 ほら、俺、 寝てない、   だから 


[片目が壊れているから起きない?
                    でも自分にはもう、片目がない。

          けれど、眠っていない。]

[そんな矛盾に気付けるような、冷静な思考など持ち合わせていない。
起きて欲しいと、また話を聞きたいと。

ただ、それだけ。]

(33) 2011/09/30(Fri) 22時半頃

【人】 いわとびぺんぎん ドナルド


                           [彼を殺めた犯人が]

                  [何を思ってイワセを殺めたかなど]




                    [そんな想いには、気付けない。]
 

(34) 2011/09/30(Fri) 22時半頃

【人】 いわとびぺんぎん ドナルド

[空いた眼窩に、先程取りだした自分の“壊れていない”目を、強引に嵌めこもうとする。]

 ……イワセ、 起きて

 起きて、ねぇ

[半ばそれを潰すようにしながら収めると、また、肩を掴み揺さぶる。]

 俺の目、俺の、あげた、から
 ねぇ、……俺、まだ、イワセの事、何も、

 何も知らないん、です……

[かける声は、涙声。
しばらく、そう、声をかけながら揺さぶっていれば、その右目に視線はいくだろうか。]


 ……こっち、も?

[そう呟いて、指先を、自分の右の目に、伸ばそうと。*]

(35) 2011/09/30(Fri) 22時半頃

いわとびぺんぎん ドナルドは、メモを貼った。

2011/09/30(Fri) 22時半頃


いわとびぺんぎん ドナルドは、メモを貼った。

2011/09/30(Fri) 22時半頃


【人】 いわとびぺんぎん ドナルド

― コントロールセンター ―

[右の瞼、触れる。
これをイワセの右の眼窩に、と。

思った時、腕が掴まれる。>>55]

 コーダさ、ん

[三白眼気味の、青墨の瞳。
右の眼球だけが、彼を見て。]

 イワセ、起きなくて

 目がないから、 起きないかなって思ったんです

[笑おうとしたけれど、上手くいかなかった。

左の目が、痛かった。]

(59) 2011/09/30(Fri) 23時半頃

[億劫そうに階段をのぼっている時だろうか。
 背後に誰かの足音が聞こえ、振り返った。]

 何だニック、どーした?

[食料を投げ渡したあと、岩瀬のクローンを追ってその場を離れたはずの自分のクローンが、またそこにいた。]

 何だよ、食料だったら渡したろ。
 ちゃーんと等分に分けてあるってーの、疑うンなら他も見せっか?

[舌打ちし、他の食料袋を見せながら言う。]

 ったく。
 これっぽっちしかねーんだから、お前らクローンはちっとは遠慮しろよなー。
 俺らあってのお前らだろ?


【人】 いわとびぺんぎん ドナルド


 ………?

[ペナルティ、という考えはなかった。

目の壊れたイワセの為に、イワセのくろーんである、自分の目を宛がう。
それはあの映像のままではないか。

何が間違っているのだろう。]

 コーダさん、 痛い、 です

[薄らと、口元に笑みのようなものを浮かべながら。
引き摺られるようにしながら、その身体はイワセから、離れる。]

 ……寝てる

[少しも起きないイワセに、また、ゆるく首を傾げた。]

(63) 2011/10/01(Sat) 00時頃

 何だよ、そんな目で見んなって。

 ほら、映画とかドラマなんかによくあんじゃん。
 尊い犠牲ってヤツ。

 ……って、あぁ、映画だドラマだなんて知らねーか!

[声を出して笑いながら、続ける。]

 そりゃまーな、お前らも助かるってーのなら、万々歳なんだろうけど、やっぱまず優先されんのは俺らでしょ。
 心配すんな、もし死ンじまっても、お前らの事は忘れねーって!

[まず助かるべきは、オリジナル。
 クローンは二の次。
 それを、さも当然のように考えて。]

 美談だよなー、美談!


 ───……あ?

[その浮遊感は、唐突に襲ってきた。

 ぐるりと回転する視界。

 身体が何度も、硬い階段に打ちつけられる。

 ごきり、という鈍い音を、頭の奥で聞いた気がした。


         ───が、それが一体何だったのか。

                        己では、分からぬまま。]


【人】 いわとびぺんぎん ドナルド

 眠ってる

[コーダの言葉>>68を、ゆっくりと繰り返す。
瞬けば、両方の瞳からぼろぼろと、涙と、]

 ……起こさ、ないと

[腕で、流れ落ちるそれを拭う。
腕は、手は、また赤く染まり、首を傾げた。]

 コーダさん、俺
 イワセ、起こさないと、……離してください

 俺、……イワセに、キャッチボール、教えてもらわないと

[歪な笑みが、コーダを向く。]

 ……おれ、 イワセを、……

[傷付いた身体では、コーダの腕を振り払うことすら、できなくて。]

(72) 2011/10/01(Sat) 00時頃

 ………………。

     …………………………。


[階段から落ちたらしい。
 そう気付いたのは、己の身体が、階段の下に横たわっていたから。]

 ンだよニック! あぶねーだろ!

 つーか言ってるイミがわかんねーよ。
 お前らも人間かもしれねーけど、人間のコピー、クローン!
 つかなぁ、もしここで俺が怪我したら、困んのはお前なんじゃねーの?

 ……って、聞いてんのか?!

[返事がない。
 カッとなって、ニックに掴みかかろうとした。

 しかしその手は空を切る。]


 な、んだ……?

    なんだ、これ……!!?

[そういえば。

 何故自分は、自分を見ている?
 階段から落ちた筈なのに、何故どこも痛くない?

 なぜ……?]

 おい……待てよ………。

    冗談、だろ………………?

[震えが止まらない。
 ただ呆然と、動かなくなった己を見つめる。

 ニックがどこかへ立ち去った事すら気付かぬほどに。]


― 回想:地下二階 倉庫前 ―
[食べ物を分けて回る途中、視線を感じてそちらを見やれば、アマ……なんと言ったか、野球の嫌いな例の男のクローンの姿。服装からそれと知れた。どうやら、肌の色も多少違っていたか。]

 うン、アンタはまだ貰ってねェのか。
 ほい、こんだけが一人分、らしいぜェ。

[一袋渡して、それから。先ほど、彼のオリジナルが言った言葉をそのまま、彼にも伝える。]

 いつ出られっか分かんねェ、大事に食えってさ。

[手を挙げて歩き出そうとしたときに、呟きが聞こえて振り返る。]

 目……?

[クローンには怪我が珍しいのだろうかと、軽く首を傾げ、再び廊下を他の者を探して――*]


メモを貼った。


【人】 いわとびぺんぎん ドナルド

[漠然と感じていたのは、イワセが自分を―― それは自分自身ではなく、自分の目であるのだけれど ――必要としている、それだけだった。

仕事でも足を引っ張っていた。
運動でも相手に迷惑ばかりかけていた。

だから、“必要としてくれる”ということは、それは、]

 ……俺の目、とらなくていいって。
 そういう方法が、あるって。

 ……でもイワセ、悩んでて。ヤキュウが、好きだから。
 ヤキュウ、楽しいって ショウタイするって。
 キャッチボールも、おしえてくれるって 俺、イワセとオナジイデンシだから、上手くなるって

[零すのは、言葉の断片。イワセと交わした会話の欠片。
――― それから、不意に口を閉ざし、ゆるく、首を横に振る。]

 ……わからないから、いっぱい、イワセに、聞きたかったん、です

[歪な笑みは、途切れぬまま。*]

(81) 2011/10/01(Sat) 01時頃

[やや暫くして。
 また、別な人の声が聞こえてきて。
 そしてハッと我に返る。

 知らない女が、自分をあれこれ調べている。

 ああ、自分は死んだんだと、いやでも理解させられる。

 そこにまた、人が増える。
 彼はたしか、雨宮とかいったはずだ。]

 ………なんだよ、それ。

 まるで、俺が悪いみたいじゃねーか。

[自分はただ、当たり前の事を言っただけなのに。

 クローンは、自分達に万が一の事が起きた時のため、存在する。
 だから、万が一の時に犠牲となるのは、仕方がない。
 憐れみがないわけではないけれど、それが、クローンの存在意義なのだから。


 なのに、何故?
 何故、怒りを向けられた?

 わけがわからない。]


[医者らしき女と雨宮の話は、あまりよく理解できなかった。
 そも、真剣に聞いていなかった。
 何故自分が殺されなくてはならなかったのか、まだ納得しきる事ができていなくて。]

 ……なんだ、今の声。

[その時聞こえてきた声は、雨宮と似たものだった。
 彼のクローンが、誰かを呼んでいる?]

 おいっ、まさか……!

[ニックが他にも殺したか!?
 まず頭を過ぎったのはそれだった。]


メモを貼った。


[ふわふわと浮遊する身は、おそらく、雨宮達より早くコントロールルームへ着いたろう。
 扉など、あってもなくても今の自分には関係なく、するりと中へ入り込む。

 そこに見えたのは、赤いもの。
 ああ、また血だ。
 やっぱりまた誰かが死んだ。殺された。]

 おいおい、今度は誰……───。


 岩瀬さん!!!
 何で、何だよコレ!!
 どういう事なんだよ!!!

[目の前の光景は、状況を理解するのに時間を要した己の時より、ずっと衝撃的だった。

 首に巻き付いた荒縄。
 血に染まった顔。
 怪我をした左目が、ひどく不自然で……]

 岩瀬さん……岩瀬さん!!
 な……一体、何があったんすか!
 まさかニックが……俺のクローンがアンタの事を……?!
 ンな冗談…………勘弁して、くださいよ……?!

[縋り付き、その身を揺さぶろうにも、腕はするりとすり抜ける。
 何故、なぜこんなことに……。]

 おぃ………何で……だよ…………。


 なん、で…………。

[声が震える。
 身体から力が抜け、血溜まりの中にへたり込む。

 けれど、その身に血は付かず───**]


メモを貼った。


【人】 いわとびぺんぎん ドナルド

[自分の笑顔に、コーダが何を思った>>101のかは、知らない。
ただ、コーダの腕が緩んだから、、そこから抜け出て。
立ち上がろうとしたけれど、上手くいかなかったものだから、這う様にして、進む。]

 イワセ、……

[動かぬ身体に手を伸ばす。
傍らに手をつけば、何か、ぶちりと潰した音が聞こえて。]

 ……?

[手を見れば、先程刳り貫いた壊れた方の眼球が、潰れてべちゃりと手に付いていた。]

 あ、……  ごめん、なさ…い……?

[仕方なく、イワセのタオルで潰れた其れを拭うと、また、肩に手をかけ、名を呼ぶだろう。
痛みと、起きて欲しいと願う想いと、そればかりで、他の来訪者には、気付けない。

紡ぐ言葉は、名を呼ぶ声は、誰かが止めるか、――― 痛みに耐えきれなくなり、気を失うまで、途切れはしないだろう。*]

(108) 2011/10/01(Sat) 09時半頃

いわとびぺんぎん ドナルドは、メモを貼った。

2011/10/01(Sat) 09時半頃


【人】 いわとびぺんぎん ドナルド

[かけられた声>>118に、ゆるりと、顔を上げる。]

 ……イワセ、起きないん、です

[瞬けば滴り落ちる、涙と血液。
霞んだ視界では滴り落ちたそれが、イワセの身体を汚している事すら、見えなくて。

嗚呼、痛い、目が痛い。痛くて、熱くて、―――でも、イワセはもっと痛いだろうから。

リーネのおりじなるの零す言葉>>119、首を傾げて。]

 ……こわれ、て?

[浮かべていた、笑みは消えた。]

 いわ、せ、……? ……起き、ない?

[呆然と呟き、はたりと動きを止める。隻眼は、未だ、イワセの身体を見詰めたまま。彼女の言葉>>119を聞いていたのか、いないのか。

処置の途中、痛みに幾度か呻く声を上げ、―――その眼帯が、変わりの様に嵌められた時、子供の様に、泣き声を上げる。*]

(140) 2011/10/01(Sat) 17時頃

メモを貼った。


いわとびぺんぎん ドナルドは、メモを貼った。

2011/10/01(Sat) 19時頃


メモを貼った。


― 回想 ―
[それは、予想もしていないことだったから、反応が出来なかった。
或いは――予想はしておくべきだったのかもしれない。けれども、まだ非日常に対する心構えが出来ていなかった、という方が正しいか。]

 ぐッ……やめ……ッ!

[助けを求めて叫ぶような余裕すらなく、首に巻きついた何かに力が込められる。

皮膚が痛い、息が出来ない、何かがこみ上げるような感覚。
―――苦しい、苦しい、苦しい。]

 なん、で……俺、は……ま、だ……。

[それは、言葉にすらなっていなかったかもしれない。
もう、もがくのすら苦しくて。徐々に朦朧としてきた意識を、すとんと手放した。]


― 回想:コントロールセンター ―
[ふいにぽかりと意識が戻る。]

 あァ……生きて、る……?
 俺、てっきり死んじまうかと……。

[仰向けのまま、ゆっくりと目を開ける。飛び込んできたのは、何やら機械だらけで人気のない部屋。制御室かなにかだろうか。]

 あー…あの廃病院に連れてかれたンは、夢じゃァねェのな。

[がしがしと頭を掻きながら体を起こし、辺りを見回す。ふと、足元に人が倒れているのに気がついて――、]

 うぉっと、うっかり踏んじまうトコだったぜェ。
 あっぶねェな、誰だよこんなトコで寝てるヤ……ツ……?


[見覚えのある赤銅色。]

 赤毛……?

[見覚えのある上着。]

 いや、別のクローン……、

[左目には眼帯、首元には荒縄が巻きついて。]

 …………俺?


【人】 いわとびぺんぎん ドナルド

[泣きながら名を呼ぶ。戻らぬもう一人の自分の名を呼ぶ。
もっと、もっと話しを聞きたかったのに。いろいろ、イワセの事を教えてもらいたかったのに。

怖かったのは、永遠に、眠る事。
                      目を取られる事では、ない。

寧ろ、こんな自分が誰かの役に立てるのであれば、目の一つや二つくらい、安い位で。
だから、だから、だから ―――――]

 ……喜ん、……で……?

 でも、イワセ、起きない、……イワセは、もう、……
 ねぇ、イワセ、は、 なおらないんですか。壊れた部分、
 ……俺、の、あげるから。 俺、……俺、おれ、 おれ……

[かくり、布の詰められた眼窩は重く、自然と左に頭は傾いだ。右の瞳からは、とめどなく涙が流れ、血濡れた頬を洗い流していく。]

 ……あぁ、あ、ぁ……、ぁ 、ッ、  ……―――ッ!!!

[響くのは、叫びにも似た、泣き声。]

(176) 2011/10/01(Sat) 22時半頃

― 回想:コントロールセンター ―
[手を伸ばせど、首に絞めた痕の残る己のからだには触れることが出来なくて。
目の前にあるからだにめり込むように、その手は何の感触もなくすかっと空を掴む。]

 まさか、まさか、――俺が死んじまってて、ユーレイ、とか?
 ハ、ハハ……ンな、出来の悪りィホラー映画みてェなコト、あるわきゃねェだろ……。

[口からは乾いた笑いが洩れる。
けれども、近くの配電盤らしきものに触れてみようとしても、やっぱり同じこと。
しばらく立ちすくんでいたが、何かを堪えるような溜息をついて。]

 チックショウ、まだ俺、ソリテスウルブズを優勝させてやれてねェ。
 三冠王だって、取ってねェ。

 何より――、

[震える声で吐き出した。]

 まだ……、野球がしたかった……ッ。


― 回想:コントロールセンター ―
[じきに、扉を開けてやってきた赤毛。ただ、起きて、と繰り返す。]

 ハハ、ハ……なァ、アンタ。
 もう移植手術なんて必要ねェ、好きに生きられンだぜ。
 よかったじゃねェか。

[オリジナルを失ったクローンが処分されることなど知らず、言葉には知らず苛立ちが滲む。]

 なんなら、俺の代わりにスタジアムに立つか。え?

[声を掛けても、全く赤毛は聞いていない様子で。]

 や……聞こえて、ねェのか。
 そうだよなァ、俺、首ィ絞められて。

[死んだんだもんな、とは、言葉には出来ず。]


─ コントロールセンター ─

[牧野とかいう医者が、岩瀬のクローンを治療している。
 会話の断片から、クローンは岩瀬を殺していない事、クローンが自ら目を抉り、岩瀬に与えようとした事は分かった。]

 バカじゃ、ねぇの……。
 抜いて、嵌めて、ハイおしまい。

 ンなワケ、ねぇじゃん……。

[ぽつぽつと零しながら、岩瀬の左眼に手を伸ばす。
 触れようとする……すり抜ける。]


[赤毛の次の行動に、肝を潰した。左目に迷わず指先を突き立てる、自分と同じ背格好の男。ぼたぼたと流れる血にも、意を介さない様子で。]

 なに、を……オイ! やめろよ、何すんだ!

[けれど、声は届かず、その動きは止まらない。
己の死体――信じたくはないが、そうなのだろう――の傷ついた眼球に手を伸ばして、刳り貫く赤毛。そのまま、手に持った赤毛の眼球と、己の"駄目になった"眼球を取り替えようとする。

移植手術が必要だと、言ったから――?]

 やめ、ろ、ンなコトしたって、俺、もう死んでんだぜ!?

[見ていられなくて、眉根を寄せて目を逸らす。ぐちゃり、と耳に痛い音に、その場を去ろうと。
扉を開けようとしてドアノブを掴んでもすり抜け。
そうか、と、そのまま肩を扉にぶつけてみれば、何の抵抗もなくするりと廊下へ――。]


― コントロールセンター ―
[一通り、周りをぶらついて。
漸く戻ってきたときには、牧野医師と赤毛の姿。傍には蛯江もいただろうか。
蛯江が死んだことは未だ知らず、ちらと見やるだけで気にも留めずに。]

 やっぱ、俺ン姿、誰にも見えねェのな。
 ッたく、ユーレイになったんだとして、死んだ選手のユーレイと喋れるくれェのオマケ、あってもイイと思うんだが。

[牧野医師から治療を受ける赤毛の姿には、目を眇めた。]

 ……まだ、いたのか。

[じいっと見ていれば、彼は子どものように泣きじゃくる。目を上げたかったのだと、起きてほしかったのだと。]

 ……ンなコト、しなくてイイんだよ。
 アンタ、キャッチボール上手くなりてェっつったろ?

[思い出したのは、ボールの投げ方を教えてくれと頭を下げた彼の姿。]


[ふ、と苦笑を洩らした。]

 好きに生きろよ、俺は俺、アンタはアンタ。
 こんなコトになんなら、移植手術は止めるって伝えてやりゃァ良かったな。

 ……ボール上手く投げられるようになりてェって言うヤツの目なんざァ、取れっかよ。

[ぼそり、呟くと、手を伸ばして。]

 あーあー、泣くんじゃねェよ、俺とおんなし顔してる癖ェしやがって。
 傍から見たら、俺が泣いてるみてェじゃねェか。

[赤銅色を、ぐしゃぐしゃとかき混ぜるように、動かした。もちろん、その手は髪に触れることなどなかったけれど。]


【人】 いわとびぺんぎん ドナルド

[子供の様な泣き声は、叫び声は、コントロールセンターに響く。]

[其処に]
                    [ふわりと]

    [赤い色]

[――― 泣き声は、途切れる。]

 ………イワセ?

[眼帯で塞がれた、もう、光など通さぬ左の眼窩に。
同じ、違う、赤銅色が見えた気がして。]

 ………

[子供の様に、嬉しそうに顔を綻ばせ、どこか虚空に手を伸ばし  ――― はたり、と、その手は落ちる。

其れは痛みからか、泣き疲れたからか。
血塗れた顔に浮かぶのは、ひどく穏やかな、寝顔。]

(190) 2011/10/01(Sat) 23時半頃

メモを貼った。


[ずっと俯き、岩瀬の顔───左眼ばかりを見ていた為か、すぐそこに、岩瀬自身がいる事には気付いていなかった。

 けれど、同じ声がだぶって聞こえる。
 混乱しているのだろうか。]

 そーっすよね……。
 なんか、岩瀬さん泣いてるみたいで……。

[そのうちのひとつに、独り言のように答える。]


いわとびぺんぎん ドナルドは、メモを貼った。

2011/10/02(Sun) 00時頃


[ぱたりと糸が切れたように眠り込む赤毛。何やら穏やかな寝顔を見つめて。]

 俺が触ったの分かったハズもねェけど……そンで、寝ちまうとか。
 なァんか、気ィ抜けちまうなァ?

[横合いからの言葉に何気なく返事をする。]

 だよな、オトコマエな俺の評判がガタ落ちだってェの。
 おまけにアイツ、今ァ俺の眼帯してやがるし。
 ……アレ。

[今のは、自分の言葉に対する返事ではなかったか。]


[瞬いて、そちらの方をゆっくりと見やった。そこには、己の遺体を見つめる蛯江の姿。]

 俺の声、誰にも聞こえねェはず、だよな?
 けど、そこに死体あるし、俺が死んでんのはどォも間違いなさそうで……。

[蛯江が死んでいるという考えには至れず、出した結論は。]

 何、アンタ、実はイタコとかそォいう?

[たまにチャチな配信局で作っている、B級のバラエティ動画を思い出しながら、ぶつぶつと。]

 まァ俺、オカルトとか信じねェ性質だけどよ、実際に自分が死んでユーレイになっちまってる以上は……。


 そっすよ……。
 岩瀬さん、俺の憧れだったのに……。

 …………?

[流石に違和感を感じた。
 怪訝な表情を浮かべて顔を上げると、牧野医師とフランシスカと、彼女のクローンと。

 岩瀬のクローンと、岩瀬の……]

 あれ?

[横たわったままの岩瀬の亡骸を見て。
 また、顔を上げて。

 岩瀬のクローンが、2人いる?
 それとも、もしかして……]

 岩瀬さん、っすか……?


[混乱したような蛯江に、きょとんと瞬いた。]

 そりゃまァ、俺は岩瀬ドナルドだけど?
 ……へ、姿も見えンの? なにそれすっげェ。

[歩み寄って少しかがむと、血溜まりにへたり込んでいる彼に、手を差し出して。]

 オイ、そんなトコ座ってたら、汚れんぞ。
 あ、流石に触れはしねェか?

 つゥか、もう既に遅ェか、汚れちま……んァ?

[よく見ると、そのパーカーには血などついておらず。どうも妙だ、と必死に、ない頭をフル回転。]


 イタコ?
      え……?

[困惑気味に瞬いて、立ち上がる。]

 いや、俺……何つーかその、殺されちまったみたいで。
 もしかして、俺、岩瀬さんには見えてたりします?

[怒り、哀しみ、困惑、絶望。
 そればかりだった表情に、僅かだけ浮かぶ明るさ。]


 へ、イタコじゃねェの?
 だって生きてんのに、俺の声……、

[ヤニクの言葉を聞いて、目をぱちぱちと。]

 おゥ、見えてンぜェ。
 何、アンタも――ヤニクも、殺されたってのか……。

 殺ったヤツ、見たか?
 俺は咄嗟のコトだったんで、顔までは。

[参るよなァ、と溜息をつきながら、首を振る。眉根はきゅっと寄った。]


 あぁ! やっぱりそうだ、岩瀬さんだ!

 よかった!
 ……って、全然良かねーっすけど、よかった……!

[嬉しそうに、伸ばされた手を掴む。]

 俺はその……ニックに……俺のクローンに、階段から突き落とされちまって。
 あいつクローンなのに、自分達も人間だとか、何か、よくワカンネーこと言いだして……。

[何故殺されるほどの怒りを買ったのか、分からない。
 傍から見れば、その言動はクローンに殺意を抱かせるには十分だったかもしれないけれど。
 他者の痛みを深く理解するには、まだ未熟すぎて。
 だから、悪いのはニックだと。]


 そッかァ……アンタも死んじまったかァ……。
 全然良かねェけど、一人で誰とも喋れねェよりゃマシで……。
 んー、複雑なキブン?

[掴まれた手には少々驚いて。]

 ありゃ、ユーレイ同士なら触れンのな。
 さっき試してみたら、扉も生きてるヤツの体もすり抜けちまうみてェだったが。
 あーあ、モノに触れねェんじゃ、野球も出来ねェ。

[ヤニクのクローンを軽視するような言動には、特に口を挟まなかった。分からないではない。クローンには電子戸籍もないし、自分だって、クローンを目の前にしてなお、移植手術の続行を考えていたのだから。]


 オイオイ、俺とアンタが殺されたってコトは、犯人は野球嫌いかァ?

[とは、ただの軽口だったが。
純粋に連続殺人事件に対する疑問は深まるばかり。]

 俺を殺したのもニックってアンタのクローンなのか?
 ソレにしちゃァちィと妙っつゥか、俺の殺されたのと時間が近すぎるっつゥか。
 んー……コレ、やっぱ、クローンたちがやってンのかね。

[ニックに対して食料を我慢しろと言った蛯江。雪織もやはり、クローンに対して罵声を浴びせていた。
自分が殺されたのは、オリジナル全てに殺意が向いているのか、或いは移植手術を控えていたために……?

去年の駄作映画が再び思い浮かび、背筋がぞくりとする。]


 ホント、俺……何で殺されちまったんだろ……。
 岩瀬さんも……岩瀬さんこそ、何で……。

[もう片手も伸ばし、掴む。
 微かな震えは伝わるだろうか。]

 そう、っすよね……。
 野球、もう、できない、とか……そんなの。

 も……スタジアムで、岩瀬さん見れねー……って、思うと……。
 なんで、誰、が……アンタの事……っ!

[悔しくて仕方ない。
 三遊間での華麗な守備を、もう二度と見る事ができない。
 それ以前に、岩瀬はもう野球ができない。

 それがとても辛くて悔しい。]


[十字を切る黒田に気づくと、暫し悩んで。]

 ……お、おゥ。俺ンために、どォもご丁寧に。

[ぎこちなく頭を下げた。
あの黒田フランシスカに十字切ってもらったんだぜ、と自慢をしながら彼女のファンであるチームメイトの夢枕にでも立ってやろうか。

そんなことを思ったところで、はたと気づく。]

 そォいや、俺らってこっから出らんねェのかね。
 まだ試しちゃねェけども。
 所謂、ジバクレイってヤツ?


 クローンが、俺らを……?
 そしたらやっぱ、岩瀬さんは、目の事があったから、っすか?

[ならば何故、彼のクローンは、自らの目を抉って岩瀬に与えようとしたのか。
 少なくとも岩瀬のクローンは殺人は犯していない。
 だとすると、益々分からない。

 自分が殺されたのは、まあ100歩譲って、言動をニックが何かしら誤解したか、偶々何かの逆鱗に触れての、衝動的なものだったのだろうと。
 尤も、許す気になどはなれないけれど。]


[出られないのかと問われ、はたと顔を上げる。]

 え、どうなんすかね……。
 壁やなんかは、とりあえず擦り抜けちまうってか、何も触れねーっすけど。
 どこまで動けんのかは、まだ。

 とりあえず……。

[非常階段の方を指差して]

 俺の身体は、あっちの階段のトコにあるんすけどね。


[惜しんでくれる蛯江の言葉には、深く息を吐いた。]

 サンキュな。
 そんだけ言ってもらえりゃァ、選手冥利に尽きる、っての?

[笑ってみせようと思ったはずの口元が、歪む。

蛯江の前では、努めて気にしていないフリをして振舞ってはいたものの。
矢張り、もう二度と野球が出来ない――その事実は重くのしかかる。

仮に移植手術を諦めたとて、野球そのものが出来なくなった訳ではなかったろう。けれども、死んでしまえば、全てを奪われたのと同じで。]

 ……もう一回、試合、したかったなァ。
 せめて、もういっぺんボール触るだけでも。

[ぽつり。呟く。
おまけに、最後の試合が負け試合だったことが、今となってはひどく悔やまれた。]


伸ばされた蛯江の震える手に、空いた手をそっと重ねた。


 手、やっぱでけーっすね……。

[重ねられた手が温かい。
 ずっと荒んでいた、張り詰めていたものが、少しだけ和らいだ気がした。]

 でも、その……。
 俺にとっちゃ、野球、なくなっちまっても、岩瀬さんは岩瀬さんっすから……。
 それに、こんなコト言ったら、アレっすけど。

 ……岩瀬さんで良かったな、って、ちっとだけ、思っちまって。

[多分、他の人間の霊と出会う事があったとしても、こうはいかなかったろうと。
 おそらく、殺伐とした気持ちばかりが膨らんで、怒りと憎しみばかり成長し続けたろうと。]



 だからその、なんつか……ごめんなさい。
 
 


[謝る蛯江の手を、軽く叩いた。]

 ヤニクが謝るコトじゃねェよ、お門違いってヤツだ。
 アンタがどう思ったって、俺が死んだのとアンタとは関係がねェこった。

 俺ばっかじゃねェ、アンタだってやりてェコト、色々あったろ。
 けど、ま、うじうじしたって生き返るワケじゃ、ねェし。

[多分に空元気ではあっても、ほんの少し、笑ってみせる。]

 ふゥん……じゃ、この病院から出られるかどうかは、分かんねェってこったな。
 あとで確かめてみっか……俺、どォせ幽霊やんなら、こんな廃病院よかスタジアムのが良かった、つゥか。

[や、スタジアムだったら却って歯がゆくなっちまうかな、と呟いて、首を回す。
それでも、自分を殺した者に対する恨みが心の底に確かにあるのは否定できなくて。どうしてか、ここから出られないという予感だけはあった。]


[岩瀬の言葉に、自嘲し、頷いて]

 そっすね……。
 死んじまったら、もう、どうやったって生き返れやしないんすから。

 へへ……やっぱ、ここ居ンのが岩瀬さんで、ホント良かった。

[つられるように笑みを浮かべる。
 選手としては、勿論大好きだったけれど。
 度量の広さを直に感じて、今まで以上に、今更のように。
 野球選手としてだけではなく。]

 ……っへへ、たしかに、こんな病院で地縛霊なんてイヤっすよね。
 どうせなら俺も、どっかウルブスの試合見られっトコ……あ、でもそれよか……。

[どこがいいだろう、などと。そんな事を考える余裕もできてきた。
 尤も、自分を殺したニック、そして岩瀬を殺した誰かへの恨みや怒りが消え去ったわけではないので、まだ此処には留まり続ける事になるだろうけれど。]


[笑みを浮かべた蛯江に目を細め。]

 そォそ、笑ってた方がずっとイイだろ。
 怖ェ顔してっと、まるっきりユーレイみてェに辛気臭くなっちまうかンなァ!
 俺もヤニクが居てくれンのは、有難エね。

 ……他に居ねェってのもフシギなモンだけどよ。
 病院ってェのはユーレイとかつきモンだろうに。
 マジで昔の野球選手のユーレイとか、居ねェのかなァ。

[そういえば、雪織もどこかにいるんだろうか、などと思いながら。]

 ん? それよかどっか行きてェトコ…とかあんの?
 ま、外へは出られっか分かんねェけど、病院内をちィと回ってみっか。

[こうして話している分には、気も紛れて悪くない。掴まれたままの手をふりほどきかずに、くい、と軽く引いた。]


情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


トップページに戻る


← ↓ ■ □

フィルタ

注目:ドナルド 解除する

処刑者 (6人)

ドナルド
8回 (8d) 注目

種別

通常
内緒
仲間
死者
舞台
背景

一括

全示
全断
反転

ツール

クリップボード

ピックアップ

>>【】
(0.132 CPUs)
SWBBS V2.00 Beta 8 あず/asbntby
あっぱれ、うっかりアイコン by 小由流
人狼議事キャラセット by りりんら
管理 sol・laななころび