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[レティに自分の死因を問うことはしなかった。
―地上の混乱ぶりからある程度の予想はついたのだろう]
わたしたちにできることは…もう何もないんですね。
ここから見守ることしか―祈ることしか。
[ぽつりと呟いた**]
[じっと声がした方を見やる。
見た事のない生き物だけれど。不思議と驚きはなかった]
ここの主さん?おじゃましているわ。
[彼の言葉に、しばらく考え込む]
答え、ねぇ……
[じっと水辺を見て、思考に暮れる。
獣の本能のままに喰い、自分の欲望のままにいたぶる。
ベネットを綺麗だと思った。
私が、狼の血を抑えつけていたのは、ミシェルのような理由ではなく。
唯、人でなくなる事で、嫌われるのが。
迫害され、殺されるのが、怖かったから]
どうだろうね……
[曖昧に笑ってみせた]
[メアリーの言葉
そう、死者は何も出来ない、
見守るだけ……
[地上の様子を見て、悔しそうな表情を浮かべる]
あぁ……
生きて、いたかった、な……
メモを貼った。
メモを貼った。
【人】 厭世家 サイモン――屋外―― (24) 2010/07/26(Mon) 15時半頃 |
【人】 厭世家 サイモン――厨房―― (26) 2010/07/26(Mon) 15時半頃 |
【人】 厭世家 サイモン さあ。 (28) 2010/07/26(Mon) 16時頃 |
【人】 厭世家 サイモン 人間、ですよ。 (30) 2010/07/26(Mon) 16時頃 |
【人】 厭世家 サイモン ……ありえないことはありえませんよ。 (32) 2010/07/26(Mon) 16時半頃 |
【人】 厭世家 サイモン ……意外に早いな、 (33) 2010/07/26(Mon) 16時半頃 |
[
ありがとう、可愛い生き物さん。
[手が届けば、軽く撫でて。
アチャポがお茶を淹れに行けば、再び水面を観る。
場面は丁度、ボリスとサイモンが言い争っている所]
[しばらくはぼんやりと眺めているけれど。
私は人間………
人間だから、ボリスにあっさりと絞め殺されたの。
でも、アイツ等にとって私は人狼………
だから、ボリスは私を殺したの。
[悲しそうに、そう呟く。
水面に映る、自分の姿を観る]
私は……何なの…?
[そう、だから。
だから、あの時…もしサイモンに「診る」力があるなら。
自分の絵を描いて欲しいと、そう思ったのだ]
ベネが言ってた。
「イアンが本物の占い師、
サイモンが偽者の占い師」
だって。
そして、
イアンは私を「人狼」だと言って。
サイモンは私を「人間」だと言った。
なら、私は「人狼」……?
[けれど、ベネットのような爪も牙もなくて。
人を楽しんで殺せる、精神も持ち合わせていなくって]
………
[その答えは見つからないけれど。
でも1つ分かる事があった]
イアンやボリス、リンダやキャロにとって、
私は「人狼」で。
だから、私を殺した。
…サイモンにとって、私は「人間」で。
だから、私を見捨てられたんだ。
[どんどん、息が苦しくなって]
私は…人間にも、人狼にも…「成れ」なかった。
だから、きっと、死んだんだ。
[徐々に視界が歪む]
どっちも自分の仲間とは認めてくれなくて…
独り、なんだ……
[涙が次々にこぼれ出て、水面が酷く揺れた。
私の世界も、水の中の世界も揺れる。もう、ロクに*見えない*]
[水鏡の向こうを見る気にはなれなかった。
その場にヒトの気配が増えるにつれて、
居たたまれない気持ちから眸と心を閉ざす。
闇の中、耳の奥に届くのは聞きなれた声。
真っ白な長い髭をたくわえた老人が、黄金色の少女の頭を撫でる]
「オマエは……ヒトが好きか?」
『うん!』
[少女は大きな声で即答した。
老人はしばし考えるそぶりを見せた後、少女の首にペンダントを提げた]
『きれー。』
[少女が石に触れると、気持ちよさそうに眸を細めた]
「それはオマエの血の力を封印するものじゃ。」
『ふーいん?』
「そうじゃ。
オマエがヒトであろうとする限り
その封印の石がオマエを護ってくれるじゃろう。
「よいか。
ヒトを憎んではならん。
ヒトを嫌ってはならん。
ヒトを疑ってはならん。
いったん負の感情を抱けば
オマエは獣の血に取り込まれる。」
[老人の言葉は、むなしく耳の奥へと消えた。
手に残るのは、大柄な後輩を手にかけた時の、感触のみ**]
[遠くから感じる 悪意の塊のような気配。
喪失したはずの血が波打つような 感覚。
実体がなくとも 銀刃に刺された痕が疼く]
ドウシテ、コロサナクチャ、イケナイノ
[ヒトにもケモノにもなれなかった
半端者の金糸の少女は 哀しそうにつぶやくと
一陣の風を残して、静かに消えていく。
きっといつまでも、どこかの闇の中で、独り――**]
………
[自分に近い生き物がいた名残を、ほんの少しだけ感じ取る]
ミシェル……
あの夜、鏡に映った(
私と姿が貴女と被って見えたのは……
私が人狼の血族で。
貴女が人狼だから、と思っていたけれど。
…それだけじゃなかった、みたいだね。
[もう幾度めか、分からぬ溜め息]
戻りたいなぁ……
ミシェルと一緒にバイトして。
ベネと一緒に、バカやって。
ほんの1週間前は、楽しくやっていたのに。
この合宿だって、来たばかりの頃は…
[そこでふと思い出す幼馴染みの言葉
ははは、ベネット、アンタ正しいよ。
「付き合う人間てのは自分に比例する」
本当、その通り!!
このサークルで特に仲の良かった2人、
アンタとミシェルが、どっちも人狼だなんて。
そして私自身にも、人狼の血が混じっているんだから。
はは、あはははは……
[虚しい笑いが、辺りに響く**]
【人】 厭世家 サイモン――厨房→屋外―― (37) 2010/07/26(Mon) 21時半頃 |
[池の畔に腰掛けて、ボンヤリ煙草を吹かしている]
……そっか、結局俺は…メアリーを、守れなかったか…。
何でこうなったかねぇ。
仲良くサークル活動やって、馬鹿な大学生活送るはずが。
[零れるのは後悔の念。紫煙混じりの溜息を吐く]
[じっと。少し離れた所から。
池の畔に腰を掛けているイアンを見る]
私を、「人狼」と言い切った人…
そして、私が…殺したメアリーを、きっと一番愛していた人…
[複雑な感情が湧いてきて。
一旦、その場を、去る**]
【人】 厭世家 サイモン――人狼塚―― (39) 2010/07/26(Mon) 22時頃 |
【人】 厭世家 サイモン ……喋りながら食べたら、失礼だろ、 (44) 2010/07/26(Mon) 23時頃 |
[ひっそりと、先ほどの場所より、更にイアンから離れた場所に戻り。
水面を覗く]
まったく、アンタって嘘吐き、だなぁ
[
なんでだろうね……
[利用されていたのを、捨て駒にされていたのを知っても。
驚きはしないし、憎い、とは思わない。
……寂しい、とは思ったけれど。]
やっぱ、アンタの事、好き、なんだろうな。
[それが恋愛感情なのか。悪友としての感情なのか。
単にその欲望に忠実な姿に憧れるのか。
どういう「好き」なのか、自分でも分からなかったけれど]
【人】 厭世家 サイモン[キャロライナがこちらに向かえば、人狼塚を背後に身構える] (48) 2010/07/26(Mon) 23時半頃 |
……私が死なない事が一番の望みだけど。
それが、叶わなかったから。
代わりに祈るよ、アンタが生きる事を。
そして、アンタの渇きが癒える事を。
[そう言って、水面に映るベネットに微笑んだ後]
あーーーーーー!!
でも見てるだけや、祈るだけって、
イライライライライラッッッ!!!
するぅうーーーーーーーー!!
[突如、そう叫んで駄々をこねる姿は。
何かが爆発したようにも、何かに吹っ切れたようにも見えただろう]
メモを貼った。
あ、驚かせた?
ごめんね。
[気まずそうに笑う]
お茶有難う。
お酒は……いいわ。
ちゃんと、見守らなくちゃ。
見守る、見守る……
うーーーん…私には似合わないと思うんだけど…
[見守ると決めてからも、まだブツブツと。
やはり、混じりたいらしくて]
生きたかった、な。
[未練たらたら、そう呟くと。
アチャポにもらったお茶を、一気に飲み干した]
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