223 豊葦原の花祭
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―おもんの屋台―
[ズボォ!と芯棒探しから顔を上げると、ミツボシは杖を突いた男性と屋台の店番の女性から注目されているところだった。]
え?は?芯棒が・・・
[怪訝な顔をされれば、それ以上は話さず喉の奥に押し込む。どうやら自分が強烈な思い違いをしているようだと察したからだ。]
えーっと・・・あ、アタシ、お金が・・・
[何か飲むか、と二人から進められれば、困った顔をしてイジイジと人差し指を合わせる。 なんとかご好意に預かることができれば、一口二口と甘酒や麦酒に口をつけ始めることだろう。]
[―――彼女がとんでもない下戸と発覚するのは、その数分後のことである。]
(46) 2015/04/20(Mon) 22時頃
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―>>46・それから―
[しばらくして。]
んっほほほほにょほぉ〜〜〜!
[ミツボシは意味不明な奇声を上げながら屋台の台をバンバンと叩き、すっかりいい気分な様子。 おそらく周囲がドン引きしているであろう状況でも、我関せずとばかりに頭をグリングリン回しながらにへらにへらと笑い顔を浮かべていた。]
ぉひゃれ、おりぃひゃんろっはいっひゃうろー?
[店の女性と歓談が終わったのだろう、席を立つ男性に向かって「お兄さんどこか行っちゃうの」、とでも言いたいのだろうが呂律が回っていない。]
うぅ、あらひもさぅらみりいぅー!
[「アタシも桜見に行く」、と思しき発言を残し、少女は千鳥足で屋台を後にする。 心配する店主の視点を背中に受けても、そのおぼつかない足は止まらない。]
(49) 2015/04/20(Mon) 23時頃
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[楽しい。楽しい楽しい。 理性を開放し、多幸感に酔いしれ。 一夜の内に咲いては消える花のように。 いずれは全て無に帰してしまう泡沫の夢だとしても。
たとえ、宇宙の塵と化す前に見る最期の猶予だとしても。]
―――アタシは、幸せだ―――!
[モニター越しに何人もの人間を殺めたこの手が、白く燐光を放つあの桜に手を伸ばしてもよいものか。 機体の誘爆に仲間が飲まれるのを見逃してきたこの目が、幽玄な半月と巨木の景色を映しても許されるのか。
こんな幸せな時を過ごして、次の瞬間過去からのしっぺ返しが来るのではないか。]
…ねえ、カミサマ。 どうして私をここに連れてきたの。
[舌など回らなくとも、独白は続く。 それは、宙の向こう、巨木に花開く白い満開の桜を見つめたまま。]
(50) 2015/04/20(Mon) 23時半頃
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[答えなどない。少女に特別な声を聞く力などない。 不純物(アルコール)を叩き込まれた脳が、思考を乱す。]
…幸せすぎて、怖いよ…!
[考えないようにしていた事実。 蒼く凍る宇宙(そら)の果てで、孤独に一人朽ちるのが。 いつの間にやら桜と祭りの下で、華やかな幻想の中に居る。 薄汚れた『機巧忍軍』に相応しき最期は取り上げられて。 愛機を犠牲に、己は祭囃子の中で酩酊している。]
ぅうっ・・・!っえぅっ・・・!
[何故だか分からない。嗚咽が止まらない。 それでも足は前へ。あの天を突くほどの大きな桜の木の下へ。]
ぅキシシっ・・・!ひっく・・・シシ・・・!
[笑い泣きか、泣き笑いか、分からないものを顔に貼り付けて。何かに救いを求めて、ひた走る。**]
(52) 2015/04/20(Mon) 23時半頃
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->>52・屋台通り→???-
うぇえ、えぇえーーっ…!ぇえっぐ…!
[しゃっくりが止まらないほどに感情の昂りが治まらず、どこかへ向けて走っていた。 雲のようのな白さを纏った巨木に近づこうと足を進めていたものの、気がつけばまた自分がどこに居るのかも分からなくなっていた。]
ひっく、えぅ…!ヒック…
[まるで蜃気楼のように薄墨桜には近づけず。 歩みは鈍くなり。 途方にくれるようにやがてその動きを止めた。]
ひっ…!っ…!
[満天の星空と、宙に浮かぶ半月。 巨木以外の桜も爛々と花を開かせ、道行く人を楽しませている。]
(117) 2015/04/21(Tue) 20時頃
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『………うむ。』>>109
[と、どこからか、朗々とした声が響いてきた。 物理的に音が反響する感じではないが、不思議な声だった。]
ヒュッ…?っ…! な、なになに、今のなっ…に…?
[酔いも冷めたのか、口は正常に回る。 但し横隔膜のけいれんが、時たま言葉を遮るのだった。]
『……存外、高いな。』
[上を見上げれば、高さを確かめるように見下ろす猫の姿。**]
(118) 2015/04/21(Tue) 20時頃
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……ネコ?
[声の主が猫である、と判断することができたのは、数拍後。]
え、ネコ?
[―――驚いて、しゃっくりが止まった。]
(121) 2015/04/21(Tue) 21時頃
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[それも一瞬のこと、猫から『話を聞く』と言われ、驚き顔がむすっとしたふくれっ面へと変わる。]
話って、何の話よぉ… というか、この体勢首がイタい…
[ズズズ、と鼻をすすり、見上げる形の猫へ抗議を飛ばす。 だが、溢れる言葉は収まりどころを知らず、]
……ねえ、猫さん… アタシは、シアワセになっていいのかなぁ…。 顔も名前も知らない人にいっぱい酷いことしてきたのに、 そんなアタシが幸せになんて、なっていいのかなぁ…
[出会ったばかりの他人、否、他猫に何を言っているのか。 見上げるのは猫か、清き桜の巨木か、全てを見届ける半月か。]
誰か助けてよ…!
[猫の手も借りたいとばかりに、悲痛な声を上げた。]
(122) 2015/04/21(Tue) 21時頃
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[言葉を伝えられる猫はどう返しただろうか。 だが、結局のところミツボシの願いも望みも、本人にしか分からないものであるし本人しか解決の落とし所は見つからない。
それに、少女は上を見上げることに疲れた。]
……ねえ、ひょっとして…
[猫をずっと見ていて疑問に思ったことを口にする。]
……降りられないの?
[はたして、猫の返答や如何に。**]
(123) 2015/04/21(Tue) 21時頃
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― >>130 ―
……そ、かぁ。
[諦めか、納得か。 その声色には複雑な思いが巡っているのだろう。]
猫さんは……素敵なことを言うね。 その…アリガト。
[後半は小さく。 猫の聴力ならば聞きとるのも容易かろうが、ミツボシの照れ隠しは、花祭りの喧騒に消ゆ。]
(133) 2015/04/21(Tue) 22時頃
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>>132
[降りられないのかと猫に問えば、返ってくるのは強がりのような言葉。]
……どうやって?
[素朴な疑問。 ミツボシが背伸びしても足らないような高さに、ちょこりと乗った猫は遠景からでも危なげに見える。]
…キシシ、おねーさんが受け止めてあげよーかー?
[泣き笑いのような少女の笑顔の下には、ぶつかったらちょっと硬そうな薄い胸板と、プレートに覆われた宇宙服スーツ。
貧しいとか言うな。]
(134) 2015/04/21(Tue) 22時頃
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手伝う…? あ、うん、受け止めるよ!
[手伝って欲しいと頼まれ。>>135 両手を広げて、ばっちこーいの構えを取る。 まあ、体格は貧相ではあるが一応動体視力はいい方だとミツボシは自負している。 取りこぼすことはないだろう。
多分、きっと。……おそらくは。]
(143) 2015/04/21(Tue) 23時頃
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[まるで全てが重力に逆らうように、 何もかもがスローモーションに見えた。
猫は跳んだ。桜は舞った。 風は止んだ。少女は構えた。
手を伸ばす。桜吹雪に霞みそうな白い腹を見逃さぬように。 目を凝らす。その小さい四肢を掴み損ねぬように。]
――――っ…!
[衝撃は軽く。 腕の中に―――小さな重み。]
(148) 2015/04/21(Tue) 23時半頃
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アタシはミツボシ。 猫さん、貴方のお名前は? .
(152) 2015/04/22(Wed) 00時頃
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[尊大な物言いで褒める猫、アーサーだったが、手の中でしなやかな肢体を器用に操る小さい生き物が発していると思えば自然と笑みが綻ぶ。]
そーだよー?大義だよー。 …ね、一緒にあの大きな樹の近くまで行こっか?
[アーサーが腕の中で大人しく納まってくれていればミツボシが抱えたまま、スルリと逃げられてしまえばもう一度無理に抱き抱えるようなことはせず。 ミツボシは、先程とは異なる気持ちを抱えたまま巨木を目指す。 小さな影が一緒であったかは、定かではない。**]
(166) 2015/04/22(Wed) 00時半頃
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