人狼議事


182 【身内】白粉花の村

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【人】 さすらい人 ヤニク

[コロコロ、コロコロ。
口の中で飴を転がしながら廊下を進む。手には紙袋に詰められた、血で濡れたトレーナーが一着。飯のついでに、と隣から取ってきた物だ。持ち主が分かるなりいっそ燃やしてやろうかとも考えたが、すんでの所で思い留まった自分は中々に偉いと思う。
それでも洗って返してやる義理は無いので――そもそも自分が借りたものでも無いのだし――固まった血がこびり付いたままのそれを持って来たのだけれど]

……おや、丁度良かった。

[そうして歩いていれば、廊下に蹲る目当ての人物の姿>>5。部屋を尋ねたものの反応が無いので困ってはいたのだが(これを持ったまま食堂に入るのは流石に気が引ける)、これで目的を果たせそうだ。
――彼に以前、ナイフで斬りつけられた事はしっかりと覚えている。本音を言うならば、話しかけたくも無い所ではあるのだけれど]

オスカー、これ返しますよ。

[嫌そうな声を隠そうともせずに、震える相手の肩も無視して。丸まった背中に当たるように、手にした紙袋を放る。
彼が泣いていようとどうしようと、自分には何の関係も無い事なのだから。
彼が特に引き止めない限り、そのままこの場を去って食堂へと向かうであろう]

(10) 2014/06/29(Sun) 22時頃

【人】 さすらい人 ヤニク

[何か用か、と。そう問う声に、去ろうとしていた足を止めて至極面倒臭そうに振り返る。相も変わらず警戒心を剥き出しにしている彼>>12に小さく彼を竦めると、息を吐いてまた何時もの笑みを浮かべた]

君のでしょう、それ。
ディーンが忘れて行った物ですよ。

[どうでもよさそうにそう告げ、カツン。廊下を這って距離を取る彼に、足音と共に一歩だけ近寄る。
ヒュ、と小さく聞こえた息に、吹き出しそうになるのを何とか堪え。
君が俺に危害を加えでもしない限り、特に何もする気は無いというのに――胸中ではそんな事を考えながら。
紙袋から見える、血で汚れたトレーナーはもしかしたら、非現実病を患う彼の不安を余計に煽るかもしれないけれど]

(14) 2014/06/29(Sun) 23時頃

【人】 さすらい人 ヤニク

[寄るな、と睨まれれば小さく苦笑し、言われた通りに足は止めてやる。
しかし訝る彼の様子>>16には、呆れたように肩を竦めてみせた。トレーナーを貸したのだから顔見知りと思っていたのだが、違ったのだろうか]

誰、って。知り合いじゃないんですか。

[しかし、トレーナーを確認すれば思い当たる節もあったらしい。まだ仄かに血の匂いの残るそれを見るなり、突如飛んできたトレーナーを腕で受け止める]

………、何をするんです。

[他の者ならば、このくらいでそう苛立ちもしなかっただろう。しかし相手が彼ともなれば、話は別だ。笑みを消し、代わりに不機嫌そうに眉を寄せて恐怖の滲んだ相手の顔を見下ろし――小さく口の端を持ち上げる。
嗚呼、相変わらずの妄想癖をお持ちの事だ。彼の脳内では、自分が彼を殺した事になっているのだろうか。
全くもって――反吐が出る]

ディーンなら、もうここには居ませんよ。

[殺していない、と。そう否定してやる義理も無い。それに言った所で、この彼が自分の言葉を信じるとも思えない。
嘲笑じみた笑みを浮かべたまま、ただ淡々と事実だけを伝える。
彼がその言葉をどう取ろうが、別にどうでもいい事だ]

(22) 2014/06/29(Sun) 23時半頃

【人】 さすらい人 ヤニク

[少し。息の詰まった様子の彼>>26に、微かに眉を持ち上げ。ふらついて窓の淵へと手を掛けるのを特に何の感情もなく眺めながら、これ見よがしに嘆息して見せる。
この少年にここまでの敵意と警戒を向けられるのは、正直言ってかなり面白く無い。元を正せば、先に切りつけてきたのは其方だというのに]

君はそんなに俺を人殺しにしたいんですか。
そのおめでたい頭の中の"殺人鬼"が実在すれば、自分は"まとも"だと言い張れるとでも?

[揶揄るようにそう呟くと、可笑しくて堪らないとでも言うようにクスクスと笑って見せる。
返す言葉にはたっぷりの棘を乗せて、此方を睨む彼へと投げつけておきながら。

このまま否定せずに去るのも良いかとも思ったが、それもそれで面倒臭そうだ。
諦めたように薄い笑みのまま息を吐くと、目を細めて口を開く]

…殺していませんよ。馬鹿馬鹿しい。

[吐き捨てるようにそう呟くと、くるりと背を向けて再度食堂へと向かう。
この言葉を信じられるかどうかは、自分には分かりはしない。しかし事実、殺してはいないのだから。
彼が何か反論でもするのなら、振り返りくらいはするだろうけれど]

(29) 2014/06/30(Mon) 01時頃

【人】 さすらい人 ヤニク


そうですね、自覚はありますよ。

[哀れむような相手の目>>36には、上っ面だけの何とも愉快な笑みを。
嗚呼、不快だ。実に不快だ。病に侵され、夢とも現実ともつかぬ妄想に生きる貴様如きに哀れまれるなど、不快な事この上ない。

それでも、怯えて虚勢をはるこの小さな少年が酷く滑稽で愉快な事に変わりはない。
真っ直ぐにその目を見つめ返し、踵を返す前に、最後ににこりと笑ってやる――そう、歪んでいるから何だと言うのだと]

さぁ。何処へ行ったかなんて知りませんよ。
退院したとしか。

……もういいですか、腹が減っているんです。
あぁ、何なら一緒に行きますか?

[投げかけられた質問に、うんざりしたように振り返りながら。
続けた誘いの言葉には、揶揄の色を濃く滲ませて。彼が自分の誘いになど乗るわけがないと、そう確信していたからこその言葉。

ガリ。小さくなった口の中の飴を噛み砕き、顔にはやはり笑みを張り付かせ。
えもいわれぬ不安に駆られる目の前の少年の返答を待って見るのも――良いかもしれない]

(37) 2014/06/30(Mon) 02時半頃

さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。

2014/06/30(Mon) 03時頃


【人】 さすらい人 ヤニク

すみません、癖なもので。

[相手の嫌味>>41には、表情を崩さないまま一言そう返し。
事実、これはもう癖になってしまっていたのだから、嘘を言っている訳では無かったけれど。

しかし相手の顔に"希望"の光が灯るのを見れば、ほんの僅かに胸が騒ついた。
嗚呼、なんとおこがましい。患者は患者らしく、惨めに絶望していれば良いものを]

………、来るんですか?

[腹が減ってい、と此方の真似でもするように笑みを浮かべて見せた相手に、露骨に顔を顰めながら。
まさか誘いに乗って来るなんて。何が悲しくて、この少年と食事を共にせねばならぬのかと。短く苛立たしげに息を吐くと、勝手にしろと言わんばかりに踵を返す]

治療法が見つかったとしか知りません。
詳しくは院長へどうぞ。

…で、話とは。
君と食事をするのは遠慮したいので、食堂までの間なら聞きますよ。

[至極不機嫌そうに、早口にそれだけを告げる。彼が付いて来ようと来まいと、そのまま食堂へと向かうであろう]

(42) 2014/06/30(Mon) 03時半頃

[吸い殻を携帯灰皿に捨てて立ち上がる。
そうしてこの後どうしようかと考えた。別に本を読んで時間を潰しても良いのだけれど、新天地に来て一日目にそれではあまりにも味気無い。

院内を歩こうかと部屋から出て、そういえば先程近くの診察室から子供の泣き声がしていた事を思い出す。確か今日同じく転院してきた少女が居た筈だ。もしかしたらアレはその子の泣き声だったのではないか。
子供は苦手だけれど、少し、話しかけてみても良いかもしれない。そう考えれば、自然と足はナースステーションに向いていた。

少女の名前は朝顔というらしい。
姿は知っていたが名前は知らなかったので、部屋の番号を聞き出すのに難儀した。あちらの病院から来た者だと知られてなければ、通報ぐらいはされていたかもしれない]


――此処か。

[彼女の病室の前に立って、深呼吸を一つ。
子供は苦手だ。……特に、彼女は。その意識は依然として変わらずあるけれど、それでも此処に居るのは、もしかしたら人恋しさ故かもしれない。

扉を二回叩いて、返事を待つ。声をかけなかったのは、かけたら開けてもらえないかもしれないと考えたからだ。かけないはかけないで不審だけれど、さて、彼女はこの扉を開けてくれるだろうか]


[案内された病室は2階。
ドアを開ければ視界の隅っこに、大きなベッド、もう片方の隅っこにはソファー。]

わぁい。おりがみあるー。
あ、あとぬいぐるみも。

[ソファーの上には猫の縫いぐるみが澄まし顔でちょこんと鎮座している。
小走りで縫いぐるみの所へ近づけば、その傍のテーブルには折り紙が置いてあって。]

うれしいなぁ。
にゃーにゃ、ひさしぶり。あさがおいないあいだ、げんきにしてた?

[抱え上げた黒猫の縫いぐるみは、朝顔自身のもの。

姉とお揃いで、クリスマスプレゼントにもらって以来、ずっと本当のペットのように大切にしていたのだ。

奇病に罹って、大きさがまちまちに見えるようになり本物の猫や、ときには熊と間違えるようになってしまってからは、玩具箱にしまわれていたけれど。]


よーし、にゃーにゃもあさがおとたんけんいく?
しゅっぱーつ!

[部屋に通された際、看護師は"おとなしくしててね"と言ったのだが、そんな注意は何処へやら。

縫いぐるみを抱きしめて、ぐるりと室内を見回せば、ものの大きさはまだ多少の差異はあるものの、恐怖を覚えるほどではなく、むしろ新しい場所への好奇心が湧いてくる。]

どこいこっかなー。
あ、おみせでおかしかおっかなー。
それとも……。


[お医者さんの口振りから、もう一人ここに移ってきた人がいるようで、それが誰かはわからないけれど、知っている人ならいいな。と思い]

かんごしさんにきいてみよー。

[小さな手をグーの形に握って真上に突き出し、縫いぐるみを抱えたまま病室の扉へと歩き出す。

あんまり騒いでいたものだから、ドアを叩く音は聞こえなくて、もちろん、ドアの向こうに探していた相手がいるとは気づかぬまま。

力一杯ドアをあけたとしても、引き戸だから彼に当たることはないけれど、もしかしたら驚かせてはしまうかもしれない。]


あ、あれぇ?

[ドアを開いてみれば目の前には、前の病院で会ったことのある男の人の姿。
まさか誰かが来るなんて予想もしていなかったから、キョトンと目を丸くして、素っ頓狂な声を出す。

いきなり扉が開いたのだから、相手の方がよほどか驚いたかもしれないけれど。]

しかくいめがねのおにーちゃんおじちゃん。
どーしてここにいるの?
まいごさん?

[どうしてと言っても、もう一人の転院者だから。に他ならないのだが。
そんなことは思い付きもせず、ただパチパチと瞬きを繰り返す。

先ほど縫いぐるみと誓った探検と、その目的はもうすっかり頭から転げ落ちていた。]


……おっと、

[突然開いた扉に思わず一歩後ずさって。そこから出てきた者が探していた相手だと気付けば、少しその雰囲気を和らげた。
けれど少女の口から出てきた自らの呼称に、ぐっと眉を寄せて思わず不機嫌を露にする]

その呼び方は止めろ。

[威圧する様に言葉を落とすけれど、その直後にははあとため息を吐く]

迷子じゃない。
お前に会いにきたんだ。

[会って何をしたいだとか、何を話したいだとか。そういうのは全く無かったが、此処まで来て彼女に会ったからには、今更用は無い等とは言えない。かといって幼子が喜ぶ事をディーンが思いつくわけも無く]

……腹は空いてないか。
食堂か売店にでも行こう。今なら何でも買ってやる。

[子供のあやし方等分からないから、取りあえず食べ物で釣ってみる事にしたけれど。誘い方がどうにもぶっきらぼうになってしまったのは、致し方ない事だろう]


えー……。

[呼び方を止めろと言われれば、不満そうに唇を尖らせる。]

でも。あさがお、おじさんおにーちゃんのおなまえ、しらないよ?

[病室や掲示物に名前くらいは書いてあったかもしれないが、文字は読めないし、そもそもこの人の名前を知らないのだ。]

ねーねー。
どやってよべばいーい?

[まっすぐに彼の方を見上げ、問いかける。
普通くらいのサイズに見えるということ以外にも、前にあった時よりか雰囲気が柔らかくなったような気がして、これならば怖くないや。と口元を緩ませ。]

しょくどう?おみせ?いーよー。どっちいこ。

[会いにきたという言葉よりも、なんでも買ってもらえる。という言葉の方に心を奪われてしまう。]


[『なに食べようか』なんて縫いぐるみに相談していたが、やがて答えは出たようで。]

しょくどういこー。
あさがお、パ…じゃなかった、
かきごおりたべたい。

[本当はパフェがいいのだけれど。
滅多に食べさせてもらえないから、きっとパフェは高いものなのだ。
お金払えなかったら困るし、かき氷にしよう。
そんなことを考えて]

ねーねー。おててつなご?

[迷子になったらこまるから。と右手を差し出した。]


メモを貼った。


……ディーンでいい。

[向けられた視線からはそっと目を逸らして、依然としてそっけなく答える。というより、他にどういう対応をすれば良いのか分からないのだ。
笑顔の一つでも浮かべれば良いのかもしれないが、愛想笑いなんてした事も無いのでやり方が分からない。折角表情が変えられるというのに]

……、
何でも良いと言っただろう。
子供の癖に遠慮なんてするな。そっちの方が腹が立つ。

[かき氷が良いと訴える彼女に、ちらと視線をやって。
その直前に言いかけた言葉は何なんだ、と。妙な所で気を使ってくる幼子に頭を悩ませる。
ディーンがこのくらいの時は遠慮なんてしなかったものだ。……否、今だってしない。むしろ出来るだけ高い物を奢らせようとするだろう。

――小さい子供に気を遣わせるなんてまっぴらごめんだ。馬鹿にするな。食堂程度で買えるものに財布の中身が足りなくなったりするわけが無い]


――仕方ないな。
離れるなよ。

[差し出された彼女の手を柔く握る。力を入れたら壊してしまいそうで、その手は不自然なくらい強ばってしまった。
彼女がその手を握り返したならば、さっさと食堂へ向かって歩き出すだろう。

歩調の違い等ディーンには意識の外だから、もしかしたら(というより確実に)彼女にとっては随分歩き辛いかもしれないが]


【人】 さすらい人 ヤニク

[相手の問いには特に応えず、ただ彼の口から出た名だけを拾う。
朝顔。それは確か、この病院に居た小さな少女の――先日鶴を折った時に、頭に浮かんだあの少女の名だったはずだ]

(彼女もここを去ったんですね。
……困りました、鶴の折り方を聞ける人が居なくなってしまった)

[あのカルテも、皺を伸ばすにしても一度くらいは鶴の形にしてあげたかったのに。
残念そうに小さく肩を落としながら、もう鶴の形を成すことの無くなったあの哀れなカルテの事を想う。
――そう言えば、皺だらけになったカルテは確か目の前の彼の物だっただろうか。
ふとそんな事を思い出していれば、背後から何とも不躾な"お願い"が聞こえてきた]

(51) 2014/06/30(Mon) 13時半頃

【人】 さすらい人 ヤニク

…冗談じゃありません、お断りします。
俺以外の誰かに頼んでください。

[背中に投げられた言葉に、思わず振り返ってしまった自分に胸中で舌打ちを。
馬鹿馬鹿しい。どうして自分が、わざわざ彼の――よりによって彼の尻拭いをせねばならないのか。

――あの猫耳の青年といい、この妄想癖のある青年といい。この病院の患者は売店に迷惑をかけすぎだろう、あの店員に愚痴を言われるのは大抵自分だと言うのに。
店員もそのうち嫌になって辞めるのではないか…いや、其方の方がいっそ有難いか、なんて。

心底嫌そうな笑みを浮かべ、此方を見つめる彼を一瞥すると今度こそ食堂へと向かう。
息を吐きポケットを弄るも、そこには飴も何もない。その事すらも苛ついて。
――嗚呼、無性に煙草が吸いたい]

(52) 2014/06/30(Mon) 13時半頃

[自分がリクエストを上げると、ちらりとこちらに送られる視線
ディーンの考えていることまではわからなかったけど、遠慮していることはお見通し。と言われたようで、むぅ。と小さく唸る。

やっぱり大人には敵わない。もともと朝顔は隠し事をするのが苦手なのだ、表情に出る。と姉にもよくからかわれた。
もっともこちらから見れば、姉だって十分わかりやすいのだけれど。]

なんでもいーの?
うーんとたかいものでも?

[パフェを頼めなかったさっきまでの気遣いは何処へやら。
今度はお財布が空っぽになるくらいに、たくさん頼んで困らせようか。なんて企んでみたり。]

じゃあね、パフェとオレンジジュースと、はんばーぐと、ポテトサラダとスパゲティと、ごはんー。

[思いつく限りのご馳走。
内心得意げに並べたそれは、お子様ランチのメニューみたいで、けれどもそんなことに気づかずに自慢げに笑う。
彼がそれに気づくかはわからないけれど。]


ー廊下→食堂ー

わーい、あくしゅ。あくしゅ。

[柔らかく握られた手
この間まで巨人に見えて怖かった人なのに、いま手を繋いでおしゃべりできている。
そのことが嬉しくて、ブンブンと手を振り回し気味に歩く。

歩調が合わなくて歩きにくかったけど、それだけでなく飛び跳ねるように歩いていたものだから、食堂に着く頃にはすっかり息が切れていたけど。]

こんにちわー。

[食堂に着けばはしゃいだ様子のまま、カウンターのおばちゃんに挨拶した。]


メモを貼った。


…………ああ。
ちゃんと食べきれよ。

[勢いづいてつらつらと並べられる彼女のリクエストに片眉を上げる。けれど暫く考えて、それがお子様ランチで事足りると気付けば、小さく肯定を落とした。最も、気付かなかった所で全部買ってやっただろうが]

おい、暴れるな。

[怒りよりも戸惑いの多い声音で注意して、困った様に眉を寄せる。僅かばかりの苛立ちはあるものの、それを目の前の子供にぶつけるなんてみっともない事、出来る筈も無い。

息を切らす少女に一つため息を吐いて。けれど躾をしてやる程お人好しではないから、特に口出しする事は無かった。
少女の病の事は知っていたから、治った今は自由にさせてやりたい……なんて。そんな考えも無くは無かったが]


―廊下→食堂―

[食堂で横の少女が挨拶をしているのを聞き、思わずそれを褒める様に頭を撫でる。自分が小さい頃は事あるごとに撫でられていたものだから、反射的に動いてしまったのだ。すぐに我に返って手を引っ込めたが]

あー……、お子様ランチとパフェ一つずつ。
……後、紅茶を。

[勝手にまとめてお子様ランチを注文してしまったが、少女はどう思うだろうか。まあ文句を言われたとしてもそのまま食べさせるだろう。パフェの種類くらいは彼女に選ばせてやってもいいけれど]

[やがて注文した物が来たなら、片手は少女に貸したまま席を探す。
いつもなら隅の目立たない、日の当たらない場所を選ぶ所だけれど。今回はそんな気分にもなれず、窓が近くにある日当たりの良い場所へ少女を導いた。

椅子を引いてやって彼女を座らせて、自分も正面に座る。そうして一つ息を吐いて、目の前の少女に食事を始める様に促す]

……お前、もう大丈夫なのか?

[自分と並んで歩いて来たという事は、随分良くなっているだろうと推測は出来るけれど。会話の切っ掛けになればとそんな問いを落として、紅茶を口に含んだ]


わ……ひぇ?

[元気良く食堂のおばちゃんに挨拶したら、突然頭に柔らかい感触。
意外すぎて、撫でられたのだとはすぐに気づかず、変な声が上がってしまう。]

あー!オレンジジュースも!

[すぐに引っ込められた手を不満げに見送り。

注文を聞けば、お子様ランチを頼む声。
不思議だったけれど、メニューの写真をみれば、たしかにそれは自分が食べたかったものが全て入っていて、さすが大人だな。と感心してしまう。

けれどもオレンジジュースは忘れていたようで、すかさずそれを言い足せば『ちゃんと覚えてたでしょ?』と自信たっぷりに胸を張り、パフェの種類を選び始める。]

あさがおのパフェは……
んーと、イチゴのやつがいいな。

[チョコとイチゴと迷ったけれど、両方頼めばお腹を壊してしまいそうだし、チョコはあとでお店で買えばいいから。とイチゴのパフェを選ぶ。

もし、ディーンが欲しがったなら、一口くらいは分けてあげようか。と口元を綻ばせる。]


[注文した料理をテーブルに並べれば、お日様がキラキラして明るい場所に、ご馳走が並べられている様子はまるで誕生日会のようで。
とても幸せな気持ちになり、歓声をあげ、拍手をする。

食べてしまうのがもったい無いなぁ。なんて思いながらも『いただきます』の言葉と共に、ハンバーグにフォークを刺したのだけれど。]

んーとね、まだかんぜんじゃないけど、
おくすりがきいてるあいだは、だいじょぶだって。
だんだん、だいじょぶなじかんがふえて、
なおるんだって。

[口にいっぱい詰め込んだハンバーグを呑み込み、ディーンの問いに答える。
あさがおが知っていることなんてあまりなかったけれど、わかっていることだけは伝えようと、たどたどしく言葉を紡ぐ。

罹っていた奇病の説明を求められれば、もちろん彼女なりの言葉で説明するだろう。]


【人】 さすらい人 ヤニク

[患者の万引きの尻拭いまで職務に含まれては堪ったものではない、と。微かに耳に届いた言葉>>61に口端を僅かに歪めながら、廊下を進む。
――そうだ。食堂に行く前に、取り敢えず一服でも入れようか。そう思い立ち、急遽行き先を喫煙所へと変更した。

そうして喫煙所の近くまで来た所で、掲示板に新しい張り紙>>2が貼られているのが見えた。恐らくは、あの二人の退院の事だろうか。
ついでに見ていくのも悪くはないか、と掲示板に貼られた張り紙の前に立つと、そこには案の定]

…退院、ですか。

[記された名は二つ。その二つの名を眺めながら、ほんの小さく溜息を。
この病院に来てから、一つか二つか。そのくらいの冬は越えただろうか。その間、この希望の尽きた楽園から抜け出す事の出来た者が、果たして居たかどうか]

…おめでたい事ですね。

[誰にも聞こえないような声で、小さく呟く。これを見て、ここの患者達は一体何を思うのだろう。"自分の病も治るのかもしれない"と、希望に胸を躍らせるのだろうか。
それとも、この二人に嫉妬と羨望の念を覚えるのだろうか。
――今頃、あの院長は、この吉報に涙でもしているのかもしれないけれど]

(66) 2014/06/30(Mon) 23時半頃

【人】 さすらい人 ヤニク

………、ん?

[そこでふと、記された名の隣に何か>>20が書き加えられている事に気付く。
そしてそれを見るなり――医者は掲示板の前で、思わず吹き出した]

…へぇ。これは…また。

[顔を軽く俯かせ、肩を震わせて笑うその姿は他の目にはどう映るだろう。
恐らくは誰かの悪戯だろう。書き足されたその二文字は、きっと彼にとって酷く屈辱的なものに違いない。
誰が仕掛けたのかは知らないが、中々粋なことをするではないか。

ひとしきり笑い終えると、もう一度最後にその文字を見やり、掲示板を後にする。その足で近くの喫煙所へと向かうと、人の居ないそこで煙草を取り出し、ふと。
あの青年は今頃、外の病院で治療を受けているのだろうか、と。

――"忘れて"いないと、良いんですけれど。

そんな事を考えながら、またひとつクスリと笑い。この一服とあの悪戯のせいで、腹立たしいあの黒髪の青年の事も、どうやら考えから追い出す事に成功したようだ。

彼が自室に届いている書類>>6に気付くのは、もう少し先の事だろう]

(67) 2014/06/30(Mon) 23時半頃

さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。

2014/07/01(Tue) 00時頃


【人】 さすらい人 ヤニク

[最後の一口を吸い終え、灰皿へと煙草を押し付ける。食堂に向かい初めてから、何だかんだと時間を食ってしまった。
それでもこの一服のお陰で、空腹は少し薄れしまってはいたけれど]

……おや、君もご飯ですか。

[食堂の前、ぺたりぺたりと足音を立てて歩く少女>>70に気付けば、隣へと並びその顔を覗き込んでみる。
こうしていつも傍に点滴を携えている彼女は、確か水を飲む事を禁じられていただろうか。相変わらずの素足に小さく肩を竦めながらも、苦笑と共に口を開く]

良かったらご一緒しませんか。

[ご馳走しますよ、と。そう言って彼女の変わりに食堂の扉を開け、中に入るように促しながら。
元々、食事は一人よりも誰かと取る方が好きではあるのだ。一服の後、服に微かに残る煙草の匂いは、もしかしたら彼女を不快にさせたかもしれないけれど。
果たして、彼女はこの誘いに乗ってくれるだろうか]

(72) 2014/07/01(Tue) 00時半頃

【人】 さすらい人 ヤニク

えぇ、勿論ですよ。

[くるり、と此方を見上げた瞳>>89に、いつものように微笑み返しながら。嬉しそうな声でそう言われれば、決して悪い気はしない。
カラカラ、ペタペタ。点滴を引く彼女の速さに合わせるように歩く速度を緩めながら、共に食堂へと入っていく]

それでは、今日は何にしますか。
俺は…そうですね、オムライスにしましょうか。

[メニューの書かれた看板の前に立ち、傍らの少女に尋ねてみる。
日によって少しずつ変わるこの食堂のメニューが、医者にとって楽しみの一つではあった。
オムライスにした理由は、先日猫耳フードの青年と、禁酒の言いつけを破った少女の食べていたオムライスが中々に美味しそうだったからだろうか。
彼女が食べたい物を伝えれば、医者はその通りに。そして彼女と共に、料理を持ってテーブルについたであろう。

チラリ、と自分よりも背の低い少女の頭を見下ろして。青い鳥を想う、絵本の好きな彼女は、今日は絵本を持ってはいないのだろうか]

(90) 2014/07/01(Tue) 08時頃

【人】 さすらい人 ヤニク

[僅かに背伸びをし、希望を伝える彼女>>93にニコリと頷けば、二人分のオムライスの注文を済ませる。
料理を受け取り程なくして始まった食事の最中、此方の視線に気付いたのか小さく首を傾げる少女の手元を軽く指しながら]

今日は絵本をお持ちで無いんですね。
美味しいですか、オムライス。

[回診の時には、何度か彼女に絵本を読んだ事もあっただろうか。
病室の外で見かけた時も、絵本を持っていることも度々あったように思う。
一口、二口。スプーンを口へと運びながら、揺れる長い髪を見つめてそう問うた]

(94) 2014/07/01(Tue) 09時頃

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