291 Fate/Goddamned Omen
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狼
墓
少
霊
全
/*
おつかれおつかれ。
よぐちゃんを、もふもふぎゅーする。
/*
もっふる、もっふるぎゅっぎゅ。
毛皮にうめうめする。
かわ、かわ。
巻き込みで処理すると一部村側の
メンタルが(進行的に)心配だけど大丈夫かなかな。
/*
地上頑張れ尻尾ぱたんぱたんしつつ。
[そっ、とてけりり饅頭を置いて四つ足追って観戦もーど]
/*
外郭が思った以上に壊れていた……!
もふもふぎゅっぎゅう
うまるうまる、聖杯の中なら焼かない、よ?
/*
てけりり饅頭は焼きお饅頭にするの。
わるいこ、もぐもぐ
/*
神都どーん!
もふもふわさわさ
やかない?
僕も、もぐもぐしない、ない、よ
てけりり、かわいそ
でも、かぐに、いたいいたいした、から
しかたないない
[てけりり饅頭に合掌した]
|
[幾ら、輪廻を繰り返そうとも。 人工の肉体を廃棄し続けていようとも。 “ 人間 ” で、あることまでは ────棄てようのない、ことであれば。
鉄皮面が茹だる様 僅かでも 眉を形歪ませる程度には …… 湧き上がるものくらいは、あった。]
[灼熱には 砂打つ前に蒸発してしまうような雨粒程も 溜まらぬものすらも 掬い上げてしまえば。>>2:435]
(7) 2019/02/14(Thu) 19時半頃
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|
………… しっているさ。
[それだけ。>>2:436 それだけが 猫の足音に紛れて 行き場なぞ知らぬ様 漂った。
誰かのため 神都のためと笑えるほど お利口さんではなく。 見送ってきた追放者を悪と見なし切るほどに 愚かにも、なれなかった。
御用意された型枠には 形だけ合わせてやれば良い。 ]
(8) 2019/02/14(Thu) 19時半頃
|
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[時に、中から顔を覗かせるものが 宿らせる何かがあろうとも。>>2:411
部分点は切り捨てられて 花丸満点を並べる善の道は お生憎と 囲いの外には 価値を見失ったものしか放り出さないから。
過去形を作った言葉尻には>>2:419 なんにも 示すものはなかったけども。]
(9) 2019/02/14(Thu) 19時半頃
|
|
[何を抱かれようとも 評価に赤印引かれぬ相手だ。 あと千歳程若き魂であったらば。 心の内を探りも……したのだろうけども。 それこそ 向かい合う相手を気にする人間らしくも。]
……、
[もしもの話はさておいて。 幽かな変化は、前髪の下。
黒影通し、窺っていた。>>2:452 >>2:460]
(10) 2019/02/14(Thu) 19時半頃
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[黒霧に重なった影は>>2:452 手つなぐひとりとひとりを守るように だけども 天よりの光に呑まれてしまえば 白に上塗りされてしまって。
英霊とは違う、生身の子。 その、輪郭を。肉体を。 消し飛ばさぬ様残すので────精いっぱいだったか。]
(11) 2019/02/14(Thu) 19時半頃
|
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[うぞうぞと 影は揺れる。 伏した黒山羊姿の下。 一振りの斧が、突き立てられて>>5 暫く。
ばか り 影が裂けた。 幾列も並ぶ牙の奥には 光をも呑んでしまいそうなうつろ。
細長く伸びた黒が 黒山羊姿を 影の中へ ……大開の口の中へ 引き込まん、と。]
(12) 2019/02/14(Thu) 19時半頃
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[ わるいこ ] [ わるいこ ]
[ ヨグ わるいこ ]
[ しらない うち ないない しちゃう ]
[ おともだち おいてっちゃう わるいこ よぐ わるいこ ]
(13) 2019/02/14(Thu) 19時半頃
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[風のささめき。 どこか、幼子の涙声じみても、響いて。]
[ わるい こ わるいこ は ほねものこさず たべちゃうぞ ]
[ ……そして、最後は。 斧を、墓標として迎え入れて。 影は跡形もなく 閉ざされるだろう。 ]
(14) 2019/02/14(Thu) 19時半頃
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[咀嚼音などは響かない。 内に迎え入れただけだ。 あくまでも影は ひとかけら。]
────
[手元 芽吹いた影が 蹲るのを 見下ろしながら。 次いで、下された指示を聞く。>2]
……壊された、か。
[シュメールを、破損部へと集わせるということは。 防衛戦に徹することとなろうか。 だけども 彼方には──幼子が沈んだこと知らずとも──神と呼ばれるものが、それに準ずるものがいる。]
(15) 2019/02/14(Thu) 19時半頃
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[……もしも 神都が 戦場となってしまうことが、あるならば、]
[ ────── ]
(16) 2019/02/14(Thu) 19時半頃
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『 ねぇ わたし また あなたに ふさわしい わたし に なるわ
あなたの となりに たてる わたし に なって あなたの ところへ かえってくる わ
だから …… あなたの じかんを ちょうだい あなたが いきてきたのと おなじだけの じかんを わたしに ちょうだい ……アリィ 』
(17) 2019/02/14(Thu) 19時半頃
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そう わらった きみの顔が 光に 呑まれるような──心地だった
神都は 守らねばなるまい 誰の為でもない 都の為でもない
利己主義の最果てに 都の望む善があった …… それだけだ
(18) 2019/02/14(Thu) 19時半頃
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────……
[其の時までは 呼ばぬと決めた きみの名前を 唇が勝手に求めていたらしい。 音にはならず 形ばかりが まっていて と 希ったきみの名を紡ぐ。]
ああ こまるね
[そんな時だって かんばせはやはり 凪いでいた。]
(19) 2019/02/14(Thu) 19時半頃
|
|
[猫の牽く車の上。 腕端末を 降ろした。
すっかり 冷めきった左の手。 几帳面に切りそろえた爪の先が。
胸の中心。小さな小さな硬いふくらみを、ひっかいた。*]
(20) 2019/02/14(Thu) 19時半頃
|
/*
もぐもぐしたら、焼き山羊さんになるの。
だから、もぐもぐしない。
わたしも、もやさない。
うっうっ、でもてけりりはお焼きにしちゃおうね。
こんやのごはんは、焼きりりだよ。
銀行屋 ザーゴは、メモを貼った。
2019/02/14(Thu) 20時頃
/*
こんがり
とっても、こんがりした
もぐもぐしたら、もっとこんがり
やきりり、たべたらSANちぇっく
初期SAN:75(0..100)x1
チェックチェック→43(0..100)x1
/*
ないない
なかよし、なかよしなんだね
[地面に額付ける子をもふもふ]
/*
ばーさーかーのSANは低い…
現在SAN値:43(0..100)x1
/*
[もふもふされて額をすりすり、わふ]
ないないされた、ないない
わるいこ、わるいこだけど、うれし、し
/*
もふもふせらぴー、する
せいしん、ぶんせき
ばーさーかー
いっぱい、いっぱい、せらぴーする
/*
うぅ ? ぅぅぅぅ?
もふもふせらぴー、もふもふ
ばーさーかー、ばーさーかーしないしない。
[もふっと毛皮の乗っかった。]
/*
ばーさーかーしないない、いいこ、いいこ
[乗っかった子にぐる、と首を巡らせて。
ぺろん、と舐めた。
頬擦りもふもふ、わふわふ]
/*
もふもふせらぴー、よぐちゃんもいいこ
[毛皮をもふもふなでなで
舐められたり、頬ずりされたら、くすぐったくて
くすくす、わらう、くすくす]
|
[かみさまのさほうなんて、しらない。 罰するための存在でありながら こどもの掲げる秩序は、めちゃくちゃだ。]
[わるいこ][わるいこ?][わるいこはきみ] [わるいこ][やっつける][だから][いいこ] [わるいこ][やっつける][のは][ね]
[いちばんの][いいこ][じゃあ][なくっちゃ]
(49) 2019/02/14(Thu) 22時頃
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[褒められないこと?]
『 あは 』
[男とも、女とも、赤子とも、老人ともつかぬ。 されど、けたたましい赤子の鳴き声を重ねて わらう 声 が あった。]
(50) 2019/02/14(Thu) 22時頃
|
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[一度は針に祓われて なれば魔とも取れようが。 それ は 魔とも聖とも定義できず だけども 魔とも聖とも為り得る。 跳ね返すものもありはしない。
針 差し向けられる “ おもちゃ ” が あるならば>>34 それだって ばっくり 雲 邪魔をする “ おもちゃ ” が あるならば それだって ばっくり
生み出された 口 に>>2:368 伸びる手に裂けた 口 に 触れた端から 噛み砕く。]
(51) 2019/02/14(Thu) 22時頃
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[噛み砕いて 呑み込んで ぅぇ と、 小さく小さく 零された。 例えば 幼子が 嫌いな食べ物を齧らされた時のような。
だけども 物体が存在すれば 影は寄り添うものだ。 影が存在すれば──しなくとも 存在出来るそれの 細長い 手 は生まれ続け わるいこ の ……白雲の主の身を 求め続ける。
形を持たぬものと知れようか。 全うな心など持たぬと知れようか。
膨大な光に 霞みも、怯えもせぬ黒は 追うように 雲欠片を進みかけて────>>40]
(52) 2019/02/14(Thu) 22時頃
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[留まった。]
[次第に、萎れて 消えて行くを 去ったと見るか。否と見るか。]
[……虚空。不定形のものが 生れ出るを 見るか。]
(53) 2019/02/14(Thu) 22時頃
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[留まるにしても、去るにしても。
“ あくまはとても 執念深い ”
もし、かみさまに想いがあるならば。 もし、かみさまにぬくもりがあるならば。 もし、かみさまに退屈があり もし、かみさまに求めるものがあるならば。]
[ その こころ を、問いましょう。 ]
(54) 2019/02/14(Thu) 22時頃
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[それ は 形なき存在。 それ を、真に定義するものがあるとすれば。 善も悪も、魔も聖も、何もない。
ひとの こころ で あるのだろう。
ママが言い聞かせる、架空のばけもの。 子供たちを攫い、食べてしまう、おばけ。 時に、大人も攫ってしまうそれは 只一つの感情だけを土台として、生まれた。]
(55) 2019/02/14(Thu) 22時頃
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[ ボリバラ テライ・カナン ホハン ビチョ・パパオ なまはげ トントン・マクート ハストルマン ルル・コルコレ タラスム
“ ブギーマン ”
バブラス エル・ククイ シュヴァルツェマン ババイ ココリカモ ウオモ・ネロ フアン・カシェス レーズファスー・バゴイ ]
(56) 2019/02/14(Thu) 22時頃
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[子供たちの恐怖。 大人をも喰らう、恐怖。
転じて この世総ての恐怖。 恐怖そのもの 恐れる感情、そのもの。
本来ならば 子供の姿も持たずに 目視した者の 恐怖 としてしか映らぬ存在は かみさま には どう 見えるのだろう。]
(57) 2019/02/14(Thu) 22時頃
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[最も恐怖する対象。 最も恐怖するものが光景であれば あくまはその 空間 と なり わるいこ を 引き込もうと、するのだ。
もしも 恐怖なんて 感情が こころが 最初っから ないならば
……黄色い衣裳の 幼子一人 空に 見えることだろう。*]
(58) 2019/02/14(Thu) 22時頃
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銀行屋 ザーゴは、メモを貼った。
2019/02/14(Thu) 22時頃
銀行屋 ザーゴは、メモを貼った。
2019/02/14(Thu) 22時頃
[繋いだ手を確と引いて。
寄り添う影の気配を感じて、光の中を駆けて行く。
────それが、とある人魔の記憶の、
いちばん最期の光景だった]
── 光の跡 ──
[まるで野垂れ時ぬように。
幾つも、幾つも、見てきた人や魔の最期のように。
黒山羊もまた故郷たる大地に倒れ伏していた。
吹き飛ばされた際に、酷く打ち付けたに違いない。
後ろ脚は折れて、打ち傷、擦り傷、
あちらこちらから血を流していた事だろう。
それでも、死んでも尚、繋いだ手は離さなかった。
生身のイキモノが体ごと消滅しなかった事は奇跡に近い。
それが、“影”が精一杯に伸ばしてくれた手だって事、
人魔の子はきっと、よく分かっていた筈だ]
[ぺち、ぺち、と叩かれた体は、もう動かなかった。
ヨグ、と呼んでくれたその声にだって。
何処か哀しそうな、少女の様子にだって。
応えてあげられる事もなく。
墓標のように、立てられた斧。
さらり、砂が舞って。
少女の足取りを見送った]
[そうして。
ぴく、と蠢くように横たわった体が揺れた。
もとい、“影”が黒山羊の亡骸を揺らした。
大きく口を開いた、影の中。
ばく、ん、と、丸ごと呑み込むように招かれる虚ろの内に
“ともだち”の恨み言が木魂する]
[ わるいこ ] [ わるいこ ]
[ ごめんね がりぃ ] [ だけどもね ]
[ こんな わるいこ
たべてくれて ありがとう ]
[父を食べた、母のように。
母を食べた、僕のように。
この命が誰かの中に還るのならば。
ひとつきりの命を落っことしてしまっても、
寂しい事は何もない。
砂の上に零れて消えるその前に、
僕の命は確かにきみが拾ってくれたのだから]
ねえ、知ってる?
光を当てるってことは、
存在に影を与えるってことなんだって
ねえ、僕の生まれた残酷な世界
あなたの光は無慈悲に僕を殺めたけれど
あなたは僕に何より深い影をくれた
遠い歴史の、影法師
それから、大事な《おともだち》
ぼくの だいじな
だいすきな ものは
ぜんぶ ぜんぶ かげだった────**
[幼子は、生まれてすぐに死んだ。
その頭はバーサーカーでなくたって幼いまんま。
それでも、神 として生まれたから。
今は、サーヴァントだったとしても。
その約束は、とてもとても重いものだった。]
[幼子は わるいこ だけれども。
その約束を叶える気だった。
破るつもりなんてなかった。
特攻しようなんて、幼い頭で考えたわけでもない。
ただ、曇った頭でも、本当にすべき事を理解していたから。]
だから、さきに、まっててね。
[神都の奥へ、宇宙樹へ。
展からの光が沢山降ってくる前に。
行けなければ、約束も意味をなさなくなるから。]
…… う
だいじょうぶ
ととさまのときとちがって こわくないの
[光に呑み込まれる直前。
四肢を炎と化しながら、幼子はにこり微笑んだ。*]
銀行屋 ザーゴは、メモを貼った。
2019/02/15(Fri) 01時頃
銀行屋 ザーゴは、メモを貼った。
2019/02/15(Fri) 17時頃
|
[ああ、其処に幼子の姿を見るならば>>79 正しく、神であるのだろう。 指先まで覆って尚余りある袖の、両手。 口許に添えた 無邪気な姿は くるり、くるり、空に踊る。
もう“ ひとり ” 、 雲に乗り込む襤褸姿が>>67 空仰いだとしたならば 見えるのは 真っ黒い靄じみたものだろう。
それ は ママの数だけ、違う姿を持つ怪物であれば。]
(103) 2019/02/15(Fri) 20時頃
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[ありもしない心を喰らえるはずもない。 たべてしまう存在なるこどもは たべられないね なんて 肩をすくめて だけども けらけら わらっていた。
白雲は いくつもでてくるから おいかけるのは いったん やめにした 追いかけなくったって良いのだ
どこからでも 生れられるのだから。]
(104) 2019/02/15(Fri) 20時頃
|
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[だから、雅を解さぬ眸で 女神に問うを、見下ろしていた。>>88
いいこ なので かんがえることも するのです おちてくるはっぱに てをのばしても にげられちゃうことも しっていました
だけども こころ は、安定を知らぬものであり。 それ は 定形を持たぬものであり ママ という 存在だけで成り立っているようなものだから。 湖面が容易く、波紋広げてしまうようにも。]
(105) 2019/02/15(Fri) 20時頃
|
|
『 ──── ア 』
[子供姿は 容易く、歪む。>>88>>89]
(106) 2019/02/15(Fri) 20時頃
|
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[神々の遊戯に差す水などは 信仰なぞ抱かぬ不定形の身には 抱え込んでも余りある程には。]
『 わる い こ 』
[幼子の声が ざらりと崩れていく。]
(107) 2019/02/15(Fri) 20時頃
|
|
[くずれて 波打って そうして 影が 霧を成し 広がろう、と……して。]
『 ア …… 』
[はたり と …… 萎んで行く]
(108) 2019/02/15(Fri) 20時頃
|
|
[それ は あまりにも 扱いの難しい、悪魔だ。 ママが存在する限り ママの願い通りに わるいこを食べる あくまであり。
存在するに どこまでも ママに依存する、悪魔であれば。]
『 ──── マ マ ! 』
[一陣に、流されてしまうように>>98 影は 霧は 薄れ──── 消える。*]
(109) 2019/02/15(Fri) 20時頃
|
|
──── ガリィ
[荒野の 只中 猫の牽く車は 影と溶け 砂漠に似つかわしくない革靴が 砂を、踏んでいた。
無感動に。 蛇の半身を持つ女が 複合生物が
影に 喰われて行く を、見下ろして。]
(114) 2019/02/15(Fri) 20時頃
|
|
[別になんてことない。 猫の牽く車のにおいにつられたか。 常ならざる気配に昂ってしまったか。 或いは嵐に追われたか。
悪魔がこちらに、迫っていただけの話だ。 たったのそれだけでも。 こども は わるいこ を やっつける ために ママのところへと かえって しまう。]
(115) 2019/02/15(Fri) 20時頃
|
|
[食事を終えた影が また 黄衣のこどもの姿を 作り上げた。
無邪気に伸ばされた両の手を 屈めた身の中に 迎え入れる。]
ばっちぃ ばっちぃ だろう おうち かえったら おいしいおやつ たべよう ね
……その、まえに。 ああ、また わるいこ が いるみたいなんだ ガリィ ママを、ね。 わるいこ の ところに つれていって ほしい な。
(116) 2019/02/15(Fri) 20時頃
|
|
[そう、告げれば早い。 こどもすがたは また 真っ黒い 不定形へと 変化して。
長躯を 容易く、呑み込んだ。
それ は わるいこ の ところへ どこへでも あらわれる。
ママ が こまること する>>19 わるいこ を かぎつけて>>102 ]
(117) 2019/02/15(Fri) 20時頃
|
|
[ ぞる り ]
[神都正面。其処にいたはずのシュメール構成員は 外部の悪魔が 暴走していると その対応に追われてしまっているらしい。
だから わるいこ の 足元から 伸びる 影のなか>>102 蠢くあくまのけはい は……隠しようも、ない。]
(118) 2019/02/15(Fri) 20時頃
|
|
[真っ黒い 細長い幾つもの手が 影の中より 生れ出て わるいこ を とっつかまえようと>>102 掌に裂けた 大穴より 並ぶ牙を剥きだしにし たべてしまおう と
伸ばされる。伸ばされて 迫る。]
[もう一つ。 砂漠に ある筈もない 扉が クローゼットが 滲み出るよう 砂へと落ちて。]
(119) 2019/02/15(Fri) 20時頃
|
|
…… と、
[開かれた 扉。 長躯がにゅっと 吐き出される。
焦げていた 白衣の裾は 綺麗に綺麗に 整えられて。
氷眸を、 持ち上げた。 *]
(120) 2019/02/15(Fri) 20時頃
|
銀行屋 ザーゴは、メモを貼った。
2019/02/15(Fri) 20時頃
/*
う、ちじょうがんばれがんばれ。
のっかもがんばれ。
[てけりり饅頭をキャンプファイヤーの火で炙りながら]
|
[鬼めいた風貌に、生きているかの如き彫像たちが纏わりつき、陽光を形取らせたような弓が引かれる。 派手な戦の傍らじゃあ、鼠一匹に向けられる眸も……ないらしい。 光の許は見えないものだ。
ならば 何故、見つけられたかと言えば。 簡単な話。 “ ママの困ることする ” わるいこ だった。 それだけだ。]
(135) 2019/02/15(Fri) 22時半頃
|
|
[砂蹴り、離れ行く身>>129 引っ込めてやるような手はない。 一等長く生まれた一つが、足肉を齧り取る。>>130 それに遅れたいくつかが、ばっくりと 口ひらいて 吐き出されたものを 丸ごと、呑み込んだ。>>129]
『 ぅぇ まず い 』
[えずく 子供ともおとなともつかぬ声。 だけども 喰らわんとす、血蛇を前に>>130 留まるを知らぬ黒は その先端を 寧ろ此方から 口腔へと突っ込ませようと、する。]
(136) 2019/02/15(Fri) 22時半頃
|
|
[人の肉体ならば 無事である筈もない。 細胞毒にしても凶悪すぎる液体の中 入り込むことが出来ていたならば その、内より。外へ。毒血の塊を食い破ろうと、突き破ろうと。 固形よりは、液状と例えるのが正しい黒手が 血蛇の内に牙晒す。]
[そも、わるいこなんてものは。 ママが定義する、曖昧なものだ。 ママが こどもをしつけるために ママの中の わるいこ を、おしつけて。 いいこ たらしめんとする、のだ。]
(137) 2019/02/15(Fri) 22時半頃
|
|
[秩序に反するほど。善に反するほど。 ママを困らせるほど。わるいこであるほど。
わるいこだと言われているほどに。
あくまの牙はより鋭く。 あくまの手はより多く。
離された距離を詰める……では、なく。>>134 彼の足元に存在し続けるであろう 影 より また 新たに 手が、生まれる。]
(138) 2019/02/15(Fri) 22時半頃
|
|
[砂面に擦られた足の傍ら。>>134 影突き破り、急速に成長していく黒手がふたつ。 上げられたばかりのかんばせを おおい、引き込まん、と。
────その光景を、眺めるは。さっきぶり、の。]
……やぁ また、会ったね。
[クローゼットは霧と消え。 先の邂逅ほどには距離はあれども 見逃されるほど離れてもいない位置。
右腿のホルダーと、…… 下衣を絞め付けもしていない、お飾り程度のベルトの上。 脇腹を通る形状のサスペンダーが覗く程度に、ふわりと持ち上げられた白衣裾をまた、制して。 *]
(139) 2019/02/15(Fri) 22時半頃
|
銀行屋 ザーゴは、メモを貼った。
2019/02/15(Fri) 22時半頃
/*
[つんつんされてもふ?ってふりかえる。
のし、ってして、ふもふのなかにごあんない]
|
『 ……う?
イヤ じゃ ない よ おのこし は わるい こ
おいしく なくっ たって ぜんぶ たべる の ガリィ いいこ だもん ! 』
[けらけら][からから][赤子の泣くような声を重ねて][わらう]
(181) 2019/02/16(Sat) 01時頃
|
|
[流動体を噛むよりも軽い うつろを噛むように 牙は空を切ったことだろう。>>153 かと思えば 砂粒が枯れ木を倒すように 内よりの物理干渉を果たし 飛び散った残骸ごと>>154 黒手触れた赤黒い砂を 呑み込んで行く。
影をそのまま形にしたかの如く、黒いというのに。 裂けた口腔に光る牙は、真っ白く磨き上げられた。]
(182) 2019/02/16(Sat) 01時頃
|
|
[善なんて 正しさに研がれた刃に過ぎない。]
[一匹とも 何匹ともつかず>>161 影の存在する限り 無限とも取れようか。 だけども 悪魔の気配を辿るならば どの手も 影も たったひとつの 悪魔によるものだとも わかるだろう。
悪魔がそのまま 切り分けられている それ。]
(183) 2019/02/16(Sat) 01時頃
|
|
[足場なる岩場の 不安定な影形問わず>>161 覆いかぶさる邪魔な炎すらも>>162 喰らう 咀嚼音を響かせ 炎海貫こうと……していたけども。
届きようもなくとも>>164 炎が少しでも “ ママ ” へと揺らぎでもしたならば
黒手は揃って、なりを潜め。 代わりに、これまた真っ黒い流動体が 長躯の傍らへと、引き返す──庇おうとでも、するように。]
(184) 2019/02/16(Sat) 01時頃
|
|
[届かない と 理解したか。 流動体がどこか 安堵に似た 呼吸めいた響きを零す。
持ち上げた、覆いの無い左の手が 流動体へと そぅっと 乗っかった。]
……ガリィ ママは だいじょうぶ だよ きみは あんしんして わるいこ を たべて きなさい でも まずい のは あんまり たべなくって いいのだよ
[語り掛ける 氷色に反して、あたたかに。]
(185) 2019/02/16(Sat) 01時頃
|
|
──── 叶うならば 先ほどのような 荒野の只中で、会いたかった ね。
こんなところ に いるものだから。 ……わたしの こども は かくれんぼ が とくいなもので さ。
[暗に 是、と。>>164 欠片をいくつか 彼の傍らに残したままの あくまを>>170 撫でて、……はなして。]
(186) 2019/02/16(Sat) 01時頃
|
|
『 ママ あのこ こまったちゃん ? こまったちゃん の わるい こ
あのなか はいるの しようって わるいこ とぉっても わるい こ ! 』
ああ そうだね わるいこ、だ。 あそこに はいってしまったら ほかの わるいこ だって はいってしまうかも しれない
────ああ、
(187) 2019/02/16(Sat) 01時頃
|
|
ママ こまっちゃう なぁ
(188) 2019/02/16(Sat) 01時頃
|
|
[ひとこと。 たったの ひとことを 以て 黒い流動体は うぞり と 砂面に広がり 蛇頭に追われるのも気に留めず 這い滑る。
さぁ──── と 砂の流れる音。
砂漠の砂が 少しずつ 地中へと流れて行くのを 見るだろう。
炎海がまだあるならば それ を 呑んで 呑み込もうと するのだ。 えずくような 音を漏らしながらも。 足場なる、岩場をも。 全部、全部、おのこししないで。蟻地獄の中央。 真っ黒く、細長い幾つもの舌と。 ずらりと並ぶ 牙の許へ 誘いこもう、と。]
(189) 2019/02/16(Sat) 01時頃
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[なんだって 区別なく……実際は、わるいこと、わるいこの扱う物だけを 食べてしまうような そんな、存在だとは 知れるだろうか。 黒霧の正体を探るような知恵などは>>170 生憎と、持ち合わせちゃあいなかった。
ただ わるいこ を たべるのと わるいこのつかうもの を たべるのと
まずい は あっても いたい も くるしい も ぜんぶ 放り棄ててしまったような────存在であれば。 わるいこに関わるものでさえあるならば 食らうものは選ばない。]
(190) 2019/02/16(Sat) 01時頃
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[……だけども。 いたいのがなくっても なんでもたべられても 悪魔とて 無敵なわけでも、ない。
それ は ママの造り上げた幻想。 それ は ママたちの言い聞かせが生んだ存在。
ふくれあがって やがては心と 恐怖と化した、存在、ならば。]
(191) 2019/02/16(Sat) 01時頃
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[ああ ここに いるのだ。 こども に 姿を 名を与え あくまとして 成立させている
あくまとしての 形を保たせている──ママ は。*]
(192) 2019/02/16(Sat) 01時頃
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[────]
[おもむろに 腕の端末を、持ち上げた。 …… はく と 開いた唇は だけども すぐに、 閉ざされるのだ。**]
(193) 2019/02/16(Sat) 01時頃
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銀行屋 ザーゴは、メモを貼った。
2019/02/16(Sat) 01時半頃
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