85 私達しか、居ませんでした。
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私は何処にも行きたくなかったし
何処か遠くへ行ってしまいたかったのかもしれない。
白亜の壁の中で生きる重圧は
当たり前の事なのに、何故だか息苦しくて。
生きる理由を知りたかった。
だけれど知り得なかった。
世界は残酷だ。
平等に齎す死の瞬間に愛する人の涙を見て
―――平気で居られる筈がない。
「ねえ、私のどこが好きだった?」
切欠は些細なこと。得てしてそんなものなのだと思っていた。
恋愛感情は偶然の積み重ね。
結ばれた時、耳元で囁かれた想い。
だけど、そこに「永遠に」という言葉がなかったのは
私も彼女も、わかっていたからなのかもしれない。
ずっとずっと愛してる。
だけどその愛情は今、届くことはなく、
「ねえ、私のどこが好きだった?」
―――こたえが、ほしい。
「望むことは何?」
願わくば、
生を、繋がりを、ぬくもりを。
生と死の狭間に場所なんて無いのだから。
だけど誤解しないで欲しい。
私は彼女の死を望まない。
彼女には生きて欲しい。もっと、生を謳歌して欲しい。
私はただ、
彼女の傍で、
生きて、いたかった、だけ
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