266 呑花臥酒―盤楽遊嬉・春の乱―
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[くいと、勢いよく杯を空にして。]
ああ、そういえば、噂の土産は何かな? 酒かな?
[地を滑るように置かれた玉手箱の傍まで這っていく。 僅かに桜色になった頬は、そろそろ酔いが回ってきたことを示す。]
なんだなんだ。 そんなに慌てて、わたしに見せられないものなのか?
[慌てて止めようとする子鬼の頭に手を置いてぐりぐり撫でる。 本気で開けようとしたわけではなく、からかっているだけである、今はまだ。]
(2) 2017/04/25(Tue) 00時半頃
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さあ、お前達も飲め飲め。 わたしがみんな飲んでしまうぞ。
[子鬼を小脇に抱えて酒瓶を押し付けつつ。 きょろきょろと蛇の目は他の者達の様子を確認して。]
ふむ。 そこの土蜘蛛とは今の所なかなかいい勝負のようだが。
少し趣向も凝らしたくなってくる頃だね。
[さてどうするかと、と考え込んだ。**]
(3) 2017/04/25(Tue) 00時半頃
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看板娘 櫻子は、メモを貼った。
2017/04/25(Tue) 00時半頃
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物分りが良くて助かるよ。
……。 しかし、育てのじいさん……里の……狸。
[即座の返事>>5に胸を撫で下ろしたのも束の間。 豆狸の動く耳を見詰めながら、思案に耽っていた桜色の頬が急に赤みを増していく。]
(10) 2017/04/25(Tue) 21時頃
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まさかあの時の……!!?
[『鉄砲水事件』のあの時。 酒の勢いで暴れ回る池の主たる大蛇に、更に酒を勧めて治めたのは里に棲む妖だった。 もしも豆狸の祖父がそうだと言うのならば世にも珍しい酔い潰れて池に浮かぶ大蛇という、妖生最大の恥である姿を見られた相手だ。]
(11) 2017/04/25(Tue) 21時頃
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うわあああああああっ。
[思わず頭を抱えて。]
わ、わたしも見たいな! 白路の舞いを見たい見たい!
そうだ、ほら、舞台も整えようじゃないか!
[話題を替えようとばかりに鬼の無茶に乗っかり。 傍の酒樽を叩けば、水柱ならぬ酒柱が上がり。 霧雨になり降り出す酒が日に照らされて、虹を描く。
しかし、動揺のあまりマリオ[[who]]には酒の土砂降りを降らせてしまったかもしれない。]
(12) 2017/04/25(Tue) 21時半頃
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[うっかり土砂降り事件はさておき。]
ふ……あはははっ! 白路がそこまで肝が据わっていると思わなかった。
[先程までの焦りはどこへやら。 狐が藤之助に化けたのに、腹を抱えて笑いだす。]
ははは。 それにしてもわたしはともかく土蜘蛛に犬神に。 これ程の妖が手を貸す舞台もなかなかないな。 花見の余興で終わらせるのは惜しいくらいだ。
[舞う白路の周囲に霧雨を降らせ虹を描きながら。 新たな酒樽から柄杓で酒を掬っては飲んでいく]
(23) 2017/04/26(Wed) 20時頃
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いいぞいいぞー。
[酒はどんどん進む。 酒を降らせたせいで想定よりも酔いが回ってきているのだけれど、白蛇は全く気付かない。]
(25) 2017/04/26(Wed) 20時頃
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そうかそうか、良いだろう良いだろう。
[一瞬、制止の声>>29が聞こえたような気がしたが。 続いたの全肯定なので、特に気にせずうんうん、と頷いて。]
折角の宴席だからな。 けちけちしては藤之にも悪い。
ほーれ、もう一杯。食らってみ。
[豆狸へと酒を満たした柄杓を向ければ。 小さな酒柱――酔いのせいか少々勢いのつき過ぎたそれが彼を襲う。]
(30) 2017/04/26(Wed) 21時半頃
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ふふふふ、なんだかわたしも動きたくなってしまうな。
[重なり合うかのような琴の音に美しい犬の囀り。 鬼の頭領の姿をした狐の舞い。
着物の裾から除く太い蛇尾の先が、それらの拍子を合わせるように地を叩く。]
(31) 2017/04/26(Wed) 22時頃
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