233 逢魔時の喫茶店
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…君が、欲しいだけ、 好きなだけ、 満たすといい。
[>>23欲しいだけと言わず、それ以上でも構わない。 絡めた腕で引き寄せて、満たして欲しいと、満たしたいと、何度も強請る。 口付けにアルコールの味が混ざったのは最初の内。 幾度も繰り返すうちにそれは薄れ、 後はもう、分からない。
蕩ける思考に、瞳を揺らした。]
(25) mzsn 2015/08/13(Thu) 02時頃
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[夜の続き>>24は寝室で。 背に爪を立て、愛を紡ぐ。満たされ、満たして、触れて、揺さぶられ。 濡れた視界に写るのは、見上げた君の、大きな羽だっただろうか。
荒野に花が咲く。 君が咲かせた花だ。 胸を、君の花と愛で満たして、 ――ああ、どうしようもなく、熱く、愛おしい。
けだるい眠気に意識を落とす寸前、 自分から口付け、もう一度愛をささやく。]
愛してる。
[今まで何度も口にした言葉だった。しかし今は、心から君に愛していると、そう言える。 愛してる。全部。全て。君を。 やっと、――見つけた。]
(26) mzsn 2015/08/13(Thu) 02時頃
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[その後、 こんな身体の様子では立ち仕事の接客業はできないと、そう、シーツにくるまって笑って、 その日は結局、昼も夜も店を閉めた。 昼の休みの連絡は、店員達への通達を忘れていたかもしれないけれど。
カウンターの上には、日の光に輝くワイングラスが2つ。]
(27) mzsn 2015/08/13(Thu) 02時頃
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[好きな物を、好きなだけ。 そう契約した身、今更になって撤回する気はさらさらなくて、 求めたいだけ持っていけばいいと、呟く口>>44を自ら塞いだ。
人の欲に限界は無い。 それは生憎自分も同じで、幾度求め満たされても終わりは無く、 満たした端から新たな欲求へと変化して行く欲望を、何度も曝け出し、強請っただろう。
何時の間にか、滴る精と汗の香をかき消すように、ぬるい部屋の中を花の香りが満たしていたか。 まるでお互いの胸の内から限界を超え溢れ出したかのように、 色が、空間を塗りつぶして――…。
包まれた甘い体温に擦り寄って、愛と言う名の熱が灯る胸の中、何度も彼の声>>46を繰り返した。 瞼の裏に写るのは、彼の、美しい金の瞳。]
(52) mzsn 2015/08/13(Thu) 20時半頃
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…だれか?
[眠りから意識を浮上させたのは呟く彼の声>>47と、微か聞こえた下階の物音。 時刻は普段の起床時間をとうに過ぎ去り、時計を見れば開店ギリギリ。 でも今日は休みにする気だしともう一度頭を枕に沈めてシーツに包まって、>>27 ふと気付く。
あ、皆に連絡入れてない。
と言う事は来たのは客では無く出勤してきた店員の誰か、で? これはまずい。 裸の男×2を見られる訳にはと慌ててベッドサイドの携帯電話へ伸ばした手は、熱に誘われ儚くも途中で落ちた。
未だ欲の籠る重い体、そんな風にされたら、抗える訳、無いと言うのに。*]
(53) mzsn 2015/08/13(Thu) 20時半頃
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― まどろみの中で ―
[漂う意識は何処か遠くへ流れ行き、脳の信号が作り出す記憶の夢は、いつもと違う風景を見せていた。
映像は、普段通りのセピア色。 泣く青年が一人と、静かに佇む男が一人。 泣いた方がいくら相手に縋っても片方は微動だにせず、鋭い言葉も聞いているのか居ないのか。 そこまでは、普段と同じ。 ただ、いつもの夢と違ったのは相手の顔が朧げでは無く、きちんと輪郭を伴っていたという点だろう。
顔色の悪い喪服の死神の男は、昼の姿。 そのスーツに縋り幾ら皺を刻んだって、男の手が青年に触れる事は無い。]
(96) mzsn 2015/08/14(Fri) 01時頃
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[――そして、普段と違う点がもう一つ。 セピア色の世界の中、二人を見つめるカラーの男。 男の顔は泣く青年によく似ていて、きっと青年が15ほど年を重ねればこんな感じになるかと想像は容易い。
カラーの男は泣いてはいなかった。 何処かぼんやりと二人を見つめ、近寄る訳でもなく、離れた位置で事の進展を静かに眺めている。 縋る青年と、喪服の男。 そのやり取りはしばらく続き、ストーリーは最後に差し掛かる。
「連れて行けない」 「でも」 「愛してる」
男の言葉に、青年の指が離れる。 何処か呆気に取られたような表情の人間を差し置いて、喪服の男は踵を返す。 去る喪服と、その場に崩れ落ちる青年と。慟哭は何処か遠く、青年の流す涙が地に吸い込まれても、カラーの男は微動だにしない。
…つもりだったのだが、]
(97) mzsn 2015/08/14(Fri) 01時頃
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[はたり] [はた]
[滲む感情だけは止められず、ようやく、静かに涙を零したか。
水分を拭う事もなく、喪服の男を追う訳でも、青年に駆け寄る訳でもない。 あれらは全て過ぎた事。自分の記憶の、古い1ページ。 悲しかった。 苦しかった。 今でも胸が張り裂けそうで、しかし昔ほどじゃない。 昔ほど、辛くはない。
如何してと思考を回すより先、何時の間にか背後に沸いた闇に気付くと、迷わず身を預け、 その後は花の香りの中、悪魔の腕の中で目覚めただろう。>>27*]
(98) mzsn 2015/08/14(Fri) 01時半頃
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− プリムラの花咲く夜 −
[触れた感触はヒトのそれとはほど遠く、そして寝台に横になる姿も、同じ様に程遠い。 君の全てに触れたい、全てを見たい。と、全部盛りの披露>>119を魔術師がねだったのは少し前の事。 知らぬ人間が見れば卒倒しそうな姿の生物に愛おしげに手を這わせ、口付けて。 困惑を浮かべる瞳を見つけたのなら、セピアの瞳は楽しげに。]
なに、今更気付いたの。
[余裕の無い姿に目を細め、今日は此方が笑う番。 可愛らしく尋ねる声に肩を揺らして、けれど、手は止めてやらない。
自分だって男だし、好きな相手をどうこうしたいと言う欲はどうしても芽生える物。 いつもは叶わぬ事だとしても、しかし、今日はたまたま都合よく。 本当はずっと抱いていた欲をぶつけようと、これは彼にする願いの一つ。 君の全てに触れたい。全てを見たい。 君をもっと、知りたいから。]
(127) mzsn 2015/08/14(Fri) 23時半頃
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[渦を巻く角を撫でて、骨っぽい羽を優しく食んで、 普段此方を絡め遊んで離さない尾を、指先で擽って。]
――ここ?
[ああ、震える身体も、甘い吐息も愛おしい。>>120 背に覆いかぶさり、枕に突っ伏す異形のうなじに口づけると、そのまま尾に愛撫を重ねて行く。 まるで、別の部位に奉仕するかのように。
もったいない。 愛しい顔も声も、枕に食わせず此方を見せて欲しいと、口付けは背や首元を彷徨って、 やはり、手は止めてやれなかった。]
(128) mzsn 2015/08/14(Fri) 23時半頃
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[力を頑張って使いこなす。などと言う向上心は残念ながら持ち合わせておらず、今男を突き動かすのは、彼のくれた愛と言う感情だけ。 後は、支配欲と性欲がそれなりに。 しかしそれを差し置いても愛したいという欲求は酷く強く、悪魔の呟く声も吐息も身じろぎする異形の身体も、全ては愛おしく愛すべきものであると。]
ここ、すき?
[握って、つまんで、ぐりと、力を込める。 異色の尾を何度も刺激して、時に甘く時に強く。 初めて>>141だといわれても、俺だって君が初めてだったよと返すだけで、満たされる支配欲に心底嬉しそうな顔をした。
口付け舌を這わせて、愛しいと熱い吐息を零す。 ああ、彼は、こんなにも、強く、気高く、恐ろしく、それなのに、今はどうしようもなく愛らしい。 だが支配欲が愛を押しつぶし始めた頃、 不意に抱きしめられた腕の中>>142で、細めていたセピアの目は何度かまたたき、きょとりと丸く。]
(143) mzsn 2015/08/15(Sat) 02時頃
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…誤魔化さないでよ。
[不機嫌そうに不満を零しても愛の言葉は嬉しくて、 その胸に身を預けると、後は、普段通り大人しく。
遊び倒していた尾も開放して、今は、彼の胸に口付けるだけ。]
(144) mzsn 2015/08/15(Sat) 02時頃
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…俺色に染まるの、嫌だった?
[こういうの、男のロマンっていうんだ。 悪魔の君も知ってるかどうかは、知らないけれど。
好き>>148ならいいじゃん。と、そう言いたげに擦り寄って、返事の代わりに何度も胸に印を落とす。 抱きしめる強さに鼓動を速めて、熱で何度胸を満たされても、 この先満足する事はないのだと、小さく笑っただろう。
それに、どうするもなにも>>149ちゃんと責任ぐらい持つ。 責任持って、大事に、愛すから。 だから、]
ん、
[背をなぞる感覚に小さく声を漏らして、身動ぎするのはいつもの自分。 漏れた吐息を新しい弱点に注いで、物足りないつむじへの口付けに誘われるよう顔を上げれば、見えたのは金の瞳だっただろうか。]
(180) mzsn 2015/08/15(Sat) 22時半頃
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ん。 見せて。俺も、見せる。 見るの、好き。 触れ合うのも、…好きだよ。
[さらさらと触れ包み込まれる翼>>150の感触に、望み通りの嬉しそうな顔をして、 身を乗り出し、きちんと唇に口付けた。
あんなので足りるもんか。 足りる筈ない。 擽る様に触れる尻尾を優しく包み込んで、口付けは、深く、深く。 吐息を押し込めるように。 自分を、彼の色で染め上げるように。]
(181) mzsn 2015/08/15(Sat) 22時半頃
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悪用してどうするの。
[>>183例えば君をねじ伏せて、思うがまま無理やり酷く惨い仕事をさせたりとか。 そんな事をしても自分は嬉しくないし、君は悲しむし。メリットなんて何もない。 したいと思った事も、ないし。 君の腕は俺を抱く為にある。――なんて馬鹿な事言うつもりはないけれど、気持ち的にはそんな感じで。
きょとりと丸め見上げた目は、普段の小さな彼に似ていただろう。
お互い甘えるような声を漏らして、抱き合い、偶に見つけた弱みを擽って、 高まる鼓動は同じ速さ。>>184
かつての荒野は愛にあふれ、 胸に咲く花は、何時の間にか君の色。*]
(203) mzsn 2015/08/16(Sun) 00時半頃
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― 昼の街 ―
[野良猫の餌付けはダメだって、そんなこと僕だってちゃんと知っている。
走っていくパーカーの子に見つからないようこっそりキャットフードを持ちこんで、植木の影であるこの辺りなら、絶対誰にも見つからない。 それにこの時間帯なら、何時も居るベンチの居眠りの人は来ない筈だか。 ぴったり時間通りに現れた黒猫にご飯をあげて、僕はふにゃふにゃの顔で笑った。 植木から突き出た尻を女の子にゴム銃で狙い撃ちされたって、全然気にならない。
ペットフードの匂いをさせながら喫茶店に行く僕の後ろを、さっきの猫が付いて行く。 ここ動物OKだっけ?そう思うより早く猫は店内に滑り込んで、でもウェイターのお兄さんは気にしてない。お兄さんは黒猫と僕をちらりと見て、ヘビみたいな目で笑った。
相変わらずここはお客さんが少なくて、でも今日は少し多め。他の喫茶店に比べたら少ないけどね。]
(341) mzsn 2015/08/17(Mon) 02時頃
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[コーヒーを飲むおじさんは、少し先のバーの店主さんだって知ってる。どんなバーかは、意地悪な友達は教えてくれなかったけど。 あっちのテーブルで緑と赤の布を広げる二人組は、たまに見る常連さん。
店内をぐるり見まわしても喫茶店のマスターさんは今日は居ないみたいだ。 僕のテーブルの下で、黒猫がにゃあと鳴いた。]
(342) mzsn 2015/08/17(Mon) 02時頃
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