238 聖痕の空〜Knockin' on heaven's door〜
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だが、
お前はどうする? 一緒に来るか、ここに残るか。
俺としては、 …そうだな、後者の方が有難い。
[まきこんで怪我をさせては元も子もない。 しかし、付いて来ると言うのなら止めはしないし選択は彼女に任せようと、母に似た大きな瞳を覗きこんだ。]
(0) 2015/09/18(Fri) 00時頃
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/*
なかのひとはつげんオッケーだよね?
お疲れ様でした
地下軌道 エフは、メモを貼った。
2015/09/18(Fri) 00時頃
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[ バチ―― ィィ… ンッ ]
[そして再び、三黒の聖痕と太陽≪サイモン≫との回路が、繋がった気がした。 流れ込んで来たのは龍山の家の聖痕の意志と、 その居場所。
遥か向こうの方で感じた龍の気配を感じ取り、向かうべき場所は恐らくあちら。]
(14) 2015/09/18(Fri) 00時半頃
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分かった、 連れてく。
[彼女は、百洲の大人の、血や当主の操り人形などでは無い。 与えられた使命でも役目とは違う、強く自分の意思を示す少女>>1に満足げに頷くと、触れていた手をそっと離して。]
ほら、行くぞ。
[しゃがんだ体制のまま背を向ければ、それがおんぶだと言う事ぐらい分かるだろう。]
(15) 2015/09/18(Fri) 00時半頃
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―天界・龍山の城―
[天蓋付きのベッドに、横たわる快流。
そして、彼の傍には、実体の龍王が傍に居た。]
『すまなかったな、快流……』
『おぬしには、重荷を背負わせた……』
[辛そうな表情の、龍王。
快流は、まだ目を覚ます気配は無い*]
地下軌道 エフは、メモを貼った。
2015/09/18(Fri) 00時半頃
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…失礼な奴だな。 俺はまだ、そんな歳じゃねえぞ。
[一応、同世代の奴らよりか鍛えているつもりではある。 標準女性サイズの七緒を平気で片手にぶら下げるくらいには。
黒い男がおんぶとか言う行為をするのは、残念ながら今日が初めて。 世間一般的な物と食い違っていやしないか。抱えてからめぐらす数秒の思考に、気遣いというジャンルはどうにも足らぬまま、 背に温もりを感じれば尻を抱え、少女のOKの返事も待たず立ちあがった事だろう。 急に上がった視線の高さに、さて少女はどんな反応をしたか。]
…首に、腕回して捕まってろ。 飛ばすからな。
[飛ばす。とは、つまり先ほどの様にビルの屋上を駆けていくと。 言うが早いか一度目の跳躍は随分大きく、しかし足元から伝わる熱は、少女に考慮したのか温度は低い。
おんぶをすると言いだしたのは身体を気遣う為でもあったのだが、 生み出す炎に巻かれて、彼女が火傷を負わぬよう手元に置いておきたかったと言うのも随分大きい。]
(28) 2015/09/18(Fri) 01時頃
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――そうだな、龍山、は、
[天に上がった彼の死の証明と、サイモンから繋がる、龍山家の聖痕の強い存在。 炎と共にコンクリートの森を駆けながら、背負った存在と幾つかの言葉を交わして。 向かう先は、まさに龍山の色が消えたその方向。 自分は仰代の気配を察知して動いている訳ではない。 だから動かれてしまえば終りなのだと、龍山の聖痕の気配から、僅かな仰代の気配を読み取って。]
麗亞は、 …そんな話方する奴じゃあ無かったと思ったんだが、な。
[麗亞であって、麗亞でないのか? 柔和な少女を思い浮かべてもやはり裏切りの可能性は不安と揺れるばかりで、少女の伝える声の口調も、やはり同じように麗亞のたちいちをブレさせるもの。]
(32) 2015/09/18(Fri) 01時半頃
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地下軌道 エフは、メモを貼った。
2015/09/18(Fri) 01時半頃
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そうか。
なんか、 …気味が悪ィ、な。
[>>35感じたのは少女への不審などでは無く、むしろ麗亞への強い違和感。 猫でもかぶっていたのか。 それとも別の者が麗亞になり変わっているのか。 裏切りの声を聞かぬ自分では皆まで判別できず、強い念の混じる言葉に眉をひそめて、しばし考え込んだとしても答えは出ない。
のだったが。]
なんだアレ。 日向、捕まえてくれ。
[見た所、幸々戸の式か。 はて、伝令か何かでも送ってきたのだろうか。ふわり舞う赤い鳥>>34を焼かぬよう火力を抑えて、しかし足は止まらず自身の両手は日向で埋まっている。 少女が幸々戸を好かぬ事は十も承知ではあるものの、捕獲は少女に丸投げとしよう。
式を捕まえれば何か分かるかと少女に問い掛けて。生憎自分は、そちらの術式には明るくない。]
(37) 2015/09/18(Fri) 02時頃
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[ ガァ ン ――――――――!!!! ]
(46) 2015/09/18(Fri) 02時頃
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…あっちも、おっぱじめたみてーだな。
[その銃声が響いたのは一体どこか。 屋外であろうと屋内であろうと、地下であろうと地球の裏側であろうと。 何処に居ても己の耳に飛び込んでくる、煩い白の銃声を耳に聞きながら、ビルの屋上を駆けていく。]
(47) 2015/09/18(Fri) 02時頃
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[直、仰代と秋津の両者にも、黒い男の放つ火柱等が見えてこよう。 それでなくとも小規模な爆発を幾つも起こし向かう炎使いは随分煩く、それが二人の話を中断させることになっても、それは男の知る所ではない。]
(48) 2015/09/18(Fri) 02時頃
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地下軌道 エフは、メモを貼った。
2015/09/18(Fri) 02時頃
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[どうやら、赤い鶴は通達用の式では無いらしい。
しかし、ならばこれは何なのだと使用用途の分からぬソレに首をかしげ、 説明書ぐらいついてないのかと伝え探させても、そんな物はおそらく存在しない。
だが悪意を感じる事がない>>51のならいずれ何かの役に立つ時が来るのだろうと、収納場所については納めようと奮闘する少女>>53にお任せした。 多分、コートの胸の内ポケット等が空いている。]
(54) 2015/09/18(Fri) 02時半頃
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エフは、イアンの気配も鶴から感じるな、と。
2015/09/18(Fri) 02時半頃
地下軌道 エフは、メモを貼った。
2015/09/18(Fri) 03時頃
[私は泣き濡れ、そして溢れる雫は頬を伝い昏い世界に細波を齎す。
されどここには今、玉露さんとわたしだけ。
カイちゃんがいない。
カイちゃんの命の燈火、消えるのを確かに、感じたのに。
其れなのに――ああ、貴方がいない。
同時期に消えたもう1つの魂の行方も知らず。
私は唯、謝り啜り泣くのです*]
/*斎さんもカイちゃんもおつかれさまなのですよ、とactで。
地下軌道 エフは、メモを貼った。
2015/09/18(Fri) 03時半頃
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…――取り込み中だったか?
[それは、彼女らの会話のどのあたりだったか。
炎を纏った男が着地したのは、二人に火傷を負わせぬギリギリの場所。それでも纏う熱は周囲の温度を上げて、敵意こそない物の周囲にはほんの少しの火の粉も混じる。 男が物騒なのはいつも通りの事なのだが、今日ばかりは少し様子が違って、 背後から小さいのがひょっこり覗いてしまえば、その物騒さも数割減と言ったところか。
しかし麗亞と対峙しているようにも見える七緒の存在を確かめれば、何事かと二人の女を慎重に見比べて。 勿論その間、その背に日向を乗せたまま。 どうにも下ろすタイミングを見失ってしまったようだ。
かける声に敵意は無く、それでも警戒の混じる声色は少々冷たい物だったかもしれない。]
(56) 2015/09/18(Fri) 03時半頃
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地下軌道 エフは、メモを貼った。
2015/09/18(Fri) 03時半頃
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ちげえよ。
[割と、不快そうに即答した。]
(58) 2015/09/18(Fri) 04時頃
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[客観的に見れば妙な組み合わせというのは自分もきちんと承知の上で、しかし其れを指摘されれば不快感を露わにせざるを得ないと言う物。 思いっきり眉間にしわを寄せながら、やっとしゃがみ込み背中の子供を地面に下ろして、 …七緒を地面に下ろした時より丁寧なのは、七緒が気付けば気に入らぬ個所ではあると思うのだが。]
で、何だ。 ケンカか。
仲間割れなら後でやれよ。 大須賀がアッチの方でアホみたいに暴れてる。
[アッチ。 と、来た方を顎で指し示し、ロボットの激突があった事は特に言わずに。 視線は麗亞を捕らえたまま。何せ、用事があるのは此方の方。 「仲間」という言葉を強調する口ぶりに、さてこの女はどう言った反応を示すのか。]
(59) 2015/09/18(Fri) 04時頃
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へえ、七緒が?
そりゃあ中々、 ………面白い。
[やはり、普段と変わらぬ麗亞のままか。 いきなり尻尾を出してくれるとは思っていなかったが、単純な相手ではないとなるとやはり少々面倒くさい、か。 自分は元々まどろっこしい事は総じて嫌いであるが故。尚更この問答は、面倒くさく、回りくどく、好く事はない。
世間話のついでの様な口ぶりのまま、 男は面白いと僅か笑ったものの、己の位置は日向の前。つまり背に少女を隠すよう、視線は華奢な麗亞から外れる事はない。
チリリと、 収まった筈の火の粉が再び舞う。]
そうそう大須賀がな。
なかなか派手に暴れやがってよ、 土御門を殺して、聖痕を奪っちまった。
(61) 2015/09/18(Fri) 04時半頃
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[あくまで、口調は世間話のように。 外さぬ視線を鋭く刺して、口元は笑っていても目が違うのは、 どうにもやはり、この工程が自分には向いていないから。]
どう思う? …ま、どうでもいいか。 お前は大須賀とは関係ないしな。
[どうでも良くない事柄をどうでもいいと吐き捨てて、しかし七緒と日向と、二人の反応は今はどうでもよく。]
それより、だ。 俺はお前に聞きたい事がいくつかあってよ。 七緒との喧嘩は後回しにしてくれると、助かるんだが。
[表情は、変わらず。 喧嘩腰が混じるのは、七緒とぶつかったときと全く同じ。]
(62) 2015/09/18(Fri) 04時半頃
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聞きたい事ってぇのは、
…日向の傷の手当なんだが、 あれ、なかなか面白い事になっててよ。
[それは、切り刻まれたにも拘らず、奇妙な程無傷なままの少女の腕。 何も無ければいい。 それなら、何も構いやしないのだ。
けれど、]
ちょーっと治りが良すぎる気がするのは、 俺の気のせいじゃあ、
ねえだろうよ。 違うか。
(65) 2015/09/18(Fri) 05時頃
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[様子の変わらぬ女を見据えたまま、火の粉は徐々に数を増して。 さて猫を被っているのか、それとも本当に何も知らんのか。そこについてはやはり、自分で判断はつかぬまま。
…なのだが、彼女はやけに、冷静すぎる。 誰が裏切り者か分からぬこの状況。互いの立ち位置がわららぬ自分と麗亞では、少し間違えば此方が裏切り者と解釈されても何もおかしい事は欠片もない。 だというのに防御や弁解、逃亡を行う様子は欠片もなく、其れが強い違和感となってその場に満ちる。 自分と麗亞と、明らかな力の差がある事は歴然で、この女はそれが分からぬ程頭の悪い人間では無かった筈だ。]
ああ、これは業務連絡だが、 馬鹿やってる連中のメンツや人数が知れてな。
裏切り者は三人。 紫藤と大須賀、あと一人。
もう一つ付け足すなら、お前以外の当主は、全員シロだ。
…で、龍山は何処行った?何で七緒と揉めてる? お前が殺したとか、そう言う話じゃねえだろうな。
(66) 2015/09/18(Fri) 05時頃
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それと――…
(67) 2015/09/18(Fri) 05時頃
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『小僧の恨みなぞ、引き受けていられない』 『今日まで地にて受けた苦しみ、 小爪の先一つでは済ませない。』
…っつーのは、 何だ?
[付け足したのは、日向から聞いた、彼女らしき者の声。]
(68) 2015/09/18(Fri) 05時頃
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…もう一度言うぞ麗亞。 テメェ以外の当主の全員が潔白だ。
それに対して、弁解や反論はあるか。
[黒い男と後ろに控える少女を中心として、明らかな敵意を交えた炎が舞う。
自分は問答には向かん。冷えるどころか上がり続ける頭の温度と呼応するよう周囲の炎を燃やして、 しかし冷静さを失っても腕が落ちる事がないのは、戦いを是とする三黒の当主の力。
黒銃は、いつでも抜ける。**]
(69) 2015/09/18(Fri) 05時頃
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地下軌道 エフは、メモを貼った。
2015/09/18(Fri) 05時頃
地下軌道 エフは、メモを貼った。
2015/09/18(Fri) 05時頃
…そう。ですか。
貴女が、天の門を開こうとしたのですね。カイルくんの為に…
[少女の告解を静かに聞き]
何てことを。
私も天の門について詳しく知りえませんでしたが、確かに門が開かれれば世界は変わらざるを得ないでしょう。
けどね、アヤメちゃん。変わったとしても世界は優しくなんてなりません。その変わった分、歪な帳尻を合わせるように優しくない不幸が訪れるでしょう。
[現在、守るために都市を壊し、守るために闘う者たちのように。12柱の当主として厳しい言葉をかける。
けれど、この場所で自らごめんなさいと涙を流す彼女はもうそれを理解っているから]
けれど、アヤメちゃんは勇気があるわね。
たったひとりを選ぶことも
辛いことを辛いと言えるのも
「強さ」だと思うわ。
そういうまっすぐな気持ちが、少しだけ世界を美しいって思わせてくれるから。
私は好きよ。アヤメちゃんのこと。
私が臆病で意地っ張りだから、選べなかった色よ。
[世界は優しくない、けどそれゆえに美しい。
私は、この騒動を起こした一人である彼女のことを、ゆるしたい]
巻き込まれたなんて思ってないわ。私は、私の人生を生きたから。
[そうして、私も、すきなひとがいたの、と囁くように誰にも言えなかった恋の話をした。もう、時効でいいでしょう?*]
|
[それは、 百洲と三黒、混ざり合う筈の無い二人の当主の血が混ざった事による異常反応。
三黒の血は術に疎い。 しかし太陽≪サイモン≫と繋がった今ならば、それを察知>>3:206する事も容易となろう。 能力に長けた母の血>>3:198はその異常を形にし、その二つが合わさり、施された治癒はエラーとなって少女の身に現れたのだ。
目には見えずとも確かに二つの血は少女に流れ、 力は少女に流れ、三黒や、それに繋がる太陽≪サイモン≫の力の一部も、その気になれば彼女も使う事が出来る筈だろう。
しかしその全ては、二つの血が合わさってこそ。 三黒の血しか持たぬ男が自身の異常>>80を察知する事は叶わず、恐らく全ては、仰代の当主の思惑通り。]
(84) 2015/09/18(Fri) 17時半頃
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知らねえって言えば、言い逃れができるとでも思ってんのか。 それはちょっとばかし、虫が良すぎるな。麗亞。
[>>80まさかそんな反応が出ているとは夢にも思わず、指摘するのは目に見える少女の反応のみ。 施された物が別物と気付く事は無く、故に、全てに気付く事は出来ない。]
(85) 2015/09/18(Fri) 17時半頃
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…まあ、 それを言われちゃ確かに痛い。
[確かに自分の推理に穴は多く、彼女の言う「信じたい」との希望>>82で保っている部分は少なくは無い。明確な証拠がある者も居るには居るが、幸々戸、そして日向などは確かに自分の判断だけで信じているような物だった。 それでも、だとしてもこの二人は違うのだと、強く言いきることができるのは、 幸々戸は白が、 日向は己が、 それぞれ強く守りたいと思っている者達なのだから。]
けどな、お前だけ何の尻尾もねえのは、気に食わん。 俺なりに色々考えた結果、 お前一人、今回の件について信じていい理由が綺麗にねえんだよ。
[龍山の潔白はサイモンが。それと争う紫藤の裏切りもまたサイモンから。 紫藤を同じ側と謳う大須賀は土御門を殺し、あの時土御門を庇った秋津は恐らく無実。 土御門に聖痕を預けた蝶野も、現在大須賀と争う幸々戸や白も、同じ様に此方側だろう。]
(86) 2015/09/18(Fri) 17時半頃
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[残った奴は一人だけ。 仰代家当主、仰代麗亞その人である。
裏付けるのは日向の齎した「声」の情報だけだったが、己が少女を信じる事に、一体なんの疑問を覚えよと言うのか。]
(87) 2015/09/18(Fri) 17時半頃
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どの道お前は、 大須賀が死ぬか降伏するか全部吐くまで拘束対象だ。
[裏切り者と断定する材料は確かに少ない。 だがそれと同時に、仲間だと信じる事が出来る材料も少ないのもまた事実で、 普段の治療の借りをいつか返したくもあったのだが、こうなってしまっては仕方ない事。
もしこの疑惑が誤解であろうとも三黒と仰代の関係が拗れるだけで、今後天の門を管理し護り続けていくことに何一つ問題は無く、 更に言えば日向の言葉を信じる自分にとって、その領域はいらぬ心配でもあるのだから。]
俺は、お前を裏切り者だと思ってる。 火傷を負いたくなかったら、抵抗なんて馬鹿な真似は止せ。
妙な行動してみろ、 手足の一本や二本、一瞬で炭に変えてやるからな。
[男が、動く。 黒い靴が一歩踏み出せばそれに応える様に炎が舞い、周囲の景色を陽炎が揺らす。
一歩、二歩と静かに近付く靴音は、今は紅に塗りつぶされて。]
(88) 2015/09/18(Fri) 17時半頃
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[戦えぬ仰代の家の彼女であるならば、そろそろ根を上げてもいい頃だ。 抵抗なんてされてもきっとそれは可愛い物で、どの道此方の力の方が上回る。
首をかしげる弱い女に喧嘩を売るのは僅か心が痛むものの、其れを理由に止めてやれる程、自分は彼女を許しては居らず。 こうも腹が立っているのは、彼女が裏切ったからではない。 天の扉等、自分にとってはどうでもよかった。
自分が怒っている理由。それは、後にも先にもただ一つ、 麗亞が、日向に手を出したからだ。**]
(89) 2015/09/18(Fri) 17時半頃
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地下軌道 エフは、メモを貼った。
2015/09/18(Fri) 17時半頃
地下軌道 エフは、メモを貼った。
2015/09/18(Fri) 17時半頃
うん、そう。なの。
――彼が望まないこと。だったけれど。
それでも私は、彼を傷つけるであろう世界が、怖かった。
カイちゃんがいつか、死ぬのが怖くて。
[禁忌だとわかっていても。私は世界を変えたかった。
そう言い募る私に、気高く優しき麗人は、告げる。
扉を開けた世界が、全てを叶えてくれるとは限らない事。
理解はしていた。当主としての務めも。
開けた後のリスクも。
――でも、一番そのあおりを受けた貴女が。
貴女の声は子供に言い聞かせるように。
憎しみをぶつけられても仕方ないとも思っていた。
厳しき言葉をかける声。それは投手としてのもので。
ああ、強くて美しい人だ。
心根も、何もかも。
起こりうることもなかったであろう可能性を信じず、
己が願いのまま行動し、結果こうした争いを巻き起こしてしまった。
後悔する私を諌める声は、厳しくも温かい。]
[そして。勇気がある、と告げるその声に。
私は大粒の涙を零したのです。]
玉露、さん。
……わ、たしは。
―――――わたしは……――
わたしも、好き。玉露さんの事も、日向ちゃんだって、
カムイ君だって、斎さんやリッキィ、史夏さんのことだって。
みんなの、こと、好きだったよ。
優しくて、楽しくて、悪い子コンビが馬鹿をやるのを眺めて。
そんな日常も、大切だって、おもって、たのに。
[それでも、選びたい思いがあって。
その結果を起こした事。誰かを傷つけ、悲しませ。
大切な人をも傷つけたこと。
それが、哀しくて、辛くて申し訳ないと。
強いという、貴女を死なせてしまった事が、とても悲しくて。]
……玉露、さぁん……
[私は彼女に抱き付き、涙を流しました。
でも、耳に届いた彼女の秘めた恋の話。
それは、私がカイちゃんに抱いていたものと同じ様な、
キラキラ輝く美しいもので。
私は彼女の顔を見て。
素敵な恋ねと、泣きながら微笑んだのです*]
エフは、オーレリアを睨みつけて。
2015/09/18(Fri) 21時頃
地下軌道 エフは、メモを貼った。
2015/09/18(Fri) 22時頃
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[彼女の精神の強さは、確かに普段から買っている箇所ではある。しかしそれが相手に回るとなるとこうも手ごわい物だとは、本日初めて知る所で。
舌打ちを、一つ。 それが彼女に聞こえたとしても何ら不都合は無く、むしろ機嫌の悪さを伝える其れで男の我慢の限界が近い事を伝えられただろうか。 自分は気が短い。 ダラダラとこんな話をしに来た訳ではない。
早く日向に施した得体の知れぬ術を解けと言いたい所ではあるものの、コイツにもう一度任せるなんてリスクを冒す事は出来ず。 結果取る行動は拘束と。 もしくは始末とも考えていたのだが、白々しい態度を取る限りそうも行かず。
距離を、つめる。 舞う炎は目の前に。それでも微笑む女>>91が動じないと言うのであれば、此方も次の手に移らざるを得ないだろう。 脅しでは無い、強硬手段に。]
(119) 2015/09/18(Fri) 22時頃
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[女の細腕を、力任せにつかんだ。
白い腕を折らんばかりに捻り上げた手は徐々に温度を上げ、直に火傷までの熱さに達する事だろう。 掴む黒い手には紅色の炎が揺れており、 それが女の服や皮膚を焼く事は無かったものの、脅しとばかりに時折その白い肌を舐めた。]
…物騒で悪かったな。 裏切り者じゃないってんなら、 このまま大人しくしててくれりゃいい。
[上≪天の扉≫のゴタゴタが終わるまで、何処か別の場所で静かにして居て貰おうか。 大人しくと言う物の掴む力は酷く強く、火傷の前に痣でも残りそうな男の握力は、恐らく彼女がどんな反応を示そうとも、恐らくそのまま。
直、温度は熱した金属のように上がっていく。 手に纏う炎もまた大きくなり、女の美しい髪を焦がそうとも、気にしてやる義理は一切ない。 拷問の火に薪をくべながら、男は静かに見下ろして。]
(122) 2015/09/18(Fri) 22時頃
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地下軌道 エフは、メモを貼った。
2015/09/18(Fri) 22時頃
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そうだな、 多分大須賀の馬鹿を何とか――……?
[…なんだ? 不意に、掴む手の違和感に視線を手元へと滑らせれば、それはそれは、奇妙な物>>125が見れただろう。 掴んでいる筈なのに、掴んでいない。 幾ら力を込めても、自分の指と女の手の間の空間は広がるばかりで。]
お、まえ、 一体、何して…、
[普段レンズの奥でだるそうにしている目を驚愕に見開いて、見上げる女の大きな瞳は、
――笑っている。
得体の知れぬ感覚に冷や汗が滲むと同時、空いた片方の手が伸びたのは懐の黒銃で。 何の妨害も無ければ至近距離で発砲するそれではあるものの、さて、そもそも抜けたかどうか。]
(130) 2015/09/18(Fri) 22時半頃
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エフは、オーレリアに対し目を見開き見つめ。
2015/09/18(Fri) 22時半頃
地下軌道 エフは、メモを貼った。
2015/09/18(Fri) 22時半頃
……ん。
[ぱちり、と目を覚ます快流。
外傷だらけで、痛々しい姿だったが、龍王の力で、その傷もふさがりかけていた。]
『目が覚めたか』
[語りかける龍王。]
俺……俺は、何を……。
[彼の記憶の欠如。
それはどこまで影響を与えているのか。]
|
ッ―――!!
[>>132走った痛みに、握りこんだ銃を弾かれる。 視界に捕らえたのは確かに彼女の獲物で、こんな器用な事が出来たのかと記憶を更新しても、食らってしまってからでは既に遅し。 ホルスターから半分程抜き出した銃をそのまま地面に取り落として、重い金属音が地に落ちたとしても、今は拾う余裕は、無い。]
…悪ィが、防御なんてチンタラした物、 ウチの家は興味無くてよ。
[怖いのは、どっちだか。
怪我は無い。指は折れて居ない。銃は握れる。 それでも弾かれた手は衝撃に痺れを覚え、黒銃は地面の上だ。 女の腕を握り損ねた手はそのままに、手に纏う炎の火力を幾らか上げても、さてダメージが通るかどうか。
見なれたワイヤー>>144が女を絡めると同時手を離し飛びのけば、 銃は相手の足元に取り落としたまま、拾う余裕は今は無く、
それより。]
(150) 2015/09/18(Fri) 23時頃
|
|
これは抵抗と見ていいんだな。 なら、
(151) 2015/09/18(Fri) 23時頃
|
『大丈夫か。 おぬし、名前は分かるか?』
[そう、問いかける龍王。
快流は、布団の端をぎゅっとつかみ、うつろな表情を浮かべる。]
……分からない。
何も、思い出せないんだ。
[戦いは、彼の名前をも奪ってしまった*]
|
燃やされても、文句はねえよなぁぁッ!!!
[女から、距離を取る。 落とした銃は一丁で、しかし此方にはもう一丁。 無事な方の手で片割れの黒銃を構えると、]
七緒ォ!日向ァ!伏せてろ!!
[放ったのは普段と同じ、炎を纏った一発の黒い弾。 しかし威力は段違いで、殆ど火球に近い紅を纏ったソレのスピードは、核である銃弾と同じくして。 巻き起こる熱風だけでも凄まじく、 周囲の酸素を燃やしながら、一直線に女に迫る。]
(153) 2015/09/18(Fri) 23時半頃
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地下軌道 エフは、メモを貼った。
2015/09/18(Fri) 23時半頃
|
…チッ、平気か。 結構威力上げたんだが、なあ。
[さて、仲間二人の防御体制は間に合ったか。 熱の灯った銃口を笑う女>>162に向けたまま、眉間に一層の皺を刻みこむ。 …対人での威力を越えていたと言うのに、こうも簡単に阻まれるとは。
紅に照らし出された彼女はまるで、地獄の業火の中で笑む悪魔か鬼のようで。]
日向、アイツの言う事は聞かなくていい。 どうせしょうもない戯言だろ。
[かつて悪魔と謳われて居たのは俺≪三黒≫だと言うのに。 人を唆し誘惑し、引きずりこみ、堕落させる悪魔その物の様な女に、静かにしてろと放ったのは先より威力の低い弾。 引き攣る皮膚に表情を乱す事はなかったが、違和感の見える動作の端々は、きっと女の知れる範囲。]
(170) 2015/09/19(Sat) 00時頃
|
|
心配するな。 お前は何にも、悪くねえ。
俺が保証する。
[それじゃ、駄目か? 銃口は未だ女を捕らえて。しかし瞳は、アレの面影を残す少女>>173を優しげに見つめていただろう。 戦闘中のよそ見などもっての外。それでも、今目の前で起こる事より優先すべきは、自分にとっては幼い少女で。]
だから泣くな。 俺が何とかしてやるって、言った。
(190) 2015/09/19(Sat) 00時半頃
|
|
[この黒銃は土御門の作ったものだ。 つまり、そんな銃が大人しく弾を吐く役目をこなし続けている訳は無く、]
麗亞、 火は好きか?
[30cm程もある重く黒い拳銃は幾つかのギミックと共に形を変え、 重量はそのまま。 しかし、些か装飾や質量の増した拳銃へと変貌する。 普段片手では扱えぬ程のそれではあるが、今は幸運なことに、片方しか無いわけで。
装弾された弾も同じく大きく、より威力の増したそれを両手で構えると]
…――ブラック・パーガトリィ≪黒き煉獄≫
[火球を纏うのは先と同じ。 しかし今度の炎は紅ではなく、
男と同じ黒い炎。 反動の大きい一撃を放つと殆ど同時、籠城を決め込む女の元へ踏み込んだ。]
(191) 2015/09/19(Sat) 00時半頃
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その面倒な壁、綺麗に剥がしてやろうじゃねえか!
[例え炎が弾かれたとしても、次に打ち込む衝撃が至近距離からであるのなら? 飛び込む先は女の目の前。 黒と紅の炎を纏う男は、その空間を燃やし尽くそうとせんと。]
捕獲はナシだ。 お前は俺が、灰にしてやる。
[初撃の炎が晴れると同時、打ち込み燃やしたのはそれより威力が強い物。]
(193) 2015/09/19(Sat) 00時半頃
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地下軌道 エフは、メモを貼った。
2015/09/19(Sat) 00時半頃
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てめぇに聞かせる懺悔はねえ!!
[生憎、そんな物は全て隠して生きてきた。 この先明らかにする事も、誰かに聞かせる予定も無し。償っても償いきれないのなら、いっそ話し離さぬ方がマシであろう。
一枚目の盾は砕けた。>>195 しかし次は? 弾かれた至近距離の爆発は男の身を焼く事は無く、燃え盛る空気の中で肺を焼かれる事もない。 散り乱れる炎渦の中の男は、女と同じ悪魔の笑みを浮かべて。]
ばぁか、 俺が近接戦出来ねえとでも思ったか。
[三度目の攻撃は、盾でも光の剣でも無い。 地面を狙った火球の爆発は男を上へと押し上げて、
身を捻り、 盾の、女の頭上へ黒いコートが舞う。
残念な不発に終わった光の剣を眼下に見据え、無防備な頭を狙い撃たんと、4発目を放った。]
(203) 2015/09/19(Sat) 01時頃
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[光の剣が放たれた刹那、ワイヤ>>204に引かれた剣の位置が僅かずれた隙を狙い、男は高く跳躍する。 コートの裾を掠めた剣は不発に終わり、その後は――>>203]
(206) 2015/09/19(Sat) 01時頃
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[4発目は再び盾に弾かれ、不発に終わったのは此方も同じ。 しかしそれでは終わらぬと追撃の引き金を引かんとした瞬間、 放たれたのは、無数の槍。>>207>>208
――こいつ…!! それでも打ち込んだ数発は、女の盾に衝撃と燃え盛る熱を与えただろうか。 打ち込んだ反動で僅か身を逸らし数本を避けたとしても、]
グ、ぁ …ッ!!
[数が多くては対処しきれぬ。 身を貫いた神の槍を纏ったまま、受身も取れず槍の出力のまま無力に地に落ちた。
獲物を握る為の腕は何とか庇ったものの、腹や足に食いこむ傷は深――…]
(212) 2015/09/19(Sat) 01時半頃
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どう、いうこった。
[確かに串刺しにされ地に転がった筈なのに、負っている傷に刺し傷は無い。 貫かれた槍は近くに散らばるものの、貫通した気配すらなく。 不意に、コートの胸ポケットに入れた赤い鳥の式>>33>>34>>3:185が、パチリ弾け消えた気がした。
ふら付きながらも体制を立て直し、瞬時に銃を握り構える。 成程これは、そう言う、役目か。 どう言う理屈や原理かは知らぬが、命拾いした事に心の中で礼を述べ、今一度攻撃をくわえんと。]
(213) 2015/09/19(Sat) 01時半頃
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日向?!
[しかし近距離で女と対峙する少女>>211を見れば、流石に冷静さを失ってしまう。 一体いつ飛び込んできたのか。 剣を受ける小さな体に駆けだそうにも、致命傷を避けられただけの身体では、地に付ける足も傷だらけで。 方膝を地面に落したまま、次の炎の銃弾は、少し、遠い。]
(215) 2015/09/19(Sat) 01時半頃
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地下軌道 エフは、メモを貼った。
2015/09/19(Sat) 02時頃
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ンなの、反則だろ、
[>>216何が癒しと守護の一族だ。ふざけやがって。 明らかな殺傷力を持った攻撃の数々に、銃を下ろし両の手袋を投げ捨てる。 火傷に引き攣る手の平は痛々しく、しかし目の前の女≪敵≫には何度も見せた物。
無理な術の酷使は寿命を削る事になる。 其れを抑えるための道具が土御門の作った黒銃であるのだが、抑えるがため、それは出力を弱めてしまう。 なら、それを使わぬならば? 答えは明白。]
…それなら、 こっちも反則させて貰う。
[逃げろよ日向、七緒。悪いが、気にしてはやれん。 それでも女の傍に留まる幼い少女を思ってか、麗亞の傍までは炎を張り巡らす事はしなかった。
これは攻撃手段ではなく、男にとっては珍しい防御の為の手段である。]
(222) 2015/09/19(Sat) 02時半頃
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インバイオラビリティー・レッド ≪不可侵の紅≫
[ひたりと、自身の血のにじむ大地に手をつけた瞬間、 法陣の光が焼く空間を、沸き上がる巨大な炎の壁が遮り燃え盛っただろう。 それは女と自分のと間に立ちはだかり、爆ぜる光を圧倒するかのように爆ぜ、燃え、巻き込み、周囲を灼熱に誘う赤い空間。
燃やす炎が男の肌へ新たな火傷を刻んでも、決して止める事は無く、 その光線が止むまで、それは続く。
収まった後に立つ男は、両の手から僅か血を滴らせて、 かけた眼鏡は少々、熱で歪んでいる。]
(223) 2015/09/19(Sat) 02時半頃
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地下軌道 エフは、メモを貼った。
2015/09/19(Sat) 02時半頃
地下軌道 エフは、メモを貼った。
2015/09/19(Sat) 03時頃
地下軌道 エフは、メモを貼った。
2015/09/19(Sat) 03時頃
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…痛ェ。
[手の平を見下ろす顔は歪んで、ああ、こうも酷い無茶をするのは十数年振りか。 久しく相見えた強い相手に血が沸きはするものの、その結果がこれでは困りものと言えよう。]
だったら攻撃なんてして来ンな。
[吸い込んだ熱にけほりと咳込んで、やはり黒銃を通さぬ炎は身体に負担が掛かり過ぎる。 籠る熱さにシャツの襟元を緩めれば、触れた布地に血が滲んだか。
心配か忠告か。余計な事を言う相手>>224を強く睨みつけながら、 合間に煙草を吸おうとポケットを叩いても、残念ながら煙草は、無い。
滴る赤をコートで拭って、…ああくそ、銃が血でヌルつきやがる。 走る痛みは大きい物だったが、生憎それには、慣れている。]
(226) 2015/09/19(Sat) 03時頃
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地下軌道 エフは、メモを貼った。
2015/09/19(Sat) 04時頃
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[けほり。咳を、もう一つ。 吸い込んだ熱が喉を焼いたか肺を焼いたか、血の味混じった咳に心の中で毒を吐き、 それでも舞う空気の流れを感じれば顔を上げる。
七緒か。 …一つ、手助けしてやる。 血が滲み滑る銃を構えると、打ち込んだのはほんの一発。 それは麗亞を狙った訳ではなく、女に迫り堕ちる避雷針>>230に向かって。
先程麗亞が放った槍めいた避雷針の周囲に炎を纏わせ、 恐らく麗亞にアレが着弾する瞬間、大きめの爆発が起こる筈である。**]
(232) 2015/09/19(Sat) 04時頃
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[降り飛ぶ破片>>235を撃ち落とし燃やしつくし、それが金属であれば簡単に溶かしてみせて。 二人に被害が及ばぬよう天を覆う程に炎を広げて見せたとしても、それはやはり、自分の力を越えた術の領域。 麗亞の攻撃を受けたのは数える程。しかし身を濡らす赤は、其れに比べて随分多い。
しかしまあ、おっかねえ女だ。 今までこんな力を隠し通して、しかも無理なくジャンジャン使うと来た。]
…魔女め。
[聞こえるか聞こえないかの声でボソリと呟き、呑気に微笑む隙に此方は弾を補充させていただくとする。]
テメェ、何でそんなに門を開けたいんだ。
そんなにあの世≪天国≫に行きたきゃ、 今すぐ俺が頭ぶち抜いてやるぞ。
[マガジンを交換した黒銃を再び構え、応えるかどうかも分からぬ戯言の問いの合間に、僅かな隙を探して。**]
(236) 2015/09/19(Sat) 06時半頃
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エフは、麗亞の足元に転がったままの対銃の片割れ>>150を、ちらりと見て。
2015/09/19(Sat) 07時頃
[アヤメちゃんと話した後だったのか。それとも最中であったか。
蝶野の聖痕と呼応してか、私の執着かでイツキのまわりで起きていることがわかると気づくのはちょうどアキハくんが土御門に訪れたとき:84]
え、…アキハくん?
なんで…貴方が
[彼も、イツキを問い詰めにきたのだろうかと不安に思えば、そうではなく、聖痕を奪いに来たと隠しもしない]
おかしいわ。だって、アキハくんは…
[人一倍、掟を守り、世界を観測する仕事に従事して毎日を過ごしていると思っていた子が。
けれど、そのせいかあまりに子供らしさの抜けてしまっていた子。
彼もまた、アヤメちゃんと同じく譲れない何かの為に門を開けようということなのか。
先代の犯した罪の意識からだったとしても。もう一人の弟のように気にしていた彼のその決意に気づくことのできなかった自分が恥ずかしい]
蝶野の遺産…ですって
そんな…恐ろしいことを…アキハくんに…あの男(ひと)は…
[私はきいていないわ。先代は…守りを忘れ、鉱石に狂い、12柱を害そうとしたとしか。
蝶野の当主を継ぐとき、先代がまだ小さい大須賀から聖蝶を使ってまだ見ぬ鉱石を作り出そうとしたと聞いた。
聖蝶カラットは、蝶野の聖痕から魔力を蜜のように奪い、そうして蝶野の秘宝ともいえる緋火色金≪ヒヒイロカネ≫のもとを生み出す。
わたしの使っていた金色の槌であるジャックもそれを素材に創った。
けれどその秘宝のもとも、すぐに集まるものではなく、毎日少しずつ糧(魔力)を吸われることでできるものだから]
[だから、もし鉱石を作り出すほどの魔力をアキハくんから取ったのなら。アキハ君は死んでいただろう。だから、それは未遂…とまで言うつもりはないが、成功には至らなかったのだろうと。
そう、蝶野は判断したと。]
[けれど、蝶野が知りえぬ二重聖痕≪デュアルスティグマ≫ならば、
傷だらけの灰天使≪キル・ミー・エンジェル≫ならば、
その虚脱に耐えられるだけの魔力を生み出せたのかもしれない。人体への影響がどれほどあったかは図り知れないが。]
―幕間―
「不服かい?鉱石のもとまで灰色なのが遺憾なのかな?」
[蝶野の少年は、聖蝶によって魔力の抜かれた大須賀には目もくれず、
大須賀の願いを知ったうえで逆撫でするようなことを愉しげに言う。]
「君たちは、灰色だから美しいのだと思うけどね」
[聖蝶からもたらされた、鉱石のもととなる鈍い光をはなつそれを大事そうにかかえる]]
「まあ、説教なんて僕らしくないね。やめやめ。
いいだろう。キミが望む意思≪イシ≫、確かに見せてもらったよ。
ふはははっ面白い。
≪起動≫とはね。ふふふ。
こども見るアニメのような陳腐さだが、純粋な願いだ。
こどもでなければ見れない夢ともいうべきかな。
素晴らしい宝石を作り上げてみせよう。約束しよう」
|
あの、馬鹿…!
[何の為に炎を張り巡らせてやったと思ってる。 残骸が彼女の身を割いて行く>>237>>238のを横目にみながら、しかし助けに動く事は叶わなかっただろう。 使い方を誤れば自らを焼きかねない炎を従えて、よそ見の具合によっては、纏う炎が此方の敵にも成り得るのだから。
七緒には悪いが、少し利用させて貰うとするか。
いくら彼女のナイフを弾いても、運ぶ風までは封じる事までは出来やしない。 風の流れにそのまま炎を混ぜ、渦巻く炎は視界を覆う程濃く赤い。熱に揺れる陽炎に周囲の風景を滲ませながら、 麗亞の放った光の軌道>>240とほぼ入れ替わりのように、防御を決め込む女の元に飛び込んで行く。
遠距離は盾で、 近距離は槍や剣で。 阻まれ続ける隙のない鉄壁>>239にイラつき手を止めたって何もいい事は無い。
秋津の当主を助けに走るより、それより先に潰すか此方に意識を向けさせるか。その判断の方が早かった。 なにせ自分は、そういう戦い方しかできないのだから。 優しさの属性を司る白い翼とは極端に、己の黒い翼と血脈は、壊し続ける事に意味がある。]
(241) 2015/09/19(Sat) 17時半頃
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[デスパレードを踊る趣味は持ち合わせていない物の今回ばかりはそうはいかず。たとえ光の刃が身を割いたとしても、止まってやるつもりは毛頭ない。 光の爆心地をもう一度焼け野原にせんと飛び込んで、 しかし、聖女を装う女と障壁に叩きこんだのは黒弾では無い。
阻む障壁を揺らしたのは、高く振りかぶった黒銃の、硬く重いグリップの底。
銃で肉弾戦なんて馬鹿な事をと思うものの、 実行したのは、弾を使わんアイツ≪白≫の顔が急に浮かんだから。 普段は出力装置として使用する武器を今はただの鈍器として、力任せに叩きこんだ一撃に燃え盛る炎は勢いを増していく。 幾ら皮膚を焼かれてももう知らぬとばかり、押し込む障壁に亀裂と熱波を刻みながら。]
(242) 2015/09/19(Sat) 17時半頃
|
エフは、オーレリアと向かい合い、炎の中で笑っている。**
2015/09/19(Sat) 17時半頃
地下軌道 エフは、メモを貼った。
2015/09/19(Sat) 17時半頃
|
そりゃあいい、 俺も、お前は好きじゃない。
[むしろこっちから願い下げだとばかり、刻んだ亀裂に押し付けたのは今度こそ黒い銃口で、]
スラスト・ブラック≪猛攻の黒≫
[障壁の内側で、そのまま蒸し焼きになりやがれ。
当てられた盾の柱を避けようともせず、結果吹き飛ばされたとしても構いはしない。 不可視の塊が骨を軋ませ肉を潰したとしても、男は笑っていただろう。
ゼロ距離で撃ちこんだ数発の銃弾≪炎≫は、今度こそ相手に火傷ぐらい負わせられただろうか。]
(245) 2015/09/19(Sat) 18時頃
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[昏くて寒いこの場所で。
今迄あったのは玉露さんしかおらず。
カイちゃんはどこだろう。
そして――もう1つの気配の主も、どこだろう。
分からぬまま、知らぬまま。
私は瞳を唯、閉じていたのです。
地上では結界の中で奪い合いが加速して。
裁きなのかそれとも。光が周囲を焼きます。]
[その中でも泣き続ける私は、ある意味滑稽なのでしょう。
後悔はしていなかった。ですが
今、私は悔恨か懺悔か。
大粒の涙を、零していたのです**]
[最期の記憶はとても寒かった。
だから今もとても寒い。
凍ったこの身体は動くまい、そう思っていたけど。]
は……、
[吐き出す息は白く、
無理矢理に身体を動かせば、ぱきん、と音がして指が折れて落ちた。
カ……ツァ――――――――ン
凍った指が地面を叩く音。]
[痛みなどない、感覚もない。
しかし驚きはそこあって、でも動く事もできず。
呆然としていれば、やがて。]
…夢?
[身体は凍っておらず、指もそのままだった。]
ああ、幽霊も夢を見るのか。
[死して尚、夢に縋る、なんて罪深い]
[ここがどこだか分かってはいない。
だが死と現実の狭間なんだろうと思っていた。
だからきっとここには彼女がいるはずで。]
……ふむ。
[今会うには少々気まずい。
彼女を殺したのは間違いなく己であったし。
そこは信念が故、仕方ない部分もあった。
だが続くロボット戦は。
あれは、完全に趣味だった。]
[ちなみに言っておくがロボット開発は土御門の秘匿すべき情報ではない。
あれは純粋に”斎”として研究開発していたもので、土御門は関係ない。
土御門の技術の結晶ではあったけど。
土御門が秘匿にしてまで研究していたのは生物兵器であった。
その研究の流れで斎の能力、血を扱う能力は生まれたのだ。
己の中に最近を取り込みばら撒く事。
それを目的とした実験、研究。
斎の血液は未だ無害だが、このまま研究が進めばなんらかのウィルスを注入していただろう。
ウィルスの種類によっては爆発的に火力が増す物、毒を孕む物、精神を犯すもの、様々な効果が期待できた。]
[それらの副産物である発明品もある。
三黒に渡そうと思っていた弾丸もそうだ。
ウィルスが仕込まれた弾丸。
どこでもいい、当たればウィルスが忍び込み内部から破壊する。
そんなものを渡されても三黒は困っただろうか。]
そうだ、幸々戸はどうなった。
三黒は…七緒は、どうなった。
それに、
玉露は。
地下軌道 エフは、メモを貼った。
2015/09/19(Sat) 21時頃
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ッ、 ぅ
[…ああ、回復されンのは、厄介だ、なあ。 転がった地面の上で消える傷跡>>246を眺めて、遅れてきた自身の身体の痛みに小さく呻く。
数本折れたか。 激痛を叫ぶ腹部に手を這わせても、あっちのように治癒が働く訳でもなく。 それでもまだ両の指が動く事を確認すれば、立ち上がり今一度銃を握りしめるのだ。
不味い状況だ。 だが、あっちでドンパチやってる白供には頼れん。 大須賀は大須賀で妙な玩具を出しやがるし、下手をすれば此方より苦戦しているかもしれない。 故に救援は呼べず、呼べぬと言う事は今の頭数で押すしかない。 それでも手負いの者しか居ないこの盤面、ひっくり返すには、些か火力が足らなさ過ぎる。]
そりゃあ悪かった、な。 次はきちんと、心臓狙ってやる。
[鉄の味を感じながら軽口を吐いても、あの障壁を何とかしない限り心臓どころか顔にも届かん。]
(261) 2015/09/19(Sat) 21時半頃
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[…――となると、七緒と日向を逃がす、か。 んで、二人を逃がして、自分はここ。 しかし時間稼ぎの薪にはなれても、彼女達が最終的に逃げ切れるのかどうかまでは分からなくて。
自分らしくない計算に、弱った三黒の血を恨んだ。 あれほど手放したくてたまらなかったこの血脈が、今は酷く惜しい。]
(262) 2015/09/19(Sat) 21時半頃
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[己がつまらぬ思考を回したからか、撃ちこんだ事にあちらがとうとう怒ったかまでは知りはしない。 だが突如出現した巨大な盾>>247を目の前にして、思考を切り替えない者が何処に居ようか。]
だっ、から、 何が癒しと守護の…!
[走るか、飛ぶか。 そのどちらも間に合わぬ事を瞬時に理解すれば、逃走の道は切り捨てた。 女と同じように手をかざし、皮膚を焼きながら大地から沸き上がるのは炎の塊。
しかし、炎の威力が足らぬ事も、男は同時に理解している。]
レッド――…!! ≪紅の
[沸いた炎を封じ込める様に盾が閉じ、神聖を孕んだソレが消え去る頃には、 黒い鴉は今度こそ、地に落ちた。]
(263) 2015/09/19(Sat) 21時半頃
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地下軌道 エフは、メモを貼った。
2015/09/19(Sat) 21時半頃
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[己の炎と迫る壁と。 一瞬飛んだ意識の向こうで、白い光を見た気がした。]
(334) 2015/09/19(Sat) 23時半頃
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[途切れた意識を呼び覚ましたのは、別の、熱。 遠い意識と耳鳴りの向こうに、少女の声を聞きながら、 沈んだ身体の上を這いまわる奇妙な異常>>305に、朦朧としていた意識を覚醒させる。
最初に感じたのは、驚愕。 視界に飛び込んできた己の火傷の皮膚は信じられないほど綺麗に治っていて、更に言えば先ほど負った傷の痛みさえも、嘘のように綺麗に消え失せていた。 異常事態に身を起こしても、折れた骨もあれほど酷使した四肢も、服を汚す血のシミを覗いて、奇跡の様に治っている。
しかし次の瞬間、 その表皮の様子は変貌する。 正常から異常へ。もう一度、赤く紅い、焼け爛れた物へと。]
(335) 2015/09/19(Sat) 23時半頃
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―――――…ッ!!!!
[骨折、内臓損傷、そんな比では決してない。 其れは、若い己がかつて経験した事のある痛みによく似ており、しかしそれを遥か上回る激痛が襲う。
そう、全身を覆う火傷である。
声にならない叫びの中何度か血を吐いて、重力に従おうとする身体を何とか支えるものの、支える腕すら血がにじみ、治り、修復され、そしてもう一度崩れていく。
幼い少女は左腕をたった一度。 しかし此方は全身を彼女の「治癒」に任せてきた長い過去。 内臓さえも焼かれる様な熱に呑まれながら、意識を手放す事すら出来ずにいた。]
(336) 2015/09/19(Sat) 23時半頃
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[先ほど感じた光>>334とは異なる光の濁流の中、視界の端で、 貫かれる女の、屈託なく笑う、弱い、ばかな、ほがらかに、笑む、
史夏チャンと、何度訂正しようともそう話しかける親しい少女の、]
なな、お、
[護り損なった、逃がし損なった七緒の死を見た。>>332]
(343) 2015/09/19(Sat) 23時半頃
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[視界に散る目の覚めるような色に落ちかける意識を何度も覚醒させて、そして再び赤に濡らし沈みかける。 爛れた自分の手が、酷く痛々しい。
俺が、何とかすると言った。 何とかすると約束した。 護ると言った。 まかせろとも言った。 しかしその全てが守れていない現状に酷い苛立ちを覚え、 浅い呼吸を繰り返す口から赤を溢れ零し、地面に新たなシミを刻んでも、生憎いい事なんて一つもありゃしない。
動かぬ身体で立ち去る女>>344を睨みつけても、どうやら自分はアイツの興味の外側らしい。
それでもと向けた銃さえも、引き攣る手に照準をまともに合わせられずに、 その内身体の限界が訪れれば、再び静かに、地と血に沈む。]
(351) 2015/09/20(Sun) 00時頃
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