人狼議事


301 十一月うさぎのないしょ話

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視点:


メモを貼った。



 いえいえ、此方の話です。
 お店の忘年会?慰安会?するんですっけ。

 それなら、早い方が良いですよね。
 お暇な夜があれば教えてください。
 

 一緒に飲みましょう、戸崎さん。


[地獄耳ではあるけれど、聖徳太子ではないので店員同士の談話はブツ切れ。お誘いの声だけちょっと潜めて、迷子にならないように気を付けますから。なんて。**]


メモを貼った。


宇宙原理衆 ウツギは、メモを貼った。

2019/11/27(Wed) 08時半頃


【人】 宇宙原理衆 ウツギ

─ それから数日後 ─

[11月の終盤。店の厨房を借りて、クリスマスケーキに先立ち、12月のお菓子の仕込みをしながら。]

 ──…言われたかった言葉、かぁ。
 別に、何か言ってほしかったわけじゃないし。

[今日も考えるのは、あの日のこと。>>0:208
「どこそこのお店の味みたいでおいしい」ってのは確かにレプリカ扱いされたみたいですごく嫌だ。それはわかる。

じゃあ、同じ言葉を他の客に言われたら──を考えてみたけれど、イマイチぴんとこない。
ああでも、似たようなこと店長に言われたら喜んだかも。

何が違うんだろうか。有馬さんと店長と。]

(4) 2019/11/27(Wed) 19時頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ

[あの日は確か、直前までは気分がよかったのだ。
彼なりの冗談で、大袈裟に褒めてくれたのだと思ったから。
でも二言目で、いくらか本気が混ざってるのがわかってしまった途端、変わってしまった。

数日時間を置いて冷静に考えたけど。
今度はなんで、あんなかなしくなったのかわからなくて。
辿り着くのは、どんづまり。

カズさんにくしゃくしゃに撫でられるまでもなく、ぼさっとした頭をゆらゆら揺らして。]

 …………はぁ。

[素気ないくらい、あっさりと引いたくらいだ。自分の返事について、あちらは気にもしてないんだろうけど。
あれから有馬さんは店に来ていない。]

(5) 2019/11/27(Wed) 19時頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ

[考え込む間も、手は淀みなく動き続ける。
強力粉を使い、マジパン、ナツメグ、シナモンといった香辛料を練りこんだ生地に。
洋酒漬けにしたフルーツ、ローストしたアーモンドホール、クルミなどなどナッツ類を放り込み混ぜていく。
それを、コッペパンのように形成して。という工程を、慣れに任せて繰り返した結果。]

 ……やば。作りすぎた。

[予定より多い焼菓子に、気づいたのはオーブンに入れる前。保存がきくやつで、ほんとよかった。*]

(6) 2019/11/27(Wed) 19時頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ

─ murmur coney 12月上旬 ─

 ふあー……
 店長、おはようございまーす。

[欠伸混じりにバックヤードに出勤したのは、開店時間より少し前。
一応言っておくけど、寝坊じゃない。まあ、最近寝つきが悪いのは否定しないけど。]

 さーて。今日のデザートは、と。

[エプロンとバンダナ尻尾をつければ、向かったのは厨房奥の冷暗所。
そこで先日作りすぎた焼菓子を、現在熟成中だった。>>6

(7) 2019/11/27(Wed) 19時頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ

[粉砂糖で真っ白にコーティングしたひとつを取り出して、しっかり密閉した袋を開けたなら。
真ん中で割った断面を薄くスライスし、一口味見を。]

 ん、いいかんじ。

[ぺろりと指についた粉砂糖を舐めて、口端を緩め。
今夜のブラックボードの右隅に、『シュトーレン』と書きこんでいく。>>0

最近は街中でも見かける、ドイツの伝統菓子。
正式にはシュトレンだけど、日本ではシュトーレンのが耳馴染みがいい。**]

(8) 2019/11/27(Wed) 19時頃

……困っちゃった?

[口実とか、何の話だろう。
 聞き返せば、此方の話です、と。
 そう言われてしまったら、聞き返せない。]

そう、みたいです。
みたいっていうのは、なんか変ですけど……

[慰労会の話は、頷いて肯定した。
 多分、おそらくきっと、それほどしないうちに。
 近所住まい同士で、例えばどら焼きを作りに家に当日行くくらいには、みんな行動が早いので。
 酒瓶を持ってやりたいといえば、その日の賄いからはじまってしまったっておかしくない宴だ。]


[一緒に飲みましょう、には、ちょっぴりの警戒。]

……あの、でも、わたし、お酒ダメなんです。
味もよくわからないし、すぐ酔っ払っちゃって。

でも、そう、そういう風に、誘われて、応えられたらいいなって思って――

[自分でも気が付かないうちに、随分と思いつめたような顔になっていた。
 およそ、店員からお客様に対して見せていい顔じゃなかった。

 無理をしてるわけじゃない。本当は飲みたくないとか、そういうことじゃない。
 ただ、今、こうして断りを入れることで。
 目の前のひとを失望させやしないかという思いでいっぱいだった。]


ほんのちょっと、とかでも、いいですか。

[そっと伺うように、勇気を絞る。
 隣の桐野江さんには、もしかしたら宅本さんが困らせたようにも見えたかもしれない。
 そうじゃない、とは言い切れないけど。

 でも。
 店員同士の仲でさえ、二人きりでなくてさえ、男性と夜を過ごすのを躊躇うのに。
 この人にはそう思わないのは、なぜだろう*]


[兵は拙速を尊ぶ。
 日々、季節の食材を仕入れるこの店全体の気風として、念入りに打ち合わせし完璧を目指すより、とりあえずやってみよう。と賽を振る姿は想像に易い。
 うんうん、と幾度か首肯を重ねて。]

 お酒が駄目でも、白けない飲み方なんてもありますよ。
 僕も初公判の前は呑まないようにしているので、心得ています。
 
 それに直ぐに酔えるのはお財布に優しいじゃないですか。

[無理を強いるのは望むところではない。
 彼女の困った顔は忌避するものではないが、客の間は行儀の良い手合いだと思われたい。アルハラとチャンスを天秤に掛けて、思案を暫し。]



 それでは ―――…、

[意気地なしと自らを罵る準備をしてから口を開く。妥協か折衷案かどちらにするか決めかねるまま。
 冗談です。と、なかったことにだけはしたくなかったが。
 
 しかし、言葉のサーブも完璧なタイミング。

 駅の向こうに夜だけ開いているカフェバーがあるんです。

 この店からだと歩いて15分くらいですかね。
 夜パフェなんて背徳的なこともしているんですよ。

 如何でしょう?
 
[引っ込めかけた誘いが大きく踏み出す。
 候補に挙げたのは、此方の営業時間外に飲みたくなったら顔を出す己の遊び場。――― 己の脚では辿り着くまで三十分ほど掛かるから、それほど近い印象はないけれど。]*


お酒がだめでも、白けない飲み方。

[それは、渡りに船だった。
 きっと一番、自分が欲しているもの。
 期待の乗ったオウム返しの声は、先程までの沈んだ面持ちをぱっと塗り替える。
 初公判、という言葉の響きは宅本さんの職業を意識させるけれど、飲める人が飲まないようにしているというのは信頼できることのように思えた。]

お財布に優しい。
それは、そうですね。

[だから、少し笑えた。]


駅の向こうに――
パフェ、も。

[そんな場所があったなんて。
 飲まないから、バーに対する情報はほぼゼロに近い。
 今日はこのあと、アップルフィリングが待っているだけ。
 少しくらいは許されるんじゃないか、なんて。]

迷わないように、しないとですね。

[歩いて15分を心配しつつ。
 今夜このままでもいいのかしらと、浮き立つ心をわずかに覗かせた。]


[アップルパイがひと切れ取り分けられたと知ったのはその後。
 さらに半分に切って乙坂に分けたのは、気落ちしてる先輩のため、だけじゃなかった*]



 気心知れた人たちなら、下戸でも気にしないと言うのは分かるんですが、気持ちの問題ですよね。
 
[彼女の同僚にしても、上司にあたる店長にしても、飲酒の有無で態度が変わるようには見えないけれど、変わるのは自身の気持ちだ。彩を差す面持ちに少し安堵の呼気を隠し。]

 はい、パフェも。

[彼女を誘っているのは確かだが、己もその響きに誘われる。
 宇都木の腕は信頼しているが、流石に恒常メニューにパフェがないのにパフェグラスがあるとは思わない。食器からリクエストするにはハードルが高い。
 背の高いグラスならあるだろうが―――、やはり、パフェグラスの縁っこは波打っていて欲しい。]


[瞳でだけで静かに笑うのは、美味しいものを食べた時とはまた違う喜びの表現。

 腕時計に視線を落とせば、閉店まで然程もない。
 今日も良く食べ、良い時間を過ごした。

 けれども今日は彼女を誘って延長申請。]

 片付けが終わるまで、店の前で待ってますね。
 ナビゲーターは任せてください。

[地図は読める。何故か迷ってしまうだけで。
 一人でなければ、何処へも楽々。]


 ― 夜のカフェバーへ ―

[彼女の仕事上がりを待ってから、いざ秘密の特訓へ。
 口頭で住所と目印、それに「Foxtail」の店名を伝えてえっちらおっちら。]

 深夜の道を誰かと歩いていると少しワクワクしますね。
 一人だと、大体早く帰ろうとしか考えないんですが。

[他愛無い会話も挟んで、ウサギの巣穴からキツネの尻尾にワープ。踏切を待たなかったから、所要時間は10分ほど。

 地下1階の店舗は煉瓦の壁に、橙の照明が灯る隠れ家スポット。開店時間は夜の遅くから明け方まで。
 店内は酒を出すにも拘わらずカウンターが無く、客層は妙齢の夫婦が多かった。子供を寝かせてから、そっと贅沢するような、そんな店だった。

 丸い小卓の椅子を引き、彼女に勧め。]

 ガード下の飲み屋台なんてのも知っていますが、其方は上級者向けなので。

[ちゃんと冗句のひとつも添えながら。]*


【人】 宇宙原理衆 ウツギ

[バックヤードで欠伸をしてたら、あちこちから声が飛んできた。>>10>>15

 えー最近は遅刻してないっすよー。
 ほら、今日もギリギリセーフでしょ。

 あー。カズさんのコーヒー飲んだら
 とっても目が覚めそうな気がするなー。

[揶揄ってくる店長に、時計を指差してむくれたあと。
棒読みでカズさんのコーヒーをねだったりして。

背中にかかった声には、きょとりと振り返った。]

 はは、俺そんな軟に見えます?
 ほら元気元気。大丈夫っすよ。

[店長にニカッと笑って、手をひらひら。
シュトーレンの熟成確認にとりかかった。
店長って仕事してないようで、ほんとよく見てるから。>>11
おそらく空元気だって、バレバレだろうけど。]

(28) 2019/11/27(Wed) 22時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ

[そして、よく見てるのはこの先輩店員も。>>16

 でしょー。
 この間、商店街の本屋行ったら、
 クリスマス特集してたんすよね。
 そんで、ああ作んなきゃって思い出して。

 うわーカレンズだけ食べるの邪道っすよ。美味いけど。

[商店街の書店では季節ごとのイベントなんてのもやってるらしい。
書店の壁に貼られてたビラをに書かれていた、次のイベントの題材は『くるみ割り人形』。お菓子の国へ誘われるお話だ。>>24
カードラリー面白そうだけど、あれって大人も参加していいのかな。]

(29) 2019/11/27(Wed) 22時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ

 カズさん、ちょっと前の夜に来た女の子、覚えてます?
 ほら、スープ作ってあげたお客さん。
 伶菜さんていうんすけど、
 その本屋のバイトさんなんすよねー。

[おまけに、上着を忘れて帰ったシンデレラ。>>2:160
さすがに時間も遅かったから、そのあと明るい通りまで送って行ったのだ。
大人しめというか、遊んでるって感じの子でもなかったし。あの時間じゃ親が心配するのではと、ちょっとだけ気になっていた。
でもそんなこと、書店のレジで聞くのはなんとなく憚られて。]

 んー、普通に仕事してましたけど。
 でもあんま、顔色良さそうじゃなかったかな。

 あ、カズさんもシュトーレン味見してみます?
 生地しっとりめに作ってみたんすよね。
 ほい、どーぞ。

[フルーツとナッツがごろごろ入ったシュトーレンを、カズさんの口の前に差し出しつつ。ボードに加えられてく文字を見ながら、カレーが賄い分まで残ってるといいなと思ったり。
とりあえず考え事とか色々は横に置いておいて。エリちゃんが休みの分、気合入れて仕事しよう。*]

(30) 2019/11/27(Wed) 22時半頃

ん……そうなの。
店のみんなは気にしないのは、わかるんだけどね。

[実際みんなから出てくるのは、無理するなとか珍しいとか。
 敢えて触れなくてもいいと言ってくれているようで、心地いい。
 でも、気持ちの問題だ。自分自身が、飲めるようになってみたいって。
 或いは、酒の席でも気負わずにいたいって。]

ええ……!?
だめです、寒いじゃないですか。

お隣、行きますし。

[閉店後でも明かりが付いている隣のビル。
 迷うことのない距離感、こちらから訪ねるのは苦に思わないと。]


【人】 宇宙原理衆 ウツギ

[そして早速、今夜もうさぎの穴にお客様がご来店。>>26

 あ、桐野江さん。いらっしゃいませー。
 コート預かるっすよ。

[カウンター席へ向かう彼女からコートを預かれば、スタンドにかけて。
用意したおしぼりとレモン水のグラスを置いていこう。

カズさんの待ち合わせか問う声に、ふと。>>31

 そいえば。今日は宅本さん、一緒じゃないんすね?

[ここのところ、なんとなく一緒に来店するイメージがあったけど。今日は忙しいのかな。*]

(33) 2019/11/27(Wed) 22時半頃

[結局、迎えに行ったのか待たれたか。
 今は、きつねの尻尾を追いかけていた。]

わくわくする、わかるかも。
わくわくっていうか――どきどきしてる。

[冒険だ。夜の街をこうして歩くのも、お酒を飲もうとするのも。
 一人で帰れるか心配で、必死に道を覚えようとランドマークを探しながら歩いた。

 勤務中上げている髪は、そのままにしていると頭痛の種になるから、今は解いて。
 長い髪はマフラーの内側で撓んでいる。
 小さなバーの看板が見えれば、思いの外早くついたのに安心したような、少し残念なような。]


宇宙原理衆 ウツギは、メモを貼った。

2019/11/27(Wed) 22時半頃


[丸椅子を勧められる頃には、どきどきは表情にまで出てきていて、緊張がまる見えだったと思う。
 パフェがあるとわかっていても、飲まなきゃいけないわけじゃなくても、素敵なご夫婦が和やかに笑み交わす中不釣り合いだと思っても、気を張ってしまっていた。]

お、手柔らかに、おねがいします。

[上級者向けには誘われない初心者は、テーブルに指をついて頭を下げた*]


[待ち合わせにわくわくしていたのは本当だ。
 この辺りは治安も良いから夜道に覚えるのは危険よりも非日常感であったことも。

 けれど、遠慮と譲り合いの間をとって、事務所の窓から店先を見張っていた視界に私服の彼女が見えた、ら。

 事務所をうろうろ二周した。

 エプロンを外して防寒したくらいなのに、妙にそわそわとした気持ちに急かされて。

 そのそわそわを抱えたままの短い行程。普段と比べるまでもなくあっさり到着し、新記録樹立に少し安堵した。
 外で気持ちを落ち着ける為うろうろし始めたら、確実に迷子になる。]


【人】 宇宙原理衆 ウツギ

─ 少し前 ─

[やっぱりバレてる。>>34

 別に無理してないっすよー。
 やったー、コーヒーいただきまーす。

[これは本当。空元気だけど、無理してるつもりはない。でも最近上の空になること、ちょっと増えたかも。
仕事中は気をつけないとと戒めながら、淹れてくれたコーヒーを受け取って。
ブラックのまま一口飲めば、苦味が眠気を彼方まで追いやってくれる。]

 食べるのを躊躇う……?
 あーだから外で店に入るか迷ってたのかな。
 うーん、でもなんでっすかね。お腹空いてなかったとか?

 はは了解っす、今度会ったら誘っときますね。
 黒いおにーさんが会いたがってたって。

[面倒見の良さを茶化しつつ。横から入る店長の言葉に、こくりと頷いて。>>40
コーヒーを飲みほせば充電完了だ。*]

(44) 2019/11/27(Wed) 23時半頃

[ついた丸テーブルは、うさぎのカウンターよりも二人の距離を近くする。彼女の緊張感を前身で浴びて、小さくわらい。]

 此方こそよろしくお願いします。
 ―――…とはいえ、白けないコツと言うのは案外単純で、楽しそうに華やかものを飲むくらいなんですけどね。

 戸崎さんに希望が無ければ、アルコールを抜いたサングリアとカルーアミルクを頼んでみましょうか。飲めなかった方は僕が頂きますから。

[己が口にした条件を満たすのは前者。ついで足した後者は地味だが飲み易さではカクテルの中でも群を抜く。カルーアの比率も好き好きなので変更に応じてくれる店も多い。
 初心者向けに二杯提示して、狐のスタンドからメニューを抜いた。]

 パフェはマスカットがありますよ。
 宝石みたいに積まれてるやつ。

 ………、
 



 ………お酒に緊張しますか?
 それとも、このお店か ―――、

 夜遅くに異性と一緒にいることに?

[強張る彼女に向けるべきは、もっと慮る言葉が相応しい。だが、つい、口を滑らせ聞きたいことを聞いてしまった。
 店員と客の肩書を外した途端、詮索めいた態度は恥じ入るものだが、少しはにかんだだけで撤回しなかった。]*


楽しそうに、華やかなものを――が、がんばります。

[縮こまっている今では、楽しそうなど夢のまた夢。
 せめてテーブルについた指を下ろそうと、膝の上に。]

サングリアは、ワインにフルーツを漬けたやつ、ですよね。
カルーアミルクは飲んだこと、あります。コーヒーの。

[どういうものかという知識はあるのは、飲食勤めのなせる業。]

サングリアは、華やかかなあ。

[華やかなものを楽しげに。アルコールも抜き。
 これならよさそうと、ほぅと詰めていた息を吐く。
 ぴちぴちに張っていた緊張の糸が、少しだけ緩む。]


[マスカットのパフェは響きだけでおいしそうで、興味を引く。
 メニューを覗き込もうとして――三択の質問。]

え、あ……ええと。
お酒と、……お店に、少し?

こういうの、初めてだから。

[思えば、最後の選択肢には緊張していない。
 していたって、不思議じゃないのに。
 もっと警戒心を持つべきかもしれないと思っても、いまさら宅本さんに対しての緊張の糸は戻ってこない*]


【人】 宇宙原理衆 ウツギ

 ああ、そうなんすか?
 よく一緒に来店されるイメージあったんで、てっきり。
 ……って、二度目は俺がメール送ったんでした。

[初日はともかく。
アップルパイの日にここで会うのは必然である。>>39

 ああ、同級生だったんすか。
 古い知り合いって感じで話してたから、納得です。
 この店で再会って聞くとなんか嬉しいっすねー。
 
 まだレシピは考え中なんすけど、
 そのうちマカロンとかモンブランの日が決まったら
 またメールしましょうか?

[さすがに女性に年齢を聞くことはしませんよ。こわいもん。
桐野江さんの雰囲気がやわらかく感じるのは、メイクや髪型のせいだけじゃなくて。なんか変化があったんだろうか。
なんとなくスッキリのびのびして見える姿に、目を細めていたら。

今日の彼女の待ち合わせ相手が聞こえてきて。黒い先輩をちらりと見ながら、へー、とこっそりにまにま。>>46*]

(52) 2019/11/28(Thu) 00時頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ

[そして、噂をすればなんとやら。>>47
カズさんの声に、頷きをひとつ。>>48

 いらっしゃい、伶菜さん。
 ……あれ、ここまで走ってきたの?
 どうかした?

[店長の声と一緒に入口まで出迎えに行けば。>>51
前回と違う意味で、なんだか様子が変だと気づく。]

 とりあえず、座って休む?
 お水持ってくるね。

[コートを脱ぐようなら預かろう。*]

(53) 2019/11/28(Thu) 00時頃


 お酒を勧める方は、楽しそうな空間が好きなんですよ。
 でも、深入りし過ぎると潰れちゃいますから、程ほどにね。
 
[彼女の了承が得られれば、先にドリンクだけオーダー。
 夜にしか開けていないからか、カフェを頭につけていても形態としてはバーの色味が強い。そうしてファーストドリンクを決めてからメニューをゆっくり吟味。]

 赤ワインをグレープジュースに変えたり、白ワインをグレープフルーツジュースに変えたりするんですよ。僕はモヒートのアルコール抜きと言うのも好きなんですが、夏の方が美味しいんですよねぇ。

 おや、御存じでしたか。
 でも、カルーアミルクは度数が高いので初めのうちはミルク多めで頼むと良いですよ。
 戸崎さんが潰れてしまったら ―――、僕はとても心配しますから。

[最後は僅かに顎を引いて声量を小さくした。
 何でもない、極普通の注意だと言うのに、何故か不埒に思えて。]



 ……おや。
 乙坂さんや宇都木さんとはいらっしゃらないんですか?

[妙に面映ゆい気持ちで顔を下げていたが、続いた言葉にはひょいと視線を交わす。彼女の店はスタッフの仲が良いから、酒に限らず二人きりで。というシチュエーションは想像に難しくない。
 それでも野暮を承知で問い返したのは、幼稚な喜びが故。]

 ……いえ、あのお二人でなくても。
 ですが、初めて、というのは良い響きです。


 ―――…もしかして。
 ナンパを受けてくださったのも、初めてですか?


[悪びれない男がうっすら嬉し気に笑み、首を捻ってみせた。]**


メモを貼った。


そう、楽しいのはいいことだなって思って、わたしも応えたかったの。
でも、やっぱりあんまり飲めないから、気をつけないとね。

[潰れないように程々に。胸に刻んで、至極真面目な調子で頷く。
 ドリンクのオーダーは宅本さんに任せてしまった。]

グレープジュースにフルーツを漬けたの……っていうことになるの?
おいしそう。

モヒート……は、ミントのやつ?
緑がきれいだなって思ってた。

[ノンアルコールサングリアに期待を寄せつつ。
 知っている単語を拾って、記憶とつなぐ。
 夏によく出るのは知っているけれど、味は知らないカクテルの一つだ。]


カルーアは度数が高いの?

[これには少し驚いた。
 だって甘くて飲みやすかった。一杯飲むくらいでぼんやりしてしまって、あんまり覚えていないけど。
 強いお酒だったなんて、知らなかった。]


こ、来ないですよ。
オットーもウッチーも、わたしが飲めないの知ってるもの。
二人になることも、ないし。

[だいたい夜シフトが終われば深夜。
 賄いを食べてお腹を満たして、近くのお互いの自宅に帰る。
 二人になるとしたって、帰り道の少しの間くらい。]

はい、初めてで――
…………え。

ええと…………そうですね?

[こういう店は初めて、を再度肯定しようとして、続いた言葉に思考が止まる。
 何? ナンパ、って、言いました?
 あたまがまっしろ、という表情を隠しも出来ずに、瞬きを繰り返しながら曖昧な返事をした。]


[ちなみに、疑問符で締めくくったのを他の店の誰かが聞いていたなら、呆れ顔で初めてじゃないでしょ、と窘められるかもしれないが、生憎ここには誰もいない。

 根っから染み付いたお人好し、ナンパをナンパと気づかずに、手助けしたりお茶に付き合ったり、は前科がある*]


【人】 宇宙原理衆 ウツギ

[アップルパイ、と自分で話題を振っておいて。
思い出しかけてしまった記憶を頭の隅に追いやりながら。>>55

 はは、承りました。
 じゃあ準備できたらまたメールします。
 勿論、エリちゃんにも声掛けておきますねー。

[二つ返事で請け負って。
カウンターを離れようとしたけど、まだ何かあるらしい。
首を傾げて待っていたら、小さな箱にきょとんとして。]

 え、お礼って悪いっすよ。
 作るのは仕事だし、代金ももらってるし。
 むしろリクエストしてもらって嬉しかったし
 ……似合ってます、か?

[箱の窓から覗く色とバンダナを交互に見ながら。
他の誰でもなく、自分のために選んでもらった色だとわかれば、くしゃりと顔が緩み。]

(67) 2019/11/28(Thu) 01時頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ

差し出された箱を、受け取った。>>59

 そういうことなら、受け取っておきます。
 「ちょっと」頑張った自分へのご褒美ってことで。
 ありがとうございます。

[ハンカチより何より、その気持ちと言葉が嬉しかったから。箱を大事にエプロンのポケットしまいながら。]

 そうそう。今日のシュトーレンは、常温でも美味しいけど
 冷やしたり温めたりすると
 また違った味わい方ができるんすよ。

 是非、デザートまでにどうやって食べたいか、
 考えといてくださいね。

[今日のデザートのおすすめの食べ方なんて誘惑を、お返しして。
照れ混じりの人懐こい笑顔を浮かべ、新たなお客さんを迎えにいこうか。*]

(68) 2019/11/28(Thu) 01時頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ

[あ、やばい。怖がらせちゃったかも。>>60
大人が総出で声を掛ければ、まあ、そうなるよね。

そんな苦笑をしていたら、女の子の証言に目を丸くして。
カズさんと店長の声に振り返り、頷きを。
ここは、店長に任せるのが適任だろう。]

 そりゃあ、こわかったよね。
 ここまでよくがんばったね。

[預かったコートをスタンドにかけながら。
席が決まっただろうかと振り返れば、カウンターを見る視線に気が付いて。]

(72) 2019/11/28(Thu) 01時頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ


 伶菜さん。今日は、カウンターに座ってみる?
 調理してるのが間近で見れて、面白いよ。
 特にカズさんの早さは神業か!ってくらいすごいんだ。

 よければ、どうぞ。

[静かなテーブル席よりも、他へ意識を逸らした方がいい気分転換になるだろうかと。
カウンターへの興味を後押ししてみよう。

勿論、テーブル席でも構わないけれど。*]

(74) 2019/11/28(Thu) 01時頃

宇宙原理衆 ウツギは、メモを貼った。

2019/11/28(Thu) 01時頃


メモを貼った。


メモを貼った。


【人】 宇宙原理衆 ウツギ

[さっすが、桐野江さん。
女性らしいさり気ない気遣いに、内心感謝しながら。>>78
伶菜さんの席が決まれば、おしぼりと一緒に彼女の前に置いたのは、ぬるめのレモン水。]

 はい、どうぞ。

[冷たいレモン水じゃ、せっかく温まりかけた指がまた冷えてしまうから。ほんの少し、はちみつを混ぜておいた。

カズさんもナイスアシスト。>>87
でも今日は裏声のオマケがないのが、ちょっと残念。*]

(117) 2019/11/28(Thu) 21時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ

[そしてきりがいいとこで、自分は一旦バックヤードへ。
せっかくもらったご褒美は、エプロンのポケットに入れっぱなしだと潰してしまいそうだったから。

ロッカーを開け、ポケットから箱を取り出す手が止まる。]

 ……これは、嫌じゃなかったんだよなぁ。

[こんな風に、形になる評価が欲しかったわけじゃない。
でもさっきは、かなしくもなかったし。素直に受け取る気持ちになれたから。
一体、何が違うんだろう。
たぶんこれは、値段とか、大きさとか、そういう問題じゃなくて。]

(118) 2019/11/28(Thu) 21時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ

[じっと箱を見つめて、ゆっくり思い返す。
二人の言葉、声色、目の動き、表情。
時間が経った分だけ、今は冷静に考えられて。
ようやく。]

 ああ……そっか。

[すとんと、腑に落ちた。

気づくと同時に自分の我儘っぷりも自覚して、苦笑いを浮かべながらも、数日ぶりにスッキリした顔で。
大事に箱をしまえば、うーん、と背を伸ばし。藤色の尻尾をゆらりと揺らして仕事へ戻ろう。*]

(119) 2019/11/28(Thu) 21時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ


 すんません、戻りましたー。

[暖かい空気と食欲をそそるカレーの匂いに店内が満たされる中、厨房に戻り。
扉が空いて振り返れば、店長と有馬さんに、目を丸くした。>>103>>90

 おかえりなさい、店長。
 え、有馬さんも? あ、いらっしゃいませ。

[確か、不審者探しに行ったはずだ。
ナンパに出ていったわけじゃない、はず。

いつも通り予測不能な、有馬さんの言動と。>>94
ノリのいい店長の軽口。>>104
半ばついてけてない状況にカズさんを振り返れば、動揺して止まる手元が見えて。>>109
なんとなく一歩、距離を取った。

こわい気配を察したとかじゃないですよ。うん。*]

(120) 2019/11/28(Thu) 21時半頃

宇宙原理衆 ウツギは、メモを貼った。

2019/11/28(Thu) 22時頃



 ご自宅でも作れますよ。
 ホットワインみたいに暖めても美味しいかと。

[料理人の彼女にアレンジの提案というのは釈迦に説法だが、ひとつずつ、確かめるみたいに聞いてくれる声が嬉しくて恥を忘れる。調子に乗らないように自重しても、顔に張り付く笑みが普段の三割増し。]

 牛乳で割っている分、原液ほど高くないですがビールより度数がありますよ。勧めてくる方には―――…、注意してくださいね。

[口当たりの良いカクテルはすべからくレディキラーだ。アルコールに明るくない彼女を慮って言葉を添えるも、丁度そのタイミングでドリンクが運ばれてきた。

 オレンジを狐の尻尾に見立ててグラスの縁に引っ掛けたサングリアと、件の女殺し《カルーアミルク》]



 ………。

[ススス。
 笑みを張り付けたまま、やわいモカ色を引き取る。]


[気を取り直すように咳払いを挟んで。]

 お二人とも紳士的な方ですからね。
 夜遅くに女性を連れ出す行為は避けているのでしょう。
 
 そこに親しさや思いやりはあっても、他意がないのは理解しているのですが…。それでも嬉しいものです。

[グラスの曲線に円弧を描く唇を押し当て、唇を濡らす程度糖分を摂取する。己の突拍子もない発言を受けて、惚けている彼女を肴に。]



 ……ご存知かと思いますが、僕はmurmur coneyが好きなんです。ですから、出来るだけ行儀の良い客と思われたいんですよね。
 戸崎さんにでもですし、他の方々にも。
 お店が客に選ばれたいように、その逆もあるとは思いませんか。

[アルコールを喉に滑らせ、意識を冷やして酔わす。
 瞼を下してしまうのは勿体なくて、驚愕の顔から視線を外さぬまま。一度だけ、ゆっくりと瞬きで瞳を洗い。]

 ―――…鋼の理性と鉄の意志で言わなかったこと、
 実はいっぱいあるんです。

  


[僅かに上体を傾け、卓に肘をついて乗り出した。
 店のカウンターで見せるポーズだけの内緒話では無くて、此度は彼女だけに、静かに囁く声量。]


 戸崎さんは、かわいいですね。

 
[音がしそうな彼女の瞬きを、間近で数えて。]*


メモを貼った。


――へえ。
温めるのは、おいしそうですねぇ。
そうしたら、シナモンとかも入れたいな。

[ホットワイン自体は未経験でも、温かいフルーツの味わいは想像できる。
 笑顔の深まる宅本さんにつられて、だんだん緊張も笑顔に変わってきた。]

牛乳、おいしいからなぁ……気をつけます。
ビールは苦くて飲めないですけど、カルーアは飲んじゃいそう。

[そこでちょうど、ドリンクが運ばれてきた。
 ミルキーな褐色と、色鮮やかな紫。]


……あ、

[スッと、カルーアミルクが宅本さんの手の中に。
 ちょうど気をつけろと言われたばかりで先にそちらを取るアクションに、他意なく紳士だと思った。

 アルコールに挑戦したいという気持ちはあったけれど、まず入り口はノンアルコール。
 フルーツの踊るグレープジュースを、ひとくち。]


[グレープジュースは、想像以上にさっぱりしていた。
 漬けられたいくつかの柑橘に、ベリー。
 甘いぶどうの風味に、酸を足してくれている。]

でもそれは、宅本さんもでしょう?

[会話のうちに、同僚を紳士と評する言葉があればそこに目の前のひとを含めた。
 だって今も。いくつも気遣いを見せてくれている。
 けど、でも。
 ナンパ、って聞こえた言葉が、頭の中をぐるぐる回る。]


え、……あ、はい。
それは……なんとなくは。

[murmur coneyが好き。
 それは、なんて嬉しい言葉。]

そんなふうに言われなくても、すてきなお客様、だと思いますけど――

[客観的にはこうして閉店後にお酒をいただいているのは、褒められたことではないのかもしれないけど。
 自分から乗っかったようなものだと思うから、宅本さんは悪くないと思う。]

お客さんがお店に選ばれたい……?

[その逆、はぴんとこなくて。
 そのままひっくり返したけど、お店は誰を拒むようなこともない、はず。]


[鋼の理性。いつか聞いた言葉。鉄の意志。
 やってくる単語を一つ一つ頭の中に落とし込んでいるうちに、距離が不意に縮まった。
 テーブルの上。乗り出して、半分の距離。]

かわっ――……

[あんまりにも驚いて、言葉を失った。
 瞬きはまた繰り返し。睫毛が何度も上下する。]

わ、わたし、が?


……わたし、に、選ばれたい、ってことですか。

[話を総合してみる。
 これはナンパらしい、ということ。
 お客は店に選ばれたいらしいこと。
 カルーアミルクは度数が高いこと。
 勧める人は注意した方がいいこと。
 紳士は深夜女を連れ出さないこと。

 そういうことなんだろうかって、さっきとはまた違う緊張が急に襲ってきた*]



 貴女に構いたがるのは、僕が紳士だからではないですよ。
 貴女に限っては、きっとその逆です。

[楽しいお酒を。と誘ったはずなのに、彼女を困らせ、楽しんでいるのは男の方。あまいデザートカクテル程度では酔わないけれど、夜の街に繰り出してからずっと陽気な心地が胸で躍っている。]



 そうですねぇ……。

[行儀の良い客、と聞いてもカウンター内の住人である彼女の反応は鈍い。カウンターを挟んだ内側と外側、繋がる橋になる言葉を選ぶ暫しの間。]

 ―――…例えば、残さず全て食べきるとか。アルコールでなくてもドリンクはオーダーするだとか。誰も聞いていなくても、美味しい時は、美味しいと口に出すとか。味の感想を伝えるだとか。

 マナーも含むのですが……、
 また来てほしい、と思われるゲストになりたいです。
 
[己がどれだけ厄介な客でもうさぎの巣穴は拒まないだろうが、これもまた気持ちの問題だ。

 飲食に対し、金銭を支払う。
 そんな消費契約のみでは到底語りつくせない思いが彼女の店にはある。]



 だから、我慢していたんですよ?
 
 首筋がお綺麗ですね、とか。
 旋毛がまんまるですね、とか。

 貴女に不埒な軽口を叩かないように。

[見つける度に飲み込んできた、彼女のかわいいところ。
 それでもこれらはまだまだ初級編。

 鳴き声もかわいい。
 ―――― なんて言いだしたら振り切る可能性がある。]


【人】 宇宙原理衆 ウツギ

[今日はカウンター席に座っているから。
食べ物の単語に、伶菜さんの落ち着かなさ気に動く手が見えてしまった。>>124

そういえば食べること自体を躊躇ってるって、なんでだろう。
不審者のくだりと繋がりがあるとは思いもせずに。有馬さんに返す淀みない英語にすごいなぁと感心しつつ。
年相応らしいむくれた顔にはくすくすと。]

 レモン水、おかわりいるなら入れようか。
 他に何か気になるものとかあれば
 注文も受けられるし……

 シュトーレン、気になるなら試食してみる?

[カウンター越しに声を掛けてみた。
変わらず明るいといえない顔だけど、この間の困りきった顔よりは大丈夫そうな気がしたから。*]

(128) 2019/11/28(Thu) 23時半頃

[近付いた彼女からは爽やかなフルーツの香りがする。
 瞬きに合わせて瑞々しい芳香が弾けるよう。]

 直ぐに答えなくても大丈夫ですよ。
 ビックリさせている自覚はありますからね。

 でも、意識して、考えてください。
 そして、出来れば検討してくださいな。
 貴女に好かれるよう、目一杯努力しますから。

[ひそひそ話を丸い耳に向かって吹きかける。
 カウンターの中でもその気はあったが、オフの彼女は小動物のような反応をする。耳のカーブに触れたい誘惑に、少し瞳が揺れた。] 




 貴女の彼氏になりたいってことです。
 

[彼女だけに聞かせる内緒の吐露。
 視線を合わせてニコリと笑った。]*


[うん、うん、と。
 並べられる「行儀のいい客」の条件を聞いては、一つずつ同意を示すように頷く。
 全部食べる人、ドリンクを頼む人、美味しいって言ってくれる人。
 そう、宅本さんは、そんなすてきなお客様。]

宅本さんは、いつだって、また来てほしいお客様でしたよ。
オットーみたいにサンドイッチ作ろうかな、って時々思ってました。

[そう思うよりずっと早く、毎日のように見かけるお客様になっていたけど。
 そんなにこの店を好いてくれて、店の味を好いてくれて、サンドイッチを作る乙坂が羨ましかったくらいに。]


【人】 宇宙原理衆 ウツギ


 ふは、「どっちも」てのもできますよー。

[カズさんの追撃に乗じて、桐野江さんへ更なる追い打ちを投げつつ。>>129>>127

シュトーレンの注文が入りそうな気配に、塩をひとつまみ入れたホイップクリームを泡立てていく。
温かくても冷たくても相性がいいトッピングだ。
ふわっとしたクリームと一緒に食べると重めの生地を緩和してくれて、ぺろりといけてしまう仕様だ。*]

(131) 2019/11/28(Thu) 23時半頃

[首筋や旋毛を褒められたのは、はじめてだ。
 ついグラスを支えていた手が、首筋に伸びる。]

ふら、ちな、軽口……

[これでも不埒の意味くらいはわかる。
 その軽口を叩く相手をどう見ているかも、わかる。
 きっとそれこそ、「行儀のよくない」お客様にそんなことを言われていたら、背筋が震えるほどに怯えていた、かもしれない。

 でも、今は?]


[すぐに答えなくても、と言ってくれた。
 けれど、答えたほうがいいのだろう、と染み付いたお人好しが頭の中で叫んでる。

 意識して、考える。
 検討する。このひとは、わたしのことが。
 例えば、これが本当に知らない人なら。
 考えられません、と一蹴した。
 例えば、同僚の誰かなら。
 驚いて、それから何度も理由を聞いて。
 けど、断ったら店に居づらくなるかも、と思ったら悩んでしまうだろう。

 じゃあ、今は?
 宅本さんは?]


[はじめて会った時、道に迷っていた。
 あの時、宇津木でも重いと言った荷物をさらっと持ってくれた。
 紳士でないなんて言うけど、きっとそんなことないんだと思う。
 話し言葉がおもしろくて、興味が湧いた。
 親近感があった。

 作ったものを、おいしいと言ってくれた。
 好きなプリンに、名前をくれた。
 内緒話をしてくれた。
 作ったものを、もう一度と言ってくれた。
 名前を、考えてくれると言っていた。

 どこからわたしを想われてのことなのか、わからない。
 でも。]

あの……ええと。何か、変かもしれないですけど。

いやじゃ、ないです。

[思い出が、たくさんある。]


あ……なんて言うんでしたっけこういうの。

おともだちからお願いします?
……でも、もうおともだちみたいなものかな……

[最後は独り言じみて、ぽつぽつと。
 この関係をなんと言おうか。知り合いも、常連も超えた、これから育む、この関係を*]



 戸崎さんもサンドイッチを?
 それならフライドポテトも付けてほしいです。
 
[店外だからリクエストにはならない、だからこれは浮かれた我儘だ。
 己の誘いに乗ってくれたこと、夜半に二人で会ってくれたこと、己の想いを邪険にしないこと。どの時点で拒絶されても可笑しくないのに、彼女はずっと己を舞い上がらせてくれるから。
 今の我が身は、我が心は、きっと30cmほど浮いている。]



 取って食べたりしませんよ。
 ああ、いえ。意識して頂けるのは嬉しいので、手は、そのまま。

[首筋を押さえる指先に笑みを噛んでも、図々しい男は彼女に安寧を齎さない。不躾なまでに彼女を見つめ、グラスを傾ける。
 不意に卓に降りた沈黙も、不安を駆り立てるものではなく、寧ろ、途絶えた音に安堵した。なにせ彼女は見るからに懸命に頭を回してくれている。

 ……考えてください、って言った端から、こんなに真剣に考えてくださる。
 
 こういうところ。
 ますます好きになっちゃうんですよねぇ。

[ゆっくりと椅子に座り直しながら紡ぐ独り言。
 首肯をうんうんと繰り返し、懊悩する彼女には聞こえないくらいの声量で。]


【人】 宇宙原理衆 ウツギ

[遠慮がちな声が聞こえて、ホイップの手を止め視線を戻す。>>133

 ああ。そういうことだったんだ。
 なら、「少なめ」って選択肢もあるよ。

[困った顔の理由がひとつわかれば、ホッと顔を緩ませて。
うんうん、と頷きながら彼女がどちらを選ぶのか待っていたら。
予想外の注文に、目が丸くなった。>>134

一拍おいて、くしゃりと笑って。]

 プディングにするとおいしいの、よく知ってるね。
 本で見たりしたの?

 あ、勿論できるよ。
 ちょっと時間もらうけど待ってて。

[それは、とっておきの食べ方のひとつで。
まさか注文されるとは思ってなかったから、嬉しくなってしまう。]

(138) 2019/11/29(Fri) 00時半頃


 いいえ、変じゃないです。
 僕は嬉しいです。

[彼女が再び言葉を発するまでの間にグラスは空いて、いつしか男は頬杖を突いていた。無論、瞬きの回数を減らして見入っていたのは彼女の表情。]

 関係性に名前を付けなくても、大丈夫ですよ。
 料理に名前が欲しいなぁと思うのは、もう一度頼みたいからですが ―――…、

[彼女に選ばれたくはあるが、それは妥協や打算であって欲しくない。うさぎの穴へと通ってすっかり舌は肥えてしまった。]

 名前が無くても、僕は貴女が好きです。
 でも、好かれる覚悟はしておいてくださいね。

[最後は少しだけ挑発的に。
 店で口説くような真似はしないけれど、想うだけは自由自在。

 ―――― “美味しい”と“好き”で育てる想いというのも、中々贅沢だ。]*


フライドポテト。
つくります。
この間、ウッチーにもオットーにも評判だったんですよ。

[答えやすい話題になって、ぱっと顔が上がる。
 トスカーナポテトをまた作ろう。自分で食べるためだけでなく、食べてもらうために。
 それもまたすぐ、"考える"ために俯き気味になるのだけれど。]


【人】 宇宙原理衆 ウツギ


 桐野江さんは、どっちもっすね。
 承りました。

[まんまと乗せられましたね、お姉さん。>>135
にまにまと笑いながら、そちらも一緒に用意しよう。]

(145) 2019/11/29(Fri) 01時頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ

[ホイップクリームを置けば、オーブンのスイッチを入れ。
新しいボールでは卵と牛乳と生クリームを混ぜていく。シュトーレン自体が甘いから、心持ち砂糖は少なめに。

自分用だとグラタンサイズの耐熱皿で作ってしまうところだけど。
彼女用にと選んだのは、プリン用のココット型。
そこへ一口大にちぎったシュトーレンを入れて。さっきの卵液をたっぷりかけて馴染ませれば準備完了。

焦げにくいよう、アルミホイルでカバーして。
温めたオーブンで焼くことしばらく。]

(146) 2019/11/29(Fri) 01時頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ

[仕上げに、アルミホイルを外して少し焦げ目をつけ。
皿に乗せれば、横に塩ホイップクリームも添えて。]

 どうぞ、シュトーレンプディングです。
 まだ熱いから気をつけて。

 もし食べきれなかったり、苦手なものあったら
 遠慮なく言ってくれていいからね。

[フルーツとナッツの甘い香りを漂わせながら。
カズさんが用意してくれた紅茶と一緒に、伶菜さんの前へ。*]

(148) 2019/11/29(Fri) 01時頃

[そして、考えて、思い出して、紡いだ答えは変ではないらしかった。
 ほっと、息を吐く。
 少し笑えた。]

んん……えと、じゃあ、名前のない関係、で。
変わることはあっても、同じには戻れないですもんね。

[料理の名前は、繰り返すためのもの。
 変わりゆくその瞬間だけのものには名前がなくてもいいと、ずっとそう言ってきた自分が名前にこだわるなんて、おかしい話。]

好かれる覚悟、って、どういうことしたらいいんでしょう……?
ううん……

[けど、関係性に名前はなくなったのに、新しい悩みが増えるのは、予想外。]


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