49 海の見える坂道
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ぽんこつだから……かぁ。
あぁ、でも何となく……うーん。 箱入りで捨てられてた野良猫が可哀想で拾ってくる感覚……
……さすがにそんなのとは違うかな?
[自分で言った事ながら、例えに気品の欠片も無いなと照れ隠しの様に頭を掻く]
あぁ、ここにピアノがある理由は逆です。 習ったからピアノがあるんじゃなくて ピアノがあるから習ったんです。
やめどきですか…… 僕の場合、九歳くらいになると練習の時間も少なくなって。 気付いた時にはもうやめてたって言う感じでした。
[思えば大した情熱を持てた訳でも無かったな、と思い返した]
(4) 2011/04/13(Wed) 00時半頃
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機関銃になるケース……? ベネット、もしかして、たった二杯だけど。
――まさか昨日よりも酔ってるんじゃ!?
[二杯目は一気に煽ってしまって。 懸念が確信に変わった時、間違いなく撃沈寸前だった。 額を抑えながらも、カウンターから廻って、ベネディクトの背中を擦る]
言わんこっちゃない。 何で慣れないお酒なんか飲んでるんだか。
……どうする? 少し僕の部屋貸す?客室に泊まる? さすがにベネットの部屋までは連れ帰れないよ?
(7) 2011/04/13(Wed) 00時半頃
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……それはまた、十歳の子に深いテーマを投げかけるね。
[足をパタパタとさせる少女に、カウンターに置いてあるスカッチを渡して]
僕はどうなんだろう。 ヴェスパの事はミッシェルさんと同じくらい介抱してたし、仲も良かったと思ってるから。 この頃は落ち着いてきたけど、それでもまだ哀しいし寂しい物だよ。
でも……そうだね。 無理に前を見ようとして。 無理にヴェスパの事を忘れようとは、したくないかな。
思い出とか、約束とか。 そんな事まで忘れる事になっちゃいそうだからね。
(17) 2011/04/13(Wed) 01時頃
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――まだ深く考える必要はないよ。 無理せず、寂しいなら寂しい。 嬉しいなら嬉しい。素直が一番だと思うな
[そこで、再び視線はベネディクトに戻る。 頭はぐらぐらして、意識はどうみても霞掛かってる]
――なんで襲うとか、 そもそも僕ヨーランダさんじゃないんだってば
……あぁもう。勝手に寝てくれて
[やがて、すこん、と意識を手放したベネットの身体がとりあえず床に落ちない様に整えて どうしようかと溜息を吐いてセシルに肩を竦めた]
(19) 2011/04/13(Wed) 01時頃
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何も。 良く言えば幾らでも選択の余地のある自由気儘。 悪く言えば何の変哲もない人生。
[半開きの扉から、誰かの声がする。 セシルと共に迎えに立ちながら、先程の言葉に応える]
僕は特別にやりたい物もないから。 今の生活に満足しているし、何れは僕がここを継ぐ事にもなるだろうし。 ――やっぱり平凡過ぎると思いますか?
[自覚はあるのか、更に言えば別に気にする訳でもないのか。 苦笑しながら、半開きの扉を開いて]
あ、こんにちは、ネルさん。
……わぁお。 今度は何?その荷物
(22) 2011/04/13(Wed) 01時半頃
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差し……入れ……? 凄い量だけど、今度はなに?何でそんなに手に入れたの?
[先程のセシルからの土産も十分に驚いた だがネルからの大量の菓子袋は更にその上を行った。 ゾーイちゃんは喜ぶだろうなと、チラリと横目で見て]
……あ、ごめんね、ネルさん。 ちょっと僕、ベネットさん介抱してくる。
少しだけここはお任せします。
[このまま席を陣取られても困るだけで。 叩き起こさない限り起きる様子もない泥酔者に溜息を吐きながら肩を廻して何とか立たせる
半ば引きずる様に重そうにしながら奥まで引っ張っていった]
(24) 2011/04/13(Wed) 01時半頃
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― 宿屋/オスカーの部屋 ―
ちょっとだけだよ? 僕が寝るまでには起きてよ?
[遠慮なく客室に放り込もうとも考えたが、客室に放り込むと、お泊り扱いとなって代金は取らざるを得なくなる。 これがミッシェルなら困るが、まだまだ寝る時間は遠いからと、少年は自分の部屋に放り込むことにして 部屋のドアを閉め、何とか重たい身体を少年のベッドに何とか押し込むと、困った様な表情で一人視線を逸らす]
……バレちゃうかなぁ…… これでベネットにはバレちゃうよね……
[少年にしては珍しく、苦虫を噛み潰した表情で、床に置いてある皿を見詰める。 床に置いてある皿。 それには、今日の蚤の市で買った猫フードの残りカスがあって]
(32) 2011/04/13(Wed) 02時頃
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――頼むから大人しくしててねー? 父さんにバレたらきっとすっごく怒られるから
[思春期の少年なら、きっと薄めの本が仕舞われているベッドの下 そこから、ボサッとした茶トラの尻尾をした黒毛のぶち猫が這い出てきた。 猫にしては細身の体格。鈴があるわけでもなく、後雌猫。 尻尾の毛並みは、どのくらいかと言えば、まるで箒みたいにボサッとしている]
起きたらベネットに口止めしないと……
[よしよし、と黒毛の雌猫の頭をわしゃわしゃ撫でてやり 寝息を立てるベネディクトを見遣ってから、一人と一匹を残して部屋を出て行った]
(33) 2011/04/13(Wed) 02時頃
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ぐっすり寝ちゃった。
僕も少しお菓子食べようかな。 匂いがすっごい甘そうだね。
[やがて戻って来てから、少し小腹も空いた事で、間食代わりにお菓子に手を出す その時に、セシルから、さっきの続きの言葉を掛けられて、一つ頷く]
……そうですね。 何か退屈に感じる様になってきたら。 その時はその時で、何か探してみるのも良いかな
[お菓子を摘まみながらその後は暫く過ごして。 話に相槌を打ちながら、夕食時になれば少年もまた仕事をこなし始めるだろう**]
(34) 2011/04/13(Wed) 02時頃
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― 翌朝/宿屋「mer calme」 ―
[翌朝の寝起きも思い出すだけでも爽やかだった。 熱気は寝苦しい程「むわんむわん」として 掛け布団をしっかり被るとサウナの中と勘違いする程]
……あっつい…………
[昨日よりも実感の籠った声が少年の朝一言だった]
(168) 2011/04/14(Thu) 10時半頃
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[この閉め切った熱さに辟易しているのか トラ猫は部屋の片隅で伸びている]
ごめんね? この部屋にしか置いとけないんだ……
[昨夜も油断していたばかりに、ネルに部屋に踏み込まれた。 ベネディクトの背中を押しながら戻ってきた彼女は何も言わなかったが 結局、藪を突く真似はせず、何食わぬ顔で見送ることにした]
[暑苦しそうなトラ猫を見て、せめて空気の入れ替えにと窓を開けたが。 「むわん」と顔に吹き付けた熱気に三秒と経たず窓を閉めた]
(169) 2011/04/14(Thu) 10時半頃
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[今日も一先ず寝汗を洗い流して。 『favori temps』を流しながら朝食を摘まむ。 朝食と言っても、昨日の菓子の余りと紅茶。
昨夜は一昨日の様な酒盛りこそしなかったが 菓子や紅茶やジュースを片手に、それなりに盛り上がった。 ゾーイは早い内に、幸せそうに眠りについていた]
三十もあるんだ…… 何でここ最近こんなに暑いんだろう。 今年の夏は地獄だろうなぁ
[今朝から少女は布団を干し終えてから 上機嫌そうに、ラジオに合わせて鼻歌も交えている この暑さにへばる様子も無く、元気だなと感心して]
(170) 2011/04/14(Thu) 10時半頃
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ネルさんに会いに行くの? 昨日はお菓子もあれだけ御馳走になっちゃったしね。
[少しすると名案を閃いた様に、ネルの所へ行く事にしたらしい。 暫しの準備を終えて、トードバッグを片手に、ゾーイは宿を出ていく]
――にしても今日は酷いカンカン照りだなぁ。 どうしよう、今日は家の中でジメジメ仕事したくない……
海にでも泳ぎに行こうかな
[冷え切った氷水を口に含んで身体を冷やしながら その日一日の過ごし方をぼんやりと考えていて]
(171) 2011/04/14(Thu) 10時半頃
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……あつい…………
[余りにぼんやりしすぎたのが逆に仇となった。 暇そうに見られた父親に引っ張られて 結局、暑い中ただでさえ嵩張り分厚い物を洗う洗濯作業に駆り出された]
……あついよ〜…………
[冬は好きなのだが、少年は暑さに弱い。 一歩足を動かす度に一滴汗が流れる錯覚に陥って 洗濯が終わってからずっと、カウンターで両手を伸ばして くったりと倒れ込んでいた]
(172) 2011/04/14(Thu) 10時半頃
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……あ…… いらっしゃいませ〜
[扉の鈴音に気付いて、顔を上げて客を出迎える。 少し元気の無い声だったが、訪れた二人を見て目をパチクリと。 一昨日ぶりのサイラスは兎も角、傍らにはベネディクト]
ベネット……最近どうかした? 何か憂さ晴らしでもしたい事でもあったの?
サイラスもいらっしゃい。 お昼ご飯の方だね?
[少年は呆れるを通り越して、寧ろ心配そうな視線で見詰めて 主人である父親は、またお前かと呆れていただろうか]
(173) 2011/04/14(Thu) 10時半頃
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『少し』酔っぱらった?
機関銃のケースとか襲われるフラグとか言ってて 結局僕の部屋でくーすか寝てたの覚えてないんだ?
[エプロンを着けてからオーダーを取る。 途中の記憶が完全に抜け落ちている様子に溜息を吐いて サイラスにも何を食べるか注文を聞いただろう]
――ランタン? それって、あれ? さっきうちにも来てた、あの手紙の事?
[アイスティーをまず置いている時。 聴こえたランタンと言う言葉と、つい先程見た奇妙な手紙の記憶が重なる]
(174) 2011/04/14(Thu) 10時半頃
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ランタンを灯した坂道?
ランタンならうちにもそれなりにあるけど。 でも結構な長さあるよね?道って言ったって。 何人かの力を借りないと難しいんじゃないの?
[ベネディクトのその話に興味を持ったのか ホットドッグとマスタードを持ってきて、少年もその話に加わる]
でも、それだけの量を集められたら凄く綺麗だろうね。 夜に海から眺めたらどんな景色になるんだろう? 時間はそりゃあ、結構掛かるだろうけれど
[宿にも結構な数のランタンがある。宿だから。 だがそれだけでは全然足りないだろうランタンを集めようと思えば それこそ町中を駆けずり回る必要はありそうだが
淡い光を灯すランタンで彩られた幻想的な景色は見てみたいと]
(175) 2011/04/14(Thu) 10時半頃
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――はぁ?今日も飲むの?
だめだめ!また僕の部屋で寝るでしょう!? 何が悲しくて連日男の人自分の部屋で寝かさなきゃならないの
[鶏肉のソテーを持ってくる頃、ベネディクトは昼酒とか言い出し。 少年は全力で反対したのだが、頼み込まれてグラスワインを一杯。 一杯でほろ酔いになる彼の背中に、少年は恨みがましい視線を投げる]
それにしても、誰だか知らないけど面白そうな事考えるね。 僕も少し宿にあるランタン、集めてみようか? さすがに、宿で使わないといけない分は難しいかも知れないけど
[ヴェスパタインを悼む気持ちも何となく伝わって。 少なからず同じ気持ちを持っている少年も ささやかだがそんな協力を申し出て]
(176) 2011/04/14(Thu) 10時半頃
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あ、サイラスは行っちゃうの? ねぇ、その海で見つけた物って何?
[会計を出しながら、興味深そうにサイラスに訊いて 会計が済めばそのまま見送るだろう]
僕も泳ぎにでも行こうかなぁ? ベネットはどうするのさ。 叩きだす事前提として。
[暗に、今日は絶対にこれ以上酔わせないぞ、と強情に。 未だ少年は今日のこれからを決め兼ねていた**]
(177) 2011/04/14(Thu) 10時半頃
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あいつら……? 見に来るって、一体何を……
[要領を得ない返答に、頭に疑問符を撒き散らす少年。 海に来れば解る、と微笑むだけで結局サイラスは答えてくれなかった]
海…… 誰だろう、船に乗って誰かが来る。 とかそういう訳じゃなさそうだし
[結局少年だけで考えても結論は見えず ただその日の海への興味を募らせるだけだった]
(194) 2011/04/14(Thu) 20時半頃
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本当に大丈夫だろうね?
これで夜もまた来てみろ。 明日からのあだ名は『酔いどれベニー』になってるから。
[代金を受け取りながら、にや、と悪戯ぽい笑みを浮かべて揶揄する。 少年としては一向に構わない。 理由はともあれ暫くの間、皆がその呼び名で彼を弄る事になるだけだ]
ヨーランダさん来なかったらどうするのー? いい加減傷んできちゃうよー?
[この蒸し暑い気候の中で三日目の放置となる物。 これも又一向に構わないが、少年の持つ危惧と言えば
所でバター 完全に溶けて無いだろうか]
(195) 2011/04/14(Thu) 20時半頃
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[昨日の今日なので、せめて物の親切心に冷えた場所に保管している。 なので実際はまだ簡単には傷まない]
海に行けばわかる。かぁ。 どうしよう?泳ぎに行こうかな?
それともぼうっとしてるだけにするかな?
[先程サイラスの言葉が気に掛かり、海に足を運ぶ事は決めた。 水着を着て行こうかどうかと暫くの間悩んでから]
じゃあ、いってきまーす。
[少年もまた、じりじりと閉め切った暑さから逃げる様に宿を出て行った]
(196) 2011/04/14(Thu) 20時半頃
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― 市場 ―
[坂道を降って、海へ。 海へ行く時、通り掛かりに市場を見た時 その手に飲み物を持っている見知った顔を見つけて手を振る]
ヨーランダさん、どうしたの?帽子。 それに髪の毛も濡れて。ラルフも
もしかして、二人ともさっきまで泳いでた?
[どこから見ても夏の装いのヨーランダとラルフを見比べて 一足遅かったか、と着込んだ水着を見ながら考えていた]
(205) 2011/04/14(Thu) 21時半頃
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うん。そんなとこ。 今日はあっついもん。
[パタパタと右手で扇ぎながら 出来るだけ日陰の方に避難する]
サイラスが海で面白い物を見つけたんだって。 人、なのかな?面白い人達?
よくわかんなかったけど。 ついでに泳げば涼しいし、さ。
[誰の事か何の事かは解らず、そんな事まで白状して]
(214) 2011/04/14(Thu) 22時頃
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サザエを? ――あぁ、それの事なんじゃないのかな?
[実際の物と違っていても、得心が行った様に頷いて]
なんだ、どんな面白い物が出て来ると思ったらサザエか。 勢い込んで水着まで着て来たけど。 一人でサザエ取るのも……ねぇ?
[肩を竦めて見せて]
(220) 2011/04/14(Thu) 22時頃
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オスカーは、ヨーランダと一緒に、市場に誰か居ないだろうかと目を凝らしている
2011/04/14(Thu) 22時半頃
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待ってるよ?ラルフ パッパと帰って戻って来たら?
[ヨーランダの提案は折角水着も着て来た少年には魅力的だった。 彼女がまだ他に誰かを待つ様子なら、一緒に待つだろう]
あー、でもサザエか。 採れたてはおもし……美味しそうだねぇ。
(230) 2011/04/14(Thu) 22時半頃
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それじゃあ、行っておいでよ、二人共。
……あー、ごめん。 あの袋、いい加減傷むからって昨夜冷える所に仕舞ったんだ。 泳いでからでも取りに来る? 時間あれば、あけど
[ぶつぶつと片頬を膨らませるヨーランダから、宿に二泊している例の荷物を思い出す。 カウンターに何時までも置いたら傷むから、と宿の人間じゃないと取れない場所に仕舞ったのだ]
あ、ベネット。さっきぶり。 どう?これから泳ぎに――
らしいよ?
[開口一番で命を降したヨーランダが可笑しかったのか 小刻みに肩を震わせて下からベネディクトを見上げる様に]
(237) 2011/04/14(Thu) 22時半頃
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オスカーは、ラルフが去る前、子供扱いには『お気遣いなく、オニイチャン』と手を思い切り抓ろうと
2011/04/14(Thu) 23時頃
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また怒らせちゃったかもね……?
[やだと即答されたのが嫌だったのか。 そっぽを向いたまま店までの道を戻るヨーランダを見ながら、そうベネディクトに]
あ、ネルさん。 ジェラートなら、そろそろ急がないと……
[すぐそこのリンダの店。 だが、市場の時計は、もう間も無く閉店時間を示していて]
(253) 2011/04/14(Thu) 23時頃
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浮き輪もアヒルもありますよ。 結構品揃えもいいし。あの店は
[おずおず手を挙げるセシルには、ヨーランダに代わって答え じゅー、きゅー、はーち、と閉店へのカウントダウンを始めそうな様子のリンダを見て
少年は咄嗟にどうしただろうか。ネルやセシルが飛びつけば、それに便乗する様に少年もまたアイスを求める]
(256) 2011/04/14(Thu) 23時頃
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新作!?ネルさん、新作って何味!?
[新作と言う言葉を聞いて、少年の瞳が輝く。 男であろうが、別腹族はここにも一人]
リンダさん、僕コーン大きいのね。 その新作と、イチゴ味と。 あ、生クリームものっけてよ
[結局少年は、大ボリュームの注文を述べた。 結構な量のアイスを舐めながら、ベネディクトの反応には困った様な苦笑を浮かべて]
(262) 2011/04/14(Thu) 23時半頃
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ベネット、そのベリーブロッサム僕も少し欲しいかも。
[トッピングの種類は兎も角、生クリームを載せた分嵩高い少年のアイス。 密かな優越感に浸りながら、少年もストロベリーを食うかと目線で]
夏はやっぱりここだよねぇ。 このアイスが無かったら夏は生き地獄かも。
冬でも僕普通に食べれるし
[正しくは、冬でも普通に食べてる、か。 甘酸っぱい味と、ミルクの程よい蕩ける円やかさが口内に広がる。 それとなくささやか且つ至福の時]
(276) 2011/04/14(Thu) 23時半頃
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[甘い物が絡むなら何が悲しくて等二の次の問題で。 遠慮なくベリーを貰う。 そうしていう内に、ラルフとヨーランダが戻ってきたが]
あ、二人ともお帰り。
ラルフの分…… ヨーランダさんのは……あるけど……
[気まずげな様子のベネディクトと一緒になって苦笑する。 野郎の分までは気が回らなかったと言う事か]
ラルフ、僕の少し食べる?
[苦笑しながらもベネディクトと同じ様にラルフに少し勧める。 哀しいながらも、どちらも男からの勧め]
(284) 2011/04/15(Fri) 00時頃
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遠慮しないで良いのに。 さっきすっごく食べたそうにしてたのに。
[ラルフの内心は知らず、遠慮したので生クリームにパクついて。 遠慮せずに好意を受け取れば三人から別けられ結構楽しめたろう。 勿論、ネルは当然、野郎同士で半分こ☆等が頂けないなら話は別で]
まぁ、別に今日逃しても明日もあるしね。 明日は月曜日……
……あれ?でもラルフ、確か定休日って……
(298) 2011/04/15(Fri) 00時頃
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ま、た、の、む、き!?
[昼自分は何と言っただろうか、と 眉を逆立てるように睨み付けて
それでも、このアイスの甘さの幸福を味わっていると 怒りは然程長く持たなかった]
(307) 2011/04/15(Fri) 00時半頃
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