人狼議事


64 色取月の神隠し

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視点:


――あやかしの里――


 ―――大丈夫。
  朝はきっと、許してくれるさ。


[抱きつく童女の頭を優しく撫ぜる。]


[ひとつの大きな瞳から、止め処なく溢れる穢れなき透明な雫。
それはきっと、この童女の優しい心。
己が着物を温かく湿らせていくのは、童女に宿る何よりも尊い想い。]

  ありがとな。

[目を閉じて、そっと唇を動かす。

くぐもった謝罪の言葉は聞き取れない程。
それでも、もう十二分に。
童女が己が思いを受け止めてくれたことは*伝わっていた*]


大丈夫、大丈夫と言うように、泣き続ける夕の背中をとんとんしている**


メモを貼った。


メモを貼った。


【人】 子守り 日向

―甘味処―

[彼是と考えを巡らせ続けていたが、
 ふと膝の上の巾着が熱を持つのに気付けば、目を見開いた。]

 (………また……?)

[これほどの頻度で起きるものなの、と、
 動揺に瞳を揺らす間も無く、路が開く―――]

 “あなたの望みは……”

[路を往く者に呼びかけて―――]

(3) 2011/09/18(Sun) 09時半頃

【人】 子守り 日向

 ……

[薄く目を開く。
 聞こえたのは今迄と少し違う、曖昧な音色。>>5:94>>5:96
 誰が居なくなったのか、行き交う人々を呆と眺めていたが]

 “やっぱり、相談しないと駄目
 たまこちゃんや一平ちゃん 戻ってるかな”

[朝から不在であったから、一緒なのだろうと見当を付けていた。
 店先に立つ女将の注意を引いて、常のように膝に片手を当てて腰を折る。]

(4) 2011/09/18(Sun) 09時半頃

【人】 子守り 日向

 “女将さん 御馳走様。
 人と待ち合わせをしていたんだけど 離れなくちゃいけないから言付けをお願いします。
 二人とも目立つ風貌だから、もし来たならすぐ分かると思う”

[志乃と沙耶の不在、自分が先に席を立つことの詫びを言付けた。
 志乃と彼らが同胞にしか分からぬ声で囁き交わしていたことも、
 自分の目的地に彼らが居ることも娘は知らない。]

(5) 2011/09/18(Sun) 09時半頃

子守り 日向は、メモを貼った。

2011/09/18(Sun) 09時半頃


【人】 子守り 日向

―屋台広場/菊屋―

[菊屋の屋台は開店しているようだ。
 たまこが其処に居ることを確認したなら、ほっと胸を撫で下ろした。]

 “たまこちゃん”

[屋台の横から近付いて、分かるように背伸びして片手を高く上げる。]

 “お店開けたばかりなのに 本当にごめんね。
 大事な話があるんだけど… 少し抜けられるかな 
 何だったら、このまま聞いてくれても構わないの”
 
[ほこほことした団子と屋台の周囲の客を申し訳無さそうに見ながら、地面に文字を書く。
 もしも未だそこに藤之助と芙蓉が居たならば目を見張り、女将に言付けた内容と同じものを律儀に繰り返すだろう。
 たまこと話をしているようなら、いずれにせよ彼らの会話が終わるまで待ってから切り出す心算*]

(6) 2011/09/18(Sun) 10時頃

【人】 子守り 日向

[話をした場所は何処であっただろうか。

 藤之助や芙蓉にも、もし良かったら聞いて貰いたいと告げるだろう。
 何か知っていることがあれば教えて欲しい、と。
 勿論、立ち去るのであれば無理に引き止めることはしないのだが**]

(7) 2011/09/18(Sun) 10時半頃

子守り 日向は、メモを貼った。

2011/09/18(Sun) 11時頃


子守り 日向は、メモを貼った。

2011/09/18(Sun) 19時頃


 あらぁ……

[ふと振り返る。
楼閣の向こう、先程来た道の果て
無論視界にはただ狐火が揺れ、彼岸花が燃ゆる道だけが広がるのみ
けれど、送り出す笛の音と、惑うように“ちりん”と一瞬揺れた鈴の音は、箏には届いたか]

 また、誰かが来たようやよ。
 隠世も賑やかぁになりますなぁ。


[笛に送られしは誰だろうか?
軽快な笛の音は、気心知れた者へと送るような優しさが滲んでもいただろうか。
となれば……いや、無理に詮索しなくとも、やがてここに辿り着くだろう

今は少し気になる想いが心へ届く
誰の…何の? は少しわからなかったが
隠世にお天道様が昇ったような
夕闇の露を浚う陽光の如き
そんな暖かい音色なら
それは人の子の言の葉か?]


 うちも永ぅ現を渡りましたけど
 人の言の葉いうんは不思議なもんですなぁ。
 ええ、響きを重ねます。
 楽器の奏でる音とも違う
 妖しの奏でる自然の唄とも違う

 言の葉いうんはそんな不思議な響がありますなぁ。

[遠い昔を懐かしむように、狭間の月を眺める
心なしか寂しげに、そして少し恥じるように瞼が震えた]


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


 言葉がない物の――思い。
 それを伝えるのが音、楽、なのね。

[志乃の言葉に、小さく頷く]

 箏に触れるということは、それを伝えるひとになるということ……。

[けれど続く言葉に赤くなって、慌てて手を振った]

 そ、そんな、恥ずかしい、よ……。

[自分でも何故咄嗟にあんな事が言えたのかわからない。
 人と接する経験が少なく、歳の割にたどたどしくしか話せぬ己が、である]

 きっと、私には志乃だけだったから、……だから言えたんだと思うの。

[口にしたら余計に恥ずかしくなり、もじもじと指を絡ませる]


 だからずっと……ずっと……

[ずっと。言い掛けて娘は、永久に、と言った志乃の顔を見る]

 あの、ね。
 それは、もし私が死んでしまったとしても?
 それとも――

[志乃は言葉を呑み込んだ。
 だから娘も口を噤む。
 今はまだ、祭りで出逢ったかけがえのない友人と、そのままの刻を過ごしたかったから]

 うん。
 楽しみだな、こっちのお祭り。

[志乃に導かれるまま、祭囃子の源へと]


メモを貼った。


子守り 日向は、メモを貼った。

2011/09/18(Sun) 22時半頃


【人】 子守り 日向

―菊屋屋台―

[幸い客足もそう多くはなかったようで安堵するも束の間、
 駆けて来るたまこの尋常でない勢いに目を瞬く。]

 “一平ちゃん ”

 ……?

 “なにか、あったの”

[つい先頃自分が聴いた足音が友人のそれと重なって、表情が微かに曇った。
 たまこが言葉を噤んだために、今ここでそれ以上を問うことはせず、たまこの背の向こう、藤之助と芙蓉が近付くのを数歩進んで迎えた。]

(27) 2011/09/18(Sun) 23時頃

【人】 子守り 日向

[甘味処で二人との合流が叶わなかったこと、
 歩み寄る芙蓉に謝罪されれば、ゆるく首を振る。>>25]

 “ううん、大丈夫。 多分……二人一緒だと、思うから。
 でも、藤之助さんと芙蓉さんの用事が此処だったとは思わなかった。
 お呼び立てするような形になって ごめんなさい”

[団子を買いに来たにしてはたまこの表情が剣呑であることに、首が僅かに傾ぐ。
 けれどその違和感も、互いの話へと意識を奪われて霧散した。]

(28) 2011/09/18(Sun) 23時頃

【人】 子守り 日向

[足を引く藤之助を見れば、何処か座る場所がないかと周囲を見回し、
 折り良く隅の休憩椅子が空いたのを見れば皆にそちらを勧めた。]

 “大事な話… ううん 変な話だと思う、すごく。
 一人だと、どうしても答えが出そうになくて”

 "何から話せばいいのかな。一つずつ、順を追って話すね
 こんな話をして、困らせるかも知れない けど"

[迷い迷い、ゆっくりと土をなぞってゆく]

(31) 2011/09/18(Sun) 23時頃

【人】 子守り 日向

[先ず、祭りの日から度々奇妙な感覚を覚えるようになったこと。
 決まって強い風が吹き、空間が薄く切り開かれるように眼前の世界が歪むこと。]
 
 “見たこともない、知らない道…何処かに向かって伸びる道。
 隙間から、その道を行く誰かの声が聞こえるの。
 はっきりとした声や会話が聞き取れる訳ではなくて、…”

[文字にすると実に現実味の無い話だとも思う。
 暫く逡巡した後に]

 “心の音 …っていうのかな。
 嬉しいとか楽しいとか、そういう音。
 お祭りが始まってから今日までに、四回。”

[一度手を止めて、それから意を決したように]

 “つい、さっきも”

(35) 2011/09/18(Sun) 23時頃

日向は、ここまで書き連ねて、一度枝先を土から浮かせた。

2011/09/18(Sun) 23時頃


日向は、二人の言葉に、ありがとうと頭をひとつ下げて。

2011/09/18(Sun) 23時頃


 ……そっか。
 私たち以外にも、こっちに来た人がいるんだね……。

[『連れて行く』などとあやかしたちが言っていた事を思い出す]

 それに、また、誰かが……

[志乃と一緒に振り返りつつ]

 こっちは、賑やかになるけど……
 村は、寂しくなるね。

[ふと自分の家の事を思い出したが、ふるりと首を振って]

 ううん、私は……自分で、そう決めた、から。

[自分に言い聞かせるよう呟く]


【人】 子守り 日向

[それぞれの表情の変化に、知らず息を詰める。
 先を促す言葉には視線を向けて頷いて、今一度背筋を伸ばした。]

 "覚えてるかな。さっき、 神隠し って言ったこと。
 つい口に出てしまったのは、本当はこれの所為。

 随分前に亡くなった祖父も、同じものを視ていたみたい。
 だから、今起きていることが そうなんじゃないかと思ってる”

[人が消えていることは、疑いもせぬ語り口] 

 ………

 “身の回りで何か、見聞きした人がいないかなって、気になって。
 私には、誰が居なくなったのか…… は、分からないみたいだから"

(41) 2011/09/18(Sun) 23時半頃

【人】 子守り 日向

 “それとも”

 “幻だって、思う ”

 ………?

[淡々と整えた表情に、仄かな焦燥感が浮かぶ。
 隅に小さくことばを並べて、おずおずと見上げた。]

(42) 2011/09/18(Sun) 23時半頃



 そないなこと言うてくれたらうち照れますし
 嬉しぃ思うてぎゅうとしとぅなりますやん。
 
[絡ませてくる指を、微笑ましげに見つめてから、片方の手で軽く頭を撫でて見せ]

 せやけど、うちだけなんてことないんよ?
 今までも縁はあったやろうし、
 これからも深ぅなってくんがあります。
 それは現も隠も同じやから

[ただ、助け起こしただけで、あれほどお礼を言ってきたゆり
逢う先々で彼女を気遣っていた日向やたまこ
面と向かって結んだ糸はなくとも、繋がる縁は浅いもものではないはずで
今、自身がこうやって彼女の傍らに居るのも、逢魔時の鐘の音が
偶なる響きを奏でたからにすぎない]


 ……

[『死』とはなんだろう…
言葉の意味は分かってはいたが、現の理から離れるこの隠世で
現で言うの『死』ほど曖昧な言葉はない
現の理ならば、そもそも自身は『生』すら経てはいないのだから

それと同時に彼女が今『生』と印すか『死』と印すかも非道く曖昧で

生の先に死はあらねど
死の先に続く道はある]

 離れとぅない思ってくれるんやったら
 永久は続きますよぅ?

[祭囃子の源へ誘いながら、小さな呟きは届いたか?]


 ん、う……

[頭を撫でられると、耳まで赤くなって首を竦め、唇を尖らせる。
 けれど続く言葉に思うことがあったか、背を伸ばして]

 うん……そっか……
 ありがとう、とか、何も言わずに来ちゃったな。

[受け取るものはあっても与えられたものはあったろうか、と]

 ……これからは、そう出来るといいな。
 こっちの世界、でも。


 えい、きゅう……。

[志乃の小さな呟きを。
 聞こえはしても受け止め切れず、それっきり黙りこくった]


[呟きひとつふるりと首を振る様を見つめれば
女の表情は微かには陰りもしただろう

未練……その心の花びらは
現も隠も変わりなく
いや…仏の道で言う成仏なるを用いるのなら
九十九の念に限らず、妖しなるモノノケは
未練の業を最も色濃く彩る存在でもあるのだろう。

ないわけがないことはわかってはいただろう。
それがわかっていて
それでも手を取ってくれて
そして今
『自分で、そう決めた』のだと呟いてくれれば

私はただ、頷く他に術はない。
有り難うと言の葉を開きながら──]



 沙耶ならできますよぅ?
 すぐではなくても、こちらで出会える縁もあるやろうし

 それに……
 現に想いを届ける術はありますよ。
 秋雨が豊穣の雨を呼ぶように
 トラツグミが詫を謳うように
 菜の花が春の息吹を喜ぶように

 きっと想いは現へ届く音となりますよ

[箏(自ら)をひらりと翻す]


 そう……かな。……ありがとう。

[断言する言葉に頬を赤くしつつ、励ましてくれたことに礼を言う]

 そっか……。
 私が気付かなかっただけで、繋がってない訳じゃないから……
 届くんだね。音(想い)が。

[もしそうなら、と思いながら空いた方の手を伸ばした時、その指先の小さなぶれに気が付いた]

 …………?

[目の錯覚か、隠世故の現象なのか。
 その時は気には留めず]


[黙りこくってしまった娘の髪をさらりと撫でる]

 昔、むかしの頃だって
 いろんなお顔を見せたって
 お月様はお月様
 お天道様はお天道様

 現でも隠でも沙耶は沙耶ですやろ?

 せやなぁ、うちはもっと沙耶を知りとぅ思いますんよ。
 隠世は時の移ろいがゆっくりやから
 ゆっくりゆっくりでええんやけど
 色んな沙耶を見たい思います。

 想い出話を肴に 秋の夜露を杯に
 “さや”いうお月様眺めるんも風情ありますやろ?


【人】 子守り 日向

 “そ”

 ……

 “そうだね こんな話、
 私だって急にされたら 困るし”

[矢張り困惑させてしまったかと唇を結び、巾着を無意識に引き寄せつつ首を振る。
 藤之助の視線の先を辿り芙蓉のの言葉を聞けば、茶の瞳が僅かに驚きを乗せた。]
 
 "神隠し って、そんなに起きるものなの
 この村の話しか知らないから、数十年単位だとばかり”

[幾百年を生きた者ならば良く知るのであろうけれど、
 目の前の彼らがそうとは知らぬ娘は、自分の無知を自省する。]

(46) 2011/09/19(Mon) 00時半頃

【人】 子守り 日向

 “雷門様…  なのか、他の誰かなのかまでは分からない。
 何か事情があって連れて行くのなら、
 引かれた人も望んだことであったなら、

 ………見送るべきだって 思ってて”

[辰次にも変わっていると評されたし、ともすれば人の怒りを買いかねないことば。
 理解も同意も得がたい見方だと自覚もするが、青葉村の祖父の元で培われてきたのはこうした感覚だからと素直に言葉を刻んだ]

 “何のためで、どうなるのか …な。
 どうして 聞こえるのかな。
 私はただ、手を引かれた人が、そうされるのが本意であったかどうかが知りたいだけ”

[否やが返れば、手を伸べる為に。]

 “最後に聞いた声だけは、どちらか分からない 気がしたから”

(47) 2011/09/19(Mon) 00時半頃

 うん。
 私も志乃のこと、もっともっと知りたいよ。
 とても永く生きて来たんでしょう?

[自分の人生とは比較にならない重みを、九十九の過去に感じながら]

 んん、でもお月様とか……
 そんな大層なものじゃないし……
 あんまりじっと見られるのは……恥ずかしい、かな……。

[照れを隠せず、ふいと横を向いた**]


メモを貼った。


【人】 子守り 日向

[よくある不幸な出来事を喩えて神隠しと呼ぶこともある。
 芙蓉の言うのはその類だろうと納得して、小さく頷く。>>48
 彼女の問い、そして藤之助の問いには、暫く沈黙した。]

 ………

 “全く怖くないかと言えば嘘になる よ
 でも、神様もそうじゃないものも、ひとにとってとても身近な存在だから
 悪いものじゃないって、思ってるところがあって”

[呆れられたこともあった、と僅かに苦笑した]

(53) 2011/09/19(Mon) 01時半頃

【人】 子守り 日向

 “だから、あとは当人のはなし。
 こころから望んだことなら 止めない”

[悲しくとも、寂しくとも。
 祖父もそうしたのだから。]

 “背を押したいって 思ってる。
 親兄弟… ん、もうずっと前から居ないから
 血縁と友達とが違うかと言われると分からないな”
  
[居たら何か違ったのだろうかと自問するけれど、
 今のままの自分であれば答えは変わらないとも思う。]

(54) 2011/09/19(Mon) 01時半頃

【人】 子守り 日向

 “心残りがあるのなら―――”

[もしくは、強い気持ちでそのひとを呼ぶひとが居るのなら。
 飴色の櫛を取り出して、指先で撫ぜる。]

 “呼びかけて 手を伸ばしてみるだけ。
 もう一度、此方側に呼び戻せるように”

[元より対抗する気もなければ、そんな力は持たないのだと。
 奇跡を願うかのような、神頼みのような力だと改めて知れば、
 言って恥かしくなったか、枝先で土をとん、と叩く仕草。]

 “また 変な話してるけど……
 祈りみたいなもの、かもしれない。
 力があるかも なんて言っても、御大層なものじゃないの”

(56) 2011/09/19(Mon) 01時半頃

【人】 子守り 日向

 “ありえない ”

 ………。

[語尾を上げるよう首を傾げ、すうと瞳を細める。
 それでは祖父の手記と食い違う。
 藤之助の言葉も尤もではあるけれど、戻らぬという確信めいた口調には、視線も自然、問うように。]

 “まだ試したことが無いからね。
 言うだけなら減らないよ”

[端正な顔に不敵な笑みが浮かぶのを見詰めながら、
 対照的に柔らかな微笑を湛え、櫛を元ある場所へと戻した。]

(62) 2011/09/19(Mon) 02時半頃

【人】 子守り 日向

[そうして、たまこへと視線を移した。
 余りにも唐突な話に、友人はどんな顔をしていただろうか。
 ごめんねと言うように、両手を合わせて口元に留め。]

 “たまこちゃんも 何か言いかけてたけど
 聞いても大丈夫、かな”

[何かあったのか、という問いの続き。
 此処で問うて良いのかどうか、覗き込むように窺い見ながらそっとたまこの前に文字を刻む。]

(64) 2011/09/19(Mon) 02時半頃

子守り 日向は、メモを貼った。

2011/09/19(Mon) 02時半頃


【人】 子守り 日向

 “もし叶うとしても、
 神様の思惑に反することだから…そうかもしれない”

[異界の道を神や妖の方法以外で開いたとして、
 何が起きるかまでは教えてくれなかった。
 静かな声を返し、少しの沈黙。]

 “藤之助さんの話し方 ……
 何だか、自分のことみたいに聞こえる ”

[たまこに向けられていた視線は再び藤之助へと。
 是までの会話を指折りながら覗き込む瞳は、底知れぬ黒。]

(66) 2011/09/19(Mon) 03時頃


 永く……そうやねぇ
 九十九言われるくらいやから、
 人の世の刻より随分と気も長いんやけど。
 うちは拾近ぅ九十九の輪廻を回ってるんやねぇ。

 と、言いますとえらい妖しみたいに聞こえよるけど
 うちお寝坊さんやから、そないに永ぅは動いてないんよ。
 沙耶も知っとりますやろ? うちがお寝坊さんなの。
 あないな姿人様に見せたんは覚えてないんやけどねぇ。

[眠りこくってしまった事を思い出し、少し恥ずかしげに俯いて]


 特にこのところは出るのもおっくうでねぇ。
 平穏やったんもあるんやけど、奏でられぬは出てくる謂われもないから
 しばし籠もって、九十九の便りを聞いてたんよ。

 せやけど骨董品みたいに扱われるんも
 面白ぅない思うんもあってね
 箏は奏でてこそやから……

 せやから、先代の主様が亡くなりはってから彷徨うて
 うちを世に送り出してくれた方の故郷や聞いて
 青葉の里に来てみたら、えらい別嬪さん見つけてしもうてね。
 こっちで知り合うた同胞さんらも皆
 ええ子やとか別嬪さん言うてたからねぇ…
 聞こえとったやろか?

[恥ずかしがってそっぽを向く様を、目を細めてくすりと笑う]


[現で共に紡いだ最後の箏の音は、この箏に宿った様々な想い出をもまた新たな主となろう者へ届けたのだろう。確かに年季は相当なもので、故に代わる代わるの主の数、巡り征く時代の永さは九十九の中でも長じてはいるのだろう。実際、現で九十九なる伝承が印されるより前に、自身は我を得てはいたのだから。かの大妖に次ぐ程には現も知の移ろいは知ってはいるのだろう。
けれど、かの大妖程の自尊もなければ、挫折の覚えもない。畏れを纏う程の力もなければ、想いも希薄
重みなどというものを女自身露とも思ったこともない]

 知りたい……んーうちなぁ
 昔のうちは沙耶みたいにお行儀よぅはなかったからねぇ。
 
 お話したら恥ずかしいんよぅ?


[たまこの簪の九十九には終ぞ逢うことは叶わなかったが出会っていれば、揚羽なる九十九の娘に遠い昔の自らを重ねてしまっていたかもしれない。
それはそれは主にちょっかいをかけたり、身勝手に振る舞ったり、それが災いして迷惑もかけた。
清涼殿のあの時など、もうそれこそ“ぷんぷん”で、怒りに任せて演奏中に自ら絹の弦を全て切ってもやったっけか?
──取り返しの付かない顛末を招いた故、それから随分と落ち着くことになったのだけれど……思い出せば相当に恥ずかしく、そして悲しい想いがこみ上げる]

 怒らんと聞いてくれるんやったら、いずれお話しますよぅ?

[狭間の月に照らされた頬。その頬を撫でる艶やかな黒髪を見つめてから、女もまた並んでうつむき加減に横を向く。
隠世の祭囃子が巡る中、やがて笛の音も混ざろうか?]** 


メモを貼った。


【人】 子守り 日向

 “邪魔をしよう、とか そんな風には取らなかったけど。
 そうじゃなくて…… 愉しそう、かな。
 ん 上手く言い表せないけど ”

[人の力を超えた処に居る者が、持たぬ者を眺めるような気配。]

 ………

[合わせた瞳、その黒の中に飲み込まれて仕舞わぬよう、ひたりと据えたまま覗き込む。
 感情を読み取らせぬ声が、表情が、其処に潜む何かの気配を覆い隠しているよう。]

 “ふしぎなひと。
 本当の藤之助さんは、何処に居るの ”

[随分と長く押し黙った後、
 問いとも付かぬ言葉をぽつりと零した。]

(71) 2011/09/19(Mon) 04時頃

子守り 日向は、メモを貼った。

2011/09/19(Mon) 04時頃


メモを貼った。


【人】 子守り 日向

[自分の不安を払拭するかのように大きくたまこがかぶりを振る。
 目尻を擦る仕草を見れば、案じるように友を見詰めた。>>72]

 “見た――― 
 たまこちゃん も ”

 ?

 "雷門様では、なかったんだ。"

[思わぬ言葉に双眸を見開く。>>73
 たまこは何を見たのだろうか。神でないものを見極められるのだろうか。
 あやかし、その単語を唇の形だけで繰り返して、たまこの言葉に聞き入った。]

(76) 2011/09/19(Mon) 04時半頃

【人】 子守り 日向

(……あ)

[信じる。そう書き添えられた文字。>>75
 たまこの傍に一歩近付いたのは無意識。
 非日常な出来事の中で、彼女の存在がどれほど心強かったか。]

 “ありがと…  たまこちゃん。”

[新しく書き添える言葉は、
 何時でも味方になってくれた友達に向けて。]

(78) 2011/09/19(Mon) 04時半頃

日向は、たまこに“勿論”と頷いて、話に聞き入っている。

2011/09/19(Mon) 05時頃


― どこか ―

[目覚めたのは木の傍らだっただろう。寝ぼけているのか、居ないのか。ともあれ、視界には明之進の姿は見えず。]

 そっか。
 鈴、落としたっけ。

[懐を探ればそんなことを言う。長年に身に着けていたものであるから、無いとそれなりに違和感があった。]

 いや、残したんだっけ…。


【人】 子守り 日向

 “つくもがみ…… 付喪神、九十九神。
 揚羽さん 霊力”

[たまこの言葉を整理するよう、紡がれた単語を
 音も立てずゆっくりと足元に並べてゆく。

 たまこは簪、自分は櫛。
 似た物が霊力を宿すのは、偶然なのだろうか。
 たまこの力が気配を感じる物だと知れば、なるほどと得心したように小さく頷いた。]

(86) 2011/09/19(Mon) 06時頃

【人】 子守り 日向

[たまこが消えた者たちの名を挙げてゆく。
 ひとりめ、ふたりめ、さんにんめ、よにんめ、ごにん……徐々に瞳は細くなり、仕舞いには伏せられた。]

 “うん。 やっと分かった
 私が聞いた声は、確かに皆のもの だったって。”

[一人一人を思い浮かべて、たまこへと向き直る。
 仁右衛門に感じた気配が他の者と違ったことには、首を振る。
 暫し過去に思いを馳せるよう宙を眺めるけれど、自信がない。]

 “先生が、ひとりで、ふたつ…… どういうことかな。
  うん あの頃は難しくて分からなかったけど、何となく覚えがあるよ。色んな本が並んでた。
 先生は あやかしの何を研究していたんだろう、ね”

[たまこの視線を受けたなら、言わんとしていることを察し、大丈夫だよと微笑する。>>82]

(87) 2011/09/19(Mon) 06時頃

【人】 子守り 日向

 “一平ちゃん―――”

[最後に消えた者の名に、思わず息を呑んだ。
 菊屋の屋台を訪ねた時のたまこの表情の理由はこれであったのかと。
 へいさらばさら。幾度か土をなぞって]

 “明之 進さん、かな その人のことは私、知らないのだけど。
 おしろい、か。何だか可愛いあやかしだね。
 そう あれ、一平ちゃん、だったんだ……”

[広い好奇心と知識を持つ一平太のこと、たまこの言う通り興味の赴くままに向かったかも知れない。
 しかし、奏でる声音が他のものと違って感じられたのは、たまこを護ろうという意志の残滓か―――とも。]

(88) 2011/09/19(Mon) 06時頃

[周囲を見渡せば。]

 空気は違うような気もする。
 でもそんな変わらない。
 もっとこう、どろどろした感じを思ってたんだけど。 

[花が咲き乱れる場所はあっただろう。
しかしながら彼が想像していたのは、書物でみた地獄に近く、そのギャップで気にならなかった。]


【人】 子守り 日向

[暫くの間、たまこを見詰めていた。
 着物を握る手の強さからその胸中を推し量る。
 ならば、友としてすべきことはひとつ。]
 
 “自分勝手なんて、思わないよ”

 ………。

 “たまこちゃん。
 どれだけ出来るかは分からない、けど。
 その気持ちと力、貸してくれるかな。声、掛けてみる” 

[取り出した柘植の櫛は、飴色から白色へと転じている。
 すう、と息を吸って瞳を閉じた。
 声を掛ける、自らの表現が可笑しいが、文字通り。
 現世と隠世を繋ぐ道の上では、この喉は音を取り戻しているのだから**]

(89) 2011/09/19(Mon) 06時半頃

日向は、直前の問いには“名前を思い出したことは伝えないと勿体無いかもね”と、少し笑った**

2011/09/19(Mon) 06時半頃


子守り 日向は、メモを貼った。

2011/09/19(Mon) 06時半頃


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