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【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン―夕方・広場― (98) 2010/08/09(Mon) 22時頃 |
―回想 歌声の森―
そんなことないよ。
少なくとも…マーゴはそう思ってても、それでもマーゴが頑張ったときのこと、私は知ってるよ?
…だって、「私」に話しかけてくれたのは、マーゴだったから。
[そう、彼女がいかに自分を臆病を言おうとも…いや、臆病ならばなおさら、彼女は『自分』に話し掛けたあのとき、勇気を出して踏み込んできたはずなのだ。
その彼女の勇気が、ホリーが目を様すきっかけとなった事を、ホリーは知っていた]
…大丈夫。
あのとき、マーゴは勇気を出せたんだもの。
これからマーゴがそう願えば、きっと、もっと…。
…ねぇマーゴ、私も、マーゴと友達になりたいな。
…どう?
[言って、マーゴの手を、軽く握っただろうか]
漂白工 ピッパが眠りにつくなら、おやすみ、と笑みを向け、彼女の傍らにいただろうか
―いつか、どこか―
…うん。
ヘクターさんでは…なかったと思う。
[ノイズ混じりの記憶をたどっても、ミツカイサマの顔を見ることは出来なかった。
と、そこへオスカーにお礼を言われればニコっと微笑んで]
何いってるの。
私は、オスカーがしてくれた事をしてただけだよ?
[ぽん、ぽん、とオスカーの頭を優しく撫でる]
オスカーは…どんなときでも私と一緒にいてくれたでしょ?
だから、私もそうしてあげたかっただけ…ね?
[気にしないの。と付け加え、続く彼の問いには
…うん、どこなのかは…わからないけど。
ピッパさんや、マーゴにはあったよ。
[確かに会った…いや、会ったはずだ。
しかし、あの時間は…あの場所は、あまりに淡く、あまりに濃く、あまりに優しく、あまりに甘美で…まるで、夢の中だったようにも思えて…]
メモを貼った。
なんかね、凄いびっくりしたんだよ。
……誰だったんだっけなあ。
とにかく、一人じゃなかったんだ……って。
[違うみたいだと言う姉に頷く。
頭を優しく撫でられれば、ゆっくり首を横に振った]
……うん。一緒に、いようって思った。どんな時も一緒に居たいって。
だから、ごめん。
あの時、ホリーの手を離しちゃったのは、僕だから。
でも、
……まさか、ホリーにこうやって、直接、言葉で謝れるなんて……
[再び少しだけ涙交じりになって。
少し下を向いてから、ホリーに向き直った]
ピッパさんや、マーゴに……?
来てるんだ。そっか。
……居るんだ……
[遠く目を細めて、そっと呟いた]
メモを貼った。
【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン>>109 (113) 2010/08/09(Mon) 22時半頃 |
【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン―巡礼の森― (115) 2010/08/09(Mon) 22時半頃 |
…うん…。
…でも、もしかしたら一人じゃないのかな、って思ったことも…あったんだ。
もっとも、すぐに気のせいかな、って思っちゃったし…私がそれをわかっても、オスカーに教えてあげることはできなかっただろうけど…。
[そう言って、少し悔しそうに眉をひそめる。
しかし、弟の後悔の言葉には表情を柔らかくして]
謝らないで、オスカー。
…確かに、こんなことにはなっちゃったけど…あの時のことがあったから、私は『私』に戻れたんだよ。
そりゃあ、全部が全部うまくいったわけじゃないけど…全部が全部悪い方向にいっちゃったよりはいいでしょう?
だから、男の子が過ぎたことであんまりめそめそしないの。
[あやすように言って、ぎゅっと抱き締める。
彼の思いが嬉しくて、彼がいとおしくて…。
さながら彼への10年分の愛情が、今一気にあふれてきてしまっているような…そんな気持ちだった]
うん。
…ただ、どこで会ったのか、私もよく分かってないんだ…奇妙な話なんだけど。
…でも…とても優しい時間(場所)だった…。
[言って、赤い月を見上げた]
【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン>>116 (117) 2010/08/09(Mon) 22時半頃 |
[彼女の頭を撫でながら、
小さく華奢な身体を包み込む。]
ああ。マーゴ…。
[やがて近くの倒木に腰を下ろし、
自らの事について、口を開き始めた。
同胞は自分にとって家族のような存在であった事、
自分はナタリアよりもずっと年上である事、
この村に来る前は他の森で生まれ育った事、
おそらく祭は終わるだろう、と言う事…。]
ここよりずっと南の
岩山ばかりの荒野で…。
[そんな事をとりとめも無く話し始める。
どちらかが、他の誰かに呼びとめられるか、
気が済むまで、抱き合い、話をしていただろう]**
うん。分かった。
もう、めそめそなんかしない。
姉さんにもう一度、会えたんだ……
[再び抱きしめられて、姉の存在を確信する。
次に姉を見る顔は、晴れやかなものになっていただろう]
そうだね。
何か、ホリーには本当に色々心配かけっぱなしで……
[謝罪の言葉を言う前に、微笑んだ。
そして、姉と肩を並べるようにして赤い月を見上げた。
すう、と息を吸い込み、吐く。とりあえず、そんな動作をしてみる]
メモを貼った。
【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン>>119 (120) 2010/08/09(Mon) 23時頃 |
【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン なるほど。 (123) 2010/08/09(Mon) 23時頃 |
[晴れやかな表情のオスカーには、満足そうな笑みを浮かべつつも、心配をかけて…と彼が口にすれば、わざとらしくプイ、と顔を背けて]
本当よ。無茶ばっかりして。
…心配したんだからね?
[いたずらっぽい笑みを浮かべてちらりとオスカーを見る。
それからくすりと笑って正面を向きなおし]
…でも、嬉しかったのも本当だよ?
[オスカーが肩を並べれば、彼の呼吸を感じられて…ソレが嬉しいと感じた。
ホリーは彼の肩にコテリと頭をもたれかければ、あ、と呟いて]
…そうだ。
今までのこと…全部含めてお礼…っていうのかな…なにかオスカーにしてあげたいんだけど…なにか出来ることあるかな?
[自分が彼にしてあげられたことよりも、彼にしてもらったことの方がいまだ大きすぎて…なにかして上げられないものか、と思案した]
メモを貼った。
うう……
だってさー、あれはさー。
[顔をそ向けられて、少し言葉に詰まった。
思い返すととんでもない無茶をしたようだと思う。軽くサバイバルだった]
……僕ね、記者の人に言われたんだ。「ホリーさんの哀しむ事だけはしないように」って。
もし隣にホリーが居て、もし隣でホリーが僕の事を見ていたら、絶対僕に幻滅してるだろうなって、どこかで感じてたんだけど……でも、僕、ホリーが連れ去られちゃってからは、もう、ミツカイサマから仇取らなくちゃって、それだけしか考えてなくって……
[肩に頭の重さを感じながら、曖昧に言い訳する。
その時、聞こえた事。してあげたいこと。してもらいたいこと。
驚いてホリーの顔を見下ろしたが、ふっと微笑んだ]
今、ホリーが……姉さんが、僕の隣に居てくれて、僕と話をしてくれてる。
これ以上のものなんて、ない。
[きっぱりと言い切る。これこそが、求めていたものだったのだから――と]
メモを貼った。
[ヘクターの大きな手に撫でられると嬉しくて顔が綻んでしまう。
初めて会った頃、今よりもまだ小さかったあの頃も
こんな風に撫でて貰った記憶がある]
家族のような存在なら……
大事で仕方ないの、わかるよ。
私もおばあさまが大切だったの。
唯一の肉親で……、とても慈しんで呉れた。
[祖母よりもずっと年上なのだと聞けば
さすがに驚いたようで大きな眸が何度も瞬かれる]
おばあさまよりも、年上……?
おばあさまに連れられて私がヴァンルナール家に行った時、
ヴァンルナールのおじいさまがヘクターを紹介して呉れて……
え、と……私の記憶にあるヘクターは……
目の前にいるヘクターと同じ……?
[兄のように慕っていた相手が別人だったら如何しよう。
そんな思いがあったから念のため確かめる心算で]
【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン>>125 (132) 2010/08/09(Mon) 23時半頃 |
――…南の、岩山ばかりの荒野…。
私もみてみたい。
ヘクターの思い出の場所のひとつなのでしょう?
私は村から出た事ないから外の世界を知らない。
外の世界を知る術は本と行商人の話だけ。
ね、祭が終わったら……
ヘクターは如何するの?
[ヘクターの話を聞いていた娘は
こと、と首を傾げ問い掛ける]
私は……、全て終えたら……
外の世界を見にいこうと思ってたの。
見上げる空みたいに広く青い海を見て見たかったから。
[娘は齢十九でまだまだやりたいことなんて
数え切れぬほど沢山あったから
夢の一つを口にするその眼差しは何処か切なくあった**]
…うん、それだけ一生懸命だったんだ、ってことはわかるよ…。
だから、心配はしたけど…怒ってないから。
[確かに、少し悲しむ気持ちもあったが、それをわざわざ言う必要はないだろう、と微笑を浮かべた。
それから彼の望みを聞けば]
えー…つまんないの。
[一度頭を離してから、口を尖らせて彼の頬を軽く引っ張った]
欲がないなぁ。
…そりゃあ、私がしてあげられることなんてすくないけどさ。
ほんとーにそれ以外なんにもないの?
[1つも?
と、じ…っと見つめた]
【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン 大丈夫ですか?テッドさん。 (133) 2010/08/09(Mon) 23時半頃 |
【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン[ テッドからゆっくりと身体を離し、トニーへと顔を向ける。] (135) 2010/08/09(Mon) 23時半頃 |
……周り、見えてなくて。ニールさんには、凄い……迷惑、どころの、話じゃないし……
[己の掌を見下ろして深く息を吐いた。頬を引っ張られたのはその時だっただろうか]
あいてっ。
ひ、引っ張らなくても……
[幽霊(みたいなもの)になっても感覚はあるのかーと割とどうでもよさそうな事を学習した。
そしてかけられる言葉と見つめる視線]
……。
…………ホリーが、したいこと、あるなら、何でもしてほしい、かなー?
[卑怯な答えかな、と苦笑して見つめ返した]
【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン>>137 (140) 2010/08/09(Mon) 23時半頃 |
【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン この儀式は本来どのような意味があったんでしょうね? (142) 2010/08/10(Tue) 00時頃 |
あー…そうだね、ニールさんにもし会えたら、ニールさんにはちゃんと謝ったほうがいいかもね。
[謝ってすむ問題じゃないかも知れないけど、と苦笑しながらも、続くオスカーの言葉に、じっと彼を見つめて]
え…本当にそう思う?
ほ、本当の本当に…?
[何処かもじもじとしながら、頬を赤らめて念を押した]
うん。
会えたら、謝ろうと思ってる。ごめんなさい、……って、話じゃ、ないのかもしれないけど。
[はっきり頷いた。
……そして、何故かもじもじとしている姉の様子にゆっくり首をかしげつつも]
うん。本当の本当にそう思うよ?
[念押しに答える。
少しだけこっちもどぎまぎした]
【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン 人が御使いを見つける力を持っているのは、 (146) 2010/08/10(Tue) 00時頃 |
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