人狼議事


60 ─昨夜、薔薇の木の下で。

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視点:


メモを貼った。


【人】 漂白工 ピッパ


 …ふぁっ…、…っ

[耳元で囁かれる声にまた小さく震えて。
力抜けていく体、離してとそう言葉は紡いでいるのに
イアンの背へと回す両手は触れ合う熱に縋るようで]

 ――…イアン、
 …だめだ…、……はなれ…

[緩く、淡い色の髪揺らして
抱擁の中に生まれる疼きに怯えるように目を閉じる。]

(0) 2011/08/07(Sun) 00時半頃

[倒れるその瞬間、差し伸べられた手は自分を引きとめようとしたかのように。]

…やめ、ッ!!

[薔薇の木の呪いが、何かを触媒にでもしたのか、ディーンにまで襲いかかる。]

やめろ、…コイツを巻き込むな……ッ!!!

[声は既に届かぬ。こんなこと、望んではいないのに。
 喰い尽くされるならば、自分だけで…と。そう思って逃げようとしたのに。]


漂白工 ピッパは、メモを貼った。

2011/08/07(Sun) 00時半頃


メモを貼った。


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メモを貼った。


メモを貼った。


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[止めろと言われても、ここで逃してはいけないと本能が訴えていて。自分の意思で先輩に触れて。
途端何かに引きずられるように、かくりと身が揺らいで。

一段と濃厚な薔薇の香に包まれて……]


[魂すら絡めとった蔦は、深いところへ引きずり込んでいく。

 蔓が元のままの蔓ならば、毒が甘いままの毒ならば、
 胸で育てた幼い憧れを綺麗な花として咲かせた少年のように、
 幸せな夢のなかで眠れたのだろう。

 けれど、この身に巣食ったことで、蔓は、棘は、変質してしまった。
 幸せな甘い夢など、歪んだ魂は信じていないから。

 肉体から離れてなお、
 身を絞めつける荊棘の棘は、魂を傷つけ血を流し続けていた。]


…何故、俺などに……

[拒絶すら跳ね除けて手を差し伸べてきたディーンに、戸惑いが隠せない。]

俺なんかに関わるから、こんなことに……


[最初は何か失敗して爆発させたのかと思った。
でも、薔薇の迷路の中でそれは無いぞと思いなおし。

次に、貧血で倒れたのだと思った。
それほど身体が弱い訳でもないなと気づいて。

結果、どちらでもなかったので、目をしばたたかせ]

 ヴェス先輩。
 すみません、駄目だって言われたのに。

[何故と言われても、ゆるく首を傾げるだけで]

 貴方の側に居たかった、では。納得してもらえませんか。


【人】 漂白工 ピッパ

[何故自分の身がこのようなことになったのか、
薔薇の香に酔わされた思考は上手く動かず
触れられる度に微かに身を震わせるばかり。]

 んっ…、

[瞼に落とされる口付けに伏せた瞳が
大きく見開かれたのは寄せられる身に感じた欲に。
何を意味するのか――…表情は蒼ざめて]

 ――…イアン…だめだ、
 それはだめだ…だめだ…
 頼むから…離せ…

[力の抜けきった体は振り払う程の力も持てず、
震える声で懇願を繰り返し。]

(14) 2011/08/07(Sun) 01時頃

【人】 漂白工 ピッパ

[教えに背くと紡ごうとした主の名。
けれども――…脳裏に一人の人物が浮かぶと、
薄く開いた唇はその名を紡げない。]

 ――――…っ

[>>12屋上の扉が開いたのはその時に、
今脳裏に浮かんだばかりの人影に
セピアの色は大きく見開かれて]

 ……ルー、カス…

[震えた声に返る声は冷たい。
>>15離される体、力の抜けた身はその場から動けずに。]

 …っルーカス…!

[此方のことなど気にも止めぬ素振りで去る背中を
呼び止めようと、その名を呼ぶけれど。
乱れた蜜の色の髪から覗く瞳は見たことのない色で]

(16) 2011/08/07(Sun) 01時半頃

…側に……

[そう告げられて、身を縮めて顔を背けた。
 側に居たいとか、もっと君を知りたいとか、もっと欲しいとか。
 そんな常套句はいつも、下心ばかりだった。

 愛しているとの囁きは、常に欲情混じり。。
 幾人もに、そんな風に迫られて、なし崩し的に身体を許して。
 けれど結局、誰にも心など向けることは出来なかった。
 魂は既に、ねじ曲がってしまっていたから。]

…側に居て、何がしたかった?

[向けた笑顔は、酷く醜い嘲笑。
 閉じ込められた此処にすら、薔薇は甘く狂おしい香りを満たす。

 煽られる。
 …どす黒い感情と共にふつふつと込みあげる欲望。]

どうせお前も……シたいんだろう?


…叶えてやろうか。
こんなところに追ってきてまで、見たかった夢を。

[鋭い棘持つ荊棘を絡みつかせた手で、ディーンの頬に触れた。]


ディーンを甘い罠で絡めとるように、此方から唇を重ねた。**


メモを貼った。


 へっ?
 何って別に。いつも通り側に居て、あーヴェス先輩だなって思っていれば。少し触れて良いのならそれは嬉しいですが、これ以上すると壊してしまいそうでもう充分です。

[やはり、いつも見た顔でない顔で、先輩が喋っている。
うっすらと感じていた壁のこちら側、やっと来れたのだ]

 ……夢?し、いや。
 先輩待って下さい。

[頬に触れる手、やんわりと静止させようと伸ばすと棘がちくりと傷を作る]


【人】 漂白工 ピッパ


 …ルーカス、

[追いかけなければならないのに、体が思うように動かない。
――…また追いかけられない。
止まらない友人の名を呼ぶ、まだ戻せる、
振り返ってくれるのではないかと淡い期待を抱いて、
けれども]

 ――…ルーカ……ぁ…

[彼がそのまま止まらぬのならセピアの色は大きく揺れて。
離れていく――…間に合わない。
本当に失ってしまったのだ、裡に小さな軋みを感じると俯いて。
寒がるように熱を持て余すその身を両手で抱き締める。]

(26) 2011/08/07(Sun) 02時頃

 いたっ、この棘何だ……

 ヴェスせんぱ……!!!

[ぷくりと浮かぶ赤い玉に気をとられ、その顔が近づいていることに気づいたのは唇が重なってから。

驚いて、でもこれはいけないと拒否するように胸を押して顔を離そうと**]


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ピッパは、イアンからの呼び掛けにも直ぐに応えることはできず

2011/08/07(Sun) 02時頃


【人】 漂白工 ピッパ


 イアン…ッ

[傍らから離れる気配、ひくりと体を揺らすと
ルーカスの名を呼ぶイアンの姿を見上げ
熱を孕み潤んだセピアの瞳は常の姿からはかけ離れたもので、]

 イアン…行くな…
 …お前まで…

[崩れていく、離れていく。これ以上失うことに怯えて。
先ほどは拒絶した温もりを今度は求めるように
イアンへと縋るように頼りなげな手を伸ばす。]

 ――…お前まで…
 

(32) 2011/08/07(Sun) 02時半頃

―食堂→シャワールーム―
[パントリーから出てきたところで同級生と出会う
アレルギーでもあるのか、あんまりこちらに近づいて来ないノックスとは普通に挨拶する程度だ。たとえ、クラスメイトでも。]

ああ、ロイルかおはよう…

[自分自身が薔薇の匂いが移っていようが何をしでかしたか悟らせるような精の臭いをぷんぷんとさせてようが気にもせず。
軽く手を振って其処からでてシャワールームへと向かう。
哀れな後輩の身を清めたのは痕跡を隠そうとかそういうものでなく。
ただ、気まぐれにそのままにしておくのは可哀相だとか、そう思っただけ]


―シャワールーム―
[各部屋に備え付けの簡易的なシャワーでなく大浴場の脇のこちらに来たのはしっかりもろもろの痕を落としたかったから。
シャワーから熱い湯を被りしっかり石鹸で洗って。]

ふー…

[それにしてもまだ洗い足りないのかと思うほど薔薇の残り香が染み付いている気がする]

最後に…やっぱ、これだよなぁ

[熱い湯から冷たい水へ一気に冷やそうとしてシャワーを被った。

その時―――…

何処からともなく急にきつい薔薇の香りが漂った気がしてその場に崩れ落ちた。
後には冷水が出しっぱなしのシャワーの水音だけが**]


【人】 漂白工 ピッパ

[温もりを求めるのは心に生まれた寒さの所為か、
それとも身に宿る熱が求めているものなのか。
拒むことのない姿、同室者が助け起こそうとするなら
掴まれた手を彼の首へと回して此方へ引き寄せる。]

 ……、

[温もりを得られればイアンの言葉に頷いた後、
零れる吐息は熱さを持ったまま震えて。]

(38) 2011/08/07(Sun) 02時半頃

メモを貼った。


【人】 漂白工 ピッパ


 …もう少し…

[直ぐに動くことができない、そう呟いて。
薔薇の香に酔わされた身、疼きに震え宿す熱は
引き寄せたイアンにも伝わってしまうだろう。

間違いなどないと信じ続けてきたもの。
己を律してきた姿は軋み罅が入ってしまえば脆く、
少し落ち着けば部屋に連れて帰られるのだろうか。
濡れたセピア再びイアンが欲を抱くことがあるのなら
失うことに怯える心は今度は拒絶の言葉を紡ぐことはなく。**]

(41) 2011/08/07(Sun) 03時頃

漂白工 ピッパは、メモを貼った。

2011/08/07(Sun) 03時頃


…壊してくれて、構わないのに。
いや、違うな…

もう、ずっと前から壊れたままだ。
だから…今更壊れることなど

[動くたび鋭い棘は突き刺さり、小さな呻き声と共に甘い毒は染み渡る。
 身を離そうとするディーンの、陽光のような金の髪へ手を伸ばし、指先に絡めた。]

…幻滅したか?こんな男で。
お前に慕われるような価値なんか、俺には…


…寄越せよ。

[肉体から引き剥がされた魂だけの状態だというのに、
 感覚は鮮明で、吐く息は熱を帯びているかのよう。

 湧き上がる抑え切れない渇望。
 それを埋める手段をそれしか知らないから、
 力尽くで引き寄せようとする。

 朽ちた黒薔薇の色映す瞳は、
 乱暴な手とは裏腹に、縋るような懇願を湛えていた。]


[触れた唇が離れる頃には、指先の痛みなど気にならなくなっていて、じっと見つめ]

 ヴェス先輩が壊れたままならば、俺はそれを癒やしたい。
 今まで沢山の物の姿を変えてきたなら、先輩の事もまた別の姿に……変えられる筈だから。

[根拠は何もなかったが、何故か出来る気がして。
撫でられる髪、サラサラと流れ]

 ……薄々気づいてたのかもしれませんが。
 俺の好きな人のことそんな風に言わないでください。怒りますよ?


[腕に棘が刺さっても、傷が増えてもそれを厭わず先輩を抱きしめて。悲痛な望みは叶えてやるものかと意思表示、強請られた物は決して渡そうとせず。

巻きついて捉えたままの荊を掴んで引っ張り外れないなら何時も通り壊すつもりで]

 怖い……、怖かったんですか?

[ぐいぐいと荊を引っ張りつつ、行動と違う意思の見える瞳に気が付いたならそんな言葉が出て。
傷から滲む赤が着かないように、そっと頬を撫で返した]


メモを貼った。


…何故………

[傷つくことも厭わず、呪縛から引き剥がそうとするその手。
 わからない、わからない。
 無償の愛なんて、ありえない。]

何が目的で、そんなにまで…

[裏切られ壊されて、それを受け入れて此処まで来たから。
 向けられる思いをどうすればいいのか分からない。

 きっと、思っても裏切られる。
 身を守るために殺し続けてきた心が、胸の中には澱のように積み重なって朽ちていた。]


[深く絡みつき、どす黒く染まった薔薇の蔓。
 それは無数の蛇のように、ディーンへも鎌首をもたげて迫る。]

…離れろ、ッ!!

[巻き込ませまいと、それをたぐり寄せ引き戻そうとしてしまったのは、何故?
 自分自身その行動は、理解できなかった。
 分からない。
 胸の奥にうずまく感情は様々であまりに矛盾していて、
 自分でも何が本心なのか纏まらぬ。

 それでも薔薇が彼にまで侵食してしまったとしたら、蔦はどんな色に染まるのだろう。**]


 俺だってそんなの。……解りません。
 ただ貴方が苦しそうな顔するのは嫌だから。

[先輩の心の内までは見えないから、何を考えているのかは解らないけれど。
棘による傷が増えると赤く染まる指先で蠢く薔薇の蔓を引きちぎって、宿主を殖やそうとするならばそれも良いと黒い蛇を引き寄せて]

 先輩、駄目です。独りで背負い込まないで、俺にも分けて。
 貴方を縛るこれ、全部壊してみせるから。

[己の魂で大切な人を護れるなら、それに勝る喜びなんて無い。そういう想いも有るのだと**]


【人】 漂白工 ピッパ

―自室―
[イアンに連れられ部屋に戻るまでに
>>43ヤニク達にも一度会っただろうか。
眠った後輩達の話もその時にはろくに聞くことできず。
部屋に戻れば薔薇の香は薄れ馴染みのある二つの香、
3つも年下の後輩に抱きかかえられる形で
ベッドまで運ばれて。

落ち着いたかと問われれば小さな頷きを返すが
離れそうになる姿、引き止めるように思わず手を伸ばすと
触れ合い温もりを感じたのは手ではなく唇に。]

 ――…ん、

[微かに強張る身、じんと背筋に疼くような震えが走る。
イアンよりも年下の後輩に施された時のことが
脳裏を過ぎると薄らと唇を開いてみる。
口付けは更に深まっただろうか、体がベッドに横たわると
褒められたばかりの淡い髪がシーツの上に広がり]

(100) 2011/08/07(Sun) 19時頃

【人】 漂白工 ピッパ

 …イアン…

[名を呼べばまた唇は降りてくるだろうか。
――…相手は、己と同じ男で。
――…弟のように想ってきた相手で。
信じてきた神の教えに背く行為。
施される口付けに律していた理性が蕩けていくと
身の強張りは解けて弛緩した体が深くベッドに沈んで。
そのまま身を委ねようと眼を閉じれば過ぎる言葉。]

 ……イアン…、
 …だめだ…お前は…

[過ぎった言葉と薄れた香が蕩けかけた理性を繋ぎ止める。
力の抜けた手で制して、再び紡ぐ拒みの言葉。
同じ言葉でも階段で紡いだものとは意味を変えて。]

 ――……お前…とは……

[――…目の前の男には、想う相手がいた筈で。]

(101) 2011/08/07(Sun) 19時頃

【人】 漂白工 ピッパ

[制した手がイアンから離れると、
セピアを隠すように両眼を覆って。]

 …すまない…
 私は…、…どうか…している。

[掠れる声で紡ぎ浅く息を吸えばシーツのシャボンの香。
薄れていく薔薇の気配に長いことぼうっとしたままだった
思考が少しずつはっきりと戻っていき]


 ……何…が…起きてる…?
 

(103) 2011/08/07(Sun) 19時頃

漂白工 ピッパは、メモを貼った。

2011/08/07(Sun) 19時頃


ピッパは、ジョージの姿を強い薔薇の香と共に思い出す。

2011/08/07(Sun) 19時頃


漂白工 ピッパは、メモを貼った。

2011/08/07(Sun) 19時半頃


【人】 漂白工 ピッパ

[>>109強く目を閉じる姿、今度こそは間違えぬようと
そう思ったのにまた何か間違えた気がして。
イアンが爪を立てる姿には気付かない。
ただ、室内では今まで呼ばれることのなかった
先輩という響きにつきりと胸は痛みを覚えて。]

 ――…いや、私が傷つくことなど…

[二度も拒んだ手はもう同室者に伸ばすことはできず、
イアンが暗室に居る間は握った拳に額を押し付けて。
どれくらいの時間が経っただろうか、
疼きは完全には拭えず、けれどイアンが出て来た時には
セピアの潤みは落ち着きを取り戻し始めていた。]

 ……薔薇の香…が、原因…か。

[イアンの予測を瞳を伏せて反芻し逡巡の後立ち上がる。
髪を括ろうとしたら押されるシャッター音。
仕上がる写真にはどのような姿が写っていようか。
きっとそれは崩れていく何かを必死に留めようとする姿で。]

(126) 2011/08/07(Sun) 21時半頃

【人】 漂白工 ピッパ

[部屋の話、元の形に戻った筈なのに何かが違う。
セピアの瞳が僅かに俯くと髪を結わえた真紅が揺れる。]

 ――…出て行けとなど私が言う筈もない。
 …そうだな。
 卒業するまでの短い間になってしまうが…、
 こちらこそよろしく頼む。

[返す笑みは微かに浮かぶ憂いを隠して。
ルーカスの名を出ると指先が微かに身じろいだが、
緩く首を横に振る。緩く、指先隠すように拳を握り]

 ……いや、
 今は他にすべきことがある。

 …眠ったものの様子が見たい…
 あと…薔薇の香の原因を…探さないと。

[真紅を揺らし、イアンへそう告げると部屋を出た。]

(127) 2011/08/07(Sun) 21時半頃

─ 医務室 ─

[寝台に横たえられた身体は、時折悪い夢にうなされるかのように呻くも、意識の戻る気配は無い。

呪縛が如く肌に刻まれた、どす黒い蔓薔薇の蔦。
侵食された右手から、右眼から、
鋭い棘が食い込む如く、じわりと血が滲み続けていた。]


[蔦を介して微かに漏れ聞こえるのは、風に吹かれるように戸惑い揺れ動く心。
甘い毒は彼にも、次第に染み通り侵していくけれど、
心の中に灯った何かが、つなぎ止めようともしているようだった。

手遅れと、今更悟る。
知らず蒔いた浅はかな種は、芽吹き、すでに根を張っていたのだと。]


[ディーンが手繰り寄せた蔓から流れ込むのは、薔薇の木がずっと見てきた中庭の月光の下の記憶。

流され翻弄され、いつしか狂い咲く月下の華は無惨に散らされ踏み躙られる。
幾度も幾度も続くうち、身も心も堕とされて、自ら望んで差し出して。

意識が白く染まったあとの、置き去りにされたままの静寂。
音も香りも色も忘れてしまった虚ろな目に、唯一焼き付いたのは夜空流れる天の川。

何度も見たそれだけは、美しいと思えていた…]


[凍り付いただけの心ならば、温もりで溶かせただろう。

されど、ヒビ割れて砕け散った硝子ならば、生半可な温度では溶かせない。
触れ合って互い傷つくのを、何処かで酷く恐れていた。]


きっと、酷く鋭くて痛いものだから。


[絡まる蔓から流れ込むは、隠されてきた記憶。
それは甘く苦く染み込んできて、色々な事を刻み込んでゆく]


 ……っは。

 先輩。

[壊すのは得意でも、壊れたものを先に見せられた事はあまりなくて。
それでもそっと手を伸ばして硝子を集め抱きしめる]


[ディーンと同室になったのは、アイツらが卒業してからだ。
事情を知らぬ者の視線が側に在るからこそ、
知られぬよう、同情も軽蔑もされぬよう、巧妙に自分を偽って毅然とした先輩を演じていられた。
故意に忘れようとして、忌まわしい記憶に蓋をして来れた。

時折フラッシュバックに耐え切れずに、深夜に部屋を抜け出す時以外は、弱みなんて見せずにいられると思っていたから。

目を背ける。
知られたらもう、繕っても装いきれない。
ただふるふると、首を振った。]


[最初はとても器用な先輩だと思っていた。
距離感も装いも、接し方も。

それが彼の努力の上に成り立っているものだとうっすら気づいたのはいつだっただろうか、時折部屋から抜け出しているのだって黙って見送って。

何かあった、それぐらいしか知らなかったけれど。
だったら尚更自分が、と思うほど自信は無くてただぎゅっと抱きしめるだけ。
振り解かれるならその手は簡単に緩むだろう、まだ今なら]


[あの夜よりも前に、近しくなっていたら…
 そんなふうに思うのは都合のいい幻想。

 例えそうだったとしても結局、巻き込んで辛い目に合わせていただろうから、
 そうじゃなくて良かったのだと、そう思っている。

 結局のところ今だって、自分の浅はかさに巻き込んで、こんなことに…]

…済まない。
[小さな声と共に押し留める手のひらは、
 ディーンの胸へ当たっても、突き放すことまでは出来なかった。]


メモを貼った。


[自分より背の高い先輩を抱きしめる、どきどきと胸は鳴るが聞こえてしまわなければいい]

 俺が勝手に着いて来て、勝手に抱きしめたいだけなので。

[拒絶されなければ、背中に回した手でとんとんとリズムを取ってあやす様に優しく叩く。
少しでも落ち着いてくれれば、今はそこから一歩ずつゆっくりで]


メモを貼った。


漂白工 ピッパは、メモを貼った。

2011/08/08(Mon) 01時半頃


…そんなの、勝手過ぎるだろう…。

[絡みつく荊棘の棘は、今でも痛む。
 けれどその手のひらの優しさは、誰にも言えず圧し殺していた頃に、
 欲しかったもののように思えて。

 心を許せばいつか裏切られる、そう思ってしまうけれど…

 いつしかディーンの腕の中で泣きじゃくっているのは、
 無残に手折られ傷ついたばかりの頃の、小さく頼りなく華奢な姿だった。]


【人】 漂白工 ピッパ

[眠る者達の姿を確認して医務室を出たのは
イアンが医務室へ訪れたのと同じタイミングだったか。
彼の想い人がそこに居たとは知らず、
入れ違いになる同室者の姿からは薬液の香を感じて。
廊下を歩きながらセピアは細まる。やはり強い薔薇の香。]

 …この、香りが…

[原因なのだろうか、口元に手の甲を添えると
くらりと酔いにも似た感覚をやはり感じて。
この香りを強く感じた少年の姿が過ぎる。
やはり探し出して訊いた方がいいのだろうかと。]

(211) 2011/08/08(Mon) 01時半頃

 勝手ですね、すみません。
 でもね、俺は先輩が好きですから。

[腕の中の先輩が、まだ幼い頃の少年だったのなら。
優しく肩を抱きしめて今はただ溢れる涙が落ち着くのを待つばかり**]


【人】 漂白工 ピッパ


 …ん、
 長く居ると…まずい、か…。

[くらりとまた視界が揺れる。花の香に酔わされる。
戻ってきていた思考がまた軽く霞む心地すらして。
探すのならば急いだ方がいいのだろう。]

(221) 2011/08/08(Mon) 02時半頃

【人】 漂白工 ピッパ

[そっと、セピアの瞳を閉じる。
またくらりと脳裏が揺れたが緩く眉を寄せるだけで。
強い薔薇の香、先程引き寄せられた香の先には
今は眠りについたヴェスパタインの姿があった。
再び香を辿れば誰かの元へ辿り着く可能性もある。
何かの手がかりになるかもしれない、
引き寄せられるように強く香る薔薇の
残り香を辿って歩みを進めて]

(230) 2011/08/08(Mon) 03時半頃

【人】 漂白工 ピッパ

[辿り着いた個室の前、その部屋に住まう人物を
思い浮かべるとセピアの色は僅かな翳りを見せて。
緩く握られた拳は戸を叩くか迷う素振りがあった。
けれども薔薇の香が此処に繋がるのなら
その手がかりを今逃してはいけないのだろう。]

 ――…

[細い息を吐いた後、
ルーカス達の部屋の扉をノックして鳴らす。]

(232) 2011/08/08(Mon) 03時半頃

【人】 漂白工 ピッパ

[ルーカスの部屋の中からは確かに人の気配がする。
同級生の同室者は今医務室に居る。
そのことは確認していたから]

 ―――…ルーカス?

[ノックをして、部屋の中の人へと呼びかけた。]

(234) 2011/08/08(Mon) 03時半頃

【人】 漂白工 ピッパ

[強い薔薇の香に徐々に思考は鈍っていく。
部屋の中からは人の気がして声が聞こえるようにも。
もう一度、扉を叩こうとしたら中から声が返ってきた。]

 ……ぁ、

[零れる、戸惑いと安堵の声音。
扉越しに聞こえる声が震えている気がするのは
気のせいなのだろうか。]

 …訊きたいことが…あって。
 できればお前の部屋が…よかったんだが。

[テノールの声が再び中へと呼び掛けて。
香りは此処に繋がっている筈だから、
中に入ってそれを探せれば一番いいのだけれど。]

 ――…誰か、其処に居るのか?

[取り込んでいる、とはあまり一人でいる時に使う言葉でもない気がしてそう訊いた。]

(240) 2011/08/08(Mon) 04時頃

【人】 漂白工 ピッパ

[聞こえてくる言葉、その真意まではわからなくて。
信頼していた友人の言うこと、頷き外へ導き出せば
よかったのかもしれないのに。
薔薇の香で鈍っていくセピアが思い出すのは
先程ルーカスが去った時の知らない瞳の色で。]

 ―――…私はもう…、
 中に入ることも許されない…のか…?

[落ちた言葉は哀しい響きをもって。
零れた吐息は再び熱を孕み掠れる。]

 …ルーカス…、中に…入れてほしい…。

[手がかりの為に、それだけではなく。
最後の望みを掛けて、声は縋るように。
弱く扉を叩いて潤み始めたセピアの色を伏せた。*]

(243) 2011/08/08(Mon) 04時半頃

漂白工 ピッパは、メモを貼った。

2011/08/08(Mon) 04時半頃


【人】 漂白工 ピッパ

―ルーカスの部屋―
[>>244鍵が開いている、ドアノブを回せば扉の開く気配。
中から聞こえてくるルーカスの声を聞いて、
そのまま信頼する彼の言葉に従えばよかったのかもしれず、
薔薇の香がなければそうしていたのかもしれない。
けれども鈍った思考は扉を開くことを選んで。
ルーカスの部屋からは今までになかった薔薇の香、
それと―――]

 ――…ルーカス…?

[座り込む同級生の顔は見えなくて、
ぼんやりと霞み始めたセピアがその姿に緩く眉を寄せて
彼へと近づこうとのろのろと歩み、近づけていけば見える
蹲るルーカスの先にあるもの、乱れた白のシーツの上。
横たわるのはよく世話をする華奢な少年の―――…]

(263) 2011/08/08(Mon) 15時頃

【人】 漂白工 ピッパ


 ……あ…

[ルーカスに触れる前に歩みは止まり、
微かに震え始めた足が半歩後退さる。]

 …あ……、ぁ…

[意味を成さぬ声を零しながら少しずつ後ろに下がる。
――…正常な判断が直ぐには行えない。
大切に思っていた友人の姿が、
可愛がっていた後輩の姿が、
信じ続けてきた穢れなき世界には払拭しきれぬ染みが落ち
その中に居た彼らの姿もセピアに現実の姿を映して崩れていく。]

(264) 2011/08/08(Mon) 15時頃

【人】 漂白工 ピッパ


 ――……っ

[背が扉に当たると戸を開くことも忘れ其処からもう動けない。
唯一の出口を塞いだままずるりと背から床へと崩れていき
くしゃりと淡い髪を押さえつけ]

 私…は…
 何か…力になりたい…と…
 そう…思って…

[蒼ざめた姿のままルーカスを見つめていたセピアが
苦しげに歪んで伏せられる。]

 私は…
 …どうすれば…

[どうしたらこれ以上失わずに済むのか、
誰に向けるでもなく零れる自問は彼への問いかけにも似て。
信じる支柱が崩れかけたその時から、唇は主の名を紡げない。*]

(265) 2011/08/08(Mon) 15時半頃

【人】 漂白工 ピッパ

[>>269聞こえてくる笑い声、
それが同級生のものだとわかると肩を震わせて。
近付く姿、見慣れた筈の青磁は――見たことのない色。]

 ……ルーカ…ス…、

[歩み寄る者が紡ぐ真実に身を震わせて。
無意識に下がろうとする体は、扉に押し付けるだけで
それ以上は後ろに引くことかなわない。]

 ……ぁ…、
 私は…ただ…

[退路を断つ様に囲い、突き放される言葉に、
吹き込まれていく言葉を受け入れることに怯え、
淡い髪を揺らして緩く首を何度も横に振り]

(280) 2011/08/08(Mon) 19時頃

【人】 漂白工 ピッパ


 私は…今でも…
 ――…わたし…は…

[セピアを見開き目の前の姿を呆然と見つめて、
薔薇の香と、心を突き刺すような彼の言の葉に
足元から力が抜けていく。]

 ルーカス…、……

[だめだと、そう紡ぎかけた唇は声にならず
薄く開かれたまま戦慄いて。
拒んでしまえばその瞬間失ってしまうかもしれない。
壊すと紡ぐ姿に、まだ一縷の望みを捨てきれていなくて。
瞳が懇願をするように苦しげに細まったが届かないのだろう。
近付く姿を――…触れ合う唇を拒むことなどできず、
また裡で崩れていくものに、吐息を震わせ眼を閉ざす。*]

(281) 2011/08/08(Mon) 19時頃

漂白工 ピッパは、メモを貼った。

2011/08/08(Mon) 19時頃


[幾度もしゃくりあげるように泣いて零す涙は、
 いったい何度重ねた夜の分なのだろう。
 誰かの温もりに縋りたくても、縋ることが出来なかった。

 大人に話せば、いらぬ騒ぎを呼んでしまう。
 上級生たちも手引きした彼も罪に問われ、それはきっと自分の身に仕返しとして返ってくる。

 かと言って、友人たちに話すことも出来なかった。
 きっと軽蔑されてしまう。
 男に無理矢理犯されて、はしたなく喘ぎ乱れる淫乱なのだと自覚してしまったから。

 蔑まれ、輪の中からはじき出されるのが怖くて、何も言えなくて。
 それでもこの人ならきっと…と思い詰めて打ち明けた保険医にすら、
 屈辱的な診療中に、無防備な君が悪いのだと叱られて…

 言えぬまま、癒えぬまま、
 ただ心の奥で化膿した傷口から目を逸らして、
 忘れたことにすることで生きてきたのだから。

 やっと表面に見えたそれは、あまりにも深くて酷く痛んだ。]


「…エヴァンス先輩!」

[二人の様子にかけられた悲痛な声は、長い銀髪を揺らしたヨーランディス。]

「ダメです、先輩は僕のなの!
 先輩を僕から取らないで!!!

 毎晩薔薇の木にお願いして、いつか叶うって信じてて、
 やっと願いがかなったんだもん。」

[その姿は薔薇の毒を、薔薇の呪いを、自ら望んで受け入れて、
 長い銀髪の毛先は、燃え上がる恋心に赤く染まった荊棘の蔦。
 頭にも胸元にも艶やかに花を咲かせて、
 まるで…薔薇の精にでもなってしまったかのよう。]


メモを貼った。


メモを貼った。


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