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みんな……
[情緒不安定と言うアイリスに、何事か考え込むような沈黙はあったが、だいじょぶです?と調子を窺ってから。
彼女とマーゴが話し始めれば、今度はちゃんと断ってから潜水し、水面を見上げる。
息は、そう長くは続かない。水の中より、外のほうがやはり身軽に動けるし。
けれど飽きもせず、何度も潜っては見上げ、潜っては見上げ。
水面の向こうに、天井以外の景色が映ることはなかったけれど、それでも、何度も]
―体育館地下 温水プール―
[プールと廊下側を繋ぐ扉に手を掛けて、ゆっくりと開く]
ここの扉、重いなあ……っと。
[開けた時と同様、力を入れて閉じようとした。
視線はプールサイドをくるりと見回す]
プールの扉を閉じる途中で妙に抵抗が掛かっている。がたがた。
先輩?
[ぷは、と何度目かの潜水から顔を出すと。
扉の手前でもたつく姿]
どうしました? 何か挟まってます?
[ぺたぺた、入り口へ近づき。
屈んで床と扉の境をよくよく見てみるけれど、引っかかりになりそうなものは無く。
むー?と首をかしげながら、幾度かぺしぺし叩いてみて。
引っかかったような中途な位置から、未だ動かないようなら、助勢して思い切り、戸を押した]
にゃっ!?
[濡れたままの手が滑り、バランスを崩してすっ転ぶ。
いたた、と腕を擦りながら起き上がれば、水溜りに丁度、扉が映り]
せん ぱ……っ?
[ぎょっとした。
だって、水溜りに映る扉には、華奢な身体が挟まっていたから。
咄嗟に、実際の扉を見遣れば、さっき確認したように、何も挟まってはいない。
おそるおそる、もう一度水溜りへ視線を落とせば。
其処にももう、何も映ってはいなかった]
[手を滑らせて転ぶソフィアに驚き、扉から手を離した]
あ、大丈……どうしたの?
[プールサイドの水溜まりを凝視する後輩に近付き、しゃがんで]
今、それで滑った訳じゃ、ないよね。
…………。何か見える?
ともあれ、ソフィアに手を差し延べた。
……せんぱい、が
[ふるふる、首を振りながら水溜りを指し、先輩と呼んだのは。
ラルフの事では無いのだけど、名前が出て来なくて]
……誰か挟まってて、でも、そんなことなくて。
幽霊も扉に挟まるのか な……。
[すみません、と差し伸べられた手を取って、立ち上がりながらも。
視線は暫く、水溜りへ向いたままだった]
[先輩? と、オウム返しに首傾げ。
今プールにいる三年は自分とアイリス位みたいだけど。
水溜まりから離れない視線に、少し目を細める]
幽霊か。
[ソフィアに霊感があるなんて話は聞いた事がないし]
……その幽霊ってさ、髪、長かったりするのかな。
[自分にだって、そんな不可思議なチカラはない筈だけど。
考えるのは、桜の下で見た人影じゃなくて、
一年の秋、初めて屋上で一緒に練習した誰かの、
ふわりとした掴めない笑顔]
あ、えっ……と…、先輩じゃなくて、その……
[尋ねられれば
ぱくぱくと口を時折動かすも、結局、ごめんなさい、と噤み]
髪、ですか……?
いえ、良く見てなかったけど…… 背中に掛かってなかったから、そんな長くないと思います。
[先輩くらいかな、とラルフの襟足を、ちょいちょいと引っ張って確かめ]
ま、まさか、心あたりあるんですかっ!?
[幽霊といえば、髪が長い女性は定番と。
そういう噂があったりするのかと、ラルフとマーゴを、慌しく見遣った]
[ガコンっと派手な音を立ててプールの扉が直ってからは、
不思議と静かになるプールサイド。
の中でソフィアの声は相変わらず良く響く。
襟足を引っ張られつつ]
ふうん……そっか。
いや、貞子ネタとかそう言う事じゃなくてね。
[ちらりとアイリスを見遣る。
確か『二度とホラーは観ない』等と言っていたから、
嫌がるかもな、と一瞬思って小声で]
……昼に、生徒会室でさ。窓の外に見えた気がしたんだ。
長い黒髪の女子、うちの制服着て。背中だったんだけどね。
……気の所為かな。俺霊感とか無縁だし。
[軽く笑って見せた]
―― プールにて ――
そこに…?
[指されたプールサイドには――自分には何も見えなくて
なんだろ。わたしには何も見えなかったんだけど…なんだか、ちょっと見たかった。気がする。
……。大丈夫? 落ち着いた?
[幾分、元気を取り戻したように見えたなら、ソフィアにそう声をかけた]
[そのうち、アイリスがやってきて
あれ。アイリスさん。珍しい……って、あっ!!
[ざばん! と落ちる音。今日はなんだろう、危ない日なんだろうかとか思いながらそちらへ急ごうとして、でもすぐに顔を出したアイリスにほっとする]
……ああ。よかった。びっくりさせないで下さい……?
アイリスさん……?
[急に泣き出してしまったアイリスに、少し戸惑うが]
[やがて、正気を取り戻したかのように見えれば、改めてほっとして]
……ええ。いいですよ。
でも、今度はちゃんと水着を用意してきてくださいね。
[
確か…ええと、ほら。ラルフ先輩。
ラルフ先輩が、わたしがかばんを忘れ物したときに届けてくれて、その時に――。
その時に――? だったような。
[何か、その過程がすごくおぼろげだったので、つい首を傾げてしまった]
―― プールサイド ――
[やがて、先ほどアイリスがメールしていたのがそうだろうか、ラルフもやってくる]
…んふ。今日はお客さんたくさん、にぎやかだなぁ。
[どうやら、たてつけが少し悪くなっているプールの扉に悪戦苦闘しているようだったが。ひと泳ぎしてからそちらに向かえば、ちょうど――]
貞子ですか?
[ばさーっと、慣れた様に髪の毛を前にもってくる。そんな話題の時だった
水底から浮かび上がる貞子(マーゴ)に驚いた。
貞子のまま近づいていく。
マーゴちゃん?
[貞子ネタ
実際の幽霊がどうの、より。
おりしも本人が見せてくれた
黒くて、長い髪で…… マーゴちゃんじゃないんですよね?
[理由は分からなかったが、ラルフに倣ってひそりと声を潜め]
あたしも、霊感とか無いですけど、なーんか…… ここのとこ、気になるモノ見てる気がしますし。なんか、
[いるのかもですね、と続けようとした口は。
ぱくぱくと開いたまま言葉にならないまま、ただ、ラルフの背後を指す]
[其処は、部員がフォームを見るためなのか、壁の一部に鏡が埋め込まれていた。
だから、プール内を映し出す筈の其処は、全然違う、薄暗い部屋に瓶や棒が転がっている光景で。
その、映るか映らないかの、床すれすれに。
ラルフが言うような、黒髪が、散っていたから]
[水面を漂うように近付く髪の毛は、中々にホラーだ。]
……こんにちは。あの後、風邪ひいたりしなかった?
[近くに泳いで来たマーゴに挨拶して問う。
確か、夏場とは言え薄着で出歩いていた子だと思って。
悠然と泳いだ後の波は、揺れる梢のように広がって消えた。
大丈夫だろうか。意味もなく少し、心配になる]
うん、髪は真っ直ぐだったから……
[ホラー嫌い対策に声をひそひそ]
ソフィアも何か見たの? 何か、……――怖いね。
自分の感覚が得体が知れないのは。
ん?
[慌てて背後を指差す仕種に、首を傾げ。
振り返る鏡に映ったそれは、
置き去りにされた竹箒を見付けた時に良く似た]
ホリー……!?
[背筋に冷水を流されたような悪寒が走る]
[ラルフに、その節はお世話になりました、といいながら
大丈夫です。さすがに水着で出歩いちゃだめでしたね。
[プールサイドに上がりながら、えへへと笑い]
わたしと同じように長い髪の人…。
[ソフィアの拍手をもらってから、髪を後ろに戻して
わたしの知り合いには……居たような、居ないような?
え、ソフィアちゃん、幽霊とか本当に見えるようになったの?
[そういいながら、ソフィアの指し示す鏡を見た
同じものが{1} (奇数:見える 偶数:見えない)
えっ…これ…何……?
ホリー…せんぱ……っ。フィリップ……、さいもん、君……?
い、た――っ。
[キ―――ン、と耳鳴りがする。頭を抑えて。壁に手をつく]
……だめ…だめ…ッ!
種が…時が…来るまで、先輩、もちこたえ…て……ッ!
[その場に、しゃがみこんだ]
[幽霊は、居たら楽しい、なんて思う人間の前には、たぶん現れたいと思わないのだろう。
さっぱり霊感とは無縁な人生を送ってきて、そういう話は好んで聞くものの、実際自分が見えるとは、やっぱりあまり思っておらず]
っの、ばか! 何やってんの……!
[ラルフが名を呼べば、一気に自分の記憶も鮮明になり。
硬直からとければ、それを幽霊とも気のせいとも思わず、鏡に駆け寄り。
ばん、と濡れた手が感覚の鈍る強さで叩いたのは、ホリーの更に奥。
黒髪で、けれど今は前髪も長くは無く、おさかなのヘアピンは遠くて見えない、人影で]
何よ、その顔。
ふざけないで、何してんのよっ、サイモン!!
[そんな表情、鮮明になっている筈の今の記憶にも、ない。
ただ、ホリーが力なく崩れていて。
フィリップだろう金髪が、彼女を庇うように対峙していて。
忙しく何かを叩き落とす彼と違い、サイモンは悠然と、それか、呆然と、徒手空拳のまま。
何がおきているか、実際のとこなんて分からないけど。
ふざけるな、と、それだけ強く、思って。
恐らくは初めて、その光景を見たくないと思って、再び拳を振り上げ]
{2} 偶数:鏡を割った 奇数:映像だけが消えた
― 回想 プール ―
[ぼうっとしたままどこか遠くを見るようにプールの水のきらめきを見つめる、何かがまた見えるのではないかと思いたくて。
浮気は許さないけどねー。
[等と独りごちながら天井を見て、やはりいつもの学校のプールでしかなくてため息が漏れる。
― プール ―
[
何話してるんだか。
ヒソヒソ話は禁止ー!
[
ホリー‥‥‥。
ホリー‥‥‥?
[うわごとのようにその名を繰り返して。
[
ちょ、ちょっと、ソフィアちゃん何やってるの!
手、手は大丈夫!?
割れた鏡で手切ってない!?
[突然の出来事で取れかかった頭の靄が再び頭を支配する、ソフィアの手を取りながら慌てたような声を出す]
[映し出されたのはどれ程の時間だったか。
思わず駆け寄り、鏡の向こうに手をつく前に、きっと消える。
ソフィアの手で、びしりと鈍くひび割れて]
…………一人じゃなかったな。
何、やってるんだ、あいつら。こんな時に……
動けない子放り出していがみ合ってる場合じゃないだろ。
……生きて、
[生きて。
彼らには、辿り着いて欲しいのに]
…――は、 ぁ、はあっ、……
[荒く息を吐けば、それに押し出されるように、ぼたり、ぼたりと、握り締めたままの手から、熱が落ちていく。
皹入った鏡面にも、未だ、その光景の残滓が残っていて。
ただ、イラついた感情のまま、ばき、と欠片を握って叩き落せば、今度こそ、ただの砕けた残骸になった]
…… え、 ……あー、いえ。てか、すみません。
[そうして、やっと。
アイリスが手を取ってくれた感触
赤い絵の具に突っ込んだみたいになっている手と、足元の惨状に、気づき。
呆然としている水泳部員らへ、申し訳無さそうに頭を下げた]
[鏡が、割れた]
あ、あぁ…ソフィアちゃん…備品、なのに…。
怪我、無い?
[どこか、上の空で、呟く。そのうち、耳鳴りが消えて。他の部員もどうしたのかと、集まってくるだろうか。自分の意識もはっきりしてくる]
……これ、危ないね。
わたし、先生に連絡しておくから、皆、今日先に帰ってて?
[部員や皆と、いくつか会話を交わせば、そう言って、職員室へ]
……大丈夫。目が覚めれば、また、日常だよ。日常、だよ…。
[そんなことを呟きながら――**]
二人に、ソフィアちゃんを保健室に連行お願いします、と*ぺこり*
[ソフィアの手は、咄嗟に気遣かってくれるアイリスに任せ、
何事か叫んでうずくまるマーゴの傍に寄る]
…………――
[彼女に、自分が掛けられる言葉など]
ごめん、
[一つも、なくて]
大丈夫だよ、きっと――……ありがとう
[痛そうに押さえる頭を、許されるならそっと撫でる]
ご、ごめん。つい、かっとなって……
[いつも、ふんわりしてはいるけれど。
常に増して、ぼうっとしたマーゴの様子
せんぱい、が誰を指すのか、とか。
そういうことが、さらさらと記憶から零れていってしまうから。
ただ、マーゴちゃんこそ大丈夫なの、と心配そうに覗き込んでから。
自分が居ては、更に話がややこしくなるかと、素直に言葉に従う事には、したのだけど]
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