182 【身内】白粉花の村
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―自室―
……お客さん、ですか。
[コン、コン。部屋の入り口で鳴った扉の軽い音>>3に飛びかけていた意識を引き戻される。ぬるくなり少し冷えかけたタオルをテーブルに置き、先程よりは幾分か解れた瞼を指で軽く揉めば、目の疲れも大方取れているように感じた。大きく伸びをひとつ、緩んだ顔を首を軽く振って若干――本当に若干だけ引き締めると、そのまま扉に向かう]
はいはい、どうしまし…………どうしたんですか。
[扉を開けながらいつものように小さく浮かべた笑みは、残念ながら最後まで維持する事は出来なかったようだ。扉の向こうの相手の惨状に思わず絶句し、目を見張る。 声から人の予想は付けていたものの、まさかその相手が血塗れでやって来るとは予想もしていなかった。廊下には彼が歩いて来た軌跡を描くように、点々と落ちる血の雫の跡。あまりの惨状に流石に表情を凍り付かせた]
(23) 2014/06/24(Tue) 18時半頃
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とにかく処置しますから、来なさい。
[首や手を赤く染めている彼に、珍しく僅かに語尾を強めてそう言うと、隣にある処置室へと相手を招き入れる。言いたい事や聞きたい事、それこそ小言など山程あるがまずは止血だ。こんな状況でも無表情を貫く事が出来るのか、と彼の病について軽く背筋を粟立たせながらも、手早く処置を進める。幸いそこまで深くは無さそうな傷に小さく安堵しながらも、包帯を巻く顔は険しいままだったが]
はい、終わりましたよ。服も汚れていますし、これでも着ていて下さい。 まったく…スプラッタホラー映画にでも出る気ですか。
[彼が何処で何をしていたかなど知る由もない医者は、処置が終わるとそう呟くと棚にあった病衣を差し出す。君は脚本を書く方が合っていますよ、なんて皮肉めいた言葉ををひとつ投げながら。 彼にしては珍しくジャージなど見に付けているようだが、サイズの合っていないそれも今では血に汚れている。 呆れたように肩を竦める医者は、彼が病衣着替えても着替えなくとも、隣の自室で飲み物でも出しながら話を聞こうとするだろう]
(24) 2014/06/24(Tue) 18時半頃
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[血の着いた薄手のゴム手袋を外し、シンクで手を洗うと既に顔には何時もの笑みが浮かんでいた。 丸椅子に腰掛け頬杖などつきながら、何とは無しに相手が着替える様>>25をぼんやりと眺める。負傷した手は利き手なのだろう、上手く着替えが進まないようだったが、甲斐甲斐しく手を貸すのもどうか、と一先ずは傍観を決め込む事にする]
本当に君がスプラッタになってからここへ来ても、俺に出来る事なんて精々君を犬の餌にする事くらいです。 紙の上でだけにして下さい、頼みますよ。
[相手の言葉>>26にそんな軽口を叩きながら、何処か気まずそうな空気を纏う相手を自室へと迎え入れ、紅茶を淹れると相手へと差し出す。 熱い紅茶は喉の傷にも響いたのだろう、表情は変えずとも、ほんの僅かに身体が強張った様に、相手に分からない程度に小さく肩を竦めた。少しくらい"お灸"を据えても良いだろう、なんて気持ちは、口に出す事はしなかったが]
(33) 2014/06/24(Tue) 21時半頃
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…あぁ、そうだ。 君は確か、そっちが利き手でしたよね。
[しかし言葉を濁す相手に、小さく苦笑を漏らしてそう尋ねながら、包帯の巻かれた手に視線を移す。 利き手の傷と、顎の下の傷と。それらを隠す包帯を見ながら、自分の分の紅茶を一口。 このまま沈黙を続けても良いが、そうしてしまうと折角の紅茶も冷めてしまうだろう。 チラリと相手の表情を伺うも、やはり何の色も浮かんでこないその顔に息を吐き言葉を続けた]
次にやるなら……本当にやりたいのなら、ちゃんとした刃物を使うといい。 力が入らないでしょう。握った手が、痛くて。
[そんな的外れにも程があるアドバイスに込めた皮肉は、今度こそ相手に届いただろうか]
(34) 2014/06/24(Tue) 21時半頃
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俺がですか。 ……別に構いませんけど。犯罪者にはなりたく無いんですけどね。
[僅かに沈んだ声音>>38を気にする風も無く、ともすれば相手の神経を逆撫でするような事を言う。 病の進む彼の余命は、カルテの情報によれば残りひと月も無い。笑いたくとも笑えず、泣きたくともその顔を歪める事も出来ず。その苦難からの行動ではあるのだろうが、病を患っていない自分からしてみればそんな"意味の無い"行動はどうにも理解出来ない。 どうやっても知る事の出来ない彼の苦しみを想像する事は早々に諦め、そんな事をしても何も変わらないのに、と胸中でそっと呟いた]
ディーン。そんなに嫌ですか。
[まるで凍り付いたように動かぬその顔を覆うその手に手を伸ばし、小さく小さく聞こえた言葉にそう返す。 視線を少し外し、握った相手の手の指を軽く弄びながら次の言葉を探す]
(43) 2014/06/24(Tue) 23時半頃
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["きっと治りますよ" "諦めないで共に頑張りましょう" "表情が無くとも気にする事はありません"
慰めの言葉なら、それこそいくらでもあるだろう。しかし何故だかそんな言葉を口にするのは憚られた。そんな"意味の無い"言葉をかけた所で、何も変わらないだろうと。 現状、特効薬の開発が進んでいるとは言えども治療の目処すら立っていないのだ。これらの言葉が気休めにしか――気休めにすらならない事など分かり切っている。ならば――]
…もし本当にその顔の皮を剥ぎたいのなら、次は俺の所へおいでなさい。
君が後悔する位…綺麗に、美しく。 剥いであげますよ。
[君がスプラッタ映画に出れるように、なんて冗談も付け加えながら。目に本気の色を滲ませ、感情の映らぬ相手の瞳に自分を映し。 彼の苦しみが分からないのであれば、せめて希望くらいは叶えてやろう。それこそ皮肉にしかならぬそんな歪んだ考えを頭に浮かべ。 笑えない相手の代わりだとでも言うように、強い笑みの形に歪められた唇から紡がれたのは、そんな一言だった]
(44) 2014/06/24(Tue) 23時半頃
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……まぁ、冗談ですけど。 犯罪者は御免です、俺はまだまだシャバに居たいですから。
[見開かれた相手の瞳に満足したのか、にこりと笑うと纏う雰囲気をまた柔らかなものへと戻す。もしも本気で頼まれたのであれば、きっとそこの棚から刃物を取り出し、相手が痛みに叫ぶまでその皮を剥ぎにかかり――そうした後に、"何か変わりましたか?"なんて言葉の一つも投げたかもしれないけれど]
羨ましい… 君からしたらそうなんでしょうか。
[伸ばされた指を特に振り払う事もせず、触れられた唇は笑みの形のままに。少しだけ困ったように眉を下げ、震える声とは裏腹にピクリとも動かぬその頬を見つめる]
(52) 2014/06/25(Wed) 01時半頃
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…表情が動いたとしても、それが本物だとは限りませんけどね。
[無表情のままに細められた彼の目に、ゆっくりと頬を包む手に。つられて目を細めながら、触れられるままにクスリと笑みを漏らし、悪戯めかしてそう呟く。 嗚呼、しかしこの無表情の彼もまた、この病にかかるまでは人並みに笑っていたのだろうか。張り付いたその面の皮は緩められ、歪められていたのだろうか。 そんな彼を想像するも、頭に浮かぶのはやはり表情の無い彼の顔。無理もない、自分は彼の他の表情を知らないのだから]
君は…表情が戻ったら、まずどうします? 笑いますか。
[ふと、頭に浮かんだ疑問を投げてみる。彼の求めるものがこの"笑顔"なのだとしたら。 ――自分のこの笑顔なんて、君のその固まった顔と大して変わらないのに、なんて。彼が聞いたらまた気分を害しそうな事を思いながら]
(53) 2014/06/25(Wed) 01時半頃
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[偽物なのか、と。 そう呟く声と、まるで焦がれるように触れる掌にキョトンと目を瞬かせる]
不服ですか。 …君も、発病する前は作り笑いくらいしていたでしょう。 表情は、感情を表すのに一番"楽な"手段ですから。
[誰だって、表情を偽る事くらいしているでしょう、と。そう言いたげにクスリと笑みを零すと、触れる手を取って紅茶をまた一口。 発病の前は、彼はそれこそ素直に胸の内をその顔へと乗せていたのだろうか、それとも。
次いで飛んできた誤魔化しているような問いに、小さく眉を寄せ顎に親指を当てて暫しの間思案する。 笑顔か、泣き顔か。軽く目を閉じ、果たしてどちらの顔を見るのがより楽しそうか、なんて。そんな不謹慎な事を考えてしまった]
(73) 2014/06/25(Wed) 09時半頃
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…感情を表したいのなら泣けば良いんじゃないですか。 その方がきっと、君の素直な感情が見えるでしょうし。
[もしも、彼の表情が戻ったのなら。涙で歪んだ彼の顔はきっと、どんな表情よりもその心の内を写すだろうと。今は冷えて固まっているその端正な顔はどう歪むのだろうか。 戻る事があるのだとすれば、その時は是非ともその泣き顔を見せて欲しいものだ。そんな考えを胸に、握った手を離してそのまま相手の頬へと伸ばす。 彼が振り払わなければ、そのまま指先でその白い頬へとそっと触れただろう]
(74) 2014/06/25(Wed) 09時半頃
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おや、本当ですか。 …それは楽しみですね。
[小さな笑いと共に交わされた口だけの脆い約束に、僅かに驚いたように相手の顔を見やる。てっきり、そんな顔を人に見せるのは嫌がるかと思ったのだが。 目を細め、思わず零れた期待の言葉は社交辞令ではなく本心なのだけれど、彼は果たしてどう取るだろうか]
……不思議なものですね。 硬いわけでも、冷たいわけでも無いのに。
[居心地の悪そうに視線を移す相手に構いもせず、指先で軽くその頬へと触れる。睨む目と視線が絡めば、嗚呼気を悪くさせましたか、と肩を竦めてみせるもやめる気配は無く。 直に触れてみれば、その頬は岩のように硬く硬化している訳でも、氷のように冷たく凍っている訳でも無い。逆の手で自分の頬に触れ、似通った感触に小さく眉を寄せる]
(84) 2014/06/25(Wed) 13時半頃
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それにしても、君が素直に感情を出すタイプなのは少し意外でした。 良く泣いたり笑ったりしていたんですか。
(俺は、そんな君の方が羨ましいですけどね…まぁ、欲しくはありませんが)
[先程の彼の言葉を思い出し、触れた手で軽く頬など摘まんでみながらそう呟く。どうやら、彼は存外素直な性格のようだ。 感情を躊躇うこと無く出す事の出来る素直さは、それは何とも尊いものだろう。しかしそれを欲しいとはどうしても思えなかった。 それならむしろ、いっそその固まった表情の方が幾分か"使い道がある"、なんて。 彼の顔の中心、唯一感情を伝える術を持つ唇に指先だけで軽く触れながら、尚も困惑しているであろう彼を面白そうに眺めた]
(85) 2014/06/25(Wed) 13時半頃
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―回想―
あぁ、すみません。
[払われた手を引き、小さく肩を震わせて笑う。少しやり過ぎただろうか。 案外解りやすいんですね、君も。声には出さずにそう呟くとソファに背を預けるようにして距離を取る]
痛むようであれば痛み止めを出しますので、また来てくださいね。
[出て行く背中を見送ると、ため息をひとつソファに身体を沈める。あぁそう言えば彼の着ていたジャージは隣の部屋に置いたままだったかもしれない。後で洗濯に出しておかないと、そんな事をぼんやりと考え、既に冷めた紅茶を口に含んだ]
……少し、喋りすぎましたか。
[先程までの会話を思い返し、呟く声には微かな苛立ちが混じる。動かない彼の表情の代わりにその声が身体が揺れる様が何とも愉快で、つい話しすぎてしまった。気難しい人間かと思いきや、中々に面白そうではないか]
さて、もうひと頑張りしますか。
[伸びをひとつ机に向かうと、途中だった仕事を再開する。机の眼鏡を取ると一枚、二枚とカルテを数え、先程の続きのカルテを眺め始めた]
(168) 2014/06/26(Thu) 13時半頃
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―自室―
[パサリ。紙の落ちる音と共に、深く息を吐く。それは落胆からではなく、ようやくこの作業から解放される安堵の溜息。 両手を頭上へと伸ばし、伸びをひとつ。見上げた天井は何処までも白く、染みの一つもありはしない]
…ふう、ようやくですか。 少し息抜きでもしたいですね。
[傍らのカップはもう空になっているし、新しい飲み物を取りに行くのも億劫だ。喉を潤す事は早々に諦め、ポケットから煙草を出して口に咥えると、マッチで火を付けて煙を吸う。手元の灰皿には何本かの吸い殻――どれも長い長い灰の棒になっている吸い殻がいくつか。集中している時は、ついつい一口吸ったまま放置してしまう]
……そうだ、鶴でも折りますか。
[煙を吐きながら思い立ったようにそう呟くと、引き出しを引いて中を漁る――が、折り紙などあるはずもなく。 何故だか今は無性に鶴が折りたいのに。そう言えばメモ用紙も切らしていた、と小さく肩を竦め、そして机の上のカルテが目に止まった]
(213) 2014/06/27(Fri) 01時頃
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…………。 また書き直せばいい、か。
[煙草を口に咥え、一番上にあったオスカー[[who]]のカルテを手に取り、三角に折る。そしてそれを一度開き、余った部分を内側へと折り込んで正方形の形へ。続いて先程折った折り目とは逆に三角に折り――幼い頃に異人に教えて貰ったその紙遊びを思い出しながら、何処か辿々しい手つきでカルテを折っていく]
……あれ、ここからどうするんでしたっけ。 確かこれを開いて…いや違うな、こっちでしたか?
[それでも割と順調に折り進めていたが、羽を作る所で手が止まる。ああだったか、こうだったかと手を動かしかけるも、やはり違う気がすると結局折り進める事は出来ず。数分程唸った後に、先程とは種類の違う、今度は紛れもない落胆の溜息を吐く]
(214) 2014/06/27(Fri) 01時半頃
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………ここまで折って折りきれないのは、どうも気持ちが悪いんですけど。
[声に不服の色を滲ませ、諸悪の根源であるカルテだったもの(今となっては鶴の成り損ないだが)を睨み付ける。気晴らしをするつもりが、残ったものは胸に渦巻く気持ちの悪さ。折角カルテの一枚を無駄にしたと言うのに…嗚呼、そうだ。院長やらあの同僚やらに見つかる前に、書き直さなければならないというのに!]
……もういいです、出掛けましょう。
[忌々しそうに折りかけの鶴に一瞥をくれ、咥えた煙草を灰皿へと押し付け席を立つ。書き直さなければならないが、今はそんな気分ではない。見つかる前にやれば良いと言うことは、即ち明日でもいいということだと胸中で言い訳しながら、適当に散歩でもしようと部屋の出口へと向かった]
(215) 2014/06/27(Fri) 01時半頃
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―2F廊下―
[小さな足音を響かせながら、白く塗られた廊下を歩く。何処に行こうかと迷いつつも、そう言えばあの時の詫びがまだだった、と取り敢えず売店へと向かう事にした。小言を聞くなど気晴らしどころか気が滅入る話だが、後に引き伸ばせば引き伸ばす程面倒も大きい]
(……カルテを書き直すよりはマシ、カルテを書き直すよりはマシ…はぁ)
[そう自分に言い聞かせながら重い足を無理矢理進め、何とか売店へと向かう。こんな事なら手土産の一つも持って出れば良かったと公開するも後の祭りだ。今から部屋に取りに行くのは面倒臭いので、もういっそ手ブラで向かう事に決める。 程なくして売店へと到着すると、何時ものように笑みを浮かべ、カウンターの向こうの店員に声をかけた]
(226) 2014/06/27(Fri) 04時頃
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こんにちは。 ……先日はすみませんでした。
[挨拶の後、至極申し訳なさそうな顔を作りると顔を見るなり小言を言い始めた店員に向けて軽く頭を下げる。手土産が無い分、両手を合わせてチラリと相手の顔を見やり。 暫くの間、相手の口から飛んでくる小言に申し訳なさそうち相槌を打ち――実際には右から左へと聞き流していたのだか――今度取り寄せたバターサンドを持ってきますから、と苦笑しながら伝えると、渋々ながらに口を噤んで頂けた]
分かりました、分かりました。 クシャミにはちゃんと言っておきますから…あ、煙草頂けます?
[長居して小言の続きを聞くのも御免だ。何も買わないのも気が引けたので、取り敢えずは煙草を一箱購入するとそそくさと売店を後にする。後ろから聞こえた"バターサンド楽しみにしてるよ"との声に半ばうんざりしながらも笑顔で手など振り返した。 嗚呼、また余計な出費が増えるのか。廊下まで出ると、疲れたように溜息をひとつ]
……最近溜息が多いですね。幸せが逃げてしまいますよ。
[誰にともなくそう呟き、廊下の壁へともたれかかる。ひとまず用事は済ませた。未だカルテを書き直す気にもなれないし、もう少し散策してみようか]**
(227) 2014/06/27(Fri) 04時頃
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