人狼議事


204 Rosey Snow-蟹薔薇村

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視点:


【人】 道案内 ノックス

―マラカイトグリーン/3階廊下―

[引き結ばれた唇。>>1:538
 消えたであろう言葉を、ノックスは紡ぐ。]

 ――どうして、ラルフは逃げるようにして部屋に入っていったのか……かな?

[遮る右腕の手首を掴み、壁に押し当てた。力が籠るのは仕方ない。]

 それこそ、ラルフの口から教えて貰うと良い。

[皮肉混じりに笑う。あぁ、大人げない。
 ノックスを見上げて動じない緑色をじっと見据え。]

 ……目は口ほどに物を言うというけれど。

(4) 2014/11/17(Mon) 10時半頃

【人】 道案内 ノックス

何か言えないことを、したんだ――ね。

[警告が足りないのか。
 もう一方の、包帯を巻く手をフィリップの頬に宛がった。]

 いいかい? フィリップ。
 君が‘大人’なら、僕は何も言わなかっただろうけど……
 制御出来ない‘子供’だから、こんなにも不安になるんだよ。

[嘘だ。誰であっても、不安になる。]

(5) 2014/11/17(Mon) 10時半頃

【人】 道案内 ノックス

 他の子に対してでも、ね。

 衝動が襲ってきたら、ホレーショーの顔を思い出すことだ。彼が悲しみ嘆く様を想像すると良い。

 それでも――…僕の大事なトレイルとニコラを、抱いたり、喰ったりしたら――…

[言葉を止め、フロスティーブルーを寄せた。**]

(6) 2014/11/17(Mon) 11時頃

道案内 ノックスは、メモを貼った。

2014/11/17(Mon) 11時頃


道案内 ノックスは、メモを貼った。

2014/11/17(Mon) 11時半頃


道案内 ノックスは、メモを貼った。

2014/11/17(Mon) 16時頃


【人】 道案内 ノックス

―マラカイトグリーン/3階廊下―

[ただ一人だけを見詰めていた。見せた揺らぎも逃さず。>>15

 ――…だったら、なに?
 残念だけど、君の透明な声は聴こえない。

 言う後悔と、言わない後悔と。
 どっちが良いのか、よく考えたら良いよ。

 ……どうか伝わって欲しいって、見ているようにしか見えないけれど。

[憤りにも似た感情の爆発。>>16
 唇の触れそうな距離で、ふっと笑った。]

 そう? 困ったね。嫌いな奴には言いにくいだろう?
 でも……そうだな。嫌いな奴だから、食い殺されたくなんて――ないだろう?

[背けた顔。晒された首筋。
 これ以上を考える前に、俯く前に、声がかかった。>>11

(41) 2014/11/17(Mon) 16時頃

【人】 道案内 ノックス

[掌の下で頬が緩む。>>17

 僕だって止めたいさ。
 でも、フィリップが素直じゃないから、こんな事になってる。

[ラルフを探しに来たフランシスへと顔を向け、フィリップの脚間に入れていた脚を引く。扉の閉まる音に息を吐いた。

 掴んでいた力が緩む。
 あぁ、早く。愛しい子達を抱き締めたい。**]

(43) 2014/11/17(Mon) 16時半頃

道案内 ノックスは、メモを貼った。

2014/11/17(Mon) 16時半頃


道案内 ノックスは、メモを貼った。

2014/11/17(Mon) 20時頃


【人】 道案内 ノックス

―マラカイトグリーン/3階廊下―

[フィリップの手にあるマグカップ。両手を塞ぐもの。
 こうして居るのは衝動のせいだけではない。フランシスに見付かった。
 扉の向こうには、まだ人が居る。

 バーナバスになら殴られそうだと息を吐き、フィリップを解放した。]

 ……君の保護者はホレーショーだ。
 付かず離れずに居れば、君自身の身だって――獣だって、安心だよ。

[嫌がられるだろうから、頭を撫でることをしなかった。
 閉まったままの扉を見詰め、ノックスの足は階下に。]

(55) 2014/11/17(Mon) 20時頃

【人】 道案内 ノックス

―ピンクベージュ/2階―

[水を張った器を手に、1歩ずつ階段を下りていく。
 固く結ばれた唇。逃げる身体。低い唸り声。

 ――拒絶。]


 ………

[水面の波のせいか、ノックスの笑みは歪んで映っていた。]

(74) 2014/11/17(Mon) 20時半頃

【人】 道案内 ノックス

[吸い込んだ空気に混じる食べ物の香り。
 炊事場の排水設備に流してしまえば良いかと、ノックスは足を進める。

 後ろから、誰がついてきているのか。
 殺された気配を察することは出来ず。>>76

 胸元の僅かな重み。‘夜’は冷ややかに光を求めた。>>72

(82) 2014/11/17(Mon) 21時頃

【人】 道案内 ノックス

[『食われる』事の無かった我が身。
 フィリップの言葉に触発されて考えてみると、やけに滑稽に思えた。

 居間の入口から、誰の姿が見えただろう。
 栗色が見当たらず、視線を階段に向け――…>>84

 口の端を持ち上げた。
 そうして、忘れているよと唇が音を紡ぐ。]

(92) 2014/11/17(Mon) 21時半頃

【人】 道案内 ノックス

[そんなに驚くようなことかと、フロスティブルーがフィリップを見下ろす。

 忘れ物は鳥。今は何処に在るのかと、視線を室内に遣る。
 トレイルは居ない。
 ニコラはソファ近くに居る。

 ディーンの白い指が伸ばされるのは――…

 「きっと、あれがそうだわ」
 器からインクの匂いが漂う気がして。

 歯の奥を、噛みしめた。]

(109) 2014/11/17(Mon) 22時頃

【人】 道案内 ノックス

[緋色のルーツは羽を休ませ。
 まるで‘狼’達をその大きな瞳で眺めているよう。

 ノックスはソファの方へと1歩、踏み出す。
 何を話しているのかなんて、聴こえない。
 聴こえないのは耳鳴りのせいか。]

 ……にこ、ら。

[そんな風に、誰かを見るだなんて。]

 

(126) 2014/11/17(Mon) 22時半頃

【人】 道案内 ノックス

[初めて触れた手には、鞭の跡が残っていた。
 うそつきと言われても、抱き締めて、繰り返した。

 嘘ではなくなったと、笑って。]

 ………

[ラルフの視線に気付かないのは酷なことだろうか。
 けれど。一緒に住もうと見上げたあの月は、とてもとても、まぁるくて――…]

 ニコラ、おいで。こっちに おいで。

[テーブルの上に器を置くだけの意識は働いていた。
 足早に、ディーンとニコラの側に寄り、
 大きくなったニコラの手を掴む。>>137

(141) 2014/11/17(Mon) 23時半頃

【人】 道案内 ノックス

[離れないから、手を伸ばす。>>137
 困ったように笑うから、手を伸ばす。

 まだ、大丈夫だと、守れると思って。
 生きているものはダメだと言ったのに。



 離れないから、手を伸ばす。>>139
 金の髪を掴んで、無理にでも引き剥がして――…。

 ダメだと言ったのに。]

(150) 2014/11/17(Mon) 23時半頃

【人】 道案内 ノックス

[この両目など、潰れてしまえば良かった。
 そうすれば、首を振る彼を見ずに済んだかもしれない。>>152

 ――緩やかな、けれど確かな、拒絶。

 甘えた色を含まぬ声。]

 ……僕は、   うそつきに、なってしまうのか な。

[強く、強く。掴んだ力が抜けていく。
 頬に伝う熱いものを見せたくなくて。]

(159) 2014/11/18(Tue) 00時頃

【人】 道案内 ノックス

[振り払われたくなくて。

 ノックスはニコルの手を、指を、
 ゆるりと離してしまった。]


 ………

[指先に温もりを残したまま、後ろに下がり。]

(166) 2014/11/18(Tue) 00時頃

【人】 道案内 ノックス

 生きて、欲しいんだよ。ニコラには。
 僕も  好きだか、ら。 

[残される側は、ツラい。>>179
 謝るのに、腕を離さない。
 自分のように生き残るのを、せめてと願いを口にして。

 ノックスは居間から出ていくのを選択した。

 結局、腰に下げたナイフを振るうことはなかった。

 ディーンにかかる言葉に二人を見やる。>>161>>168


 もう片方の指に、掴んだディーンの髪が数本付いていた。
 穢らわしいと、振り払った。*]

(183) 2014/11/18(Tue) 00時半頃

【人】 道案内 ノックス

―   /階段を下る―

[足下がふらつく。
 踏み板から落ちずに済んだのが奇跡に思えて仕方ない。]


 トレイル、トレイル……。
 どこだい? トレイル……

[掠れた声で、もう一人の名を呼ぶ。
 居間には居なかった。なら、また1階に居るはず。

 階段を下りていったのはフィリップだから。
 焦燥で喉が枯れてしまいそうだった。]

(191) 2014/11/18(Tue) 01時頃

【人】 道案内 ノックス

[階段の下に居たのはフィリップだけではなかった。
 それが幸いなのか、分からない。

 真っ先にノックスに向けられるのは琥珀色。
 今の酷い顔を少年たちには見せられなくて。

 顔を背ける。]

(195) 2014/11/18(Tue) 01時頃

道案内 ノックスは、メモを貼った。

2014/11/18(Tue) 01時頃


【人】 道案内 ノックス

[ナイフの柄に手を伸ばす。
 これは木肌を削るもので、皮膚を剥ぐものではない。

 現実と、想像と。
 深呼吸を繰り返し、ぐと腕で両目を擦った。

 そうしてから、3人へと顔を向けた。
 逸らさない様にして、笑おうとする。

 誰が庇護下にあっても、‘保護者’なのだから。]

(200) 2014/11/18(Tue) 01時頃

【人】 道案内 ノックス

[ラルフの視線は逃げないから、彼の肩を叩いた。
 大丈夫だと示すように。]

そう……? ありがとう。

[フィリップが嘘をつくことはないと、頷いた。
 すると、温泉――いや、貯蔵庫かとその方角を見やり。変わらぬ警戒の色が、今はありがたい。]

 ……シメオン。隣に座ってもよい?

(203) 2014/11/18(Tue) 01時頃

【人】 道案内 ノックス

[シメオンに伝えようとしたことは、全て無駄になってしまった。彼に伝えていれば、何か変わっていただろうか。

 空けられたスペースに腰を下ろす。
 脚と脚が触れる。]

 あぁ、シメオンにこれだけは、と思って。

[頭を撫でようと腕を伸ばした。
 ただ、謝る為に。]


 ……ごめん、ね。僕は 無力だった。

[短い言葉。けれどこれで、伝わるだろう。]

(208) 2014/11/18(Tue) 01時半頃

【人】 道案内 ノックス

[安堵し微笑み返すラルフの様子と>>206
 今にも噛み付きそうなフィリップと>>205

 不自然にならない程度に、ラルフからはすぐに手を離した。
 悪い大人を増やしては、いけない。]


 ……あぁ、いってらっしゃい。ラルフ。

[遠ざかる姿とフィリップを見て。彼等二人だけにするのもと口を開く。]

 ……扉は、開けておくんだよ?

(218) 2014/11/18(Tue) 01時半頃

【人】 道案内 ノックス

[宙に残された手を膝の上に置いた。>>216
 握り締めると傷が傷んだ。]

 ……そう、だね。
 嫌われても良いから、ニコラを閉じ込めることは、出来たかも知れない。

[責める言葉に返していく。]

 ディーンを殴ってでも、引き剥がすことも、出来たかも知れない。

 ……けど、僕はどれも、出来なかった。

(222) 2014/11/18(Tue) 02時頃

【人】 道案内 ノックス

―エバーグリーン/椅子を背負っていた頃の話―

[歌の発表会があるから見に来てくれという姉の命令に、弟は従う以外の選択肢がなかった。束にした小振りの黄色い花を膝の上に置き、都度、拍手を送る。

 姉の歌を褒める者は多い。けれど、ノックスには退屈な歌声としか聴こえなかった。
『ゴミ溜まりに棄てられたピアノみたいだ』という酷評をぼんやりと思い出す。

 出演者たちは上手に歌う。けれど、退屈なのは変わらない。

 「高慢ちきなクソガキ」と姉が憤慨する少年は最後の登場。
 彼の歌も気に入らなければ帰ろうと、始まる前に席を立った。通路を歩く足が止まり、振り返る。惚けた顔をしていただろう。その声に、その歌声に、一瞬で心を奪われた。

 誰よりも上手で、誰よりも高く清んだ声で、誰よりも完璧で、誰よりも楽譜通りで、誰よりも表情が素敵で――…。]

(225) 2014/11/18(Tue) 02時頃

【人】 道案内 ノックス

 ……はぁ。

[ずっと聴いていたいと思っていたのに。
 
 ――…誰よりも退屈だと、感じてしまった。

 両親らしき二人のように。あの小さな体を抱き締めて。
 そうして悦びを教え。乱れた吐息混じりに音の外れた歌を囀ずってくれたなら―――イイノニ。]

(226) 2014/11/18(Tue) 02時頃

【人】 道案内 ノックス

[あれから。幾つか年が巡った。
 通りで誰かが歌っているから――彼のことを思い出した。

 小さな背に舌を這わせ肩に噛み付く。手は悪戯に下肢をまさぐる。それでも、栗色の髪の少年は、ノックスの腕の中で完璧な歌を奏でていた。
 乱したいのに、乱れてくれない。
 もう少し、もう……すこし。


 ――そんな、ことを夢想しながら。
 ナイフを木肌に滑らせていく。

 窓の外、赤い月は満ちている。だからこそ愉しい。]

(229) 2014/11/18(Tue) 02時頃

道案内 ノックスは、メモを貼った。

2014/11/18(Tue) 02時頃


【人】 道案内 ノックス

―   /階段下―

 ……そう。

[聞き分けの良い子のようにも聞こえる言葉。
 途切れた言葉の先。何を思うのか。]

 俺、が? なに?

[思わず背を抱こうとして。フィリップの視線を思い出して手を引く。]

(233) 2014/11/18(Tue) 02時頃

【人】 道案内 ノックス

[聞こえない、最早叶うことのない、願い。>>232

 ……謝るのは、大人だからだよ。

 僕達が旅をしているのは、子供たちを守る為なのに。
 こうやって、 悲しませる為ではない……から。

[だから、ごめんと。ノックスは再度口にした。
 顔の見えない頭。躊躇った末、厚い服に被われた背にとんと手を置き、すぐに離した。*]

(234) 2014/11/18(Tue) 02時半頃

【人】 道案内 ノックス

―ビスケット/貯蔵庫―

[大人だ子供だと線を引く。首輪を持つか持たないかの違いで。

 シメオンを1人残し、貯蔵庫の扉に向かう。
 温泉の香りが届くのは、ノックスの言葉を守ってくれているからだろう。]

 ……トレイル? 居るかい、トレイル。

[呼び掛ける。どうか居てくれと、奥へ。
 挟まっていた場所へ。]

(238) 2014/11/18(Tue) 02時半頃

ノックスは、トレイルの名を呼びながら、前にはなかったインクの匂いに眉を顰め。

2014/11/18(Tue) 02時半頃


【人】 道案内 ノックス

[靴裏が踏みつけたのは、万年筆。
 布の塊を前に膝を折る。

 腕を伸ばして、抱き締めた。
 頬に触れた手が濡れる。]

 ……見つけた。トレイル。愛しい子。
 泣いてる。誰が、泣かせた?

(242) 2014/11/18(Tue) 03時頃

【人】 道案内 ノックス

 フィリップに呼ばれて、3人で何か話していただろう?
 彼は何も言わなかったけど、何かしたのは――確かで。

[涙の理由はそれかと思っていたものだから、唇が告げる3文字に、ノックスの目にも涙が溢れた。]


 ニコラ…… そぅ、ニコラ  が。
 トレイルを悲しませてるの、か。

[涙を見せないよう、布に目を押し当てる。]

(246) 2014/11/18(Tue) 03時頃

【人】 道案内 ノックス

[居間に長く居られないだろう。
 階段を上がって、それからを想像しかけて首を振った。淡雪の幸福を思い出して。]

 ………本当に?

[首を振るトレイルを伺う。
 そうして、音のないままの唇に……触れた。
 唇の動きを捉えたくて。]

(248) 2014/11/18(Tue) 03時半頃

【人】 道案内 ノックス

―エバーグリーン/椅子を背負っていた頃の話―

[すやすやと眠るニコラの髪に口付けを落とす。額に頬にと滑り、小さな下唇を吸うだけで後は我慢をした。

 外に出て冷えた空気を吸う。
 月明かりを受けたビスケット色の髪は夜気に目立つ。気の向くまま歩き出した。材料になるものが落ちていたらと淡い期待と共に。
 
 ゴミ捨て場に少年が倒れているのを見付けた。誰かに食われたのかと眉を顰めた。こんな目立つ場所に棄てるだなんて。
 微かに上下する胸、白く細く吐き出される吐息。まだ――生きていた。]

(259) 2014/11/18(Tue) 09時半頃

【人】 道案内 ノックス

 っ!
 君、しっかり! しっかりして!

[頬を叩いて起こす。生きているのなら流石に見捨ててはおけない。
 開いた瞳の色はシノワズリ。何か声を出そうとしているのか、けれど音はなく。

 姉は何と呼ばれたか。あぁ、そうだ。『ゴミ溜まりに棄てられたピアノ』。]

 ……可哀想に。おいで?

[腕の中に抱え上げた。エバーグリーン。愛しい子。もう僕を、退屈にはさせないで。>>0:740**]

(260) 2014/11/18(Tue) 09時半頃

【人】 道案内 ノックス

―ビスケット/貯蔵庫―

[唇に触れても、布に包まっていても、冷たさしかなかった。>>249>>250
 いつ、捨てるのか。

 命を拾い上げた日を思い返し、息を飲んだ。]

 ……困ったな、トレイル。
 僕が君を? そんな日が、来るわけないじゃないか。

[今すぐ抱き締めてやりたいのに。それではトレイルの顔が見えない。頬の涙を拭ってやるばかり。]

(261) 2014/11/18(Tue) 10時頃

道案内 ノックスは、メモを貼った。

2014/11/18(Tue) 10時頃


【人】 道案内 ノックス

 むしろ、僕は――… 僕の方が 怖いのに。

 僕を 

[――捨てないで。
 白い吐息に混ざり、音は消える。]

(265) 2014/11/18(Tue) 10時半頃

【人】 道案内 ノックス

[そんな風に下がる眉が、ニコラを思い出させる。
 手を掴んで、困ったと半面を向けた彼の。

 もう、そんな表情はさせたくないのに。]

 ……トレイルにもそんな顔をさせて、僕はいけないお兄ちゃんだ、ね。

[目の端を指の腹で拭ってやる。涙が止まった事を確かめ。離した手はトレイルの手を取る。
 交わす視線。]

 ……君がまだ、そうやって僕を見てくれるのが、嬉しいね。

(267) 2014/11/18(Tue) 11時頃

【人】 道案内 ノックス

[ことトレイルに関しては、慎重に希望と絶望を繰り返し持たせた。次のお医者様ならきっと、と。
 あの夜。黒地を白と赤で飾りながらも、強く睨みあげてきた瞳。何を言おうとしているのか、想像して――心の内で嗤った。


 捨てないで。離れていかないで。
 懇願は言葉にせず。彼の指先に口付け、残した赤の痕で以て示した。]

(269) 2014/11/18(Tue) 11時半頃

【人】 道案内 ノックス

[もう一方の手が、ノックスのビスケット色に触れる。
 地肌に触れた冷たい手。手の内で、少しずつ暖かくなっていく手。]

 ん、ありがとう。
 いいお兄ちゃんで、いなければ ね。

[驚かせたことに気付かない、振りをして。
 トレイルを抱えあげようと体勢を変えた。]

(274) 2014/11/18(Tue) 12時頃

【人】 道案内 ノックス

[ノックスにとって、トレイルがどれ程の価値を持っているのか。日頃のキスや触れ合いで、伝わっているものだと思っていた。]

 あぁ、もうそれは あの人にとって要らないものだと 思うよ。

[指差したものに視線を落とす。残りの少ないインク。何を書いたのか、もう読めない真っ黒い紙。]

 大丈夫。一緒に謝ろう? そうしたら許してくれるさ。

 ……温泉のところで良いかな。一番手っ取り早い。

(276) 2014/11/18(Tue) 12時半頃

【人】 道案内 ノックス

 ……トレイル。違う。ちがう。
 あれは君じゃない……。

 それに、僕はあんな風に君を……捨てない。

[インク瓶から視線を引き剥がすように、トレイルを抱えて貯蔵庫を出た。冷たい場所から、温かい場所へ。]

(279) 2014/11/18(Tue) 13時頃

【人】 道案内 ノックス

―ミルキーホワイト/温泉―

[開けた扉から白の湯気と匂いが漏れ出していた。
 話し声は しない。

 水の跳ねる音が聴こえ。]

 おーい。

[ノックスはトレイルを抱いたまま、足を踏み入れた。]

(280) 2014/11/18(Tue) 13時頃

【人】 道案内 ノックス

[捨てるつもりなどないから、捨てないと言葉にした。
 けれど。本当に捨ててしまったら?
 行かないでと、助けを求めてくれるだろうか。

 ずっとずっと、ひた隠しにしてきた衝動をぶつけたら。また、罵しりの目で、見てくるのだろうか。]

 ……な

[腕の重みにふと思う。
 様子を見ているだけかと思ったから、トレイルを連れてきたのに。

 湯の濁りは幸いか、不幸か。]

(284) 2014/11/18(Tue) 13時半頃

【人】 道案内 ノックス

 ……あぁ、トレイルが凍えそうだったから。

[温泉に入れさせるつもりで居た、けれど。]

 いや、まだ入ったばかりだろう?
 もっと温まって行くと良い。

(285) 2014/11/18(Tue) 13時半頃

【人】 道案内 ノックス

[トレイルが首を振っても、ノックスは彼の求めるようには体を降ろさなかった。

 フィリップの表情の固さ。その理由は分かる。
 けれど。

 ラルフまで、あの明るい人懐っこい、昔と変わらぬ笑顔を向けてくれないのは――寂しいと感じた。]

 ……ラルフ。

[こっちを向いてと、名を 呼んだ。]

(305) 2014/11/18(Tue) 14時半頃

【人】 道案内 ノックス

[湯気があるとはいえ、肢体から極力目を逸らす様に努める。
 フィリップとトレイルの間に、ノックスに言えない何かがあると知っていて。どうしてこの子の肌を晒せようか。]

 ……いや。早くフランシスの所に戻ると良いよ。
 僕も、君とは顔を合わせないようにする。

[名を呼んで向かせたくせに。]

(309) 2014/11/18(Tue) 15時頃

【人】 道案内 ノックス

 ―――トレイル!!

[急な血の香に腕の中を見下ろす。
 喉の傷みと共に悲鳴が上がった。>>308

 何をっ

[爪を立てる手を制止させるために、その手を掴んだ。
 バランスを崩すのに耐え、片膝を着く。]

(311) 2014/11/18(Tue) 15時頃

【人】 道案内 ノックス

[何故、そんな泣きそうな顔をするのか。>>268
 遠くにある血臭には気付けない。

 突然の自傷行為。
 血に濡れた手は二人に伸ばされ。

 まるでノックスから逃れるように、動くから。]

 やめて、くれ!

[ラルフが出ていく。フィリップも行ってくれ。
 動かないなら、また貯蔵庫にでもトレイルを抱えて戻るだけ。]

(318) 2014/11/18(Tue) 15時半頃

【人】 道案内 ノックス

[湯本から、入り口から遠ざかろうと、壁際にトレイルを下ろし、見上げる額に口付けてから腕の中に閉じ込める。

 何に突き動かされて居たのか、耳許で名を呼ぶ声はメッザ・ヴォーチェ。エレジーアコ。]

 トレイル……。

 やめて、くれ。あんな風に、自分を傷付けて……
 どうかしたのかい?

 君は――… 

[傷口を抑えた指の隙間から、血が流れる。]

(321) 2014/11/18(Tue) 16時頃

【人】 道案内 ノックス

[顔を首元に寄せた。甘い香りが近くなる。

 唇開き、指輪に噛み付いた。
 チェーンを引きちぎろうと、強く引く。

 いつまでもいつまでも、目障りだったもの。
 ぷ、と湯の中に吐いて棄てた。]

 あの2人に、どうして欲しかった、の?

[シノワズリを覗き込み、髪を撫でる。
 トレイルの透明な声を待ってから、傷口に唇を落とし――鮮血をすすった。

 月の色に似た髪が、赤に染まる。**]

(324) 2014/11/18(Tue) 16時半頃

道案内 ノックスは、メモを貼った。

2014/11/18(Tue) 16時半頃


道案内 ノックスは、メモを貼った。

2014/11/18(Tue) 23時半頃


【人】 道案内 ノックス

―ピンクホワイト/温泉―

[トレイルが気にしたのは『ラルフ』の方だった。>>326

 ……僕が気安く接してしまったから、彼を困らせてしまったんだ。
 だから、もう合わないようにするんだよ。

[正論。表の理由。
 フィリップが聞いていたら、物言いたげに睨まれるかも知れない。

 遠ざかってくれて良かった。>>336
 トレイルの身から流れる赤を、見せたくなかった。]

(398) 2014/11/18(Tue) 23時半頃

【人】 道案内 ノックス

[指環は湯の中で黒に染まるだろう。過去との繋がりを断ち切った唇は、愛し子の名を呼ぶ。>>327

 ……トレイルの家族は、僕達だろう?
 そんなに昔が恋しいかい。
 歌を忘れられないのかい?

[夢想の中で。悲鳴を上げて暴れる少年も、従順に口を開ける少年も。

 終いには『僕を食べて』と――…口にした。それは痛みから逃れる為に強制された言葉であり、懇願の言葉であり。

 本能に従いながらも死の喪失を伴わない、至福の時間。]

(400) 2014/11/18(Tue) 23時半頃

【人】 道案内 ノックス

[聴こえるようにわざと音を立て、舌が柔らかな桃色の肉をなぞる。溢れる血が咥内を満たす。臓腑に落ちた甘露はノックスの衝動を容易く呼び起こし。
 裂いた肉片は首輪の存在を主張した。]

 ……とれい、る。


 痛くない、かい?

[上衣の中に滑り込ませた手が、止まった。*]

(407) 2014/11/19(Wed) 00時頃

ノックスは、トレイルの『痛み』に口端を持ち上げた。笑う。嗤って――…

2014/11/19(Wed) 00時頃


【人】 道案内 ノックス

 ――っ

[肩から離した赤い唇を、彼の唇に押し当てた。
 抉じ開けて流し込む血を飲み込むまで。

 軟らかな舌を噛みきってしまわないよう。
 その分、腰を抱く腕に力が籠った。]

(421) 2014/11/19(Wed) 00時半頃

【人】 道案内 ノックス

[全人の血が甘露になる訳ではない。
 感じる味は正直だ。

 喉の鳴る音、両肩に指が触れる感覚。]

 ………は、
 ぅ  ん……

[離した唇の、息が上がるのは熱のせいだけではない。]

 食べられるって、痛いんだ、よ。
 ねぇ、トレイル。箱の話は……

(434) 2014/11/19(Wed) 00時半頃

【人】 道案内 ノックス

 うん……。いい子だね。

[頷き返し、栗色とビスケット色を触れ合わせた。]

 僕がトレイルを食べたら……僕だけが、残される。
 それで 良いの? それでも、良い?

 僕を置いて、僕を棄てて――…。



 もっともっと、痛くなるのに。

 それでも、君は――

[食べてと、言うの?]  

(448) 2014/11/19(Wed) 01時頃

【人】 道案内 ノックス

[鮮やかで歪んでいる欲望を、衝動と共に奥へ奥へと押しやる。

 眼底が疼く。あの男とは違うのだ。
 じっと瞳を見詰め。
 その奥の、意志の光を捉えようとして。]

 ……そう、か。良かった。


  よか、  た。

[首を振ったトレイルに頬を寄せる。
 彼の望む音が、あるとは知らず。

 願いを  知らず。]

(470) 2014/11/19(Wed) 01時半頃

【人】 道案内 ノックス

 ――けれど、ねぇ。トレイル。
 僕は、君が  誰かに食べられるだなんて、

  嫌、なんだよ。

[この髪も、この肌も。
 僕が居なければ、君は生きていけないだろうに。]

 『僕を食べて』だなんて……


 どうか、僕以外には 言ってはいけないよ?

[1枚の板で隔たれた向こう側で。
 食われた身のあることを知らず。

 止めていた手を動かし、トレイルの背を撫でた。]

 誰にも。だれにも……。
 そぅ、フィリップにも―――ね。

(481) 2014/11/19(Wed) 02時頃

【人】 道案内 ノックス

[傾げた首に答える。]

 一気に食べてしまわないように、
 君が死んでしまわないように、それぐらいは――…ね。

[試した事はないけれど。きっと今のように抑えられると過信する。

 わざとフィリップの名を出した。
 浮かんだ困り顔に、苛として。]

 ……トレイル?

[傷口から血が溢れているから。
 彼の手を取り、赤に染まった指先を口に含み、綺麗に舐め取った。十指を全て。]

(493) 2014/11/19(Wed) 02時頃

【人】 道案内 ノックス

ん? あぁ……そうだね。

[じっと見上げる瞳は永遠の色。>>486
 揺らぐ湯面の下、落ちた指環。


 そう。新しい家族の証が必要だ。

 服に隠れる胸元へ、1輪の華を添えようと。
 ニコラにもと考えて、胸が……傷んだ。]

 ……外に、出たい?

[止血の為に布を押し付ける。
 他に、綺麗にしておくものはあるか。上から下まで眺めやる。]

(496) 2014/11/19(Wed) 02時半頃

【人】 道案内 ノックス

[どうにもならないもの以外、出来うる限りの願いは叶えてきた。

 いつも満たされないのを知っているから。

 それでも生きようとする君が。
 声を失ってからの君の方が、とても魅力的だというのに。]

 ………なかなか、難しいね。

[赤の染みていく黒は重く。
 指差しに同意した。]

(498) 2014/11/19(Wed) 02時半頃

【人】 道案内 ノックス

[ナイフを使い、生成りの布を裂いて包帯にした。
 傷を塞いできつく締める。

 ノックスは1枚、己の服を脱いでトレイルに被せた。
 どうせ取りに行くのなら、薄着になっても平気だと。

 両手で掬った湯で、髪と顔とを軽く洗ってから。
 連れてきたようにトレイルを抱えあげた。>>499

 ……?

[閉まっていた扉を、開ける。
 鳥の、やけに煩い声が聴こえて――]

(501) 2014/11/19(Wed) 02時半頃

【人】 道案内 ノックス

―カナリア/1階―

 ……シメオン か?

[目に入ったのは、喰われ、そのままにされた遺体だった。
 散る髪は、触れるのを躊躇った色。

 死んでしまった――…モノ。


 腕の中の愛し子に、声をかける。
 見なくて良いの? と。

 いつもなら強く抱き締めて、見せないように、聞かせないようにするのに。]

(505) 2014/11/19(Wed) 03時頃

【人】 道案内 ノックス

[見ると良い。

 君の望んだものの、結末を。


 大きな衝動の過ぎた、跡を。
 ノックスは、‘保護者’だから。]

 フィリップ。ホレーショー……。

[酷く、残念だよ。本当に。

 ノックス達と代わるように、鳥は湯に羽根を濡らして。跳ねる水音。]

(513) 2014/11/19(Wed) 03時半頃

【人】 道案内 ノックス

[腕をつつくのは、ノックスが綺麗にした指だ。

 階段に向かうと、見上げる位置にフランシスが居た。>>508

 ………

[唇が言葉を紡ごうとして、何も出来ないまま。
 身を預ける小さな体を抱き締め直し、1歩、また1歩と階段を上がった。**]

(516) 2014/11/19(Wed) 03時半頃

道案内 ノックスは、メモを貼った。

2014/11/19(Wed) 03時半頃


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