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[悪夢を見ていた気がする。
長い悪夢を、醒めない悪夢を。]
ここは曼珠神社!? 逃げなきゃ・・・・・・逃げなきゃ!
[半分寝ぼけたようにふらふらと歩き始めたが、そこで気が付く。どこからどう見たって真っ昼間だと。あれだけ沢山あった曼珠沙華がどこにも見当たらないと。]
くぅー
嫌ーな夢見ちゃったな。
情けないぞ! みょんこ! もうすっぱり諦めるって決めたところだろう?
[自分に活を入れる。
単なるありがちな接触での故障。あれがなくたって、自分には限界だった。
後悔は残るけれど、こうなるのは珍しくもないし、特別自分が不幸だった訳でもないのだから。]
[ただ、1つだけここに誘われた理由があるとするのなら。
最後にちゃんと、けじめを付けたかったのかも知れない。
無鉄砲で、怖いもの知らずだった、あの日の自分に。]
さーて。一晩中寝ちまって、お腹ぺこぺこだよ。
旧家に泊まるつもりだったけれど、たまにはなけなしのお給料使って亜沙華へ泊まりにいくかね。
昨日の旅行者っぽい人、面白そうだから話聞きたいしさ。
[そう言いながら美夜子は結局ジョギング状態。
まさか、そのどちらもが帰っていないとは夢にも思わずに。
美夜子が事の重大さに気が付くのは、この数分後。買い換えたばかりのスマートホンに、3桁の着信履歴が入っている様を目にしてからとなる。]
【人】 童話作家 ネル[背後で何か物が倒れる大きな音>>3:66がしたけれどやっぱり振り返ることはできなくて。とっさに身を寄せたのは拝殿の階段の脇。……隠れているとすら言えないようなそこで息を殺せば、ああしかしやり過ごせたようで。何やらやりあう音や誰かの叫び声が聞こえたような気がするけど、それから背を向けるようにそろぅりと、動き出した] (6) 2016/11/20(Sun) 01時頃 |
【人】 童話作家 ネルッ!!! (7) 2016/11/20(Sun) 01時頃 |
【人】 童話作家 ネル[……ひどく、楽しげな声が聞こえた。どうして、なんて考えるだけ無駄だ。加害者はいつだって楽しげに残酷なことを成すものだと、知っている。いじめだろうが、戦争だろうが、鬼ごっこだろうが、それはおなじ] (9) 2016/11/20(Sun) 01時半頃 |
[知らない、知らない。
滅茶苦茶に走りながら、村の風景を確認する。
あんな形の家なんて知らない。
道中にある、空まで届きそうな柱なんて知らない。
あんなおべべを着た人なんて知らない。
私の知ってる、あの風景はどこ?]
[ 私のおうちはどこ? ]
[滅茶苦茶に走り、戻ってきたのは唯一、然程変わってなかった曼珠神社。
戻ってきた者
かか様…とと様…
[緋色の柱を潜り、拝殿裏へ隠れるように蹲った。
隠れたのは、知らない誰かに見つかって追われるのを避けたかったから。
もしかしたら、知ってる人が探しに来て見付けてくれるのでは、と思ったから。]
……帰りたいよぅ
[がむしゃらに走った時、自分の家が元会った場所へは戻っていた。
しかしそこには何もなかった。
帰る場所もなく、今度は見知らぬ人に追われて鬼ごっこ。*]
メモを貼った。
【人】 童話作家 ネル[じり、じり、声が遠ざかることには気がついているだろうか。『鬼』の声とは反対側の、その端っこまではあとすこし] (14) 2016/11/20(Sun) 02時頃 |
【人】 童話作家 ネルそんなわけがないだろ!! (15) 2016/11/20(Sun) 02時頃 |
[帰りたい。お腹すいた。でも帰る場所はない。
知らない場所に、知らない人。まるで悪い夢を視ているような…]
……そうか、夢かぁ
[夢ならばすべて納得がいく。
私はまだ夢を視ていて、起きてないんだ。
目が覚めれば、きっとかか様が温かいまんま作ってくれてる。
そう思えば、少しだけ心に余裕ができてきた。]
なら、思いっきり遊ぼ
[どうせなら楽しまないと。
現実逃避した少女は、再び村の方へ**]
【人】 童話作家 ネル[ちらり、後ろを見たときには>>20楽しげな目こそしているものの追いかけてくるようには見えず、ほっと息を吐く。暫く駆けてから近くの茂みに隠れ飛び込んで身を低くした。 (22) 2016/11/20(Sun) 12時半頃 |
【人】 童話作家 ネルAAAAAAAEEEEEEEEEAAAAAA!!!!! (23) 2016/11/20(Sun) 13時頃 |
【人】 童話作家 ネルああ、そう、あのね……鬼がどうやら変わったみたいで逃げてきたんだ。名前はわからないけど……黒い髪の、若い男の人だった。今は最初にみんながいたところの方にいるよ。 (24) 2016/11/20(Sun) 13時頃 |
【人】 童話作家 ネル[ええ、ええ。ビビリですとも。幽霊が肉を持っていると知って尚叫ぶチキンですよ。と、自嘲して立ち上がる。 (31) 2016/11/20(Sun) 15時半頃 |
【人】 童話作家 ネル……それじゃあせめてさ、これ持って行ってよ。 (32) 2016/11/20(Sun) 15時半頃 |
どういう事なの?
あれが、全部本当の事だっていうの?
[役場の人にあれやこれやを聞かれて、ようやく解放された時にはとうに夜も更けていた。
どこに行っていた、何をしていたと聞かれたって、答えようがないじゃないかい。
頭がおかしいとは思われたくない。それに、何となくもうあたしの手には負えない気がするんだ。だから適当にあしらって帰ってきてやった。]
曼珠神社、一体ここに何があるってんだろうねえ。
[ここへ再び足を運ぶ事に、不思議と抵抗は感じられなかった。
こんな普通の神社からあの黄昏の時に戻ってしまうなんて、とても思えなかったから。]
【人】 童話作家 ネル[本殿の裏側まで回り込めばまた腰を落ち着かせる。いま、なんじだろう。またそう思って携帯を取り出そうとして–––––点かないことを思い出してポケットに戻した。そのときかさりと指先に触れるのは、いつかもらった>>3:24飴。漢字が一つ描かれているそれは美しくて食べるのはちょっと勿体無い。またポケットに仕舞った。 (67) 2016/11/20(Sun) 23時頃 |
[試しに鳥居をくぐってみたが、何も起こらない。
えいっ、えいっと反復横跳びしてみるが、ただの軽い運動である。
神社中探したって、あの大捕物の痕跡はどこにも無かった。
摂社に焚き火の痕跡を見つけた時にはさすがにおったまげたけれど、どうやら神主さんが焚いただけだったらしい。]
なんて人騒がせな。それにしても、この古神社に神主なんていたの。今までこのかた知らなかったよ。
[なんて理不尽に毒付く。
月が明るいおかげで、夜でも不気味さとは無縁だ。
この神社は鬼渡しなんかよりも、花祭りのほうがお似合いさ。]
メモを貼った。
[鳥居で反復横跳びが行われてるころ
これは昇るためのもの?
[そう誰に問いかけるわけでもなく、いそいそと登り始めた。
交互に突起があるし、木を登るより登りやすい。
動けば腹も減るだろうし、きっと美味しくまんまも食えるはず。
この娘、夢をとことん楽しむことにしたようだ。*]
【人】 童話作家 ネル[なんだか眠たいような気さえする、気を張りっぱなしで少し疲れているのかもしれない。……寝るなんて自殺行為だけど。 (70) 2016/11/20(Sun) 23時半頃 |
【人】 童話作家 ネル[しかし誰かが此方に駆けてくる気配がしたから今度は慌てて中殿の方へ回り込む。そしてそこでまた、絵の続きを (71) 2016/11/20(Sun) 23時半頃 |
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