162 絶望と後悔と懺悔と
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涼平君……絢矢。リッキィ――
[腕に抱えた小さな子を床に降ろせないまま、傍へ。>>15>>16]
みんな、外だよ。……ここは危ない、から。 きっと、待ってる。
行こう?
(29) 2014/02/08(Sat) 00時半頃
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[涼平に頷き、絢矢と逆側でリカルダの斜め後ろについた。>>28 それが良かったのか悪かったのか――
孤児院の外に逃げる途中で、ごうと燃える天井や梁に、 黒々とした煙が満ちていく。視界はひどく悪かった。 そんな中で気付いたのだ。
無力さを思い知らせるためかも知れない、 守られて逃げる幼い方から順にいたぶってしまおうと、 舌なめずりをする鬼の存在。]
[言葉は間に合わなかった。だから体を使った。]
[振り上げられる爪と、リカルダや絢矢との間に割り込んで]
(39) 2014/02/08(Sat) 00時半頃
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[声のような、息の塊のような音を吐いて、 腕の中の幼子と諸共に、どざりと倒れた。
涼平に背中を押されて先に出たリッキィと絢矢。>>49>>45 先に自分達をも逃がそうとしてくれた涼平自身。>>40
やっと出口で。逃げられると思った瞬間だった。]
――ぇう、……
[衝撃で視界が白黒に染まる。]
(54) 2014/02/08(Sat) 01時頃
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は……い、っ、あ
[苦痛に滲んだ目は役立たずだったが、間近に悲鳴があった。 そんな風に感じた。>>53
皆だけでも逃げて――と、>>56 言えれば良かったかも知れなかったのに、 それを頭に浮かべることすら叶わなかった。]
(58) 2014/02/08(Sat) 01時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2014/02/08(Sat) 01時頃
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[血を流して倒れて動かない少年は、 大人の目には、もう助からないように見えたろう。
絢矢は、涼平は。逃げられただろうか。 腕の中に、巻き込んでしまった幼子の咽び泣く声。
絢矢の姿を探すリカルダの背に迫る女の影――>>70]
――ッだ、め !
(72) 2014/02/08(Sat) 01時半頃
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[逃げ遅れた少女に、声が届いたかは分からなかった。
いつしか、炎と煙を背にした吸血鬼が、 少年が懸命に腕に庇おうとした幼子を奪い取る。 襟首掴んで高々と掲げられた子の泣き叫ぶ様。]
……、……
[地を這うまま、首を振る。]
(82) 2014/02/08(Sat) 02時頃
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[すると吸血鬼が尋ねた。 この幼子と、少年自身。
――どちらを助けて欲しいかと。
苦痛に歪められていた顔から表情が落ちた。 それはある種、平素の表情に近付いていた。 ただ、指はがりりと地に爪を立てる。]
(86) 2014/02/08(Sat) 02時頃
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…………その子を、放し、て。
[絞り出した声に、吸血鬼はたいそう満足げに微笑んで、
(87) 2014/02/08(Sat) 02時頃
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[掲げた幼子を無惨に引き裂き血を浴び啜ったのだ。]
あ
[そして血で潤した唇で言う。 泣き声が煩くて血の量も全然足りない方を 残しておいてもしょうがないのだと言う。
答えを聞く前から結果は決まっていたと言う。]
――ぁ
う……!!
[土を握り締めて、そうして、 そこから先はよく覚えていない。*]
(88) 2014/02/08(Sat) 02時頃
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―7年前―
[孤児院に来て間もない頃だった。>>74 雨が降って、雨宿りをしたら随分止まなくて、 優しい手が迎えに来るまで動けなくなっていた。]
……おかあさん
[片手は零瑠の手を握り、もう片方の手は 色柄のきれいな、小さな縮緬の巾着をじっと握り締めている。
行先を問う声に。]
おかあさん。
[浮かべる顔は笑みと呼べるが、底に感情がないような、 使途不明と表せる淡いものだ。]
(95) 2014/02/08(Sat) 02時半頃
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[やがて孤児院の門が見えてくる。>>75 隣の、年上の少年が立ち止まるところに並んで止まり、 雨と赤、自分よりももっと酷くずぶ濡れの幼子を見た。
じっと見ていた。隣で人が倒れるという異変が起きるまで]
……、……!
[零瑠を見た。幼子を見て、もう一度零瑠を見た、その結論は、 零瑠の頭を撫でて幼子に傘を差し掛け、 孤児院に駆け込んで助けを求める事で。
その幼子が養母に助けられ、ベッドで目を覚ますまで、 訳もわからず枕元に突っ立っていた*]
(96) 2014/02/08(Sat) 02時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2014/02/08(Sat) 03時頃
落胤 明之進は、メモを貼った。
2014/02/08(Sat) 09時頃
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―回想・春雨の降る日―
[養母さんに寝室へと運ばれた幼子が目を覚ました時、 黒檀のような眼が、僅かばかり細まった。
潤んだ菫色の瞳に穏やかではない色が過ぎったから。
それは何かに例えようのない――]
……だあれ?
[問う声。 弱弱しい唇から繊細な二音が浮かぶ。>>110 少年は口許をもぞりと不慣れそうに動かしてから]
『あや』。
[初めて、幼子を呼び表した。]
(172) 2014/02/08(Sat) 18時半頃
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[熱にうなされる額を、自分が病の時のように撫でる。 すると、幼子は微かに表情を緩める引き換えに、 切々としたものを浮かべるように思われた。>>111
やがて熱が下がり、雪に後戻りしたかのような すっかり真っ新になった笑顔に、手を握り返して―― 霧のように微笑み返して、そっと首を傾げた*]
(173) 2014/02/08(Sat) 18時半頃
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―回想・直円について―
[直円が穏和で、明之進もそうであったから、 活発に庭を駆けまわる子供達とは別に、 彼に遊んでもらう事も、他より多かった。
初めて昔話を読み聞かせてもらった時は、 冒頭から結末までぴっとりと傍にくっついて離れず、 微笑んでその声に聴き入っていたものだ。
ただし、『おしまい、おしまい。』と告げる声がして、 やや時間が経過してから、そのままの表情で 深く首を傾げたのだが。
――直円が初めて選んでくれたそれは、 聡明でない少年には難し過ぎたのだ。
以降、彼はもっとやさしい物語を選んでくれるようになった。 読書会に行くようになるまでは*]
(183) 2014/02/08(Sat) 19時頃
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―回想・キャロライナについて―
[初めて二人でお使いに行く事になった。>>118]
[言動がとろとろしている所為で、壁に穴が開くような やんちゃな遊びにはなかなか追いつけない。 そのせいか、ほんの一時期、男児たちの遊びを ぼんやりとみているだけだった事がある。丁度その頃]
……キャロ君。
[四つ角で急に立ち止まって、先を行く少年を呼び止めた。 明之進の顔はキャロライナが進む方とは明後日を向いている。
視線の先を、茶色い猫がのんびり歩いていた。
早く来ないと置いてくぞ、と一蹴された。
自分より重い方の買い物袋を抱えたにんじん色が遠ざかり、 少し速くした足取りで彼に追い着く。]
(195) 2014/02/08(Sat) 19時半頃
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――キャロ君……帰、ろう?
[当たり前だろ、と言った風に返されたような記憶がある。
後ろを振り返った。やっぱり、早く来いと呼びかけられた。 しばらくうろうろと視線を彷徨わせたが、 最後までキャロライナは明之進を置いて行かなかったし、 日がとっぷりと暮れてから二人でただいまを言った。
因みに養母さんからお小言をもらうのも二人一緒だった。]
……ごめんなさい。
[明之進がぼーっとしてたからだ、と言われ。 ひとのせいにするんじゃありません、と言われ。 キャロライナと養母さんが言葉を飛び交わさせる中間で、 ぺこん、と頭を下げた。
次の日、彼が飴玉をひとつくれて、 それから男児たちの遊びも見ているだけじゃなくなった。*]
(196) 2014/02/08(Sat) 19時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2014/02/08(Sat) 20時頃
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―回想・サミュエルについて―
[自分と同じ歳の子が来た、と養母さんから聞いて、 実はちょっと期待していた。 仲良くしてあげて、とも言われていたものの、 明之進が試みた行動が功を奏していたかは今でも不明だ。]
……これは、なに?
[指差した緑色の苗。 野菜を丹精する手つきを見ているのが興味深かったのを 今でも覚えている。>>194 身の上話も、そこで聞いた]
(200) 2014/02/08(Sat) 21時頃
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お母さん、が……病気で。
[死というものをきちんと理解したのは、もっと後からで]
お父さん――? は、いない。
[父というものの存在を知ったのも、孤児院に来てからだ。]
お母さんは、きれいで、優しい……かった。
[母のことを、少しずつ過去形に出来るようにもなった。]
……、……
[そこで懐に手を置き、少し考える。 父というものの存在を知って、思い出したのは この形見の手鏡を見つめて、母が誰かを呼んでいたこと*]
(201) 2014/02/08(Sat) 21時頃
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明之進は、アヤワスカ達のことが脳裏をよぎった。
2014/02/08(Sat) 21時頃
落胤 明之進は、メモを貼った。
2014/02/08(Sat) 21時半頃
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―回想・円について―
[何かある毎、少年が取り出す縮緬の巾着に 小さな女の子が興味を示したのは、 染付の色柄がきれいだったから、なのだと思う。]
だめだよ。大事、だから……
[下から伸びる手が届かないように腕を高く上げると、 ちょっとだけ、ちょっとだけ、とねだる声が響いた。]
……ちょっと、だけだよ。
[締めた口紐は自分の指に絡めたまま、触らせてあげた。 その絹地の上等さを少年が知っている訳もないが、 こんなに手触りの優しいものは、他にめったにないと思う。 もし取り上げられたら正直泣いてしまう。]
(226) 2014/02/08(Sat) 22時半頃
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[巾着の中身が何なのか、外で口にしてはいけない、 決して誰かに見られてはいけないと、 母にかたく言い遺されていた。 だから、巾着の事を知っている子はけっこういたが、 孤児院に来てから、中身を取り出した事はなかった]
でも、
[ふくふくと笑う円の顔を見ながら思った。 もう、ここが家で、皆が家族なのだろうかと。]
みんなには、見せても、いいのかな……
[ぽつりと呟いて、窓の外に向けて首を傾ける。 その答えをくれる人がここに来る事はないけれど、 いつか、それも許されると思えるようになるだろうか。*]
(227) 2014/02/08(Sat) 22時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2014/02/08(Sat) 22時半頃
明之進は、ミナカタはまた怪我をしていないだろうかと考える。
2014/02/08(Sat) 23時頃
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―回想・零瑠について―
――ひいらぎは、どんな冬?
[冬の木と書く、と教わった直後に返した言葉がそれだ。 正確には柊は木である。冬ではない。 刺があるから鬼が嫌って寄り付かないのだと言う。]
とげとげ……
[まだ幼い両の掌を見た。そして零瑠を見上げた。]
…………鬼じゃなか、ったら、大丈夫?
[感情のない黒檀と小さな声だった。*]
(243) 2014/02/09(Sun) 00時頃
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―回想・周について―
[周の声を聞いて、使途不明の微笑とともに頷く。>>241 ここに来たばかりの頃、周は怖そうな子だったが、 つい最近、外の子供が円たちに悪さをするのを 追い払ってくれたのだと、人づてに聞いていた。
ただ、手はこっそり巾着を包み隠そうとしていたりする。 続きの言葉に、動きを止めて彼を見つめた]
……袋。
[手の中の巾着を見下ろす。 多分、訂正された。この場合はお母さんの事である。 くるりと向こうへ行く背中に、きゅっと裾を掴む。]
(263) 2014/02/09(Sun) 01時半頃
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周君は、お母さんが、いない……の?
[父は知らなかったが、母はとても優しかったから、 ――少年の記憶ではそうだったから、 周が母を知らない事はとても寂しいと思った。
そうした内面の思いはいつも表れない顔であった。 外の子供には気味が悪いと陰口される無色の笑み。
周も外から来たばかりだから、同じように感じるだろうか。 しかし、同じ孤児院の家族には好かれたいとも思った。]
お母、さんはね、優しくて、頭を撫でてくれる、よ。 ここに、住んでいる皆と……同じ、温かいんだよ。
[結果、周の頭を撫でようと試みた。 身長差で可哀想な事になったのは否めない。*]
(264) 2014/02/09(Sun) 01時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2014/02/09(Sun) 02時頃
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―回想・零瑠について―
[帝都は雪が少ない方だから、吹雪の絵に震え上がった。>>260 けれど、この一面の雪も、春になったらすっかり解けて 水になって花が咲くのだという。
零瑠が見せてくれた細い棒に、これは何かと尋ねたら これが春に咲く桜だと教えてくれた。 母と暮らしていた頃、出かけた時に遠目にした 薄紅色のもくもくしたものとは違う気がしたが、 彼が言うなら、そうなのだろう。 大事にしていると聞いて、近しい気持ちが湧いた。]
……大丈夫。
[ほっと息をついたら、髪をくしゃくしゃと撫でられた。 それから、擽られたら珍しく悲鳴を上げてのたうった。 子供特有のしなやかな体は妙な方向に反ったり捩ったり、 顔も、笑みがひきつれて妙な事になっていた。*]
(298) 2014/02/09(Sun) 03時半頃
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―回想・リカルダと零瑠について―
…………あめ。
[部屋の中に降っていた。>>207>>282 幾度も書いて散らされた『希望』の二文字。 右手と左手に一枚ずつ拾った。どちらが書いたか解る。]
僕、これ、……好きだな。
[感情ない顔で呟いて、両方の紙を大事に重ねた。 丁寧に畳んでしまっておくつもりだった。 駄目だと言われたら――諦めるけど
きっとそれも炎の渦に消えた。*]
(300) 2014/02/09(Sun) 03時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2014/02/09(Sun) 04時半頃
落胤 明之進は、メモを貼った。
2014/02/09(Sun) 15時頃
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―回想・サミュエルについて―
[黙って首を横に振ると、食堂に微妙な空気が流れた。 これまで好き嫌いをした事がなかった子供が、 初めて何かを食べる事を拒絶した。
サミュエルが作った野菜が初めて食卓に載った日の事である]
……、……
[態度の変化に、好き嫌いを窘める声よりも なんで? と疑問視する声が多く上がった。 だから言った。]
かわいそう
[小さな畑を手入れして育てた事を知っていた。 知ったから、今まで食べて来たその他の全部が そうやって、誰かが大事にしてきたもののように思えた*]
(346) 2014/02/09(Sun) 15時半頃
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―回想・周について―
[伸ばした手は、額に当たる。>>286 苦笑したような周の言葉に、一度は唇を結ぶ]
……で、でも。いつか。
[膝を曲げて貰わなくても手が届くようになるから、 という意味の、文脈上残念な回答をしつつ。 少し緩んだ口元を目敏く見つけて、嬉しかった*]
(376) 2014/02/09(Sun) 17時半頃
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―回想・円について―
[中身を尋ねられて、返答に窮した。>>368 うまい答えでさらりとかわす、なんて芸当は出来ない。
その間、純真な眼がこちらを覗き込んでいるけど、 やがてにっこりと笑ってそれを返してくれた]
ありがと……円は、やさしい。
[ぽんぽんと抱き締めて頬ずりすると、とても温かい。 そう、家族にさわっている感触は、とても*]
(377) 2014/02/09(Sun) 17時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2014/02/09(Sun) 18時頃
落胤 明之進は、メモを貼った。
2014/02/09(Sun) 18時半頃
落胤 明之進は、メモを貼った。
2014/02/09(Sun) 18時半頃
明之進は、ミナカタの背に、少しは追い着けただろうか――**
2014/02/09(Sun) 18時半頃
落胤 明之進は、メモを貼った。
2014/02/09(Sun) 20時頃
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―回想・サミュエルについて―
[目を泳がせたサミュエルの言葉に、一拍おいて>>398 深く深く首を傾げる。 ――別に、野菜は嫌いではない。 その一言が咄嗟に出ない性質だった。
それに加えて、明之進はあまり頭がよいとも言えず、 恐らく孤児院の中でも、ものを知らない子供だった。
かつて、母は明之進をあまり外に出したがらなかった。 外へは必ず母と一緒に出て、友達という存在も覚えがない。
皿から鍋に戻していくサミュエルの背中をひたすら見つめ、 後で養母さんにお小言をもらったのは言うまでもなかった。
多分サミュエルも、皆に好き嫌いをさせないようにと 養母さんからのお願いが行っただろう]
(410) 2014/02/09(Sun) 20時半頃
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[『いいがら、野菜をぐえ』>>198
やがて彼の野菜攻勢は手を変え品を変えて始まった。 残さず食べた方が喜ぶのだという事も知った。
なんとなく、それまで明之進の中で宙に浮いていた 『いただきます』と『ごちそうさま』が 畑で屈んでいるサミュエルの背中にぴとりと着地して、 野菜が嫌いな子供達もきちんと食べられるだろうかと 最後までじっと見守っているようになった*]
(411) 2014/02/09(Sun) 20時半頃
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